JPH02288127A - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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Publication number
JPH02288127A
JPH02288127A JP10992989A JP10992989A JPH02288127A JP H02288127 A JPH02288127 A JP H02288127A JP 10992989 A JP10992989 A JP 10992989A JP 10992989 A JP10992989 A JP 10992989A JP H02288127 A JPH02288127 A JP H02288127A
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JP
Japan
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piece
movable
movable contact
electromagnetic relay
contact
Prior art date
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Application number
JP10992989A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Seki
俊彦 関
Yoichi Nakanishi
陽一 仲西
Ryuichi Sato
隆一 佐藤
Masayuki Noda
将之 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H51/00Electromagnetic relays
    • H01H51/22Polarised relays
    • H01H51/2272Polarised relays comprising rockable armature, rocking movement around central axis parallel to the main plane of the armature
    • H01H51/2281Contacts rigidly combined with armature

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電磁継電器に関する。
(従来技術) 従来、電磁継電器としては、例えば、第1θ図に示すよ
うに、ベースlと、両端部上面に可動接点2a(右側の
可動接点は図示せず)を設け、中央部を端子部2bの上
端部に溶着し、前記端子部2bを前記ベースlに圧入、
固定した可動接触片2と、側面路り字形状を有し、水平
部下面に固定接点3aを設け、端子部3bを前記ベース
lに圧入、固定することにより、前記固定接点3aを前
記可動接点2aに圧接させて前記可動接触片2を弓状に
湾曲させる固定接点端子3と、対向する長辺端而中央部
に軸部4a(奥側の軸部は図示せず)を側方にそれぞれ
突設するとともに、この軸部4aを間にして対向する位
置に樹脂製カード部4bをアウトサート成形し、前記軸
部4aを前記ベースlの上面縁部に突設した支持突起1
a(奥側の支持突起は図示せず)のガイド凹部1bにそ
れぞれ嵌合することにより、揺動自在に支持された可動
鉄片4と、断面略E字形となるように永久磁石5bを組
み付けた断面略コ字形の鉄芯5aをスプール5Cにイン
サート成形し、かつ、このスプール5Cにコイル5dを
巻回して形成され、前記スプール5Cに圧入したコイル
端子5e、補助端子5rを、前記ベース1に上方から圧
入、固定することにより、前記永久磁石5bの磁極部に
前記可動鉄片4の中央部を揺動自在に吸着保持する電磁
石部5と、前記ベース!に嵌合した後、ベースlの底面
にシール剤6aを注入、固化することにより、内部を密
封するケース6とからなるものである。
したがって、コイル5dの励磁、消磁に基づき、可動鉄
片4が永久磁石5bの磁極部を支点とじて揺動し、可動
鉄片4に設けたカード部4bが可動接触片2を交互に抑
圧、解除し、可動接点2aが固定接点3aに接離する。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来例にかかる電磁継電器では、所定の
接点圧を確保するため、可動接触片2を弓状に湾曲させ
た状態で可動接点2aを固定接点3aに接触させている
ので、可動接点2aを固定接点3aから開離させる場合
には、カード部4bで湾曲する可動接触片2を押圧して
真っ直ぐに伸ばした後、さらに下方側に押し込まなけれ
ばならない。
このため、可動接触片2のばね負荷は第9図の実線Aで
示すような折れ線になり、可動接触片2を駆動する場合
には吸引力曲線Bで示すような大きな吸引力を必要とす
る。この結果、高感度の電磁継電器を得られないだけで
なく、消費電力が多い。
しかも、樹脂製カード部4bで可動接触片2を押圧する
ので、カード部4bが摩耗しやすく、動作特性が変化し
やすいだけでなく、摩耗粉が接点表面に付着し、接触不
良が生じやすい。
さらに、従来例にかかる電磁継電器は側面略り字形状を
有する固定接点端子3の上端部をベース1の上面から突
出させているとともに、可動鉄片4のカード部4bで可
動接触片2を押圧するので、固定接点端子3の板厚寸法
およびカード部4bの突出寸法等が積算されて高くなり
、電磁継電器を薄型化できない。
また、可動接触片2には付勢力が常時負荷され、可動接
触片2が疲労しやすいので、可動接触片2には疲労しに
くい材料を選択しなければならず、材料選択の範囲が限
定される。
そして、万一、可動接点2aと固定接点3aとの間に溶
着現象が生じた場合は、可動接触片2の接触圧力に溶着
力が加わるので、カード部4bで可動接触片2を押圧し
ても、強制的に剥離させることが困難であり、接点溶着
による誤動作が生じやすく、危険であるという問題点が
あった。
本発明は前記問題点に鑑み、可動接触片の材料を広い範
囲から選択できるとともに、接点溶着が生じにくく、消
費電力が少ない薄型の電磁継電器を提供することを目的
とし、さらに、底面積が小さく、微調整が容易な電磁継
電器を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 第1の発明にかかる電磁継電器は、前記目的を達成する
ため、上面に上方に向けて露出する固定接点を設けたベ
ースと、断面略E字形となるように永久磁石を配した断
面略コ字形の鉄芯にスプールを介してコイルを巻回して
形成され、前記ベースの上方に固定された電磁石ブロッ
クと、上面中央部を前記電磁石ブロックの下面から露出
する前記永久磁石の磁極部に揺動自在に吸着、保持され
、両端部が前記鉄芯の両端磁極部にそれぞれ接離可能に
対向する可動鉄片と、中央部を前記可動鉄片の下面に絶
縁部材を介して所定の間隙をもって一体化され、両端部
下面に設けた可動接点を前記ベースの固定接点に接離可
能に対向する可動接触片と、からなる構成としたもので
ある。
また、第2の発明にかかる電磁継電器は、萌述の構成か
らなる電磁継電器において、前記可動接触片が前記可動
鉄片の直下に位置し、前記可動鉄片の周辺部からはみ出
さない構成としたものである。
さらに、第3の発明にかかる電磁継電器は、第1又は第
2の発明からなろWi 6!18mmにおいて、並設し
た2本の前記可動接触片が、その長辺中央部から屈曲し
た長尺なヒンジばね部を点対称となるようにそれぞれ延
在し、0り記ヒンジばね部の自由端部を、前記ベースの
上面に点対称となるように配した共通端子の上端部に溶
着した構成としたものである。
(作用) したがって、第1の発明によれば、電磁石ブロックを構
成する永久磁石の磁極部に揺動自在に吸着保持された可
動鉄片が、電磁石ブロックの励磁。
消磁に基づき、前記永久磁石の磁極部を支点として揺動
することにより、一体止した可動接触片を駆動して接点
を開閉することになる。
また、第2の発明によれば、可動接触片が可動鉄片から
はみ出さないので、電磁継電器の底面積を節約できるこ
とになる。
さらに、第3の発明によれば、ヒンジばね部を点対称と
しであるので、ばね力に偏りが生じないことになる。
(実施例) 以下、本発明にかかる電磁継電器の一実施例を第1図な
いし第9図の添付図面にしたがって説明する。
本実施例にかかる電磁継電器は、大略、ベース■0と、
接触片ブロック20と、可動鉄片30と、電磁石ブロッ
ク40と、ケース50とからなるものである。
ベース10は平面長方形で、四隅部に端子圧入孔11a
、llaおよびzb、zbをそれぞれ設けるとともに、
長辺縁部の中央部に対向する一対の支持突起12を突設
しである。そして、前記端子圧入孔11a、llaおよ
びzb、zbの間にはインサート成形された固定接点端
子13.14およびl 3,14がそれぞれ並設され、
それぞれに上方に向けて露出する固定接点13a、14
aおよび13b、14bが設けられている。さらに、ベ
ースIOにインサート成形された共通端子15.15の
接続部15a、+5bが、前記支持突起12.12の間
に位置する中心点01を中心とする点対称の位置から露
出している。
本実施例によれば、ベースIOの上面から固定接点+3
a、14aおよび+3b、+4bを上方に向けて露出さ
仕、従来例のように固定接点端子13I4の上端部を突
出させていないので、上下方向の収納スペースを節約で
き、薄型の電磁継電器を得られるという利点がある。
接触片ブロック20は、第3図および第4図に示すよう
に、合成樹脂からなるブロック本体2!に並設した一対
の可動接触片22.22の中央部をインサート成形した
もので、前記ブロック本体21の上面には一対のカシメ
用突起21a、21bを突設しである。前記一対の可動
接触片22.22は導電性薄板を打ち抜いて形成した同
一平面形状を有するもので、両端部をそれぞれ中方向に
2分割し、−刃側の端部下面に可動接点22aを、他方
側の端部下面に可動接点22bをそれぞれ設けであると
ともに、長辺中央部から平面路J字形状のヒンジばね部
23.23をそれぞれ延在し、その自由端部である接続
部23a、23bを中心点O8を中心とする点対称の位
置に配しである。
可動鉄片30は中央部に軸部31を配し、前記接触片ブ
ロック20をほぼ覆う平面形状を有するもので、前記軸
部31を間にして対向する位置にカシメ用嵌合孔31a
、31bを設けであるとともに、前記軸部31の中央部
を中心軸部31cとしである。
なお、前記可動鉄片30は磁性材からなる板状体を打ち
抜き、両側部から突出する突起を軸部とする一方、中央
部に突き出し加工を施して中心軸部を形成したものであ
ってもよい。
そして、可動鉄片30は、そのカシメ用嵌合孔31a、
31bに接触片ブロック20のカシメ用突起21a、2
1bをそれぞれ嵌合してカシメることにより、接触片ブ
ロック20と一体化される。
このため、前記可動接触片22.22は可動鉄片30の
下面から所定の間隙を残して直下に位置することになり
、可動接触片22.22が可動鉄片30の周辺部からは
み出さないので、底面積が小さい電磁m電器を得られる
という利点がある。
なお、接触片ブロック20と可動鉄片30とはカシメ加
工に限らず、例えば、2回のインサート成形で一体化し
てもよいことは勿論である。
次に、接触片ブロック20を一体化した可動鉄片30の
軸部31の両端部を、前記ベースIOに設けた支持突起
12.12の軸受凹部12a、12aにそれぞれ嵌合し
て揺動自在に支持した後、ヒンジばね部23.23の接
続部23a、23bを共通端子15.15の接続部15
a、15bにそれぞれ溶接して電気的接続すると、可動
鉄片30の脱落を防止できるとともに、可動接点22a
、22aおよび22b、22bが固定接点13a、14
aおよび13b。
14bにそれぞれ接離可能に対向する。
本実施例によれば、ヒンジばね23,23の接続部23
a、23bを一方側に揃えるのではなく、点対称に配し
であるので、ばね力に偏りが生ぜず、バランスが良く、
微調整しゃずいという利点がある。
電磁石部40は断面コ字形の鉄芯4Iに永久磁石42を
配して断面略E字形状とし、これをスプール43にイン
サート成形したもので、前記永久磁石42の磁極部42
aが前記スプール43の中央鍔部43cの下面から露出
する一方、鉄芯41の左側磁極部41aか前記スプール
43の鍔部43aの下面から露出しているとともに、鉄
芯41の右側磁極部41bが前記スプール43の鍔部4
3bの下面から露出している。そして、H記鍔部43a
には一対のコイル端子44.44が下方側から圧入され
、突出する上端部に前記スプール43に巻回されたコイ
ル46の引き出し線がからげられてハンダ付けされてお
り、一方、前記鍔部43bには一対の補助端子45.4
5が下方側から圧入。
固定されている。
そして、前記コイル端子44の端子部44aおよび前記
補助端子45の端子部45aを、ベース10に設けた端
子圧入孔11aおよびllbにそれぞれ圧入すると、永
久磁石42の磁極部42aに前記可動鉄片30の中心軸
部31cが揺動自在に吸着、保持されるとともに、鉄芯
41の磁極部41a、41bに前記可動鉄片30の両端
部30a、30bが接離可能に対向する。
なお、本実施例ではコイル端子44の端子部44aおよ
び補助端子45の端子部45aに、位置決め突起44b
(奥側の位置決め突起は図示せず。)および45bをそ
れぞれ突設しであるので、電磁石ブロック40を任意の
位置に圧入、固定できる。
しかも、電磁石ブロック40を構成する永久磁石42の
磁極部42aが、可動鉄片30の中心軸部31cを吸着
、保持して吊り下げるため、電磁石ブロック40を上下
に移動させると、これにつれて可動鉄片30.接触片ブ
ロック20が上下に移動する。このため、可動接触片2
2の可動接点22aおよび22bと、固定接点13a、
14aおよび+3b、14bとの接点間距離を容易に調
整できるので、調整機械で自動調整できる。
さらに、可動接触片22のヒンジばね部23が平面路J
字形状を有し、実質的に長尺であるので、弾性変形しや
すく、ばね力が小さい。このため、可動鉄片30の動作
に及ぼす影響が小さく、可動鉄片30の揺動支点がずれ
ないという利点がある。
ケース50は前記ベースIOに嵌合可能な箱体形状を有
し、天井面隅部にガス抜き孔51を有している。
そして、接触片ブロック20.可動鉄片30および電磁
石ブロック40を組み込んだ前記ベースlOに、前記ケ
ース50を嵌合し、ベースIOの底面にシール剤52を
注入、固化してシールした後、前記ガス抜き孔51から
内部のガスを抜き、前記ガス抜き孔51を熱溶融させて
密封することにより、組み立て作業が完了する。
次に、前述の構成からなる電磁継電器の動作について説
明する。
無励時の場合、第5図に示すように、永久磁石42Q磁
束Φにより、可動鉄片30の左側端部30aが鉄芯41
の左側磁極部41aに吸着して磁気回路を閉成している
。このため、可動接触片2222の可動接点22a、2
2aが固定接点13a、14aに接触している一方、可
動接点22b、22bが固定接点13b、14bから開
離している。
次に、第6図に示すように、前記磁束Φを打ち消す磁束
Φ、が生じるようにコイル46に電圧を印加すると、可
動鉄片30の右側端部30bが鉄芯41の右側磁極部4
1bに吸引されるので、永久磁石42の磁力に抗し、可
動鉄片30が中心軸部31cを支点として回動し、可動
鉄片30の左側端部30aが鉄芯41の左側磁極部41
aから開離した後、可動鉄片30の右側端部30bが鉄
芯4Iの右側磁極部41bに吸着する。このため、可動
鉄片30の回動につれて可動接点22a、22aが固定
接点13a、14aから開離した後、可動接点22b、
22bが固定接点13b、+4bに接触する。
そして、第7図に示すようにコイル46の励磁を解いて
も、永久磁石42の磁束Φにより、その状態が保持され
、接点は切替わらない。
ついで、第8図に示すように、永久磁石42の磁束Φを
打ち消す磁束Φ、が生じるようにコイル46に電圧を印
加して励磁すると、可動鉄片30は前述の動作と逆方向
に回動し、これにつれて接点が切替わり、元の状態に復
帰する。そして、前記コイル46の励磁を解いても、そ
の状態が保持される(第5図)。
本実施例によれば、前記可動接触片22を必要最小限度
たわませるだけで所望の接点圧が得られるので、可動接
触片22.22のばね負荷は第9図の点線Cで示す折れ
線のように小さい。このため、第9図の吸引力曲線りで
示す小さな吸引力で接点を開閉できるので、高感度の電
磁継電器が得られるだけでなく、低消費電力型の電磁i
i器が得られる。
しかも、万一、可動接点22a、22aまたは22b、
22bが、固定接点+3a、14aまたは+3b。
14bに溶着しようとしても、従来例のように溶着力に
接点圧力が加重されないので、可動鉄片30の回動で強
制的に剥離させやすく、溶着を防止できる。このため、
接点溶着による電気機器の誤動作を未然に防止できる。
さらに、本実施例は、可動鉄片30の回動で可動接触片
を直接駆動して接点を開閉するものであり、従来例のよ
うに可動鉄片に設けたカード部で可動接触片を押圧し、
接点を開閉するものではないので、カード部が不要とな
り、カード部の摩耗による不具合が生じない。
また、可動接触片22には接点を閉成する場合にのみ付
勢力が負荷されるので、可動接触片22が疲労しにくい
。このため、可動接触片22.22の材料を広い範囲か
ら選択できるという利点がある。
なお、前述の実施例では、自己保持型の電磁継電器につ
いて説明したが、必ずしもこれに限らず、自己復帰型の
ものに適用してもよい。
また、前記電磁石ブロックには、断面コ字形の鉄芯を使
用する場合について説明したが、必ずしもこれに限らず
、前記鉄芯の両端磁極部を外方に折り曲げることにより
、吸着面を広くして磁気効率を高めるようにしてもよく
、あるいは、一方の磁極部のみを外方に折り曲げること
により、磁気バランスをくずして自己復帰型としてもよ
いことは勿論である。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明の請求項1によ
れば、所望の接触圧を得るためには前記可動接触片を必
要最小限度たわませて接点を閉成すればよいので、可動
接触片のばね負荷が小さい。
このため、小さな吸引力で接点を開閉できるので、高感
度の電磁継電器が得られるだけでなく、低消費電力型の
電磁継電器が得られる。
しかも、可動接触片は可動鉄片の下面に所定の間隙を残
して一体化されているので、可動鉄片の揺動につれて可
動接触片が駆動する。このため、従来例のようなカード
部が不要となり、カード部の摩耗による動作特性の変化
や摩耗粉による接触不良が生じない。
さらに、本願発明によれば、固定接点端子はベースに埋
設され、固定接点がベースの上面から露出しているにす
ぎず、しかも、可動鉄片にカード部を設ける必要もない
ので、構成部品の積み重ねによる高さ寸法を低減でき、
薄型の電磁U電器を得ることができる。
また、可動接触片は接点開成時に付勢力が負荷されるに
すぎないので、可動接触片が従来例よりも疲労しにくく
なり、可動接触片の材料を広い範囲から選択できる。
そして、万一、可動接点と固定接点との間に溶着現象が
生じても、従来例と異なり、溶着力だけで溶着するので
、可動接触片を一体化した可動鉄片を駆動するだけで強
制的に剥離でき、接点溶着による誤動作を防止できる。
一方、本発明にかかる請求項2によれば、可動接触片が
可動鉄片の直下に位置し、可動鉄片の周辺部からはみだ
さないので、底面積の小さい電磁継電器を得ることがで
きる。
さらに、本発明にかかる請求項3によれば、可動接触片
のヒンジばね部は屈曲した長尺な形状であり、実質的に
長いので、弾性変形しやすく、ばね負荷が小さい。この
ため、永久磁石の磁極部に吸着、保持された可動鉄片の
揺動動作に悪影響を与えず、回動支点がずれないので、
円滑な開閉動作を確保できるとともに、消費電力をより
一層節約できる。
しかも、並設した2本の可動接触片に設けたヒンジばね
部の自由端部を、−刃側に揃えずに点対称としであるの
で、ヒンジばね部のばね力に偏りが生ぜず、バランスが
良い。このため、動作特性の微調整が容易になり、調整
作業に手間がかからないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第9図は本発明にかかる電磁継電器の一実
施例を示し、第1図は分解斜視図、第2図は断面図、第
3図および第4図は接触片ブロックを示す平面図および
側面図、第5図ないし第8図は磁気回路を説明するため
の説明図、第9図は吸引力特性を示すグラフ図、第1O
図は従来例にかかる電磁継電器の一実施例を示す断面図
である。 10−・・ベース、l 3a、 13b、 I 4a、
 14b−固定接点、15・・・共通端子、15a、1
5b・・・接続部、20・・・接触片ブロック、21・
・・ブロック本体、22・・・可動接触片、22a、2
2b・・・可動接点、23・・化ンジばね部、23a、
23b・・・自由端部、30・・・可動鉄片、30a、
30b・・・端部、31c・・・中心軸部、40・・・
電磁石ブロック、41・・・鉄芯、42・・・永久磁石
。 特 許 出 願 人 立石電機株式会社代理人 弁理士
 青白 葆外1名 第9図 第1Q図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)上面に上方に向けて露出する固定接点を設けたベ
    ースと、断面略E字形となるように永久磁石を配した断
    面略コ字形の鉄芯にスプールを介してコイルを巻回して
    形成され、前記ベースの上方に固定された電磁石ブロッ
    クと、上面中央部を前記電磁石ブロックの下面から露出
    する前記永久磁石の磁極部に揺動自在に吸着、保持され
    、両端部が前記鉄芯の両端磁極部にそれぞれ接離可能に
    対向する可動鉄片と、中央部を前記可動鉄片の下面に絶
    縁部材を介して所定の間隙をもって一体化され、両端部
    下面に設けた可動接点を前記ベースの固定接点に接離可
    能に対向する可動接触片と、からなることを特徴とする
    電磁継電器。
  2. (2)前記可動接触片が前記可動鉄片の直下に位置し、
    前記可動鉄片の周辺部からはみ出さないことを特徴とす
    る請求項1記載の電磁継電器。
  3. (3)並設した2本の前記可動接触片が、その長辺中央
    部から屈曲した長尺なヒンジばね部を点対称となるよう
    にそれぞれ延在し、前記ヒンジばね部の自由端部を、前
    記ベースの上面に点対称となるように配した共通端子の
    上端部に溶着したことを特徴とする請求項1又は2記載
    の電磁継電器。
JP10992989A 1988-08-25 1989-04-28 電磁継電器 Pending JPH02288127A (ja)

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