JPH02289759A - 遮音床装置 - Google Patents

遮音床装置

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JPH02289759A
JPH02289759A JP25743689A JP25743689A JPH02289759A JP H02289759 A JPH02289759 A JP H02289759A JP 25743689 A JP25743689 A JP 25743689A JP 25743689 A JP25743689 A JP 25743689A JP H02289759 A JPH02289759 A JP H02289759A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、住宅の階上で発生した衝撃振動音が階下に伝
わるのを軽減する遮音床装置に係り、特に床下地材と床
下面材との間に介装される緩衝機横の上下寸法を小さく
することができる遮音床装置に関する. [従来の技術] 近年、集合住宅等においては、階上からの床衝撃音が大
きな問題となっている.この床衝撃音には、通常歩行時
に生じる軽量衝撃による床衝撃音と、重量物を落下させ
たり子供が飛び跳ねた際に生じる重量衝撃による床衝撃
音とがあるが、特に重量衝撃による床衝撃音については
、床スラブを厚くする以外に有効な解決策はなかった.
ところが,床スラブを厚《した場合、一定の高さ内に配
置できる階数が少な《なってしまい、また建築資材費も
嵩むため、必ずしも有効な手段とは云えない.またこの
方法は、木造住宅に適用することが極めて困難である. そこで一部では、例えば特開昭62− 236958号公報に示されているように、床下地材と
床下面材との間に緩衝機構を介装し、この緩衝機構によ
り衝撃振動音を吸収するようにした遮音床装置が提案さ
れている. [発明が解決しようとする課題] ところで、前記従来の遮音床装置は、床下地材上面の突
出支持体と床下面材下面の脚体との間に弾性扱状体を配
置し、この弾性板状体の弾性力により衝撃振動音を吸収
する構造になっているが、床下地材および床下面材の両
方に突起を設ける必要があるため、床下地材と床下面材
との間に大きな上下寸法を必要とし、開閉ドアの開閉が
不可能となる等の理由から、既存の建物には適用できな
いという問題がある. また、弾性板状体が衝撃荷重の負荷により撓んだ場合、
弾性板状体の振動を減衰させる機構を有していないため
、居住性が悪いという問題もある. 本発明は、かかる現況に鑑みなされたもので、緩衝機構
の上下寸法を小さくして既存の建物や木造住宅にも容易
に適用でき、しかも居住性が悪くなることがない遮音床
装置を提供することを目的とする. [課題を解決するための千段1 本発明は、前記目的を達成する手段として、床下地材と
床下面材との間に介装された緩衝機構により衝撃振動音
を吸収する遮音床装置において、前記緩衝機構として、
ペースプレートと二ベースプレートの一面側に配置され
、反ベースプレート側に凸状に湾曲する板状の弾性部材
と;この弾性部材を、弾性変形自在にベースプレートに
支持する支持機構と:前記弾性部材の弾性復帰動作に抵
抗を与える減衰機構と;を備えたものを用いるようにし
たことを特徴とする. そして、本発明においては、支持機構として、一端がベ
ースプレートに固定された支持部材と;弾性部材の長手
方向端部に設けられ、前記支持部材の自由端が挿入され
る開口部と;を備えたものを用い、かつ減衰機構として
、前記支持部材の少な《とも上下いずれかの面に設けら
れ、弾性部材の弾性復帰時に前記開口部の端縁が接触す
る複数の突起を備えたものを用いることが好ましい.ま
た、支持機構として、ベースプレートから弾性部材の長
手方向端部の両側にそって立上がり、先端に内側に屈曲
する鉤部を有する一対の支持部材と:これら両支持部材
を内側に付勢するスプリングと:を備えたものを用い.
かつ減衰機構として、弾性部材の長手方向端部に設けら
れ、弾性部材の弾性復帰時に前記鉤部が接触する複数の
突起を備λたものを用いることが好ましい.また、支持
機構として、弾性部材の長手方向端部の上面および両側
部を門形に囲む支持部材と;この支持部材をベースプレ
ートに連結するスプリングと:を備えたものを用い、か
つ減衰機構として、弾性部材の長手方向端部に設けられ
、弾性部材の弾性復帰時に前記支持部材が接触する複数
の突起を備えたものを用いることが好ましい.また、減
衰機構とて、弾性部材を弾性変形方向に付勢するばね部
材を備^たものを用いるようにすることが好ましい. また,弾性部材として.弾性部材内面の長手力向中央部
に取付けられ,弾性部材が一定以上弾性変形した後に弾
性変形し始める板状の第2の弾性部材を備えたものを用
いることがより好ましレ). さらに、減衰機構として、ベースプレートの弾性部材側
の面の長手方向中央部に配置され、弾性部材側に凸状に
湾曲する板状のばね部と:このばね部の両端から長手方
向に延設され、先端が弾性部材の長手方向端部に接触し
て弾性部材を弾性変形方向に付勢する板状の減衰部と:
を備え、前記ばね部が、弾性部材が一定以上弾性変形し
た後に,弾性部材との接触により弾性変形し始めるよう
になっているものを用いることが好ましい.[作用] 本発明に係る遮音床装置においては、床下面材に衝撃荷
重が負荷されると、反ベースプレート側に凸状に湾曲す
る板状の弾性部材が、平坦になる方向に弾性変形し、こ
の弾性変形により衝撃振動音が吸収される. ところで、弾性変形した弾性部材は、弾性復帰の際に、
減衰機構により抵抗が与えられる.このため、弾性部材
の振動が短時間で減衰し、居住性の向上が図られる.ま
た,弾性部材は、支持機構により弾性変形自在にベース
プレートに支持される.このため、弾性部材がベースプ
レートの上側にくる上向き使用の場合はもとより,弾性
部材がベースプレートの下側にくる下向き使用の場合に
も7何等支障となることがない. そして、本発明において、支持機構として、端がベース
プレートに固定された支持部材と:弾性部材の長手方向
端部に設けられ、前記支持部材の自出端が挿入される開
口部と:を備えたものを用い、かつ減衰機構として、前
記支持部材の少なくとも上下いずれかの面に設けられ、
弾性部材の弾性復帰時に前記開口部の端縁が接触する複
数の突起を備えたものを用いることにより、簡単な構造
で充分な減衰効果が期待できる. また、支持機構として、ベースプレートから弾性部材の
長手方向端部の両側にそって立上がり、先端に内側に屈
曲する鉤部を有する一対の支持部材と:これら両支持部
材を内側に付勢するスプリングと:を備久たものを用い
,かつ減衰機構として、弾性部材の長手方向端部に設け
られ、弾性部材の弾性復帰時に前記鉤部が接触する複数
の突起を備えたものを用いたり、あるいは、支持機構と
して、弾性部材の長手方向端部の上面および両側部を門
形に囲む支持部材と;この支持部材をベースプレートに
連結するスプリングと:を備えたものを用い、かつ減衰
機構として、弾性部材の長手方向端部に設けられ、弾性
部材の弾性復帰時に前記支持部材が接触する複数の突起
を備えたものを用いることにより,永続使用しても常に
安定した減衰効果が期待できる. また,減衰機構として、弾性部材を弾性変形方向に付勢
するばね部材を備えたものを用いることにより、適用場
所に応じた減衰効果を、ばね部材の調節で得ることがで
きる. また、弾性部材として、弾性部材内面の長手方向中央部
に取付けられ、弾性部材が一定以上弾性変形した後に弾
性変形し始める板状の第2の弾性部材を備えたものを用
いることにより、広範囲の衝撃振動音を吸収することが
可能となる.さらに、減衰機構として、ベースプレート
の弾性部材側の面の長手方向中央部に配置され、弾性部
材側に凸状に湾曲する板状のばね部と:このばね部の両
端から長手方向に延設され、先端が弾性部材の長手方向
端部に接触して弾性部材を弾性変形方向に付勢する板状
の減衰部と;を備え、前記ばね部が、弾性部材が一定以
上弾性変形した後に、弾性部材との接触により弾性変形
し始めるようになっているものを用いることにより,簡
単な構造で広範囲の衝撃振動音を吸収することが可能と
なる. [実施例] 以下、本発明の第1実施例を第1図ないし第4図を参照
して説明する. 第1図および第2図において、符号lは床下地材をなす
大引、符号2は床下面材をなす根太であり、大引lと根
太2との間には、衝撃振動音を吸収する緩衝機構Aが介
装されている. この緩衝機構Aは、第l図ないし第3図に示すように、
大引1上に配置されるペースプレート3と,このペース
プレート3上に配置された弾性部材4と、支持機構を兼
ねる減衰機構5とを備えている。
前記ベースプレート3は、第1図ないし第3図に示すよ
うに、プラスチックあるいは金属により長方形の板状に
形成されており、その長手方向両端部には、後述する減
衰機構5を構成する支持部材6がそれぞれ設けられてい
る. また、前記弾性部材4は、第1図ないし第3図に示すよ
うに、根太2側に凸の円弧状に湾曲する長方形状の板ば
ねで形成されており、その頂部上面には、根太2に突き
刺さる突片4aが設けられている.また、弾性部材4の
長手方向両端部には、第2図および第3図に示すように
、方形状をなす開口部7がそれぞれ設けられている。そ
して、これら各開口部7には,第1図ないし第3図に示
すように、前記各支持部材6の自由端が外側から挿入さ
れ、これにより、弾性部材4は弾性変形自在にベースプ
レート3に支持されるようになっている.また、この弾
性部材4は、その長手方向両端部が弾性変形によりベー
スプレート3上をスライドするようになっている. 前記減衰機構5は、第1図ないし第4図に示すように、
前記ベースプレート3の長手方向両端に、ベースプレー
ト3から切り起こすことにより一体に設けられた支持部
材6と、この支持部材6の下面に設けられた複数の突起
8とを備えており、これら各突起8は、第4図における
右側の面がなだらかで、左側の面が急峻となる断面形状
をなしている.そして、これら各突起8には、弾性部材
4が弾性変形,弾性復帰する際に、前記開口部7の下端
縁が接触し、かつ弾性復帰動作に対してのみ抵抗を与え
るようになっている.また、前記各支持部材6は、第2
図および第3図に示すように、ベースプレート3への連
結基端が幅広に形成され,ベースプレートの開口部7が
各突起8に接触しても、これに充分耐えられるよう考慮
されている. 次に,本実施例の作用について説明する.第1図および
第2図に示すように、大引lと根太2との間に緩衝機構
Aを介装した状態で、根太2に衝撃荷重が負荷されると
、弾性部材4が弾性変形してその両端がベースプレート
3上をスライドし、衝撃振動音が吸収される. ところで、弾性部材4が弾性変形,弾性復帰する際には
,その開口部7の下端縁が、支持部材6下面の各突起8
に接触することになるが、これらの突起8は、第4図に
おける右側の面がなだらかで,左側の面が急峻となる断
面形状をなしてるので、弾性部材4が弾性変形する際に
は、突起8に接触してもほとんど抵抗が与えられず、逆
に弾性復帰する際には、突起8への接触により大きな抵
抗力が与えられる.このため、弾性部材4の振動が短時
間で減衰し、居住性の向上が図られる.なお、前記第1
実施例においては、各支持部材6が内側を向いてベース
プレート3から切り起こされる場合について説明したが
、第5図に示すように外側に向けて切り起こすようにし
てもよく、また各突起8を支持部材6の上面に設け、開
口部7の上端縁を接触させるようにしてもよい.また、
各突起8を支持部材6に設けず、第6図および第7図に
示すように、ベースプレート3の上面に設けるようにし
てもよい.また,各支持部材6を、ベースプレート3と
別体に形成し、これをベースプレート3に固定するよう
にしてもよい. 第8図および第9図は、本発明の第2実施例を示すもの
で、面記第1実施例における減衰機横5に代^、減衰機
構15を用いるようにしたものである. すなわち、前記減衰機構15は、第8図および第9図に
示すように,ベースプレート3から弾性部材4両端部の
両側にそって立上がる一対の支持部材16を備えており
、これら各支持部材l6の先端には,弾性部材4側に向
かって屈曲する鉤部16aがそれぞれ設けられている.
そして、弾性部材4を介し対向する両側の鉤部16aは
、第9図に示すようにスプリング17により内側に引張
られるようになっている. 一方,前記弾性部材4の両端上面には,第8図および第
9図に示すように、各鉤部16aに対応する位置に、複
数の突起8がそれぞれ設けられている.これら各突起8
は、第8図に示すように,弾性部材4の長手方向外側の
面がなだらかで,内側の面が急峻となる断面形状をなし
ており、弾性部材4が弾性変形,弾性復帰する際に、前
記各鉤部16aが接触するようになっている。そして5
支持部材l6および鉤部16a自体が有する弾性力と、
各突起8の断面形状とにより,前記第1実施例と同様、
弾性部材4の弾性復帰動作に対してのみ、大きな抵抗が
与えられるようになっている. しかして,本実施例によっても,iiii記第1実施例
と同様の効果が期待できる. なお、前記第2実施例では,突起8を弾性部材4の上面
に設ける場合について説明したが、突起8を弾性部材4
の幅方向両側縁に設け、支持部材16に直接接触させる
ようにしてもよい.第lO図および第11図は,本発明
の第3実施例を示すもので、前記第1実施例における減
衰機横5に代え、減衰機構25を用いるようにしだもの
である. すなわち、前記減衰機構25は、第lO図および第11
図に示すように,弾性部材4両端部の上面および両側部
を門形に囲む支持部材26を備えており、各支持部材2
6の下端は、スプリング27を介してベースプレート3
に連結されている.また、弾性部材4の長手方向両端上
面には、第10図および第11図に示すように、前記第
2実施例と同一の断面形状をなす複数の突起8が設けら
れ、弾性部材4の弾性変形,弾性復帰時に、前記支持部
材26に接触するようになっている. しかして、本実施例によっても、前言己第1実施例と同
様の効果が期待できる.そして、支持部材26の両端お
よびスプリング27を、ベースプレート3に立設した筒
村内に収容し、支持部材26が上下動のみ許容されるよ
うにすれば、より確実な動作が期待できる. 第12図は、本発明の第4実施例を示すもので,前記第
1実施例における支持機構を兼ねる減衰機構5に代え、
支持機横35Aと減衰機横35Bとを用いるようにした
ものである.すなわち、前記支持機構35Aは,第12
図に示すように、両端が支持部材6の長手方向両端部に
設けた縦長の開口部7に挿入される支持棒36aと、こ
の支持棒36aをベースプレート3に連結する連結棒3
6bとからなる支持部材36を備^ており、前記支持棒
36aの両端部には、弾性部材4の長手方向両端部を外
方に常時押圧付勢して減衰機構35Bを構成するスプリ
ング37がそれぞれ装着されている.そして、これら各
スプリング37の付勢力により、弾性部材4の弾性復帰
動作に抵抗が与えられるようになっている. しかして、本実施例によっても、スプリング37のばね
定数を適切な値に設定することにより、充分な減衰効果
が期待できる. 第13図は、本発明の第5実施例を示すもので,前記第
1実施例における減衰機構5に代え、支持機構45Aと
減衰機構45Bとを用いるようにしたものである. すなわち、前記支持機構45Aは、第13図に示すよう
に、弾性部材4の長手方向一端を弾性変形自在にベース
プレート3に固定する支持部材46で構成され,また,
前記減衰機構45Bは、弾性部材4の長手方向他端を外
側に引張るスプリング47で構成されている.そして、
前記スプリング47の付勢力により、弾性部材4の弾性
復帰動作に抵抗が与えられるようになっている.なお、
本実施例では、弾性部材4の一端がベースプレート3に
固定されているため、前記第1実施例における突片4a
は省略されている. しかして、本実施例によっても、スプリング47のばね
定数の選定により、充分な減衰効果が期待できる. 第14図は,本発明の第6実施例を示すもので、前記各
実施例における弾性部材4に代え,弾性部材54を用い
るようにしたものである.すなわち、前記弾性部材54
は,第14図に示すように、軽量衝撃用の第1板ばね5
4aと、重量衝撃用の第2板ばね54bと、これら両扱
ばね54a.54bを頂部で連結する止め金具54cと
から構成されており、前記止め金具54cは、前記第1
実施例における突片4aを兼ねている。
前記第l板ばね54aは、第14図に示すように、前記
第1実施例における弾性部材4と同一構成をなしており
,また前記第2板ばね54bは、第l板ばね54aと同
一または異なるばね定数のばね材で第l板ばね54aよ
りも小さな曲率の円弧状に形成され、第l板ばね54a
が弾性変形しない状態においては、ベースプレート3か
ら浮き上がった状態となっている.そして,第2板ばね
54bは、第l板ばね54aがある程度弾性変形した後
に、ベースプレート3上に設けたガイド片60に接触し
,第1板ばね54aとともに重量衝撃に対して弾性変形
するようになっている.なお、その他の点については、
前記第1実施例と同一構成となっている. しかして、弾性部材54を、はね定数が同一または異な
る2枚の板ばね54a.54bで構成することにより、
より広範囲の衝撃振動音を吸収することができる.そし
て、弾性部材を構成する板ばねを、3枚以上にすれば、
さらに広範囲の衝撃振動音を吸収することが可能となる
. 第15図ないし第19図は、本発明の第7実施例を示す
もので、前記第1実施例におけるベースプレート3.弾
性部材4および減衰機横5に代え、ベースプレート63
.弾性部材54,支持機構65Ai5よび滅衰機構65
Bを用いるようにしたものである. すなわち、前記ベースプレート63は,第16図および
第17図に示すように、プラスチックあるいは金属によ
り長方形の板状に形成されており、その上面には,2個
の内側突片66および2@の外側突片67がそれぞれ設
けられ、後述する減衰機構65Bは、これら各突片66
.67上に載置されるようになっている. 前記各外側突片67の両側部には、第16図ないし第1
9図に示すように,弾性部材54の第l板ばね54aが
摺動する摺動突片68がそれぞれ設けられ、前記減衰機
構65Bは、これら両摺動突片68により幅方向の位置
規制がなされるようになっている. これら各摺動突片68の幅方向外側位置には、第15図
ないし第19図に示すように,鉤状をなす係止片69が
それぞれ設けられており、これら各係止片49と前記各
摺動突片68とにより、第l板ばね54aを弾性変形自
在にベースプレート63に支持する支持機構65Aを構
成している. これら各支持機横65Aの長手方向外側位置には,第1
6図ないし第19図に示すように、凹部71i3よび弾
性部材54の長手方向の位置規制を行なう突片72がそ
れぞれ設けられている。
一方、前記減衰機構65Bは、第15図に示すように、
長手方向中央部に位置して弾性部材54側に凸状に湾曲
する板状のばね部73と、このばね部73の両端から長
手方向に延設される板状の減衰部74とから、断面ハッ
ト状に形成されており、前記ばね部73により、減衰機
構65Bにばね性が与えられるようになっている.そし
て、前記各減衰部74の先端は、前記第l板ばね54a
の長手方向両端に設けられた屈曲部75に接触し、第l
板ばね54aを弾性変形方向に付勢するようになってい
る. しかして、支持機横65Aおよび減衰機横65Bを用い
ることにより、前記第6実施例の場合よりも構造を簡素
化することができる.第20図は、本発明の第8実施例
を示すもので、前記第7実施例における弾性部材54お
よび減衰機横65Bに代え、弾性部材415よび減衰機
構85Bを用いるようにしたものである.すなわち、減
衰機構85Bは、第20図に示すように、前記第7実施
例の減衰機構65Bと同様、ばね部86と減衰部87と
から断面ハット状に形成されているが,ばね部86は、
減衰機横65Bのばね部73よりも大形に形成されてい
る.そして、このばね部86は、弾性部材4が一定以上
弾性変形した後に、弾性部材4との接触により弾性変形
し始め,弾性部材4とともに衝撃振動音を吸収するよう
になっている.すなわち、ばね部86は、前記第7実施
例におけるばね部73の機能と第2板ばね54bの機能
とを兼備している. なお、第20図において、符号88は、各減衰部87の
先端を接触させるために、弾性部材4の長手方向両端部
にそれぞれ設けた屈曲部、符号89は、弾性部材4とば
ね部86との接触音を吸収するために弾性部材4に装着
された軟質プラスチック製あるいゴム製のカバーであり
、このカバー89は、弾性部材4として金属板ばねを用
いる場合に、含水面に接触させても弾性部材4が腐蝕し
ないようにするための保護カバーも兼ねている.その他
の点については、前記第7実施例と同一構成となってい
る. しかして、減衰機構85Bを用いることにより,前記第
7実施例の場合よりもさらに構造が簡素化され、しかも
広範囲の衝撃振動音を吸収することができる. なお、前記各実施例においては、弾性部材4,54を上
側にして使用する場合について説明したが、逆に弾性部
材4.54を下側にして使用するようにしてもよい. また、前記各実施例においては、弾性部材4.54が各
所同一板厚の板ばねで形成される場合について説明した
が、例えば頂部の板厚が厚く長手方向両端に向かって次
第に板厚が薄くなる扱ばねを用いるようにしてもよい. また、前記各実施例では特に説明しなかったが、木造住
宅の場合、部屋の周囲600mm程度の範囲は、タンス
等の重量物が配される場合が多い.したがって、この範
囲の大引lと根太2との間には、緩衝機IIAに代えて
木片等のスベーサを介装するようにしてもよい. さらに,前記各実施例においては、木造住宅に適用され
る場合について説明したが、集合住宅にも同様に適用す
ることができる.そしてこの場合、緩衝機構Aは、床下
地材としての床スラブと床下面材としてのベニヤ板等と
の間に介装されることになる. [発明の効果] 以上説明したように本発明は、円弧状に湾曲した板状の
弾性部材により衝撃振動音を吸収するようにしているの
で、緩衝機構の上下寸法を小さ《して,しかも充分な衝
撃振動音の吸収効果が得られる.また,緩衝機構は減衰
機横を備えているので、弾性部材の振動が短時間で減衰
し、居住性を向上させることができる.また弾性部材は
、支持機構により弾性変形自在にベースプレートに支持
されるので、緩衝機構の上下を逆にして使用することも
できる. そして、本発明において、支持機構として,端がベース
プレートに固定された支持部材と一弾性部材の長手方向
端部に設けられ、前記支持部材の自由端が挿入される開
口部と:を備えたものを用い、かつ減衰機構として、前
記支持部材の少なくとも上下いずれかの面に設けられ、
弾性部材の弾性復帰時に前記開口部の端縁が接触する複
数の突起を備^たものを用いることにより、簡単な構造
で充分な減衰効果が期待できる. また、支持機構として、ベースプレートから弾性部材の
長手方向端部の両側にそって立上がり、先端に内側に屈
曲する鉤部を有する一対の支持部材と:これら両支持部
材を内側に付勢するスプリングと:を備えたものを用い
、かつ減衰機構として,弾性部材の長手方向端部に設け
られ、弾性部材の弾性復帰時に前記鉤部が接触する複数
の突起を備^たものを用いたり、あるいは、支持機構と
して、弾性部材の長手方向端部の上面および両側部を門
形に囲む支持部材と:この支持部材をベースプレートに
連結するスプリングと:を備えたものを用い、かつ減衰
機構として、弾性部材の長手方向端部に設けられ、弾性
部材の弾性復帰時に前記支持部材が接触する複数の突起
を備えたものを用いることにより、永続使用しても常に
安定した減衰効果が期待できる. また、減衰機構として、弾性部材を弾性変形方向に付勢
するばね部材を備えたものを用いることにより、適用場
所に応じた減衰効果を、ばね部材の調節で得ることがで
きる. また、弾性部材として、弾性部材内面の長手方向中央部
に取付けられ、弾性部材が一定以上弾性変形した後に弾
性変形し始める板状の第2の弾性部材を備えたものを用
いることにより、広範囲の衝撃音を吸収することが可能
となる. さらに、減衰機構として、ベースプレートの弾性部材側
の長手方向中央部に配置され.弾性部材側に凸状に湾曲
する板状のばね部と:このばね部の両端から長手方向に
延設され、先端が弾性部材の長手方向端部に接触して弾
性部材を弾性変形方向に付勢する板状の減衰部と:を備
え、前記ばね部が、弾性部材が一定以上弾性変形した後
に,弾性部材との接触により弾性変形し始めるようにな
っているものを用いることにより、簡単な構造で広範囲
の衝撃音を吸収することが可能となる.
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係る遮音床装置を示す構
成図、第2図は第1図の側面図、第3図は緩衝機構の平
面図、第4図は第1図の要部拡大断面図、第5図および
第6図は前記第1実施例の変形例をそれぞれ示す第4図
相当図、第7図は第6図の平面図,第8図は本発明の第
2実施例を示す緩衝機構の構成図、第9図は第8図の側
面図、第lO図は本発明の第3実施例を示す第8図相当
図,第11図は第lO図の側面図、第12図は本発明の
第4実施例を示す第8図相当図、第13図は本発明の第
5実施例を示す第8図相当図、第14図は本発明の第6
実施例を示す第8図相当図、第15図は本発明の第7実
施例を示す第8図相当図、第16図は第15図に示すベ
ースプレートの平面図、第17図は第16図のXVII
−XVII線断面図、第18図.は第17図のXVII
1部拡大図、第19図は第17図(7)XIX−XIX
!!拡大断面図、第20図は本発明の第8実施例を示す
第8図相当図である. 5.  15.  25.  35B.  45B.8
5B=減衰機構 6.16.26.36.46:支持部材7:開口部  
    8:突起 16a:鉤部 17.27.37.47:スプリング 35A.45A.65A:支持機構 54a:第1扱ばね  54b=第2板ばね73.86
:ばね部  74.87:減衰部75.88:屈曲部 
 89:カバー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)床下地材と床下面材との間に介装された緩衝機構に
    より衝撃振動音を吸収する遮音床装置において、前記緩
    衝機構は、ベースプレートと;ベースプレートの一面側
    に配置され、反ベースプレート側に凸状に湾曲する板状
    の弾性部材と;この弾性部材を、弾性変形自在にベース
    プレートに支持する支持機構と;前記弾性部材の弾性復
    帰動作に抵抗を与える減衰機構と;を備えていることを
    特徴とする遮音床装置。 2)支持機構は、一端がベースプレートに固定された支
    持部材と;弾性部材の長手方向端部に設けられ、前記支
    持部材の自由端が挿入される開口部と;を備え、かつ減
    衰機構は、前記支持部材の少なくとも上下いずれかの面
    に設けられ、弾性部材の弾性復帰時に前記開口部の端縁
    が接触する複数の突起を備えていることを特徴とする請
    求項1記載の遮音装置。 3)支持機構は、ベースプレートから弾性部材の長手方
    向端部の両側にそって立上がり、先端に内側に屈曲する
    鉤部を有する一対の支持部材と;これら両支持部材を内
    側に付勢するスプリングと;を備え、かつ減衰機構は、
    弾性部材の長手方向端部に設けられ、弾性部材の弾性復
    帰時に前記鉤部が接触する複数の突起を備えていること
    を特徴とする請求項1記載の遮音床装置。 4)支持機構は、弾性部材の長手方向端部の上面および
    両側部を門形に囲む支持部材と;この支持部材をベース
    プレートに連結するスプリングと;を備え、かつ減衰機
    構は、弾性部材の長手方向端部に設けられ、弾性部材の
    弾性復帰時に前記支持部材が接触する複数の突起を備え
    ていることを特徴とする請求項1記載の遮音床装置。 5)減衰機構は、弾性部材を弾性変形方向に付勢するば
    ね部材を備えていることを特徴とする請求項1記載の遮
    音床装置。 6)弾性部材は、弾性部材内面の長手方向中央部に取付
    けられ、弾性部材が一定以上弾性変形した後に弾性変形
    し始める板状の第2の弾性部材を備えていることを特徴
    とする請求項1、2、3、4または5記載の遮音床装置
    。 7)減衰機構は、ベースプレートの弾性部材側の面の長
    手方向中央部に配置され、弾性部材側に凸状に湾曲する
    板状のばね部と;このばね部の両端から長手方向に延設
    され、先端が弾性部材の長手方向端部に接触して弾性部
    材を弾性変形方向に付勢する板状の減衰部と;を備え、
    前記ばね部は、弾性部材が一定以上弾性変形した後に、
    弾性部材との接触により弾性変形し始めるようになって
    いることを特徴とする請求項1記載の遮音床装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5444195A (en) * 1992-11-24 1995-08-22 Dojo; Yosiharu Sound insulating device
JP2011064055A (ja) * 2009-08-18 2011-03-31 Yoshiharu Dojo 防振・防音床構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5931360A (ja) * 1982-08-12 1984-02-20 鹿島建設株式会社 防振支持装置
JPS62107162A (ja) * 1985-11-01 1987-05-18 大建工業株式会社 住宅等における床構造

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