JPH02291243A - ブラジル原産の薬用白甘藷抽出成分含有液とその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、ブラジル原産の薬用白甘藷である所謂シモ
ンー号（以下単にシモンと略称する）から抽出した成分
を含む溶液およびその製造方法に関する． ［従来の技術］ 従来、シモンはビタミンＢ，．Ｂ．．Ｂ．．Ｃ．Ｅ．Ｐ
．Ｋ、ニコチン酸，バントテン酸、葉酸、葉緑素，カリ
ウム、カルシウム、レスチン等が豊富であり、健康食品
としてきわめて有効なものである。

このシモンを摂取する手段としては、他の食品に混入し
たり、粉砕して乾燥し錠剤や顆粒にしたりして摂取する
のがほとんどであった。

［発明が解決しようとする問題点］ 上記シモンは健康上きわめて有効な成分を多量に含んで
いることは、様々な学会や専門雑誌等で数多く発表され
ているところであるが、その有効成分を健康に効果が期
待できる程度に摂取するにほかなり大量に食しなければ
ならず、上記従来の技術の場合、摂取に際し不便である
ばかりか多量に食すること自体苦痛となる場合もある．
しかもその有効成分は、腸から吸収されにくいという問
題があった． さらに、有効成分を抽出するにも、単に熱水で抽出する
だけでは油溶性の成分は溶出せずしかも熱により有効成
分が破壊されてしまうという欠点があり、アルコールに
より抽出することも可能であるが、アルコールの除去工
程が加わりコスト的に高くなるうえ、アルコール自体に
よる人体に対する弊害がある欠点がある． この発明は、上記従来の技術に鑑みてなされたもので、
シモンの有効成分を十分に含み、なおかつ他の有益な成
分を有し、腸からの吸収も容易であり、種々の食品等へ
の利用が容易なシモン抽出成分含有溶液と、シモンの有
効成分を無駄なく確実に抽出することができ、しかも腸
から吸収されやすい状態にすることのできる抽出溶液の
製造方法を提供することを目的とする． ［問題点を解決するための手段］ この発明は、植物組織分解酵素と、これにより分解され
たシモンの含有成分とを有したブラジル原産の薬用白甘
藷抽出成分含有溶液である。

さらにこの発明は、植物組織分解酵素と水とシモンを混
合粉砕し，その混濁液から固形分を遠心分離または圧搾
等の分離手段によって除去して抽出液を得るブラジル原
産の薬用白甘藷抽出成分含有溶液の製造方法である． さらにこの発明は、上記抽出液を、濃縮するブラジル原
産の薬用白甘藷抽出成分含有溶液の製造方法である． ［作用］ この発明のブラジル原産の薬用白甘藷抽出成分含有溶液
は、植物組織分解酵素によりシモン細胞膜および繊維成
分が破壊され、水溶性および油溶性の含有成分が効果的
にかつ腸からの吸収が容易な状態で活性化されて抽出さ
れているとともに、植物組織分解酵素自身も人体に有効
な成分として作用するものである． マタ，この発明のブラジル原産の薬用白甘藷抽出成分含
有溶液の製造方法は、植物組織分解酵素を用いているの
で、有効成分を破壊することなく水溶性および油溶性の
成分を抽出することができ、腸からの吸収も容易な状態
にして抽出するものである． ［実施例１ 以下この発明の実施例について説明する．この実施例で
は、シモンの葉と茎を用いて抽出溶液を製造する． 先ず，シモンの葉と茎を細かく粉砕し、これに水を加え
さらにセルラーゼ、ベクチナーゼ、プロテアーゼ、グル
カナーゼ、植物組織崩壊酵素等の植物の細胞膜や繊維質
を分解する酵素（この出願では以下植物組織分解酵素と
総称する）を適量加えて混合する．すると，植物組織分
解酵素によって葉と茎の細胞膜や繊維質が分解され、細
胞内の有効成分や繊維と繊維との間の有効成分が溶出し
、さらに植物組織分解酵素が界面活性剤の働きをして水
溶性の成分のみならず油溶性の成分も容易に溶出させる
．この時の条件は，各酵素の作用条件によって設定すれ
ば良いが、大体ｐｈが４から７，温度が４０度から７０
度の範囲が良い。また、酵素は、単体で用いても良いが
、必要に応じて複数種類の酵素を組み合わせても良い。

そして、上記酵素によりシモンの細胞中の成分や分解さ
れた成分が十分に溶出した後、この抽出液から繊維粕等
の固形分を除去する．この除去はいわゆる遠心分離法ま
たは圧搾によって行なう．この後、抽出液を除菌処理す
る．除菌処理は、ミクロフィルターを複数回通す方法、
アルコールを混入し殺菌した後このアルコールを蒸発さ
せる方法、瞬間熱殺菌法等により行なう． 次にこの抽出液を濃縮する．濃縮は、凍結乾燥法、減圧
乾燥法，浸透膜を利用する方法、６０℃以下の低温蒸発
乾燥法等により行なう． 以上のようにして得た濃縮抽出溶液の成分は、種々の分
析方法により分析すると、β−シトステロール、フェル
ラ酸、高級脂肪酸アルコール、トリテルベノイド、才コ
タコサノール、レスチン、さらに活性酸素を捕捉消去す
る酵素であるｓｕｐｅｒｏｘｉｄｅ　ｄｉｓｍｕｔａｓ
ｅ　　（以下ＳＯＤと称する）およびＳＯＤと同様の働
きをするＳＯＤ様物質を含んでいる．このＳＯＤ様物質
にはαトコフエロール（　ａ−ｔｏｃｏｐｈｅｒｏｌｌ
．カロチン（ｃｏｒｏｔｅｎｅｌ　．ビタミンＢ　．　
（ｖｉｔａｍｉｎｅＢ＊ｌ　．ビタミンＣ　（ｖｉｔａ
ｍｉｎｅＣ）　．タンニン（ｔａｎｎｉｎｌ　，フラボ
ノイド（ｆｌａｖｏｎｏｉｄｌ　，フエルラ酸，その他
不飽和脂肪酸等がある．上述の物質はすべて人体に有益
なものであるが特にＳＯＤは、生体防御因子として体内
に生成された過剰な活性酸素を捕捉消去するものである
．この活性酸素は、体内で過剰になると様々な組織障害
を生じさせるもので、例えば、関節リュウマチ、Ｂｅｈ
ｃｅｔ病、川崎病、などの炎症性疾患の原因となってい
るという研究報告が成されている．さらに、この活性酸
素やこれによって生産される過酸化脂質が原因となって
心筋梗塞、脳卒中、白内障、しみ、そばかす、糖尿病等
の成人病や、発癌要因、動脈硬化、肩凝り、冷え性，便
秘等とも密接な関係があるとする専門家の報告も数多く
なされている。

ここで、ＳＯＤは分子量３０，　０００以上の酵素であ
り、経口内服によっては胃液等で分解され、体内で活性
酸素の捕捉消去作用は得られない。しかし、ＳＯＤ様物
質はこれより低分子の物質であり胃液等で分解されずに
体内に吸収され、活性酸素除去作用を生じる．また、Ｓ
ＯＤ様物質は、植物組織分解酵素により分子同士の重合
が解け、低分子化されてより活発に作用するようになる
．また、植物組織分解酵素は、シモンの有効成分を低分
子化し活性化し腸からの吸収を容易にする働きや、腸の
働きを助ける作用等があり、上述の物質と共に人の健康
に有効なものである．β−シトステロールは女性ホルモ
ン作用をするものであり、フエルラ酸その他高級脂肪酸
アルコールおよびトリテルベノイドは胆汁分泌促進およ
び強肝作用を有し、オコタコサノールは筋力の維持活性
化作用がある． この濃縮シモン柚出液の用途は、それ自体をカプセルに
入れて提供しても良く、飴やジュース等のドリンク剤に
混入しても良い．さらに、医薬品の原料としても利用で
きるものである。

なお、この発明に用いる上記シモンの部分は、葉や茎の
ほか芋自体でも良い。また、濃縮の程度は用途によって
適宜設定すればよく濃縮せずに用いても良い． ［発明の効果］ この発明のブラジル原産の薬用白甘藷抽出成分含有溶液
は、成分を溶解するために植物組織分解酵素を用いてい
るので、水溶性および油溶性の成分が腸から吸収しやす
い状態で溶出しており、さらに植物組織分解酵素自体も
有効成分として含有しており、人の健康特に成人病対策
に対してきわめて有効である． さらにこの発明のブラジル原産の薬用白甘藷抽出成分含
有溶液の製造方法は、植物組織分解酵素を用いて上記白
甘藷の有効成分を抽出しているので、熱水やアルコール
によって抽出する場合のように有効成分の破壊等がなく
、しかも容易に水溶性および油溶性の成分を溶出させる
ことができる．さらに、有効成分が低分子化され活性化
されており、腸からの吸収が容易な抽出液を得ることが
できる． また、この発明では、抽出溶液を濃縮しているので、例
えばこれをカプセリングして服用する場合でも、飲む量
が少なくても多量の有効成分を摂取することができ大き
な効果を得ることができ、さらに、種々の食品に混入し
たり、薬用として用いることも容易であり，保管、運搬
に際しても効率が良い．

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、植物組織分解酵素と、これにより分解されたブラジ
   ル原産の薬用白甘藷の含有成分とが溶解した水溶液であ
   って、繊維粕等の固形分が除去されていることを特徴と
   するブラジル原産白甘藷抽出成分含有溶液。 ２、植物組織分解酵素と水とブラジル原の薬用産白甘藷
   を混合粉砕し、植物組織分解酵素によって上記白甘藷の
   細胞膜および繊維成分を分解し、その混濁液から固形分
   を分離除去して抽出液を得ることを特徴とするブラジル
   原産の薬用白甘藷抽出成分含有溶液の製造方法。 ３、上記抽出液から余分な水分を除去する濃縮処理を施
   すことを特徴とする請求項２記載のブラジル原産の薬用
   白甘藷抽出成分含有溶液の製造方法。