JPH02291623A - 感温スイッチ - Google Patents
感温スイッチInfo
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- JPH02291623A JPH02291623A JP11348089A JP11348089A JPH02291623A JP H02291623 A JPH02291623 A JP H02291623A JP 11348089 A JP11348089 A JP 11348089A JP 11348089 A JP11348089 A JP 11348089A JP H02291623 A JPH02291623 A JP H02291623A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H37/00—Thermally-actuated switches
- H01H37/74—Switches in which only the opening movement or only the closing movement of a contact is effected by heating or cooling
- H01H37/76—Contact member actuated by melting of fusible material, actuated due to burning of combustible material or due to explosion of explosive material
- H01H2037/768—Contact member actuated by melting of fusible material, actuated due to burning of combustible material or due to explosion of explosive material characterised by the composition of the fusible material
-
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- H01H37/76—Contact member actuated by melting of fusible material, actuated due to burning of combustible material or due to explosion of explosive material
- H01H37/761—Contact member actuated by melting of fusible material, actuated due to burning of combustible material or due to explosion of explosive material with a fusible element forming part of the switched circuit
Landscapes
- Fuses (AREA)
- Thermally Actuated Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は合金型感温スイッチの改良に関する゛ものであ
る. 〈従来の技術〉 合金型感温スイッチは、低融点可溶金属片の溶融変形に
よって電流遮断または導通を行うものであり、低融点可
溶金属の融点を作動温度としている.第6図は電流遮断
式の合金型感温スイッチを示し、一直線上で互いに対向
せるリード導体1′・1′間に線状の低融点可溶合金片
2′を溶接し、該低融点可溶合金片上にフラックス3′
を塗布し、これらのうえに耐熱性絶縁筒4′ (例えば
、セラミックス筒)を挿通し、該絶縁筒の各端と各リー
ド導体との間を接着剤5′ ・5′ (例えば、エボキ
シ樹脂)によって封止してある. 上記の感温スイッチは、例えば電気機器等における発熱
を感知し易い部分に取付けて使用する.而して、その電
気機器が過電流により発熱すると、その発熱のために温
度ヒューズが加熱されて低融点可溶合金が溶融し、この
溶融合金が分断され、電気機器への通電が遮断され、機
器の異常発熱、延いては火災を防止できる. 上記溶融合金の分断メカニズムは溶融合金がその表面張
力のために球状化しようとし、この球状化に伴い分断が
生じることにある. く解決しようとする課題〉 しかしながら、溶融合金の表面張力はそれほど協力では
なく球状化の速度が遅く、アークを防止できる分断距離
に達するまでに相当の時間を要し、この間事実上導通状
態が継続し、電流遮断を迅速に行い難いことがある.特
に、溶融前の低融点可溶合金の表面に酸化皮膜が存在す
ると、この酸化皮膜が不溶性の固い外皮を形成するから
外皮内が溶融状態になっても上記球状化が進行し難くな
る.このため、低融点可溶合金片上には酸化を防止し得
、たとえ、酸化が生じても合金溶融下の高温でその酸化
物を可溶化し得るフラックス層けているが、このフラッ
クスが上記のアースのためにガス化し、感温スイッチが
爆裂することもある.本発明の目的は、低融点可溶金属
の溶融後、その溶融金属の変形を迅速に行わせて、スイ
ッチ作動を高速化できる感温スイッチを提供することに
゜ある. 本発明によれば、フラックス量を低減乃至は零としでも
、溶融金属の変形を確保でき、従って、フラックのガス
化を排除乃至は軽減でき、感温スイッチの爆裂を回避で
きる. 〈課題を解決するための手段〉 本願のーの発明に係る感温スイッチは、一対のリード導
体間を連結せる磁性粉体入り低融点可溶金属片と、該金
属片に電磁作用によって引張応力またはせん断応力を作
用させる磁石を備えていることを特徴とする横成である
. 本願の他の発明に係る感温スイッチは、一対のリード導
体のうちの少なくとも一方に設けた磁性粉体入り低融点
可溶金属片と一方のリード導体の磁性粉体入り低融点可
溶金属片に電磁作用によって他方のリード導体に向う方
向の力を作用させる磁石を備えていることを特徴とする
構成である.く実施例の説明〉 以下、本発明の実施例を図面により説明する.第1図は
ーの発明の実施例を示している.第1図において、1・
1は1対のリード導体であり、一直線状で、がっ互いに
対向している。2は磁性粉体入りの低融点可溶金属片で
あり、リード導体間を連結している.この磁性粉体入リ
の低融点可溶金属片には、鉄、ニッケル、コバルト系の
磁性紛体を混合したpb−sn系合金を用いることがで
きる.3は低融点可溶金属片上に塗布したフラックスで
あり、省略することもできる。4は低融点可溶金属片上
に挿通した筒状の保護カバー(例えば、セラミックス筒
)、5・5は保護カバーの各端と各リード導体との間を
封止せる接着剤、例えばエボキン樹脂である.6は磁石
であり、磁性粉体入り低融点可溶金属片2に磁力線を作
用させる位置に設けてある. 上記磁性粉体入り低融点可溶金属片中の磁性紛体は磁力
線の方向に力を受けており、磁性紛休と低融点可溶金属
片とが一体であるために低融点可溶金属片が力を受け、
該合金片には引張り応力またはせん断応力が作用してい
る。従って、周囲温度が低融点可溶金属片の融点に達し
て低融点可゛溶金属片が溶融するとこの溶融金属が引張
り応力またはせん断破断して通電が遮断される.この場
合、溶融金属の表面張力に基づく球状化も溶融金属の分
断に関与するが、表面張力よりも前記の磁力線に基づく
引張り応力またはせん断力の方が一段と大であり、引張
り応力またはせん断力が分断の主体的原因となる.而し
て、上記感温スイッチの作動速度、すなわち、低融点可
溶金属片の温度が融点に達したときから該金属片が分断
するまでの時間は、分断も溶融金属の表面張力にのみ依
存している従来の感温スイッチの場合に較べて、表面張
力のみならずこれよりも一段と大きな磁力をも作用させ
て分断を行う本発明の感温スイッチの方が頗る高速であ
る. 本発明において、磁石の位置は、磁性粉体入り低融点可
溶金属片に磁力線を作用させ得るのであれば、適宜に設
定し得る.また、保護筒自体を磁石としてもよい.かが
る保護筒は、保磁力の高い磁性紛体を混合したプラスチ
ック、ガラスを筒状に成形し、而るのち、筒状体を所定
の方向に磁゜化することによって製作できる. 本願のーの発明に係る温度ヒューズは上記の直線型に限
定されることなく、各種の形態で使用できる.例えば、
第2図に示すように、互いに対向する絶縁基板の41・
42の内面に電極7l・72を設け、各電極7l・72
にリード導体1・1を接続し、両電極間に磁性粉体入り
低融点可溶金属体2を橋設し、該可溶金属体の周りに7
ラックス層3を設け、その周囲をモールド絶縁体8例え
ばエボキシ樹脂で包囲し、この絶縁体に磁石6を装着し
たものも使用できる.第2図に示す感温スイッチを製造
するには、フラックス材(例えば、ロジン)を溶融し、
これに低融点可溶金属材(ハンダ)と磁性紛体とを混合
し、この混合物からブロックを枠型成形し、電極付きの
絶縁基板の間にこのブロックを挾み、これらを低融点可
溶金属の融点よりも高融点の絶縁体(gi1えば、エボ
キシ樹脂)で胴巻きし、而るのち、絶縁体の融点よりも
やや低い温度で全体を加熱して、上記ブロックを溶融さ
せ、この溶融下で上記磁性紛体を電極間に引寄せる方向
の磁束を作用させ、この磁性紛体と共に溶融状態の低融
点金属を電極間に集中させ、この集中させた溶融金属で
電極をぬらして両者間を電気的に導通させ、而るのち、
加熱を停止し上記の磁束を作用させたままで全体を冷却
する方法を使用できる.第3図は本願に係る他の発明の
実施例を示している. 第3図において、2は一方のリード導体11の先端に設
けた磁性粉体入りの低融点可溶金属片であり、ほぼ球形
である.4は保護筒、6は磁石であり、上記の磁性粉体
入り低融点可溶金属片2に他方のリード導休l2に向う
方向の磁力線を作用させるように設けてある.この保護
筒は、保磁力の大なる磁性紛体をプラスチックまたはガ
ラスに混合し、この混合物を筒状に成形し、次いで、磁
化することによって製作できる. 第3図において、第1図における符号と同一の符号部分
は第1図と同じ構成要素を示し、3はフラックス、5・
5は接着剤である. 第3図の感温スイッチにおいては、磁力線のために磁性
粉体入り低融点可溶金属片に他のリード導体に向う方向
の磁力が作用している.従って、周囲温度が上昇し、低
融点可溶金属片が溶融すると、この溶融金属が他のリー
ド導体に向って伸びて、両リード導体間が導通される.
この場合の動作速度も磁力線に基づく強い磁力のために
高速にできる. 上記の磁性粉体入り低融点可溶金属片2は、第4図に示
すように両方のリード導体11−12に設けてもよい.
また、リード導体ll側の低融点可溶金属片にのみ磁性
紛体を混合し、リード導体12側の低融点可溶金属片に
おいては、磁性粉末を無添加とすることもできる. 上記他の発明に係る感温スイッチは上記の直線型に限定
されることなく、各種の形態で使用できる.例えば、第
5図に示す形態で使用でき、この感温スイッチの製造に
は、第2図に示す感温スイッチの場合と同様、低融点可
溶金属と磁性紛体とフラックスとの枠型成形物を電極付
絶縁基板で挾み、これをエボキシ樹脂で胴巻きし、枠型
成形物の溶融下、磁性紛体を一方の電極側に吸引するよ
うな磁束を作用させ、磁性紛体の吸引と共に溶融低融点
金属を一方の電極に集中させる方法を用いることができ
る. 〈発明の効果〉 本発明に係る合金型の感温スイッチは上述した通りの構
成であり、低融点可溶金属片に磁性粉末を加えて、この
金属片に磁力を作用させておき、低融点可溶金属が溶融
するとその磁力により該溶融金属を変形させてスイッチ
作動させるものであるから、溶融金属をその表面張力の
みにより変形させている従来例に較べて作動速度を高速
にできる.そして、溶融金属の変形を溶融金属の表面張
力に依存させなくても済むもので、フラックス量の低減
乃至は省略が可能であり、アークによるフラックスのガ
ス化を排除でき、感温スイッチの爆裂を防止できる.
る. 〈従来の技術〉 合金型感温スイッチは、低融点可溶金属片の溶融変形に
よって電流遮断または導通を行うものであり、低融点可
溶金属の融点を作動温度としている.第6図は電流遮断
式の合金型感温スイッチを示し、一直線上で互いに対向
せるリード導体1′・1′間に線状の低融点可溶合金片
2′を溶接し、該低融点可溶合金片上にフラックス3′
を塗布し、これらのうえに耐熱性絶縁筒4′ (例えば
、セラミックス筒)を挿通し、該絶縁筒の各端と各リー
ド導体との間を接着剤5′ ・5′ (例えば、エボキ
シ樹脂)によって封止してある. 上記の感温スイッチは、例えば電気機器等における発熱
を感知し易い部分に取付けて使用する.而して、その電
気機器が過電流により発熱すると、その発熱のために温
度ヒューズが加熱されて低融点可溶合金が溶融し、この
溶融合金が分断され、電気機器への通電が遮断され、機
器の異常発熱、延いては火災を防止できる. 上記溶融合金の分断メカニズムは溶融合金がその表面張
力のために球状化しようとし、この球状化に伴い分断が
生じることにある. く解決しようとする課題〉 しかしながら、溶融合金の表面張力はそれほど協力では
なく球状化の速度が遅く、アークを防止できる分断距離
に達するまでに相当の時間を要し、この間事実上導通状
態が継続し、電流遮断を迅速に行い難いことがある.特
に、溶融前の低融点可溶合金の表面に酸化皮膜が存在す
ると、この酸化皮膜が不溶性の固い外皮を形成するから
外皮内が溶融状態になっても上記球状化が進行し難くな
る.このため、低融点可溶合金片上には酸化を防止し得
、たとえ、酸化が生じても合金溶融下の高温でその酸化
物を可溶化し得るフラックス層けているが、このフラッ
クスが上記のアースのためにガス化し、感温スイッチが
爆裂することもある.本発明の目的は、低融点可溶金属
の溶融後、その溶融金属の変形を迅速に行わせて、スイ
ッチ作動を高速化できる感温スイッチを提供することに
゜ある. 本発明によれば、フラックス量を低減乃至は零としでも
、溶融金属の変形を確保でき、従って、フラックのガス
化を排除乃至は軽減でき、感温スイッチの爆裂を回避で
きる. 〈課題を解決するための手段〉 本願のーの発明に係る感温スイッチは、一対のリード導
体間を連結せる磁性粉体入り低融点可溶金属片と、該金
属片に電磁作用によって引張応力またはせん断応力を作
用させる磁石を備えていることを特徴とする横成である
. 本願の他の発明に係る感温スイッチは、一対のリード導
体のうちの少なくとも一方に設けた磁性粉体入り低融点
可溶金属片と一方のリード導体の磁性粉体入り低融点可
溶金属片に電磁作用によって他方のリード導体に向う方
向の力を作用させる磁石を備えていることを特徴とする
構成である.く実施例の説明〉 以下、本発明の実施例を図面により説明する.第1図は
ーの発明の実施例を示している.第1図において、1・
1は1対のリード導体であり、一直線状で、がっ互いに
対向している。2は磁性粉体入りの低融点可溶金属片で
あり、リード導体間を連結している.この磁性粉体入リ
の低融点可溶金属片には、鉄、ニッケル、コバルト系の
磁性紛体を混合したpb−sn系合金を用いることがで
きる.3は低融点可溶金属片上に塗布したフラックスで
あり、省略することもできる。4は低融点可溶金属片上
に挿通した筒状の保護カバー(例えば、セラミックス筒
)、5・5は保護カバーの各端と各リード導体との間を
封止せる接着剤、例えばエボキン樹脂である.6は磁石
であり、磁性粉体入り低融点可溶金属片2に磁力線を作
用させる位置に設けてある. 上記磁性粉体入り低融点可溶金属片中の磁性紛体は磁力
線の方向に力を受けており、磁性紛休と低融点可溶金属
片とが一体であるために低融点可溶金属片が力を受け、
該合金片には引張り応力またはせん断応力が作用してい
る。従って、周囲温度が低融点可溶金属片の融点に達し
て低融点可゛溶金属片が溶融するとこの溶融金属が引張
り応力またはせん断破断して通電が遮断される.この場
合、溶融金属の表面張力に基づく球状化も溶融金属の分
断に関与するが、表面張力よりも前記の磁力線に基づく
引張り応力またはせん断力の方が一段と大であり、引張
り応力またはせん断力が分断の主体的原因となる.而し
て、上記感温スイッチの作動速度、すなわち、低融点可
溶金属片の温度が融点に達したときから該金属片が分断
するまでの時間は、分断も溶融金属の表面張力にのみ依
存している従来の感温スイッチの場合に較べて、表面張
力のみならずこれよりも一段と大きな磁力をも作用させ
て分断を行う本発明の感温スイッチの方が頗る高速であ
る. 本発明において、磁石の位置は、磁性粉体入り低融点可
溶金属片に磁力線を作用させ得るのであれば、適宜に設
定し得る.また、保護筒自体を磁石としてもよい.かが
る保護筒は、保磁力の高い磁性紛体を混合したプラスチ
ック、ガラスを筒状に成形し、而るのち、筒状体を所定
の方向に磁゜化することによって製作できる. 本願のーの発明に係る温度ヒューズは上記の直線型に限
定されることなく、各種の形態で使用できる.例えば、
第2図に示すように、互いに対向する絶縁基板の41・
42の内面に電極7l・72を設け、各電極7l・72
にリード導体1・1を接続し、両電極間に磁性粉体入り
低融点可溶金属体2を橋設し、該可溶金属体の周りに7
ラックス層3を設け、その周囲をモールド絶縁体8例え
ばエボキシ樹脂で包囲し、この絶縁体に磁石6を装着し
たものも使用できる.第2図に示す感温スイッチを製造
するには、フラックス材(例えば、ロジン)を溶融し、
これに低融点可溶金属材(ハンダ)と磁性紛体とを混合
し、この混合物からブロックを枠型成形し、電極付きの
絶縁基板の間にこのブロックを挾み、これらを低融点可
溶金属の融点よりも高融点の絶縁体(gi1えば、エボ
キシ樹脂)で胴巻きし、而るのち、絶縁体の融点よりも
やや低い温度で全体を加熱して、上記ブロックを溶融さ
せ、この溶融下で上記磁性紛体を電極間に引寄せる方向
の磁束を作用させ、この磁性紛体と共に溶融状態の低融
点金属を電極間に集中させ、この集中させた溶融金属で
電極をぬらして両者間を電気的に導通させ、而るのち、
加熱を停止し上記の磁束を作用させたままで全体を冷却
する方法を使用できる.第3図は本願に係る他の発明の
実施例を示している. 第3図において、2は一方のリード導体11の先端に設
けた磁性粉体入りの低融点可溶金属片であり、ほぼ球形
である.4は保護筒、6は磁石であり、上記の磁性粉体
入り低融点可溶金属片2に他方のリード導休l2に向う
方向の磁力線を作用させるように設けてある.この保護
筒は、保磁力の大なる磁性紛体をプラスチックまたはガ
ラスに混合し、この混合物を筒状に成形し、次いで、磁
化することによって製作できる. 第3図において、第1図における符号と同一の符号部分
は第1図と同じ構成要素を示し、3はフラックス、5・
5は接着剤である. 第3図の感温スイッチにおいては、磁力線のために磁性
粉体入り低融点可溶金属片に他のリード導体に向う方向
の磁力が作用している.従って、周囲温度が上昇し、低
融点可溶金属片が溶融すると、この溶融金属が他のリー
ド導体に向って伸びて、両リード導体間が導通される.
この場合の動作速度も磁力線に基づく強い磁力のために
高速にできる. 上記の磁性粉体入り低融点可溶金属片2は、第4図に示
すように両方のリード導体11−12に設けてもよい.
また、リード導体ll側の低融点可溶金属片にのみ磁性
紛体を混合し、リード導体12側の低融点可溶金属片に
おいては、磁性粉末を無添加とすることもできる. 上記他の発明に係る感温スイッチは上記の直線型に限定
されることなく、各種の形態で使用できる.例えば、第
5図に示す形態で使用でき、この感温スイッチの製造に
は、第2図に示す感温スイッチの場合と同様、低融点可
溶金属と磁性紛体とフラックスとの枠型成形物を電極付
絶縁基板で挾み、これをエボキシ樹脂で胴巻きし、枠型
成形物の溶融下、磁性紛体を一方の電極側に吸引するよ
うな磁束を作用させ、磁性紛体の吸引と共に溶融低融点
金属を一方の電極に集中させる方法を用いることができ
る. 〈発明の効果〉 本発明に係る合金型の感温スイッチは上述した通りの構
成であり、低融点可溶金属片に磁性粉末を加えて、この
金属片に磁力を作用させておき、低融点可溶金属が溶融
するとその磁力により該溶融金属を変形させてスイッチ
作動させるものであるから、溶融金属をその表面張力の
みにより変形させている従来例に較べて作動速度を高速
にできる.そして、溶融金属の変形を溶融金属の表面張
力に依存させなくても済むもので、フラックス量の低減
乃至は省略が可能であり、アークによるフラックスのガ
ス化を排除でき、感温スイッチの爆裂を防止できる.
第1図並びに第2図は、それぞれ本願のiの発明に係る
実施例を示す説明図、第3図、第4図並びに第5図はそ
れぞれ本願の他の発明に係る実施例を示す説明図、第6
図は従来例を示す説明図である. 1・・・・−・リード導体 2・・・・・・磁性粉体入り低融点可溶金属片6・・・
・・・磁石
実施例を示す説明図、第3図、第4図並びに第5図はそ
れぞれ本願の他の発明に係る実施例を示す説明図、第6
図は従来例を示す説明図である. 1・・・・−・リード導体 2・・・・・・磁性粉体入り低融点可溶金属片6・・・
・・・磁石
Claims (2)
- (1)一対のリード導体間を連結させる磁性粉体入り低
融点可溶金属片と、該金属片に電磁作用によって引張応
力またはせん断応力を作用させる磁石を備えていること
を特徴とする感温スイッチ。 - (2)一対のリード導体のうちの少なくとも一方に設け
た磁性粉体入り低融点可溶金属片と、リード導体の磁性
粉体入り低融点可溶金属片に電磁作用によって他方のリ
ード導体に向う方向の力を作用させる磁石を備えている
ことを特徴とする感温スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1113480A JPH07123018B2 (ja) | 1989-05-01 | 1989-05-01 | 感温スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1113480A JPH07123018B2 (ja) | 1989-05-01 | 1989-05-01 | 感温スイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02291623A true JPH02291623A (ja) | 1990-12-03 |
JPH07123018B2 JPH07123018B2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=14613350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1113480A Expired - Lifetime JPH07123018B2 (ja) | 1989-05-01 | 1989-05-01 | 感温スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07123018B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5972918U (ja) * | 1982-11-10 | 1984-05-17 | 小俣 隆司 | 両面止折畳傘 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5431548A (en) * | 1977-08-13 | 1979-03-08 | Muneharu Hirota | Overheat preventer for electric appliance |
JPS60102846U (ja) * | 1983-12-20 | 1985-07-13 | 大同産業株式会社 | 温度ヒユ−ズ |
-
1989
- 1989-05-01 JP JP1113480A patent/JPH07123018B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5431548A (en) * | 1977-08-13 | 1979-03-08 | Muneharu Hirota | Overheat preventer for electric appliance |
JPS60102846U (ja) * | 1983-12-20 | 1985-07-13 | 大同産業株式会社 | 温度ヒユ−ズ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07123018B2 (ja) | 1995-12-25 |
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