JPH02294432A - ハースロール交換自在の連続焼鈍炉 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利川分野〉 本発明は、熱延鋼帯や冷延鋼｛１｝等の金属ストリップ
の連続焼なまし処理に使用する焼鈍炉に係わり、特にハ
ースロールの交換を自在にした連続焼鈍炉に関するもの
である． く従来の技術〉 熱延鋼帯や冷延鋼帯等の金属ストリップの焼なまし処理
にカテナリ一式横型焼鈍炉を使用する場合がある．この
横型焼鈍炉では一般的に銅帯をサポートするハースロー
ルが配置されている．従来の横型焼鈍炉は第３図に示す
ようにこのハースロール配置部を炉外に出した分割炉で
あったが、最近では、第４図に示すようにエネルギーコ
スト低減を目的とした、ハースロールを炉内に配置した
一体化炉が主流となってきている．なおこの方式は特公
昭５２−２６７２３号公報に開示されている．また一方
、最近の焼鈍においてはライン集約のために、高速・大
容量が要求され、必然的に炉長は長くなってきており、
これに伴いハースロールはまずます数多く炉内に配置さ
れるようになってきている． ところで、ハースロールの問題としては、ロール表面に
発生する疵が銅帯に転写され調帯に疵が入ることである
．班としてはロール表面にスケール等が噛み込んだ凸状
の疵（Ｉ帯は凹）と鋼Ｐ，Ｆのエッジでロールが削られ
て生じる段差による疵（調帯が折れる疵）等ロールがｔ
ｉ傷ずることに起因するものが大半である． ごのハースロール起因の疵対策としては、以下に記す方
法が公知である． ！．　ロール周速とｗＪ帯速度との間に速度差を設け、
ロールと鋼帯をこすり合わせロール表面を清浄する方法
（特開昭６２　−　２７４０８４号公報）．２．　ロー
ル表面を直ちに手入れする方法．しかしながら、１の方
法は綱帯に大きな疵が発生しやすく、歩留りの低下をも
たらす．また２の方法は高温作業で危険なうえに、ロー
ル表面に凹状の疵が入りやすい． そこで、最近ではロールを交換する方法が一触にとられ
るようになってきた． しかし、このロール交換は炉温を下げてから実施するた
め停止時間が増大し、大きな生産阻害となる．そこでハ
ースロールを使用する場合には第５図に示すように、予
備ロールを配置し、使用ロールに班が入った場合予備ロ
ールと振替え使用する工夫がされている．しかしながら
交換された予備ロールは炉内で偏熱を受けて熱歪みを有
しており、ストリップの蛇行の原因となっていた．また
、さらにこの方法でも予備ロールに疵が入った場合には
炉温を下げロール交換をする必要があった．そのため予
備ロールを複数本持つ方法もあるが、この方法では炉長
が非常に長くなり、またロール開口部が広くなることに
よるエネルギーのロスといった問題がある． 〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、炉の操業を中断ずることなく、迅速な
ハースロールの交換を可能にした連続焼鈍炉を提案する
ことである． また本発明の他の目的は、交換待機中の予備ロールの熱
歪みを防止した連続焼鈍炉を提案ずることである． また本発明の他の目的は、複数本の予備ロールを炉長を
特に延長せずに有することのできる連続焼鈍炉を提案ず
ることである． く課題を解決するための手段〉 本発明は、ハースロールを炉内に配置したカテナリー式
横型連続焼鈍炉において、各々平行にかつ同一円周上に
ロータリー式に配置した複数本のロールを該連ｍ焼鈍炉
に組み込み、そのうちの１本をハースロールとして作動
させ、残余のロールは回転させながら待機するようにし
たことを特徴とするハースロール交換自在の連続焼鈍炉
である．〈作　川〉 第１図は本発明の連続焼鈍炉のハースロール装置の一例
を示す概念図、第２図はそのＡＡ矢視図である．第Ｆ図
では、各々平行にかつ同一円周上にロータリー式に４本
のハースロールが配置されている．通常はロールｌが鋼
帯をサポートしているが、残りの２〜４の３本のロール
は、炉外に出ているロールシャフト端部の歯車に接する
チェーン６により一定速度で回転し熱変形を防止してい
る．ここで、もしロールｌに疵が発生した場合は図示し
ない駆動装置によりメインロール５を回転させロール２
が綱帯のサポートになり、ロールｌはロール３．４と共
に熱変形を防止するためチェーンにより回転しはじめる
． このようにメインロール５に数本のハースロールを取付
け、疵が発生した場合順にメインロールを回転させ新ロ
ールと交換していくものである．このロールをロータリ
ー式に複数化にすることにより炉長を延長せず、かつロ
ール疵発生でのロール交換に要する生産阻害を防止する
ことができる．第１図に代表されるロータリー式ハース
ロールでは通常他設備のメンテナンスのタイミングで使
用済ロールを新ロールに交換すれば良い．なおこの例で
はメインロール５のまわりの円周上にハースロールを配
置したが、ハースロール群が一体的にロータリー式に回
転できる横造ならばメインロール５は必ずしも必要では
ない．次に本装置でのロール交換方法について説明する
．ロールを交換する場合ヂエーン・ストリップが邪魔に
なり、ロール交換にかなりの時間を要する．ここでチェ
ーン押さえロールを図中点線のように解放することでそ
の部分のロールを抜き取ることができる． 第１図では銅帯サポートロールが無駆動の例であるが、
駆動させる場合はモーターとロールをユニバーサルジョ
イントで連結させ１〜４のロールを駆動さヒ゛、ロール
振替の場合はロール回転に合わせモーターも回転させれ
ば良いことになる．この場合のロール交換もユニバーサ
ルジ式イントを切り離せば容易に反対側に引き出して交
換が可能となる． なお以上の実施例で説明した各ロールの回転は、ヂエー
ン又はユニバーサルジリイントを用いたものであるが、
その他パウダークラッチを用いても同様な効果が得られ
る． またメインロールに取付けるハースロールの本数はメン
テナンスの周期以上の期間に耐えられる本数を選沢すれ
ば良い． 〈発明の効果〉 熱延鋼帯および冷延ｍ帯の連続焼鈍炉に本装置壱用いる
ことで、一例として疵発生時ロール交換に嬰する時間が
短縮され生産性が５％向上した．また、例えば加熱長６
０ｍの炉長で１セット４本のロールを配置した場合、従
来方式だとハースロール部に２４ｍ（６ｍＸ４ケ所）程
度必要であるが、本装置では８ｍ　（２ｍＸ４ケ所）で
あり１６ｍの短縮が可能となった．また、交換した際に
ハースロールの熱歪みによる仮の蛇行は認められなかっ
た．

【図面の簡単な説明】

第ｌ図は、本発明装置の概念閲、第２図はそのＡＡ矢視
図、第３図は分割式横型炉の説明図、第４図は一体化式
横型炉の説明図、第５図は従来方式のハースロール振替
交換装置の説明図である．１〜４・・・ハースロール、 ５・・・メインロール、 ６・・・チェーン、 ７・・・チェーン押さえロール、 ８・・・ストリップ、 ９・・・炉　壁．

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ハースロールを炉内に配置したカテナリー式横型連続焼
   鈍炉において、各々平行にかつ同一円周上にロータリー
   式に配置した複数本のロールを該連続焼鈍炉に組み込み
   、そのうちの１本をハースロールとして作動させ、残余
   のロールは回転させながら待機するようにしたことを特
   徴とするハースロール交換自在の連続焼鈍炉。