JPH0228556Y2 - - Google Patents

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JPH0228556Y2
JPH0228556Y2 JP9413680U JP9413680U JPH0228556Y2 JP H0228556 Y2 JPH0228556 Y2 JP H0228556Y2 JP 9413680 U JP9413680 U JP 9413680U JP 9413680 U JP9413680 U JP 9413680U JP H0228556 Y2 JPH0228556 Y2 JP H0228556Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、鍵盤式の電子楽器におけるキヤビ
ネツト構造に関するものである。
〔従来の技術〕
電子楽器、特に携帯型の電子楽器におけるキヤ
ビネツト構造はコストの低減を計るため、樹脂成
形のキヤビネツト自体に鍵を取付けるための各要
素を一体成形している。しかるに従来の電子楽器
は、たとえば特開昭54−21715号公報に示される
ように、キヤビネツトの本体側に鍵を取付けるた
めの上記各要素を形成している。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のキヤビネツト構造におい
ては、成形品や金型などの設計上の理由から、上
記本体の外側、特に底面側の外観面などには、上
記各要素に対応した凹部や開口が形成されるた
め、外観を損い、機能上の支障を生じる虞れもあ
る。そこで凹部を形成しないように型を作ると、
樹脂を沢山必要としコストアツプになるばかり
か、成形品の肉厚部の表面には引けを生じる。ま
た、上記本体の外側にはストツパ部等の形成上の
都合から開口やアンダーカツト部(2分割の型抜
きで成形品を取り出す場合に金型と干渉する部
分)を生じるが、余り大きな開口は異物の侵入を
招き鍵の正常な動作に支障をきたす虞れなどがあ
り、信頼性の面から好ましくなく、また、アンダ
ーカツト部の回避のためのスライドコアの使用も
金型構成を複雑にし、生産性の低下とコストアツ
プにつながる。
この考案は上記事情にもとづいてなされたもの
で、上方に開口した容器状の本体とこの本体の開
口部に被嵌される蓋体とでキヤビネツトを構成す
ると判に蓋体の上面に鍵を配設することで、鍵が
配列される個所では鍵の下側におけるキヤビネツ
トの蓋体の部分が鍵に覆われて上からは見えず、
また下(底面側)から見てもこの部分はキヤビネ
ツトの本体に遮ぎられて見えず、したがつて外部
から全く見えないように容易になし得るので、こ
の点に着目し、鍵を取付けるための各要素をここ
に集中して一体成形した電子楽器のキヤビネツト
構造とすることにより、コストアツプをもたらす
ことなく、しかも外観を損わず、優美な意匠性を
保つことができ、信頼性の高いキヤビネツトとな
すことを目的としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、上方に開口する容器状の本体とこ
の本体の開口部に被嵌される蓋体でキヤビネツト
を構成し、蓋体の上面に鍵を配列する電子楽器の
キヤビネツト構造であつて、前記鍵の下側に位置
する蓋体に、鍵と当接して鍵の回動範囲を規制す
るストツパ部と、鍵と接触して鍵の横振れを防止
する鍵ガイド部と、鍵の回動により開閉動作する
スイツチを取り付けるスイツチ取付部とを、蓋体
と一体に樹脂で成形すると共に、キヤビネツトの
内側の蓋体に、鍵を上下に回動自在に支承する鍵
支承部を設けたことを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、この考案を図示の一実施例にもとづいて
具体的に説明する。符号1は合成樹脂製のキヤビ
ネツトであり、容器状の本体1aとこれに被嵌す
る蓋体1bとからなるものである。上記蓋体1b
にはビス取付け部2が一体成形され、これには本
体1a側に一体成形された取付部3が合致され、
ビス4によつて連結されている。
上記蓋体1bの上面の略前半部分(第1図およ
び第2図において左側部分)には白鍵5および黒
鍵6が所定数上下に回動自在に支承されて配列さ
れる。そして、これら白鍵5および黒鍵6の下側
において、上記蓋体1bには鍵の回動範囲を規制
する当接壁面を有するストツパ部7および8、上
記鍵の横振れを防止する接触壁面を有する鍵ガイ
ド9および10、上記鍵の上下動により開閉動作
するスイツチの可動部材(この実施例では導電ゴ
ム)11を取付ける係合壁面を有するスイツチ取
付部12が一体成形されている。上記白鍵5はそ
の長手方向に延びるリブ5aに上記ストツパ部7
の下面に設けたフエルト13に当接することで上
限を規制されるフツク状のアーム14が設けら
れ、また、白鍵5の前縁5bは上記ストツパ部8
の上面に設けたフエルト15に当接することで下
限を規制されるようになつている。同様に、上記
黒鍵6はその長手方向に延びるリブ6aに上記ス
トツパ部7の下面に設けたフエルト13に当接す
るフツク状のアーム16を設けており、また、黒
鍵6のリブ6aの下縁は上記ストツパ部7の上面
に設けたフエルト17に当接することで下限を規
制されるようになつている。また、上記白鍵5お
よび黒鍵6の各リブ5aおよび6aは鍵ガイド9
および10がそれぞれの間にあつて、横振れを阻
止されている。また、上記白鍵5および黒鍵6に
はそれぞれスイツチ操作用の突起5cおよび6c
が備えられていて、鍵操作の時、スイツチの可動
部材11(導電ゴム)を押圧できるようになつて
いる。
また、この実施例では、鍵ガイド9および10
の間に位置して電池30を収納するための電池収
容部18a,18bが上記本体1aおよび蓋体1
bに夫々一体的に形成されており、また、スイツ
チの接点などを設けたプリント基板19を保持す
る略L字形の基板保持部20a,20bが上記蓋
体1bに一体的に形成されている。なお、可動部
材11と接点が1つにまとまつたスイツチのユニ
ツトを使う場合などは、スイツチ取付部12に基
板保持部20の機能を受け持たせてスイツチ取付
部12自体を基板保持部20のように設計してお
けばよい。上記基板19にはスライド用の孔19
aが穿設され、上記基板保持部20bを案内し、
基板19の水平スライドで基板保持部20bが孔
19aの縁に係合されるようになつている。な
お、上記プリント基板19は上記基板保持部20
a,20bで保持された状態で、略L字形に形成
した金属材よりなる保持部材21でその端縁を支
えられ上記基板保持部20bとの係合状態を確保
できるようにしてある。そして上記保持部材21
はビス22で蓋体1bの裏側に一体的に形成され
た取付部1dに固定されている。
更に、上記鍵の下側において、蓋体1bには鍵
を復帰させるU字形の弾性部材23の基部23a
を取付けるための取付部24が一体的に形成され
ている。上記取付部24は溝条をなしており、上
記弾性部材23の基部23aは上記溝条に嵌入さ
れている。また、蓋体1bの裏側、すなわち下面
には白鍵5および黒鍵6の挿入個所、つまり鍵の
被支持側端(鍵の後端側)を挿入する開口の近傍
において、上記鍵を上下に回動自在に支承する鍵
支承部25がキヤビネツトの内側に向かつて突出
して一体的に形成されており、ここには白鍵5お
よび黒鍵6にそれぞれ形成したU字溝5dおよび
6dが当接されている。なお、鍵支承部25の位
置は、鍵組込状態で外部から見えず、かつ、鍵の
回動中心としても適当な位置を蓋体上で選んで決
めている。上記白鍵5および黒鍵6はその後端を
保持部材21の鍔21aの上側に延出していて、
上記鍔21aは白鍵5および黒鍵6が鍵支承部2
5から外れるのを防止している。なお、前記プリ
ント基板19にはスイツチの接点のほかに鍵操作
に対応する楽音を発生させるための楽音形成回路
等が設けられ、キヤビネツトの後方内部に配設さ
れた図示しないスピーカによつて外部に発音され
るようになされている。
このように、ストツパ部7および8、鍵ガイド
9および10、スイツチ取付部12などが白鍵5
および黒鍵6の下側において集中的に蓋体1bに
一体成形されているので、本体1a側には、特
に、鍵を取付けるための構造を設ける必要がな
い。したがつて本体1aの外観は損われないし、
鍵の配設に伴なう開口も生ぜず、電子楽器の信頼
性を高め得るキヤビネツトの提供が可能となる。
また、蓋体1bにしても、鍵の取付部は、全て白
鍵5および黒鍵6の下側となるため外観を損うこ
とがない。しかも、外観上の理由等からアンダー
カツトとなる部分が増えることにもならず、金型
の製作および製品の成形も容易となり、また、キ
ヤビネツト1は、本体1aと蓋体1bとをそれぞ
れ、合成樹脂で成形しているので、蓋体1bにお
いては肉抜きなどを考慮して材料無駄や肉厚部の
引けを充分さけることができる。
また、キヤビネツト1を本体1aと蓋体1bで
構成して蓋体の上面に鍵を配列したため、鍵の下
方空間を有効に利用して基板19を配設したり、
電池30を収納するようにすることが可能であ
り、キヤビネツト1の奥行寸法を小さくしてコン
パクト化し得て、このキヤビネツト1を用いた電
子楽器を複数台並べて多段鍵盤のように使うこと
もできる。さらに、押鍵を検出するスイツチを押
鍵方向である鍵の下方に配置し得るため、組立精
度が高くなりスイツチのオンオフタイミングのば
らつきを減らし易い。また、蓋体に押鍵関係の機
能が集中しユニツト化が容易で、組立や検査等に
有利となる。
〔考案の効果〕
この考案は以上詳述したように、鍵の配列され
る下側において、鍵を取付けるための各要素を集
中してキヤビネツトの蓋体に一体成形により設け
たので、材料無駄がなく、製作上もコストアツプ
されることがなく、しかも、実質的にはキヤビネ
ツトの外観を損わず優美な意匠性を保ち、電子楽
器の動作信頼性を高め得て、金型の製作および製
品の成形も容易で、コンパクトにすることができ
るなどの実用上の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は白
鍵部分を示す縦断側面図、第2図は黒鍵部分を示
す縦断側面図である。 1b……蓋体、5……白鍵、6……黒鍵、7,
8……ストツパ部、9,10……鍵ガイド、11
……可動部材、12……スイツチ取付部、25…
…鍵支承部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上方に開口する容器状の本体とこの本体の開口
    部に被嵌される蓋体でキヤビネットを構成し、蓋
    体の上面に鍵を配列する電子楽器のキヤビネツト
    構造であつて、前記鍵の下側に位置する蓋体に、
    鍵と当接して鍵の回動範囲を規制するストツパ部
    と、鍵と接触して鍵の横振れを防止する鍵ガイド
    部と、鍵の回動により開閉動作するスイツチを取
    り付けるスイツチ取付部とを、蓋体と一体に樹脂
    で成形すると共に、キヤビネツトの内側の蓋体
    に、鍵を上下に回動自在に支承する鍵支承部を設
    けたことを特徴とする電子楽器のキヤビネツト構
    造。
JP9413680U 1980-07-04 1980-07-04 Expired JPH0228556Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9413680U JPH0228556Y2 (ja) 1980-07-04 1980-07-04
US06/272,029 US4351222A (en) 1980-07-04 1981-06-09 Keyboard musical instrument with casing comprising two halves

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9413680U JPH0228556Y2 (ja) 1980-07-04 1980-07-04

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Publication Number Publication Date
JPS5719994U JPS5719994U (ja) 1982-02-02
JPH0228556Y2 true JPH0228556Y2 (ja) 1990-07-31

Family

ID=29456075

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JP9413680U Expired JPH0228556Y2 (ja) 1980-07-04 1980-07-04

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JPS5719994U (ja) 1982-02-02

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