JPH02286487A

JPH02286487A - 自動二輪車のスイングアーム

Info

Publication number: JPH02286487A
Application number: JP10759289A
Authority: JP
Inventors: Manabu Suzuki; 學鈴木; Katsuhiro Naito; 勝博内藤
Original assignee: Suzuki Motor Corp
Current assignee: Suzuki Motor Corp
Priority date: 1989-04-28
Filing date: 1989-04-28
Publication date: 1990-11-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野〕この発明は、自動二輪車がカーブ路を走行するときに、
遠心力にバランスさせて車体を傾けるバンク角を大きく
できて、早い速度でカーブ路を走行できるようにした自
動二輪中のスイングアームに関する。

〔従来の技術〕

自動二輪車は、前端をフレームに軸着したスイングアー
ムの後端に、後輪を回転自在に支承した車軸を取付け、
スイングアームにクツションユニットを連結して、揺動
クツションさせ、後輪を懸架している。そして、エンジ
ンの排気ガスを後方に排出するマフラを、スイングアー
ムの下側から側方に延して後方に導いている。例えば、
特開昭６１−１２５９７９号公報参照。

〔発明が解決しようとする課題〕

スイングアームの下側にマフラを通しているので、スイ
ングアームの位置に制約されて、マフラの位置が低くな
り、マフラ後部はスイングアームの外側に位置して、低
い位置で側方に張り出し、バンク角を大きくとれない不
便がある。

この発明は、かかる点に鑑み、スイングアームのマフラ
を通す側を上下に幅広の幅広アームにすると共に、横く
字状に上方に湾曲させて、マフラを通す位置を高くでき
、バンク角を大きくできて、カーブ路を高速で走り扱け
できる自動二輪車のスイングアームを得ることを目的と
する。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、この発明の自動二輪車のス
イングアームは、後輪の一側に設けた被動スプロケット
をエンジンの駆動スプロケットにチェンで連結し、前端
の軸筒をフレームに軸着したスイングアームの後端に後
輪の車軸を取付けるもので、チェン側のアームの上側に
山形の補強アームを連結し、チェンと反対側を上下方向
に長い幅広アームにすると共に、該幅広アームを横く字
状に上方に湾曲させ、その下側にマフラを通すようにし
たことにある。

〔作　用〕

スイングアームは、チェン側が、アームの上側に山形の
補強アームを連結してあり、チェンと反対側は、上下方
向に幅広の幅広アームにしであるので、十分な剛性を有
するように作ることができ、後輪の捩れなどが防げて走
行性のよいものにできる。又、幅広アームは、横く字状
に湾曲させて、その下側にマフラを通すので、湾曲させ
て上方に位置させた分だけ、マフラの通し位置を高くで
き、バンク角を大きく確保できて、カーブ路を高速で走
り抜けることができる。

〔実施例〕

以下、本発明を図面に示す実施例よって説明する。

スイングアーム１は、前端の軸筒２をフレーム３に軸着
し、図示を省略したクツションユニットが連結され、ク
ツションユニットを伸縮させて揺動クツションできるよ
うになっている。そして、スイングアーム１の後端に、
後輪４を回転自在に支承した車軸５を取付ける。後輪４
の一側には、被動スプロケット６を取付け、エンジン７
の駆動スプロケット８とチェン９で連結し、エンジン７
によって後輪４を駆動して走行する。しかして、この発
明は、スイングアーム１のチェン９側のアーム１０の上
側には、山形の補強アーム１１を溶着連結する。アーム
１０及び補強アーム１１は、軽合金の角形パイプなどに
押出し成形したものを用いる。チェン９と反対側は、上
下方向の寸法を長くした幅広アーム１２に形成し、かつ
横く字状に中央部分が上方になるように湾曲１３させる
。

幅広アーム１２は、軽合金板をプレス成形し、最中状に
合せて溶着して作ればよい。そして、エンジン７の排気
ガスを後方に導くマフラ１４を、幅広アーム１２の湾曲
１３させた下側を内側から外側に通して、後方に導く。

チェン９側のアーム１０に対し、チェン９と反対側の幅
広アーム１２は、中央部分を湾曲１３させて、第３図に
寸法りで示す分だけ、高い位置にすることができる。こ
のためマフラ１４の位置を高くできてバンク角を大きく
できる。

（発明の効果）この発明は、上述のように構成したので、スイングアー
ムのチェン側は、アームの上側に補強アームを溶着して
高剛性にでき、チェンと反対側は、幅広アームにするこ
とによってチェン側と同じ剛性にできる。これによって
、後輪の走行中の捩れを防ぎ、走行安定性のよいものに
できる。又、幅広アームの上方に湾曲させた下側にマフ
ラを通すことによって、マフラ位置を高くできて、バン
ク角を大きくでき、カーブ路を高速で走り央けることが
できる。そして、アーム及び補強アームは、押出し材を
用い、幅広アームはプレス板製にすることによって、肉
厚さを薄く、軽量なものにできる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示し、第１図は平面図、第２図は側面図、第３図は第２図Ａ−Δ断面図、第４図は全体側面図、である。１・・・スイングアーム、２・・・軸筒、３・・・フレ
ーム、４・・・後輪、５・・・車軸、６・・・被動スプ
ロケット、７・・・エンジン、８・・・駆動スフロケッ
ト、９・・・チェン、１０・・・アーム、１・・・補強アーム、２・・・幅広アーム、１３・・・湾曲、１４・・・マフラ。

Claims

【特許請求の範囲】

　後輪の一側に設けた被動スプロケットをエンジンの駆
動スプロケットにチェンで連結し、前端の軸筒をフレー
ムに軸着したスイングアームの後端に後輪の車軸を取付
けるもので、チェン側のアームの上側に山形の補強アー
ムを連結し、チェンと反対側を上下方向に長い幅広アー
ムとすると共に、該幅広アームを横く字状に上方に湾曲
させ、その下側にマフラを通すようにしたことを特徴と
する自動二輪車のスイングアーム。