JPH02295949A - ジヒドロフェナンスレンカルボン酸エステルとその製造方法 - Google Patents

ジヒドロフェナンスレンカルボン酸エステルとその製造方法

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JPH02295949A
JPH02295949A JP1116767A JP11676789A JPH02295949A JP H02295949 A JPH02295949 A JP H02295949A JP 1116767 A JP1116767 A JP 1116767A JP 11676789 A JP11676789 A JP 11676789A JP H02295949 A JPH02295949 A JP H02295949A
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悟 高木
Teisho Doi
土井 禎昭
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な9,10−ジヒドロフェナンスレン−
2,7−ジカルボン酸ジエステル及び7−ブロモ−9,
10−ジヒドロフェナンスレン−2−カルボン酸エステ
ル及びその製造方法に関する。詳しくは、2.7−ジプ
ロモー9,10−ジヒドロフェナンスレンを塩基性物質
及びパラジウム系触媒の存在下で一酸化炭素及びアルコ
ールと反応させることを特徴とする9、10−ジヒドロ
フェナンスレン−2,7−ジカルボン酸ジエステルある
いは7−ブロモ−9,10−ジヒドロフェナンスレン−
2−カルボン酸エステルを製造する方法である。
〔従来の技術〕
従来、芳香族化合物のカルボニル化反応について各種の
方法が提案されている。例えばヨウ素化又は臭素化ジフ
ェニルに水性溶媒中触媒の存在下−酸化炭素を反応させ
てジフェニルカルボン酸を製造する方法(特開昭62−
185055号)、ハロゲン化芳香族ヒドロキシ化合物
にアルコール溶媒中触媒の存在下に一酸化炭素を反応さ
せてヒドロキシ芳香族カルボン酸エステルを製造する方
法(特開昭62−187435号)、塩基及び水の存在
下に触媒を使用せずに芳香族ヨウ素化合物を一酸化炭素
と反応させて芳香族カルボン酸を製造する方法(特開昭
63−5052号)、或はハロゲン化芳香族化合物を高
温、高圧下に触媒の存在下−酸化炭素と反応させて芳香
族カルボン酸エステルを製造する方法(米国特許第36
36082号)などが知られている。
本発明者らもかねてより芳香族化合物のカルボニル化反
応について種々研究を重ね、特に原料、触媒、反応条件
等が生成物の収率や選択率に及ぼす影響について広範か
つ綿密な検討を行なってきた。この中で2,7−ジブロ
モジヒドロフェナンスレンのカルボニル化反応について
仔細に検討したところ、ある限られた条件下では、上記
従来技術では全く知られていなかった9、10−ジヒド
ロフェナンスレン−2,7−ジカルボン酸ジエステル及
び7−ブロモ−9,10−ジヒドロフェナンスレンカル
ボン酸エステルを収率よく合成する方法を見出して本発
明に至ったものである。
〔発明の概要〕
かくて本発明は一般式(1) %式% で表わされる9、10−ジヒドロフェナンスレン−2,
7−ジカルボン酸エステル、又は一般式で表わされる7
−ブロモ−9,10−ジヒドロフェナンスレン−2−カ
ルボン酸エステル(上記両式中Rは炭素数1〜20を有
する炭化水素基を表わす)を提供するものである。
本発明はまた、2,7−ジプロモー9.10−ジヒドロ
フェナンスレンを塩基性物質及びパラフィン−ホスフィ
ン系触媒の存在下で一酸化炭素及び一般式(m)R−O
HC式中Rは上記のとおり)のアルコールと反応させる
ことにより、上記一般式(I)と(II)の化合物を製
造する方法を提供するものである。
〔発明の詳細な説明〕
以下本発明について詳細に説明する。
まず本発明は一般式(I) で表わされる9、10−ジヒドロフェナンスレン−2,
7−ジカルボン酸エステル、又は一般式で表わされる7
−ブロモ−9,10−ジヒドロフェナンスレン−2−カ
ルボン酸エステルに関するものである。
上記式(1)、Cl0)中のRは炭素数1〜20を有す
る炭化水素基であり、たとえばメチル、エチル等のアル
キル基、シクロペンチル、シクロヘキシル等のシクロア
ルキル基、ベンジル、フェニル等のアリール基を含む脂
肪族、脂環族、芳香族の炭化水素基を表わす。かくて一
般式(I)と(II)で表わされる本発明に係る新規化
合物としては、代表的には、9.10−ジヒドロフェナ
ンスレン−2,7−ジカルボン酸ジエチルエステル、7
−ブロモ−9,10−ジヒドロフェナンスレン−2−カ
ルボン酸エチルエステルをあげることができる。
これらの化合物はいずれも耐熱性あるいは液晶高分子の
原料として利用可能であり、また種々の医薬品、農薬等
の原料としても利用可能である。
このような化合物は、本発明によれば2,7−ジプロモ
ー9−10−ジヒドロフェナンスレンを塩基性物質及び
パラジウム−ホスフィン系触媒の存在下、−酸化炭素及
び一般式(m)R−OH(Rは上記のとおり)と反応さ
せることによって製造することができる。
本発明の原料として使用する2、7−ジプロモー9.1
0−ジヒドロフェナンスレンは種々の方法で容品に得る
ことが出来る。例えば9.10−ジヒドロフェナンスレ
ンをトリメチルホスフェイト溶媒中、臭素存在下で反応
させることにより高収率で得られる(D、E、Pear
son、 U、S、Pat、 3,988゜369 (
1976))。
本発明で用いる塩基性物質は反応を著しく促進する効果
を有しており、これを添加することにより反応時間の短
縮、反応温度の低減化が図られる。
この塩基性物質として有機塩基、無機塩基のどちらも用
いることができる。即ち、反応の途中で生成する臭化水
素を捕捉出来るものであればよい。
例えば、脂肪族アミン、芳香族アミン、水酸化第四級ア
ンモニウム、アルカリ金属アルコラード、アルカリ金属
水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ土類金属アル
コラード、アルカリ土類金属水酸化物、アルカリ土類金
属炭酸塩等が挙げられる。使用量は、反応させる2、7
−ジブロモ−9゜10−ジヒドロフェナンスレンの臭素
量に対して0.01〜10モル当量、好ましくは0.3
〜5モル当量である。
本発明で用いる触媒としては、パラジウム−ホスフィン
系触媒である。パラジウムとしては塩化パラジウム、硫
酸パラジウム等、ホスフィンとしては、トリフェニルホ
スフィン、トリブチルホスフィン、トリフニルホスフィ
ン等の芳香族ホスフィン類、トリブチルホスフィン、ト
リプロピルホスフィン、トリイソプロピルホスフィン、
等のアルキルホスフィン類、1.2−ビスジフェニルホ
スフィノメタン、1,3−ビスジフェニルホスフィノプ
ロパン等のジホスフィン類等が挙げられる。これらのホ
スフィン類はパラジウム錯体として反応系中に加えられ
ても良いし、また例えば塩化パラジウム等の塩類とホス
フィンとを一緒に反応器中に充填して系中で両者の靭体
を形成するようにしても良い。パラジウム化合物の使用
量は反応させる2、7−ジプロモー9.10−ジヒドロ
フェナンスレンに対して、1/10〜1/1000モル
当量、好ましくは1/20〜1/200モル当量が適当
である。ホスフィン化合物はパラジウムに対して0.5
〜30モル当量、好ましくは1〜25モル当量が適当で
ある。ホスフィン化合物の添加量が少ない場合には7−
ブロモ−9,10−ジヒドロフェナンスレン−2−カル
ボン酸エステルが主生成物となり、また多い場合には9
.10−ジヒドロフェナンスレン−2゜7−ジカルボン
酸ジエステルが主生成物となる。
本発明で用いるアルコールは、一般式(m)R−OH(
Rは上述のとおり)で表わされるものであり、目的に応
じて選択して使用出来る。脂肪族アルコール、脂環族ア
ル・コール、芳香族アルコール類等いずれも使用出来る
。好ましくは、脂肪族アルコールでは、メタノール、エ
タノール、プロパツール、脂環族アルコールではシクロ
ペンタノール、シクロヘキサノール、芳香族アルコール
類では、ベンジルアルコール、フェノールである。
アルコールの使用量は、反応させる2、7−ジプロモー
9,10−ジヒドロフェナンスレンの臭素に対してモル
当量以上あれば良い。
反応装置としては、通常用いられる流通式あるいは回分
式高圧反応装置が適当であるが、これらに限定されるも
のではない。反応は一酸化炭素加圧下で行う。−酸化炭
素ガスの圧力は、ゲージ圧5〜200kg/cd、好ま
しくは50〜150kg/C−が適当である。−酸化炭
素は一般にかなり過剰の量用いられる。反応温度は、反
応速度の点で50〜200℃、好ましくは100〜18
0℃が適当であり、200℃以上では副反応が多くなる
このようにして液晶高分子の原料等として利用可能であ
る一般式(1)、(II)で表わされる新規な化合物が
得られるのであるが、通常同時に各種副生成物も生成し
やすいので各種条件を調整することによって、たとえば
他の条件を一定とする場合、比較的塩基性物質の量が低
いとき、−酸化炭素の圧力が低いとき、温度が低いとき
に各種副生成物の生成を抑制して、主生成物として上記
化合物を高い収率、選択率で得ることができる。しかし
これらをすべて満足させるときは却って反応速度の低下
等を招くことになるのでこれを防ぐよう調整を図ること
が必要である。
〔実施例〕
次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
〔実施例1〕 2.7−ジプロモー9,10−ジヒドロフェナンスレン
8. 45g (251omol)  )リエチルアミ
ン6. 07g (60ma+ol) 、塩化パラジウ
ム44、 3ag (0,25anol) 、)リフェ
ニルホスフィン656IIig (2,5mmol) 
、エタノール20m1、ベンゼン20m1をオートクレ
ーブに仕込み、次いで一酸化炭素を50kg/cd仕込
んだ。次に120℃に昇温させて5時間反応させた。反
応後、未反応の一酸化炭素をパージした後、反応液を取
り出し、ガスクロマトグラフィーにより分析を行った。
その結果、仕込んだ2,7−ジブロモ−9゜10−ジヒ
ドロフェナンスレンのうち99.7%が反応した。主生
成物として9,10−ジヒドロフェナンスレン−2,7
−ジカルボン酸ジエチルエステルが7.84g (24
,2+00101)  (選択率97%)得られた。(
融点65,0℃〜67.0℃、元素分析C−74,0%
、H−6,1%、0−19.9%) 生成物のIRスペ
クトル及びマススペクトルを各第1図及び第2図に示す
。このほかに副生成物として、7−ブロモ−9,10−
ジヒドロフェナンスレン−2−カルボン酸エチルエステ
ルが82mg (6mIIol)  (選択率1%)が
得られた。(融点75.3℃〜77.3℃、元素分析C
−61,5%、H−4,4%、0■9.896、Br=
24.3%) 生成物のIRスペクトル及びマススペク
トルを各第3図及び第4図に示す。
〔実施例2〕 2.7−ジプロモー9.10−ジヒドロフェナンスレン
8.45sr (2511−ol) 、トリエチルアミ
ン6、 07g (60anol) 、塩化パラジウム
44、3tag (0,25anol) 、)リフェニ
ルホスフィン262.4tag (1+u+ol) 、
エタノール2〇−1、ベンゼン201をオートクレーブ
に仕込み、次いで一酸化炭素を50kg/cI#仕込ん
だ。次に180℃に昇温させて5時間反応させた。反応
後、未反応の一酸化炭素全パージした後、反応液を取り
出し、ガスクロマトグラフィーにより分析を行った。そ
の結果、仕込んだ2.7−ジブロモ−9゜10−ジヒド
ロフェナンスレンのうち98.5%が反応した。主生成
物として9,10−ジヒドロフェナンスレン−2,7−
ジカルボン酸ジエチルエステルが7. 22g (22
,3mrAol)  (選択率90.4%)得られた。
このほかに副生成物として、7−ブロモ−9,10−ジ
ヒドロフェナンスレン−2−カルボン酸エチルエステル
が363mg(1、1mmol)  (選択率4.5%
)が得られた。
〔実施例3〕 2.7−ジプロモー9.10−ジヒドロフェナンスレン
8.45 jr (25IIla+ol)、トリエチル
アミン6、 07g (60gmol) 、塩化パラジ
ウム44、 3tag (0,25mg+ol) 、ト
リフェニルホスフィン65.6+*g (0,25m1
ol) 、エタノール20m1.ベンゼン20m1をオ
ートクレーブに住込み、次いで一酸化炭素を50kg/
ci仕込んだ。次1:: 180℃に昇温させて5時間
反応させた。反応後、未反応の一酸化炭素をパージした
後、反応液を取り出しガスクロマトグラフィーにより分
析を行った。その結果、仕込んだ2.7−ジプロモー9
.10−ジヒドロフェナンスレンのうち72%が反応し
た。主生成物として7−ブロモ−9゜10−ジヒドロフ
ェナンスレン−2−カルボン酸エチルエステルが3. 
64g (11+nol)  (選択率59%)得られ
た。このほかに副生成物として、9.10−ジヒドロフ
ェナンスレン−2,7−ジカルボン酸ジエチルエステル
が1.95mg(6ma+ol)  (選択率33%)
が得られた。
〔実施例4〕 2.7−ジプロモー9,10−ジヒドロフェナンスレン
4. 23g (12,5amol) 、トリエチルア
ミン1. 52g (15m1ol) 、塩化パラジウ
ム22. 2mg (0,125a+mol) 、)リ
フェニルホスフィン55. 6a+g (0,25a+
1ol) 、エタノール10m1、ベンゼン20m1を
オートクレーブに仕込み、温度150℃、−酸化炭素圧
力50kg/C−の条件で実施例1と同様の方法で3時
間反応させた。その結果、仕込んだ2,7−ジブロモ−
9゜10−ジヒドロフェナンスレンのうち70%反応し
、主生成物として7−ブロモ−9,10−ジヒドロフェ
ナンスレン−2−カルボン酸エチルエステルが1.85
g(5,6mmol)  (選択率64%)が得られた
。その他側生成物として、9.10−ジヒドロフェナン
スレン−2,7−ジカルボン酸ジエチルエステルが0.
 58g (1,8mmol)(選択率20%)が得ら
れた。
〔実施例5〕 2.7−ジプロモー9.10−ジヒドロフェナンスレン
4. 23g (12,5mmol) 、エチルジイソ
プロピルアミン3. 87g (30mmol) 、塩
化パラジウム22. 2mg (0,125+nmol
) 、トリフェニルホスフィン65. 6mg (0,
25II1101)、エタノール10m1.ベンゼン2
0m1をオートクレーブに仕込み、温度150℃、−酸
化炭素圧力50kg/cシで実施例1と同様の方法で3
時間反応させた。その結果、仕込んだ2,7−ジプロモ
ー9,10−ジヒドロフェナンスレンのうち41%反応
し、主生成物として7−ブロモ−9゜10−ジヒドロフ
ェナンスレン−2〜カルボン酸エチルエステルが1. 
39g (4,2flliol)  (選択率80.5
%)が得られた。その他、副生成物として、9.10−
ジヒドロフェナンスレン−2゜7−ジカルボン酸ジエチ
ルエステルが3mg(0,01+++a+ol)  (
選択率0.2%)が得られた。
〔実施例6〕 2.7−ジプロモー9,10−ジヒドロフェナンスレン
4.23g (12,5mmol) 、ブチルジメチル
アミン3. 03g (30mmol) 、トリフェニ
ルホスフィン65. 6mg (0,25ilol) 
、塩化パラジウム22. 2mg (0,125a+m
ol) 、エタノール10m1、ベンゼン20m1をオ
ートクレーブに仕込み、温度150℃、−酸化炭素圧力
50kg/cシで実施例1と同様の方法で3時間反応さ
せた。仕込んだ2.7−ジプロモー9.10−ジヒドロ
フェナンスレンのうち64%反応し、主生成物として7
−ブロモ−9,10,−ジヒドロフェナンスレン−2−
カルボン酸エチルエステルが2、09g (6,3+u
+ol)  (選択率78%)が得られた。その他、副
生成物として、9,10−ジヒドロフェナンスレン−2
,7−ジカルボン酸ジエチルエステルが0. 52g 
(1,6+++mol)  (選択率19%)が得られ
た。
〔発明の効果〕
上記のところから明らかなように、本発明によれば一般
式(I)と(n)で表わされる有用な新規化合物を安価
な原料を用い簡単な反応工程により、高い収率、選択率
で得ることができ、本発明は誠に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は実施例1で主生成物としてえられた9
、10−ジヒドロフェナンスレン−2゜7−ジカルボン
酸エチルエステルのIRスペクトルとマススペクトルで
あり、第3図と第4図は実施例1で副生成物としてえら
れた7−ブロモ−9゜10−ジヒドロフェナンスレン−
2−カルボン酸エチルエステルのIRスペクトルとマス
スベクトルである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる9,10−ジヒドロフェナンスレン−2,
    7−ジカルボン酸ジエステル あるいは一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる7−ブロモ−9,10−ジヒドロフェナン
    スレン−2−カルボン酸エステル(両式中、Rは炭素数
    1〜20を有する炭化水素基を表わす)。 2、2,7−ジブロモ−9,10−ジヒドロフェナンス
    レンを塩基性物質及びパラジウム−ホスフィン系触媒の
    存在下で一酸化炭素及び一般式(III)R−OH(式中
    Rは炭素数1〜20の炭化水素基)のアルコールと反応
    させることを特徴とする、請求項1に記載した9,10
    −ジヒドロフェナンスレン−2,7−ジカルボン酸ジエ
    ステル及び7−ブロモ−9,10−ジヒドロフェナンス
    レンカルボン酸エステルを選択的に合成する方法。
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