JPH02296869A - アスファルト組成物 - Google Patents

アスファルト組成物

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JPH02296869A
JPH02296869A JP11747189A JP11747189A JPH02296869A JP H02296869 A JPH02296869 A JP H02296869A JP 11747189 A JP11747189 A JP 11747189A JP 11747189 A JP11747189 A JP 11747189A JP H02296869 A JPH02296869 A JP H02296869A
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water
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emulsion
cement
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Yutaka Itoda
糸田 裕
Tadayoshi Watanabe
渡辺 直敬
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Mitsui Cyanamid Ltd
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Mitsui Cyanamid Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、接着性、防水性、粘弾性、伸縮性等に優れた
アスファルト硬化体を生成するアスファルト組成物に関
する。
例えば、トンネル工事などにおける地中構造物と地山と
の空隙に充填する裏込材として利用される。
従来の技術 例えば裏込材としては、コンクリート、モルタル、発泡
モルタル、セメントミルク、水ガラス系、特殊ウレタン
併用系が使用されていた。
発明が解決しようとする課題 従来の裏込材は、次のような問題点を有していた。
(1)脱水圧密や漏出による注入材の体積変化がある。
(2)必要な強度に達する迄時間を要する。
(3)材料費が高い。
(0地下水等により希釈逸散し易い。
(5)構造物自体に強度を付与するが耐衝撃性に劣る。
本発明はこのような課題を解決するものである。
課題を解決するための手段 本発明は。
(1)ノニオン性アスファルト乳剤、カチオン性ラテッ
クス若しくはカチオン性合成樹脂エマルジョン、セメン
トおよび油中水型カチオン性吸水性重合体エマルジョン
を混線して成るアスファルト組成物、 (2) ノニオン性アスファルト乳剤100重量部に対
して、カチオン性ラテックス若しくはカチオン性合成樹
脂エマルジョン4〜20重量部、セメント20〜50重
量部および油中水型カチオン性吸水性重合体エマルジョ
ン1〜2.5重量部である上記(1)記載のアスファル
ト組成物、である。
作用 本発明のアスファルト乳剤としては、乳化剤を含む水に
7スフアルトを分散させたもので、市販されているもの
(通常アスファルト分80重量%)を使用することがで
きる。乳化剤の種類により。
ノニオン、アニオン、カチオンとイオン性が異なるもの
がある。
アニオン性のものは、アニオン性およびカチオン性の油
中水型吸水性重合体エマルジョンと混合すると固結する
ので好ましくない、又、カチオン性のものはセメントと
混合すると固結するので好ましくない。
従って本発明においては、ノニオン性アスファルト乳剤
が好ましく使用される。
カチオン性ラテックスまたはカチオン性合成樹脂エマル
ジョンは、特願昭82−304480号に開示のものを
使用できる。すなわち。
カルボキシル変性した合成ゴム系ラテックスまたは合成
樹脂エマルジョンを種ラテツクスとして、これに水に対
し難溶性または不溶性であってカチオン性基を有する単
量体、またはこれらと共重合可能なエチレン性不飽和単
量体との混合物を添加重合して得られる重合体を、酸ま
たは塩で中和するか、または4級化剤で4級アンモニウ
ム塩化することにより、カチオン性を付与したカチオン
性ラテックスまたはカチオン性合成樹脂エマルジョンで
あって、アスファルト乳剤へのセメントの混和性を容易
にし、接着性を向上する。
ノニオン性アスファルト乳剤100重量部に対して、4
〜20重量部、好ましくは5〜lOt量部を使用する。
4重量部未満ではセメント混合時にアスファルトとセメ
ント粒子の凝結が生じるので好ましくない、20重量部
超では混線後の耐水中分散性が悪くなり、硬化速度を著
しく遅延させるので好ましくない。
セメントはアスファルト組成物の均一硬化の作用がある
。ポルトランドセメント、早強セメント、超早強セメン
ト、アルミナセメント、高炉セメント、白色ポルトラン
ドセメント等公知のセメントが使用できる。
ノニオン性アスファルト乳剤100重量部に対して、2
0〜50重量部、好ましくは30〜40重量部を使用す
る。 20重量部未満では硬化体の強度が低いので好ま
しくない、 50重量部超では硬化体の伸縮性が悪くな
るので好ましくない。
油中水型カチオン性膜水性重合体エマルジョンとしては
、水溶性カチオン性ビニル単量体および架橋性単量体を
含む水溶液を、乳化剤を含む有機分散媒中に混合乳化し
、ラジカル重合させた後、親木性界面活性剤を添加した
平均重合体粒子径10pm以下の油中水型吸水性重合体
エマルジョンであって(たとえば特開昭83−2328
88号に記載のも))、ノニオン性アスファルト乳剤1
00重量部に対して、 1〜2.5重量部、好ましくは
1.5〜2.0重量部を使用する。1重量部未満では混
線後の耐水中分散性が悪いので好ましくない、2.5重
量部超では硬化後の耐水性が悪いので好ましくない。
この油中水型カチオン性吸水性重合体エマルジョンを用
いることによって、アスファルト乳剤の水を吸収し、系
の増粘を促して、水中への分散を防止する効果がある。
前記配合成分の混合順序は次の順序に従う。
(1)先ずセメントとの混和性を良くするため、アスフ
ァルト乳剤にカチオン性ラテックスまたはカチオン性合
成樹脂エマルジョンを加え撹拌する。
(2)次に、セメントを加える。−時に加えても凝結は
生じない。
(3)次に油中水型カチオン性吸水性重合体エマルジョ
ンを加える。混合系は直ちに適度に増粘し、水中への分
散性を防止する。
混合順序を変えた場合は、次のような欠点が生じ好まし
くない。
(1)アスファルト乳剤にセメントを加えた場合はセメ
ント粒子とアスファルト粒子との凝結が生じ、均一系と
ならない。
(2)アスファルト乳剤に油中水型カチオン性吸水性重
合体エマルジョンを加えた後、セメントを混合した場合
は、増粘が激しく、固化に至る。
(カチオン性ラテックスの製造例) 攪拌機付きフラスコにカルボキシル変性SBRラテック
ス701.3g (pH8,3,固型分48%) 、 
N、N’−メチレンビスアクリルアミド0.48、およ
び水159.7gを入れ、良く攪拌しながらジエチルア
ミノエチルメタアクリレート37.5gを滴下ロートを
使用して滴加した後、N2ガスを吹き込みながら、1時
間放置した。放置後、1%過硫酸カリウム水溶液80g
を添加し、50℃に加温して重合させた。約2時間後に
重合は完結した。
重合完結後、硫酸ジメチル25.5gを添加してカチオ
ン化し、カチオンコロイド当量値0.32meq/ g
の安定なカチオン性ラテックスを得た。
(油中水型カチオン性吸水性重合体エマルジョンの製造
例) ジメチルアミノエチルメタアクリレートの塩化メチル4
級化物301g%Nl「−メチレンビスアクリルアミド
o、os g 、および水溶性アゾ触媒(V−50)0
.08 gを含む水溶液620gをHLB4.2のノニ
オン系界面活性剤(ソルビタンモノオレエー)) 15
gを含むパラフィン油(沸点範囲200〜230℃)2
40g中でホモジナイザーにて乳化させた。乳化物を4
ツロフラスコに移し、為ガスにて脱気しながら、重合温
度60℃にて重合させた。約4時間後に重合は完結した
重合完結後、 HLB12.3のノニオン系界面活性剤
(ポリオキシエチレンラウリルエーテル)25gを添加
し、平均粒子径5.1pmの安定なエマルジ1ンを得た
実施例1 ノニオン系アスファルト乳剤CAスタビセット(東亜道
路工業■製)を用いて、セメントとの混合性を試験した
。配合比率はアスファルト乳剤100重量部に対してセ
メント30重量部とした。結果を表−1に示す。
カチオン性ラテックスがアスファルト乳剤へのセメント
混合性を良好にしている作用が確認された。
実施例2 アスファルト乳剤、カチオン性ラテックスCC。
L)、セメント(C)および油中水型カチオン性吸水性
重合体エマルジョン(F)を種々の比率にて配合して、
硬化時間並びに混線直後の水中分散性および硬化抜水に
浸漬させてその耐水性を肉眼にて判定した。
結果を表−2に示す、尚、表中の数値はアスファルト乳
剤100重量部に対する重量部を表わす。
上記の通り、配合比率により硬化時間を任意に選定でき
、また、混合後の耐水中分散性が良好であって、かつ硬
化後の耐水性を有するアスファルト組成物が得られた。
実施例3 実施例2における配合番号2,8および9について混線
後、型枠に流し込み7日間放置して、直径30組高さ3
0層の円柱形の硬化体を得た。これらの硬化体を水道水
中に24時間浸漬して耐水性試験を実施した。結果を表
−3に示す。
本発明による硬化体はアスファルトの特長である防水性
を損わずに十分な耐水性を有しているといえる。
実施例4 実施例2における配合番号2について混線後。
型枠に流し込み7日間放置して直径5cm、高さ1Oc
lの円柱形の硬化体を得た。この硬化体について15℃
において一軸圧縮試験を行なった。尚、載荷速度はl■
m/sinで行なった。結果を第1図に示す。
第1図に示す通り、硬化体は一定の荷重に達すると塑性
変形が顕著となるが、破壊はせず、衝撃吸収性を有する
材料であることが確認された。
表−1 表−3 発明の効果 本発明は次の効果を有する。
(1)4成分の配合比率により、任意に硬化時間を設定
できる。その結果作業性が向上する。
(2)体積収縮が殆どない。
(3)混練後、水中への分散がない、水中でも施工でき
る。
(0常温で水中でも、大気中でも均一に硬化する。
(5)アスファルトの持つ柔軟性及び粘弾性を有し、防
水性が良好。
(6)一定の強度を有し塑性変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は圧縮強度と歪量との関係を示すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ノニオン性アスファルト乳剤、カチオン性ラテッ
    クス若しくはカチオン性合成樹脂エマルジョン、セメン
    トおよび油中水型カチオン性吸水性重合体エマルジョン
    を混練して成るアスファルト組成物。
  2. (2)ノニオン性アスファルト乳剤100重量部に対し
    て、カチオン性ラテックス若しくはカチオン性合成樹脂
    エマルジョン4〜20重量部、セメント20〜50重量
    部および油中水型カチオン性吸水性重合体エマルジョン
    1〜2.5重量部を混練して成る請求項(1)記載のア
    スファルト組成物。
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