JPH02292315A - 紫外線硬化型コーティング組成物及びその硬化膜を有するシート - Google Patents

紫外線硬化型コーティング組成物及びその硬化膜を有するシート

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JPH02292315A
JPH02292315A JP10908789A JP10908789A JPH02292315A JP H02292315 A JPH02292315 A JP H02292315A JP 10908789 A JP10908789 A JP 10908789A JP 10908789 A JP10908789 A JP 10908789A JP H02292315 A JPH02292315 A JP H02292315A
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JP
Japan
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meth
acrylate
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pts
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JP10908789A
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Masaki Niimoto
新本 雅樹
Toshiichi Aoki
敏一 青木
Mitsuo Sato
三男 佐藤
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/67Unsaturated compounds having active hydrogen
    • C08G18/671Unsaturated compounds having only one group containing active hydrogen
    • C08G18/672Esters of acrylic or alkyl acrylic acid having only one group containing active hydrogen

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  • Polymers & Plastics (AREA)
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  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐候性に優れ、かつ、紫外線照射時の黄変が少
なく、フィルムやシートへの付着性、表面硬化性に優れ
た紫外線硬化型コーティング組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来、PETフィルム、塩ビシートや塩ビフィルム等の
耐候性を向上させる目的で、耐候性の優れたアクリルポ
リオール/イソシアネート系のコーティング剤を塗装し
たフィルムやシートが壁材や塩ビ綱板、マーキングフィ
ルム等の用途に使用されている。
このアクリルポリオール/イソシアネート系コーティン
グ剤は二液型コーティング剤である事や硬化時間が長い
等の欠点があるため近年一液化、速硬化を目的として、
かかる分野に紫外線硬化型コーティング剤を連用する試
みがなされて来ている。しかし、紫外線硬化型コーティ
ング材中にはその硬化を引き起こすための光重合開始剤
が含まれており、このものが完全に系中で反応せずに残
存するため結果として耐候性がアクリルポリオール/イ
ソシアネート系コーティング材を塗装したものに比べて
悪いため、これまでは屋内用途での適用しか、実用に供
されなかった。
この様な欠点を改良するため、特開昭56−14130
9号公報には種々の光安定剤を紫外線硬化型コーティン
グ材に添加したものが示されており、特開昭63−68
642号公報には光安定剤と、酸化防止剤とを組み合わ
せたものが、特開昭63−113085号公報には従来
タイプのアクリルポリオール〃ソシアネート系コーティ
ング材と、紫外線硬化型コーティング材との混合物に酸
化防止剤/紫外線吸収剤を組み合わせた光安定剤を加え
たものが提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、これらの発明では、PBTフィルムや塩
ビシートや塩ビフィルム等の耐候性を向上し、黄変を防
止することは難かしく、実用レベルで屋外用途のPET
フィルムや塩ビシートや塩ビフィルムのオーバーコート
として使用出来るものがなかった。すなわち、単にコー
ティング剤に光安定剤を加えたり、光安定剤と酸化防止
剤とを組み合わせたものを加えることにより、確かにこ
れらを加えないコーティング剤系に比較して、耐候性は
ある程度改良されるものの、長期耐候性特に屋外曝露性
を4〜5年有し、サンシャイ7W−0−Mで2000時
間、QUV試験機で1500時間以上に耐えられるもの
は得られず、また硬化時の塗膜の黄変性も高くなり、白
物のフィルムやシートのコーティングには適さなくなっ
てしまう。
従って、光安定剤及び酸化防止剤等の組み合わせも適宜
その要求に応じ選択する必要がある。
また、塩ビシートや塩ビフィルム等は通常の成型物等に
比べ、柔軟性が高《、可塑剤を多く含むため、従来のハ
ードコート用紫外線硬化型コーティング材では硬化収縮
が大きく、外観上の不具合や、塩ビシートと硬化塗膜と
の付着性が不良であり、オリゴマー組成面からも、改良
を加える必要がある。
本発明者らは、これらの点を改良すべく、鋭意検討の結
果本発明に到ったものである。すなわち、本発明のコー
ティング用組成物をPETやPCや塩ビのフィルムやシ
ートに塗装して、とくに空気中で紫外線照射した時、非
常に硬化性が良く、かつ、耐候性が良好で、硬化時の黄
変性が少なく、基材との付着性の優れた塗膜が形成され
ることを見出した。
C問題点を解決するための手段〕 本発明は、 (■)  1分子中に少なくとも2個のイソシアネート
基を有する有機ポリイソシアネート(a)と、1分子中
に少なくとも2個の水酸基を有するポリオール(b)と
、水酸基含有(メタ)アクリレート(c)とを反応させ
て得られるウレタンポリ(メタ)アクリレート10〜7
0部と、 (II)  1分子中に少なくとも1個の(メタ)アク
リロイル基を有する(1)成分以外の(メタ)アクリレ
ート90〜30部とからなる(メタ)アクリレート混合
物 100重量部に対し、 (III)  光重合開始剤0.01〜10部(IV)
  一次酸化防止剤0.01〜5部(V)  ヒンダー
ドアミン系光安定剤0.01〜5部 (V[)  紫外線吸収剤0.01〜5部を添加した紫
外線硬化型コーティング組成物及び該コーティング組成
物の硬化膜を塩ビシート、塩ビフィルム又はポリエステ
ルフイルムの少なくとも片面に設けたフィルム又はシー
トにある。
本発明の(I)成分として用いられるウレタンポリ(メ
タ)アクリレートは、1分子中に少なくとも2個のイソ
シアネート基を有する有機イソシアネート(a)と、1
分子中に少なくとも2個以上の水酸基を有するポリオー
ル[有])と水酸基含有(メ.タ)アクリレート(c)
とを公知の方法で反応して得られる。
1分子中に少なくとも2個のイソシアネート基を有する
有機イソシアネート(a)の具体例としては、2.6 
− }リレンジイソシアネート、2,4一トリレンジイ
ソシアネート、ジフエニルメタン−4.4”−ジイソシ
アネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4′−ジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、テトラ
メチレンジイソシアネート、フエニレンジイソシアネー
ト、リジンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネ
ート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、1.
5−ナフタレンジイソシアネート、3.3−ジメチルジ
フェニルメタン−4.4”−ジイソシアネート、1.3
−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、トリメ
チルへキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネ一ト、等や、該化合物と水、トリメチロールプ
ロパン等とのアダクト化合物や三景体環化合物等が挙げ
られる。
また、1分子中に少なくとも2個以上の水酸基を有する
ポリオール(b)の具体例としては、ポリエーテルポリ
オール化合物、例えばポリアルキレングリコール類(例
えばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリテトラメチレングリコール、ポリへキサメチレ
ングリコール)あるいは、アルキレンオキサイド例えば
エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、テトラヒ
ド口フラン等を多価アルコール(例えばエチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、ブロビレングリコール、
ジプロピレングリコール、グリセロール、1.3−ブタ
ンジオール、1,4−ブタンジオール、1.5−ヘキサ
ンジオール、ビスフェノールA)に付加せしめて得られ
るポリエーテルポリオールや、ポリエステルポリオール
化合物、例えば多塩基酸(例えば、フタル酸、イソフタ
ル酸、テレフタル酸、テトラヒドロフタル酸、テトラク
口ルフタル酸、テトラブロムフタル酸、ヘキサヒドロフ
タル酸、ハイミック酸、ヘット酸、コハク酸、マレイン
酸、フマール酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデャ二ル
コハク酸、トリメリット酸、ピロメリット酸)または、
その無水物と多価アルコール例えば、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジ
プロピレングリコール、グリセロール、1.3−ブタン
ジオール、1.4−ブタンジオール、1.6ヘキサンジ
オール、ネオベンチルグリコール、ビスフェノールAと
の縮合反応により得られるポリエステルポリオール、上
記多価アルコールとエボキシ化合物例えば、カージュラ
E,n−プチルグリシジルエーテル、アリルグリシジル
エーテル等と上記多塩基酸の反応によって得られるポリ
エステルポリオール、上記エボキシ化合物と上記多塩基
酸との反応によって得られるポリエステルポリオール、
また、水素添加または未添加の1.4−ポリプタジエン
ジオール、1.2−ポリプタジエンジオールなどのポリ
ブタジエンポリオール、ポリ力ブロラクトンポリオール
等が挙げられる。
更に、モノカルポン酸とアミノアルコールとの反応生成
物、カルボン酸エステルとアミノアルコールとの反応生
成物、ヒドロキシカルボン酸と少なくとも1個の第1級
又は第2級アミノ窒素を含む化合物との反応生成物、ラ
クトンのようなヒドロキシカルポン酸の内部エステルと
アンモニアまたは少なくとも1個の第1級または第2級
アミノ窒素を含む化合物との反応生成物、ボリアミドポ
リオールのようなアミドヒドロキシ化合物も挙げること
ができる。
水酸基含有(メタ)アクリレート化合物(c)の具体例
としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート
、2−ヒドロキシプ口ピル(メタ)アクリレート、4−
ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ε一カブロラ
クトンーβ−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート付
加物、2ーヒドロキシ−3−クロロープロピル(メタ)
アクリレート、4−ヒドロキシシク口へキシル(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシー3〜フエニルオキシプ
ロビル(メタ)アクリレート等が挙、げられる。
これら(a)、(b)、(c)成分のうち、好ましいも
のは、(a)成分としてイソホロンジイソシアネート及
びジシクロヘキシルメタン−4.4゛−ジイソシアネー
ト、テトラメチレンキシリレンジイソシアネートであり
、(ロ)成分としては、ポリテ1・ラメチレングリコー
ル及びγ−プチロラクトンとN−メチルエタノールアミ
ンとの反応生成物及びポリカプロラクトンジオールであ
り、(c)成分としては、2−ヒドロキシエチルアクリ
レート、2−ヒドロキシプ口ピルアクリレート、4−ヒ
ドロキシブチルアクリレートである。
これらの成分の原料を用いて本発明のA)成分であるウ
レタンポリ (メタ)アクリレートを得る時の成分の比
率は、(a)/Φ)/ (c)が1/0.5〜0.9/
0.2〜1. 1であるのが好ましい。
反応は、一般のウレタン反応に用いる触媒、たとえばラ
ウリン酸ジブチル錫などの錫系の触媒を用いて三成分を
室温〜80゛Cで混合撹拌することで容易に進行し、目
的とするウレタンポリ(メタ)アクリレートが得られる
。この反応は無溶媒で行うこともできるし、必要に応じ
ては、イソシアネートに対して不活性な溶媒又は七ノマ
ー中でも行うことができる。
(■)成分として配合される1分子中に少なくとも1個
の(メタ)アクリロイル基を有する(1)成分以外の(
メタ)アクリレートとしては、ポリオールボリ(メタ)
アクリレート、ポリエステルボリ(メタ)アクリレート
、エボキシボリ (メタ)アクリレート、ポリアクリル
ボリ (メタ)アクリレート、メラミンポリ (メタ)
アクリレート、ポリシロキサンボリ(メタ)アクリレー
ト、ポリアミドポリ (メタ)アクリレート等を挙げる
ことが出来る。これらのうち好ましいものは、トリメチ
ロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールエタントリ (メタ)アクリレート、ペンタグリセ
ロールトリ (メタ)アクリレート、ペンタエリスリト
ールトリ (メタ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルテトラ(メタ)アクリレート、グリセリントリ(メタ
)アクリレート、ジベンタエリスリトールトリ (メタ
)アクリレート、ジベンタエリスリトールテトラ(メタ
)アクリレート、ジベンタエリスリトールペンタ(メタ
)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ
)アクリレート、トリベンタエリスリトールテトラ(メ
タ)アクリレート、トリペンタエリスリトールベンタ(
メタ)アクリレート、トリベンタエリスリトールヘキサ
(メタ)アクリレート、2.2−ビス(4−(メタ)ア
クリロキシジエトキシフエニル)プロパン、ジエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコ
ール(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテ
トラアクリレート、ネオベンチルグリコールジ(メタ)
アクリレート、ネオペンチルグリコールのエチレンオキ
サイドあるいはプロピレンオキサイドを付加したジオー
ルのジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシヒバリン酸エ
ステル、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレー
ト等のポリオールボリ(メタ)アクリレートである。
(III)成分の光重合開始剤は、ラジカル開裂型、水
素引きぬき型いずれの開始剤でも使用でき、具体例とし
ては、2.2−ジメトキシー2フェニルアセトフェノン
、1−ヒドロキシシク口へキシルフエニルケトン、ベン
ゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチル
エーテル、ペンゾインプ口ピルエーテル、2−ヒドロキ
シ−2−メチルプロピオフェノン、ベンジル、ペンゾフ
ェノン、2−メチル〔4−(メチルチオ)フェニル〕2
−モルフオリノ−1−プロパノン、2−メチルアントラ
キノン、2l4ージエチルチオキサントン、メチルフェ
ニルグリオキシレート、アシルホスフィンオキサイド、
などが挙げられる。
これらA)成分、B)成分の比率は(I)成分としては
10〜70部、(n)成分90〜30部、であることが
好ましく、(1)成分が5部より少ないと塗膜の伸びが
不足し、耐候性試験時にクランクが入り易くなり、60
部より多いと、系の粘度が高くなりすぎ塗装作業性が悪
くなる。
(I[)成分は、(1)(II)両成分の合計100部
に対し、0.01〜10部添加する必要があり、0.0
1部より少ないと紫外線照射時の硬化性が悪くなり、実
質的に硬化しなくなる。
また10部より多いと、硬化時の黄変性が悪くなったり
、耐候性が悪くなる。
本発明のD)、E)、F)成分は耐候性に大きく影響を
与える成分であり、必ず3成分を併用することによって
長期の耐候性改良が可能となる。
ここで(IV)成分の一次酸化防止剤とは、空気中の酸
素により酸化劣化を受けるのを防止するものであり、フ
ェノール系酸化防止剤、モノフェノール系、ビスフェノ
ール系、高分子型フェノール系酸化防止剤、アミン系酸
化防止剤等のラジカル連鎖禁止剤と云われるものであり
、硫黄系酸化防止剤、リン系酸化防止剤等の過酸化物分
解剤(2次酸化防止剤)は硬化時の黄変性や耐候性試験
時の黄変性が悪く、使用に適さない。
このうち好ましく使用されるものは、一次酸化防止剤の
中でもフェノール系、すなわち2,6ジーt−プチルフ
ェノール誘導体等の完全ヒンダードフェノール系、2−
メチル−6 −t −プチルフェノール誘導体等の部分
ヒンダードフェノール系が挙げられる。
具体例としては、2−t−ブチルー6−(3’−t−プ
チルー5”−メチル−2゛−ヒドロキシベンジル)−4
メチルフェニルアクリレート、2.2゜−メチレンービ
スー(4−メチル−6 −t−プチルフェノール) 、
4.4゜−ブチリジエンービス−(3−メチル−6−t
−プチルフェノール) 、3.9−ビス[2 − (3
 − (3−t−プチルーヒドロキシ−5−メチルフェ
ニル)プロビオニロキシ] −1.1゜−ジメチルエチ
ル] −2.4.8.10−テトラオキサスピロ(5.
5 )ウンデヵン等が挙げられる。
本発明の(V)成分であるヒンダートアミン系の光安定
剤とは、紫外線吸収剤とは異なり、それ自身に紫外線吸
収能はないが、光の照射により生成するラジカルを補促
し、光安定化させるものであり、具体的には、ビス(2
,2,6.6−テトラメチル−4−ピペリジル)セドケ
ート、ビス(1.2.2.6.6−ペンタメチル−4−
ピペリジル)セドケート、4−ペンゾイルオキシ−2.
2.6.6一テトラメチルピペリジン、ポリ[(6−モ
ルホリノーS−}リアジン−2.4−ジイル)[(2.
2,6.6−テトラメチル−4−ピペリジルイミノ]一
へキサメチレンー( (2.2,6.6−テトラメチル
−4−ビペリジル)イミノ) ] 、N−2.2,6.
6一テトラメチル−4−ビペリジル2 −(2.2.6
.6一テトラメチル−4−ビペリジルアミノ)2一メチ
ルプロピオアミド、2−(3.5−ジーt−ブチルー4
−ヒドロキシベンジル)−2−nプチルマロン酸ビス(
1.2,2.6.6−ペンタメチルー4−ヒペリジル)
等が挙げられる。
本発明のl)成分である紫外線吸収剤は、文字通り、光
酸化劣化を引き起こす有害な300〜400TIU1の
紫外線を吸収し、そのエネルギーを主として無害な熱エ
ネルギーとして再輻射し、しかもそれ自身はなんら変質
しないものである。
紫外線吸収剤としては、サリチル酸系、ベンゾフエノン
系、ペンゾトリアゾール系、シアノアクリレート系等が
あるが、硬化時の黄変性の点から、ペンゾフェノン系の
紫外線吸収剤が好ましい。具体的には、2,4−ヒドロ
キシベンゾフエノン、2〜ヒドロキシ−4−メトキシベ
ンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾ
フェノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾ
フエノン、2,2゜〜ジヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフエノン、2,2″−ジヒドロキシ−4,4゜−ジメ
トキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ
−5−スルホベンゾフエノン、エチル−2−シアノー3
,3−ジフヱニルアクリレート等が挙げられる。
これらD)、E)、F)成分の配合量としては、前述の
A)、B)成分の配合物100部に対してそれぞれ0.
01〜5倍であることが好ましく、この量以下では、耐
候性向上の効果が認められず、また5部より多く配合す
ると、硬化塗面がシワになったり、硬化時の黄変性が顕
著になり、白物のフィルムやシート上の保護コートとし
ては、使用出来なくなる。
前述した様に本発明はD)、E)、F)成分を併用する
ことによって始めて長期の耐候性と硬化時の黄変性のバ
ランスが取れるものである。
本発明のコーティング組成物をフィルムやシート上に塗
装する際は、以下に述べる任意の塗装装置が使用出来る
。すなわちスプレー塗装を行う際には、本発明の組成物
を公知の溶剤でスプレー塗装粘度に調整した後、スプレ
ー塗装を行い、溶剤を遠赤外線や熱風乾燥炉等で除去し
た後に紫外線を照射すればよい。また連続フィルムやシ
ート状の場合には、ロールコーターやグラビアコーター
を使用すればよい。更に枚葉フィルムやシート状の塗装
には、スクリーン印刷が適している。これらロールコー
ターやスクリーン印刷を行う場合には、通常、塗装後の
レベリングを良くするため、レベリング剤やスリップ剤
、スクリーン印刷通性付与剤等の添加剤を添加する必要
があるが、本発明の組成物には、これまで公知の任意の
添加剤が使用出来る。
以下、本発明を更に詳細に実施例により説明する。
〔ウレタンアクリレートUA−1の合成]撹拌機、温度
計、冷却管付きの1lフラスコにイソホロンジイソシア
ネート222.3g(1モル)、ポリテトラメチレング
リコール437.95y(0.5モル)を加え、60゛
Cで4時間反応した後、更に2−ヒドロキシエチルアク
リレート116g(1モル)、ヒドロキノンモノメチル
エーテル0. 0 2 gを加え、60℃で6時間反応
し、ウレタンアクリレートIIA−1を得た。
〔ウレタンアクリレートDA−2の合成〕UA−1と同
様な装置に、ジシクロメタン−4.4”−ジイソシアネ
ート264.8g(1モル)、ポリカプロラクトンジオ
ール418.1g(0.8モル)を加え、60゜Cで4
時間反応した後、更に2−ヒドロキジエチルアクリレー
ト5 8. 1 g(0.5モル)、ヒドロキノンモノ
メチルエーテル0. 0 2 gを加え、60゜Cで6
時間反応し、ウレタンアクリレートDA−2を得た。
〔ウレタンアクリレートUA−3の合成]UA−1と同
様な装置に、UA−1の合成に用いたイソシアネートの
代わりにテトラメチルキシリレンジイソシアネート24
4.3g(1モル)を用いた他は、同じようにしてウレ
タンアクリレートDA−3を得た。
〔ウレタンアクリレートUA−4の合成〕UA−1と同
様な装置に、UA−1の合成に用いたイソシアネートの
代わりにトルエンジイソシアネート1モルを用いて他は
同様にしてウレタンアクリレートLIA−4を得た。
〔ウレタンアクリレートLIA−5の合成〕UA−2と
同様な装置で、ポリオール成分として、ポリカプロラク
トンジオールの代わりにポリカプロラクトンジオール0
.25モルとγ−プチロラクトンとN−メチルでエタノ
ールアミンとの合成物0.25モルを用いて他は同様に
してウレタンアクリレートUA−5を得た。
これらのウレタンアクリレートを用いて別表の様に各成
分を配合しシリコン系レベリング剤を0. 2部添加し
て、白色塩ビフィルム(50μ)上にバーコーターで塗
装し、三菱レイヨンエンジニアリング■製Uv照射装置
、UV−2507で、120W/ca+ランプ2本、コ
ンベア速度4 m/mで2バスして硬化塗膜を得た。こ
の塗膜の特性を、次の項目により調べ併せて表に示した
〔評価方法〕
(1)黄変性・・・硬化直後の塗膜を日本電色工業■製
測色色差計モデルZ−1001DPにてΔEを測定 (2)密着性・・・ゴバン目セロテープ試験(3)耐候
性・・・サンシャインー−0−M500時間毎に、外観
及び密着性を試験した. (4)表面硬化性・・・学振摩耗試験機にて、ガソリン
を浸したガーゼで1000往復 後、塗面に異常があるかないか を目視判定 (5)耐薬品性・・・5%カセイソーダ水溶液、及び5
%硫酸水溶液を塗面の上に0. 5 @Z滴下し、4時
間後、ふき取り後の 塗面の異常を目視判定 (6)耐ガソリン性・・・白色ガソリンに常温で30分
浸漬後、外観を目視判定 手続補正書 平成1年9月λ/日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)( I )1分子中に少なくとも2個のイソシアネ
    ート基を有する有機ポリイソシア ネート(a)と1分子中に少なくとも2個 以上の水酸基を有するポリオール(b)と、水酸基含有
    (メタ)アクリレート(c)と を反応させて得られるウレタンポリ (メタ)アクリレート10〜70部と、 (II)1分子中に少なくとも1個以上の (メタ)アクリロイル基を有する( I ) 成分以外の(メタ)アクリレート90 〜30部とからなる(メタ)アクリレ ート混合物100重量部に対し、 (III)光重合開始剤0.01〜10部 (IV)一次酸化防止剤0.01〜5部 (V)ヒンダードアミン系光安定剤0.01〜5部 (VI)紫外線吸収剤0.01〜5部 を添加することからなるフィルム及びシート用紫外線硬
    化型コーティング組成物。
  2. (2)塩ビフィルム、塩ビシート又はポリエステルフィ
    ルムの少なくとも片面に ( I )1分子中に少なくとも2個のイソシ アネート基を有する有機ポリイソシア ネート(a)と1分子中に少なくとも2個 以上の水酸基を有するポリオール(b)と、水酸基含有
    (メタ)アクリレート(c)と を反応せしめたウレタンポリ(メタ) アクリレート10〜70部と、 (II)1分子中に少なくとも1個以上の (メタ)アクリロイル基を有する( I ) 成分以外の(メタ)アクリレート90 〜30部とからなる(メタ)アクリレ ート混合物100重量部に対し、 (III)一次酸化防止剤0.01〜5部 (IV)ヒンダードアミン系光安定剤0.01〜5部 (V)紫外線吸収剤0.1〜5部 とよりなる組成物の硬化膜を設けた耐候性良好なシート
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