JPH02287628A - メンバーシップ関数の解析装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の要約 メンバーシップ関数間の相関を取ることによって、２つ
のメンバーシップ関数の類似度を求める。類似したメン
バーシップ関数の一方を削除することによって、必要最
少限のメンバーシップ関数を設定することができ、これ
によって、ファジィ推論演算処理を軽減することができ
る。

発明の背景 この発明はファジィ推論のためのメンバーシップ関数の
解析装置に関する。

ファジィ・コントローラ、ファジィ番コンピュータ、フ
ァジィ推論演算装置等々と種々の名称で呼ばれるファジ
ィ推論を行なう装置が開発されつつある。このような装
置の多くは、いわゆるＩｆ’、　ｔｈｅｎルールと呼ば
れるモーダスΦボネンスのファジィ推論ルールにしたが
ってファジィ推論を実行する。ファジィ推論ルールには
メンバーシップ関数が含まれている。

ファジィ推論装置の応用（アプリケーション）において
は、その制御対象に対していかに適切な推論ルールやメ
ンバーシップ関数を設定するかということが重要な課題
である。−旦設定したルールやメンバーシップ関数がフ
ァジィ推論においてどのような役割を果しているか、設
定された複数のルールやメンバーシップ関数が相互にど
のように関係しているかということを解析することもま
た。ファジィ推論制御の改良、改善のために不可欠の事
柄である。

１．かじながらファジィ推論の応用の研究はまだその端
緒についたばかりであり、充分な研究が行なわれていな
いのが現状である。

発明の概要 この発明は、設定された複数のメンバーシップ関数相互
の関連性を解析することができる新規な装置を提供する
ものである。

この発明によるメンバーシップ関数の解析装置は、メン
バーシップ関数間の相関をとることによって２つのメン
バーシップ関数の類似度を算出する手段、および算出さ
れた類似度を所定の基準値と比較し、少なくとも、類似
と判定されたメンバーシップ関数を出力する手段を備え
ていることを特徴とする。

必要ならば、類似と判定されたメンバーシップ関数の一
方を削除する手段を設ける。出力されたメンバーシップ
関数の類似に関するデータを作業者がみて９作業者が削
除すべきと判断したときに削除指令を入力するようにす
ることもできるし。

自動的に削除するようにしてもよい。

この発明によると、２つのメンバーシップ関数の客観的
な類似度が算出されるから１作業者の主観や感覚にとら
れれずに、常に統一的な取扱いが可能となる。

また、類似するメンバーシップ関数を削除することによ
り、必要最少限の種類数のメンバーシップ関数を設定し
ておくことができるので、ファジィ推論の無駄をはふく
ことができる。

この発明は、ファジィ推論のためのルールを設定すると
きに、および設定されたルールを修正するときに、これ
らのルールで用いられるメンバーシップ関数に類似のも
のがあるかどうかを自動的にチエツクさせる場合に有用
である。とくにルールの修正においては類似のメンバー
シップ関数を設定してしまうことがあり５　そのような
場合の自動ルール・チエツク機能として有効に活用され
よう。

さらに、学習機能をもち、学習により自動的にルールを
設定または修正するファジィ推論装置を考えた場合に、
この装置により作成されるメンバーシップ関数の重複を
避けるためにこの発明による解析装置が不可欠なものと
なる。

実施例の説明 第１図はこの発明によるメンバーシップ関数の解析装置
の実施例を示している。この解析装置はたとえば中央処
理装置（マイクロプロセッサを含む）を含むコンピュー
タ装置によって実現される。

第２図に示すように２つのメンバーシップ関数ＦＡとＦ
Ｂの類似性についてその解析処理を説明する。

まず類似度計算部１１においてこれらのメンバーシップ
関数Ｆ　　、Ｆ　　の類似度Ｉ　（τ）が次式にＢ したがってその相関をとることにより算出される。

・・・（１） 次に類似判定部１２によってこれらのメンバーシップ関
数ＦＡとＦｅとが類似しているといえるかどうかが判定
される。一方のメンバーシップ関数ＦＡが基準となる。

基準となるメンバーシップ関数ＦＡの自己相関■。が次
式により算出される。

第（１）式で与えられる類似度Ｉ　（τ）の最大値Ｉ　
　と、この最大値を与えるτ　　どが求めらｗａｘ　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　ｗａｘれる（第３図参照）。また上記■　とＩ　
　を用Ｏｍａｘ いて次式からγが求められる。

γ−１／Ｉｏ　　　　　　　　　・・・（３）１ａＸ τ□、　　　　　　　　　　　　　　　・・・（４）γ
が大きくかつ１τ　　１が小さいほどメン■　ａＸ パーシップ関数ＦＡとＦｎの類似度が大きいといえる。

類似度判定の基準（類似基準）をγ　、τ　と　　　Ｌ する。この基準は外部から判定部１２に与えられる。そ
して、第（３）　、　　（４）式で与えられるγとτ　
　が、γ〉γ　とＩτ　　ｌ　＜　ｌ　Ｔｉ、　ｌの両
ｗａｘ　　　　　　Ｌ　　　　ｗａｘ 方を満足している場合に、メンバーシップ関数ＦＡとＦ
ｅとは類似していると判定される。

このようなメンバーシップ関数Ｆ　とＦＢの類似判定結
果は、ＣＲＴ表示装置、液晶表示装置、プラズマ表示装
置等の表示装置１３に表示される。または必要ならばプ
リンタによって印字される。

３以上のメンバーシップ関数Ｆ　　、Ｆ　　、ＦＢｊ がある場合には、メンバーシップ関数ＦＡを中心に他の
メンバーシップ関数Ｆ　　、Ｆ　　がメンバーｊ シップ関数ＦＡに類似しているかどうかを上述のやり方
で判定し、かつ表示するようにすることもできる。

最後に、削除処理部１４において、相互に類似している
と判定されたメンバーシップ関数が１つを残して（たと
えば中心となったメンバーシップ関数ＦＡを残して）す
べて削除される。

メンバーシップ関数がメモリ上に蓄えられているものと
すると、削除処理はそのエリアをクリアすればよい。削
除信号は、ディジタル計算機などの内部で自動的に発生
させてもよいし、または表示をみて作業者が入力するよ
うにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示すブロック図である。 第２図はメンバーシップ関数の例を示すグラフ、第３図
はメンバーシップ関数の相関を示すグラフである。 １１・・・類似度計算部。 １２・・・類似判定部。 １３・・・表示装置。 以　　上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　メンバーシップ関数間の相関をとることによって２つ
   のメンバーシップ関数の類似度を算出する手段，および 算出された類似度を所定の基準値と比較し，少なくとも
   ，類似と判定されたメンバーシップ関数を出力する手段
   ， を備えたメンバーシップ関数の解析装置。