JPH02292120A - 歯車研削機 - Google Patents
歯車研削機Info
- Publication number
- JPH02292120A JPH02292120A JP11285989A JP11285989A JPH02292120A JP H02292120 A JPH02292120 A JP H02292120A JP 11285989 A JP11285989 A JP 11285989A JP 11285989 A JP11285989 A JP 11285989A JP H02292120 A JPH02292120 A JP H02292120A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed data
- gear
- data
- traverse
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000005070 sampling Methods 0.000 claims abstract description 26
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims abstract description 21
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims abstract description 20
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 claims abstract description 7
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 15
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 7
- 239000000523 sample Substances 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 5
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 4
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 4
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 4
- 230000008569 process Effects 0.000 description 4
- 239000000779 smoke Substances 0.000 description 4
- 230000008859 change Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 3
- 230000009471 action Effects 0.000 description 2
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 description 2
- 238000013139 quantization Methods 0.000 description 2
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000001186 cumulative effect Effects 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 description 1
- 238000010606 normalization Methods 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Gear Processing (AREA)
- Numerical Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は歯車研削機に関し、一層詳細には、マスク軸に
軸着し゛た研削工具を用いてワーク軸に軸着した被研削
歯車としてのはすば歯車をトラバース方向に移動しなが
ら同期回転を補正しつつ研削する際、前記同期回転の補
正に起因するワーク軸回転数の変化を滑らかにして被研
削歯車の歯筋精度を向上することの出来る歯車研削機に
関する。
軸着し゛た研削工具を用いてワーク軸に軸着した被研削
歯車としてのはすば歯車をトラバース方向に移動しなが
ら同期回転を補正しつつ研削する際、前記同期回転の補
正に起因するワーク軸回転数の変化を滑らかにして被研
削歯車の歯筋精度を向上することの出来る歯車研削機に
関する。
[発明の背景コ
近時、研削工具、例えば、周面に螺旋状に突条を設けた
砥石とワークである被研削歯車とを噛合させ、砥石軸と
被研削歯車軸とを同期回転させることにより被研削歯車
を所定寸法の歯車に仕上げる同期加工型の歯車研削機が
採用されるに至っている。この場合、所定寸法の歯車に
仕上げるためには砥石軸と被研削歯車軸との同期状態、
すなわち、砥石の突条と被研削歯車の歯列の谷部との一
致状態が所定範囲内に保持されて加工される必要がある
。若し、同期状態が正常に保持されないまま歯車が加工
されると、歯筋が曲がったり、歯のピッチが変わる等、
種々の加工誤差を発生するからである。
砥石とワークである被研削歯車とを噛合させ、砥石軸と
被研削歯車軸とを同期回転させることにより被研削歯車
を所定寸法の歯車に仕上げる同期加工型の歯車研削機が
採用されるに至っている。この場合、所定寸法の歯車に
仕上げるためには砥石軸と被研削歯車軸との同期状態、
すなわち、砥石の突条と被研削歯車の歯列の谷部との一
致状態が所定範囲内に保持されて加工される必要がある
。若し、同期状態が正常に保持されないまま歯車が加工
されると、歯筋が曲がったり、歯のピッチが変わる等、
種々の加工誤差を発生するからである。
ところで、研削被研削歯車かはすば歯車である場合には
、トラバース方向の移動に際して、ねじれ角に対応する
分、その軸線方向に沿ってワーク軸の同期回転数を補正
する、所謂、差動補正を行う必要がある。この補正量を
算出するために、通常、トラバース軸にエンコーダを軸
着し、このエンコーダの出力パルスに応じて軸線方向の
位置検出を行い、この位置検出値に基づき同期回転に差
動補正をかけている。この際、はすば歯車の歯筋精度を
向上するためには、高分解能のエンコーダを用いる必要
がある。
、トラバース方向の移動に際して、ねじれ角に対応する
分、その軸線方向に沿ってワーク軸の同期回転数を補正
する、所謂、差動補正を行う必要がある。この補正量を
算出するために、通常、トラバース軸にエンコーダを軸
着し、このエンコーダの出力パルスに応じて軸線方向の
位置検出を行い、この位置検出値に基づき同期回転に差
動補正をかけている。この際、はすば歯車の歯筋精度を
向上するためには、高分解能のエンコーダを用いる必要
がある。
然しなから、高分解能のエンコーダは極めて高価であり
、結局、装置全体として高価になる不都合が存在する。
、結局、装置全体として高価になる不都合が存在する。
さらに、前記差動補正は同期回転という観点から考慮す
ると外乱扱いとなるために速度情報に変化量、すなわち
、加速度が生じ、結局、同期が外れ易いという欠点が内
在している。
ると外乱扱いとなるために速度情報に変化量、すなわち
、加速度が生じ、結局、同期が外れ易いという欠点が内
在している。
そして、仮令、高分解能エンコーダを採用するとしても
、当該エンコーダをトラバースモータに軸着する際の偏
心あるいはモータ自体に存在する着磁のアンバランスに
起因する脈動等により前記エンコーダから出力するパル
スにばらつきが生じて、結局、同期回転が乱れるという
不都合が解消されない。
、当該エンコーダをトラバースモータに軸着する際の偏
心あるいはモータ自体に存在する着磁のアンバランスに
起因する脈動等により前記エンコーダから出力するパル
スにばらつきが生じて、結局、同期回転が乱れるという
不都合が解消されない。
[発明の目的]
本発明は前記の不都合を悉く克服するためになされたも
のであって、マスク軸に軸着した研削工具を用いてワー
ク軸に軸着した被研削歯車としてのはすば歯車をトラバ
ース方向に移動しながら同期回転を補正しつつ研削する
際、トラバース軸に軸着したエンコーダから出力される
単位時間あたりのパルス数にばらつきが発生しても、こ
のパルス情報から算出される速度情報に平均化処理を行
うことで前記同期回転を滑らかに制御して、はすば歯車
の歯筋晴度を向上することを可能とする歯車研削機を提
供することを目的とする。
のであって、マスク軸に軸着した研削工具を用いてワー
ク軸に軸着した被研削歯車としてのはすば歯車をトラバ
ース方向に移動しながら同期回転を補正しつつ研削する
際、トラバース軸に軸着したエンコーダから出力される
単位時間あたりのパルス数にばらつきが発生しても、こ
のパルス情報から算出される速度情報に平均化処理を行
うことで前記同期回転を滑らかに制御して、はすば歯車
の歯筋晴度を向上することを可能とする歯車研削機を提
供することを目的とする。
[目的を達成するための手段]
前記の目的を達成するために、本発明は螺子状砥石が軸
着した工具軸を駆動する第1の回転駆動源と、被研削歯
車としてのはすば歯車が軸着したワーク軸を前記第1回
転駆動源に同期して駆動する第2の回転駆動源と、前記
はすば歯車を螺子状砥石の方向にトラバース移動させる
第3の回転駆動源と、前記第3回転駆動源に軸着した位
置検出器とを備えた歯車研削機において、前記位置検出
器から出力される位置情報を所定のサンプリング時間毎
に計数する計数手段と、当該計数手段の出力データから
速度データを導出する微分手段と、前記微分手段から導
出される速度データを前記サンプリング時間毎に直列に
シフトする1個以上の直列書込シフトレジスタと、当該
シフトレジスタの入出力データを平均化して平均化速度
データを導出する平均化手段とを備え、前記平均化速度
データに基づき前記トラバース移動に伴う同期回転の差
動補正を行うことを特徴とする。
着した工具軸を駆動する第1の回転駆動源と、被研削歯
車としてのはすば歯車が軸着したワーク軸を前記第1回
転駆動源に同期して駆動する第2の回転駆動源と、前記
はすば歯車を螺子状砥石の方向にトラバース移動させる
第3の回転駆動源と、前記第3回転駆動源に軸着した位
置検出器とを備えた歯車研削機において、前記位置検出
器から出力される位置情報を所定のサンプリング時間毎
に計数する計数手段と、当該計数手段の出力データから
速度データを導出する微分手段と、前記微分手段から導
出される速度データを前記サンプリング時間毎に直列に
シフトする1個以上の直列書込シフトレジスタと、当該
シフトレジスタの入出力データを平均化して平均化速度
データを導出する平均化手段とを備え、前記平均化速度
データに基づき前記トラバース移動に伴う同期回転の差
動補正を行うことを特徴とする。
[実施態様]
次に、本発明に係る歯車研削機についてこれを実施する
装置との関係において好適な実施態様を挙げ、添付の図
面を参照しながら以下詳細に説明する。
装置との関係において好適な実施態様を挙げ、添付の図
面を参照しながら以下詳細に説明する。
第1図は本実施態様に係る歯車研削機の概略構成図であ
り、第1図において、参照符号10は砥石12(ここで
は、1条の歯を刻設した砥石とする)を回転駆動する第
1の回転駆動源としての工具モータを示す。当該工具モ
ータ10は工具軸であるマスク軸14を介して砥石12
と軸着し、当該マスク軸14には第1の位置検出器であ
る、例えば、パルスジェネレータ16が同軸的に軸着さ
れている。本実施態様において、モータ10の回転数、
すなわち、マスク軸140回転数N)Iは3000rp
mで一定であり、パルスジェネレータ16の分解能、す
なわち、マスク軸エンコーダ分解能R)Iは60000
p/ r (PULSBS/REVQLLITION
) である。前記パルスジェネレータ16の出力信号
PG1はフィードフォワード制御バネル18内のカウン
タ20を介してフィードフォワード演算器22に導入さ
れる。フィードフォワード演算器22の演算結果はD/
Aコンバータ24を介してフィードフォワード指令信号
Sffとして加算器26の第1の人力端子に導入される
。
り、第1図において、参照符号10は砥石12(ここで
は、1条の歯を刻設した砥石とする)を回転駆動する第
1の回転駆動源としての工具モータを示す。当該工具モ
ータ10は工具軸であるマスク軸14を介して砥石12
と軸着し、当該マスク軸14には第1の位置検出器であ
る、例えば、パルスジェネレータ16が同軸的に軸着さ
れている。本実施態様において、モータ10の回転数、
すなわち、マスク軸140回転数N)Iは3000rp
mで一定であり、パルスジェネレータ16の分解能、す
なわち、マスク軸エンコーダ分解能R)Iは60000
p/ r (PULSBS/REVQLLITION
) である。前記パルスジェネレータ16の出力信号
PG1はフィードフォワード制御バネル18内のカウン
タ20を介してフィードフォワード演算器22に導入さ
れる。フィードフォワード演算器22の演算結果はD/
Aコンバータ24を介してフィードフォワード指令信号
Sffとして加算器26の第1の人力端子に導入される
。
一方、フィードフォワード演算器22の演算データであ
るマスク軸速度データSolはクローズドルーブ制御パ
ネル28内のクローズドルーブ演算器30の所定の人力
端子に導入される。この場合、クローズドループ演算器
30の他の入力端子には第2の回転駆動源としてのサー
ボモータ32に軸着された第2の位置検出器であるパル
スジェネレータ33から出力信号PGzがカウンタ34
を介しフィードバック信号として導入されている。前記
クローズドルーブ演算器30はこのフィ−ドバック出力
信号PC2を基にD/Aコンバータ38を介してクロー
ズドループ指令信号Sf2を加算器26の第2の人力端
子に導入する。加算器26の出力信号であるスレーブ軸
速度データSsによってサーボアンプ40を介してワー
ク駆動用のサーボモータ32の回転数が制御される。
るマスク軸速度データSolはクローズドルーブ制御パ
ネル28内のクローズドルーブ演算器30の所定の人力
端子に導入される。この場合、クローズドループ演算器
30の他の入力端子には第2の回転駆動源としてのサー
ボモータ32に軸着された第2の位置検出器であるパル
スジェネレータ33から出力信号PGzがカウンタ34
を介しフィードバック信号として導入されている。前記
クローズドルーブ演算器30はこのフィ−ドバック出力
信号PC2を基にD/Aコンバータ38を介してクロー
ズドループ指令信号Sf2を加算器26の第2の人力端
子に導入する。加算器26の出力信号であるスレーブ軸
速度データSsによってサーボアンプ40を介してワー
ク駆動用のサーボモータ32の回転数が制御される。
この場合、サーボモータ32に軸着したスレーブ軸42
の他端側にはカップリング43、軸45を介してシステ
ムの慣性力を吸収するイナーシャダンバ44と第1のギ
ャ46が同軸的に軸着されている。この第1ギャ46に
は第2のギャ48が噛合し、当該第2ギャ48は軸50
を介してその軸線方向が変えられる第3のギャ52と軸
着し、第3ギャ52は第4のギャ54と噛合する。この
場合、第4ギャ54はワーク軸56に同軸的に固着され
、ワーク軸56の一端部には被研削歯車でありはすば歯
車であるワーク31が固定して配設される。
の他端側にはカップリング43、軸45を介してシステ
ムの慣性力を吸収するイナーシャダンバ44と第1のギ
ャ46が同軸的に軸着されている。この第1ギャ46に
は第2のギャ48が噛合し、当該第2ギャ48は軸50
を介してその軸線方向が変えられる第3のギャ52と軸
着し、第3ギャ52は第4のギャ54と噛合する。この
場合、第4ギャ54はワーク軸56に同軸的に固着され
、ワーク軸56の一端部には被研削歯車でありはすば歯
車であるワーク31が固定して配設される。
なお、前記ワーク軸56には第1のブーリ68、ベルト
TO,第2のプーリ72を介してヒステリシスブレーキ
74が介装され、当該ヒステリシスブレーキ74は調整
されたポテンショメータ76の出力信号が増幅器78に
よって増幅された後の電圧信号によってその制動力が可
変されるように構成されている。
TO,第2のプーリ72を介してヒステリシスブレーキ
74が介装され、当該ヒステリシスブレーキ74は調整
されたポテンショメータ76の出力信号が増幅器78に
よって増幅された後の電圧信号によってその制動力が可
変されるように構成されている。
前記サーボモータ32およびワーク31等はクロステー
ブル80上に載置される。この場合、当該クロステーブ
ル80にはボールねじ82、84が取着され、前記サー
ボモータ32およびワーク31等が夫々、矢印八方向(
トラバース方向)および紙面と直交するB方向(切込方
向)に進退自在に移動される。前記ボールねじ84はカ
ップリング98、切込軸100を介して切込モータ10
2と軸着する。この切込モータ102の入力端子にはN
C制御装置92の出力信号が切込モータ制御部104、
サーボアンプ106を介して導入される。
ブル80上に載置される。この場合、当該クロステーブ
ル80にはボールねじ82、84が取着され、前記サー
ボモータ32およびワーク31等が夫々、矢印八方向(
トラバース方向)および紙面と直交するB方向(切込方
向)に進退自在に移動される。前記ボールねじ84はカ
ップリング98、切込軸100を介して切込モータ10
2と軸着する。この切込モータ102の入力端子にはN
C制御装置92の出力信号が切込モータ制御部104、
サーボアンプ106を介して導入される。
一方、ボールねじ82の一端部はカップリング86、ト
ラバース軸88を介してトラバースモーク90と軸着す
る。この場合、トラバースモータ900入力端子側には
前記NG制御装置92から出力された信号がトラバース
モータ制御部94、サーボアンプ96を介して導入され
ている。前記ボールねじ82の他端部はカップリング1
08、軸109を介して第3の位置検出器であるパルス
ジェネレータ110 と軸着されている。このパルスジ
ェネレータ110から出力される位置情報としての出力
信号PG3は計数手段であるカウンタ112を介して前
記クローズドルーブ演算器30に導入される。従って、
トラバースモーク900回転によるワーク31のトラバ
ース方向(矢印八方向)への移動量に応じて゛クローズ
ドループ演算器30は後述する所定の差動補正演算を行
いその演算結果をD/Aコンバータ38を介して前記ク
ローズドループ指令信号S’f2に加味して加算器26
の第2の入力端子に導入する。
ラバース軸88を介してトラバースモーク90と軸着す
る。この場合、トラバースモータ900入力端子側には
前記NG制御装置92から出力された信号がトラバース
モータ制御部94、サーボアンプ96を介して導入され
ている。前記ボールねじ82の他端部はカップリング1
08、軸109を介して第3の位置検出器であるパルス
ジェネレータ110 と軸着されている。このパルスジ
ェネレータ110から出力される位置情報としての出力
信号PG3は計数手段であるカウンタ112を介して前
記クローズドルーブ演算器30に導入される。従って、
トラバースモーク900回転によるワーク31のトラバ
ース方向(矢印八方向)への移動量に応じて゛クローズ
ドループ演算器30は後述する所定の差動補正演算を行
いその演算結果をD/Aコンバータ38を介して前記ク
ローズドループ指令信号S’f2に加味して加算器26
の第2の入力端子に導入する。
第2図はこのような差動補正演算を実行する際にクロー
ズドループ演算器30で実施されるソフトウエアを機能
手段の結合として表現した図である。なお、第2図にお
いて第1図に示す構成要素と同一の構成要素には同一の
参照符号を付している。図において、トラバース釉88
に軸着したパルスジェネレータ110からの出力信号P
Gsは前記したカウンタ112を介してクローズドルー
プ演算器30を構成するラッチ114に位置データとし
て導入される。ラッチ114の出力データは微分器11
6を介して速度データに変換され、この速度データは五
入力加算器118の第1人力端子118aに出力データ
xIとして導入される。一方、この出力データX1は3
個の直列に接続された直列書込型の第1乃至第3シフト
レジスタ120 , 122 、124の中、第1シフ
トレジスタ120に導入され、夫々のシフトレジスタ1
20 、122 、124の出力データx2、x3、X
,は前記加算器118の第2乃至第4人力端子118b
, l18c, 118dに導入される。加算器118
の出力データY0は出力端子118fから割算器126
を介しトラバース軸平均化速度データStaとして前記
出力信号Sf2に加味される。この場合、割算器126
によって割算した結果の剰余Mはレジスタ128に記憶
され、レジスタ128に記憶された剰余Mは出力データ
Xsとして前記加算器118の第5の人力端子118e
に導入されるように構成されている。
ズドループ演算器30で実施されるソフトウエアを機能
手段の結合として表現した図である。なお、第2図にお
いて第1図に示す構成要素と同一の構成要素には同一の
参照符号を付している。図において、トラバース釉88
に軸着したパルスジェネレータ110からの出力信号P
Gsは前記したカウンタ112を介してクローズドルー
プ演算器30を構成するラッチ114に位置データとし
て導入される。ラッチ114の出力データは微分器11
6を介して速度データに変換され、この速度データは五
入力加算器118の第1人力端子118aに出力データ
xIとして導入される。一方、この出力データX1は3
個の直列に接続された直列書込型の第1乃至第3シフト
レジスタ120 , 122 、124の中、第1シフ
トレジスタ120に導入され、夫々のシフトレジスタ1
20 、122 、124の出力データx2、x3、X
,は前記加算器118の第2乃至第4人力端子118b
, l18c, 118dに導入される。加算器118
の出力データY0は出力端子118fから割算器126
を介しトラバース軸平均化速度データStaとして前記
出力信号Sf2に加味される。この場合、割算器126
によって割算した結果の剰余Mはレジスタ128に記憶
され、レジスタ128に記憶された剰余Mは出力データ
Xsとして前記加算器118の第5の人力端子118e
に導入されるように構成されている。
なお、前記フィードフォワード演算器22、前記クロー
ズドループ演算器30、前記NC制御装置92、前記カ
ウンタ20、34、112、ラッチ114、微分器11
6、第1乃至第3シフトレジスタ120、122 、1
24およびレジスタ128のクロック入力端子CKには
その発振周期が300μsであるクロックジェネレータ
130からサンプリングクロックT,が導入されている
。
ズドループ演算器30、前記NC制御装置92、前記カ
ウンタ20、34、112、ラッチ114、微分器11
6、第1乃至第3シフトレジスタ120、122 、1
24およびレジスタ128のクロック入力端子CKには
その発振周期が300μsであるクロックジェネレータ
130からサンプリングクロックT,が導入されている
。
本実施態様に係る歯車研削機は基本的には以上のように
構成されるものであり、次にその作用並びに効果につい
て添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
構成されるものであり、次にその作用並びに効果につい
て添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
先ず、本実施態様に係るワーク31の諸元並びにパルス
ジェネレータ16、33、110の分解能等の諸元を表
1に示す。これらの諸元は図示しない入力手段からフィ
ードフォワード演算器22およびクローズドループ演算
器30の夫々のメモリ部(図示せず)に入力される。
ジェネレータ16、33、110の分解能等の諸元を表
1に示す。これらの諸元は図示しない入力手段からフィ
ードフォワード演算器22およびクローズドループ演算
器30の夫々のメモリ部(図示せず)に入力される。
表1
出力信号PG+が発生し、当該出力信号PG.はフィー
ドフォワード制御パネル18の中、カウンタ20を介し
てフィードフォワード演算器22に導入される。従って
、工具としての砥石12がNil =300Orpmで
回転した時にサンプリング時間ts =300μs毎に
パルスジェネレータ16から発生するパルス、換言すれ
ば、マスク軸速度データSl.Iは次の第(1)式に示
すように900p/sampleとなる。
ドフォワード制御パネル18の中、カウンタ20を介し
てフィードフォワード演算器22に導入される。従って
、工具としての砥石12がNil =300Orpmで
回転した時にサンプリング時間ts =300μs毎に
パルスジェネレータ16から発生するパルス、換言すれ
ば、マスク軸速度データSl.Iは次の第(1)式に示
すように900p/sampleとなる。
そこで、先ず、砥石12とワーク31の同期回転作用、
換言すれば工具モータ10とサーボモータ32の同期回
転作用について説明する。
換言すれば工具モータ10とサーボモータ32の同期回
転作用について説明する。
この場合、砥石12を工具モータ10により回転数N)
I = 300Orpmで回転駆動すると、パルスジェ
ネレータ16から連続するパルス信号としてのbu = X 60000X 300X10−’=
900 (p/sample)
”{1)次に、回転数N。= 300Orpmの砥石1
2に対してワーク31の歯数ZをZ=60とした時のワ
ーク回転数Nwは次の第(2)式で示す式から導かれ、
その値は’ 50rpmとなる。なお、第(2)式にお
いて参照符号Pは工具の条数であり、この場合、砥石1
20条数に対応し、この値は前記のように1である。
I = 300Orpmで回転駆動すると、パルスジェ
ネレータ16から連続するパルス信号としてのbu = X 60000X 300X10−’=
900 (p/sample)
”{1)次に、回転数N。= 300Orpmの砥石1
2に対してワーク31の歯数ZをZ=60とした時のワ
ーク回転数Nwは次の第(2)式で示す式から導かれ、
その値は’ 50rpmとなる。なお、第(2)式にお
いて参照符号Pは工具の条数であり、この場合、砥石1
20条数に対応し、この値は前記のように1である。
= 50 (rpm) ・
・・(2)次に、サーボモータ32によって駆動される
ワーク31の間に介装される回転伝達手段であるギャト
レン60の減速比Qが24 : 1 (Q=24)で
あることを考慮するとサーボモータ32の回転数Nsは
次の第(3)式に示すように120Orpmで回転させ
ればよい。
・・(2)次に、サーボモータ32によって駆動される
ワーク31の間に介装される回転伝達手段であるギャト
レン60の減速比Qが24 : 1 (Q=24)で
あることを考慮するとサーボモータ32の回転数Nsは
次の第(3)式に示すように120Orpmで回転させ
ればよい。
Ns =Nw XQ(rpm)=50X24=12
00(rpm)・・・(3) そこで、サーボモータ32に与えるべき電圧値はサーボ
モータ32およびサーボアンブ40の定格仕様値から、
例えば、定格回転数NSR=3000rprnの時のサ
ーボモータ32の定格人力電圧V,がVl=6Vである
とすれば、IV当たりの回転数は5QQrprn/Vで
あることが諒解され、結局、1200rprnで回転さ
せるためにはサーボモータ32に2.4Vを供給すれば
よいことになる。
00(rpm)・・・(3) そこで、サーボモータ32に与えるべき電圧値はサーボ
モータ32およびサーボアンブ40の定格仕様値から、
例えば、定格回転数NSR=3000rprnの時のサ
ーボモータ32の定格人力電圧V,がVl=6Vである
とすれば、IV当たりの回転数は5QQrprn/Vで
あることが諒解され、結局、1200rprnで回転さ
せるためにはサーボモータ32に2.4Vを供給すれば
よいことになる。
この場合、D/Aコンバータ24のビット数を12ビッ
トとし、12ビットに対応する出力電圧を±IOVとし
てNs = 120Orpmで回転させるための電圧2
.4Vを得るには、第(4)式に示すように、D/Aコ
ンバータ24に値V (D/A241 =2539を
供給するようにすればよい。
トとし、12ビットに対応する出力電圧を±IOVとし
てNs = 120Orpmで回転させるための電圧2
.4Vを得るには、第(4)式に示すように、D/Aコ
ンバータ24に値V (D/A241 =2539を
供給するようにすればよい。
従って、フィードフォワード指令信号Sftの値はこの
値V [!l/Ajl4) をアナログ信号に変換した
値として与えられる。なち、本実施態様においてサーボ
アンプ40はボルテージフォロアとして動作している。
値V [!l/Ajl4) をアナログ信号に変換した
値として与えられる。なち、本実施態様においてサーボ
アンプ40はボルテージフォロアとして動作している。
−そこで、この状態で、砥石12がN。= 3000r
pmで回転している限りワーク31はNW = 5Or
pmで同期回転する。
pmで回転している限りワーク31はNW = 5Or
pmで同期回転する。
以上がマスク軸とスレーブ軸の同期回転作用についての
説明である。
説明である。
本実施態様において、ワーク31ははすば歯車であるの
で、この場合にはトラバース方向(歯車の軸線方向)の
移動量を検出して前記同期関係に差動補正をかけなけれ
ばならない。この差動補正はトラバース軸88に軸着し
たパルスジェネレータ110によりトラバース移動量を
検出しワークねじれ角βを含めた演算によって得られる
値により前記の同期回転に差動補正を実施すればよい。
で、この場合にはトラバース方向(歯車の軸線方向)の
移動量を検出して前記同期関係に差動補正をかけなけれ
ばならない。この差動補正はトラバース軸88に軸着し
たパルスジェネレータ110によりトラバース移動量を
検出しワークねじれ角βを含めた演算によって得られる
値により前記の同期回転に差動補正を実施すればよい。
すなわち、先ず、はすば歯車のピッチ円周上の直径dは
次の第(5)式に示すように165.5mmとなる(各
記号の意味については表1参照)。
次の第(5)式に示すように165.5mmとなる(各
記号の意味については表1参照)。
この場合、ワーク幅W=29.5uによるピッチ円周上
のずれ角Yは、次の第(6)式に示すように:略9.
524°になる。
のずれ角Yは、次の第(6)式に示すように:略9.
524°になる。
すなわち、ワーク幅W=29.5ffl!Itをトラバ
ース移動した場合にワークのピッチ円周上で9. 52
4゜の同期補正をかける必要がある。これをワーク軸5
6の1回転当たりのフィードバックパルス数に換算し、
パルスジェネレータ110の出力信号PG3に対応する
前記クローズドルーブ指令信号Sf2に加味されるフィ
ードバックパルスPdの必要量を算出する.と、次の第
(7)式に示すように、6349パルスとなる。同様に
、フィードバックパルスP,の必要量をピッチ円周上の
ずれ角Yから算出すると同一の結果が得られる(第(8
)式参照。
ース移動した場合にワークのピッチ円周上で9. 52
4゜の同期補正をかける必要がある。これをワーク軸5
6の1回転当たりのフィードバックパルス数に換算し、
パルスジェネレータ110の出力信号PG3に対応する
前記クローズドルーブ指令信号Sf2に加味されるフィ
ードバックパルスPdの必要量を算出する.と、次の第
(7)式に示すように、6349パルスとなる。同様に
、フィードバックパルスP,の必要量をピッチ円周上の
ずれ角Yから算出すると同一の結果が得られる(第(8
)式参照。
タStは次の第αQ式から演算され25 (p/sa+
nple)となる。この時、差動速度指令データS,は
第IlG式に示すように表される。
nple)となる。この時、差動速度指令データS,は
第IlG式に示すように表される。
St == 1 ×Rt X ts= I X50
0000/6 x300 xto−’ =25(p/s
ample>・・・(9) 従って、ワーク幅W=29.5mmをトラバース移動す
る際約6349パルス分のフィードバックパルスP,を
補正することになる。実際には、サンプリング時間ts
=300μs毎に演算され、例えば、トラパース速度
を本実施態様では1mm/secとしているのでサンプ
リング1回当たりの発生パルス、すなわち、トラバース
軸速度デー’q 0.06457(p) ・・・αロ 従って、1サンプリング時間t,当たり0. 0645
7パルスの補正をかけることになる。この値は小数部の
みの値のため整数演算が出来ないので所定倍して正規化
してから演算する。換言すれば、差動速度指令データS
, = 0.06457は無理数であり、誤差が累積し
てしまうことになるが、正規化のための所定倍数αを大
なる値、この場合、差動速度指令データS,が整数とな
るように選択する限り、ワーク幅Wが数十mm内での加
工誤差は実用上問題のない範囲に抑えることが出来るこ
とを確認している。なお、本実施態様において、所定倍
数αの実際の値は約10万以上であれば問題ない。
0000/6 x300 xto−’ =25(p/s
ample>・・・(9) 従って、ワーク幅W=29.5mmをトラバース移動す
る際約6349パルス分のフィードバックパルスP,を
補正することになる。実際には、サンプリング時間ts
=300μs毎に演算され、例えば、トラパース速度
を本実施態様では1mm/secとしているのでサンプ
リング1回当たりの発生パルス、すなわち、トラバース
軸速度デー’q 0.06457(p) ・・・αロ 従って、1サンプリング時間t,当たり0. 0645
7パルスの補正をかけることになる。この値は小数部の
みの値のため整数演算が出来ないので所定倍して正規化
してから演算する。換言すれば、差動速度指令データS
, = 0.06457は無理数であり、誤差が累積し
てしまうことになるが、正規化のための所定倍数αを大
なる値、この場合、差動速度指令データS,が整数とな
るように選択する限り、ワーク幅Wが数十mm内での加
工誤差は実用上問題のない範囲に抑えることが出来るこ
とを確認している。なお、本実施態様において、所定倍
数αの実際の値は約10万以上であれば問題ない。
ところで、前記したように、フィードバックパルスP,
に対応するトラバース軸速度データStO値は25 (
p/sample)になるが、この差動補正演算は、D
/Aコンパータを使用し量子化処理により実行している
ので、その際、量子化誤差の±1(P)が発生する。さ
らに、パルスジェネレータ110 自体の偏心あるいは
ボールねじ82の偏心、トラバースモーク90の脈動等
による誤差を加えると25 (p/sample)に対
して、例えば、±3(P)、すなわち、22乃至28
(p/sample)の変動を生じることとなり、その
誤差が±10%を超えてしまう場合が生ずる。ここで、
第3図aにこの場合の、すなわち、本発明に係る歯車研
削機を実施しない場合のフィードバックパルスP,に対
応するトラバース軸速度データStの例を示し、その加
速度データを第3図bに示す。なお、横軸に対応する区
分はサンプリング時間t,を示している。図から容易に
諒解されるように、速度変動はワーク31の軸線方向中
央部に対応する時間T.中において±3 (P/sam
ple)の誤差を有しており、加速度変動は±4 (p
/sample”) と大きく変動している。
に対応するトラバース軸速度データStO値は25 (
p/sample)になるが、この差動補正演算は、D
/Aコンパータを使用し量子化処理により実行している
ので、その際、量子化誤差の±1(P)が発生する。さ
らに、パルスジェネレータ110 自体の偏心あるいは
ボールねじ82の偏心、トラバースモーク90の脈動等
による誤差を加えると25 (p/sample)に対
して、例えば、±3(P)、すなわち、22乃至28
(p/sample)の変動を生じることとなり、その
誤差が±10%を超えてしまう場合が生ずる。ここで、
第3図aにこの場合の、すなわち、本発明に係る歯車研
削機を実施しない場合のフィードバックパルスP,に対
応するトラバース軸速度データStの例を示し、その加
速度データを第3図bに示す。なお、横軸に対応する区
分はサンプリング時間t,を示している。図から容易に
諒解されるように、速度変動はワーク31の軸線方向中
央部に対応する時間T.中において±3 (P/sam
ple)の誤差を有しており、加速度変動は±4 (p
/sample”) と大きく変動している。
このままの状態で差動補正が実施された場合には結果と
して研削されるはすば歯車3lの歯筋精度が極めて低い
ものとなる。
して研削されるはすば歯車3lの歯筋精度が極めて低い
ものとなる。
ただし、±10%でもその変化が滑らかであればさほど
の影響はないが、加速度が大きいとサーポループ内に大
きな外乱が与えられたことになり、当該サーボルーブが
振動状態に至る虞が発生し、その結果、研削精度はさら
に低下するに至る。
の影響はないが、加速度が大きいとサーポループ内に大
きな外乱が与えられたことになり、当該サーボルーブが
振動状態に至る虞が発生し、その結果、研削精度はさら
に低下するに至る。
そこで、本発明においては、この速度変動を少なくする
ため、第2図に示す回路により信号処理を行って滑らか
な差動補正が行なえるようにしている。次に、この滑ら
かな差動補正について説明する。
ため、第2図に示す回路により信号処理を行って滑らか
な差動補正が行なえるようにしている。次に、この滑ら
かな差動補正について説明する。
先ず、パルスジェネレータ110からの出力信号PGs
をカウンタ112においてサンプリングクロックT,毎
に計数し、その計数出力データをクローズドルーブ演算
器30内のラッチ114でラッチする。このラフチデー
タは微分器116によってサンプリング時間1s毎の単
位で微分されトラバース軸速度データStが算出される
。
をカウンタ112においてサンプリングクロックT,毎
に計数し、その計数出力データをクローズドルーブ演算
器30内のラッチ114でラッチする。このラフチデー
タは微分器116によってサンプリング時間1s毎の単
位で微分されトラバース軸速度データStが算出される
。
このトラバース軸速度データStはサンプリングクロッ
クTs毎に第1乃至第3シフトレジスタに転送され、結
局、加算器118において現在のトラバース軸速度デー
タSt (前記出力データX,に対応する)とその3
回サンプリング前までのトラバース軸速度データSt
(前記出力データX2乃至X,に対応する)および出
力データXs(割算器126で発生する前回の剰余Mに
対応する)とが加算され、その加算出力データYoが割
算器126に導入される。そして、割算器126で次の
第叩式に示す演算がなされ、トラバース軸平均化速度デ
ータStaが出力される。
クTs毎に第1乃至第3シフトレジスタに転送され、結
局、加算器118において現在のトラバース軸速度デー
タSt (前記出力データX,に対応する)とその3
回サンプリング前までのトラバース軸速度データSt
(前記出力データX2乃至X,に対応する)および出
力データXs(割算器126で発生する前回の剰余Mに
対応する)とが加算され、その加算出力データYoが割
算器126に導入される。そして、割算器126で次の
第叩式に示す演算がなされ、トラバース軸平均化速度デ
ータStaが出力される。
・・・(社)
この場合、割算器126では前記した剰余Mが生じる。
この剰余Mはレジスタ128に導入されこの剰余Mに対
応する出力データX,がサンプリングクロックTs毎に
加算器118の第5の入力端子118eに導入され、次
回の加算演算に供される。一方、割算器126から算出
されたトラバース軸平均化速度データStaに基づきフ
ィードバックパルスP,が算出されこのフィードバック
パルスP,が前記クローズドループ指令信号Sf2に加
味されて加算器26、サーボアンプ40を介してサーポ
モータ32に導入される。
応する出力データX,がサンプリングクロックTs毎に
加算器118の第5の入力端子118eに導入され、次
回の加算演算に供される。一方、割算器126から算出
されたトラバース軸平均化速度データStaに基づきフ
ィードバックパルスP,が算出されこのフィードバック
パルスP,が前記クローズドループ指令信号Sf2に加
味されて加算器26、サーボアンプ40を介してサーポ
モータ32に導入される。
ここで、第4図に上記した演算手順によって算出された
トラバース軸平均化速度データSta等を示す。図にお
いて、第I欄はサンプリング番号を示し、そのサンプリ
ング回数は50回である。第■欄は微分器116によっ
て算出されたトラパース軸速度データSt (前記第
3図aの特性図に対応する)を示している。第■欄は加
算器118の出力データYoを示し、第■欄は割算器1
26の出力データであるトラバース軸平均化速度データ
St.を示す。また、第■欄は割算器126による除算
演算によって発生した剰余M(出力データXs)を示し
ている。そこで、例えば、18番目のサンプリング番号
について演算過程を説明する。この場合、加算器118
では15乃至18番・目のサンプリング番号に対応する
出力データX. =25、X3 =22、X2 =26
およびx1=27と17番目のサンプリング番号の剰余
Mに対応する出力データx5=1とが加算され出力f−
夕Ya =L +X2 +X3 +X4 +X5 =1
01が算出される。そして、トラバース軸平均化速度デ
ータStaは除数が4である割算器126の商としてs
t.=[Y. /4]=25 (記号[ ]は整数部分
を示す〉となる。この場合、剰余MはM=1となり、こ
のデータはレジスタ128 に記憶され、次のサンプリ
ング番号(この場合、19番目)に対応する加算演算に
供される。
トラバース軸平均化速度データSta等を示す。図にお
いて、第I欄はサンプリング番号を示し、そのサンプリ
ング回数は50回である。第■欄は微分器116によっ
て算出されたトラパース軸速度データSt (前記第
3図aの特性図に対応する)を示している。第■欄は加
算器118の出力データYoを示し、第■欄は割算器1
26の出力データであるトラバース軸平均化速度データ
St.を示す。また、第■欄は割算器126による除算
演算によって発生した剰余M(出力データXs)を示し
ている。そこで、例えば、18番目のサンプリング番号
について演算過程を説明する。この場合、加算器118
では15乃至18番・目のサンプリング番号に対応する
出力データX. =25、X3 =22、X2 =26
およびx1=27と17番目のサンプリング番号の剰余
Mに対応する出力データx5=1とが加算され出力f−
夕Ya =L +X2 +X3 +X4 +X5 =1
01が算出される。そして、トラバース軸平均化速度デ
ータStaは除数が4である割算器126の商としてs
t.=[Y. /4]=25 (記号[ ]は整数部分
を示す〉となる。この場合、剰余MはM=1となり、こ
のデータはレジスタ128 に記憶され、次のサンプリ
ング番号(この場合、19番目)に対応する加算演算に
供される。
同様にして、全てのサンプリング番号に対応してトラバ
ース軸平均化速度データStaを算出し、この速度デー
タS taに基づいてクローズドループ演算器30内で
差動速度指令データS,(前記第(社)式参照)を算出
し正規化した後、D/Aコンバータ38、加算器26お
よびサーボアンプ40を介してサーボモータ32に印加
する。
ース軸平均化速度データStaを算出し、この速度デー
タS taに基づいてクローズドループ演算器30内で
差動速度指令データS,(前記第(社)式参照)を算出
し正規化した後、D/Aコンバータ38、加算器26お
よびサーボアンプ40を介してサーボモータ32に印加
する。
第5図aに上記のように算出されたトラバース軸平均化
速度データStaを実線で示す。なお、比較のために第
3図aに示した従来技術に係るトラバース軸平均化速度
データStを点線で再掲している。図から容易に諒解さ
れるように、補正後の、すなわち、トラバース軸平均化
速度データSいは点線で示す従来技術に係るトラバース
軸速度データStに比較してその偏差が小さく (+2
乃至−1)、結局、滑らかな差動補正を実施することが
出来る。なお、トラバース軸平均化速度データS La
に基づく加速度データは第5図bの実線に示すように、
点線で示す前記した従来技術と比較して略半分程度以下
の偏差に抑制することが出来ることが諒解されよう。
速度データStaを実線で示す。なお、比較のために第
3図aに示した従来技術に係るトラバース軸平均化速度
データStを点線で再掲している。図から容易に諒解さ
れるように、補正後の、すなわち、トラバース軸平均化
速度データSいは点線で示す従来技術に係るトラバース
軸速度データStに比較してその偏差が小さく (+2
乃至−1)、結局、滑らかな差動補正を実施することが
出来る。なお、トラバース軸平均化速度データS La
に基づく加速度データは第5図bの実線に示すように、
点線で示す前記した従来技術と比較して略半分程度以下
の偏差に抑制することが出来ることが諒解されよう。
なお、第4図の第■欄および第■欄の合計から諒解され
るように、50回サンプリング結果の合計値は従来技術
に係る値と本発明に係る値とも同一の合計値938であ
り、この合計値が同一であることからワークとしての研
削されるはすば歯車には誤差が発生しないことが諒解さ
れる。
るように、50回サンプリング結果の合計値は従来技術
に係る値と本発明に係る値とも同一の合計値938であ
り、この合計値が同一であることからワークとしての研
削されるはすば歯車には誤差が発生しないことが諒解さ
れる。
また、第6図は上記したトラバース方向の移動に同期し
て回転する切込モータ102のNC制御による指令結果
を示す切込軸方向のワーク31の移動軌跡の説明図であ
り、この場合、4ストロークで往復加工し、切込時(図
の両縁部分)は各ストローク毎に50μ乃至200μず
つ前進してワーク幅29.5mmの間を往復加工する。
て回転する切込モータ102のNC制御による指令結果
を示す切込軸方向のワーク31の移動軌跡の説明図であ
り、この場合、4ストロークで往復加工し、切込時(図
の両縁部分)は各ストローク毎に50μ乃至200μず
つ前進してワーク幅29.5mmの間を往復加工する。
なお、図において、ワーク幅の両縁部分においては、ク
ラウニング加工を行っているために、若干深く曲線状に
切り込まれている。また、両縁部分において、切込軸1
00を斜めに切り込んでいる?は全体としての加工時間
を短縮するためである。
ラウニング加工を行っているために、若干深く曲線状に
切り込まれている。また、両縁部分において、切込軸1
00を斜めに切り込んでいる?は全体としての加工時間
を短縮するためである。
以上のように、本実施態様によれば、歯車研削器ではす
ば歯車としてのワーク31を研削する際、パルスジェネ
レータ110から出力される出力データPG3をサンプ
リング時間1s毎にカウンタ112で計数し、この計数
データをラッチ114でラッチした後、微分器116で
微分して速度データを得、この速度データを直列に接続
された3個のシフトレジスタ120 、122 、12
4に転送してい4る。そして、現在の速度データとシフ
トレジスタ120 、122 、124の記憶値である
過去の速度データ並びに前回の演算結果の剰余Mを加算
し、シフトレジスタの数+1の値(この場合、4)で割
った商、すなわち、トラバース軸平均化速度データSt
aを差動速度として採用している。この演算の際、剰傘
Mは次のトランス軸平均化速度データS■の算出演算の
レジスタ129に記憶しておくことにより累積誤差を除
去している。このため、差動速度の偏差が小さくなり、
結局、パルスジェネレー夕であるエンコーダの分解能を
実質的に向上することが出来、研削精度を著しく向上さ
せることが出来る。
ば歯車としてのワーク31を研削する際、パルスジェネ
レータ110から出力される出力データPG3をサンプ
リング時間1s毎にカウンタ112で計数し、この計数
データをラッチ114でラッチした後、微分器116で
微分して速度データを得、この速度データを直列に接続
された3個のシフトレジスタ120 、122 、12
4に転送してい4る。そして、現在の速度データとシフ
トレジスタ120 、122 、124の記憶値である
過去の速度データ並びに前回の演算結果の剰余Mを加算
し、シフトレジスタの数+1の値(この場合、4)で割
った商、すなわち、トラバース軸平均化速度データSt
aを差動速度として採用している。この演算の際、剰傘
Mは次のトランス軸平均化速度データS■の算出演算の
レジスタ129に記憶しておくことにより累積誤差を除
去している。このため、差動速度の偏差が小さくなり、
結局、パルスジェネレー夕であるエンコーダの分解能を
実質的に向上することが出来、研削精度を著しく向上さ
せることが出来る。
[発明の効果]
以上のように、本発明によれば、マスク軸に軸着した研
削工具を用いてワーク軸に軸着した被研削歯車としての
はすば歯車をトラバース方向に移動しながら同期回転を
補正しつつ研削する際、トラバース軸に軸着したエンコ
ーダから出力される単位特開あたりのパルス数にばらつ
きが発生しても、このパルス情報から算出される速度情
報に平均化処理を行うことで前記同期回転を滑らかに制
御してはすば歯車の歯筋精度を向上することが出来る。
削工具を用いてワーク軸に軸着した被研削歯車としての
はすば歯車をトラバース方向に移動しながら同期回転を
補正しつつ研削する際、トラバース軸に軸着したエンコ
ーダから出力される単位特開あたりのパルス数にばらつ
きが発生しても、このパルス情報から算出される速度情
報に平均化処理を行うことで前記同期回転を滑らかに制
御してはすば歯車の歯筋精度を向上することが出来る。
このため、高精度の、すなわち、高価なエンコーダを使
用する必要もなく、結果として歯車自体のコストを低減
することが出来る利点が得られる。
用する必要もなく、結果として歯車自体のコストを低減
することが出来る利点が得られる。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
例えば、4回平均値を3回あるいは5回平均値にする等
、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並
びに設計の変更が可能なことは勿論である。
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
例えば、4回平均値を3回あるいは5回平均値にする等
、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並
びに設計の変更が可能なことは勿論である。
第1図は本実施態様に係る歯車研削機を駆動制御する電
気回路のブロック図、 第2図は第1図に示すブロック図の中、クローズドルー
ブ演算器によって演算される一演算過程を電気回路で表
したブロック図、 第3図aは従来技術に係るトラバース軸速度データの特
性図、 第3図bは第3図aに示すトラバース軸速度データに基
づく加速度データの特性図、第4図は第2図に示すブロ
ック図に係る電気回路によって演算処理されるデータの
説明図、第5図aは本発明を適用した後のトラバース軸
速度データの特性図、 第5図bは第5図aに示すトラバース軸速度データに基
づく加速度データの特性図、 第6図は第1図に示すブロック図の中、切込モ一夕によ
って切込軸方向に移動させられるワークの移動を表す軌
跡の説明図である。 10・・・工具モータ 12・・・砥石14・
・・マスク軸 16・・・パルスジェネレータ 18・・・フィードフォワード制御パネル22・・・フ
ィードフォワード演算器 24・・・D/Aコンバータ 26・・・加算器28
・・・クローズドルーブ制御パネル30・・・クローズ
ドループ演算器 31・・・ワーク 32・・・サーボモー
タ33・・・パルスジェネレータ 42・・・スレーブ軸 60・・・ギヤトレン
74・・・ヒステリシスブレーキ 90・・・トラバースモーク 110・・・パルスジェネレータ 118a〜118e・・・入力端子 118f・・・
出力端子Sx・・・マスク軸速度データ Ss・・・スレーブ軸速度データ S2・・・トラバース軸速度データ
気回路のブロック図、 第2図は第1図に示すブロック図の中、クローズドルー
ブ演算器によって演算される一演算過程を電気回路で表
したブロック図、 第3図aは従来技術に係るトラバース軸速度データの特
性図、 第3図bは第3図aに示すトラバース軸速度データに基
づく加速度データの特性図、第4図は第2図に示すブロ
ック図に係る電気回路によって演算処理されるデータの
説明図、第5図aは本発明を適用した後のトラバース軸
速度データの特性図、 第5図bは第5図aに示すトラバース軸速度データに基
づく加速度データの特性図、 第6図は第1図に示すブロック図の中、切込モ一夕によ
って切込軸方向に移動させられるワークの移動を表す軌
跡の説明図である。 10・・・工具モータ 12・・・砥石14・
・・マスク軸 16・・・パルスジェネレータ 18・・・フィードフォワード制御パネル22・・・フ
ィードフォワード演算器 24・・・D/Aコンバータ 26・・・加算器28
・・・クローズドルーブ制御パネル30・・・クローズ
ドループ演算器 31・・・ワーク 32・・・サーボモー
タ33・・・パルスジェネレータ 42・・・スレーブ軸 60・・・ギヤトレン
74・・・ヒステリシスブレーキ 90・・・トラバースモーク 110・・・パルスジェネレータ 118a〜118e・・・入力端子 118f・・・
出力端子Sx・・・マスク軸速度データ Ss・・・スレーブ軸速度データ S2・・・トラバース軸速度データ
Claims (1)
- (1)螺子状砥石が軸着した工具軸を駆動する第1の回
転駆動源と、被研削歯車としてのはすば歯車が軸着した
ワーク軸を前記第1回転駆動源に同期して駆動する第2
の回転駆動源と、前記はすば歯車を螺子状砥石の方向に
トラバース移動させる第3の回転駆動源と、前記第3回
転駆動源に軸着した位置検出器とを備えた歯車研削機に
おいて、前記位置検出器から出力される位置情報を所定
のサンプリング時間毎に計数する計数手段と、当該計数
手段の出力データから速度データを導出する微分手段と
、前記微分手段から導出される速度データを前記サンプ
リング時間毎に直列にシフトする1個以上の直列書込シ
フトレジスタと、当該シフトレジスタの入出力データを
平均化して平均化速度データを導出する平均化手段とを
備え、前記平均化速度データに基づき前記トラバース移
動に伴う同期回転の差動補正を行うことを特徴とする歯
車研削機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1112859A JPH07112644B2 (ja) | 1989-05-02 | 1989-05-02 | 歯車研削機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1112859A JPH07112644B2 (ja) | 1989-05-02 | 1989-05-02 | 歯車研削機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02292120A true JPH02292120A (ja) | 1990-12-03 |
JPH07112644B2 JPH07112644B2 (ja) | 1995-12-06 |
Family
ID=14597320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1112859A Expired - Fee Related JPH07112644B2 (ja) | 1989-05-02 | 1989-05-02 | 歯車研削機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07112644B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6121775A (ja) * | 1984-07-09 | 1986-01-30 | 株式会社 サタケ | 色彩選別機の除塵装置 |
JPS6141697A (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-28 | Matao Morita | 船舶の操舵推進機 |
-
1989
- 1989-05-02 JP JP1112859A patent/JPH07112644B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6121775A (ja) * | 1984-07-09 | 1986-01-30 | 株式会社 サタケ | 色彩選別機の除塵装置 |
JPS6141697A (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-28 | Matao Morita | 船舶の操舵推進機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07112644B2 (ja) | 1995-12-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4865506B2 (ja) | 歯車の歯合わせ角度検出方法及び装置 | |
US3828477A (en) | Closed loop grinder infeed control system w/automatic compensation for wheel diameter changes due to dressing operations | |
JPH01213702A (ja) | Nc同期制御システム | |
US4788476A (en) | Machine for lapping two curved-tooth bevel gears | |
JPS60109781A (ja) | 同期運転制御装置 | |
JPS60114421A (ja) | はすば歯車加工装置 | |
US4708544A (en) | Machine tool controller | |
JPH02292120A (ja) | 歯車研削機 | |
JPS63156639A (ja) | Nc及びcnc工作機械のモータ駆動要素の位置制御方法及び装置 | |
JP2585688B2 (ja) | Nc同期制御システム | |
JP2888693B2 (ja) | 歯車研削機の自動噛合方法および装置 | |
JP3000668B2 (ja) | 歯車の仕上加工方法 | |
JPS5859725A (ja) | 歯車加工機械の同期運転制御装置 | |
JPH09174330A (ja) | 歯車研削装置における自動歯合せ装置 | |
JPH02109630A (ja) | 移相装置 | |
JP2912501B2 (ja) | 歯車研削機の位相修正方法および装置 | |
JPH04189418A (ja) | 歯車の仕上加工装置 | |
JPS6121775B2 (ja) | ||
JP3931613B2 (ja) | 歯車ラップ盤 | |
JPH01188913A (ja) | サーボ制御システム | |
JPH0641780Y2 (ja) | 歯車研削機 | |
JP3132740B2 (ja) | 歯車加工装置における歯車噛合方法 | |
JPS62297041A (ja) | 工作物もしくは工具支持体の駆動方法および該方法を実施するための駆動装置 | |
JPH0957624A (ja) | 内歯車形ハードギヤホーニングのドレス方法 | |
JP3782959B2 (ja) | 歯車研削機の自動噛合方法および装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071206 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081206 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |