JPH0229492Y2 - - Google Patents

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JPH0229492Y2
JPH0229492Y2 JP1983121897U JP12189783U JPH0229492Y2 JP H0229492 Y2 JPH0229492 Y2 JP H0229492Y2 JP 1983121897 U JP1983121897 U JP 1983121897U JP 12189783 U JP12189783 U JP 12189783U JP H0229492 Y2 JPH0229492 Y2 JP H0229492Y2
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Japan
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fire
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detector
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JP1983121897U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、火災感知器の試験発報による受信機
の受信作動を感知器の設置場所で確認できるよう
にした火災報知設備に関する。
従来、ビル等に設置された火災報知設備では、
警戒区域毎に設置された火災感知器からの検出信
号を中央の受信機で受信して集中監視を行なつて
いる。このような火災報知設備では、緊急を要す
る火災の発生を確実に、且つ早急に検出する必要
があり、常に検出機能を正常な状態に維持してお
かなければならず、定期的に火災報知設備の動作
試験を行なつていた。従来、火災報知設備の動作
試験を行なうには、例えば、火災の発生による熱
を検出して火災信号を送出する火災感知器、所謂
熱感知器を設置した火災報知設備では、熱感知器
を設置した警戒区域に一人の作業員を配置して熱
感知器に試験温度を与え、一方、受信機が設置さ
れる集中監視室にも作業員を配置して試験発報し
た熱感知器からの発報信号を受信機が受信したこ
とを確認すると共に、携帯無線器、あるいは屋内
電話等を用いて警戒区域で試験作業する作業員
に、試験発報した熱感知器からの発報信号を受信
した旨を通報し、更に試験発報による発報信号を
受信して、火災受信状態になつている受信機を復
旧させて次の熱感知器の動作試験を行なうように
していた。従つて、熱感知器に試験温度を与える
作業員と、中央の受信機側に待機して受信動作を
確認する作業員は、互いは連絡をとりながら作業
を進めなければならず、火災報知設備の試験作業
が煩雑であり、また少なくとも二人の作業員が必
要なことから試験作業に大きなコストを要すると
いう問題があつた。
このため、近年において火災感知器が試験発報
による発報信号を送出すると、受信機は発報信号
を受信すると自動的に受信確認用の信号を無線で
送信し、警戒区域内で試験作業中の作業員は、受
信確認用の信号を携帯無線器で受信することによ
り、火災感知器からの試験発報による発報信号を
受信機が受信したことを確認できるようにした試
験機構を備えた火災報知設備が提案されている。
しかしながら、このような試験機構を付加する
と、設備コストが大幅に上昇するという問題があ
つた。
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもの
で、特別の試験機構を設けることなく。簡単な構
成で且つ一人の作業員でも試験作業を行なうこと
のできる火災報知設備を提供することを目的とす
る。
この目的を達成するため本考案は、受信機が火
災感知器からの試験発報による発報信号を受信す
ると、発報信号を送出した火災感知器の警戒区域
内に設置された地区ベルを短時間鳴動させて、試
験動作したことを警戒区域内で試験作業を行なう
作業員が容易に確認できるようにしたものであ
る。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図は本考案の一実施例を示す回路図である。
まず構成を説明すると、1は受信機であり、受信
機1からは警戒区域毎に、例えば階別に一対の電
源兼用信号線L1,L2と給電線L3,L4が引
き出され、警戒区域毎に引き出された一対の電源
兼用信号線L1,L2にはそれぞれ複数の火災感
知器2a,2b,……2nが並列接続され、火災
による煙、または温度を検出し、一対の電源兼用
信号線L1,L2間を低インピーダンスにして火
災信号を送出する。また警戒区域毎に引き出され
た給電線L3,L4には、それぞれ地区ベル3が
接続されており、地区ベル3と同一警戒区域内に
設置された火災感知器2a,2b,……2nのい
ずれかが火災を検出して火災信号を送出すると、
受信機1からの電源供給を受けて鳴動し火災の発
生を報知する。
次に受信機1の構成を説明する。
Eは電源、5は復旧用のスイツチ、6は火災検
出回路であり、火災感知器2a,2b,……2n
からの火災信号を検出して動作する検出接点6
a,6bを備えている。7は表示灯であり、火災
感知器2a,2b,……2nからの火災信号を受
信して点灯し火災の発生を表示する。8はタイマ
であり、火災感知器2a,2b,……2nからの
火災信号が、試験発報による復旧時間より長い所
定時間、例えば3分間継続して受信されると動作
する接点8aを備えており、試験作業中に火災が
発生すると強制的に地区ベル3を鳴動させて火災
の発生を報知する。9はタイマであり、火災感知
器2a,2b,……2nからの火災信号を受信し
て閉成し、所定時間経過後、例えば1秒後に開放
する接点9aを備えており、発報試験時に1秒間
地区ベル3を鳴動させて試験動作したことを知ら
せる。10は試験用のスイツチであり、平常時閉
成し、試験時に開放状態にして発報試験を行な
う。
次に動作を説明する。まず発報試験時において
は、試験用のスイツチ10を開放状態にしてお
き、火災感知器2a,2b,……2nに試験温度
または試験用の煙を与えて試験発報を行なわせ
る。例えば火災感知器2aを疑似的に発報させる
と、火災検出回路6は、火災感知器2aからの試
験発報による発報信号を検出して検出接点6bを
閉成させる。検出接点6bの閉成でタイマ9が作
動し、接点9aを閉成して1秒後に復旧させるこ
とで地区ベル3に1秒間電源が供給され、1秒間
鳴動する。この地区ベル3の1秒間の鳴動音によ
り、警戒区域内で試験作業を行なつている作業員
は、火災感知器2aからの試験発報による発報信
号が受信機1で受信され試験動作したことを確認
できる。
尚、火災検出回路6の検出動作で検出接点6a
が閉成して表示灯7とタイマ8に電源が供給され
表示灯7が点灯すると共にタイマ8がタイマ動作
を開始するが、試験作業を行なう作業員は、地区
ベル3の1秒間の鳴動音により試験動作したこと
を確認すると、直ちに火災感知器2aに対する試
験温度、あるいは煙の供給を停止して火災感知器
2aを復旧させるため火災検出回路6が復旧して
検出接点6aを開放させる。検出接点6aの開放
で表示灯7が消灯すると共にタイマ8はタイマ動
作を停止する。このとき、タイマのタイマ動作時
間は、火災感知器2aを試験復旧させることによ
る火災検出回路6の復旧時間より長く設定されて
いることで、タイマ8の接点8aは動作せず地区
ベル3の継続した鳴動を阻止する。
次に試験作業中に火災が発生した場合の動作に
ついて説明する。例えば試験作業中に火災感知器
2nが火災を検出して火災信号を送出すると、火
災検出回路6は、火災感知器2nからの火災信号
を検出して作動し、検出接点6aを閉成させる。
検出接点6aの閉成で、表示灯7が点灯して火災
表示を行なうと共にタイマ8が作動する。火災感
知器2nからの火災信号が継続して3分以上受信
されると、検出接点6aが継続して3分以上閉成
状態となることでタイマ8は継続した電源供給を
受け、タイマ動作を開始して3分後に接点8aを
閉成する。接点8aの閉成で地区ベル3に連続し
て電源が供給されると継続鳴動することで火災の
発生を警報する。
一方、通常監視状態においては、試験用のスイ
ツチ10が戻し忘れ(スイツチ開)の状態でも、
火災感知器2a〜2nが作動すれば、受信機1は
正常に火災表示動作を表示灯7により継続する。
また、火災感知器2a〜2nが作動した時、警
備員は地区ベル停止操作をして現場確認に出向く
が、スイツチ10が開状態にしておけば地区ベル
は一時的な鳴動で自動的に停止するので、緊急時
にその手間が省ける。
以上、説明してきたように、本考案によれば、
受信機が火災感知器からの試験発報による発報信
号を受信すると、発報信号を送出した火災感知器
の警戒区域内に設置された地区ベルを短時間鳴動
させるようにしたことで、簡単な構成により火災
感知器の設置場所で動作試験を行なう作業員が容
易に試験動作を確認でき、一人の作業員でも火災
報知設備の試験作業を行なうことができるという
効果が得られる。
一方、通常監視状態においては、試験用のスイ
ツチ10が戻し忘れ(スイツチ開)の状態でも、
火災感知器2a〜2nが作動すれば、受信機1は
正常に火災表示動作を表示灯7により継続する。
また、火災感知器2a〜2nが作動した時、警
備員は地区ベル停止操作をして現場確認に出向く
が、スイツチ10が開状態にしておけば地区ベル
は一時的な鳴動で自動的に停止するので、緊急時
にその手間が省ける。
【図面の簡単な説明】
図は、本考案による一実施例を示した回路図で
ある。 1……受信機、2a,2b,……2n……火災
感知器、3……地区ベル、L1,L2……電源兼
用信号線、L3,L4……給電線、5,10……
スイツチ、E……電源、6……火災検出回路、7
……表示灯、6a,6b……検出接点、8,9…
…タイマ、8a,9a……接点。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 火災を検出して火災信号を送出する火災感知器
    と、該火災感知器からの火災信号を受信して検出
    動作する火災検出回路を備えた受信機と、該受信
    機の火災検出回路の検出動作により電源が給電線
    を介して供給される地区ベルとで構成される火災
    報知設備において、 前記受信機に前記火災検出回路の検出動作で作
    動し火災の発生を表示する表示手段7と、前記検
    出動作で前記給電線への電源供給を行なう接点9
    aを短時間だけ閉成するタイマ手段9と、該接点
    9aと並列接続され発報試験時に開放しておく試
    験用スイツチ手段10と、を設けたことを特徴と
    する火災報知設備。
JP12189783U 1983-08-05 1983-08-05 火災報知設備 Granted JPS6030087U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12189783U JPS6030087U (ja) 1983-08-05 1983-08-05 火災報知設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12189783U JPS6030087U (ja) 1983-08-05 1983-08-05 火災報知設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6030087U JPS6030087U (ja) 1985-02-28
JPH0229492Y2 true JPH0229492Y2 (ja) 1990-08-08

Family

ID=30278825

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JP12189783U Granted JPS6030087U (ja) 1983-08-05 1983-08-05 火災報知設備

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51132098A (en) * 1975-05-12 1976-11-16 Toru Sasaki Testing device for a fire alarm

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51132098A (en) * 1975-05-12 1976-11-16 Toru Sasaki Testing device for a fire alarm

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Publication number Publication date
JPS6030087U (ja) 1985-02-28

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