JPH02286934A - 防振構造体 - Google Patents

防振構造体

Info

Publication number
JPH02286934A
JPH02286934A JP10872589A JP10872589A JPH02286934A JP H02286934 A JPH02286934 A JP H02286934A JP 10872589 A JP10872589 A JP 10872589A JP 10872589 A JP10872589 A JP 10872589A JP H02286934 A JPH02286934 A JP H02286934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
installation part
structure according
vibration isolation
porous body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10872589A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2678224B2 (ja
Inventor
Taichi Sato
太一 佐藤
Kihachiro Tanaka
田中 基八郎
Masahisa Sofue
祖父江 昌久
Shuji Onodera
小野寺 修司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP1108725A priority Critical patent/JP2678224B2/ja
Publication of JPH02286934A publication Critical patent/JPH02286934A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2678224B2 publication Critical patent/JP2678224B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Impact Printers (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、機械装置の防振に係り、機械装置から設置部
への振動の伝達を防止するに好適な防振構造体に関する
〔従来の技術〕
従来の防振構造体においては、振動を発する機械装置と
、それを設置する設置部(たとえば、床。
壁、エンジンマウント等)との間に、機械装置から設置
部への振動の伝達を避けるため、特開昭56−5573
5号公報や特開昭59−9328号公報等に記載の防振
支持装置(防振構造体)が用いられている。ここにおけ
る振動絶縁の原理は、振動学的に周知であるが1機械装
置と防振支持装置とより決まる固有振動数を、発生する
起振外力の振動数よりも小さくすることにある。第25
図及び第26図を参照しながら説明する。質量mの機械
装置Mが防振支持装置(ばねこわさに、減衰係数C)A
に支持されたときの系の固有振動数f、は、 で与えられる。一方、機械装置が発生する起振外力をF
l、その振動数をf、ならびに防振支持装置!Aを介し
て設置部Bに伝わる力をFとすれば、起振外力の伝達率
F/F、は、振動数の比f/f。
によって第25図に示されるように変化する。f/f、
がσ以上になると力の伝達率F/F、は1以下となる。
すなわち1機械装置Mが決まったとき(質量m、起振振
動数fが決まったとき)、それに応じて系の固有振動数
f。を小さくしなければ、機械装置から防振支持装置を
介して設置部に伝わる起振外力を減少させることはでき
ない、伝達率F/F、を小さくするため(1)式から明
らかなように、防振支持装置のばねこわさkを小さくす
る必要がある。そのような観点から先の特開昭56−5
5735号公報や特開昭59−9328号公報では防振
ゴム等の柔かい部材が用いられている。
しかし、機械装置を柔かい防振支持装置を介して設置部
に結合できない場合も多い、たとえば、機械装置として
モータが、ベルト、カップリング及び歯車等の動力伝達
機構を介して他の機械装置(以下これを従な機械装置と
いう)を駆動する場合は、モータを剛に設置部に結合し
なければならない。その理由は柔かい結合とした場合に
、モータから設置部への起振外力の伝達率は小さくなる
がモータ自身が揺れるため、動力伝達機構やそれにつな
がる従な機械装置を起振して1機械装置−動力伝達機構
一従な機械装置系(以下機械装置系という)の振動を大
きくしてしまうためである。
しかし逆に、剛な結合とすれば、第25図で説明したよ
うにf/f、が小さくなり、起振外力の伝達率F/ F
aは1以上となるため、設置部への振動の伝達力を絶縁
することはできず、設置部の振動を引きおこす、そのよ
うな例として、モータをスペーサ等の剛な部材を介して
設置部にねじ止めする場合がある。
【発明が解決しようとする課題〕
従来の防振構造体にあっては、単純に剛な結合でも、あ
るいは従来からよく用いられる防振ゴム等の柔かい部材
を用いた結合であっても、設置部ならびに機械装置系の
振動を小さく抑えることは困難である。
本発明の目的は、設置部ならびに機械装置系の両者を同
時に低振動化できる防振支持装置と、その振動絶縁原理
を適用した防振構造体を提供することにある。
〔発明を解決するための手段〕
前記の目的を達成するため1本発明に係る防振構造体は
、孔を有する多孔質体と、孔に運動自在に挿入された運
動体とからなるように構成されている。そして運動体は
少くとも1個の粒状体である構成、運動体は液体である
構成、運動体は少くとも1個の粒状体と液体とで形成さ
れた構成、運動体は少くとも1個の磁性粒状体である構
成、運動体は磁性液体である構成、運動体は少くとも1
個の磁性粉粒体と磁性液体とで形成された構成、又は運
動体は少くとも1個の粒状体と弾性体とで形成された構
成とする。
さらに、多孔質体のそれぞれの端面に、多孔質体を機械
装置と設置部との間に挿着する連結手段を設けた構成で
も良く、多孔質体の少くとも一方の端面に、運動体の孔
内における配置位置を制御する磁石を接続するとともに
、磁石及び多孔質体のそれぞれに機械装置と設置部との
間に挿着する連結手段を設けた構成でも良い。
そして孔を有する多孔質体と、孔に運動自在に挿入され
た磁性を有する運動体と、多孔質体の少くとも一方の端
面に設けられ運動体の孔内における配置位置を制御する
電磁石と、電磁石をオン・オフ制御する制御手段と、電
磁石及び多孔質体のそれぞれに設けられ機械装置と設置
部との間に連結される連結手段とからなる構成でも良い
さらに防振構造体を備えた洗濯機は、防振構造体を外枠
と外枠の設置部との間に介在させた構成、又は防振構造
体を駆動源と駆動源の81I部との間に介在させた構成
でも良い。
そして防振構造体を備えた冷蔵庫は、防振構造体を電動
圧縮機と電動圧縮機の設置部との間に介在させた構成、
また空調機は、防振構造体を電動圧縮機と電動圧縮機の
設置部との間に介在させた構成、さらに印字ヘッドは、
防振構造体によりコイルが巻回されているコアと磁気回
路を形成するマグネット、ヨーク及びアーマチュアから
なるワイヤ關動部を形成した構成とする。
そして機械装置は、防振構造体を覆いに形成した構成で
も良い。
〔作用〕
本発明によれば、防振構造体を剛な多孔質体で形成し、
孔に粒状体もしくは液体を挿入して機械装置と設置部と
の間に挿着することによって、機械装置から入った起振
外力のエネルギの一部が孔内の粒状体もしくは液体によ
って吸収される。そこで剛な多孔質体を介して設置部に
伝わるエネルギが減少し、設置部への振動伝達が低く抑
えられる。一方、防振構造体は剛な多孔質体であるため
、機械装置系の振動を増加させることはない。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図を参照しながら説明する。
第1図に示されるように、多孔質体11は、鉄、アルミ
等の金属、セラミクス、プラスチック等の通常は剛とし
て取り扱うことのできる材質で形成されている。多孔質
体11の多数の孔13は、機械加工、発泡法等の手段で
設けられる。孔13の中は、粒状体(運動体)12が自
由に運動できるように少くとも1個挿入されている0図
では粒状体12が重力によって孔13の下面に接触して
止まっている様子が示される。
機械装置と設置部との間に第1図に示される防振支持装
置(防振構造体)を入れて両者を結合した状態が第2図
に示される。すなわち、ここでは第1図の防振支持装置
1の上面14が設置部52に、下面15が機械装置51
に取り付けられている。いま、第3図に示されるように
、機械装置E51が設置部52方向にパルス状の力F0
を発する場合を考える。そのとき設置部52は防振支持
装illを介して機械装置51から力を受けるが、その
大台さを時間Hに対する設置部52の振動加速度を計測
することにより評価した。
前記振動加速度の周波数分析結果が第4図に示される0
図の実線は本発明による防振支持装置を用いた場合を表
わし、点線は本防振支持装置から粒状体を取り除いた場
合の結果である。すなわち、粒状体がない場合というの
は、単なる剛な部材で機械装置と設置部とを結合すると
いう従来の手段に他ならない0本発明による防振支持装
置は剛な多孔質体で構成されているにもかかわらず、そ
の孔の内に自由に運動を行える粒状体が入っていること
で、大きな振動絶縁効果のあることが明らかである。
このようになる理由を第5図〜第9図を参照しながら説
明する。第5図及び第6図は、本発明による防振支持装
置を重力場Gに置き、第3図に示されるようなパルス状
の力F0を下から加える場合(第5図)、ならびに上か
ら加える場合(第6図)について示したものである。そ
れらの力の伝わり方を加速度計60で計測する。その周
波数分析結果が第7図に示される。第5図の場合の方が
第6図に比べて振動絶縁が十分に達成されていることが
わかる。このことは第8図及び第9図により容易に説明
し得る。第8図は、第5図の構成をモデル化して示した
ものである。多孔質体を剛体21で、粒状体を粒状体2
2でモデル化する。力F0.すなわちエネルギE0が下
から加わる場合は重力Gによって粒状体が接しているた
めエネルギの一部が粒状体22に与えられて、剛体21
を伝わって出ていくエネルギE1は入力エネルギE0よ
りも小さくなる。それに対して力F0が上から加わる第
9図の場合は、粒状体22は慣性遅れによって空間に留
まるだけでエネルギをもられないため、入力エネルギE
。と出力エネルギE1とは等しい。したがって、第5図
のときに振動絶縁効果があるのに対して、第6図ではそ
れがないことになる。
ここで注意すべきことは、本防振支持装置が一方向の力
を絶縁し、それとは逆方向の力はそのまま伝えることで
ある。この性質は電気におけるダイオード的なものであ
るため1本防振支持装置を振動ダイオードとよぶ、ただ
し第5図にもどって見ると、Foがかなり大きい場合は
、粒状体が重力によって孔と接触していた面と対向する
面に衝突し、そこで粒状体がエネルギを得るため、振動
の伝達率は低くなる。このような現象もあるということ
を考慮しつつ、以下の議論を簡単にするため、振動ダイ
オードとして機能する防振支持装置を述べることとする
。したがってこのような特性を利用することにより、エ
ネルギを一方向に流せるという利点がある反面、振動絶
縁に方向性があって防振支持装置としては一般的に用い
にくいという面も生じる。
そこで、振動絶縁を行う方向を任意に設定できる手段に
ついて考える。第5図及び第6図、第8図及び第9図を
参照することにより、振動絶縁の方向性をもたらしたも
のは、粒状体に加わる重力に他ならないことが容易に理
解できる。そこで重力に代わるべき力を別の機構で粒状
体に加えることにより、振動絶縁の方向性を自由にコン
トロールすることが可能である。
第10図は、前記振動絶縁の方向性を永久磁石によりコ
ントロールした本発明の他の実施例である。ここでは、
第1図に示される防振支持装置の上面に永久磁石16を
設け、永久磁石16及び多孔質体11のそれぞれに機械
装置と設置部との間に挿着する連結手段(図示しない)
を設けて一体として防振支持装置20を構成している。
永久磁石16による磁力の方が重力Gより大きいため、
磁性体より成る粒状体12は、多孔質体11の孔13の
上の面に接触して止まっている。この防振支持装置を用
いた例が第11図、第12図に示される。防振支持装置
20の永久磁石側を機械装置側に取り付けることにより
、粒状体が永久磁石に引き寄せられて多孔質体の孔の永
久磁石側の面に接触しているため、第5図〜第9図の説
明と同じ原理で振動絶縁を行うことができる。
このように、永久磁石を粒状体の孔内の配置位置の制御
機構として用いることにより、振動絶縁の方向性の問題
が解決した。さらに、力F、の大きさに応じて粒状体に
適切な磁力を加えるように、本発明の他の実施例として
第13図のように第10図の永久磁石の代わりに電磁石
を用いた。電磁石17に直流電圧Vをかけ一定の磁力を
生じさせるようになっている。したがって、電圧Vを変
えることにより力F0に対する適切な磁力を生じさせる
ことができる。
ここまで説明してきた防振支持装置は、主として荷重が
一定方向に向くパルス的な衝撃荷重に有効である1本防
振支持装置は、周期的な外力変動に対しても効果がある
が、その程度を高めるために第14図に示される他の実
施例が有効である。
ここでは第1に示される防振支持装置の上面、下面とも
に電磁石17.18を設け、それぞれにパルス的電圧を
負荷して電磁石17.18の0N10FFを制御手段(
図示しない)により行う、すなわち、第5図〜第9図で
述べた原理に従うように、電磁石17.18の切り替え
を行って粒状体12を多孔質体11の孔13に適正配置
させる。
本実施例によれば1周期的外力変動に対して十分な振動
絶縁効果が得られる。
以上は、第1図に示される多孔質体11とその孔内で自
由に動き得る粒状体12から成る防振支持装置1を基礎
に、外力の向き、外力の大きさ。
ならびに外力の変動を考慮に入れて、粒状体の孔におけ
る配置位置を制御する装置について詳しく説明した。も
う−度第1図にもどって、粒状体や孔について考えてみ
る。
第15図は本発明の他の実施例が示される。この実施例
では、多孔質体11の孔13に液体31を封入している
。液体31の役目は、第8図の粒状体22と同じで、多
孔質体に加えられた入力エネルギの一部を受は持ちその
結果として出力エネルギを減らすことにある。このよう
にエネルギの損失を生じさせる物であれば、粒状体のよ
うな固体であってもあるいは本実施例のような液体であ
っても一向にさしつかえない、また、液体31の種類に
ついては限定しないが、前記の他の実施例で述べたよう
に、磁石を使用する場合は液体は磁性液体、固体は磁性
粒状体とする必要がある。
又運動体は少くとも1個の磁性粉粒体と磁性液体とで形
成しても良い。
第16図は、本発明の他の実施例が示される。
この実施例では、孔13に粒状体12と液体31とを封
止している0粒状体と液体との摩擦減衰の効果が本実施
例に現われるため振動絶縁効果が大きい。
第17図は、本発明の他の実施例が示される。
これまでは孔1個に粒状体1個を挿入した構成の説明を
してきたが、粒状体が複数個あっても一向にさしつかえ
ない。
一方、図のように孔が力の作用方向に細長く、孔に挿入
される粒状体を多くすることにより1粒状体同志の衝突
によるエネルギ損失があるためよりよい効果を生む。ま
た、第18図に示される他の実施例のように、孔が力の
作用方向と直角に細長い場合は、粒状体同志の摩擦によ
るエネルギ損失があり振動絶縁効果が大きい。
第19図は第17図及び第18図に示される実施例の両
者を取り入れた他の実施例であり、振動絶縁効果は大き
い。
第20図は本発明の他の実施例である。孔13の中には
少くとも1個の粒状体12と弾性部材(弾性体)32と
が挿入されてあり、弾性部材32は粒状体12を孔13
に押し当てる。すなわち、弾性部材32は第10図、第
13図で示される磁石の役目をはたしている。したがっ
て、磁石を用いなくても振動絶縁の方向性の問題を解決
することができる。
本発明の防振支持装置は、前述したように、(1)誘導
モータ及びステップモータの支持脚。
(2)洗濯機、冷蔵庫、空調機等の家庭電化製品の支持
脚、(3)工作機械、コンプレッサ等の産業機械の支持
脚、(4)その他の振動を発生する機械装置の支持脚と
して幅広く用いることが可能である。
たとえば、その例として洗濯機の実施例をとりあげる。
第21図は自動洗濯機である。外枠121内に、外槽1
22が設けてあり、外槽122は外枠121につり捧1
23を介して患吊されている。バスケット124は外槽
122と同芯位置にあり底部中央にパルセータ126を
取付けている。
そしてクラッチケース127は切替えクラッチとブレー
キ装置とを内装する。
クラッチケース127により、洗濯時にはバスケット1
24が回転しないようにブレーキ装置により制動され、
また、切替クラッチにより洗濯時にはパルセータ126
のみが回転し、脱水時にはバスケット124とパルセー
タ126とが一体的に回転する。ソレノイド128が付
勢されるとブレーキが解放されモータ130の回転がベ
ルト129とプーリ131とを介してバスケット124
に伝達されるようにクラッチが切り替ると同時に、排水
弁132が開放され外槽122の水を排水する。
モータ(駆動源)130と外槽122との間に本発明に
よる防振支持装置E133が設けられており、これはモ
ータ130とは独立に形成されても、あるいはモータケ
ーシングと一体に形成されてもいずれでもよい。そして
外枠121と設置部135との間に本発明による防振支
持装置134a。
134bが設けられており、本装置の一部として、第1
0図等に示される磁石を用いても、用いなくてもいずれ
でもよい。また、本防振支持装置134a、134bが
外枠121と一体構造であってもよい。
このようにして設けた防振支持装置により、モータ13
0、外槽122、つり捧123、外枠121、設置部1
35へと伝わる振動を減少させることができ、低騒音化
に大きな効果がある。
次に、冷蔵庫、空調機への実施例として第22図は本発
明の防振支持装置と電動圧縮機との取付は回りが示され
ている。モータと圧縮装置とを内装した電動圧縮機のチ
ャンバ141からは、吐出管142a、吸入管143a
が出ており、各々、本発明の防振原理を用いた防振ジヨ
イント144を介して吐出管142b、吸入管143b
に連結される一方、チャンバ141と冷蔵庫もしくは空
調機の外板146とは本発明の防振支持装置145a、
145bとを介して連結される。それらの防振ジヨイン
ト及び防振支持装置により、チャンバ141から吐出管
142b、吸入管143bならびに外板146へ伝わる
振動が小さくなるため低騒音化が実現できる。
粒状体を用いた振動絶縁の原理は、そのような支持装置
、ジヨイントとしての役目以外に他にいろいろ適用でき
る。ワイヤドツトプリンタの印字ヘッドについて実施し
た他の実施例が第23図に示される。同図において、コ
ア101にコイル1o2が巻回されており、コア101
に更にケーシング103が被設されている、コア101
のコイル102が巻回されていない方の端面にマグネッ
ト104が設けられ、このマグネット104にヨーク1
05が設けられ、更にスペーサ106を介してサイドヨ
ーク107が設けられている。そしてサイドヨーク10
7に板ばね108が固定され、この板ばねの先端部にア
ーマチュア109がスポット溶接にて固着されている。
アーマチュア109はコア101のコイル巻回側の端面
と磁気着脱可能に形成されている。すなわち、コア10
1゜マグネット104.ヨーク105及びアーマチュア
109は磁気回路を形成するように配設されている。こ
の磁気回路は、コイル102に通電しない状態ではマグ
ネット104の磁力によりアーマチュア109が板ばね
108のばね力に抗してコア101と磁気着し、コイル
に通電するとマグネット104の磁力が打ち消されてア
ーマチュア109がコア101から離脱するよう構成さ
れている。前記板ばね108にはスペーサ110を介し
てノーズプレート111がねじ112によって設けられ
ている。ノーズプレート111の中央部にはノーズ11
3が突設されている。このノーズ113は、その先端に
軸受114を保持し、この軸受114に印字ワイヤ11
5が挿設されている。
この印字ワイヤ115は、基端がレバー116に接続さ
れ、レバー116はアーマチュア109とロー付けによ
って連結されている。すなわち、前記磁気回路が印字ワ
イヤ115を往復動させるワイヤ匪動部を形成している
次に第23図に示される印字ヘッドの動作を説明する。
コイル102に通電するとマグネット104の磁力が打
ち消され、これによってアーマチュア109は板ばね1
08のばね力によってコア101から脱離する。この脱
離によってレバー116を介し印字ワイヤ115が往動
し、所定の印字が行なわれる。
ところが、アーマチュア109とコア101とが衝突す
るときに、その衝突音のみならず、コア101、マグネ
ット1o4.ヨーク105.スペーサ106及び110
を通って振動がノーズプレート111に至り、このノー
ズプレート111が騒音源となる問題があった。これを
解決するため。
コア101からノーズプレート111に伝わる振動を小
さく抑える必要がある。そこで、本実施例では、コア1
01を多孔質体101aと粒状体101bとにより構成
した。これによりアーマチュア109とコア101との
衝突によるエネルギの一部が粒状体101bにより消費
されるため、本実施例の印字ヘッドでは振動絶縁効果が
大きく、騒音も小さい。
さらに機械装置の例えばワイヤドツトプリンタのカバー
は、外観上の観点からだけでなく、印字ヘッド等の騒音
を遮音するという機能をもっている。しかし一方、印字
ヘッド等の振動が伝達してカバーを揺するため、カバー
がスピーカーになって騒音を大きくする場合があること
に注意すべきである。
第24図に、本発明によるプリンタカバーの実施例が示
される。本プリンタカバー160は、多孔質体162と
粒状体161とより成っているため、カバーの低振動化
が図られ、発生する騒音を小さくすることが可能である
なお、本発明による防振構造体の多孔質体をこれまで剛
体と限って説明したが、それが柔かい材質でも許容され
る場合は、多孔質体を弾性体としてもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、防振構造体を機械装置と設置部との間
に設けることによって、それぞれの間の振動を絶縁する
ことができるとともに、騒音も低下し機械装置系の低騒
音化を達成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は機械
装置と設置部とを本発明の防振支持装置を介して結合し
た図、第3図は第2図の起振外力を示すグラフ、第4図
は振動絶縁効果を示す図、第5図及び第6図は本発明の
防振支持装置の打撃方向の差異を示す図、第7図は第5
図及び第6図の結果を表わすグラフ、第8図及び第9図
は第7図の物理学的意味を説明する図、第10図は本発
明の他の実施例を示す斜視図、第11図及び第12図は
他の実施例を機械装置と設置部との間に介在させた図、
第13図〜第20図は本発明の他の実施例を示す斜視図
、第21図は本発明の防振支持装置を用いた自動洗濯機
の断面図、第22図は冷蔵庫あるいは空調機の電機圧縮
機まわりを示す図、第23図は本発明の振動絶縁原理を
コアに応用した印字ヘッドの断面図、第24図は本発明
の防振構造体を適用したプリンタのカバーを示す断面図
、第25図及び第26図は従来の振動絶縁原理を説明す
る図である。 11・・・多孔質体、      12・・・粒状体、
14・・・永久磁石、  17.18・・・電磁石、3
1・・・液体、       32・・・弾性体。 代理人  鵜  沼  辰  之 第 図 第 図 FO 第 図 第 図 第 図。 周シ/f打 第 図 周波数 第 図 第 図 第 1゜ 図 IΔ 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第22 図 第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、孔を有する多孔質体と、前記孔に運動自在に挿入さ
    れた運動体とからなることを特徴とする防振構造体。 2、運動体は少くとも1個の粒状体であることを特徴と
    する請求項1記載の防振構造体。 3、運動体は液体であることを特徴とする請求項1記載
    の防振構造体。 4、運動体は少くとも1個の粒状体と液体とで形成され
    たことを特徴とする請求項1記載の防振構造体。 5、運動体は少くとも1個の磁性粒状体であることを特
    徴とする請求項1記載の防振構造体。 6、運転体は磁性液体であることを特徴とする請求項1
    記載の防振構造体。 7、運動体は少くとも1個の磁性粉粒体と磁性液体とで
    形成されたことを特徴とする請求項1記載の防振構造体
    。 8、運動体は少くとも1個の粒状体と弾性体とで形成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載の防振構造体。 9、多孔質体のそれぞれの端面に、該多孔質体を機械装
    置と設置部との間に挿着する連結手段を設けたことを特
    徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の防振構造体
    。 10、多孔質体の少くとも一方の端面に、運動体の孔内
    における配置位置を制御する磁石を接続するとともに、
    該磁石及び前記多孔質体のそれぞれに機械装置と設置部
    との間に挿着する連結手段を設けたことを特徴とする請
    求項1、5又は7記載の防振構造体。 11、孔を有する多孔質体と、前記孔に運動自在に挿入
    された磁性を有する運動体と、前記多孔質体の少くとも
    一方の端面に設けられ前記運動体の前記孔内における配
    置位置を制御する電磁石と、該電磁石をオン・オフ制御
    する制御手段と、前記電磁石及び前記多孔質体のそれぞ
    れに設けられ機械装置と設置部との間に連結される連結
    手段とからなることを特徴とする防振構造体。 12、請求項1〜11のいずれか1項記載の防振構造体
    を、外枠と該外枠の設置部との間に介在させたことを特
    徴とする洗濯機。 13、請求項1〜11のいずれか1項記載の防振構造体
    を、駆動源と該駆動源の設置部との間に介在させたこと
    を特徴とする洗濯機。 14、請求項1〜11のいずれか1項記載の防振構造体
    を、電動圧縮機と該電動圧縮機の設置部との間に介在さ
    せたことを特徴とする冷蔵庫。 15、請求項1〜11のいずれか1項記載の防振構造体
    を、電動圧縮機と該電動圧縮機の設置部との間に介在さ
    せたことを特徴とする空調機。 16、請求項1〜11のいずれか1項記載の防振構造体
    により、コイルが巻回されているコアと磁気回路を形成
    するマグネット、ヨーク及びアーマチュアからなるワイ
    ヤ駆動部を形成したことを特徴とする印字ヘッド。 17、請求項1〜4のいずれか1項記載の防振構造体を
    、覆いに形成したことを特徴とする機械装置。
JP1108725A 1989-04-27 1989-04-27 防振構造体 Expired - Fee Related JP2678224B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1108725A JP2678224B2 (ja) 1989-04-27 1989-04-27 防振構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1108725A JP2678224B2 (ja) 1989-04-27 1989-04-27 防振構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02286934A true JPH02286934A (ja) 1990-11-27
JP2678224B2 JP2678224B2 (ja) 1997-11-17

Family

ID=14491969

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1108725A Expired - Fee Related JP2678224B2 (ja) 1989-04-27 1989-04-27 防振構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2678224B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0654985A (ja) * 1992-08-11 1994-03-01 Hitachi Ltd 電気洗濯機
JPH07167331A (ja) * 1993-09-22 1995-07-04 Robert Bosch Gmbh 電磁弁
JP2005220990A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Koyo Seiko Co Ltd 軸受装置
WO2010117069A1 (ja) * 2009-04-09 2010-10-14 株式会社神戸製鋼所 制振構造
WO2012046834A1 (ja) * 2010-10-08 2012-04-12 株式会社神戸製鋼所 制振構造
WO2022200489A1 (de) * 2021-03-26 2022-09-29 Eichler Geschäftsführung GmbH Schwingungsdämpfer und schwingungsdämpfungssystem

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012211801A1 (de) * 2012-07-06 2014-01-09 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Maschine zum Behandeln von Wäsche

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4812485U (ja) * 1971-06-26 1973-02-12
JPS5655735A (en) * 1979-10-12 1981-05-16 Mazda Motor Corp Mounting for automobile
JPS57140940A (en) * 1981-02-25 1982-08-31 Toshiba Corp Vibration isolator for pole
JPS5837353A (ja) * 1981-08-27 1983-03-04 Toshiba Corp 遠心回転機用バランサ
JPS6097444U (ja) * 1983-12-12 1985-07-03 トヨタ自動車株式会社 低振動フライホイ−ル
JPS61276857A (ja) * 1985-06-01 1986-12-06 Daiken Trade & Ind Co Ltd 防振材料
JPS6458777A (en) * 1987-08-28 1989-03-06 Misawa Homes Co Earthquakeproof method of residence
JPH01210639A (ja) * 1988-02-16 1989-08-24 Mitsubishi Electric Corp 粘性ダンパー
JPH02190633A (ja) * 1989-01-19 1990-07-26 Tokyo Electric Power Co Inc:The 振動エネルギー吸収装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4812485U (ja) * 1971-06-26 1973-02-12
JPS5655735A (en) * 1979-10-12 1981-05-16 Mazda Motor Corp Mounting for automobile
JPS57140940A (en) * 1981-02-25 1982-08-31 Toshiba Corp Vibration isolator for pole
JPS5837353A (ja) * 1981-08-27 1983-03-04 Toshiba Corp 遠心回転機用バランサ
JPS6097444U (ja) * 1983-12-12 1985-07-03 トヨタ自動車株式会社 低振動フライホイ−ル
JPS61276857A (ja) * 1985-06-01 1986-12-06 Daiken Trade & Ind Co Ltd 防振材料
JPS6458777A (en) * 1987-08-28 1989-03-06 Misawa Homes Co Earthquakeproof method of residence
JPH01210639A (ja) * 1988-02-16 1989-08-24 Mitsubishi Electric Corp 粘性ダンパー
JPH02190633A (ja) * 1989-01-19 1990-07-26 Tokyo Electric Power Co Inc:The 振動エネルギー吸収装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0654985A (ja) * 1992-08-11 1994-03-01 Hitachi Ltd 電気洗濯機
JPH07167331A (ja) * 1993-09-22 1995-07-04 Robert Bosch Gmbh 電磁弁
JP2005220990A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Koyo Seiko Co Ltd 軸受装置
JP4622254B2 (ja) * 2004-02-05 2011-02-02 株式会社ジェイテクト 軸受装置
WO2010117069A1 (ja) * 2009-04-09 2010-10-14 株式会社神戸製鋼所 制振構造
WO2012046834A1 (ja) * 2010-10-08 2012-04-12 株式会社神戸製鋼所 制振構造
JP2012082880A (ja) * 2010-10-08 2012-04-26 Kobe Steel Ltd 制振構造
WO2022200489A1 (de) * 2021-03-26 2022-09-29 Eichler Geschäftsführung GmbH Schwingungsdämpfer und schwingungsdämpfungssystem

Also Published As

Publication number Publication date
JP2678224B2 (ja) 1997-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103180633B (zh) 扭矩杆和使用该扭矩杆的发动机支承系统
CA2637511C (en) Fluid damper
US20020036372A1 (en) Damping actuator and active vibration damping device equipped with the actuator
RU2369773C2 (ru) Линейный компрессор
JPH02286934A (ja) 防振構造体
JPH1038020A (ja) 制振器
JP4215444B2 (ja) 被動系における振動を抑制する装置
JP2000283214A (ja) 防振装置用加振器およびそれを用いた能動型防振装置
JP4323673B2 (ja) 防振装置
JPH02150526A (ja) 防振装置
JP3807169B2 (ja) 建築構造物用の能動型動的吸振器
KR102136767B1 (ko) 상하 마그네트를 이용한 수직 진동자
JP3706769B2 (ja) 能動型防振支持装置
JP3752926B2 (ja) 建築構造物用の能動型動的吸振器
JPH028767Y2 (ja)
JPS6057032A (ja) 防振ゴム装置
JP2007321906A (ja) ソレノイド型アクチュエータおよび能動型防振支持装置
JP3404139B2 (ja) 電磁アクチュエータ
EP1144884B1 (en) A device and method for a controlled generation of vibrations
JP3480097B2 (ja) 流体封入式防振装置
JPS59188105A (ja) ソレノイド
JPH01281370A (ja) 冷却機
KR102125489B1 (ko) 상하 마그네트를 이용한 수직 진동자 및 이의 자기력 형성방법
JPH0246014Y2 (ja)
JPH073074Y2 (ja) 車両のエンジンマウント

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees