JPH02290886A - (シス‐2‐ブテニル)ジメチルクロロシランの製造法 - Google Patents
(シス‐2‐ブテニル)ジメチルクロロシランの製造法Info
- Publication number
- JPH02290886A JPH02290886A JP1111043A JP11104389A JPH02290886A JP H02290886 A JPH02290886 A JP H02290886A JP 1111043 A JP1111043 A JP 1111043A JP 11104389 A JP11104389 A JP 11104389A JP H02290886 A JPH02290886 A JP H02290886A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dimethylchlorosilane
- butenyl
- cis
- catalyst
- acetylacetonate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- ZIIOFRVBHAVTFG-PLNGDYQASA-N [(z)-but-2-enyl]-chloro-dimethylsilane Chemical compound C\C=C/C[Si](C)(C)Cl ZIIOFRVBHAVTFG-PLNGDYQASA-N 0.000 title claims description 25
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 8
- YXFVVABEGXRONW-UHFFFAOYSA-N Toluene Chemical compound CC1=CC=CC=C1 YXFVVABEGXRONW-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 36
- KAKZBPTYRLMSJV-UHFFFAOYSA-N Butadiene Chemical compound C=CC=C KAKZBPTYRLMSJV-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 26
- UHOVQNZJYSORNB-UHFFFAOYSA-N Benzene Chemical compound C1=CC=CC=C1 UHOVQNZJYSORNB-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 15
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 claims abstract description 15
- YGHUUVGIRWMJGE-UHFFFAOYSA-N chlorodimethylsilane Chemical compound C[SiH](C)Cl YGHUUVGIRWMJGE-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 13
- 239000012442 inert solvent Substances 0.000 claims abstract description 3
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 23
- POILWHVDKZOXJZ-ARJAWSKDSA-M (z)-4-oxopent-2-en-2-olate Chemical compound C\C([O-])=C\C(C)=O POILWHVDKZOXJZ-ARJAWSKDSA-M 0.000 claims description 11
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 claims description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 8
- 230000018044 dehydration Effects 0.000 claims description 4
- 238000006297 dehydration reaction Methods 0.000 claims description 4
- 238000001035 drying Methods 0.000 claims 1
- YMWUJEATGCHHMB-UHFFFAOYSA-N Dichloromethane Chemical compound ClCCl YMWUJEATGCHHMB-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 15
- BMGNSKKZFQMGDH-FDGPNNRMSA-L nickel(2+);(z)-4-oxopent-2-en-2-olate Chemical compound [Ni+2].C\C([O-])=C\C(C)=O.C\C([O-])=C\C(C)=O BMGNSKKZFQMGDH-FDGPNNRMSA-L 0.000 abstract description 11
- 239000002904 solvent Substances 0.000 abstract description 10
- DYLIWHYUXAJDOJ-OWOJBTEDSA-N (e)-4-(6-aminopurin-9-yl)but-2-en-1-ol Chemical compound NC1=NC=NC2=C1N=CN2C\C=C\CO DYLIWHYUXAJDOJ-OWOJBTEDSA-N 0.000 abstract description 6
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 abstract description 6
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 abstract description 3
- 238000001291 vacuum drying Methods 0.000 abstract 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 11
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 7
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 5
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 5
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 4
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 4
- 238000004817 gas chromatography Methods 0.000 description 4
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 description 4
- QABCGOSYZHCPGN-UHFFFAOYSA-N chloro(dimethyl)silicon Chemical compound C[Si](C)Cl QABCGOSYZHCPGN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- HEDRZPFGACZZDS-UHFFFAOYSA-N Chloroform Chemical compound ClC(Cl)Cl HEDRZPFGACZZDS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- -1 chlorodimethylsilane -Butadiene Chemical compound 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 239000012456 homogeneous solution Substances 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- 125000004974 2-butenyl group Chemical group C(C=CC)* 0.000 description 1
- VEQPNABPJHWNSG-UHFFFAOYSA-N Nickel(2+) Chemical compound [Ni+2] VEQPNABPJHWNSG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- BFAKENXZKHGIGE-UHFFFAOYSA-N bis(2,3,5,6-tetrafluoro-4-iodophenyl)diazene Chemical compound FC1=C(C(=C(C(=C1F)I)F)F)N=NC1=C(C(=C(C(=C1F)F)I)F)F BFAKENXZKHGIGE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000003197 catalytic effect Effects 0.000 description 1
- 239000007810 chemical reaction solvent Substances 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000004821 distillation Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002198 insoluble material Substances 0.000 description 1
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000746 purification Methods 0.000 description 1
- 238000011403 purification operation Methods 0.000 description 1
- 239000011541 reaction mixture Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 238000006561 solvent free reaction Methods 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
- 238000005292 vacuum distillation Methods 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は高純度の(シス−2−ブテニル)ジメチルクロ
ロシランの効率的な製造法に関する。
ロシランの効率的な製造法に関する。
さらに詳しくは、本発明は、(シス−2−ブテニル)ジ
メチルクロロシランをクロロジメチルシランと1,3−
ブタジェンとから製造するにあたって、実質的無水のニ
ッケルCI)アセチルアセトネートを触媒として使用す
ることに主要な特色を有する(シス−2−ブテニル)ジ
メチルクロロシランの製造法に関する。
メチルクロロシランをクロロジメチルシランと1,3−
ブタジェンとから製造するにあたって、実質的無水のニ
ッケルCI)アセチルアセトネートを触媒として使用す
ることに主要な特色を有する(シス−2−ブテニル)ジ
メチルクロロシランの製造法に関する。
[従来の技術および発明が解決しようとする課題]
(シス−2−ブテニル)ジメチルクロロシランは精密合
成化学品の製造の際、その素材として有用な物質である
。その製造法としては1.3−ブタジエンとクロロジメ
チルシランとニッケル(If)アセチルアセトネートよ
り製造する方法(イズベスチア・アカデミア・ナウカ・
USSR誌(化学編) 、1980年(2)、407
〜410頁参照)が知られているが、この方法を追試し
たところ、(シス−2−ブテニル)ジメチルクロロシラ
ンのほかにその異性体であるトランス体が5〜15%も
生成し、両者の分離は沸点が近いために困難であり、ま
た収率も最高70%程度であって効率よく高純度の(シ
ス−2−ブテニル)ジメチルクロロシランを製造するこ
とはできなかった。
成化学品の製造の際、その素材として有用な物質である
。その製造法としては1.3−ブタジエンとクロロジメ
チルシランとニッケル(If)アセチルアセトネートよ
り製造する方法(イズベスチア・アカデミア・ナウカ・
USSR誌(化学編) 、1980年(2)、407
〜410頁参照)が知られているが、この方法を追試し
たところ、(シス−2−ブテニル)ジメチルクロロシラ
ンのほかにその異性体であるトランス体が5〜15%も
生成し、両者の分離は沸点が近いために困難であり、ま
た収率も最高70%程度であって効率よく高純度の(シ
ス−2−ブテニル)ジメチルクロロシランを製造するこ
とはできなかった。
[課題を解決するため手段]
しかして本発明者らは前記反応を詳細に検討した結果、
使用するニッケル(II)アセチルアセトネート中に残
存する水分の作用により、該反応で製造される(シス−
2−ブテニル)ジメチルクロロシランの収率および純度
が低下するという事実を見出した。その結果、ニッケル
(II)アセチルアセトネートの実質的無水物を用いる
ことによって、高収率で高選択的に(シス−2−ブテニ
ル)ジメチルクロロシランが製造できることを見出し本
発明に到達した。
使用するニッケル(II)アセチルアセトネート中に残
存する水分の作用により、該反応で製造される(シス−
2−ブテニル)ジメチルクロロシランの収率および純度
が低下するという事実を見出した。その結果、ニッケル
(II)アセチルアセトネートの実質的無水物を用いる
ことによって、高収率で高選択的に(シス−2−ブテニ
ル)ジメチルクロロシランが製造できることを見出し本
発明に到達した。
すなわち本発明は、クロロジメチルシランと1.3−ブ
タジエンとを無溶媒あるいは不活性な溶媒中で実質的無
水のニッケル(It)アセチルアセトネートを触媒とし
て作用させて、反応させることを特徴とする高収率でし
かも高選択的な(シス−2−ブテニル)ジメチルクロロ
シランの製造法に関する。
タジエンとを無溶媒あるいは不活性な溶媒中で実質的無
水のニッケル(It)アセチルアセトネートを触媒とし
て作用させて、反応させることを特徴とする高収率でし
かも高選択的な(シス−2−ブテニル)ジメチルクロロ
シランの製造法に関する。
すなわち、本発明の目的化合物である(シス−2−ブテ
ニル)ジメチルクロロシランは、クロロジメチルシラン
と1,3−ブタジエンとを触媒となる実質的無水のニッ
ケル(II)アセチルアセトネトの存在下、オートクレ
ープ中加熱下、反応せしめることによりえられる。
ニル)ジメチルクロロシランは、クロロジメチルシラン
と1,3−ブタジエンとを触媒となる実質的無水のニッ
ケル(II)アセチルアセトネトの存在下、オートクレ
ープ中加熱下、反応せしめることによりえられる。
また、前記実質的無水のニッケル(I[)アセチルアセ
トネートはたとえば、次のようにして調製できる。すな
わち、ニッケル(I[)アセチルアセトネート水和物を
1關Hg以下の減圧下に 100〜110℃で数時間か
ら数十時間加熱乾燥する方法、あるいは、ニッケル(I
I)アセチルアセトネート水和物をトルエンあるいはベ
ンゼンなどの溶媒に懸濁させ、常圧下に加熱沸騰させて
含有する水を溶媒とともに共沸留去する方法により調製
される。
トネートはたとえば、次のようにして調製できる。すな
わち、ニッケル(I[)アセチルアセトネート水和物を
1關Hg以下の減圧下に 100〜110℃で数時間か
ら数十時間加熱乾燥する方法、あるいは、ニッケル(I
I)アセチルアセトネート水和物をトルエンあるいはベ
ンゼンなどの溶媒に懸濁させ、常圧下に加熱沸騰させて
含有する水を溶媒とともに共沸留去する方法により調製
される。
脱水の程度は高度である程(シス−2−ブテニル)ジメ
チルクロロシランが高収率でしかも高選択的にえられる
ので好ましく、もとより完全に脱水し無水のニッケル(
II)アセチルアセトネートが本発明の方法に用いるの
にもっとも好ましい。脱水の程度とは、カールフィシャ
ー等による水分測定において検出限界以下になったもの
をいう。
チルクロロシランが高収率でしかも高選択的にえられる
ので好ましく、もとより完全に脱水し無水のニッケル(
II)アセチルアセトネートが本発明の方法に用いるの
にもっとも好ましい。脱水の程度とは、カールフィシャ
ー等による水分測定において検出限界以下になったもの
をいう。
実質的無水のニッケル(It)アセチルアセトネートを
調製する際の共沸溶媒としては触媒と反応するようなも
のでなければとくに限定されないがトルエン、ベンゼン
、クロロホルムなどが触媒の均一溶液を与えるので好ま
しい。
調製する際の共沸溶媒としては触媒と反応するようなも
のでなければとくに限定されないがトルエン、ベンゼン
、クロロホルムなどが触媒の均一溶液を与えるので好ま
しい。
さらに前記操作でえられた実質的無水のニッケル帽)ア
セチルアセトネートを乾燥トルエンなどの溶媒少量に溶
解しオートクレープ中に移し、減圧下に残存溶媒を完全
に留去する。
セチルアセトネートを乾燥トルエンなどの溶媒少量に溶
解しオートクレープ中に移し、減圧下に残存溶媒を完全
に留去する。
つぎに反応器中でクロロジメチルシランと1.3−ブタ
ジエンとを反応させる。
ジエンとを反応させる。
なお、触媒はあらかじめ単離したものを使用してもよい
し、また脱水に用いる媒体が本反応に用いうる溶媒であ
れば触媒を含む溶液をそのまま用いてもよい。
し、また脱水に用いる媒体が本反応に用いうる溶媒であ
れば触媒を含む溶液をそのまま用いてもよい。
本発明においては、クロロジメチルシランに対し1.3
−ブタジエンを1当量以上、好ましくは1〜 1.5当
量使用する。
−ブタジエンを1当量以上、好ましくは1〜 1.5当
量使用する。
触媒として使用される実質的無水のニッケル(II)ア
セチルアセトネートの使用量は触媒量でよく、とくにク
ロロジメチルシランに対して0.05〜0.03当量が
好ましい。
セチルアセトネートの使用量は触媒量でよく、とくにク
ロロジメチルシランに対して0.05〜0.03当量が
好ましい。
該反応に使用される溶媒としては反応に不活性なもので
あればすべて使用できるが、たとえばベンゼン、トルエ
ン、塩化メチレンなどが触媒を含む均一溶液となるので
好ましい。
あればすべて使用できるが、たとえばベンゼン、トルエ
ン、塩化メチレンなどが触媒を含む均一溶液となるので
好ましい。
また、反応溶媒を使用することなく無溶媒反応として反
応を行なうこともできる。反応温度は現実の問題的には
70℃〜100℃が好ましい。
応を行なうこともできる。反応温度は現実の問題的には
70℃〜100℃が好ましい。
反応温度が70℃未満では反応速度が次第に低下し、1
00℃をこえて操作しても実質的なメリットはない。反
応終了に要する時間はおよそ3〜6時間の範囲内である
のが好ましい。3時間以下では収率がおちる傾向があり
、6時間以上つづけても実質的に意味がない。さらに、
反応終了後冷却下に反応器を開封し、通常の単離、精製
方法にしたがって、たとえば反応混合物を徐々に室温に
もどし、過剰のブタジエンを除去した後、不溶物を炉別
してえられる冫戸液を減圧蒸留により精製すると(シス
−2−ブテニル)ジメチルクロロシランを高純度な液体
として収率よくえることができる。
00℃をこえて操作しても実質的なメリットはない。反
応終了に要する時間はおよそ3〜6時間の範囲内である
のが好ましい。3時間以下では収率がおちる傾向があり
、6時間以上つづけても実質的に意味がない。さらに、
反応終了後冷却下に反応器を開封し、通常の単離、精製
方法にしたがって、たとえば反応混合物を徐々に室温に
もどし、過剰のブタジエンを除去した後、不溶物を炉別
してえられる冫戸液を減圧蒸留により精製すると(シス
−2−ブテニル)ジメチルクロロシランを高純度な液体
として収率よくえることができる。
[実施例]
以下に実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明するが
本発明はこれらの実施例のみで限定されるものではない
。
本発明はこれらの実施例のみで限定されるものではない
。
実施例1
((シス−2−ブテニル)ジメチルクロロシランの合成
) ニッケル帽)アセチルアセトネート水和物3gをトルエ
ン 150mlに懸濁させ、常圧下に混合物を加熱・沸
騰させて生成する水をトルエンとともに共沸させて除去
した。常圧下に大部分のトルエンを留去してえられた実
質的無水のニッケル(II)アセチルアセトネートを乾
燥トルエン30mlに溶解し、オートクレープ中に移し
、減圧下に残存トルエンを完全に留去した。1.3−ブ
タジエン30mlおよびクロロジメチルシラン27ml
を冷却下に加えて前記オートクレープを密封し、95℃
の加熱下に6時間攪拌、反応させた。冷却下に前記オー
トクレープを開封し、過剰の1.3−ブタジエンを除い
た後、不溶固体を冫戸別し、乾燥塩化メチレン少量で洗
浄した。浄液を減圧蒸留により精製し、(シス−2−ブ
テニル)ジメチルクロロシラン33.1g (収率92
%)をえた。なお、トランス異性体はガスクロマト分折
では0.3%以下であった。
) ニッケル帽)アセチルアセトネート水和物3gをトルエ
ン 150mlに懸濁させ、常圧下に混合物を加熱・沸
騰させて生成する水をトルエンとともに共沸させて除去
した。常圧下に大部分のトルエンを留去してえられた実
質的無水のニッケル(II)アセチルアセトネートを乾
燥トルエン30mlに溶解し、オートクレープ中に移し
、減圧下に残存トルエンを完全に留去した。1.3−ブ
タジエン30mlおよびクロロジメチルシラン27ml
を冷却下に加えて前記オートクレープを密封し、95℃
の加熱下に6時間攪拌、反応させた。冷却下に前記オー
トクレープを開封し、過剰の1.3−ブタジエンを除い
た後、不溶固体を冫戸別し、乾燥塩化メチレン少量で洗
浄した。浄液を減圧蒸留により精製し、(シス−2−ブ
テニル)ジメチルクロロシラン33.1g (収率92
%)をえた。なお、トランス異性体はガスクロマト分折
では0.3%以下であった。
以下にえられた(シス−2−ブテニル)ジメチルクロロ
シランの沸点およびIH NMHにおける測定結果を示
す。
シランの沸点およびIH NMHにおける測定結果を示
す。
沸点:54〜56℃/43+mlg
IHNMR(基準周波数=90MHz s溶媒:CDC
I3、内部標準: TMS ) δ (pp 嘗+) : Q.40 (Si
(CI{ コl)2 .S .tSl{) 、1
.58 (CHs .d,J− 6Hz.3H)1.7
9 (CH2 .d,J− 6Hz.2H)5.30〜
5.80(CH=CH.a+. 2H)実施例2 ((シス−2−ブテニル)ジメチルクロロシランの合成
) ニッケル(II)アセチルアセトネート水和物2.63
gを実施例1と同様に脱水してえられた実質的無水のニ
ッケル[1)アセチルアセトネートを乾燥塩化メチレン
BOmlに溶解し、オートクレープ中に入れた。次に、
前記オートクレープ中に1.3−ブタジエン30mlお
よびクロロジメチルシラン2 7 mlを冷却下に加え
、実施例1と同様に6時間反応後、実施例1と同様の方
法で精製し、(シス−2−ブテニル)ジメチルクロロシ
ラン32.39g (収率90%)をえた。なお、トラ
ンス異性体はガスクロマト分析では0.3%以下であっ
た。
I3、内部標準: TMS ) δ (pp 嘗+) : Q.40 (Si
(CI{ コl)2 .S .tSl{) 、1
.58 (CHs .d,J− 6Hz.3H)1.7
9 (CH2 .d,J− 6Hz.2H)5.30〜
5.80(CH=CH.a+. 2H)実施例2 ((シス−2−ブテニル)ジメチルクロロシランの合成
) ニッケル(II)アセチルアセトネート水和物2.63
gを実施例1と同様に脱水してえられた実質的無水のニ
ッケル[1)アセチルアセトネートを乾燥塩化メチレン
BOmlに溶解し、オートクレープ中に入れた。次に、
前記オートクレープ中に1.3−ブタジエン30mlお
よびクロロジメチルシラン2 7 mlを冷却下に加え
、実施例1と同様に6時間反応後、実施例1と同様の方
法で精製し、(シス−2−ブテニル)ジメチルクロロシ
ラン32.39g (収率90%)をえた。なお、トラ
ンス異性体はガスクロマト分析では0.3%以下であっ
た。
えられた(シス−2−ブテニル)ジメチルクロロシラン
の沸点およびl}l NMHにおける測定結果は実施例
1に示した値と同一であった。
の沸点およびl}l NMHにおける測定結果は実施例
1に示した値と同一であった。
実施例3
((シス−2−ブテニル)ジメチルクロロシランの合成
) ニッケル(II)アセチルアセトネート水和物2.63
gを実施例1と同様に脱水してえられた実質的無水のニ
ッケル(II)アセチルアセトネート、乾燥トルエン3
0ml、1.3−ブタジエン30mlおよびクロロジメ
チルシラン2 7 mlを使用して、実施例2と同様な
反応を行ない精製して(シス−2−ブテニル)ジメチル
クロロシラン33.62 g (収率93%)をえた。
) ニッケル(II)アセチルアセトネート水和物2.63
gを実施例1と同様に脱水してえられた実質的無水のニ
ッケル(II)アセチルアセトネート、乾燥トルエン3
0ml、1.3−ブタジエン30mlおよびクロロジメ
チルシラン2 7 mlを使用して、実施例2と同様な
反応を行ない精製して(シス−2−ブテニル)ジメチル
クロロシラン33.62 g (収率93%)をえた。
なお、トランス異性体はガスクロマト分析では0.3%
以下であった。
以下であった。
えられた(シス−2−ブテニル)ジメチルクロロシラン
の沸点およびIH NMHにおける測定結果は実施例1
に示した値と同一であった。
の沸点およびIH NMHにおける測定結果は実施例1
に示した値と同一であった。
実施例4
((シス−2−ブテニル)ジメチルクロロシランの合成
) ニッケル(II)アセチルアセトネート水和物1gをオ
ートクレープ中で0.5〜1ssHgの減圧下、100
℃で19時間加熱して、実質的に無水のニッケル(It
)アセチルアセトネートを調製した。乾燥塩化メチレン
20ml,クロロジメチルシラン9ml,1.3−ブタ
ジエンlOmlを冷却下に加えて前記オートクレープを
密封し、実施例1と同様に6時間反応後、実施例1と同
様の方法で精製し、(シス−2−ブテニル)ジメチルク
ロロシラン10.8g(収率90%)をえた。なお、ト
ランス異性体はガスクロマト分析では0.3%以下であ
った。
) ニッケル(II)アセチルアセトネート水和物1gをオ
ートクレープ中で0.5〜1ssHgの減圧下、100
℃で19時間加熱して、実質的に無水のニッケル(It
)アセチルアセトネートを調製した。乾燥塩化メチレン
20ml,クロロジメチルシラン9ml,1.3−ブタ
ジエンlOmlを冷却下に加えて前記オートクレープを
密封し、実施例1と同様に6時間反応後、実施例1と同
様の方法で精製し、(シス−2−ブテニル)ジメチルク
ロロシラン10.8g(収率90%)をえた。なお、ト
ランス異性体はガスクロマト分析では0.3%以下であ
った。
えられた(シス−2−ブテニル)ジメチルクロロシラン
の沸点およびIHNMHにおける測定結果は実施例1に
示した値と同一であった。
の沸点およびIHNMHにおける測定結果は実施例1に
示した値と同一であった。
[発明の効果]
本発明によれば高選択的に(トランス−2−ブテニル)
ジメチルクロロシランをほとんど含まない高純度の(シ
ス−2−ブテニル)ジメチルクロロシランを簡単な精製
操作により高収率で製造することができる。
ジメチルクロロシランをほとんど含まない高純度の(シ
ス−2−ブテニル)ジメチルクロロシランを簡単な精製
操作により高収率で製造することができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 クロロジメチルシランと1,3−ブタジエンとを無
溶媒あるいは不活性な溶媒中で実質的無水のニッケル(
II)アセチルアセトネートを触媒として作用させて、反
応させることを特徴とする(シス−2−ブテニル)ジメ
チルクロロシランの製造法。 2 実質的無水の触媒が熱トルエンあるいは熱ベンゼン
中共沸脱水によりえられたものである請求項1記載の製
造法。 3 実質的無水の触媒が減圧加熱乾燥によりえられたも
のである請求項1記載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1111043A JP2675137B2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | (シス‐2‐ブテニル)ジメチルクロロシランの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1111043A JP2675137B2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | (シス‐2‐ブテニル)ジメチルクロロシランの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02290886A true JPH02290886A (ja) | 1990-11-30 |
JP2675137B2 JP2675137B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=14550965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1111043A Expired - Fee Related JP2675137B2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | (シス‐2‐ブテニル)ジメチルクロロシランの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2675137B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016014005A (ja) * | 2014-06-12 | 2016-01-28 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 有機ケイ素化合物の製造方法及び触媒組成物 |
-
1989
- 1989-04-28 JP JP1111043A patent/JP2675137B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016014005A (ja) * | 2014-06-12 | 2016-01-28 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 有機ケイ素化合物の製造方法及び触媒組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2675137B2 (ja) | 1997-11-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Harding et al. | Synthesis of trans-2, 5-dimethylpyrrolidine by intramolecular amidomercuration | |
US2920080A (en) | Process of preparing tryptamine | |
JPH02290886A (ja) | (シス‐2‐ブテニル)ジメチルクロロシランの製造法 | |
IE51211B1 (en) | Process for introducing alkyl radicals into nitrile compounds | |
Beyerman et al. | Stereospecific synthesis and optical resolution of 5‐hydroxypipecolic acid | |
EP0872463B1 (en) | Chlorination of substituted alkenes using trichloroisocyanuric acid | |
US2451740A (en) | Process for the manufacture of an aldehyde | |
US3910958A (en) | Process for preparing arylacetic acids and esters thereof | |
EP0101004B1 (en) | Process for preparing 4-oxo-4, 5, 6, 7-tetrahydroindole derivative | |
JPH0475224B2 (ja) | ||
Schuerch Jr et al. | Preparation of Triethylacetonitrile and Triethylacetic Acid | |
JPH0212219B2 (ja) | ||
JPS63211264A (ja) | インドリン類の製造法 | |
US2451610A (en) | Preparation of 4-alkyl-quinolines | |
JPS63270661A (ja) | 1−〔2−(4−ヒドロキシベンゾイル)エタノイル〕−2−ピペリドン及びその製造法並びにそれを有効成分とするアルコ−ル発酵促進剤 | |
JP2860676B2 (ja) | 1―イソキノリン類の製造方法 | |
JPH06199808A (ja) | 5−シクロヘキシルメチルヒダントイン誘導体の製造方法およびその製造中間体 | |
JPS647979B2 (ja) | ||
SU810709A1 (ru) | Способ получени карбалкоксибен-зилОКСиТРиАлКилСилАНОВ | |
JP3495774B2 (ja) | 1−ヒドロキシインドール類の製法 | |
JP3561148B2 (ja) | キナルジン異性体の分離方法 | |
SU717036A1 (ru) | Способ получени -циклогексиланилина | |
JPS58201741A (ja) | α,ω−アルカンジア−ルの分離方法 | |
JP2005298341A (ja) | 新規で非対称なテトラアルコキシプロパン誘導体 | |
JPS5835136A (ja) | 6−ブロムチモ−ルの製法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |