JPH0228766Y2 - - Google Patents

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JPH0228766Y2
JPH0228766Y2 JP1984072746U JP7274684U JPH0228766Y2 JP H0228766 Y2 JPH0228766 Y2 JP H0228766Y2 JP 1984072746 U JP1984072746 U JP 1984072746U JP 7274684 U JP7274684 U JP 7274684U JP H0228766 Y2 JPH0228766 Y2 JP H0228766Y2
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JP
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bed
spring
tension coil
coil spring
rotational moment
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JP1984072746U
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JPS60185950U (ja
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  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、使用しないときはベツドの一端部を
支点として上方に回動起立させて壁面の収納凹部
内に収納できるように構成したいわゆる収納式ベ
ツドに関するものである。
〔従来の技術〕
この種のベツドは、その起倒操作を軽く安全に
行うことができるように、ベツドの壁側端部と壁
との間に、ベツドを起立させる方向に作用してベ
ツドの回転モーメントと釣合うばねを設ける(例
えば実開昭51−141203号公報・実公昭51−49126
号公報参照)のが一般である。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところがベツドの回転モーメントはその起倒角
度に応じて漸次変化するため、ベツドが如何なる
角度にあつてもバランスするばねを得ることは難
しい。例えばベツドを起こしやすいように、ベツ
ドの回転モーメントが大きいとき(使用状態)の
方になるべくバランスするようにばね力を設定す
ると、起立(収納状態)すなわち回転モーメント
が無くなつているときのばねの反力が大きくて、
ベツドを倒すときそのばね力に抗する大きな力で
ベツドを収納凹部から引出さなければならない。
ばね力を上記の場合と反対に設定すると、ベツ
ドを収納状態から倒すときの引出し力は小さくて
済むが、ベツドの回転モーメントの増大に従つて
倒れ速度が増して危惧を与え、またベツドを起こ
すときは重くなるものである。
前記2件の公知考案は、いずれもベツドの全起
倒範囲内のなるべく広い範囲でベツドの回転モー
メントとベツド起立用ばねの反力とが釣合うよう
に、そのばね力を設定したものであるが、いずれ
の考案も唯一種類のばねによつて目的を達成しよ
うとするものであるから、ベツドの使用状態付近
では、ベツドの回転モーメントの方が大きく、ま
たベツドの収納状態付近ではばねによる回転モー
メントの方が大きくなるのは止むを得ない。
そこで、シリンダ内にフリーピストンで仕切ら
れたガス室と油室を有するガスばねを1本用い、
このガスばねの設定荷重を、ベツド収納の際小さ
な荷重で足りるところでは小さな力を出し、大き
な荷重を必要とするところでは大きな力を掛ける
ように定めた発明(特公昭55−45210号公報参照)
があるけれども、ガスばね1本のみでベツドの回
転モーメントにバランスさせようとするものであ
るから、設定荷重の計算が難しくベツドの起倒範
囲のすべてにおいて満足できる作用をするガスば
ねの製作は困難である。
なおベツドの回動起立用ばねにガスばねを用い
た場合、ガスばねの反力はその圧縮時と伸張時と
に差があり、従つてそのガスばねによる回転モー
メントの線図にも第4図に示すように圧縮時と伸
張時の差が現れ、この差の範囲内にベツドの回転
モーメントの線図が入つている起倒範囲では、ベ
ツドの回転モーメントとガスばねによる回転モー
メントとが釣合つており、その起倒範囲のどの位
置においてもベツドを静止させることができるも
のである。
本考案は収納式ベツドにおける上記ベツド起倒
操作時の問題点を解決する簡単な構造を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記の目的を達成するために、ベツ
ドの一端部を壁面の収納凹部の両側壁に横軸で取
付け、不使用時はその横軸を中心にしてベツドを
回動起立させることにより、ベツドを収納凹部に
収め得るようにしたベツドにおいて、常時伸び方
向にばね力が作用すると共に、ベツドが水平状態
のときそのベツドの回転モーメントに釣合う反力
を出すように設定したガスばねの両端を、ベツド
の起倒中心軸よりも先に延びているベツド枠延長
部の端とベツド収納凹部の側壁の上部とに取付
け、引張りコイルばねをその一端でベツド収納凹
部の壁に片持ち的に取付けると共に、上記引張り
コイルばねの自由端のフツク部を、ベツド枠延長
部の端の横ピンの移動軌跡上に位置させ、ベツド
の起立に伴うベツドの回転モーメントの減少によ
つてガスばねの反力の方が勝つている範囲内での
み上記引張りコイルばねとベツド枠延長部の端の
横ピンが係合するように構成したものである。
〔作用〕
常時伸び方向に力が作用しているガスばねに抗
してベツドを引倒すとき、引張りコイルばねの縮
もうとしている力が加わることによつて、ベツド
を使用状態に引倒すときの操作初期の力が小さく
なり、起倒操作がしやすい。また引張りコイルば
ねは、ベツドを起立させたときのクツシヨンの働
きもする。更にベツドは、その起倒範囲のどの位
置ででも静止する。
〔実施例〕
図面について本考案の一実施例の構造を図面に
ついて説明すると、1はベツド、2は室内の壁面
Wに設けたベツドを立てて収納するための凹部、
3はその凹部2の下部にはめ込んで固定したベツ
ド取付枠にして、ベツド1の一端部(頭側)の両
側面を、収納凹部2の両側壁に位置している取付
枠3の前枠に横軸4で起倒可能に取付けている。
上記起倒支点軸4より先に延びているベツド枠
延長部1Aの端とベツド取付枠3の上枠(凹部2
の内側面直接でもよい)とに、常時伸び方向にば
ね力が作用する、すなわちベツド1を立てる方向
に作用するガスばね5の両端を取付けている。こ
のガスばね5は、ベツド1の回転モーメントに対
してベツド1が水平状態(使用状態)のとき釣合
う反力が出るように設定されている。また上記取
付枠3の後枠に、補助ばねとして引張りコイルば
ね6をその一端で片持ち的に取付け、他端に形成
したフツク部6Aをベツド枠延長部1Aの端の横
ピン7(ガスばね取付ピンと兼用)の移動軌跡上
に位置させ、ベツド1が起きてその回転モーメン
トの減少によりガスばね5の反力が勝つている範
囲内でのみ横ピン7がフツク部6Aに係合するよ
うになつている。即ち引張りコイルばね6がガス
ばね5の力を打消すように構成されている。
実線示の使用状態からベツド1を抱え上げる
と、ガスばね5の反力すなわちベツド1を起こす
方向の力が作用しているため重いベツドも軽く上
がる。起立位置近くなつて(第2図鎖線示1′)
ガスばね5の反力の方が勝つてくる時点で横ピン
7が引張りコイルばね6のフツク部6Aに係合
し、ベツド1が起立(鎖線示1″)するまでの間
コイルばね6は引伸ばされる、すなわちガスばね
5の反力を打消すと同時に蓄勢される。
ベツド1の起立収納状態は、ガスばね5の反力
のみで維持させることも可能であるが、ベツド1
と壁Wとにマグネツトラツチその他適当な掛金を
対設すると良い。
鎖線示1″の起立収納状態からベツド1を倒す
とき、始めの間は蓄勢されていた引張りコイルば
ね6の力が加わるので、ガスばね5の反力が強く
ても軽く引出せる。引張りコイルばね6が収縮し
終わり、そのフツク部6Aから横ピン7が外れる
時点では、ベツド1の回転モーメントが大きくな
るので、その後はベツド1の回転モーメントとガ
スばね5の反力とが略バランスし、ベツドを水平
状態まで緩徐に倒すことができる。第3図は上記
本考案におけるベツドの回転モーメントとガスば
ねの反力の関係を表した線図で、ベツドの全起倒
範囲において、ガスばねの圧縮時と伸張時の回転
モーメントの差の範囲内にベツドの回転モーメン
トの線が入つていることは、ベツドがどのような
角度であつても、ベツドはガスばねとバランスし
て静止することを示している。
〔考案の効果〕
本考案収納式ベツドは、上記のように、常時伸
び方向にばね力が作用すると共に、ベツド1が水
平状態のときそのベツド1の回転モーメントに釣
合う反力を出すように設定したガスばね5の両端
を、ベツド1の起倒中心軸4よりも先に延びてい
るベツド枠延長部1Aの端とベツド収納凹部2の
側壁の上部とに取付け、引張りコイルばね6をそ
の一端でベツド収納凹部2の壁に片持ち的に取付
けると共に、上記引張りコイルばね6の自由端の
フツク部6Aを、ベツド枠延長部1Aの端の横ピ
ン7の移動軌跡上に位置させ、ベツド1の起立に
伴うベツド1の回転モーメントの減少によつてガ
スばね5の反力の方が勝つている範囲内でのみ上
記引張りコイルばね6とベツド枠延長部1Aの端
の横ピン7が係合するように構成したものである
から、ガスばね5の荷重設定が容易であり、その
ガスばね5に引張りコイルばね6を付加するだけ
の簡単な構造でベツド1を使用状態に引倒す際の
操作初期の力を小さくすることができて起倒操作
が容易である。また引張りコイルばね6はベツド
1が起立し終わるときのクツシヨンの作用もする
し、更にベツドの全起倒範囲のどの位置ででもベ
ツドを静止させることができて、ベツドの起倒操
作の安全性が向上するもので、収納式ベツドとし
て効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案収納式ベツドの使用状態の斜視
図、第2図はベツド取付部の拡大側面図、第3図
は本考案の、また第4図は従来例のベツドの回転
モーメントとガスばねによる回転モーメントの関
係を表す線図。 1はベツド、2は収納凹部、3はベツド取付
枠、4は横軸、5は主ばね、6は補助ばね、Wは
壁面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベツドの一端部を壁面の収納凹部の両側壁に横
    軸で取付け、不使用時はその横軸を中心にしてベ
    ツドを回転起立させることにより、ベツドを収納
    凹部に収め得るようにしたベツドにおいて、常時
    伸び方向にばね力が作用すると共に、ベツドが水
    平状態のときそのベツドの回転モーメントに釣合
    う反力を出すように設定したガスばねの両端を、
    ベツドの起倒中心軸よりも先に延びているベツド
    枠延長部の端とベツド収納凹部の側壁の上部とに
    取付け、引張りコイルばねをその一端でベツド収
    納凹部の壁に片持ち的に取付けると共に、上記引
    張りコイルばねの自由端のフツク部を、ベツド枠
    延長部の端の横ピンの移動軌跡上に位置させ、ベ
    ツドの起立に伴うベツドの回転モーメントの減少
    によつてガスばねの反力の方が勝つている範囲内
    でのみ上記引張りコイルばねとベツド枠延長部の
    端の横ピンが係合するように構成した収納式ベツ
    ド。
JP7274684U 1984-05-18 1984-05-18 収納式ベツド Granted JPS60185950U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7274684U JPS60185950U (ja) 1984-05-18 1984-05-18 収納式ベツド

Applications Claiming Priority (1)

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JP7274684U JPS60185950U (ja) 1984-05-18 1984-05-18 収納式ベツド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60185950U JPS60185950U (ja) 1985-12-10
JPH0228766Y2 true JPH0228766Y2 (ja) 1990-08-01

Family

ID=30611444

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JP7274684U Granted JPS60185950U (ja) 1984-05-18 1984-05-18 収納式ベツド

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001314283A (ja) * 2000-02-28 2001-11-13 Combi Corp 壁取付式折り畳みベッド

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5149126U (ja) * 1974-10-11 1976-04-13

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51141203U (ja) * 1975-05-07 1976-11-13

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JPS5149126U (ja) * 1974-10-11 1976-04-13

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JP2001314283A (ja) * 2000-02-28 2001-11-13 Combi Corp 壁取付式折り畳みベッド

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JPS60185950U (ja) 1985-12-10

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