JPH02249649A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

Info

Publication number
JPH02249649A
JPH02249649A JP7067689A JP7067689A JPH02249649A JP H02249649 A JPH02249649 A JP H02249649A JP 7067689 A JP7067689 A JP 7067689A JP 7067689 A JP7067689 A JP 7067689A JP H02249649 A JPH02249649 A JP H02249649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
block
electrostatic
image data
thermal energy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7067689A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Kato
誠一 加藤
Koichi Saito
孝一 斉藤
Yoshihiko Fujimura
義彦 藤村
Nanao Inoue
井上 七穂
Naoshi Kotake
小竹 直志
Hiroshi Ikeda
宏 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP7067689A priority Critical patent/JPH02249649A/ja
Publication of JPH02249649A publication Critical patent/JPH02249649A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、インクジェット記録装置に係り、特に、熱
エネルギと静電エネルギの協同作用にJ:リインクを飛
翔させるタイプのインクジェット記録装置の改良に関す
る。
[従来の技術] 従来この種のインクジェット記録装置としては例えば特
開昭62−225388号公報記載のものがある。
これは、ヘッド本体に所定のインクが充填される例えば
スリット状のインク室を形成し、このインク室の出口側
にあるインク吐出部の一側には画素密度に応じた発熱抵
抗体群が配列されてなる発熱抵抗体アレイ等の熱エネル
ギ印加手段を設ける一方、インク面から記録シート側へ
向けて臨界飛翔レベルの均一な静電界をインクに対し作
用させるべく静電エネルギ印加手段を設け、熱エネルギ
印加手段によって画像情報に応じた熱エネルギをインク
の単位領域に印加すると共に、静電エネルギ印加手段か
らの所定の静電界の誘引力によって加熱されたインクの
各単位領域を画像パターンに応じて記録シート側へ飛翔
させるようにしたものである。
[発明が解決しようとする課題] ところで、このような従来のインクジェット記録装置に
あっては、熱エネルギ印加手段に同期して静電エネルギ
印加手段を駆動させるようにしているので、熱エネルギ
印加手段に入力されるーライン分の画像情報うち比較的
広い領域が総て非印字データである、言い換えれば、熱
信号印加手段の発熱抵抗体の一つも加熱されないとして
も、静電エネルギ印加手段はインク吐出部内のインクに
対し一律に一定の静電エネルギを印加し、臨界飛翔レベ
ルの静電界を常時形成することになる。
ところが、画像パターンによっては、何ラインにも亘っ
て比較的広い非印字領域が周一箇所で続くことがあり、
このような場合には、前記非印字領域においても、形成
される静電界により、インクメニスカスがヘッド本体の
端部に過剰に引上げられ、印字データがないにも拘らず
インクが誤飛翔してしまう虞れがある。
この発明は以上の問題点に着目して為されたものであっ
て、ヘッド構成の簡略化、印字品質を良好に保ちながら
、静電エネルギ印加手段によるインクメニスカスの過剰
な引上げ現象を有効に防止し、もって、インクの誤飛翔
を回避するようにしたインクジェット記録装置を提供す
るものである。
[課題を解決するための手段] すなわち、この発明は、第1図に示ずように、熱エネル
ギが印加されたインク3の中位領域を静電界にて記録シ
ート6側へ飛翔させるようにしたインクジェット記録装
置を前提とし、インク吐出部2aが形成されたインク室
2を有する一つのヘッド本体1と、上記インク吐出部2
a内の画素ビットbに対応したインク3の単位領域に画
像情報Gに応じた熱エネルギを印加する熱エネルギ印加
手段4と、上記インク吐出f152aの画素ビットを複
数(例えばn個)のブロックB(具体的にはB1.82
・・・Bn)に区画し、上記熱エネルギの印加タイミン
グに同期してインク吐出部2a内のインク3に対し隆起
方向の静電界を各ブロックB(具体的には31.32・
・・Bn)毎に形成するブロック単位静電エネルギ印加
手段5と、上記各ブロックB (Bl 、B2・・・B
n)に対応する画像情報G総てが非印字データであるか
否かを個別に判別するブロック単位画像情報判別手段7
と、このブロック単位画像情報判別手段7にて対象画像
情報G総てが非印字データであると判別したブロック(
81、B2・・・Bn)に対応するブロック単位静電エ
ネルギ印加手段5のエネルギ印加動作を禁止するブロッ
ク単位禁止手段8とを備えたことを特徴とするものであ
る。
このような技術的手段において、上記ヘッド本体1とし
ては、一対の基板間に適宜スペーサを介在させてインク
室2を形成するものを始め、インク室2を有するもので
あれば適宜選択して差支えないし、上記ヘッド本体1の
インク吐出部2aとしてもスリット状、透孔状を問わな
い。
また、熱エネルギ印加手段4としては、発熱抵抗体を画
素ビットに応じて配列してなる発熱抵抗体アレイにて間
接的にインクを加熱するようにしてもよいし、−様発熱
抵抗体に画素ビット毎に配列されるスタイラス電極を接
触配置させて間接的にインクを加熱するようにしてもよ
いし、輻射線を加熱源として画素ビット毎にインクを加
熱するようにしてもよいし、所定の抵抗率を持つインク
自体に直接通電して加熱する等適宜選択することができ
る。特に、発熱抵抗体アレイを用いるタイプにおいて上
記発熱抵抗体の配設位置についでは、インク吐出部2a
内のインク3を所定の領域で加熱できる位置であれば、
インク吐出口に隣接する壁部でもよいし、インク吐出口
に対向する壁部でもよい。
更に、ブロック単位静電エネルギ印加手段5としては、
インク吐出部2a内のインク3で熱エネルギが印加され
たものを記録シート6側に隆起させる程度の静電界を形
成し得るものであれば適宜設計変更して差支えない。ま
た、ブロック単位静電エネルギ印加手段5のブロックの
分割数については画像パターン及び制御回路のコストを
考慮して適宜選定することができる。
更にまた、上記ブロック単位画像情報判別手段7として
は、各ブロックB内の画像情報総てが非印字データであ
ることをブロック日毎に個別判別し得るものであれば適
宜設計変更して差支えない。
また、上記ブロック単位禁止手段8としては、ブロック
単位静電エネルギ印加手段のエネルギ印加動作をブロッ
ク日毎に所定の条件下で禁止し、インクの吐出動作を回
避するものであれば適宜膜g1変更して差支えない。こ
の場合において、禁止の態様としては、静電エネルギを
全く印加せずに静電界零の状態にするものの(よかに、
インクを吐出させる上で必要な静電界より小さい静電界
を作用させるものをも含むものである。
[作用] 上述したような技術的手段によれば、ブロック単位画像
情報判別手段7は、ヘッド本体1の各ブロックB (B
1 、82 、・・・Bn)内における画像情報Gが総
て非印字データであるを各ブロック毎に判別し、その判
別信号をブロック単位禁止手段8に送出する。
すると、上記ブロック単位禁止手段8は上記ヘッド本体
1のうち総てが非印字データであるブロック内について
ブロック単位3?ffi工ネルギ印加手段5のエネルギ
印加動作を禁止するため、この間、ヘッド本体1の非印
字領域ブロックB内に位置するインク吐出部2a内のイ
ンク3に対して無駄な静電誘引力が作用することはない
また、この発明にあっては、一つのヘッド本体1にブロ
ック単位静電エネルギ印加手段5を組込むようにしてい
るので、夫々独立的に機能する複数のヘッド単位体を組
合せることによりヘッド本体1を作成する必要はない。
[実施例1 以下、添附図面に示す実施例に基づいてこの発明の詳細
な説明する。
第2図及び第3図において、インクジェット記録装置の
基本的構成は、インク吐出部11aが形成されたスリッ
ト状のインク室11を有するヘッド本体10と、インク
吐出部11aに充填されたインク12の単位領域に対し
画像情報に応じた熱エネルギを印加する熱エネルギ印加
手段20と、上記熱エネルギの印加タイミングに同期し
てインク12に所定レベルの静電エネルギを予め区画さ
れたブロックB(この実施例ではB1ないしBS)毎に
独立印加し、インク吐出部11a内のインク12に対し
隆起方向に静電界を形成するブロック単位静電エネルギ
印加手段30とを備えている。
この実施例において、上記ヘッド本体10は、例えばア
ルミナセラミックス等からなる一対の絶縁性基板13.
14の一方に所定のスペーサ部(図示せず)を形成し、
このスペーサ部を介在させて一対の絶縁性基板13.1
4を衝合配置して両者間にインク室11を形成したもの
である。そして、このインク室11は、吐出すべきイン
ク12が保持される微小ギャップのインク吐出部11a
と、このインク吐出部11aより幅広のギャップ空間と
して形成されるインク溜め部11bとで構成されている
。尚、符号15は一方の絶縁性基板14に所定間隔毎に
例えば五つ開設されるインク供給口である。
また、上記熱エネルギ印加手段20は、特に第3図及び
第4図に示すように、インク吐出部11aに対応した絶
縁性基板13の内面部に画素ビット(この実施例では8
ビット/m)毎に配列され且つ例えばTa2NにてM字
状に形成された発熱抵抗体21と、各発熱抵抗体21に
画像情報に応じた画像信号を供給する一対の通電用電極
22とで構成されており、上記発熱抵抗体21及び通電
用電極22は例えばSiO2からなる絶縁保護層23に
て被覆されている。そして、上記各発熱抵抗体21は3
20ピツト毎に五つのブロックB (B1ないし85)
に分割されており、各ブロックBの発熱抵抗体21に通
じる一方の通電用電極22は絶縁性基板13上に設訂さ
れたブロック毎の発熱抵抗体駆動用IC24(この実施
例では24 (1)ないし24(5))に接続され、ま
た、上記他方の通電用電極22の基部に対応した絶縁保
護層23にはスルーホール部25が開設されると共に、
上記絶縁保護層23上には共通通電用帰路電極26が設
けられ、スルーホール部25を介して上記通電用電極2
2に接触配置されている。
尚、符号27は発熱抵抗体駆動用ICの引出し電極、2
8は発熱抵抗体駆動用IC24を封止する絶縁性カバー
 29は発熱抵抗体駆動用I C24の引出し電極27
に接続されるフレキシブルケーブルである。
更に、ブロック単位静電エネルギ印加手段30は、上記
絶縁保護層23上に設けられた例えばCr (500人
)/Cu (10000人)/Cr(500人)の金属
層からなるヘッド測置8i31と、上記ヘッド本体10
の端面から所定距離だけ離間配置され且つ記録シート3
4の支持面としても機能するロール状の対向電極32と
、上記ヘッド側電極31と対向電極32との間に介装さ
れて両者間に静雷界形成用の高電圧をパルス状に印加す
る高圧スイッチング回路(図示せず)とで構成されてい
る。
そして、この実施例では、上記ヘッド側[i31は五つ
のブロックB (B1ないしB5)毎に分割されており
、夫々のヘット側電極31は、上記発熱抵抗体21に対
応した箇所に配列される主電極部35と、この主電極部
35からインク室12の深さ方向へ延びる線幅の狭い連
結用電極部36と、各連結用電極部36の基端部に接続
されて各連結用電極部36と直交する方向へ延びる共通
電極部37(この実施例では37 (1)〜37(5)
)とで構成され、発熱抵抗体21からの熱エネルギがヘ
ッド側電極31で不必要に拡散されることなく、インク
吐出部11aのインク12の単位領域に集中的に供給さ
れるようになっている。
尚、符号38は上記ヘッド側電極31へ接続されるフレ
キシブルケーブルである。
また、この実施例において用いられる熱エネルギ印加手
段20及びブロック単位静電エネルギ印加手段30の駆
動制御系を第5図に示す。
同図において、符号41はヘッド本体10の一ライン画
像データ(320x5=1600ビツト)Gを夫々のブ
ロックB (B1ないしB5)に対応した320ビツト
の分割画像データG(1)ないしG(5)に分割する画
像データ分割回路、42(R体内には42 (1)ない
し42(5))は各分割画像データG(1)ないしG(
5)を入力信号とし、対応するブロックBの発熱抵抗体
21及びヘッド側電極31(具体的には31 (1)〜
31(5))を個別に駆動制御すると共に、後述する対
向電極側制御回路へ駆動駆動制御信号を送出するヘッド
側個別制御回路、43は対向電極32への駆動Ill 
m信号を送出する対向電極側制御回路である。
次に、一つのヘッド側個別制御回路42を例に挙げて上
述した駆動制御系をより詳細に説明する。
第6図において、符号51は基準クロックOLを送出す
る基準信号発生回路、52Gよ基準クロックOLに従っ
て熱エネルギの印加タイミング信号を送出する熱エネル
ギタイミング回路、53は各ヘッド側個別制御回路42
内に夫々設けられ、基準クロックCLに従ってシリアル
に送出されてきた分割画像データG(1)ないしG(5
)のいずれかをパラレルデータに変換し、上記熱エネル
ギタイミング回路52からのタイミング信号に同期して
発熱抵抗体21へ分割画像データG(1)ないしG(5
)のいずれかを送出する熱エネルギ印加信号発生回路(
この実施例ではセイコーエプソン社製の32ビツトサー
マルヘツドドライバ5ED5232D)、54は熱エネ
ルギ印加用電源である。
また、第6図及び第7図において、符@55はM準りロ
ックCしに従って静電エネルギの印加りイミング信号を
送出する静電エネルギタイミング回路、56(具体的に
は56 (1)ないし56(5))は各ヘッド側個別制
御回路42内に夫々設けられ、後述する検出信号K(具
体的にはK(1)ないしK(5)のいずれか)が入力さ
れた場合に上記静電エネルギタイミング回路55からの
印加タイミング信号に同期して静電エネルギ印加信号を
対応するブロックB (B1ないしBS)の各ヘッド側
電極31に送出する第一の静電エネルギ印加信号発生回
路、57はその静電エネルギ印加用電源(この実施例で
は+HV (300V)) 、58は後述する検出信号
K(1)ないしK(5)のいずれかが入力された場合に
静電エネルギタイミング回路55からの印加タイミング
信号に同期して静電エネルギ印加信号を送出する第二の
静電エネルギ印加信号発生回路、59はその静電エネル
ギ印加用電源(コノ実施例rは−)IV (−1700
V))であり、これら55ないし59の各手段が上述し
た高圧スイッチ回路に相当する手段を構成している。
尚、ヘッド側電極31にはせいぜい+300Vの静電エ
ネルギ印加信号が与えられるようになっているので、発
熱抵抗体21とヘッド側1極31との間の絶縁保護層2
3(第3図参照)部分で絶縁破壊を生ずる懸念は有効に
回避されている。
更に、第6図及び第7図において、符号60(具体的に
は60 (1)ないし60(5))はこの発明のブロッ
ク単位画像情報判別手段7及びブロック単位禁止手段8
に相当するブロック単位画像情報判別禁止回路であり、
各ヘッド側個別制御回路42内に夫々設けられている。
このブロック単位画像情報判別禁止回路60(例えば6
0(1))は、熱エネルギ印加信号発生回路53に入ツ
ノされた分割画像データG(1)の総てが非印字データ
であるか否かを判別し、判別対象となる分割画像データ
G(1)のうち一つでも印字データがある場合に検出信
号K(具体的にはK(1))を第−及び第二の静電エネ
ルギ印加信号発生回路56及び58に出力すると共に、
判別対象となる分割画像データの総てが非印字データで
ある場合には検出信号Kを出力しないように作動するも
のである。
この実施例では、ブロック単位画像情報判別禁止回路6
0は、例えば第8図に示すように、熱エネルギ印加信号
発生回路53からシリアルアウトされた画像信号をパラ
レル信号に変換するレジスタ61と、このレジスタ61
からの分割画像データG(1)  (印字データがハイ
レベル信号)が一方側の入力ボートAi  (i=1〜
n)に入力され、他方側の入力ボートBi(t−1〜n
)にはローレベル信号が入力され、対応する各入力ボー
トAi 、 Biの入力群のうち一つでも不一致部分が
ある場合に検出信号K(1)を出力するコンパレータ6
2とで構成されている。
次に、第9図ないし第11図に基づいて、この実施例に
係るインクジェット記録装置の作動について説明する。
この実施例における印字条件として、画素ビットbのう
ち印字ビットとなる発熱抵抗体21に対し0 、25 
W/ 2.、01sec、の電力を与え、静電界形成用
の正負の高電圧の印加時間を夫々0.41sec、とじ
、更に、印字速度を1001−1zとした。
今、第9図に示すように、所定ライン(この実施例では
i+2ラインとする)の画像データGが総て非印字デー
タであるとすると、各画像データGは画像データ分割回
路41にて夫々分割画像データG(1)ないしG(5)
に分割された後、熱エネルギ印加信号発生回路53に所
定の基準クロックCLに従って送出されるが、各ブロッ
クBの発熱抵抗体21には何等熱エネルギ印加信丹は供
給されない(第10図(a)(b))。一方、各画像情
報判別禁止回路60は総て検出信号Kを出力しないので
、第10 図(c)(d)及び第11図(a)に示すよ
うに、第−及び第二の静電エネルギ印加信号発生回路5
6.58からは静電エネルギ印加信号S1゜B2が出力
されず、各ブロックBのヘッド側電極31と対向電極3
2との間には何等静電界が形成されることはない。
また、所定ライン(この実施例ではi、i+3ライン)
の画像データGの例えばブロックB1の一部が印字デー
タである場合には、印字データのあるブロックB1に対
応する記録ヘッド領域のみが印字動作を行い、他の記録
ヘッド領域は印字動作を行わない。
より具体的に説明すると、今、i若しくは1十3ライン
目の画像データGのうちブロックB1に対応する分割画
像データG(1)中に印字データが含まれている場合に
は、この分割画像データG(1)が基準クロックCLに
同期して熱エネルギ印加信号発生回路53に送出され、
熱エネルギ印加信号が印字ビットとなる発熱抵抗体21
に供給される(第10図(a)(b))。すると、印字
ビットとなる発熱抵抗体21が加熱されて対応するイン
ク単位領域に所定レベルの熱エネルギが供給され、加熱
されたインク単位領域の粘度、表面張力が低下する。一
方、上記分割画像データG(1)には印字データが含ま
れているので、上記画像情報判別禁止回路60は検出信
号K(1)を出力し、第10図(C)(d)に示すよう
に、第一の静電エネルギ印加信号発生回路56から静電
エネルギ印加信号S1がヘッド側電極31に供給される
と共に、第二の静電エネルギ印加信号発生回路58から
静電エネルギ印加信号S2が対向電極32に供給され、
第11図(b)に示すように、ヘッド側電極31と対向
電極32との間には両静電エネルギ印加信号31.32
の総和に基づく静電界が形成される。このため、加熱さ
れたインク単位ft!域のみが静電界の静電誘引力に引
張られて記録シート34側へ吐出隆起し、そのインク柱
の先端が記録シート34に付着転移するのである。
そしてまた、i+1ライン目の画像データG(印字デー
タはある)のうち分割画像データG(1)中に印字デー
タが存在しない場合には、熱エネルギ印加信号発生回路
53からブロックB1の発熱抵抗体21に対して熱エネ
ルギ印加信号は供給されない(第10図(a)(b))
。一方、上記画像情報判別禁止回路60は検出信号K 
(1)を出力しないため、第10図(C)に示すように
、第一の静電エネルギ印加信号発生回路56から静電エ
ネルギ印加信号S1はヘッド側電極31に供給されず、
他の個別ヘッド制御回路42のブロック単位画像情報判
別禁止回路60が印字データの存在に基づいて検出信号
Kを出力することになる分、第10図(d)に示づよう
に、第二の静電エネルギ印加信号発生回路58から静電
エネルギ印加信号S2が対向1fVi32に供給された
状態に保たれる。このとき、第11図(C)に示すよう
に、ヘッド電極31と対向電極32との間には静電エネ
ルギS2に基づく静電界が形成されることになるが、イ
ンク吐出時の静電界強汝に比べて(この実施例では17
00v)低いものに設定されているので、ブロックB1
のインク表面が前記静電エネルギ印加動作S2に基づく
静電界によって過剰に隆起する事態は有効に回避される
。このため、ブロックB1の各インク単位領域は記録シ
ート側へ僅かながらも隆起することなくそのままの状態
を保つことになり、記録シート34には何等印字ドツト
は形成されない。
このような動作過程において、上記ブロック単位画像情
報判別禁止回路60を用いないものを比較例とし、実施
例との印字性能を比較したところ、比較例にあっては、
非印字ブロックが数ラインに亘って続くと、インクの一
部に誤飛翔に伴うがぶりが見られたが、実施例の方には
そのような現象は見られず、良好な結果が得られた。
尚、印字速度の高速化を企図するに当って、通常の静電
エネルギ印加信号を供給するに先立って、補助静電エネ
ルギ印加信号を供給する手法を採用するようにしても差
支えない。この場合において、補助静電エネルギ印加信
号としては、それのみではインクの吐出隆起し得ない程
度のものであることが必要であり、通常静電エネルギ印
加信号よりエネルギレベルの低いものが選択される。
[発明の効果] 以上説明してきたように、この発明に係るインクジェッ
ト記録装置によれば、ヘッド本体の所定ブロック内の画
像情報が総て非印字データであるときには、当該ブロッ
クに対するブロック単位静電エネルギ印加手段のエネル
ギ印加動作を禁止するようにしたので、例えば、所定ブ
ロックに対応する領域で非印字データが数ラインに亘っ
て続いたとしても、インク表面に静電誘引力が作用する
ことはなく、静ff1ffl引力によるインクメニスカ
スの過剰隆起をブロック単位で細かく防止でき、もって
、インクの誤飛翔をブロック単位で効率的に回避するこ
とができる。
また、この発明に係るインクジェット記録装置によれば
、一つのヘッド本体にブロック単位静電エネルギ印加手
段を組込むようにしているので、ヘッド本体を作成する
上で夫々独立的に機能する複数のヘッド単位体を組合せ
る必要がなくなる。
このため、画像のつながりを良好に保つ上でヘッド単位
体相互の機械的位置調整を正確に行う必要がなくなるば
かりか、ヘッド単位体を組合「たタイプにあっては、印
字gA域を直線上に配置する上でヘッド単位体を並設で
きない分ヘッド本体の配設スペースが嵩むが、このよう
なスペース上の問題をも解消することができ、更に、熱
エネルギ印加手段として発熱抵抗体を用いるような場合
、ヘッド単位体を組合せたタイプにあっては、ヘッド単
位体相互の発熱抵抗体の抵抗値のばらつきによって、ヘ
ッド単位体相互の印字ドツト径がばらついてしまうが、
このような印字ドツト径のばらつきを回避して、印字品
質を良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るインクジェット記録装置の概略
構成を示すブロック図、第2図はこの発明に係るインク
ジェット記録装置の一実施例を示す平面説明図、第3図
は第2図中Ir−II線断面図、第4図は第2図中■部
一部破断説明図、第5図は実施例の駆動制御系の概略を
示すブロック図、第6図は実施例で用いられるヘッド側
個別制御回路の詳細を示ずブロック図、第7図は実施例
で用いられる静電エネルギ印加手段の詳細を示すブロッ
ク図、第8図は実施例で用いられる画像情報判別禁止回
路の具体例を示す説明図、第9図は実施例で用いられる
画像パターンの一例を示す説明図、第10図(a)ない
しくd)は実施例のインクジェット記録装置の作動状態
を示づタイミングチャート、第11図(a)ないしくC
)は実施例で用いられる静電エネルギ印加手段の作動状
態を示すグラフ図である。 [符号の説明J B (B1ないしBn)・・・ブロックG・・・画像情
報 1・・・ヘッド本体 2・・・インク室 2a・・・インク吐出部 3・・・インク 4・・・熱エネルギ印加手段 5・・・ブロック単位静電エネルギ印加手段6・・・記
録シート 7・・・ブロック単位画像情報判別手段8・・・ブロッ
ク単位禁止手段 1ム 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 熱エネルギが印加されたインク(3)の単位領域を静電
    界にて記録シート(6)側へ飛翔させるようにしたイン
    クジェット記録装置において、 インク吐出部(2a)が形成されたインク室(2)を有
    する一つのヘッド本体(1)と、 上記インク吐出部(2a)内の画素ビット(b)に対応
    したインク(3)の単位領域に画像情報(G)に応じた
    熱エネルギを印加する熱エネルギ印加手段(4)と、 上記インク吐出部(2a)内の画素ビット(b)を複数
    のブロック(B:B1、B2・・・Bn)に区画し、上
    記熱エネルギの印加タイミングに同期してインク吐出部
    (2a)内のインク(3)に対し隆起方向の静電界を各
    ブロック(B:B1、B2・・・Bn)毎に個別に形成
    するブロック単位静電エネルギ印加手段(5)と、 上記各ブロック(B:B1、B2・・・Bn)に対応す
    る画像情報(G)総てが非印字データであるか否かを個
    別に判別するブロック単位画像情報判別手段(7)と、 このブロック単位画像情報判別手段(7)にて対象画像
    情報(G)総てが非印字データであると判別したブロッ
    ク(B:B1、B2・・・Bn)に対応するブロック単
    位静電エネルギ印加手段(5)のエネルギ印加動作を禁
    止するブロック単位禁止手段(8)とを備えたことを特
    徴とするインクジェット記録装置。
JP7067689A 1989-03-24 1989-03-24 インクジェット記録装置 Pending JPH02249649A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7067689A JPH02249649A (ja) 1989-03-24 1989-03-24 インクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7067689A JPH02249649A (ja) 1989-03-24 1989-03-24 インクジェット記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02249649A true JPH02249649A (ja) 1990-10-05

Family

ID=13438490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7067689A Pending JPH02249649A (ja) 1989-03-24 1989-03-24 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02249649A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6068363A (en) Recording head and apparatus employing multiple temperature sensors to effect temperature control
JPH0144151B2 (ja)
CN100567007C (zh) 热印刷头
US20080036804A1 (en) Element substrate, recording head using the element substrate, and recording apparatus
WO2006062151A1 (ja) サーマルプリントヘッド
EP0488806B1 (en) Ink jet recording head and driving circuit therefor
JPH0332844A (ja) 液体噴射記録ヘッド
US4712930A (en) Gradation thermal printhead and gradation heat transfer printing apparatus
JPH02249649A (ja) インクジェット記録装置
JPH02286346A (ja) カラーインクジェット記録装置
JP2008023921A (ja) ラインプリンタ
JPH02120049A (ja) インクジェット記録装置
CA1089921A (en) Printer with moving printing head
JP3046061B2 (ja) インクジェット記録ヘッドおよび該記録ヘッドを用いる記録装置
JP3592440B2 (ja) サーマルプリントヘッド
JP3038969B2 (ja) サーマルヘッド
JPH01232054A (ja) インクジェット記録装置
JPS6042070A (ja) 感熱記録装置
JPH10202881A (ja) 静電式インクジェット記録ヘッド
KR100450779B1 (ko) 버블제트프린터
JP2006175800A (ja) インクジェット記録方法
JPH05338208A (ja) サーマルヘッドの駆動方法
JP2001277520A (ja) 記録ヘッド並びに該記録ヘッドを用いた画像記録装置
JPH10250054A (ja) 記録装置
JPH0624023A (ja) サーマルヘッド