JPH0229468Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0229468Y2
JPH0229468Y2 JP10603284U JP10603284U JPH0229468Y2 JP H0229468 Y2 JPH0229468 Y2 JP H0229468Y2 JP 10603284 U JP10603284 U JP 10603284U JP 10603284 U JP10603284 U JP 10603284U JP H0229468 Y2 JPH0229468 Y2 JP H0229468Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
card
piece
plate
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10603284U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6125663U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10603284U priority Critical patent/JPS6125663U/ja
Publication of JPS6125663U publication Critical patent/JPS6125663U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0229468Y2 publication Critical patent/JPH0229468Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、ガイド通路(カードポケツト)内
に差込まれたタイムカードを、プリンタが印字を
行つている間ガイド通路内に固定する様に構成し
たタイムレコーダ用カードロツク装置に関する。
【従来の技術】
タイムカードに対する印字をドツトプリンタを
使用して行なう電子式タイムレコーダでは、差込
まれたタイムカードに対してドツトプリンタを横
方向に走査させながら印字を行なう関係上、差込
んだタイムカードを印字終了前、即ち、ドツトプ
リンタの横移動中に早目に引き抜いてしまうと、
カードの引抜き方に従つて斜線状に曲がつた変形
活字が印字されてしまう問題があり、そこで従来
は、ドツトプリンタが横方向に印字作動している
間、ロツク装置が差込まれたタイムカードをガイ
ド通路内にロツクして、タイムカードの早期抜き
出しを防止することが行なわれていた。従来使用
されていたロツク装置としては、例えば本出願人
が提案した特願昭55−32472号(特開昭56−
129992号)に見られる様に、モータによつてカム
円盤を回転し、このカム円盤によつてロツクレバ
ーを作動してタイムカードのロツクを行なうもの
と、同じく、本出願人が提案した実願昭57−
78744号(実開昭58−183572号)に見られる電磁
石を利用したロツクレバー構造のカードロツク装
置が存在する。
【考案が解決しようとする問題点】
ところが、上記従来のカードロツク装置の内、
前者のカム円盤を用いたロツク装置は、特殊なカ
ム円盤とモータを使用する関係で構造が複雑であ
り、且つ、高価格化する問題があり、また、後者
の電磁石を用いたロツク装置の場合は、電磁石の
励磁作用によつてロツク作動するロツク板の全体
を、カードロツクする先端部を含めて一枚の板材
から加工成形しているため、製造と調整作業が非
常に面倒であると共に、一体形成した先端部を直
接カード面に喰込ませてカードロツクする構成
で、ロツクに柔軟性がない関係上、ロツク状態の
まま誤つてカードを引抜こうとすると、先端部が
更にカード面に深く喰込んでカードにキズを付け
たり破いてしまうとか、ロツク板を曲げて破損し
てしまう等の各種問題が発生していた。 従つて本考案の技術的課題は、電磁石によつて
ロツク板をロツク作動してタイムカードをガイド
通路内にロツクするカードロツク装置に於いて、
ロツク中に無理なカードの引抜きが行われた場
合、ロツク板を屈曲したり、タイムカードにキズ
を付けたり破いたりすることなく安全に対処でき
ると共に、上記のロツク板を安価に製造可能にす
ることにある。
【問題点を解決するための手段】
上記の技術的課題を解決するために本考案に於
いて講じた手段は以下の如くである。 (1) ガイド通路内に差込まれたタイムカードに対
してプリンタが印字を行つている間、電磁石の
励磁に従つて上記のタイムカードをガイド通路
内にロツクするロツク板のロツク片を、板バネ
を用いて構成すること。 (2) 上記の板バネ製のロツク片を、ロツク板の前
面に取付けること。 〔作用〕 上記の手段は以下の如く作用する。 上記(1)の要素は、板バネの備える弾性によつ
てタイムカードに対するロツク片のロツクに柔
軟性を与え、ロツク後の無理なカードの引抜き
に対してロツク片が屈曲してこれに対処するか
ら、ロツク片を破損したり、タイムカードにキ
ズを付けたり破いたりする事故を防止可能とす
る。 上記(2)の要素は、板バネ製のロツク片を別構
造にしてて、ロツク板の前面に取付けるため、
全体の構成が簡略化され製造と調整を容易に行
うことを可能にする。 以上の如くであるから、上記の手段によつて上
述した技術的課題を解決して、前記従来の技術の
問題点を解消することができる。
【実施例】
以下に、本考案の好適な実施例を添附した図面
を参照しながら詳細に説明する。 第1図と第2図は本考案に係るロツク装置の否
ロツク時とロツク時の状態を夫々示した側断面図
であつて、このロツク装置は電磁石10とロツク
板20及びロツクバネ30を主たる構成部材とし
ており、電磁石10は第1図乃至第3図に示した
側断面が略U字形状を成すヨーク11の短い方の
柱11aに電磁コイル12を巻装することによつ
て構成されている。また、上記ヨーク11の長い
方の柱11bの先端には、第3図の如く略Y字型
の二又形状に形成された取付アーム11d,11
dが連設され、これ等両アームの間隔が後述する
ロツク板20の嵌込溝11cと成つており、更
に、両アーム11d,11dには同じく後述する
ロツクバネ30用の取付ネジ穴12,12が形成
されている。また、図中11eと11eは上記両
取付アーム11d,11dの上端を水平に折曲げ
て構成した取付片である 次に、上記のロツク板20は第1図、第2図並
びに第4図の如く全体が逆L字状に形成されてい
て、その水平な本体20aの中央部左右両側縁に
は、上記ヨーク11の嵌込溝11cに嵌込み自在
な切欠部20c,20cが形成され、また、本体
20aの前縁を下側に向けて略直角に折曲げた前
面部20bの底面側には、脚片20dが垂設され
ている。20eは上記脚片20dの下端部を円弧
状に折曲げて形成した押圧部を示し、21は上記
ロツク板20の前面部20bにカシメ22止めし
た板バネ製のロツク片である。このロツク片21
は、上記ロツク板20の前面部20bにカシメ2
2で取付ける取付部21aと、取付部21aの下
端部に二又水平状に連設突出したロツク突片21
b,21bとから成り、両ロツク突片21b,2
1bの先端部21b1は略鋸歯状に形成されてい
る。更に、図中23と24は上部ロツク板20の
前面部20bと、ロツク片21の取付部21aに
穿設したカシメ22用の取付穴である。 上記のロツクバネ30は、第1図、第2図並び
に第5図の如く本体片30aと、この本体片30
aの下端を略U字状に上向きに屈曲して構成した
細長い押圧片30bと、押圧片30bの上端を略
水平に折曲げて構成したカード挿入防止片30c
を備え、比較的幅広で而かも逆三角形状に形成し
た上記本体片30aの中央には、前記ロツク板2
0に取付けたロツク片21のロツク突片21b,
21bを挿通する逆三角形状の穴30dが、ま
た、その左右両側には前記ヨーク11の取付ネジ
穴12,12と同じ位置に取付穴31,31が
夫々穿設されている。 以上述べたヨーク11と、前面にロツク片21
を取付けたロツク板20、及び、ロツクバネ30
の計三個の部材を組立てるには、先ず、ヨーク1
1の長い方の柱11bの前面のロツクバネ30の
本体片30aを沿わせ、両者の取付ネジ穴12,
12と取付穴31,31を合せてネジ32にて固
定する。次いで、上記ロツクバネ30の穴30d
にロツク片21の各ロツク突片21bを挿通した
ロツク板20の切欠部20b,20bをヨーク1
1の嵌込溝11cに嵌込み、且つ脚片20cの下
端部に形成した押圧部20eにロツクバネ30の
押圧片30bを当接してロツク板20を第11図
に示した否ロツク状態に弾支すると共に、上記押
圧片30bの上部カード挿入防止片30cの部分
を両ロツク突子21b,21bの間隔を通して上
方に突出する。 第1図及び第2図に於いて60は本考案を装備
するタイムレコーダ用のカードポケツトであつ
て、レコーダの外ケース50に取付けられたこの
カードポケツト60には、タイムカードTCの挿
入口60aと、この挿入口60aに連らなる様前
後2枚の脚板60b,60cによつて構成された
ガイド通路61が連続形成され、後部脚板60c
の中央部分には大きな切欠部62が形成されてお
り、更に、この切欠部62に対向する前部脚板6
0bの上部壁には、前述したカード挿入防止片3
0c用の挿通穴63が形成されている。 前述した本考案のロツク装置は、第1図及び第
2図に示す如くレコーダの天井フレーム50の底
面にヨーク11の取付片11e,11eをネジ5
1で固定することによつて装備されるものであつ
て、装備に当つては、ロツク板20に取付けたロ
ツク片21の先端と、ロツクバネ30の先端カー
ド挿入防止片30cの部分を、カードポケツト6
0に開口した切欠部62の下部と上部に夫々臨ま
せた状態で取付ける。この様に装備された本考案
のロツク装置は、電磁石10が励磁されると、第
2図の如くロツク板20が電磁石10の吸引作用
によつてロツクバネ30の弾性、具体的には押圧
片30bの弾性に抗しながら回動し、ロツク片2
1の先端21b1を前記ガイド通路61内に突出
して前部脚板60bの内壁面との間でタイムカー
ドTCをロツクする。 また、ロツク板20が上記のロツク回動を行う
と、ロツクバネ30の押圧片30bがロツク板2
0の脚片20dに形成した押圧部20eに押され
て図面上左方向に屈曲されるため、押圧片30b
の上端側に連設されているカード挿入防止片30
cの先端が、第2図の如くカードポケツト60内
に挿入されたタイムカードTCの側面に当つて湾
曲する。従つてロツク板20をロツク回動させた
ままタイムカードTCをカードポケツト60から
無理に引抜いた場合には、上記湾曲されたカード
挿入防止片30cが支持を失つてカードポケツト
の前部脚板60bに形成した挿通穴63内に突入
されるため、ガイド通路61を閉遮して、ロツク
状態時に於けるタイムカードTCの再挿入を阻止
することができる。 尚、上述した電磁石10はガイド通路61内に
差込まれたタイムカードTCが印字段の設定を兼
ねるプリンタ用のスイツチレバーを押動した時、
及び、演算制御部に格納したプログラムデータに
従つて上記のスイツチレバーが上方又は下方に移
動して印字段を変更する時、更には、同じく上記
のプログラムデータに基づいてプリンタが印字欄
位置をサーチする時に発する電気信号によつて励
磁され、また、上記プリンタの印字終了時と印字
段及び印字欄移動終了時の信号によつて夫々消勢
される仕組に成つているが、これ等の構成は前述
した特開昭56−129992号を含む公知技術をそのま
ま利用できるので、その説明は省略する。
【効果】
本考案に係るロツク装置は以上述べた如くであ
つて、電磁石を励磁してロツク板を回動すれば、
ガイド通路内のタイムカードをロツクできるか
ら、差込んだタイムカードの誤つた早期引出しに
よる印字ミスを完全に解消することができるので
あるが、本考案では特に、差込まれたタイムカー
ドのロツクをロツク板の前面に取付けた板バネ製
のロツク片によつて行なう様に構成した関係上、
タイムカードに対するロツクをロツク片の弾性に
よつて柔軟的に行なうことができ、従つて、ロツ
ク状態のまま誤つてタイムカードを引抜こうとし
て無理な力を加えたとしても、ロツク片が屈曲し
てこれに対処するから、タイムカードにキズを付
けたり破いたりする心配が無く、また、ロツク片
(レバー)を折曲してしまうといつた問題を解消
することができる。加えて本考案によれば、電磁
石によつてロツク作動するロツク板と、実際にカ
ードロツクを行なうロツク片を別体構造と成し、
これ等をカシメ等で取付ける様に構成している関
係上、これ等を全て一体的に形成していた従来の
ロツク装置に比較して製造が頗る簡単で安価に製
造できる経済的な利点も備えるものであつて、全
ての制御をマイクロコンピユータで行なう電子式
タイムレコーダの印字部に実施して洵に好適なも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るタイムレコーダ用カード
ロツク装置の否ロツク時の状態を示した側断面図
で、第2図は同じくロツク時の側断面図、第3図
はヨークの斜視図、第4図はロツク板とロツク片
の分解斜視図、第5図はロツクバネの正面図であ
る。 10…電磁石、11…ヨーク、20…ロツク
板、20b…前面部、20d…脚片、20e…押
圧部、21…板バネ製のロツク片、30…ロツク
バネ、30b…押圧片、60…カードポケツト、
61…ガイド通路、TC…タイムカード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガイド通路内に差込まれたタイムカードに対し
    てプリンタが印字を行つている間、電磁石を励磁
    してロツク板を吸引作動させ、このロツク板に設
    けたロツク片がタイムカードをガイド通路内にロ
    ツクする一方、印字が終了して電磁石が消勢する
    と、ロツクバネが上記のロツク板を弾発作動して
    タイムカードに対するロツク片のロツクを解く様
    に構成したタイムレコーダに於いて、上記のロツ
    ク片を板バネを用いて構成し、この板バネ製のロ
    ツク片を上記ロツク板の前面に取付けたことを特
    徴とするタイムレコーダ用カードロツク装置。
JP10603284U 1984-07-13 1984-07-13 タイムレコ−ダ用カ−ドロツク装置 Granted JPS6125663U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10603284U JPS6125663U (ja) 1984-07-13 1984-07-13 タイムレコ−ダ用カ−ドロツク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10603284U JPS6125663U (ja) 1984-07-13 1984-07-13 タイムレコ−ダ用カ−ドロツク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6125663U JPS6125663U (ja) 1986-02-15
JPH0229468Y2 true JPH0229468Y2 (ja) 1990-08-08

Family

ID=30665331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10603284U Granted JPS6125663U (ja) 1984-07-13 1984-07-13 タイムレコ−ダ用カ−ドロツク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6125663U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6125663U (ja) 1986-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6924719B2 (en) Electromagnetic relay
EP1471555B1 (en) Electromagnetic relay
JPH0229468Y2 (ja)
JPS60116675U (ja) 磁気テ−プカセツト
JPS6141762U (ja) 錠前
JP3043899B2 (ja) パチンコ機における誘導レールの取付構造
WO1986002690A1 (en) Device in electrically triggerable striking plates
JPS6213164Y2 (ja)
JP3302831B2 (ja) 電気機器取付装置
US5074688A (en) Structure for mounting printing head
JP3663540B2 (ja) 蝶番
JPS642298Y2 (ja)
JPS632932Y2 (ja)
JPH0721333Y2 (ja) リボンマスクの取付構造
JPH0755745Y2 (ja) カセットドア取付け装置
JPH0340830Y2 (ja)
JPH0346924Y2 (ja)
JPH0744695Y2 (ja) カード読取装置
JPH0322786Y2 (ja)
JPH0735274Y2 (ja) 電磁継電器
JP2853880B2 (ja) 回路基板の係止構造
JPH0720887Y2 (ja) スライド操作型可変抵抗器
JPS5915015Y2 (ja) 電池寿命表示装置
JPH0718773Y2 (ja) 織機における綜絖枠の支持装置
JP3778604B2 (ja) 鍵スイッチ