JPH02289142A - 織布体 - Google Patents

織布体

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Publication number
JPH02289142A
JPH02289142A JP1166585A JP16658589A JPH02289142A JP H02289142 A JPH02289142 A JP H02289142A JP 1166585 A JP1166585 A JP 1166585A JP 16658589 A JP16658589 A JP 16658589A JP H02289142 A JPH02289142 A JP H02289142A
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JP
Japan
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fiber
fibers
woven fabric
norbornene
shape memory
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Pending
Application number
JP1166585A
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English (en)
Inventor
Fusao Terada
総男 寺田
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MARUYOSHI KK
Original Assignee
MARUYOSHI KK
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ノルボルネン系ポリマーの形状回復性を利用
した織布体に関する。
[従来の技術] 従来、ガラス転移温度が10℃以上、数平均分子量が1
00万以上のノボルネン系ポリマーから構成された形状
回復性を有する成形体が知られている(特開昭59−5
3528号公報等参照)。
この成形体は、−旦実際の使用に必要な母相形状に成形
した後、特定の温度範囲において外部から変形を加えそ
のまま冷却固化しても、再度特定の温度以上に加熱する
ことにより、変形は自動的に取り除かれ、当初の形状あ
るいはそれに近い形状に回復させることができるもので
あり、従来、バイブ状、棒状体、シート状に形成されて
いる。
[発明が解決しようとする課題] 而して、従来の成形体は、接合剤、工作、建築用固定剤
、ギブス等の医療機器材料、食器類、ひご等の文具及び
装飾品等、特に物体をノルボルネン系ポリマーの性質を
利用して特定の形や大きさに変形させる用途として使用
されていた。
したがって、ノルボルネン系ポリマーの用途は極めて限
られたものであり、すなわち、従来ではノルボルネン系
ポリマーからなる成形体として、二次加工に適した素材
となるもの、特に織物として使用できる程に細径に加工
した糸状のものはなかった。
また、通常、服地、帯地等となる織物は、化繊、絹糸、
麻糸、毛糸等からなり、使用によりしわが付いて型(ず
れが生じることがある。
一方、上記したノルボルネン系ポリマーからなる繊維を
単体で使用したのでは織物らしさに乏しく、通常の化繊
、絹糸、麻糸、毛糸等からなる織物のような肌に馴染む
風合いからほど遠いため、使用に際し抵抗感・違和感が
大きいものとなるおそれがある。また、このノルボルネ
ン系ポリマー繊維単体では保温性の点においても問題と
なる場合がある。
本発明の第1の目的は、ノルボルネン系ポリマーからな
る細糸繊維を用い、使用によるしわ等を簡単に除去でき
る織布体を提供することである。本発明の第2の目的は
、さらに従来の織布体と同等の風合いを併せもった織布
体を提供することである。
[課題を解決するための手段] 第1の発明にがかる織布体は、ノルボルネン系ポリマー
により形成した形状回復性を有する細糸繊維を織って構
成したこと、を特徴とし、第2の発明に係る織布体は、
複数の繊維状物を、長手方向に密着接合させ又は撚り合
せてなる糸状体を織って構成した織布体において、該糸
状体を構成する繊維状物の少なくとも1つが、形状回復
性を有するノルボルネン系ポリマーからなること、を特
徴とする。
[作用] かかる構成の織布体を、和服、洋服等所定の形状に形成
し、その後、実際の使用に必要な折り目等を施した正し
い形状(母相形状)を所定温度のもとにおいて記憶させ
る。
而して、使用時にこれらの洋服等に伸びや曲げ変形等が
加わり、洋服等にしわ等が生じても、本発明にがかる織
布体の経糸・緯糸となる糸状体が形状回復性を有するの
で、再度特定の温度に加熱することにより、かかるしわ
等が自動的に取り除かれ、当初の形状に回復するもので
ある。
また、第2の発明にがかる織布体においては、糸状体を
、ノルボルネン系ポリマーよりなる繊維に、通常の織物
として使用される合成繊維、動物繊維、植物繊維等を密
着接合させあるいは撚り合わせて構成しているので、従
来の織物と同等の風合いを醸し出すことができる。
F実施例コ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図において、lは本発明にがかる織布体を示す。該織布
体1は、形状回復性を有するノルボルネン系ポリマーか
らなる細糸繊維(以下、「形状記憶繊維」という)のみ
、あるいはかかる細糸繊維を少なくとも1本有して構成
される糸状体2を経糸・緯糸として用い、これを織成し
て構成される。
糸状体2としては、上記したように形状記憶繊維のみか
ら構成されたものや第2図に示したもの等が挙げられる
。第2図(a)に示した糸状体2は、形状記憶繊維3と
、該形状記憶繊維3の長手方向に沿って密着接合された
ナイロン、ポリエステル等の合成繊維4とからなる。
第2図(b)に示した糸状体2は、形状記憶繊維3を2
本の上記合成繊維4により挾み付けるように密着接合し
てなる。
合成繊維4は、形状記憶繊維3表面の露出部を長平方向
に覆い、織物としての風合いを醸し出させるとともに、
保温性等を向上させる、いわば装飾性・風合性・実用性
を兼ねる繊維としての機能を果たすものである。
なお、本発明の織布体lを構成する糸状体2として複合
したものを用いる場合、形状記憶繊維3を用いていれば
、第2図(a)、(b)に示したものに限定されないこ
とは言うまでもない、すなわち、使用目的に応じ、形状
記憶繊維3の表面を被覆する材料は任意に選択でき1例
えば、合成繊維4の代わりに、綿、麻、木材等からなる
植物繊維、羊毛や絹糸等の動物繊維あるいは金糸や銀糸
等の鉱物繊維を用いてもよいし、さらにはこれらを多層
に密着接合してなる複合繊維として用いてもよい。
また、形状記憶繊維3に対して上記した合成繊維4等を
密着接合するのではなく、撚り合わせたものであっても
よい。また、第3図に示すように、上記密着接合してな
る糸状体2にさらに他の繊維6を撚り合わせて撚糸2′
としてもよい。
ここで、上記ノルボルネン系ポリマーは、従来知られて
いるように、ガラス転移温度が10℃以上、好ましくは
20℃以上、さらに好ましくは30〜60℃の範囲のも
のであり、数平均分子量が100万以上のものである。
なお、上記した糸状体2は、例えば次のようにして製造
される。第4図〜第6図に基づき説明する。
まず、ノルボルネン系ポリマーを成形して薄膜のシート
30とする。ついで、該シート状ノルボルネン系ポリマ
ー(以下、「形状記憶シート」という)30の一面に、
ナイロンやポリエステル等からなるプラスチックフィル
ム40を固着積層し、糸状体2の素材となる複合シート
材20とする。fj!、v方法は特に限定されるもので
はな(、圧着、接着、熱融着等いかなる方法であっても
よい。
しかる後、該複合シート材20を適宜の方法により任意
幅の極細に裁断加工して、形状記憶繊維3と合成繊H1
4とが密着接合した上記糸状体2(第2図(a)参照)
を製造するものである。
一方0、第2図(b)に示した糸状体やさらに他の繊維
を複数密着接合した構造の糸状体を製造するには、素材
となる複合シート材20を多層としていけばよい。第6
図(a)〜(e)にその例を挙げる。
第6図(a)は、形状記憶シート30の両面に紙あるい
はプラスチックフィルム40を固着積層した複合シート
材20であり、第2図(b)に示した糸状体2の素材と
なる。第6図(b)は、形状記憶シート30の一面に紙
あるいはプラスチックフィルム40を積層し、さらにそ
の上面に金属箔50を積層した構造である。金属箔50
は接着等により接合してもよいし、蒸着やスパッタリン
グ等により箔を形成するようにしてもよい。
第6図(C)は同図(b)に示したシートの金属箔50
の上にさらにポリエステル等からなる保護用フィルム6
0を積層した構造、第6図(d)は形状記憶シート30
の両面に、プラスチックフィルム40及び金属箔50を
それぞれ積層した構造、第6図(e)は同図(d)のシ
ートにさらに上記した保護用フィルム60を積層した構
造、をそれぞれ示す。
而して、これらの複合シート材20を適宜の方法により
極細に裁断すれば、形状回復機能を備えた様々な糸状体
を製造することができる。
なお、上記した組み合わせは任意であり、使用目的に応
じて組み合わせを代えればよい。
この場合、例えば、金属箔50あるいは透明な保護用フ
ィルム60を最外層とすれば、金糸や銀糸等として使用
できるし、プラスチックフィルム40等を介在させれば
、耐水性、保温性に優れた糸を提供することができる、
等の利点がある。
なお、形状記憶繊維のみからなる糸状体2とする場合は
、上記した形状記憶シート30のみを裁断加工すること
により製造することができる。
また、撚糸とする場合は、裁断加工した上記糸状体2を
そのまま撚ってもよいし、第3図に示した撚糸2′のよ
うに、さらに他の繊維状物6、例えば絹糸、麻糸、羊毛
、合成繊維等を適宜な方法により撚り合わせてもよい。
また、形状記憶シート30をまず裁断して細糸繊維とし
、次いで上記した他の繊維状物を撚り合わせて糸状体と
することもできる。
本発明の織布体lは、上記した糸状体2を経糸、緯糸の
両方又は一方として用いて織成され、和服、洋服、相等
所定の被服に縫製される。
例えば、第7図には上記した織布体1により構成された
洋服としてのズボン7を示しである。このズボン7は、
ズボンとして実際の使用に必要な折り目の正しい形状に
記憶成形される。而して、着用している間に、ズボン7
が伸びてその折り目がとれたり、曲げによるしわが付い
て型くずれが生じることがある。
その場合には、このズボン7をドライヤー アイロン、
温湯等により変形温度以上であって母相成形未満の温度
例えば40〜60℃に加熱すると、織布体1を構成する
糸状体2の形状回復力により、くっきりとした折り目が
元通り付くとともに、しわ等も消滅するものである。
この加熱変形後にズボン7を冷却すれば、当初の記憶形
状に回復した形状で固定される。
加熱手段は特に制限されるものではなく、ズボンにアイ
ロンを当てたり、ヘヤードライヤーの熱風を吹き付けた
り、お湯等に浸したりして母相成形未満の温度に加熱す
ればよい。
この場合、変形温度以上で母相成形未満の温度の範囲内
で温度を高(する程、形状回復時間が短(なる。
第8図〜第10図は、それぞれ本発明にがかる織布体に
より構成された包装用の袋体8、医療用等のヘアネット
9及び帽子の内張り材10を示しである。
前記袋体8は、予め内部収納空間が縮平された状態を母
相形態として記憶させておき、これを例えば温水等に数
分浸して加熱してその内部収納用空間を押し広げて膨ら
ませて袋状とし、この変態形状を冷却固定する。この後
、使用時に袋体8内に被包装物を収納し、ヘヤードライ
ヤー等で加熱すれば、自動的に再び当初の平板な形状に
回復しようとするので、内部の被包装物は緊締密着した
状態で包装されるものである。
また、医療用等のヘアネット9及び帽子の内張り材10
にあっては、母相記憶形態よりも大きなサイズに変形し
て準備しておき、使用時に頭に着用した後に所定温度で
徐々に加熱して使用者のサイズに適した形状まで縮小回
復した状態で加熱を止めれば、その時点の変形サイズに
固定される。
したがって、ヘアネット9にあっては、締め付は力が適
度の状態で固定維持されるので、ゴム製のように着用中
ずっと締め付は力が作用して苦痛を伴うようなことがな
くなる。また、帽子の内張り材IOにあっても同様に、
使用する者の頭のサイズに合わせて自由なサイズに変形
固定して使用できる。
また、本発明にがかる織布体lを、ノルボルネン系ポリ
マーよりなる繊維3に、通常の織物として使用される合
成繊維、動物繊維、植物繊維、鉱物繊維等を密着接合さ
せあるいは懲り合わせてなる糸状体により構成すれば、
上記したようなズボンとした場合等において、従来の絹
糸、綿糸、合成繊維等からなる織物を縫製したものと同
等の風合いを醸し出すことができるとともに、保温性も
向上させることができる。
なお、本発明にがかる織布体lは、上記したズボン等の
洋服の他、和服、帯、靴下、ヘルメット、関節等を保護
するサポータ等、種々のものに適用することができる。
[発明の効果] 本発明の織布体は、形状回復性を有する糸状体より構成
されているので、母相形状を記憶させれば、使用により
しわ等が生じても特定の温度に加熱することにり、簡単
にしわ等を除去することができる。
また、糸状体を構成する形状記憶繊維表面を他の繊維状
物で被覆することにより、従来の織物と同等の風合いを
醸し出させることができるとともに、保温性も向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の織布体を拡大して示した概略図、第2
図は本発明の織布体に用いる糸状体の実施例の一部を示
す斜視図、第3図は撚糸状にした糸状体の一部を示す斜
視図、第4図は糸状体の素材たる複合シート材の一例を
示す斜視図、第5図は第4図V−V断面図、第6図は複
合シート材の他の例を示す断面図、第7図〜第10図は
それぞれ本発明の織布体の使用例を示す斜視図、である
。 1・・・・・・織布体 2・・・・・・糸状体 3・・・・・・ノルボルネン系ポリマー繊維4・・・・
・・合成繊維 20・・・・・・複合シート材 30・・・・・・ノルボルネン系ポリマーシート40・
・・・・・紙又はプラスチックフィルム50・・・・・
・金属箔 60・・・・・・保護フィルム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ノルボルネン系ポリマーにより形成した形状回復
    性を有する細糸繊維を織って構成 したことを特徴とする織布体。
  2. (2)複数の繊維状物を、長手方向に密着接合させ又は
    撚り合せてなる糸状体を織って構 成した織布体において、該糸状体を構成す る繊維状物の少なくとも1つが、形状回復 性を有するノルボルネン系ポリマーからな ることを特徴とする織布体。
JP1166585A 1989-02-08 1989-06-30 織布体 Pending JPH02289142A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-27389 1989-02-08
JP2738989 1989-02-08

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02289142A true JPH02289142A (ja) 1990-11-29

Family

ID=12219703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1166585A Pending JPH02289142A (ja) 1989-02-08 1989-06-30 織布体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02289142A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0345744A (ja) * 1989-07-13 1991-02-27 Zeon Kasei Co Ltd 形状記憶性網体

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01281929A (ja) * 1988-05-10 1989-11-13 Masatetsu Oohira 特殊生地
JPH01282366A (ja) * 1988-05-10 1989-11-14 Masatetsu Oohira 特殊編織生地

Patent Citations (2)

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JPH01281929A (ja) * 1988-05-10 1989-11-13 Masatetsu Oohira 特殊生地
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