JPH02286340A - インクジェット記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】 本発明は、記録ヘッドからインクを被記録材に吐出させ
て、被記録材に記録を行うインクジェット記録装置に関
する。 〔従来の技術〕 インクジェット記録装置は、ノンインパクト型の記録装
置であるので騒音が少ないこと、また多色のインクを使
用することによりカラー画像記録も容易であること等の
特長を有しており、近年急速に普及しつつある。 第７図は従来例に係るインクジェット記録装置の概略斜
視図、第８図は第７図の要部概略正面図である。 ロール状に巻かれた被記録材５は、搬送ローラ１．２．
１０を経て一対の給紙ローラ３ａ、３ｂで挟持され、給
紙ローラ３ａに結合された副走査モータ１８の駆動に伴
い、図中矢印Ａ、Ｂ方向に送られる。そして、この被記
録材５を横切ってガイドレール６、エンコーダ７が互い
に平行に配置されており、このガイドレール６、エンコ
ーダ７には、記録ヘッドユニット９を搭載し、図示しな
い駆動手段により矢印Ｃ方向（被記録材５の幅方向）に
往復動（走査）されるキャリッジ８が支持されている。 上述の記録ヘッドユニット９は、４色のイエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラックのそれぞれの各インク滴をエン
コーダ７のタイミング信号に従って吐出する４つの記録
ヘッド９ａ、９ｂ９ｃ、９ｄと、各記録ヘッド９ａ〜９
ｄに図示しないチューブを介してインクを供給する４つ
のインクタンク（図示せず）とから構成されている。 各記録ヘッド９ａ〜９ｄの記録密度は４００ｄｐｉで、
ノズル数は２４６本である。そして、被記録材５は、記
録ヘッドユニット９の印字幅分ずつ間欠送りされるが、
被記録材５が停止しているときにキャリッジ８が矢印Ｐ
方向に走査され、各記録ヘッド９８〜９ｄから画像信号
に応じたインク滴が被記録材５に吐出されて記録がなさ
れる。 一方、第８図に示すように、被記録材５の記録領域りと
記録ヘッド９８〜９ｄとの距離を一定に保持するために
、被記録材５を介して記録ヘッド９８〜９ｄの反対側の
位置には、図示しない部材を介して記録装置のフレーム
（図示せず）に支持されたプラテン１１が設けられてお
り、このプラテン１１は共通通路１５を有しており、さ
らに共通通路１５に遅過する複数個の空気吸引孔１２が
先端部に形成されていることにより被記録材吸着部１６
が一体的に設けられており、被記録材吸着部１６が被記
録材５に対向している。さらに、共通通路１５と空気吸
引ポンプ１３をチューブ１４で接続し、空気吸引ポンプ
１３の動力により、空気吸引孔１２から共通通路１５、
チューブ１４を介して強制的に空気を吸引し、被記録材
５をプラテン１１に吸引密着させるものである。 ところが、被記録材５がカール状に変形している場合や
、記録ヘッド９８〜９ｄから吐出されるインク滴の量が
多く、該インク滴の乾燥により被記録材５が伸縮する場
合には、空気吸引ポンプ１３の吸引力を例えば−２００
ｍｍａｑ以上と大きく設定する必要がある。この結果、
第８図に示したように、被記録材５がプラテン１１に吸
引密着される際、空気吸引孔１２の直径が被記録材５の
厚さに対して十分に小さくないので、被記録材５の空気
吸引孔１２に対向する部分が空気吸引孔１２内に吸い込
まれてしまい、被記録材５が凹凸状に変形し、記録ヘッ
ドユニット９により記録される記録領域りにインクの濃
度むら、にじみや流れ等の悪影響が及ぼされるという不
具合があった。 上記不具合を解消するため、従来のインクジェット記録
装置においては、（１）厚さが厚く、強度的に優れた被
記録材を使用したり、前記伸縮の発生を防止するため、
（２）厚いインク吸収コート層を有する被記録材を使用
したり、あるいは（３）記録ヘッドから吐出されるイン
ク滴の量を減らしていた。 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、上述した従来のインクジェット記録装置
においては、プラテンの空気吸引孔の直径が被記録材の
厚さに対して充分小さくなく、（１）Ｌ：ｒｆ場合、記
録装置内における被記録材の搬送が困難となり、（２）
の場合、被記録材の搬送の際、インク吸収コート層が剥
離しやすく、記録画像の品位が著しく低下し、（３）の
場合、記録画像の記録濃度が低下し、品位の悪い記録画
像しか得られないという問題点がある。 本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、被
記録材の搬送が困難とならず、被記録材が凹凸状に変形
せず、記録ヘッドと被記録材との距離を一定に保持して
高品位の記録画像を得ることができるインクジェット記
録装置を提供することを目的としている。 ［問題を解決するための手段］ 上記目的を達成するため、本発明は、記録ヘッドからイ
ンクを被記録材に吐出させて、被記Ｓ、染村に記録を行
うインクジェット記録装置において、 空気吸引手段と、 前記空気吸引手段に連通ずる複数個の空気吸引孔を備え
たプラテンと、 を有し、 前記空気吸引孔の直径あるいは幅をｒｍｍ、前記被記録
材の厚さをｔｍｍ、とするとき、前記各寸法の間に、 １０　ｔ＞ｒ の関係を有することを特徴とする。 また、プラテンは、空気吸引孔である小孔を備えた被記
録材吸着部が形成されている。 そして、プラテンは、空気吸引孔である開口を備えたメ
ツシュ状の被記録材吸着部が形成されている。 さらに、記録ヘッドからインクを被記録材に吐出させて
、被記録材に記録を行うインクジェット記録装置におい
て、 空気吸引手段と、 前記空気吸引手段に連通ずる空気通路が形成されたプラ
テンと、 前記プラテンの吸引側部位に設けられ、複数個の空気吸
引孔を備えた被記録材吸着部材と、を有し、 前記空気吸引孔の直径あるいは幅をｒｍｍ、前記被記録
材の厚さをｔｍｍ、とするとき、前記各寸法の間に、 １０　ｔ＞ｒ の関係を有することを特徴とする。 また、被記録材吸着部材は、空気吸引孔である開口を備
えたメツシュ状の部材である。 そして、被記録材吸着部材は、空気吸引孔である小孔を
６ｍえた薄板状の部材である。 さらに、空気吸引手段は、チューブを介してプラテンに
接続される空気吸引ポンプからなる。 ［作　　　用１ 上記のとおり構成された本発明においては、被記録材の
厚さに対して直径あるいは幅が非常に小さな空気吸引孔
が被記録材吸着部あるいは被記録材吸着部材に複数個形
成されていることにより、空気吸引手段を起動すると、
複数個の空気吸引孔内に空気が吸引され、被記録材は被
記録部材吸着部あるいは被記録材吸着部材に一様に吸引
密着されるので、被記録材が凹凸状に変形せず、厚い被
記録材や厚いインク吸収コート層を有する被記録材を使
用しなくてもよい６ ［実　施　例１ 次に、本発明の実施例について図面を９照して説明する
。 以下に示す各実施例は、第７図および第８図に示した従
来例を改良したものであり、相違点について説明する。 （第１実施例） 第１実施例においては、第１図および第２図に示すよう
に、プラテンｌｌａの上下側端部な除く先端部には、共
通通路１５ａに連通ずる空気吸弓孔である複数個の小孔
１２ａが形成されていることにより、被記録材吸着部１
６ａが設けられている。このプラテンｌｌａは、被記録
材吸着部１６ａが被記録材５に対向するように被記録材
５を介して記録ヘッド９８〜９ｄの反対側に配設されて
おり、共通通路１５ａがチューブ１４ａを介して空気吸
引手段である空気吸引ポンプ１３ａに接続されている。 そして、上述の小孔１２ａの直径ｒ１ｍｍは、被記録材
５の厚さをｔｍｍ、とすると、関係式１０ｔ＞ｒｌを満
足するものである。 上述のとおり構成された本実施例においては、非常に小
さな直径の小孔１２ａが複数個形成されていることによ
り、空気吸引ポンプ１３ａを起動すると、複数個の小孔
１２ａ内に空気が吸引され、該空気が小孔１２ａ、共通
通路１５ａ。 チューブ１４ａを介してポンプ１３ａに導かれるので、
被記録材５は被記録材吸着部１６ａに一様に吸引密着さ
れて、凹凸状に変形せず、従来の厚い被記録材や厚いイ
ンク吸収コート層を有する記録材を使用しなくてもよい
。 なお、本実施例のインクジェット記録装置では、ＰＰＣ
用紙、インクジェット用コート紙の他にインク吸収コー
ト層をコーティングしたフィルム等を被記録材５として
用いることができ、したがって被記録材５の厚さｔとし
ては３０μｍから５００μｍくらいの範囲で十分である
が、好ましくは５０μｍから２００μｍ、さらに好まし
くは８０μｍから１５０μｍくらいの厚さの被記録材５
に対して、本発明の効果が顕著であった。 第１表には、本実施例における実験データと本実施例に
対する比較例の実験データとが示されており、第２図に
おいて、 Ｌ″ｔ　１６ｍｍ、　Ｄ４１１の場合のデータを示しで
ある。 上記第１表から明らかなように、被記録材吸着部１６ａ
に形成される小孔１２ａの直径ｒ＋ｍｍは、被記録材５
に厚さｔｍｍに対して、式Ｌｏｔ＞ｒｌを満足するもの
であれば良いことがわかる。 （第２実施例） 第２実施例においては、第３図および第４図に示すよう
に、プラテンｌｌｂの上下側端部な除く先端部には、共
通通路１５ｂに連通する空気吸弓孔である複数個の開口
１７ａが形成されていることにより、メツシュ状の被記
録材吸着部１６ｂが設けられている。このプラテンｌｌ
ｂは、被記録材吸着部１６ｂが被記録材５に対向するよ
うに被記録材５を介して記録ヘッド９８〜９ｄの反対側
に配設されており、共通通路１５ｂがチューブ１４ｂを
介して空気吸引ポンプ１３ｂに接続されている。そして
、上述の開口１７ｂの幅ｒ２ｍｍは、被記録材５の厚さ
をｔｍｍとすると、関係式１０ｔ＞ｒｚを満足するもの
である。 （第３実施例） 第３実施例においては、第５図に示すように、共通通路
１５ｃに連通ずる複数個の空気通路１２ｂが形成された
プラテンｌｌｃは、被記録材５を介して記録ヘッド９８
〜９ｄの反対側に配設されている。さらに、このプラテ
ンｌｌｃの吸引側部位には、空気吸引孔である複数個の
開口１７ｂが形成されたメツシュ状の被記録材吸着部材
１６ｃが設けられており、共通通路１５ｃがチューブ１
４ｃを介して空気吸引ポンプ１３ｃに接続されている。 そして、上述の開口１７ｂの幅ｒ　３ｍｍは、被記録材
５の厚さをｔｍｍとすると、関係式１０　ｔ　＞　ｒ　
３を満足するものである。なお、図中において、Ｒｌ１
ｍ　＞　ｔｍｍ、　　Ｄ　ｌ１ｍ　＞　ｔｍｍ、　Ｒｔ
ｍｍ＞　ｒ　３ｍｍ　、　Ｄ　ｕｎｍ　＞　ｄ　ｔｍｍ
の関係にある。 前述の第１および第２実施例においては、プラテンｌｌ
ａ、ｌｌｂの先端部に複数個の小孔１２ａあるいは開口
１７ａが形成されて被記録材吸着部１６ａ、１６ｂが設
けられているので、プラテンｌｌａ、ｌｌｂつまり被記
録材吸着部１６ａ、１６ｂの機械的強度の低下を防止す
るため、吸着部１６ａ、１６ｂの厚さＤを充分に太きく
しなければならず、このため吸着部１６ａ。 １６ｂにおける空気の吸引抵抗も大きくなり、被記録材
５の吸着部１６ａ、１６ｂへの吸引密着性が低下すると
いう不具合がある。また、プラテン１１ａ、ｌｌｂに吸
着部１６ａ、１６ｂを形成することは製造上困難性が伴
なうという不具合もある。 本実施例は、上述の不具合を解決できるものであり、つ
まり、被記録材５の厚さｔに対して充分大きな直径Ｒ１
の空気通路１２ｂをプラテン１１ｃに厚さＤＩ　　（Ｄ
Ｉ　＞ｔ）の範囲内に形成して、プラテンｌｌｃの機械
的強度を充分に維持したうえに、比較的薄い厚さｄ、（
ｄｌ　＜ｔ）の記録材吸着部材１６ｃをプラテンｌｌｃ
に別体のものとして設けたものであるので、上述の製造
上の困難性が伴なわず、被記録材５の吸引密着性の低下
を防止できる。 （第４実施例） 第４実施例においては、第６図に示すように、共通通路
１５ｄに連通ずる複数個の空気通路１２ｃが形成された
プラテンｌｉｄは、被記録材５を介して記録ヘッド９８
〜９ｄの反対側に配設されている。さらに、プラテンｌ
ｉｄの吸収側部位には、空気吸引孔である複数個の小孔
１２ｄが形成された薄板状の被記録材吸着部材１６ｄが
設けられており、共通通路］、５ｄがチューブ１４ｄを
介して空気吸引ポンプ１３ｄに接続されている。そして
、上述の小孔１２ｄの直径ｒ４ｍｍは、被記録材５の厚
さをｔｍｍとすると、関係式１０ｔ＞ｒ、を満足するも
のである。なお、図中において、Ｒ２ｍｍ＞　ｔｍｍ、
　Ｄ、ｍｍ　＞　ｔｍｍ、　　Ｒｚｍｍ　＞ｒ４ｍｍ　
、　Ｄｚｍｍ　＞ｄｚｍｍの関係にある。 上述の被記録材吸着部材１６ｄはポリエチレン製のフィ
ルムで構成されており、小孔１２ｄの形成は、レーザー
加工、針による穴あけ加工により行なうことができる。 本実施例においては、複数個の開口１７ｂが形成された
メツシュ状の被記録材吸着部材１６ｃを用いる第３実施
例と比較すると、小孔１２ｄの数を必要以上に多くせず
、吸着部材１６ｄにおける空気の吸引抵抗を減少させる
ことができるので、空気吸引ポンプ１３ｄの空気吸引量
、吸引力を小さく設定でき、空気吸引ポンプ１３ｄの小
型化あるいは消費電力の節減が可能となる。 第２表には、本実施例における実験データと本実施例に
対する比較例の実験データとが示されており、第６図に
おいて、 Ｌ４１６ｍｍ、　Ｒ２Ｌ９φ２ｍｍ、　Ｄ２４１ｍｍ、
ｄｚＬＦ１００μｍの場合のデータを示しである。 上記第２表から明らかなように、被記録材吸着部材１６
ｄに形成される小孔１２ｄの直径ｒ　４ｍｍは、被記録
材５の厚さｔｍｍに対して、式ｌｏｔ＞ｒ４を満足する
もであれば良いことがわかる。 ｒ発明の効果〕 本発明は上述のとおり構成されているので、以下に記載
するような効果を奏する。 請求項１．２および３に記載の発明においては、厚い被
記録材や厚いインク吸収コート層を有する被記録材の使
用が不要になって、被記録材の搬送が困難にならないと
ともに、被記録材がプラテンに一様に吸引密着され、被
記録材が凹凸状に変形せず、記録ヘッドと被記録材との
距離を一定に保持して、高品位の記録画像を得ることが
できる。 請求項４．５に記載の発明においては、上記効果の他、
プラテンの製造上の困難性が伴なわず、さらに被記録材
の被記録材吸着部材への吸引密着性が向上する。 請求項６に記載の発明においては、請求項４゜５に記載
の他、空気吸引ポンプの小型化あるいは消費電力の節減
が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のインクジェット記録装置の第１実施例
の概略斜視図、第２図は第１図の要部概略正面図、第３
図は本発明の第２実施例の概略斜視図、第４図は第３図
の要部概略正面図、第５図は本発明の第３実施例の要部
概略正面図、第６図は本発明の第４実施例の要部概略正
面図、第７図は従来例に係るインクジェット記録装置の
概略斜視図、第８図は第７図の要部概略正面図である。 １．２．１０・・・搬送ローラ、 ３ａ、３ｂ・・・給紙ローラ、 ５・・・被記録材、　６・・・ガイドレール、７・・・
エンコーダ、８・・・キャリッジ、９・　・　・記録ヘ
ッドユニット、 ９ａ、９ｂ、９ｃ、９ｄ−・・記録ヘッド、１１．１１
ａ、Ｉｌｂ、１１ｃ、ｌｌｄ・・−プラテン、１２・・
・空気吸引孔、 １２ａ、１２ｄ・・・小孔（空気吸引孔）、１２ｂ、１
２ｃ・＝空気通路、 １３、＋３ａ、１３ｂ、＋３ｃ、＋３ｄ−・−空気吸引
ポンプ、１４．１４ａ、＋４ｂ、１４ｃ、＋４ａ・−・
チューブ、１５、１５ａ、　１５ｂ、　１５ｃ、　＋５
ｄ　・・・共通通路、１６．１６ａ、１６ｂ・・−被記
録材吸着部、１６ｃ、１６ｄ・・・被記録材吸着部材、
１７ａ、１７ｂ・・・開口（空気吸引孔）、１８・・・
副走査モータ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、）記録ヘッドからインクを被記録材に吐出させて、
   被記録材に記録を行うインクジェット記録装置において
   、 空気吸引手段と、 前記空気吸引手段に連通する複数個の空気吸引孔を備え
   たプラテンと、 を有し、 前記空気吸引孔の直径あるいは幅をｒｍｍ、前記被記録
   材の厚さをｔｍｍ、とするとき、前記各寸法の間に、 １０ｔ＞ｒ の関係を有することを特徴とするインクジェット記録装
   置。 ２、）プラテンは、空気吸引孔である小孔を備えた被記
   録材吸着部が形成されている請求項１に記載のインクジ
   ェット記録装置。 ３、）プラテンは、空気吸引孔である開口を備えたメッ
   シュ状の被記録材吸着部が形成されている請求項１に記
   載のインクジェット記録装置。 ４、）記録ヘッドからインクを被記録材に吐出させて、
   被記録材に記録を行うインクジェット記録装置において
   、 空気吸引手段と、 前記空気吸引手段に連通する空気通路が形成されたプラ
   テンと、 前記プラテンの吸引側部位に設けられ、複数個の空気吸
   引孔を備えた被記録材吸着部材と、を有し、 前記空気吸引孔の直径あるいは幅をｒｍｍ、前記被記録
   材の厚さをｔｍｍ、とするとき、前記各寸法の間に、 １０ｔ＞ｒ の関係を有することを特徴とするインクジェット記録装
   置。 ５、）被記録材吸着部材は、空気吸引孔である開口を備
   えたメッシュ状の部材である請求項４に記載のインクジ
   ェット記録装置。 ６、）被記録材吸着部材は、空気吸引孔である小孔を備
   えた薄板状の部材である請求項４に記載のインクジェッ
   ト記録装置。 ７、）空気吸引手段は、チューブを介してプラテンに接
   続される空気吸引ポンプからなる請求項１、２、３、４
   、５または６に記載のインクジェット記録装置。