JPH02290171A - 超音波モータおよびその製造方法 - Google Patents

超音波モータおよびその製造方法

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JPH02290171A
JPH02290171A JP1332299A JP33229989A JPH02290171A JP H02290171 A JPH02290171 A JP H02290171A JP 1332299 A JP1332299 A JP 1332299A JP 33229989 A JP33229989 A JP 33229989A JP H02290171 A JPH02290171 A JP H02290171A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、固定子に進行性振動波を発生させて移動子を
駆動する超音波モータに関する。
B.従来の技術 第5図は従来の超音波モータを示す斜視図,第6図はそ
の断面図である。
ステータ(固定子)1は、りん青銅,ステンレスまたは
インバー等から成る弾性体1aに圧電体1bを一体的に
接着して成る.ステータ1には,その弾性体1aの外周
面に位置する中立軸近傍から径方向にフランジ部1dが
一体成形され,そのフランジ部1dが、環状の支持部材
3の上面に接着されている。支持部材3の外縁は、固定
筒5(第6図)とこの固定筒5に螺合された押え環4と
に扶持されている. 一方,ロータ2は、ロータ母材2aにスライダ材2bを
接着して成り、固定筒5の内部に設置される。ロータ母
材2aには、その中立軸近傍から径方向にフランジ部2
cが突設され、その外縁に支持部材20が一体成形され
ている。そして、加圧部材6による加圧力がボールベア
リング8を介して支持部材20、すなわちロータ2に伝
達され,これによりスライダ材2bの下面が弾性体1a
の駆動面に加圧接触される.ここで,ボールベアリング
8は、押え環8aと剛球8bとから成る。
圧電体1bに交流電圧<m動信号)を印加すると,これ
に屈曲振動が生じて弾性体1aに進行性振動波が発生し
、この振動波によりロータ2が摩擦駆動される。
C.発明が解決しようとする課題 しかしながら、上述の構成では、邸動中に振動波が弾性
体1aのフランジ部1dと支持部材3との接合部に伝わ
るため、弾性体1aと支持部材3とが分離し,これに起
因して騒音が発生したり、効率が低下するという問題が
あった。そこで,第7図に示すように,弾性体1aのフ
ランジ部1dの径を大きくし、その周縁部を直接押えQ
4と固定筒5との間に扶持して支持すれば、弾性体1a
とその支持部材とが一体に形成されているため、両者が
分離することはないが、以下に示すような問題が発生す
る. すなわち、この場合フランジ部1dの厚さtは、弾性体
1aが効率よく振動するために薄く(0.3mm程度)
形成する必要があるのに加えて、材料が上述したよう.
にヤング率が大きく固い難切削材であり、その材料を切
削加工してフランジ部1dを形成するため、加工時にフ
ランジ部ldにそりやうねりが生じてしまう.このそり
やうねりが生じた状態でフランジ部1dを押え環4と固
定筒5との間に無理に挟持させると、フランジ部1dが
弾性変形してそりやうねりが解除されるが、その反作用
として弾性体1aに常時内部応力が発生し、その駆動面
の平面性が損なわれてロータ2の回転効率が悪化するお
それがある。
本発明の技術的課題は、弾性体と支持部材とが一体に形
成された構成でそのそりやうねりを防止した構成とする
ことにある。
D.課題を解決するための手段 一実施例を示す第1図により説明すると、本発明に係る
超音波モータは、駆動信号により励振さ九る圧電体1b
.および接合面P2にて圧電体1bに接合され励振によ
って駆動面PLに進行性振動波を発生する弾性体1aを
有する固定子1と、弾性体1aの駆動面P1に加圧接触
され発生した進行性振動波によって駆動される移勅子2
と、固定子1を支持部材を介して固定支持する固定部材
4,5とを備えた超音波モータに適用される.そして,
請求項1の発明は、弾性体1aの外周面もしくは内周面
に、弾性体1aに連設される薄板部31と、薄板部31
の周縁に連設され薄板部31よりも厚さの厚い肉厚部3
2とを有する支持部材30を一体成形により突設し,肉
厚部32の一端面P3またはP4を弾性体1aの接合面
P2または駆動面P1と同一平面に形成し、これにより
上記技術的課題を解決する。
また、請求項2の発明は,弾性体1aの外周面もしくは
内周面に,上記支持部材を一体成形により突設したもの
である。
E.作用 支持部材30が弾性体1aと一体成形されているため,
従来のように弾性体1aと支持部材30とが分離するこ
とがなく騒音および効率の低下が防止される.またこの
支持部材30には、薄板部31よりも厚さの厚い肉厚部
32が設けられているので支持部材30にそりやうねり
が゜生ずることがない.したがってこれを固定部材4.
5で固定したときにその内部応力の発生が防止される.
また、弾性体1aの駆動面の平面性が損なわれることが
ない。
また、特に請求項1の発明では、肉厚部32の一端面P
3またはP4を弾性体1aの接合面P2または駆動而P
1と同一平面に形成したので、接合面P2または叩動面
P1を平面研磨加工する際にその一端面P3またはP4
を同時に平面研磨することができ,研磨作業の効率向上
が図れる。
なお,本発明の構成を説明する上記D項およびE項では
、本発明を分かり易くするために実施例の図を用いたが
、これにより本発明が実施例に限定されるものではない
F.実施例 第1図〜第3図により本発明の一実施例を説明する。な
お、第5図および第6図と同様な箇所には同一の符号を
付して説明する. 第1図は本発明に係る超音波モータの分解図、第2図そ
の組立図である。ステータ(固定子)1は、リング状弾
性体1aと、この弾性体1aの接合面P2に接着さ終た
リング状圧電体1bとから構成されている。弾性体1a
の駆動面P1は、平面研磨加工によりその平面度の公差
が0.5μm以下とされている。また弾性体1aには、
その外周面から径方向にフランジ状の支持部材30が切
削加工により削り出され一体的に形成されている。
この支持部材30は、弾性体1aの外周面に連設される
厚さが約0.3mmの薄板部31と、この薄板部31に
連設される肉厚部32とを有し、肉厚部32の厚さは,
薄板部31より十分厚くされる.また本実施例では、肉
厚部32の下端而P3が弾性体1aの接合而P2と同一
平面とされる. ここで,弾性体1aの接合面P2は、圧電体1bを接着
接合したときに、圧電体1bのすべての電極と導通をと
るため平面研磨加工により駆動面P1と同程度の平面度
に仕上げる必要がある。
本実施例では、この接合面P2と肉厚部32の下端面P
3とが同一平面とされているので、接合面P2を平面研
磨する際に端面P3も同時に平面研磨できる.また,平
面研磨された端面P3が当接される押え環4の面P5も
同様に平面研磨される。
一方、ロータ(移動子)2は,リング状のロータ母材2
aと,このロータ母材2aに接着されるスライダ材2b
とから構成され、ステータ1の振動により励振され、ス
テータ1と同周波数の進行波が発生する。ここで、スラ
イダ材2bの組成(重量比)は,例えば, ポリテトラフルオ口エチレン・・・80%ガラス繊維 
       ・・・15%二硫化モリブデン    
 ・・・ S%となっている。このスライダ材2bの下
面P6は,弾性体1aの能動面P1と均一に接触するよ
うにロータ母材2aに接着された後、この駆動面P1と
同程度の平面度に研磨加工される. 第2図に示すように弾性体1aの接合面P2に圧電体1
bを接着した後、支持部材30の肉厚部32の上下端面
P4,P3が固定筒5の面P7および押え環4の面P5
に挟持されるように押え環4を固定筒5に螺合する.こ
のとき、肉厚部32の下端面P3および押え環4の面P
5が平面研磨加工されているので、研磨加工が困難な固
定筒5の面P7を旋盤加工のみとしても、すなわち面P
7の平面度が高くなくても弾性体1aの駆動面P1の平
面度が低下することがない。
またロータ母材2aにはスライダ材2bが接着され、上
述した押圧部材6(第5図)によりスライダ材2bの下
面P6が弾性体1aの駆動面P1に加圧接触される。
この状態で圧電体1bに交流電圧(駆動信号)が印加さ
れると、圧電体1bに屈曲振動が生じて弾性体1aの駆
動面に進行性振動波が発生し、この振動波によりロータ
2が駆動される。このとき支持部材30および弾性体1
aに作用する振動波の振幅は,第3図に示すようになっ
ている.すなわち薄板部31と肉厚部32の連接部分で
は肉厚部32が固定されているため振幅は殆ど零であり
,弾性体1aに近づくほど薄板部31の゛振幅は増加す
る.そして、弾性体1aの中央部分付近の振幅が最も大
きくなる。したがって、厚さの厚い肉厚部32を設けて
もロータ2の駆動効率が従来と比べて低下することがな
い。
以上のように、支持部材30を弾性体1aと一体成形に
より形成したので従来のように弾性体1aと支持部材が
分離することがない.また,支持部材30に肉厚部32
を設けたので機械加工時に薄板部31のそりやうねりが
防止され,弾性体laの旺動面P1の平面性を損なうこ
とがない。
さらに,弾性体1aの接合面P2と肉厚部32aの端面
P3とを同一平面としたので,接合面P2を平面研磨す
る際に端面P3も同時に平面研磨でき、研磨作寥の効率
向上が図れる.すなわち,平面研磨加工は、予め高い平
面度に仕上げられた研磨板上で被加工物を公転させなが
ら研磨するものであり、面P2,P3に段差をつけて研
磨するには段差の低い側の面の作業が困難かつ非能率的
である。本実施例によれば,1回の研磨作業で面P2,
P3を同時に平面加工できるため、面P2,P3に段差
をつけて加工する場合と比較して極めて能率的であり量
産性を期待できる。
また第4図は、支持部材40の肉厚部42を弾性体1a
の駆動面P1側にも突出させその上端面P4を邪動面P
1と同一平面とした別実施例を示している。この場合に
は、駆動面P1を平面研磨加工する際に端面P4の平面
研磨も同時に行なえる. なお、例えば上述の押え環4と固定筒5の位置を上下逆
にしてステータ1を固定する場合には、押え環4の而P
5と当接される上端面P4を駆動面P1と同一平面とす
ればよい.また支持部材30は、肉厚部の端面P3,P
4を廂動面r1あるいは接合面P2と同一平面としなく
てもよい。
すなわち,面P2とP3あるいはP1とP4を別々に平
面研磨加工するようにしても,肉厚部を設けただけで薄
板部31のそりやうねりを防止できる.さらに以上では
,回転型超音波モータについて説明したが,リニア型の
超音波モータにも本発明を適用できる. さらにまた,上述の支持部材を弾性体1aの外周面に形
成した例を示したが、この支持部材を内周面に形成し,
弾性体1aの内側で固定部材により固定保持するように
してもよい. ここで、スライダ材2bの材質について詳述する。
本出願人は,第1表に示す勲1〜NQ6の6種類のスラ
イダ材から最適なスライダ材を選択するにあたって、そ
れぞれについてまず性能試験を行った。その際、ステー
タを構成する弾性体はインバー材(36%Ni鉄系合金
)を用いた.この性能試験で第2表に示すように各スラ
イダ材の最高効率(%)が得られ、その結果からNnl
,Na4〜Na6のスライダ材が効率においてほぼ同程
度に優れていることが分かった。そこで本出願人は、こ
れらNckl,NQ4〜NQ6のスライダ材について耐
久磨耗試験を行い、同表に示すような結果を得た.そし
て、磨耗量と耐久回転数からみて&5およびNl16の
スライダ材が優れていることを見出した.次に本出願人
は、このh5およびNQ6のスライダ材について加速反
応試験を行った.すなわち超音波モータでは、スライダ
材を弾性体に常に一定の加圧力で接触させており,この
ことから長期間駆動せずにおくとスライダ材が弾性体に
固着して駆動できなくなるおそれがある.そこで本試験
は、この固着の有無を確かめるために、Nl15および
海6のスライダ材を一定加圧力で弾性体に接触させた状
態で湿度90%、温度80℃の雰囲気中に放置した.そ
の結果、k5のスライダ材は固着反応を示したが、ll
a6のスライダ材は固着反応を示さず、実験後も通常通
りに駆動することができた。
また上記全試験終了後、N116のスライダ材を用いた
場合の性能(効率)は第2表に示した結果とほとんど同
一であった。
最後にP&16のスライダ材と,りん青銅製およびステ
ンレス(SUS301)製のステータとを組み合わせた
実験を試みた.その結果、&6のスライダ材とりん青銅
とは確実に固着してしまい、また&6のスライダ材とス
テンレスとは固着する場合としない場合とがあった. 以上から&6,すなわちPTFE (80重量%)+ガ
ラス繊維(15重量%)−二硫化モリブデン(5重量%
)から成る材料がスライダ材として最も適しているとい
うこと、またNα6のスライダ材と組み合わせられるス
テータの材料としては、インバー材を用いるならば、雰
囲気(条件)に関係なく使用できること,ステンレスを
用いるならば,用途の条件を限定する必要があることが
それぞれ分かった。
P:ポリテトラフルオ口エチレン 第1表 第2表 さらに以上の実験から以下のことが分かる。
まず,スライダの材質がモータの駆動効率に与える影響
については、今のところあまり明確にはできないのが現
状である。ただ、NGI,812,Nα3のスライダ材
が共にケブラー繊維を含有していて、そのうちのNα2
,魔3のスライダ材だけが効率が悪いので、原因はケブ
ラー繊維にあるのではなくポリエステル樹脂やエポキシ
樹脂の含有にあるのではないかという推定ができる。
次に磨耗試験に関しては、低摩擦係数の素材の使用によ
り結果が良くなっていることがはっきりわかる。すなわ
ち、黙1のスライダ材は低摩擦係数の素材を全く含有し
ていないので磨耗量が一番多い。NQ4のスライダ材は
PTFEという低摩擦係数の素材を含有するものの、そ
の重量%が3%と少ないため磨耗量は中程度に留まって
いるが,通常の使用では充分に耐磨耗性があると言える
これに対しh5のスライダ材はPTF’Eを30重量%
、魔6のスライダ材はPTFEを80重量%と共に多く
含有しており,これにより磨耗量も僅少であった・ このように,第2表に示される如くスライダ材にPTF
E等の低摩擦係数の素材を3重量%〜100重量%含有
させることで磨耗量を抑えることができる。さらにNL
k4〜Nα6のスライダ材の如く、少なくともPTFE
を含有する材料にて構成されていれば,モータの駆動効
率も高くできるものと推定できる. なお、以上の考察により,上記P T F E以外にも
ベルフルオロアルコキシふっ素樹脂(PFA)やエチレ
ン四ふっ化エチレン共重合体(ETFE)等のふっ素樹
脂系の代替材料が考えられる。また,その量としては3
〜100重量%の範囲内で特に30重量%以上が好適と
考えられる。
さらに耐久性に関しては,Nα6のスライダ材のみが往
復80万回転以上と他のスライダ材に比べ圧倒的に優れ
ている。これはNα6のスライダ材がPTFEという低
摩擦係数の素材を80重量%と極めて多く含有している
ことに加えて、二硫化モリブデンという潤滑性のある素
材をも含有していることに起因するものと考えられる。
このように,PTFEという低摩擦係数の素材を50重
量%以上含有する母材に、二硫化モリブデンという潤滑
性のある素材を1〜20重量%程度充填してスライダ材
を構成すれば、高効率で耐磨耗性が高くかつ耐久性の高
い超音波モータとすることができる. なお耐久性だけに関していうならば、以上の考察により
上記二硫化モリブデン以外にもカーボン等の潤滑性のあ
る代替材料が考えられる。またその量としては、あくま
でもその潤滑性を目的とするため、1〜20重量%内で
特に10重量%程度が好適と考えられる。
また固着に関しては、各スライダを構成する素材とステ
ータの素材とによって理由付けができる.すなわちNa
6のスライダ材は.PTFEというふっ素樹脂および二
硫化モリブデンという潤滑性のある素材(いずれも固着
性のない材料)に加えて、そもそも固着性のほとんどな
い素材であるガラス繊維という無機物質が充填されて構
成されている.このようなスライダ材に対してステータ
も錆等の化学変化に極めて強いインバー材が使用されて
いるので、この両者を組合せても固着反応は起こらなか
ったのである. インバー材以外のステータ(りん青銅.S[JS301
)と海6のスライダ材との組合せで固着もしくはその傾
向があったのは、りん青銅が化学変化に強くないこと、
またSUS301もインバー材ほどは化学変化に強くな
いことによるものであろう。次にNa5のスライダ材が
固着したのは,その含有されるエコノールE101が固
着性を有していたためと考えられる。
なお固着だけに関していうならば、以上の考察により,
上記組成以外にも各種無機物質例えば酸化チタン、チタ
ン酸カリ等の代替材料が考えられる. 以上述べたように,本件発明の実施例によれば、ニッケ
ル鉄系合金から構成されるステータにより駆動されるロ
ータのスライダ材を,ふっ素樹脂を3〜100重量%含
有するように構成すれば、第2表に示される如く高効率
でかつ磨耗の少ないモータを提供でき、特に長時間の使
用を要求される製品に適している. さらにスライダ材を、ふっ素樹脂(50重量%以上)お
よび潤滑材(1〜20重量%程度)を含有する材料で構
成すれば、第2表に示される如く高効率、かつ磨耗が少
なく,かつ耐久性が高いモータを提供できる。
さらにスライダ材を,ふっ素樹脂(3〜80屯量%)お
よび潤滑材(1〜20重景%程度)および無機材(1〜
30重景%程度)を含有する材料で構成すれば,第2表
に示される如く高効率、かつ磨耗が少なく,かつ耐久性
が高い、かつステータとスライダ材が固着しないモータ
を提供でき,特にカメラ等のメインテナンス・フリーの
製品に適している.また、カメラ等のメインテナンス・
フリーの製品に使用される場合には,上記試験項目の中
で特に固着が重要視される.その場合には&6のスライ
ダ材のように.非固着性の材料のみから構成される材料
が適している。
G.発明の効果 本発明によれば,固定子の弾性体外周面もしくは内周面
に連設される薄板部と,この薄板部の先端に連設される
肉厚部とから成る支持部材を弾性体に一体成形したので
,従来の振動特性を損なうことなく支持部材のそりやう
ねりを防止できる。
したがって弾性体の駆動面の平面性が保持され、ロータ
の闘動効率の低下が防止できる.また,特に請求項lの
発明においては,上記肉厚部の一端面を弾性体の接合面
または駆動面と同一平面に形成するようにしたので,l
!動面または接合面を平面研磨加工する際に肉厚部の一
端面を同時に研磨加工することができ、研磨作業の効率
向上が図れる.
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示し、第1図は本
発明に係る超音波モータの構成を示す分解図、第2図は
その組立図、第3図′は弾性体の各部分に作用する振動
波の振幅を示す図,第4図は支持部材の変形例を示す図
である. 第5図〜第7図は従来例を示し、第5図は超音波モータ
の構成を示す斜視図、第6図はその断面図、第7図は支
持部材の構成を説明する図である。 ■ 1b 2a P2 :ステータ :圧電体 :ロータ母材 :押え環 :支持部材 :肉厚部 :接合面 1a:弾性体 2:ロータ 2b=ズライダ材 5:固定筒 31:薄板部 P1:駆動面 P3,P4:端而

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)駆動信号により励振される圧電体、および接合面
    にて該圧電体に接合され前記励振によって駆動面に進行
    性振動波を発生する弾性体を有する固定子と、 前記弾性体の駆動面に加圧接触され前記発生した進行性
    振動波によって駆動される移動子と、前記固定子を支持
    部材を介して固定支持する固定部材とを備えた超音波モ
    ータにおいて、 前記弾性体の外周面もしくは内周面には、該弾性体に連
    設される薄板部と、該薄板部の周縁に連設され前記薄板
    部よりも厚さの厚い肉厚部とを有する支持部材が一体成
    形により突設され、 前記肉厚部の一端面が前記弾性体の接合面または駆動面
    と同一平面に形成されていることを特徴とする超音波モ
    ータ。
  2. (2)駆動信号により励振される圧電体、および接合面
    にて該圧電体に接合され前記励振によって駆動面に進行
    性振動波を発生する弾性体を有する固定子と、 前記弾性体の駆動面に加圧接触され前記発生した進行性
    振動波によって駆動される移動子と、前記固定子を支持
    部材を介して固定支持する固定部材とを備えた超音波モ
    ータにおいて、 前記弾性体の外周面もしくは内周面には、該弾性体に連
    設される薄板部と、該薄板部の周縁に連設され前記薄板
    部よりも厚さの厚い肉厚部とを有する支持部材が一体成
    形により突設されていることを特徴とする超音波モータ
JP1332299A 1989-02-10 1989-12-21 超音波モータおよびその製造方法 Expired - Lifetime JP2926600B2 (ja)

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