JPH02286346A - カラーインクジェット記録装置 - Google Patents

カラーインクジェット記録装置

Info

Publication number
JPH02286346A
JPH02286346A JP10728689A JP10728689A JPH02286346A JP H02286346 A JPH02286346 A JP H02286346A JP 10728689 A JP10728689 A JP 10728689A JP 10728689 A JP10728689 A JP 10728689A JP H02286346 A JPH02286346 A JP H02286346A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
electrostatic
image information
head
thermal energy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10728689A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Kato
誠一 加藤
Koichi Saito
孝一 斉藤
Yoshihiko Fujimura
義彦 藤村
Nanao Inoue
井上 七穂
Naoshi Kotake
小竹 直志
Hiroshi Ikeda
宏 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP10728689A priority Critical patent/JPH02286346A/ja
Publication of JPH02286346A publication Critical patent/JPH02286346A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 この発明は、カラーインクジェット記録装置に係り、特
に、熱エネルギと静電エネルギの協同作用によりインク
を吐出させるタイプのカラーインクジェット記録装置の
改良に関する。
[従来の技術J 従来におけるインクジェット記録ヘッドとしては例えば
特開昭62−225388号公報記載のものがある。
これは、所謂熱静電型記録ヘッドと称されるものであり
、ヘッド本体に所定のインクが充填される例えばスリッ
ト状のインク室を形成し、このインク堅の出口側にある
インク吐出部の一側には画素密度に応じた発熱抵抗体群
が配列されてなる発熱抵抗体アレイ等の熱エネルギ印加
手段を設ける一方、インク面から記録シート側へ向けて
臨界飛翔レベルの均一な静電界をインク対し作用させる
べく静電エネルギ印加手段を設け、熱エネルギ印加手段
によって画像情報に応じた熱エネルギをインクの単位領
域に印加すると共に、静電エネル1!印加手段からの所
定の静電界の誘引力によって加熱されたインクの各単位
領域を画像パターンに応じて記録シート側へ飛翔させる
ようにしたものである。
[発明が解決しようとする課題j ところで、この種の技術を応用してカラーインクジェッ
ト記録装置を構成すると、記録シートを搬送するシート
搬送ロールと、このシート搬送ロールに対向して配設さ
れる複数の色相インク(例えばシアン、マゼンタ、イエ
ロ、ブラック)で記録シート上にカラー画像を記録する
熱静電型記録ヘッド(シアン用、マゼンタ用、イエロ用
、プラック用)とを備えたものが考えられる。
ところが、このようなカラーインフジエラi・記録装置
において、各記録ヘッドの駆動制御方式として、熱エネ
ルギ印加手段に同期して静電エネルギ印加手段を駆動さ
せるという従前のものを採用すると、例えば、熱エネル
ギ印加手段に入力されるーライン分の画像情報の総てが
非印字データである、通い換えれば、熱信号印加手段の
発熱抵抗体の一つも加熱されないとしても、静電エネル
ギ印加手段はインク吐出部内のインクに対し一神に一定
の静電エネルギを印加し、臨界飛翔レベルの静電界を常
時形成することになる。
このとき、画像パターンによっては、所定の色相インク
が充填された記録ヘッドに対して何ラインにも亘って非
印字データが続くことがあり、このような場合には、前
記非印字領域においても、形成される静電界により、イ
ンクメニスカスがヘッド本体の端部に過剰に引上げられ
、印字データがないにも拘らず不要な色相インクが誤飛
翔してしまい、カラー画像品質を損うという問題を生ず
る。
この発明は以上の問題点に着目して為されたものであっ
て、静電エネルギ印加手段によるインクメニスカスの過
剰な引上げ現象を有効に防止し、もって、インクの誤飛
翔を回避してカラー画像品質を良好に保つようにしたカ
ラーインクジェット記録装置を提供するものである。
[8!題を解決するための手段] すなわち、第一の発明は、第1図(a)に示すように、
記録シート1を搬送するシート搬送手段2と、複数の色
相インク3が夫々充填され、1irll像情報Gに応じ
た熱エネルギが印加されたインク3部分のみを静電界に
て記録シート1側に隆起させることにより記録シート1
上にカラー画像を形成する複数の熱静電型記録ヘッド4
(具体的には4a。
4b、4c、4d)とを備えてなるカラーインクジェッ
ト記8装置であって、上記各熱静電型記録ヘッド4が、
インク吐出部6sが形成されたインク室6を有するヘッ
ド本体5と、上記インク吐出部6s内の画素ビットbに
対応したインク3の単位領域に対し画像情報Gに応じた
熱エネルギを印加りる熱エネルギ印加動作7と、−V2
熱エネルギの印加タイミングに同期してインク吐出部6
s内のインク3に対し隆起方向の静電界を形成する静電
エネルギ印加手段8とを含み、熱静電型記録ヘッド4の
少なくとも一つには、ヘッド本体5の設定印字範囲内の
画像情報G総てが非印字データであるか否かを判別する
画像情報判別手段9と、この画像情報判別手段9にて対
象画像情報G総てが非印字データであることを判別した
際にヘッド本体5の設定印字範囲内における静電エネル
ギ印加手段8のエネルギ印加動作を禁止する禁止1段1
0とを付設したことを特徴とするものである。
また、第二の発明は、第一の発明を更に改良したもので
、第1図(b)に示すように、記録シート1を搬送する
シート搬送手段2と、複数の色相インク3が夫々充填さ
れ、画像情報Gに応じた熱エネルギが印加されたインク
3部分のみを静電界にて記録シート1側に隆起させるこ
とにより記録シート1上にカラー画像を形成する複数の
熱静電型記録ヘッド4(具体的には4 a、 4 b、
 4 c、 4 d)とを備えてなるカラーインクジェ
ット記録装置であって、上記各熱静電型記録ヘッド4が
、インク吐出部6sが形成されたインク室3を有するヘ
ッド本体5と、上記インク吐出部6s内の画素ビットb
に対応したインク3の単位領域に対し画像情報Gに応じ
た熱エネルギを印加する熱エネルギ印加手段7と、上記
インク吐出部6s内の1llJ東ビツトbを複数のブロ
ックB(具体的にはB1・・・・・・Bn)に区画し、
上記熱エネルギの印加タイミングに同期してインク吐出
部6s内のインク3に対し隆起方向の静電界を各ブロッ
ク日毎に個別に形成するブロック単位静電エネルギ印加
手段11とを含み、上記熱静電型記録ヘッド4の少なく
とも−・つには、上記各ブロックBに対応する画像情報
G総てが非印字データであるか否かを個別に判別するブ
ロック単位画像情報!j別手段12と、このブロック単
位画像情報判別手段12にて対象画像情報G総てが非印
字データであると判別したブロック8に対応するブロッ
ク単位静電エネルギ印加手段11のエネルギ印加動作を
禁止するブロック単位禁止手段13とを付設したことを
特徴とりるbのである。
このような技術的手段においで、上記シート搬送手段2
としては、適宜設計変更して差支えイアいが、部品点数
の低減化を企図した場合には、全体をロール状に形成し
、静電界形成時に必要な対向電極を兼用Jるように設計
してもよい。また、各記録ヘッド4にて使用する色相イ
ンクについて(ま、インク吐出部6sにて保持される程
度の粘度を有し、所定の熱エネルギと臨界飛翔レベルの
静電界を作用させた際に飛翔可能な粘度に低下するもの
であれば適宜選定することができる。
また、各記録ヘッド4のヘッド本体5としては、一対の
基板間に適宜スペーサを介在させてインク室6を形成す
るものを始め、インク室6を有するものであれば適宜選
択して差支えなく、上記ヘッド本体5のインク吐出部6
sとしてもスリット状、透孔状を問わない。そしてまた
、ヘッド本体5のインク室6の構成については適宜設計
変更することができるが、インク吐出部6sへのインク
3の再供給性を向上させる上で二段ギャップ構造にした
り、インク吐出部6sに向って次第に窄まるテーパ状に
する等流路R(抗調整部を設けることが好ましい。そし
て更に、上記ヘッド本体5については、一体構成のもの
Cもよいし、ヘッド単位体を複数配列するようにしたも
のでもよく、ヘッド単位体を複数配列するタイプにあっ
ては、各ヘッド単位体のインク吐出部6sからのインク
吐出位置を記録シート1上で直線的に配置でき、しかも
、各印字ビット間隔を一定に保つように設計することが
必要である。
更に、熱エネルギ印加手段7としては、発熱抵抗体を画
素ビットbに応じて配列してなる発熱抵抗体アレイにて
間接的にインクを加熱するようにしたり、−様発熱抵抗
体に画素ビットb毎に配列されるスタイラス電極を接触
配置させて間接的にインクを加熱するようにしたり、輻
射線を加熱源として画素ビットb毎にインクを加熱する
ようにしたり、所定の抵抗率を持つインク自体に直接通
電加熱する等適宜選択することができる。特に、発熱抵
抗体アレイを用いるタイプにおい【上記発熱抵抗体の配
設位置については、インク吐出部6s内のインク3を所
定の領域で加熱できる位置であれば、インク吐出口に隣
接する壁部でもよいし、インク吐出口に対向する壁部で
もよい。
更にまた、静電エネルギ印加手段8.ブロック単位静電
エネルギ印加手段11については、インク吐出?!S6
s内のインク3で熱エネルギが印加されたものを記録シ
ート1側に隆起させる程度の静電界を形成し得るもので
あれば適宜設計変更して差支えない。この場合において
、静電界強度については各記録ヘッド4に対して共通に
設定しても差支えないが、各記録ヘッドの印字ドツト径
の均一化を企図するという観点からすれば、各色相イン
ク3の物性を考慮して選定することが好ましい。
また、ブロック単位静電エネルギ印加手段11のブロッ
クの分割数については画像パターン及び制御回路のコス
トを考慮して適宜選定することができる。
また、上記画像情報判別手段9としては、ヘッド本体1
の設定印字範囲内の画像情報総てが非印字データである
ことを判別し得るものであれば適宜設計変更して差支え
ない。この場合において、上記設定印字範囲としては通
常−ラインの印字ビット群を指す。一方、ブロック単位
画像情報判別手段12としては、各ブロックB内の画像
情報総てが非印字データであることをブロック日毎に個
別判別し得るものであれば適宜設計変更して差支えない
また、上記禁止手段10としては、静電エネルギ印加手
段8のエネルギ印加動作を所定の条件下で禁止し、イン
クの吐出動作を回避するものであれば適宜設計変更して
差支えなく、ブロック単位禁止手段13としては、ブロ
ック単位静電エネルギ印加手段11のエネルギ印加動作
をブロック日毎に所定の条件下で禁止し、インクの吐出
動作を回避するものであれば適宜設計変更して差支えな
い。この場合において、禁止の態様としては、静電エネ
ルギを全く印加せずに静電界零の状態にするもののほか
に、インクを吐出させる上で必要な静電界より小さい静
電界を作用させるものをも含むものである。
また、この発明にあっては、上記画像情報判別手段9、
禁止手段10あるいはブロック単位画像情報判別手段1
2.ブロック単位禁止手段13については、各記録ヘッ
ド41てに付設してもよいし、非印字データの多い色相
インクの記録ヘッド4に限って付設するようにしてもよ
い。
[作用] 第一の発明によれば、画像情報判別手段9及び禁止手段
10が付設された記録ヘッド4において、画像情報判別
手段9は、ヘッド本体5の設定印字範囲内における画像
情報が総て非印字データであることを判別し、この判別
信号を禁止手段10に送出する。
すると、上記禁止手段10は上記ヘッド本体5の設定印
字範囲内にて静電エネルギ印加手段8のエネルギ印加動
作を禁止するため、この間、ヘッド本体5の設定印字範
囲内に位置するインク吐出部6s内のインク3に対して
無駄な静電誘引力が作用づ゛ることはない。
また、第二の発明によれば、ブロック単位画像情報判別
手段12及びブロック中位禁止手段13が付設された記
録ヘッド4において、ブロック単位画像情報判別手段1
2は、ヘッド本体5の各ブロックB (81、82、・
・・Bn)内における画像情報Gが総て非印字データで
あるを各ブロック日毎に判別し、その判別信号をブロッ
ク中位禁止手段13に送出する。
ブると、上記ブロック単位禁止手段73は上記ヘッド本
体5のうち総てが非印字データであるブロックB内につ
いてブロック単位静電エネルギ印加手段11のエネルV
印加動作を禁止りるため、この間、ヘッド本体5の非印
字領域ブロックB内に位置するインク吐出部6a内のイ
ンク3に対して無駄な静電誘引力が作用することはない
[実茄例] 以下、添附図面に示す実施例に基づいてこの発明の詳細
な説明する。
実施例1 第2図はこの発明が適用されるカラーインクジェット記
録装置を示し、その基本的構成は記録シート21を搬送
するシート搬送ロール22と、このシート搬送ロール2
2に対向して配設されて複数の色相インク(例えばシア
ン、マゼンタ、イエロ、ブラック)で記録シート21上
にカラー自他を形成する複数の熱静電型記録ヘッド24
(シアン用24a、vぜンタ用24b、イエロ用24C
ブラック用24d)とを億えている。
この実施例において、上記各記録ヘッド24は、第3図
に示すように、インク吐出部31sが形成されたスリッ
ト状のインク室31を有するヘッド本体30と、インク
吐出部31Sに充填されたインク23の単位領域に対し
画像情報に応じた熱エネルギを印加する熱エネルギ印加
手段40と、上記熱エネルギの印加タイミングに同期し
てインク吐出部31s内のインク23に対し隆起方向に
静電界を形成する静電エネルギ印加手段50とを備えて
いる。
上記ヘッド本体30は、例えばアルミナセラミックス等
からなる一対の絶縁性7j板32.33間に所定のスベ
ーザ(図示せず)を介在させてインク室31を形成した
ものである。そして、このインク室31は、吐出づべき
インク23が保持される微小ギャップのインク吐出部3
1sど、このインク吐出部31sより幅広のギャップ空
間として形成されるインク溜め部31[とで構成されて
いる。そして、各記録ヘッド24のインク室31に収容
される各色相インク23としては、パラフィン、オレフ
ィン等の油性媒体に適宜色相の顔料、染料を分散または
溶融したもので、第5図に実線(シアン)、−点鎖線(
マゼンタ〉、二点鎖線(イエロ)、点線(ブラック)で
示すような温度粘度特性を有するものが用いられる。尚
、符号34はインク室31にインク23を供給するため
のインク供給バイブである。
また、上記熱エネルギ印加手段40は、インク吐出部3
1sに対応した絶縁性基板32の内面部に画素ビット(
この実施例では8ビツト/ taX )毎に配列され且
つ例えばTa2Nにてコテ状に形成された発熱抵抗体4
1と、各発熱抵抗体41に画像情報に応じた画像信号を
供給する通電用電極42とで構成されている。尚、発熱
抵抗体41及び通電用電極42は例えばS i 02か
らt【る絶縁保護層43にて被覆されている。
更に、上記静電エネルギ印加手段50は、上記絶縁保護
層43上に設けられた例えばcr”(b。
0人)/Cu (10000人)/Cr (500人)
の金属層からなるヘッド側電極51と、上記シート搬送
ロール22を兼用してなる対向型1fi52と、上記ヘ
ッド側電極51と対向電極52との間に介装されて両者
間に静電界形成用の高電圧をパルス状に印加する高圧ス
イッチング回路53とで構成されている。そして、この
実施例では、上記ヘッド側°踵極51は、上記発熱抵抗
体41に対応した箇所に配列される主電極部54と、こ
の主電極部54からインク室31の深さ方向へ延びる線
幅の狭い連結用電極部55と、各連結用電極部55の基
端部に接続されて各連結用電極部55と直交する方向へ
延びる共通電極部56とで構成され、発熱抵抗体41か
らの熱エネルギがヘッド側電極51で不必要に拡散され
ることなく、インク吐出部31sのインク23の単位領
域に集中的に供給されるようになっている。
また、この実施例において用いられる熱エネルギ印加手
段40及び静電エネルギ印加手段50の駆動制御系を第
4図、第6図及び第7図に示す。
同図において、符号61は基準クロックCLを送出する
基準信号発生回路、62は基準クロックCLに従って熱
エネルギの印加タイミング信号を送出する熱エネルギタ
イミング回路、63は基準クロックCLに従ってシリア
ルに送出され1きたーライン分の画像信号Gをパラレル
データに変換し、上記熱エネルギタイミング回路62か
らのタイミング信号に同期して発熱抵抗体41へ画像信
号Gを送出する熱エネルギ印加信号発生伺路(この実施
例ではセイコーエプソン社製の32ビツトサーマルヘツ
ドドライバ5ED5232D)、64は熱エネルギ印加
用電源である。
また、符@65は基準クロックCLに従って静電エネル
ギの印加タイミング信号を送出する静電エネルギタイミ
ング回路、66(具体的には各記録ヘッド24に対応し
て66aないし66d)は後述する検出信号K(具体的
には夫々の記録ヘッド24に対応してKa 、 Kb 
、 Kc 、 Kd )が入力された場合に上記静電エ
ネルギタイミング回路65からの印加タイミング信号に
同期して第一の静電エネルギ印加信号をヘッド側電極5
1に送出する第一の静電エネルギ印加信号発生回路、6
7はその静電エネルギ印加用電源(この実施例では+H
V:各記録ヘッド24毎に可変)、68は後述する検出
信号のいずれかが入力された場合に静電エネルギタイミ
ング回路65からの印加タイミング信号に同期して第二
の静電エネルギ印加信号を対向電極52に送出する第二
の静電エネルギ印加信号発生回路、69はその静電エネ
ルギ印加用電源(この実施例では−HV:各記録ヘッド
24に対し共通)であり、これら65ないし69の各手
段が上述したスイッチング回路53を構成している。
以下の表1は、この実施例における各記録ヘッド24毎
の静電界形成電圧の具体例を示ず。
表1 単位=(V) 尚、この実施例では、ヘッド鋼重I4151にはせいぜ
い+200または300 (V)の静電エネルギ印加信
号が与えられるようになっているので、発熱抵抗体41
とヘッド側電極51との間の絶縁保護層43(第3図参
照)部分で絶縁破壊を生ずる懸念は有効に回避される。
また、符号70(具体的には各記録ヘッド24毎に70
a 、70b 、70c 、70d )はこの発明の画
像情報判別手段9及び禁止手段10に相当する画像情報
判別禁止回路であり、熱エネルギ印加信号発生回路63
に入力されたーライン分の画像信号Gの総てが非印字デ
ータであるか否かを判別し、判別対象となる画像信号G
のうち一つでも印字データがある場合に検出信号Kを第
−及び第一の静電エネルギ印加信号発生回路66.68
に出力すると共に、判別対象となる画像信号の総てが非
印字データである場合には検出信号Kを出力しないよう
に作動するものである。この実施例では、画像情報判別
禁止回路70は、第6図に示すように、熱エネルギ印加
信号発生回路63からシリアルアウトされた画像信号を
パラレル信号に変換するレジスタ71と、このレジスタ
71からの一ライン分の画像信号G(印字データがハイ
レベル信号)が一方側の入力ボートAi  (i=1〜
n)に入力され、他方側の入力ボートBi(i=1〜n
)にはローレベル信号が入力され、対応する各入力ボー
トAi 、3iの入力群のうち一つでも不一致部分があ
る場合に検出信号Kを出力するコンパレータ72とで構
成されている。
次に、この実施例に係るインクジェット記録装置の作動
について説明する。
この実施例における印字条件として、印字ビットとなる
発熱抵抗体21に対し0.25W/2、 QllSeC
,の電力を与え、静電界形成用の高電圧としては2.0
または2.1(にV)10.41sec。
を印加し、更に、印字速度を100H2とした。
尚、熱エネルギ印加信号と静電エネルギ印加信号31.
32の印加タイミングは、第9図に示すように、夫々の
印加信号の終り部分が一致するように印加した。
今、例えば一つの記録ヘッド24(例えばシアン用24
a)に着目し、第8図に示すような画像パターンの画像
信号を各発熱抵抗体41からなる画素ビットbに印加す
る場合を例に挙げる。
先ず、iライン目の印字動作に着目すると、1ライン目
の画像信号Gは基準クロックCLに従って熱エネルギ印
加信号発生回路63に送出され、熱エネル1=印加信号
が印字ビットとなる発熱抵抗体41に供給される(第9
図(a)(b)参照)。すると、印字ビットとなる発熱
抵抗体41が加熱されて対応覆るインク単位領域に所定
レベルの熱エネルギが供給され、加熱されたインク単位
領域の粘度、表面張力が低下する。一方、上記iライン
目の画像信号Gには印字データ(第8図中黒丸で示ず、
以下同じ)が含まれているので、上記画像情報判別禁止
回路70は検出信号K(具体的にはKa)を出力し、第
9図(C)に示すように、上記第一の静電エネルギ印加
信号発生回路66から第一の静電エネルギ印加信号S1
がヘッド側電極51に供給され、第9図(d)に示すよ
うに、上記第二の静電エネルギ印加信号S2が対向1M
f極52に供給され、この記録ヘッド24 (24a 
)のヘッド側電極51と対向電極52との間には所定の
静電界HV (Sl)+)−I V (82) (静電
界形成電圧2.0(にV))が形成される(第10図(
b) 6照)。このため、加熱されたインク単位領域の
みが静電界の静電誘引力に引張られて記録シート21側
へ吐出隆起し、そのインク柱の先端が記録シート21に
付着転移するのである。尚、i+3ライン目についても
画像信号G内に印字データがあるので、上述したのと同
様な印字動作を行う。
次に、1+1ライン目の印字動作に着目すると、+1ラ
イン目のjtj像信像信号基準クロックCLに従って熱
エネルギ印加信号発生回路63に送出された場合、総て
非印字データぐあるため、各発熱抵抗体41に対して熱
エネルギ印加信号は供給されない(第9図(a)(b)
)。そして、i+1ライン目の画像データGは総て非印
字データであるため、上記画像情報判別禁止回路70は
検出信号K〈具体的にはKa)を出力しない。
このとき、他の記録ヘッド24 (24b〜24d)の
1ト1ライン目にも印字データが全くない場合には、第
9図(C)に示づように、第一の静電エネルギ印加信号
発生回路66から第一の静電エネルギ印加信)]S1が
ヘッド側電極51に供給されず、しかも、第9図(d)
に示すように、第二の静電Jネルギ印加信号発生回路6
8からも第二の静電エネルギ印加信号S2が対向電極5
2には供給されず、ヘッド側電極51と対向電極52と
の間に静電界は全く形成されない〈第10図(、a)参
照)。また、他の記録ヘッド24(24b〜24d)の
i+1ライン目のいずれかに印字データがある場合には
、第9図(C)に示すように、第一の静電エネルギ印加
信号発生回路66から第一の静電エネルギ印加信号S1
がヘッド側電極51に供給されないが、第9図(d)に
仮想線で承すように、第二の静電エネルギ印加信号発生
回路68から第二の静電エネルギ印加信号S2が対向電
極52に供給され、ヘッド側電極51と対向電極52と
の間には臨界飛翔レベルに到達しない静電界HV (3
2)のみが作用することになる(第10図(C)参照)
このような状態において、各インク単位領域は加熱され
ないため、各インク単位領域の粘度、表面張力は低下す
ることなくそのままの状態を保ち、また、各インク単位
領域には臨界飛翔レベルに達する静電誘引力は作用しな
い。従って、各インク単位領域は記録シート21側へ僅
かながらも隆起することなくそのままの状態を保つこと
になり、記録シート21には何等印字ドツトは形成さf
Lすい。尚、i+2ライン目についても画像信号G総て
が非印字データであるので、i+1ライン目と同様な印
字動作を行う。
このような動作過程において、上記画像情報判別禁止回
路70を用いないものを比較例とし、実施例との印字性
能を比較したところ、比較例にあっては、非印字データ
が数ラインに亘って続くと、ヘッドの端部において不要
なインクの流出が生じたり、また更に、非印字データが
続く場合には、印字の一部に誤飛翔に伴うかぶりが見ら
れたが、実施例の方にはそのような現象は見られなかっ
lこ 。
また、上記実施例にあっ又は、静電界を作用させる場合
に、−回の印字サイクルにおいて一回のタイミングで静
電エネルギ印加信号を印加するようにしているが、これ
に限られるものではな(、例えば印字速度の高速化を企
図する場合には、静電界を作用させるに当り、静電エネ
ルギ印加信号の印加タイミングに先立って、補助静電エ
ネルギ印加信号を印加するように設計変更しても差支え
ない。この場合において、補助I9電エネルギ印加信号
としでは、それのみではインクが吐出隆起しない程度の
ものであることが必要であり、静電界強度、静電エネル
ギ印加信号パルス幅のいずれか一方又は両方を調整する
ことにより、静電エネルギ印加信号のエネルギレベルの
低いものが通常選択される。
このような変形例において、今、補助nMエネルギ印加
信号として、静電エネルギ印加信号の電圧値と同じで、
パルス幅が静電エネルギ印加信号のQ 、 25 m5
ec、よりも短い0.1m5ec、程度に設定されたも
のを熱エネルギ印加信号Q 、5 m5ec。
後に印加して印字試験を行ったところ、印字速度250
Hzにおいて非印字データが数ラインに亘って続いたと
しても、ヘッド端部における不要なインクの流出や誤飛
翔に伴うかぶりは見られなかった。
また、静電界を二分した場合には、印字時の静電エネル
ギ印加信号のパルス幅を狭くすることができ、その分、
加熱部インクに対する静電エネルギの印加時間が短くな
って印字時の飛翔インク槍が規制されるため、ドツト径
のばらつきが少なくなり、ヘッド端部へのインクによる
汚れも著しく減少した。
更に、補助静電エネルギ印加信号によりインク吐出部3
1sへのインク23の再供給性が良好になるため、印字
速度150Hzにおいても連続印字性が良好で、JIS
M格A4版用紙縦方向印字において終りまでかすれ等が
生ずることはなかった。
尚、上記変形例においては、静電エネルギ印加信号を送
出する印字サイクルのみに補助静電エネルギ印加信号を
印加するようにしているが、これに限られるものではな
く、静電エネルギ印加信号が印加されない印字サイクル
において静電補助エネルギ印加信号を印加するように設
計しても差支えない。
実施例2 この実施例におけるカラーインクジェット記録装置の基
本的構成は実施例1と略同様であるが、実施例1と熱静
電型記録へ、ラド24の構成が異なる。
第11図ないし第13図において、この実施例に係る記
録ヘッド24の基本的構成は、インク吐出部31sが形
成されたスリット状のインク室31を有するヘッド本体
30と、インク吐出部31Sに充填されたインク23の
単位領域に対し画像情報に応じた熱エネルギを印加する
熱エネル4!印加手段40と、上記熱エネルギの印加タ
イミングに同期してインク23に所定レベルの静電エネ
ルギを予め区画されたブロックB(この実施例ではB1
ないし85)毎に独立印加し、インク吐出部31S内の
インク23に対し隆起方向に静電界を形成するブロック
単位静電エネルギ印加手段80とを備えている。
この実施例において、上記ヘッド本体30は、例えばア
ルミナセラミックス等からなる一対の絶縁性基板32.
33の一方に所定のスペーサ部(図示せず)を形成し、
このスペーサ部を介在させて一対の絶縁性U仮32.3
3を衝合配置して両省間にインク室31を形成したもの
であり、インク室31としては、実施例1と同様な二段
fヤップ構迄のインク吐出部31 sとインク溜め部3
1tとを備えている。尚、符035は一方の絶縁性基板
33に所定間隅角に例えば五つ開設されるインク供給]
」である。
また、」−2熱エネルギ印加手段40は、特に第12図
及び第13図に示ずように、インク吐出部31sに対応
した絶縁性基板32の内面部に画素ビット(この実施例
では8ビツト/ tm )毎に配列され且つ例えばTa
2NにてM字状に形成された発熱抵抗体41と、各発熱
抵抗体41に画像情報に応じた画像信号を供給する一対
の通電用電極42とで構成されており、上記発熱抵抗体
41及び通電用電極42は例えばS:02からなる絶縁
保!J5143にて被覆されている。そして、上記各発
熱抵抗体41は320ビツト毎に五つのブロックB (
Blないし85)に分割されており、各ブロックBの発
熱抵抗体41に通じる一方の通電用電極42は絶縁性基
板32上に設問されたブロック毎の発熱抵抗体駆動用[
C44(この実施例では44 (1)ないし44(5)
)に接続され、また、上記他方の通電用電極42の基部
に対応した絶縁保護層43にはスルーホール部45が開
設されると共に、上記絶縁保r!i層43士には共通通
電用帰路電極46が設けられ、スルーホール部45を介
して上記通電用電Mi42に接触配置されている。尚、
符号47は発熱抵抗体駆動用ICの引出し電極、48は
発熱抵抗体駆動用IC44を封止する絶縁性カバー、4
9は発熱抵抗体駆動用IC44の引出し電極47に接続
されるフレキシブルケーブルである。
更に、ブロック単位静電エネルギ印加−1段80は、上
記絶縁保護層43上に設けられた例えばCr (500
人)/CU (10000人)/Cr(500人)の金
属層からなるヘッド側電極81と、シート搬送ロール2
2を兼用してなる対向型l4i82と、上記ヘッド側電
極81と対向at極82との間に介装されて両者間に静
電界形成用の高電圧をパルス状に印加する高圧スイッチ
ング回路(図示せず)とで構成されている。そして、こ
の実施例では、上記ヘッド側電極81は320ビツト毎
にブロック分割された発熱抵抗体41に対応して五つの
ブロックB (Blないし85)に分割されており、夫
々のヘッド鋼重株81は、上記発熱抵抗体41に対応し
た箇所に配列される主電極部85と、この主電極部85
からインク室23の深さ方向へ延びる線幅の狭い連結用
電極部86と、各連結用電極部86の14端部に接続さ
れて各連結用電極部86と直交する方向へ延びる共通電
極部87(この実施例では87 (1)〜87(5))
とで構成され、発熱抵抗体41からの熱エネルギがヘッ
ド側電極81で不必要に拡散されることなく、インク吐
出部31sのインク23の中位領域に集中的に供給され
るようになっている。尚、符号88は上記ヘッド側電極
81へ接続されるフレキシブルケーブルである。
また、この実施例において用いられる熱エネルギ印加手
段40及びブロック単位静電エネル1”印加手段80の
駆動制御系を第14図に示す。
同図において、符号91はヘッド本体30の一ライン画
像データ(320X5=1600ヒツト)Gを夫々のブ
ロックB (B1ないしB5)に対応した320ビツト
の分割画像データG(1)ないしG(5)に分割する画
像データ分割回路、92(具体的には92 (1)ない
し92(5))は各分割画像データG(1)ないしG(
5)を入ツノ信号とし、対応するブロックBの発熱抵抗
体41及びヘッド側電極81を個別に駆動制御llする
と共に、後述する対向電極側制御回路へ駆動駆動制御信
号を送出するヘッド側個別制御回路、93は対向電極8
2への駆動制御信号を送出する対向電極側制御回路であ
る。
次に、一つのヘッド側個別制御回路92を例に挙げて上
述した駆動制御系をより詳細に説明する。
第15図において、符号101は基準クロックCLを送
出する基準信号発生回路、102は基準クロックCLに
従って熱エネルギの印加タイミング信号を送出でる熱エ
ネルギタイミング回路、103は各ヘッド側個別III
 i11回路92内に大々設けられ、基準クロックCL
に従ってシリアルに送出されてきた分割画像データG(
1)ないしG(5)のいずれかをパラレルデータに変換
し、上記熱エネルギタイミング回路102からのタイミ
ング信号に同期して発熱抵抗体41へ分割画像データG
(1)ないしG(5)のいずれかを送出する熱エネルギ
印加信号発生回路(この実施例ではセイコーエプソン社
製の32ビツトサーマルヘツドドライバ5ED5232
D)、104は熱エネルギ印加用電源である。
また、符号105は基準クロックCLに従って静電エネ
ルギの印加タイミング信号を送出する静電エネルギタイ
ミング回路、106は各ヘッド側個別制御回路92内に
夫々設けられ、後述する検出信号Kが入力された場合に
上記静電エネルギタイミング回路105からの印加タイ
ミング信号に同期して静電エネルギ印加信号を対応する
ブロックB (81ないし85)のヘッド側電極81に
送出する第一の静電エネルギ印加信号n1回路、107
はでの静電エネルギ印加用電源(この実施例では十HV
(各記録ヘッド24毎に可変))、108は後述する検
出信号にのいずれかが人力された場合に静電エネルギタ
イミング回路105からの印加タイミング信号に同期し
て静電エネル1:印加信号を送出する第二の静電エネル
ギ印加信号発生回路(各記録ヘッド24に対して共通)
、109はその静電エネルギ印加用電源(この実施例で
は−HV(各記録ヘッド24に対しく共通〉)であり、
これら105ないし109の各手段が上述した高圧スイ
ッチ回路に相当する手段を構成している。
尚、この実施例における静電エネルギ印加信号としては
、各記録ヘッド24毎に色相インク23の物性を考慮し
て実施例1と同様に設定されている。
更に、符号110はブロック単位画像情報判別禁止回路
であり、各ヘッド側個別制御回路92内に夫々設けられ
ている。このブロック単位画像情報判別禁止回路110
は、熱1ネルギ印加信号発生回路103に入力された分
割画像データ(例えばG(1))の総てが非印字データ
であるか否かを判別し、判別対象となる分割画像データ
G(1)のうち一つでも印字データがある場合に検出信
号Kを第−及び第二の静電エネルV印加信号発生回路1
06及び108に出力すると共に、判別対象となる分割
画像データの総てが非印字データである場合には検出信
号Kを出力しないように作動するものであり、例えば実
施例1とI11様に、レジスタとコンパレータとで構成
されている。
次に、第16図及び第17図に基づいて、この実施例に
係るカラーインクジェット記録装置の一つの記録ヘッド
24の作動について説明する。
この実施例における印字条件として、画素ビットbのう
ら印字ビットとなる発熱抵抗体41に対し0.25W/
、2.01sec、の電力を与え、静電界形成用の正負
の高電圧の印加時間を人々0.4−sec 、とじ、更
に、印字速度を100Hzとした。
また、各色相インクにおける各記録ヘッド毎の静電界形
成電圧も実施例1の表1と同様である。
今、第16図に示すように、各記録ヘッド24の所定ラ
イン(この実施例ではi+2ラインとり−る)の画像デ
ータGが総て非印字データであるとする。
この場合において、各画像データGは画像データ分割回
路91にて夫々分割画像データG(1)ないしG(5)
に分割された後、熱エネルギ印加信号発生回路103に
所定の基準クロックCL、に従って送出されるが、各ブ
ロックBの発熱抵抗体41には何等熱エネルギ印加信号
は供給されない(第17図(a)(b))。一方、各記
録ヘッド24の各像情報判別禁止回路110は総て検出
信TjKを出力しないので、第17図(c)(d))に
示すように、第−及び第二の静電エネルギ印加信号発生
回路106.108からは第−及び第二の静電エネルギ
印加信号B1、82が出力されず、各記録ヘッド24の
各ブロックBのヘッド側電極81と対向電極82との間
には何等静電界が形成されることはない。
また、ある記録ヘッド24において、所定ライン(この
実施例ではi、i+3ライン)の画像データGの例えば
ブロックB1の−・部が印字データて゛ある場合には、
印字データのあるブ【コック+31に対応する記録ヘッ
ド領域のみが印字動作を行い、他の記録ヘッド領域は印
字動作を行わない。
より具体的に説明すると、今、i若しくはi+3ライン
[1の画像データGのうちブロックB1に対応する分割
画像データG(1)中に印字データが含まれている場合
には、この分割画像データG(1)が基準クロックCL
に同期し−(熱エネルギ印加信号発生回路103に送出
され、熱エネルギ印加信号が印字ビットとなる発熱抵抗
体41に供給される(第17図(aHb))。すると、
印字ビットとなる発熱抵抗体41が加熱されて対応する
インク単位領域に所定レベルの熱エネル1!が供給され
、加熱されたインク単位領域の粘度、表面張力が低下り
る。一方、上記分割画像データG(1)には印字データ
が含まれているので、上記画像情報判別禁止回路110
は検出信号Kを出力し、第17図(C)(d)に示づよ
うに、第一の静電エネルギ印加信号発生回路106から
第一の静電エネルギ印加信号S1がヘッド側電極81に
供給されると共に、第二の静電エネルギ印加信j′3発
生回路10E3から第二の静電Jネルギ印加信号S2が
対向電極82に供給され、ヘッド側%fFi81と対向
電極82との間には両静電エネルギ印加信号Si、S2
の総和に基づ<M電界が形成される。このため、加熱さ
れたインク単位領域のみが静電界の静電誘引力に引張ら
れて記録シート21側へ吐出隆起し、そのインク柱の先
端が記録シート21に付着転移するのて゛ある。
そしてまた、ある記録ヘッド24において、+1ライン
目の画像データGのうら分ノ21画像j″−タG(1)
中に印字データが存在しない場合(但し、i+lライン
の他の分割画像データあるい(よ他の記録ヘッド24の
画像データ中に印字データasある場合)には、熱Jネ
ルギ印加信号発1回路103からブロックB1の発熱抵
抗体41に対して熱エネルギ印加信号は供給されない(
第17図(a)(b))。一方、上記ブロックB1の画
像情報判別禁止回路110は検出信号Kを出力しないた
め、第17図(C)に示すように、第一の静電エネルギ
印加信号発生回路106から第一の静電エネルギ印加信
号S1はヘッド側電極81に供給されないが、当該記録
ヘッドあるいは他の記録ヘッド24にお1ノる伯の個別
ヘッド側(社)回路92のブロック単位画像情報判別禁
止回路110が印字データの存在に基づいて検出信号K
を出力することになる分、第16図(d)に示づように
、第二の静電エネルギ印加信号発生回路108から第二
のfiv1電エネルギ印加信号S2が対向電極82に供
給された状態に保たれる。
このとき、ブロックB1のヘッド側電極81と対向電極
82との間には静°市エネルrS2に基づく静電界が形
成されることになるが、インク吐出時の静電界強電に比
べて低いものに設定されているので、ブロックB1のイ
ンク表面が前記第二の静電エネルギ印加信号S2に基づ
く静電界によって過剰に隆起する事態は有効に回避され
る。このため、ブロックB1の各インク単位領域は記録
シーl−側へ僅かながらも隆起することなくそのままの
状態を保つことになり、記録シート21には何等印字ド
ツトは形成されない。
このような動作過程において、上記ブロック単位画像情
報判別禁止回路110を用いないらのを比較例とし、実
施例との印字性能を比較したところ、比較例にあっては
、非印字ブ[]ツタが数レインに亘って続くと、ヘッド
端部において不要なインクの流出が生じたり、また更に
、非印字データが続く場合には、印字の一部に誤飛翔に
伴うかぶりが見られたが、実施例の方にはぞのような現
象は見られず、良好な結果が得られた。
尚、印字速度の高速化を企図するに当って、実施例1と
同様に、通常の1191f工ネルギ印加信号を供給する
に先立って、補助静電エネルギ印加信号を供給する手法
を採用するようにしても差支えない。
また、上記実施例にあっては、ヘッド本体30を一体構
成にしたものを例に挙げているが、例えば第18図及び
第19図に示すように設計変更しても差支えない。
同図において、ヘッド本体30は例えば画素密度8ピツ
ト/Mの印字幅lのものであり、F記実施例にて分割さ
れた五つのブロックB(具体的にはB1ないしBS)に
対応する独立駆動可能なヘッド単位体120(具体的に
は120aないし120e)を具備している。
各ヘッド単位体120aないし120eは、例えば印字
幅dのスリット状のインク室121を右し、熱エネルギ
印加手段として画素@度8ビット/M(全320ビツト
)の発熱抵抗体/レイ(図示せず)並びに静電エネルギ
印加手段としてのヘッド側電極(図示せず)を装備して
なるものである。そして、上記ヘッド本体30は、等脚
台形状のへラドベース122の一側面に三つのヘッド単
位体120a、120C,120eを適宜間隔を置いて
離間配置する一方、ヘッドベース122の他側面には二
つのヘッド単位体120b、120dを適宜間隔を置い
て1llIU間配置したもので、各へラド単位体120
aないし120eの印字領域を静電エネルギ印加手段の
対向電極123 、に′c−ja線的且つ連続的に設定
し得るようにしたものである。
釆IN’/A3 第20図に係るカラーインクジェット記録装置は、実施
例1.2と異なり、各記録ヘッド24(具体的には24
a 、24b 、24c 、24d )毎に独立した対
向電極130(FA体的には130a 、1301.1
30c 、130d )を備えている。尚、この実施例
において、記録ヘッド24の基本的構成及びその駆動v
1m系は実施例2と略同様であり、を記各対向電神13
0はシート搬送ロールを兼用している。
この実施例によれば、基本的には実施例2と略同様な作
用、効果を奏するほか、各記録ヘッド24毎に色相イン
クの物性に応じて静電界強度を可変設定するに際し、対
向電極130への印加電圧を変化させるようにすれば、
ヘッド側電極への印加電圧を比較的大きい値で一定にす
ることができる。例えば実施例1(実施例2も同様)で
は、ヘッド側電極印加電圧が各色相インクにより+20
0vと+300■であるが、実施例3は総て+300V
と、することができ、色相インクに応じた静電界強度の
調節を対向電極で行うことができる。
このため、各記録ヘッド24の印字領域ブロックと非印
字領域ブロックとの間eの静電界コントラストを実施例
2に比べて常に大きく確保することが可能になり、非印
字領域ブロックでのインクの流出、誤飛翔に関して更に
有利になる。
また、各色相インクの記録ヘッド24、対向電極130
聞の静電界を各色相インク毎に独立して形成することが
できる(例えば記録ヘッド24aのみに画像信号があり
、他の記録ヘッドにない場合には、記録ヘッド24aと
対向電極130aとの間のみに静電界を形成することが
できる)ので、記録ヘッド24間でのインク流出、誤飛
翔にIII して有利になる。
[発明の効果] 以上説明してきたように、請求項1記載のカラーインク
ジェット記録装置によれば、画像情報γり男手段及び禁
止手段が付設された記録ヘッドにおいては、ヘッド本体
の設定印字範囲内の画像情報総てが非印字データである
ときに静電エネルギ印加手段のエネルギ印加動作を禁止
するようにしたので、例えば非印字データが数ラインに
亘つ−(続いたとしても、インク表面に静電誘引力が作
用りることはなく、静電誘引力によるインクメニスカス
の過剰隆起を有効に防止でき、もって、インクの誤飛翔
を回避することができる。このため、少なくとも非印字
領域の多い色相インクに関する記録ヘッドを上述した構
成にしてお【プば、カラー画像品質を常時良好に保つこ
とがCきる。
また、請求項2記載のカラーインクジェット配録装置に
よれば、ブロック単位画像判別手段及びブロック単位禁
止手段が付設された記録ヘッドにおいては、ヘッド本体
の所定ブロック内の画像情報が総て非印字データである
ときに当該ブロックに対するブロック単位静電エネルギ
印加手段の工ネルギ印加動作を禁止するようにしたので
、例えば、所定ブロックに対応する領域で非印字データ
が数ラインに亘って続いたとしても、インク表面に臨界
飛翔レベルの静af誘引力が作用りることはなく、静電
誘引力によるインクメニスカスの過剰隆起をブロック中
位で細かく防11:r−き、もって、インクの誤飛翔を
ブロック単位で効率的に回避lることができる。
このため、少なくとも非印字領域の多い色相インクに関
する記録ヘッドを上述した構成にしておけば、非印字領
域でのインクの誤飛翔をブロック単位で効率的に回避で
きる分、カラー画像品質をより良好に保つことができる
特に、請求項2記載のカラーインクジェット記録装置に
おいて、一つのヘッド本体にブロック中位静電エネルギ
印加手段を一体的に組込むようにした場合には、ヘッド
本体を作成する上で夫々独立的に機能する複数のヘッド
単位体を組合せる必要がなくなる。このため、画像のつ
ながりを良好に保つ上でヘッド単位体相互の機械的位置
調整を正確に行う必要がなくなるばかりか、ヘッド単位
体を組合せたタイプにあっては、印字領域を直線上に配
置する上でヘッド単位体を並設できない分ヘッド本体の
配設スペースが嵩むが、このようなスペース上の問題を
も解消することができ、更に、熱エネルギ印加手段とし
て発熱抵抗体を用いるような場合、ヘッド単位体を組合
せたタイプにあっては、ヘッド単位体相互の発熱抵抗体
の抵抗値のばらつきによって、ヘッド単位体相互の印字
ドラ1〜径がばらついてしまうが、このような印字ドツ
ト径のばらつきを回避して、印字品質を良好に保つこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)はこの発明に係るカラーインクジェ
ット記録装置の概略構成を示すブロック図、第2図はこ
の発明に係るカラーインクジェット記録装置の実施例1
を示す説明図、第3図は実施@1で用いられる記録ヘッ
ドの詳細を示す一部破断斜視図、第4図はその記録ヘッ
ドの駆動制御系を示すブロック図、第5図は各記録ヘッ
ドで使用される色相インクの物性を示すグラフ図、第6
図は実施例1で用いられる画像情報判別禁止回路の具体
例を示す説明図、第7図は実施例1で用いられる静電エ
ネルV印加手段の詳細を示す説明図、第8図は実施例1
で用いられる画像パターンの一例を示1説明図、第9図
(a)ないしくd)は実施例1に係るカラーインクジェ
ット記録装置の作動状態を承りタイミングチャート、第
10図(a)ないしくC)は実施例1で用いられる静電
エネルギ印加手段の作動状態を示すグラフ図、第11図
はこの発明に係るカラーインクジェット記録81fの実
施例2で用いられる記録ヘッドの平面説明図、第12図
は第11図中XI−XII線断面図、第13図は第11
因中x■部一部破断説明図、第14図は実施例2の駆動
制御系の概略を示すブロック図、第15図はその詳細を
示すブロック図、第16図は実施例2で用いられる画像
パターンの一例を示す説明図、第17図(a)ないしく
d)は実施例のカラーインクジェット記録装置の作動状
態を示すタイミングチャート、第18図は実施例2の記
録ヘッドの変形例を示す正面説明図、第19図はぞの斜
視図、第20図はこの発明に係るカラーインクジェット
記録装置の実施例3を示す説明図である。 [符号の説明] B(B1ないしBn)・・・ブロック G・・・画像情報 1・・・記録シート 2・・・シート搬送手段 3・・・インク 4(4aないし4d>・・・熱静電型記録ヘッド5・・
・ヘッド本体 6・・・インク室 6s・・・インク吐出部 7・・・熱エネルギ印加手段 8・・・静電エネルギ印加手段 9・・・画像情報判別手段 10・・・禁止手段 11・・・ブロック中位静電エネルギ印加手段12・・
・ブロック単位画像情報判別手段13・・・ブロック単
位禁止手段 第 図(a) 第2 図 第 図(b) 第4 図 第5 図 5゜ インク温度(’C) 第 図 (a) 嘉10図 (b) TC) 第13 図 第18図 第20図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)記録シート(1)を搬送するシート搬送手段(2)
    と、複数の色相インク(3)が夫々充填され、画像情報
    (G)に応じた熱エネルギが印加されたインク(3)部
    分のみを静電界にて記録シート(1)側に隆起させるこ
    とにより記録シート(1)上にカラー画像を形成する複
    数の熱静電型記録ヘッド(4:4a、4b、4c、4d
    )とを備えてなるカラーインクジェット記録装置であっ
    て、 上記各熱静電型記録ヘッド(4:4a、4b、4c、4
    d)は、インク吐出部(6s)が形成されたインク室(
    6)を有するヘッド本体(5)と、 上記インク吐出部(6s)内の画素ビット(b)に対応
    したインク(3)の単位領域に対し画像情報(G)に応
    じた熱エネルギを印加する熱エネルギ印加手段(7)と
    、 上記熱エネルギの印加タイミングに周期してインク吐出
    部(6s)内のインク(3)に対し隆起方向の静電界を
    形成する静電エネルギ印加手段(8)とを含み、 熱静電型記録ヘッド(4:4a、4b、4c、4d)の
    少なくとも一つには、 ヘッド本体(5)の設定印字範囲内の画像情報(G)総
    てが非印字データであるか否かを判別する画像情報判別
    手段(9)と、 この画像情報判別手段(9)にて対象画像情報(G)総
    てが非印字データであることを判別した際にヘッド本体
    (5)の設定印字範囲内における静電エネルギ印加手段
    (8)のエネルギ印加動作を禁止する禁止手段(10)
    とを付設したことを特徴とするカラーインクジェット記
    録装置。 2)記録シート(1)を搬送するシート搬送手段(2)
    と、複数の色相インク(3)が夫々充填され、画像情報
    (G)に応じた熱エネルギが印加されたインク(3)部
    分のみを静電界にて記録シート(1)側に隆起させるこ
    とにより記録シート(1)上にカラー画像を形成する複
    数の熱静電型記録ヘッド(4:4a、4b、4c、4d
    )とを備えてなるカラーインクジェット記録装置であっ
    て、 上記各熱静電型記録ヘッド(4:4a、4b、4c、4
    d)は、インク吐出部(6s)が形成されたインク室(
    3)を有するヘッド本体(5)と、 上記インク吐出部(6s)内の画素ビット(b)に対応
    したインク(3)の単位領域に対し画像情報(G)に応
    じた熱エネルギを印加する熱エネルギ印加手段(7)と
    、 上記インク吐出部(6s)内の画素ビット(b)を複数
    のブロック(B:B1、B2・・・Bn)に区画し、上
    記熱エネルギの印加タイミングに同期してインク吐出部
    (6s)内のインク(3)に対し隆起方向の静電界を各
    ブロック(B:B1、B2・・・Bn)毎に個別に形成
    するブロック単位静電エネルギ印加手段(11)とを含
    み、上記熱静電型記録ヘッド(4:4a、4b、4c、
    4d)の少なくとも一つには、 上記各ブロック(B:B1、B2・・・Bn)に対応す
    る画像情報(G)総てが非印字データであるか否かを個
    別に判別するブロック単位画像情報判別手段(12)と
    、このブロック単位画像情報判別手段(12)にて対象
    画像情報(G)総てが非印字データであると判別したブ
    ロック(B:B1、B2・・・Bn)に対応するブロッ
    ク単位静電エネルギ印加手段(11)のエネルギ印加動
    作を禁止するブロック単位禁止手段(13)とを付設し
    たことを特徴とするカラーインクジェット記録装置。
JP10728689A 1989-04-28 1989-04-28 カラーインクジェット記録装置 Pending JPH02286346A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10728689A JPH02286346A (ja) 1989-04-28 1989-04-28 カラーインクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10728689A JPH02286346A (ja) 1989-04-28 1989-04-28 カラーインクジェット記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02286346A true JPH02286346A (ja) 1990-11-26

Family

ID=14455239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10728689A Pending JPH02286346A (ja) 1989-04-28 1989-04-28 カラーインクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02286346A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1759851A3 (en) * 2005-08-30 2008-01-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid transporting apparatus and liquid transporting head
JP2010076191A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Fujifilm Corp 液滴吐出制御装置及び液滴吐出装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1759851A3 (en) * 2005-08-30 2008-01-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid transporting apparatus and liquid transporting head
US7686426B2 (en) 2005-08-30 2010-03-30 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid transporting apparatus and liquid transporting head
JP2010076191A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Fujifilm Corp 液滴吐出制御装置及び液滴吐出装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6068363A (en) Recording head and apparatus employing multiple temperature sensors to effect temperature control
KR100205164B1 (ko) 열전사식 컬러 프린터
US6817692B2 (en) Inkjet recording device and recording method
US7980672B2 (en) Inkjet printing apparatus and printing method
JPH07276695A (ja) 感熱記録装置
ATE144741T1 (de) Strahldrucker mit bläschen für bildaufzeichnungsvorrichtung
JPH0332844A (ja) 液体噴射記録ヘッド
JPH02286346A (ja) カラーインクジェット記録装置
JPH02249649A (ja) インクジェット記録装置
JP3001904B2 (ja) 画像記録装置
JPH04348956A (ja) サーマルヘッド
EP0427212A2 (en) Line-type thermal transfer recording method and apparatus
JPH02120049A (ja) インクジェット記録装置
EP3636442B1 (en) Heat transfer type printer and printed matter manufacturing method
JPH03284951A (ja) インクジェット記録装置
JP2887541B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2000000988A (ja) 画像記録方法
JPH03218841A (ja) インクジェット記録装置
JPS62249765A (ja) 印写装置
JPH02137940A (ja) 印写装置
JP3046061B2 (ja) インクジェット記録ヘッドおよび該記録ヘッドを用いる記録装置
JPS62251162A (ja) 印写装置
JPH055667B2 (ja)
JPH03199055A (ja) サーマルヘッドおよびその製造方法
JPH0548184B2 (ja)