JPH0228589Y2 - - Google Patents

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JPH0228589Y2
JPH0228589Y2 JP1983020320U JP2032083U JPH0228589Y2 JP H0228589 Y2 JPH0228589 Y2 JP H0228589Y2 JP 1983020320 U JP1983020320 U JP 1983020320U JP 2032083 U JP2032083 U JP 2032083U JP H0228589 Y2 JPH0228589 Y2 JP H0228589Y2
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JP
Japan
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cathode
electron
microwave tube
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electron beam
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JP1983020320U
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JPS59126451U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、直線ビームマイクロ波管、特に直線
ビームマイクロ波管の電子銃部のカソードに関す
るものである。
直線ビームマイクロ波管は、電子ビームの源で
ある電子を放出し、任意の形状に成形する電子銃
部、電子ビームを捕促してその運動エネルギーを
熱的エネルギーに変換するコレクタ部、直流エネ
ルギーを高周波エネルギーに変換する高周波回路
部、電子銃部から放出された電子ビームが電子同
士の反発によつて発散し、径が拡がるのを磁気的
エネルギーで抑制し、かつ一定のビーム形状を保
ちながら電子ビームをコレクタまで集束する為の
集束磁界装置等で構成されている。
この直線ビームマイクロ波管の電子銃部のカソ
ードは、ポーラスタングステン中に酸化物の電子
放射体を含侵した、含侵形カソードが高電流密度
が得られるという点で一般に採用されている。
従来技術による電子銃の例を第1図に示す。
図によれば、電子ビーム10を放出するカソー
ド1、カソード1を動作温度に加熱するヒータ
2、カソード1から放出された電子をビーム状に
形成するウエネルト3、集束磁界の磁路となり電
子銃部にかかる磁界パターンを整えるポールピー
ス5、電子ビーム10が通過し、高周波回路に属
する陽極4、各電極を絶縁する絶縁部材6,7お
よびこれらを所定の位置に固定する支持体ならび
に接合用金属部材、封入皿等から成つている。
このような電子銃において、カソード1の形状
は、カソードローデイングを考慮して設計され
る。また、ウエネルト3、陽極4も使用電圧や磁
界パターン等を考慮して設計される。この場合、
カソードからは一様な電子放射があるものとして
設計されている。しかしながら、長時間使用する
と、カソード自身がヒーターにて高温に加熱され
ている為に電子放射を行うかたわらガス放出(吸
蔵ガス)も行つている。この他、ガス放出につい
ては、真空外囲器を形成する金属からのガス放出
もある。このガスは、電子ビームの径と、陽極4
との径の間を通つて排気されている。しかしなが
らカソード1の中心部で発生するガスは周囲の電
子につつまれた状態となり、なかなか排気されな
い。したがつて中心部は局部的に、真空度が低下
した状態となる。このように真空度が低下してい
るところで高温に加熱されるとカソード表面が劣
化し、電子放射能力が低下する。最後には、電子
放射が停止してしまう。
また、マイクロ波管内のガスがイオン化され、
正イオンが電子と反対方向へ加速されてカソード
表面をたたく。この現象はカソードの中心部に近
い程著しい。この場合も電子放射能力が低下する
結果となる。
このようにカソードの中心部からの電子放射が
停止すると必然的にビーム径状にリツプルが生
じ、このリツプルによつて高周波特性が変化した
り、ビーム透過特性が悪化したりする欠点が生じ
る。
本考案の目的は、このような従来技術の欠点を
完全に解消し、長時間安定な特性をもつ直線ビー
ムマイクロ波管用電子銃を提供するものである。
本考案はカソードの中心部に電子放射が少ない
材料でかつ高温に耐えられる材料(例えばモリブ
デン)で製造された部材8を有することを特徴と
する。
以下、図面を参照しながら本考案を詳細に説明
する。
第2図に本考案を採用した直線ビームマイクロ
波管用電子銃の一実施例を示す。本考案の特徴で
あるカソード1′は、中心部に部材8をかん含す
る穴を加工してある。部材8はカソード1′のか
ん含する外径寸法と片面がカソード1′の球と同
じ球面に仕上げられている。この両品を高温度の
ろう付に用いるろう材(例えばモリブデン−47%
ニツケル−51%の成分を有する合金)にてろう付
する。この部材8は、モリブデンにて製造されて
いる。ウエネルト3′、陽極4′の形状はカソード
1′の中心部からは電子放射がないものとして当
初から良好な高周波特性、ビーム透過特性が得ら
れるように設計されている。他の構造は、従来技
術と同様である。
このような構造を採用すれば、当初からカソー
ドの中心部からは、電子放射がないものとして設
計されているので、長時間使用してもビームの形
状は変化しないので高周波特性やビーム透過特性
の変化はなく安定した直線ビームマイクロ波管を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来技術の直線ビームマイクロ波管
用電子銃の断面図、第2図は、本考案の一実施例
を示す直線ビームマイクロ波管用電子銃の断面図
である。 1……カソード、2……ヒータ、3……ウエネ
ルト、4……陽極、5……ポールピース、6,7
……絶縁部材、8……部材、10……電子ビー
ム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電子ビームを射出形成する電子銃部、該電子ビ
    ームを捕促するコレクタ部、該電子ビームと交互
    作用を行なう高周波回路部、電子ビームを集束す
    る集束装置部からなる直線ビームマイクロ波管に
    おいて、前記電子銃部は、表面が球の一部から成
    り電子放射を行うカソードの中心部に電子放射の
    少ない部分を設けたカソードを含むことを特徴と
    する直線ビームマイクロ波管。
JP2032083U 1983-02-15 1983-02-15 直線ビ−ムマイクロ波管 Granted JPS59126451U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2032083U JPS59126451U (ja) 1983-02-15 1983-02-15 直線ビ−ムマイクロ波管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2032083U JPS59126451U (ja) 1983-02-15 1983-02-15 直線ビ−ムマイクロ波管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59126451U JPS59126451U (ja) 1984-08-25
JPH0228589Y2 true JPH0228589Y2 (ja) 1990-07-31

Family

ID=30151451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2032083U Granted JPS59126451U (ja) 1983-02-15 1983-02-15 直線ビ−ムマイクロ波管

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JP (1) JPS59126451U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51100673A (ja) * 1975-01-31 1976-09-06 Varian Associates
JPS532531U (ja) * 1976-06-25 1978-01-11

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51100673A (ja) * 1975-01-31 1976-09-06 Varian Associates
JPS532531U (ja) * 1976-06-25 1978-01-11

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Publication number Publication date
JPS59126451U (ja) 1984-08-25

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