JPH02291230A - 茶飲料の製造法 - Google Patents

茶飲料の製造法

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JPH02291230A
JPH02291230A JP33019989A JP33019989A JPH02291230A JP H02291230 A JPH02291230 A JP H02291230A JP 33019989 A JP33019989 A JP 33019989A JP 33019989 A JP33019989 A JP 33019989A JP H02291230 A JPH02291230 A JP H02291230A
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JP
Japan
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tea
extraction
inert gas
extracted solution
atmosphere
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JP33019989A
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English (en)
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Akira Mukai
明 向井
Sachiko Kamizuka
神塚 幸子
Toru Abe
徹 阿部
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Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はいれたてに近い品質を保持した容器入り茶飲料
の製造法に関する。
(従来の技術とその問題点) 緑茶、中国茶、紅茶等の茶飲料を含む、いわゆる低酸性
飲料(pH4.6以上でかつAwが0.94をこえる清
涼飲料水)の常温流通での製造基準(殺菌条件)は、通
常、中心部が120℃4分間同等以上の加勢をする方法
がとられている。
しかしながら、いれたてのお茶を前記条件で加熱殺菌し
た場合、色が黄緑色から褐色へ変化する他、茶本来の香
気の減少、不快臭くいも臭、レトルト臭)の発生といっ
た香りの変化、また苦渋味が増加するなど著しい品質の
劣化がおこることが知られている。
これに対して、農林水産省等の研究(茶業試験場研究報
告階64)にみられるように、レトルト缶詰では酸化防
止剤としてL−アスコルビン酸もしくはその塩を添加す
る方法、ならびにヘソドスペースガスを不活性ガス(窒
素ガス)に置換する方法、さらに両者を併用する方法が
実用化されており、これらの方法を用いない場合に比較
して、茶飲料の品質劣化は少ない傾向にあるものの、い
れたでのお茶とは歴然とした品質上の差異が存在してい
るのが現状である。
従って本発明は、前記方法に比較して、褐変、レトルト
臭、苦渋味等の品質劣化が少なく、いれたでのお茶に近
い品質を保持した茶飲料の製造法を得ることを目的とす
る。
(問題を解決するための手段) 本発明は、上記問題点を解決するための技術的手段とし
て、茶飲料の製造法において、茶を主成分とする抽出液
を得る際に、酸素を可能な限り取り除いた不活性ガス雰
囲気下で抽出を行い、得られた抽出液を速やかに容器に
封入することを特徴とする製造法を検討し本発明を完成
した。
本発明で言う不活性ガス雰囲気下での抽出とは、抽出時
の雰囲気中の酸素濃度がO〜10%(好ましくは0−1
%)、抽出に用いる水中の熔存酸素濃度がO〜3 pp
mである条件下で抽出を行うことを言う。従って、不活
性ガスの種類については特窒素ガスを用いるのがよい。
本発明の対象となる飲料は茶を主成分とするもので、原
料となる茶の種類、添加物の有無は特に間はない.抽出
に用いる水または湯の茶葉(乾燥物)を適当量加え、適
当時間抽出する。また、抽出に用いる水は必要に応じて
副原料や添加物を加えたものであってもよい。もちろん
除菌処理、脱イオン処理等をしたものであってもさしつ
かえなL−アスコルビン酸の場合、0.005〜0.1
%(好ましくは0.02〜0.08%)添加するのがよ
い.さらに好ましくは、品質劣化防止剤としてサイクロ
デキストリンを0.01〜0.15%(好ましくは0.
02〜0.05%添加するのがよい。さらに、抽出装置
に関しては、その大きさ形状材質を特に間はない。
抽出後の液体は可能な限り酸素に接触しない条件下、即
ち、不活性ガス雰囲気下でそのまま封入しても良いし、
また可能な限り酸素に接触しない条件下、即ち不活性ガ
ス雰囲気下で陽イオン交換樹脂処理に供した後に容器に
封入してもよい。なお、陽イオン交換樹脂の条件は以下
の通りである。
用いる陽イオン交換樹脂はマクロポーラス型でもゲル型
でもかまわない.また、強酸性陽イオン交換樹脂でも弱
酸性陽イオン交換樹脂でもかまわない。これらの中でも
好ましくはゲル型の強酸性陽イオン交換樹脂を用いるの
がよい。処理方法としては、抽出液と陽イオン交換樹脂
を混合、撹はんした後分離する方法、即ちバッチ法でも
、陽イオン交換樹脂を充填したカラムに抽出液を流す方
法、即ちカラム法でもかまわない。この陽イオ.ン交換
樹脂処理を行うと風味がさらに向上する。封入する時の
ヘッドスペースには不活性ガスを用いることが好ましい
。また、本発明の茶飲料を封入する容器は、その大きさ
形状材質を間はない。
さらに、殺菌は、容器封入後レトルト装置を用いて1)
0℃〜125℃、3〜20分間(好ましくは120〜1
23℃、3〜8分間)で殺菌を行うか、または瞬間殺菌
機によって80〜145℃で2〜30秒間の殺菌を行っ
てホットパックあるいは常温での無菌充填を行なうこと
が好ましい。
また、流通は常温流通でもチルド流通でもかまわない. 以下、本発明を実施例に基すいて説明する。ただし、本
発明は実施例に限定されるものではない。
く実施例1〉 酸素濃度θ〜0.5%の窒素雰囲気下の密閉容器内で、
茶葉(煎茶)60gに対して、一度煮沸して溶存酸素量
を2 pptaとした70℃の水l800gを注ぎ2分
間保持し抽出を行った後、茶葉を分離した.得られた茶
抽出液にL−アスコルビン酸ナトリウム0.05%を添
加、缶(液量180IIIlヘッドスペース18mj!
)に窒素ガスとともに充填し蓋の取り付けを行った。密
閉後、120℃4分間(F.=4)加熱殺菌し製品缶と
した。
本発明により得られた製品(A)、および対照として空
気中で抽出後同一条件で製品化したサンプルを用い、抽
出液の溶存酸素量、ヘッドスペースの残存酸素量および
褐変度の測定を行いその結果を表1に示した。ただし、
褐変度は、日本電色工業■製測色色差計SZ−Σ80を
使用して測定したb値を用い、殺菌前後での差Δb値で
示した。
また、本発明品および対照品の2点比較法による官能評
価結果を表2に示した。
以上、本発明を用いれば、茶飲料中に酸素量を減少させ
、高品質の茶飲料が得られることは明らかである。
;実施例2〉 第1図に示す装置により抽出を行った。抽出槽つに入れ
た18lの湯を、ジャケット■内に蒸気こ通すことによ
り80℃に温度調節をするのと同キに、外部窒素ボンベ
より水中にパブリングを行)、溶存酸素を1. 5 p
pmとし、またへソドスペ一八部の酸素量を0.15%
にした。投入口■より茶86 0 0 gを入れ、3分
間撹はんしつつ抽出を行った。抽出液はあらかじめ窒素
ガスで満たされた辛液槽■に移した後、連続式熱交換機
で140℃、秒間殺菌し、容器に無菌的に充填した。
本発明品により得られた製品(B)と対照品(窒素置換
せずに同様に製作したサンプル)の官1評価結果(10
点満点の総合評価)を表3に示〜た。本発明により製造
したものの方が対照品よ]総合評価点がよいことがわか
る。
(表 3) (表4)官能評価結果 ,ユ2ニヒ三二ノK一茸』[諭とチョイスした人数(入
)(パネル数5人) 〈実施例3〉 実施例1に記載のL−アスコルビン酸ナトリウム0.0
5%添加後の茶抽出液を窒素雰囲気下で冷却し、ゲル型
の強酸性陽イオン交換樹脂を抽出液に対し4%加え、1
5分間撹はんした後分離した.このように陽イオン交換
樹脂処理に供した後実施例1と同様に缶に充填し、蓋を
取り付け、密閉後、加熱殺菌し製品缶とした。
本発明により得られた製品(C)、および対照品(窒素
置換および陽イオン交換樹脂処理をせずに同様に製作し
たサンプル)の2点提示法による官能評価結果を表4に
示した。本発明により製造したものの方が対照品より高
品質のものが得られることは明らかである。
*コントロールはいれたてのお茶 *パネル数は20人 (効 果) 本発明の方法を用いると、従来不可能であったいれたで
のお茶と同等の品質を有する茶飲料が製造可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は茶の製造装置を示す。 なお、第1図中の各番号は以下の機器を示す。 ■抽出槽、■ジャケット、■投入口、■貯液槽、■温度
計および溶存酸素計、■撹はん機、■りーク弁、■圧力
計、■ボンブ、[相]窒素ガス注入口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)茶を主成分とする飲料の製造法において、不活性ガ
    ス雰囲気下で茶を抽出し、該抽出液をそのまま、または
    陽イオン交換樹脂処理に供した後に容器に封入すること
    を特徴とする茶飲料の製造法。 2)容器に封入する前、または後で殺菌することを特徴
    とする請求項(1)記載の茶飲料の製造法。 3)容器に封入する際に不活性ガスとともに行うことを
    特徴とする請求項(1)記載の茶飲料の製造法。 4)該抽出液に酸化防止剤を添加することを特徴とする
    請求項(1)記載の茶飲料の製造法。 5)該抽出液にサイクロデキストリンを添加することを
    特徴とする請求項(1)記載の茶飲料の製造法。 6)不活性ガスとして窒素を用いることを特徴とする請
    求項(1)記載の茶飲料の製造法。 7)茶として緑茶を用いることを特徴とする請求項(1
    )記載の茶飲料の製造法。
JP33019989A 1989-02-28 1989-12-20 茶飲料の製造法 Pending JPH02291230A (ja)

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