JPH0229527Y2 - - Google Patents

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JPH0229527Y2
JPH0229527Y2 JP1982198263U JP19826382U JPH0229527Y2 JP H0229527 Y2 JPH0229527 Y2 JP H0229527Y2 JP 1982198263 U JP1982198263 U JP 1982198263U JP 19826382 U JP19826382 U JP 19826382U JP H0229527 Y2 JPH0229527 Y2 JP H0229527Y2
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motor
condensation
dew condensation
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drum
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、回転ヘツド型VTRのヘツドドラム
における結露を除去するための装置にかかわる。
背景技術とその問題点 一般に、回転ヘツド型VTRでは、例えばVTR
を冷たい環境から温かい環境に移したような場合
に、ヘツドドラムの表面に結露が生じる。このよ
うな結露が生じたときは、モータを停止させてそ
の結露を除去する必要がある。
従来におけるVTRヘツドドラムの結露対策と
しては、ヘツドドラムに結露センサーとヒータと
を取り付け、結露センサーによりドラムにおける
結露を検出して、モータの動作を停止させると共
にヒータによりドラムを温めて結露を除去してい
た。かかる方式においては、結露時以外では使用
することのない専用のヒータおよびそのための駆
動回路が必要であり、更に、そのドラムと駆動回
路との間を配線しなければならないと云う不都合
があつた。
なお、このような欠点を是正するために、結露
が生じたときに、ブラシレスモータの一つ又は複
数のステータコイルに連続して電流を流すことに
よつて生ずる発熱を利用して、専用のヒータを用
いることなく、回転ヘツド型VTRのヘツドドラ
ムにおける結露を取り除くことが考えられる。
このような考えに基づく結露除去装置は、ヘツ
ドドラムにブラシレスモータを直結した回転ヘツ
ド型VTRのそのヘツドドラムにおける結露を除
去するために、例えば、結露センサーにより結露
が検知された場合に、そのモータを停止させると
共に、少なくとも1つのステータコイルに連続し
て通電するように構成することができる。
次に、このように構成された結露除去装置を有
するモータ回路の具体例を、第1図に示す参考例
により説明する。
さて第1図を参照するに、そこには、結露時に
モータを停止させて、ステータコイルに流入させ
た電流による発熱を利用して結露を除去するよう
にした参考例が示されている。この参考例では、
ドラムモータとして3相ブラシレスモータを用
い、このモータをドラムに直結している。
第1図においては、モータのステータコイルを
φ1,φ2およびφ3で代表させ、それらコイルに対
する電源はEによつて示されている。モータ駆動
信号発生器1は回転子の位置検出器(図示せず)
に基づいて得られる120゜づつ位相のずれた方形波
のパルス号を発生する。このパルス信号は、正常
運転中、ゲート回路2を介してモータ駆動回路3
の駆動トランジスタQ1,Q2およびQ3のベースに
循環的に印加される。この場合、トランジスタ
Q1,Q2およびQ3はスイツチング素子として駆動
され、回転子が120゜回転する毎に、コイルφ1,φ2
およびφ3に順次に120゜づつ動作電流を流すことに
なり、これによりモータを回転させる。
以上は、正常運転状態の下における回路動作で
あり、従来より周知の通りである。
ここでは、結露の除去動作について説明する。
前にも記述したように、結露の除去中、モータ
は、停止されることを前提としている。モータの
停止は、センサー4による結露の検出に際し、モ
ータ駆動信号発生器1の停止又は切り離しによつ
て実施される。センサー4は従来型式のもので良
く、例えば、抵抗を介して結露を検出する方式は
その代表的なものである。センサー4の出力は結
露除去モード選択回路5へと供給される。結露除
去モード選択回路5は手動設定器(図示せず)を
含み、モータとドラムとの結合状態、ドラムの大
きさ(すなわち熱容量)および発熱体としてのコ
イル1個の発熱量などを考慮して、1個のコイル
に通電するか又は2個又は3個同時に通電するか
のモード設定を行うようにしている。このモード
は、前以つて製造過程で設定されるか或いは現場
にて設定されるようにすることができる。
なお、センサー4により結露の程度を検出し、
それに応じて前記モードを自動的に選択するよう
にしても良い。
結露除去モード選択回路5から出力されるモー
ド選択信号はゲート回路2を介して駆動回路3に
加えられる。そして前記選択されたモードに応じ
てトランジスタQ1,Q2,Q3のうちの1個又は2
個又は3個が導通状態となる。かくして、コイル
φ1,φ2およびφ3は、モード選択信号に基づき、
いずれかの組合せにおいて連続的に通電される。
この場合、1個のコイルが発生するジユール熱P
は次式にて示される。すなわち: P=I2R=V2/R 上式において:I……コイルに流れる電流 R……コイルの直流抵抗 V……電源Eの電圧 従つて、モータは最大で3Pジユールの発熱体
として利用できることになる。特にブラシレスモ
ータがドラムに直結されている場合は、コイルと
ドラムとは近接しているので、前記熱量は結露除
去のために有効に利用される。
前述の記載において、もしも結露除去モードを
選択する必要がなければ、結露モード選択回路を
省略することが可能であり、それだけ構成の簡素
化および低コスト化が実現できる。
しかしながら、以上に述べた第1図に示す参考
例の回路においては、モータの通電状態を変えな
ければならず、またゲート回路2を必要とするた
めに回路構成が複雑であるという欠点を有してい
る。
考案の目的 本考案の目的は、上記従来技術および上記参考
例の欠点を除去し、ブラシレスモータの通電され
ていないステータコイルに発生する逆起電圧を利
用して、モータの通電状態を変えずに、モータに
回生制動を与えるとともに熱を発生させ、この発
熱によつて回転ヘツド型VTRのヘツドドラムに
おける結露を取り除くことにある。
考案の概要 本考案による結露除去装置は、ヘツドドラムに
ブラシレスモータを直結した回転ヘツド型VTR
のそのヘツドドラムにおける結露を除去するため
のもので、結露が生じたときに、そのモータのス
テータコイルと駆動トランジスタとの間に負荷を
接続し得るように構成され、この接続状態におい
ては、通電されていないステータコイルに発生す
る逆起電圧によつて負荷に電流が流れて、モータ
に回生制動が与えられるとともに結露除去のため
の熱が発生するように構成されたことを特徴とし
ている。このように構成された結露除去装置によ
れば、モータの通電状態を変えずに負荷を接続す
るだけで、モータに回生制動が与えられるととも
に結露除去のための熱を発生することができるの
で、回路構成が簡単になり、装置を小型化・低コ
スト化することができ、さらにまた、結露が除去
されたときに、モータをすみやかに通常の回転速
度に切換えることが可能である。
実施例 さて第2図は、本考案による結露除去装置を有
するモータ回路の一実施例を示す部分的な概略回
路図である。なお、第2図は、第1図の駆動回路
3とコイルφ1〜φ3との間に結露防止回路6を組
込んだものである。また図示を省いたが、第2図
においては、第1図のモータ駆動信号発生回路1
が直ちにモータ駆動回路3に接続されていてもよ
く、さらに、第1図のセンサー4は後述のスイツ
チ7を制御するために設けられていてよい。
そして、この第2図に示される本実施例は後で
の詳細な記述からも明らかになる如く、モータの
回転中にステータコイルに誘起される逆起電圧を
利用して結露を防止するものである。
結露防止回路6は、トランジスタQ1,Q2,Q3
とコイルφ1,φ2,φ3との各接続点をダイオード
D1,D2,D3を介して共通の負荷抵抗RLの一端に
接続すると共に、この抵抗RLの他端をスイツチ
7を介して接地した構成を有している。ここでス
イツチ7は、第1図の場合と同様にして、センサ
ー4による結露の検出に際し、センサー4の出力
に基づいてオンに制御されるようになつていてよ
い(第1図ではセンサー4の出力はゲート回路に
供給され、ゲート回路が制御されている)。 モ
ータ駆動回路3の駆動トランジスタQ1,Q2およ
びQ3は、第1図の場合と同様に、それらのベー
スに120゜づつずれたモータ駆動信号を順次に与え
られる。これによつて順次にオンとなる。今、ト
ランジスタQ1がオンし、他のトランジスタQ2
よびQ3がオフにあるものとすると、トランジス
タQ1のオンによりステータコイルφ1には電源E
からトランジスタQ1を経て所定の電流が流れる。
残る2つのステータコイルφ2およびφ3は発電機
コイルとして機能し、逆起電圧を誘起している。
このとき、センサー4により結露が検知される
と、センサー4はその出力によりスイツチ7をオ
ンに制御する。そうすると、ステータコイルφ2
およびφ3によつて誘起された逆起電圧のエネル
ギは、適当な負荷抵抗RLを介して流れる。この
ことにより、このモータには完全停止には至らな
い回生制動が与えられるとともに、結露除去のた
めの発熱が得られる。次に、トランジスタQ2
オンし、Q3およびQ1がオフするならば、ステー
タコイルφ3およびφ1に誘起される電圧により発
熱エネルギが得られ、こうしたプロセスが順次行
われる。こうした運転状態下におけるモータは適
当な発熱体となるので、特に厳しい状況以外では
ドラムでの結露が防止される。
なお、結露を除去しているときには、モータは
通電状態を変えられることなく回生制動が与えら
れていて減速状態で回転している。そして、結露
が除去されたときには、センサー4がこれを検知
してスイツチ7を再びオフに制御するので、モー
タはすみやかに通常の回転速度に切換わる。
発明の効果 本考案では、回転ヘツド型VTRのヘツドドラ
ムにおける結露を除去するのにドラムモータ自体
の発熱を利用しているので、結露除去用としての
専用のヒータおよびその駆動回路、更にはそれら
を連結する配線が不要になる。またモータを発熱
させるための回路は通常の駆動回路と共用でき、
しかも、ブラシレスモータの通電されていないス
テータコイルに発生する逆起電圧を利用して、モ
ータに回生制動を与えるとともに熱を発生させて
いるから、モータの通電状態を変えずに負荷を接
続するだけでよく、このために回路構成が簡単に
なり、小型化・低コスト化することができる。さ
らにまた、結露を除去しているときには、モータ
はその通電状態を変えられることなく回生制動を
与えられていて減速状態で回転しているから、結
露が除去されたときに、モータをすみやかに通常
の回転速度に切換えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を説明するための参考例を示す
結露除去装置を有するモータ回路の概略回路図、
そして第2図は本考案による結露除去装置を有す
るモータ回路の一実施例で、第1図に示すモータ
回路に結露防止回路を組込んだ場合の部分的な概
略回路図を示している。 なお、図面に用いられた符号において、6……
結露防止回路、7……スイツチ、φ1〜φ3……ス
テータコイル、D1〜D3……ダイオード、RL……
負荷抵抗である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ヘツドドラムにブラシレスモータを直結した回
    転ヘツド型VTRの前記ヘツドドラムにおける結
    露を除去するための結露除去装置において、 結露が生じたときに、前記モータのステータコ
    イルと駆動トランジスタとの間に負荷を接続し得
    るように構成され、 この接続状態においては、通電されていないス
    テータコイルに発生する逆起電圧によつて前記負
    荷に電流が流れて、前記モータに回生制動が与え
    られるとともに結露除去のための熱が発生するよ
    うに構成されたことを特徴とする結露除去装置。
JP19826382U 1982-12-24 1982-12-24 結露除去装置 Granted JPS5999227U (ja)

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JP19826382U JPS5999227U (ja) 1982-12-24 1982-12-24 結露除去装置

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JP19826382U JPS5999227U (ja) 1982-12-24 1982-12-24 結露除去装置

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JPS5999227U JPS5999227U (ja) 1984-07-05
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JP19826382U Granted JPS5999227U (ja) 1982-12-24 1982-12-24 結露除去装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51119211A (en) * 1975-04-11 1976-10-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd Magnetic recording reproducer

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS547136Y2 (ja) * 1973-12-17 1979-04-04

Patent Citations (1)

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JPS51119211A (en) * 1975-04-11 1976-10-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd Magnetic recording reproducer

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JPS5999227U (ja) 1984-07-05

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