JP2854713B2 - Ｃａｄ図面変更処理システム - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００２】

【産業上の利用分野】この発明は、ＣＡＤ（計算機利用
設計）システムに係り、特に複数の図面シートで構成さ
れる電子・電気回路図面において、複数の図面シートの
中のある部分が変更された場合に、関連する図面を変更
するのに好適なＣＡＤ図面変更処理システムに関する。

【０００３】

【従来の技術】近年、電子・電気回路の設計等にＣＡＤ
（計算機利用設計）システムが用いられ、電子・電気回
路図面等が作成されるようになってきている。このＣＡ
Ｄシステムで作成される図面（ＣＡＤ図面）は、多数の
図面シートで構成されるのが一般的であり、ＣＡＤ図面
データベースに格納される。さて、ＣＡＤ図面データベ
ースに格納されている図面（図面シート）のある部分
（の図形や属性データ）を変更する際には、その図面と
論理的に関連する他の図面の該当部分も変更する必要が
ある。そこで従来は、設計者（利用者）が図面変更を行
った場合に、設計者の操作に従って、その変更された図
面のデータ（図形や属性データ）をもとに関連する他の
図面をＣＡＤ図面データベース上で検索する専用の処理
装置が設けられていた。設計者は図面変更後、この専用
の処理装置を使用して関連する図面を検索し、しかる後
にその関連する図面を変更する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記したように従来
は、ＣＡＤ図面を変更すると、設計者は専用の処理装置
を操作してその図面のデータをもとに関連する他の図面
の検索を行い、しかる後に関連図面を変更する操作を行
っていた。このように従来は、ＣＡＤ図面を変更してか
ら関連する図面を知って、その関連する図面を変更する
までに、専用の処理装置を用いた煩雑な操作が必要とな
るという問題があった。しかも、設計者がＣＡＤ図面を
変更してから関連図面を知るまでに長時間を要するた
め、その間にまた図面の変更が発生する場合もあり、そ
の際には関連図面の検索のための操作が一層煩雑となる
問題があった。更に、専用の処理装置による検索結果を
受けて、設計者自身が個々の関連図面を認識・記憶して
順次変更処理を行わなければならないため、関連図面の
見落とし、変更の漏れ等が発生する虞もあった。

【０００５】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
でその目的は、ＣＡＤ図面のある部分を変更した場合
に、関連する図面シートを自動的に検索でき、しかもそ
の関連する図面シートを変更する要求を利用者に通知す
ることができるＣＡＤ図面変更処理システムを提供する
ことにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明は、ＣＡＤ図面
データベースに格納されているＣＡＤ図面中の指定され
た図面シートを対象とする図形要素の図面変更処理を、
図面変更コマンドに従って実行する図面変更処理手段
と、この図面変更処理手段によって変更された図形要素
の図面シート番号、当該図形要素自体を表す図形要素種
別データ、およびいずれの種別の変更であるかを示す変
更フラグを含む関連図面パラメータを登録するための、
図形要素に付されるシンボル名毎に設けられる関連図面
パラメータテーブルと、上記図面変更処理手段の図面変
更処理結果に従って、変更の対象となった図形要素のシ
ンボル名に対応する関連図面パラメータテーブルを対象
に上記関連図面パラメータの変更処理を行い、その変更
処理後の関連図面パラメータテーブルから、その変更処
理で影響を受ける関連図面シートを検知する関連図面検
知手段とを設け、この関連図面検知手段の検知結果をも
とに、上記関連図面シートにおける上記変更後の図形要
素のシンボル名と同一のシンボル名を持つ図形要素を表
示可能としたことを特徴とするものである。

【０００７】

【作用】上記の構成において、ＣＡＤ図面データベース
には、図形データと属性データをそれぞれ持つ複数のＣ
ＡＤ図面が各々まとめられた複数の図面格納ファイルが
格納されている。図面変更処理手段は、変更の対象とな
る図面シートをＣＡＤ図面データベースから取出し、図
形や属性の変更（追加、削除、入替）処理を行う。この
変更処理の結果は、図面変更コマンドと共に、例えばテ
ーブル（変更パラメータテーブル）を介して関連図面検
知手段に渡され、関連図面検知手段が起動される。

【０００８】関連図面検知手段は、図面変更処理手段の
図面変更処理結果に従って、対応する関連図面パラメー
タテーブルを対象に図面シート番号を含む関連図面パラ
メータの追加、削除、または入替のための変更処理を行
う。例えば、ある図形要素のシンボル名の変更であれ
ば、変更前のシンボル名に固有の関連図面パラメータテ
ーブル内の該当する図形要素の関連図面パラメータの変
更フラグを変更指示状態に書替えると共に、変更後のシ
ンボル名に固有の関連図面パラメータテーブルに、該当
する図形要素の関連図面パラメータを追加する。この
際、変更フラグは追加指示状態に設定される。そして、
変更後のシンボル名に固有の関連図面パラメータテーブ
ルを参照することにより、変更後のシンボル名と同じシ
ンボル名であってシート番号が異なる図面シート、即ち
関連図面シートを検知することができ、例えば関連図面
シートのシート番号の表示メッセージや関連図面シー
ト、更には関連図面シートにおける上記変更後の図形要
素のシンボル名と同一のシンボル名を持つ図形要素を画
面表示して利用者に通知することが可能となる。

【０００９】

【実施例】図１はこの発明の一実施例に係るＣＡＤ図面
変更処理システムの一実施例を示すブロック構成図であ
る。同図において、１１は個々のＣＡＤ図面（α，β
…）を格納するためのＣＡＤ図面データベースである。
ＣＡＤ図面データベース１１は、ＣＡＤ図面（α，β
…）の図形データ部分を構成する複数の図面シート（図
形データ図面シート）が格納される図形データベース１
１ａと、その図形に付属する属性データ（図形要素自体
を表すデータである図形要素種別データ、図形要素を表
すシンボルに付された図形シンボル名等）部分を構成す
る複数の図面シート（属性データ図面シート）が格納さ
れる属性データベース１１ｂから成る。

【００１０】１２は利用者（設計者）の入力操作によっ
て図示せぬ入力部から入力された図面変更コマンドに従
って図面の変更を行う図面変更処理部である。本実施例
における図面変更コマンドは、追加（図形要素の追加）
を指示する追加コマンドＡＤＤ、削除（図形要素の削
除）を指示する削除（取消し）コマンドＤＥＬおよび入
替（図形要素の変更）を指示する入替（変更）コマンド
ＣＨＧの３種である。

【００１１】１３は図面変更処理部１２によって変更さ
れた図形要素のデータに関するパラメータが登録される
変更パラメータテーブルである。この変更パラメータテ
ーブル１３に登録されるパラメータは、図２に示すよう
に、図面変更コマンドと、変更された（図形要素を持
つ）図面シートの図面シート番号と、該当するＣＡＤ図
面内で変更された図形要素（図形シンボル）を識別する
ための識別子としての識別番号（ＩＤ番号）と、その図
形要素の種別データ（例えば図形要素がリレーであれ
ば、ａ接点、ｂ接点、或いはコイルＬなどを示すデー
タ）と、その図形要素の図形シンボル名（ＤＥＶ名）と
を含む。

【００１２】１４は図面変更処理部１２の変更処理の結
果を変更パラメータテーブル１３を通して受取り、次に
述べる関連図面パラメータテーブル部１５を検索して変
更された結果のデータから影響を受ける図面シート（関
連図面シート）を検知する関連図面検知部、１５は変更
された図面シート（の図形要素）に関連する図面シート
を検知するのに用いられる関連図面パラメータテーブル
部である。

【００１３】関連図面パラメータテーブル部１５は、図
３に示すように、変更された図形要素の図形シンボル名
（ＤＥＶ名）のリストである変更ＤＥＶ名テーブル１５
ａと、この変更ＤＥＶ名テーブル１５ａに登録された各
ＤＥＶ名で示される図形シンボル毎のパラメータが登録
される関連図面パラメータテーブル１５ｂ１，１５ｂ
２，１５ｂ３…とから成る。変更ＤＥＶ名テーブル１５
ａの各エントリには、図形シンボル名（ＤＥＶ名）と、
対応する関連図面パラメータテーブル１５ｂｉ（ｉ＝
１，２…）へのポインタＰとが登録される。また、関連
図面パラメータテーブル１５ｂｉの各エントリに登録さ
れるパラメータは、対応する図面シートの図面シート番
号と、その図面シート内で変更された図形要素（図形シ
ンボル）を識別するためのＩＤ番号と、図形要素の種別
データと、該当する変更コマンドを識別するための変更
フラグＦＬＧとを含む。この変更フラグＦＬＧは、削除
コマンドＤＥＬのときは“１”、入替（変更）コマンド
ＣＨＧのときは“２”、そして追加コマンドＡＤＤのと
きは“３”となる。

【００１４】１６は図面変更処理部１２によって変更さ
れた図面（変更図面シート）並びに関連図面検知部１４
によって検知された関連する図面（変更関連図面シー
ト）、および利用者（設計者）に通知するための表示メ
ッセージを次に述べる表示端末１７に表示する関連図面
伝達表示部、１７はＣＡＤ図面の表示等に用いられる表
示端末である。

【００１５】次に、この発明の一実施例の動作を説明す
る。

【００１６】第１図のＣＡＤ図面データベース１１に
は、図面シート番号が“００１”と“００２”の図面シ
ートから成るＣＡＤ図面（のデータ）が格納されている
ものとする。また、変更パラメータテーブル１３および
関連図面パラメータテーブル部１５には、上記した図面
シート番号が“００１”と“００２”の両図面シート上
の各図形要素についてのパラメータが新規に登録されて
いるものとする。図２および図３はこのときの変更パラ
メータテーブル１３および関連図面パラメータテーブル
部１５の状態を示したもので、その詳細は次の通りであ
る。

【００１７】まず図２には、図面シート番号が“００
１”の図面シート上の３つの図形要素のパラメータ（変
更パラメータ）が、変更パラメータテーブル１３に新規
登録されている様子が示されている。この３つの図形要
素のＩＤ番号はそれぞれ１，２，３、その（図形シンボ
ルの）ＤＥＶ名（器具番号）はＡ，Ｂ，Ｂ、その種別は
ａ（ａ接点），Ｌ（コイル），ａである。なお、図面シ
ート番号が“００２”の図面シート上の図形要素につい
ては省略されている。

【００１８】次に図３には、ＤＥＶ名がＡ，Ｂ，Ｃの図
形要素についてのパラメータ（関連図面パラメータ）が
関連図面パラメータテーブル部１５に新規登録されてい
る様子が示されている。更に具体的に述べるならば、図
３には、ＤＥＶ名がＡで、そのＩＤ番号が１，４の図形
要素についてのパラメータが関連図面パラメータテーブ
ル１５ｂ１に、ＤＥＶ名がＢで、そのＩＤ番号が２，
３，５，６の図形要素についてのパラメータが関連図面
パラメータテーブル１５ｂ２に、そしてＤＥＶ名がＣ
で、そのＩＤ番号が７，８の図形要素についてのパラメ
ータが関連図面パラメータテーブル１５ｂ３に、それぞ
れ登録されている様子が示されている。また図３には、
テーブル１５ｂ１，１５ｂ２，１５ｂ３を指すポインタ
がＤＥＶ名Ａ，Ｂ，Ｃと対を成して変更ＤＥＶ名テーブ
ル１５ａに登録されている様子も示されている。

【００１９】以上のようなパラメータの新規登録は、最
初は図面シート単位で行われるものであり、図面変更処
理部１２に対して、その旨を指示する追加コマンドＡＤ
Ｄを与えることで、図面変更処理部１２および関連図面
検知部１４によって実行される。

【００２０】ここで、図面変更時の動作について具体的
に説明する。今、図面シート番号“００１”の図面シー
トに対する編集（変更）処理のために、その図面シート
が利用者操作に従って図４（イ）に示すように表示端末
１７に表示されているものとする。この状態で利用者
が、図４（イ）に示すＡというＤＥＶ名の電気図形シン
ボル（ＩＤ番号は１）を図４（ロ）に示すようにＣに変
更するために、その旨を指示する入替（変更）コマンド
ＣＨＧをマウス或いはキーボード操作等により図面変更
処理部１２に与えたものとする。

【００２１】図面変更処理部１２は、上記の入替コマン
ドＣＨＧを受取ると、同コマンドＣＨＧで指示された図
面シート番号“００１”の図面シート上のＩＤ番号が１
の図形要素の電気図形シンボルを、ＡからＣに変更する
図面変更処理を行う。この変更処理の結果は、ＣＡＤ図
面データベース１１に格納されているＣＡＤ図面の該当
する図面シート（ここでは属性データ）に反映される。
次に図面変更処理部１２は、ＩＤ番号により変更パラメ
ータテーブル１３を検索してＩＤ＝１のエントリを探
す。そして図面変更処理部１２は、変更パラメータテー
ブル１３内のＩＤ＝１のエントリ中のコマンドを図２に
示すＡＤＤから図５に示すようにＣＨＧに変更すると共
に、ＤＥＶ名のフィールドに、ＡからＣに変更した旨の
変更データを書込む。なお、ＤＥＶ名のフィールドを２
つに分割し、一方を変更前のＤＥＶ名の書込みフィール
ドに、他方を変更後（現在）のＤＥＶ名の書込みフィー
ルドに割当てることも可能である。もし、追加（新規登
録）コマンドＡＤＤの場合には、追加される図形要素
（図形シンボル）のＤＥＶ名を上記他方のフィールド側
に書込めばよい。

【００２２】図面変更処理部１２は以上の変更処理を終
了すると、その際のＩＤ番号（＝１）を関連図面検知部
１４に渡し、同検知部１４を起動する。関連図面検知部
１４は、図面変更処理部１２から渡された値が１のＩＤ
番号により変更パラメータテーブル１３を検索して、Ｉ
Ｄ＝１のエントリを探し、そのエントリ情報（変更パラ
メータ）を読込む。なお、このエントリ情報を図面変更
処理部１２が関連図面検知部１４に直接渡す構成とする
ことも可能である。

【００２３】関連図面検知部１４は、図５に示す変更パ
ラメータテーブル１３のＩＤ＝１のエントリから変更パ
ラメータを読込むと、同パラメータ中のコマンドである
ＡをＣに変更するための入替コマンドＣＨＧを受付け
て、関連図面パラメータテーブル部１５を対象に以下に
述べる入替（変更）処理を行う。

【００２４】まず関連図面検知部１４は、図３に示す関
連図面パラメータテーブル部１５内の変更ＤＥＶ名テー
ブル１５ａを検索して、変更前の電気図形シンボルのＤ
ＥＶ名“Ａ”が登録されているエントリを探し、同エン
トリ中でＤＥＶ名“Ａ”と対を成して登録されているポ
インタＰを取出す。次に関連図面検知部１４は、取出し
たポインタＰの指し示すＤＥＶ名“Ａ”用の関連図面パ
ラメータテーブル１５ｂ１（図３参照）を検索してＩＤ
＝１のエントリを探し、同エントリ中の変更フラグＦＬ
Ｇを、図３に示す“３”（追加、新規登録）から図６に
示すように“２”（入替、変更）に変更する。

【００２５】関連図面検知部１４は以上のフラグ変更処
理を実行すると、図６（図３）に示す関連図面パラメー
タテーブル部１５内の変更ＤＥＶ名テーブル１５ａを再
び検索して、今度は変更後の電気図形シンボルのＤＥＶ
名“Ｃ”が登録されているエントリを探し、同エントリ
中でＤＥＶ名“Ｃ”と対を成して登録されているポイン
タＰを取出す。次に関連図面検知部１４は、取出したポ
インタＰの指し示すＤＥＶ名“Ｃ”用の関連図面パラメ
ータテーブル１５ｂ３に、図６に示すように、図面シー
ト番号“００１”、ＩＤ番号“１”、種別“ａ”（ａ接
点）および変更フラグ（ＦＬＧ）“３”（追加）の各デ
ータを含む関連図面パラメータが設定されたエントリを
追加する。

【００２６】関連図面検知部１４はＤＥＶ名（図形シン
ボル名）“Ｃ”についての関連図面パラメータテーブル
１５ｂ３への関連図面パラメータの追加処理を行うと、
変更された図形要素（電気図形シンボル）が存在する図
面シート、即ち現在編集中の図面シートのシート番号
“００１”、および変更後のＤＥＶ名“Ｃ”を関連図面
伝達表示部１６に渡し、同伝達表示部１６に制御を渡
す。関連図面伝達表示部１６は関連図面検知部１４から
ＤＥＶ名“Ｃ”を受取ると、このＤＥＶ名“Ｃ”用の関
連図面パラメータテーブル１５ｂ３を参照する。このテ
ーブル１５ｂ３には、図６に示すように、関連図面検知
部１４から渡されたシート番号“００１”の図面シート
（ＤＥＶ名がＡからＣに変更された図面シート）以外の
図面シート（シート番号が“００２”の図面シート）上
の（ＤＥＶ名“Ｃ”の）図形要素の関連図面パラメータ
も登録されている。このため関連図面伝達表示部１６
は、シート番号“００２”の図面シートが現在編集対象
となっているシート番号“００１”の図面シートの関連
シートであるものと判断する。そこで関連図面伝達表示
部１６は、シート番号“００１”の図面シート上のＡと
いう電気図形シンボル名（ＤＥＶ名）をＣに変更した結
果として、シート番号“００２”の図面シートが関連シ
ートであることを示す表示メッセージを表示端末１７に
送り、図４（ハ）に示すように変更後の図面シート“０
０１”と共に同メッセージを表示させる。

【００２７】表示端末１７の表示画面に表示されている
関連シートの表示メッセージ中には、図４（ハ）に示す
ように［表示］ボタンが設けられている。この［表示］
ボタンを、利用者が例えばマウスでクリックすると、関
連図面伝達表示部１６の制御により、編集対象となって
いる図面シート“００１”に代えて図４（ニ）に示すよ
うに関連シート“００２”が表示される。同時に、電気
図形シンボル名（ＤＥＶ名）がＣの図形要素の種別およ
び図面シート番号の対のリストが、図６に示すＤＥＶ名
“Ｃ”用の関連図面パラメータテーブル１５ｂ３の内容
に従って表示される。この際、変更フラグＦＬＧが
“２”（入替、変更）および“１”（削除）の図形要素
についてのデータは表示対象外となる。

【００２８】

【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
ＣＡＤ図面のある図面シートのある部分を変更すると、
その変更結果が関連図面パラメータテーブルに反映さ
れ、同テーブルの内容から、図面変更によって影響を受
ける他の図面シート（即ち関連図面シート）を自動的に
検知して画面表示できる。このため、図面シートのある
部分を変更したとき、関連する全ての図面を利用者が記
憶して順次変更する従来方式に比べて、変更の見落と
し、漏れが無くなり、設計の品質が向上し、製造・試験
部門等設計部門以外でのロスが低減する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例に係るＣＡＤ図面変更処理
システムの構成を示すブロック図。

【図２】図１に示す変更パラメータテーブル１３の内容
例を示す図。

【図３】図１に示す関連図面パラメータテーブル部１５
の内容例を示す図。

【図４】図面変更時の表示画面の変化を説明するための
図。

【図５】図面変更に伴う変更パラメータテーブル１３の
変化を説明するための図。

【図６】図面変更に伴う関連図面パラメータテーブル部
１５の変化を説明するための図。

【符号の説明】

１１…ＣＡＤ図面データベース、１２…図面変更処理
部、１３…変更パラメータテーブル、１４…関連図面検
知部、１５…関連図面パラメータテーブル部、１５ａ…
変更ＤＥＶ名テーブル、１５ｂ１，１５ｂ２，１５ｂ３
…関連図面パラメータテーブル、１６…関連図面伝達表
示部、１７…表示端末。

フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) G06F 17/50

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の図面シートで構成されるＣＡＤ図
   面が格納されたＣＡＤ図面データベースと、 このＣＡＤ図面データベースに格納されているＣＡＤ図
   面中の指定された図面シートを対象とする図形要素の図
   面変更処理を、その旨を指定する図面変更コマンドに従
   って実行する図面変更処理手段と、 この図面変更処理手段によって変更された図形要素の図
   面シート番号、当該図形要素自体を表す図形要素種別デ
   ータ、およびいずれの種別の変更であるかを示す変更フ
   ラグを含む関連図面パラメータを登録するための、図形
   要素に付されるシンボル名毎に設けられる関連図面パラ
   メータテーブルと、 上記図面変更処理手段の図面変更処理結果に従って、変
   更の対象となった図形要素のシンボル名に対応する上記
   関連図面パラメータテーブルを対象に上記関連図面パラ
   メータの変更処理を行い、その変更処理後の上記関連図
   面パラメータテーブルから、その変更処理で影響を受け
   る関連図面シートを検知する関連図面検知手段と、この関連図面検知手段の検知ちく結果をもとに、上記関
   連図面シートにおける上記変更後の図形要素のシンボル
   名と同一のシンボル名を持つ図形要素が表示可能なよう
   に構成された関連図面伝達表示手段とを具備する ことを
   特徴とするＣＡＤ図面変更処理システム。