JPH02284806A

JPH02284806A - 工具保持具

Info

Publication number: JPH02284806A
Application number: JP2091317A
Authority: JP
Inventors: Karl Zinner; カール　チンネル
Original assignee: Zinner GmbH Praezisionswerkzeuge; Zinner GmbH
Current assignee: Zinner GmbH Praezisionswerkzeuge; Zinner GmbH
Priority date: 1989-04-06
Filing date: 1990-04-04
Publication date: 1990-11-22
Also published as: DE8904239U1; EP0391073A2; EP0391073A3; US5031492A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、基礎部材と、１個または複数個の締付は手段
によって基礎部材の表面に固定し得る締付は部材とを備
えた、工具支えの工具保持用凹入部、特にタレット・ヘ
ッドの工具保持用凹入部に固定される工具保持具に関す
るものである。　基礎部材と締付は部材とが接触する複
数の接触面は楔形傾斜面を形成するが、工具が基礎部材
と締付は部材との間で締めつけられると、上記複数の接
触面のうちの少くとも１つによって、工具支えに対して
半径方向の向きを有する締付は力の成分が作り出される
。

〔従　来　技　術］この種の保持具では、工具に作用する締付は力の半径方
向成分を作り出すための楔形傾斜面は、基礎部分の表面
の斜行隆起によって形成される。

従って製造の際、この隆起にために余分の材料を消費し
なければならないという欠点があることはもちろんであ
る。　タレット旋盤では、保持具の基礎部材を締付けね
じによってタレット・ヘッドの工具保持用凹入部に固定
することは、普通に行われていることである。　締付け
ねじは工具支えのねじ孔とかみ合い、工具支えに対して
横向きすなわち接線方向に凹入部の中へ突出する。　も
ちろん公知のものでは、楔形傾斜面を形成するための上
記の隆起すなわち中高部分は、半径方向に見て締付けね
じの外側に位置するので、締付けねじは隆起によって部
分的に覆われ、従って締付けねじを締める時、操作が非
常に困難である。

（発明が解決しようとする課題］従って本発明の基礎になっているのは、工具支えのため
の保持具であつて、上記のような欠点を持っておらず、
しかも簡単に、かつ材料を節約し得るような方法で製造
することができ、特に工具支え保持用凹入部の内部での
操作が容易であるようなものを提供するという課題であ
る。

［課題を解決するための手段］上記課題を解決するため、本発明は、この明細書の冒頭
部分に書いたような特徴を有する保持具において、基礎
部材に設けた溝を接触面とすることを提案する。

〔作用効果］上記の溝は、構造上も、製造技術的にも、容易に形成し
得る。この溝は、接触面すなわち楔形傾斜面のための場
所を提供する。　しかも余分の材料を消費する必要がな
い。　同時にこの溝は、工具支えの内部の方向に向いた
締付は力の成分を効果的に作り出すので、工具はそれに
よって締めつけられる。　上記締付は力の成分は、締付
は手段の操作量を増すと増大する。　要するに本発明は
、製造原価の点で有利で、しかも工具を確実に保持する
工具カセットを提供する。　　この工具カセットは、２
つの部分に分かれた保持具と、それにはさまれる工具、
または工具を保持する板状部材とで構成されている。　
本発明による工具カセットをタレット・キャリジに差し
込んだ後の操作も容易であり、特に固定が容易である。

本発明の１つの好ましい実施態様では、接触面が基礎部
材のスロットの側壁として形成されている。　楔形傾斜
面または締付は力の成分に正しい（半径方向の）向きを
持たせるため、場合によってはスロットを、工具保持具
に対して接線方向に設ける。　この着想を更に発展させ
たものでは、上記の溝を、Ｖ字形の断面を持ったスロッ
トとして形成し、このＶ字形断面の両方の足のうち、工
具支えから見て外側にある方を接触面とする。

これは実際の製造、使用のためには特に好ましい形成の
仕方である。　なぜならＶ字形の断面は、一方では容易
に形成し得るし、他方ではその足が楔形傾斜面の機能を
果すことができるからである。

保持具の基礎部材が工具支えの凹入部にはまり込むタイ
プのものである場合に、基礎部材固定用の締付けねじを
何物にも妨げられずにねじ込み得るようにするため、本
発明による基礎部材の更に別の形成の仕方では、締付け
ねじの頭を接触させるための締付は面を、工具支えと溝
との間に設けである。　締付けねじは、例えば凹入部の
側壁を貫通し、基礎部材の方へ突出している。　従って
基礎部材の表面のうち、保持具の締付は部材の方を向く
ことになる側面は、全般的に平たく、すなわち平面とし
て仕上げることができる。　なお、平たい表面を中断す
るものは、楔形傾斜面を備えた溝だけである。

〔実　施　例］次に、本発明の１つの好ましい実施例を図面に基づいて
説明するが、この説明から、本発明の上記以外の特徴、
細目および長所が明らかになる。

第１図および第２図に示すように、本発明による保持具
１は、図面では下になっている基礎部材２と、上になっ
ている締付は部材３とで構成されている。　締付は部材
３は、図示の場合にはねじである締付は手段４によって
貫通されている。

締付は手段すなわち締付けねじ４は、基礎部材２の表面
のうち、締付は部材３の方を向くことになる側面に、締
付けねじと金形をなすように形成されたねじ孔５と、か
み合わせるためのものである。

基礎部材２と締付は部材３の間には、図示の実施例の場
合、交換可能なカッター８を保持するためのスリット幅
拡大可能な締付はスリット７を備木た、幅の狭い板状部
材６が位置する。

なかんずく第２図から認め得るように、板状部材６は、
基礎部材２と締付は部材３の間にはさまれ得るように形
成されている。　締付は部材３は、板状部材６の上部の
、幅の狭いＩｉ９の上にかぶさるようにして、基礎部材
２の上に載せられる。

締付けねじ４は、締付は部材３に設けた穴に挿入し、ね
じ孔５にねじ込む。　板状部材６の上部および下部の、
幅の狭い縁９および１０は、それぞれ、締付は部材３に
形成された上部突出部１１および基礎部材２に形成され
た下部突出部１２によって抱き込まれる。　この抱き込
みのため、突出部１１および１２はそれぞれ、板状部材
の方を向いた傾斜接触面を備えている。　更に基礎部材
２０表面のうち、締付は部材３の方を向くことになる側
面には、長手方向の全長にわたって、はぼＶ字形の断面
を持つ溝またはスロット１３が形成されている。　この
■字形断面の両方の足のうち、板状部材６に近い方の足
１４は、締付けねじ４の力の作用方向１５に対して鋭角
をなしている。

締付は部材３は、半径方向の内側、すなわち板状部材６
から離れている側に、■字形スロット１３に適合する形
で、望ましくは■字形スロット１３と金形をなすように
形成された、長手方向の突出部１６を備えているので、
この突出部１６はほとんど完全にスロット１３にはまり
込むことができるか、またはスロット１３に接すること
ができる。

その際、基礎部材２と締付は部材３は接触面１４ａにお
いて互に接触し合う（第２図参照）。　接触面１４ａは
、基礎部材２と締付は部材３が互に離れた時の、７字形
の断面の外側の足１４に対応する（第１図参照）。　接
触面１４ａは、締付けねじ４、またはそれによって加え
られる力のための、楔形傾斜面になる。　この楔形傾斜
面は、締付けねじ４によって加えられる力１５から、板
状部材６に対して垂直な方向の締付は力の成分１７を作
り出す。　締付は部材３は、下面が傾斜している上部突
出部１１によって、板状部材６の上にかぶさるのである
が、締付は力の成分１７は、板状部材６と上部突出部１
１との実効的な連結状態のもとで、タレット・ヘッドの
半径方向にも（第３図参照）、板状部材を、その一部で
ある工具すなわちカッター８と共に、確実に拘束すると
いう結果を引き起す。　７字形のスロット１３の表面の
うち、板状部材６の方を向くことになる側には、かなり
の広がりを持った平たい締付は面１８が続いている。　
締付は面１８の役目は第３図から認め得るはずである。

第１図に示した実施例を、第２図に示した実施例と比較
すればわかるが、締付けねじ４を３本備えたものも４本
備えたものも、いずれも本発明の範囲内にはいる。　そ
の上、締付は部材３の長手方向の突出部１６は、スロッ
ト１３に接触するための傾斜接触面を、１つ備えている
だけであってもよいしく第１図）、あるいは、プリズム
形に形成した接触面を複数個、例えば２つ備えていても
よい。

第３図には、タレット旋盤（図示せず）のタレット・ヘ
ッド２０に設けた工具保持用凹入部１９に、保持具また
はその一部である基礎部材２を固定する方法を示しであ
る。　タレット・ヘッド２０に対してほぼ接線方向に向
いている締付けねじ２】は、その頭２２を凹入部１９の
中へ突出させている。　締付けねじ２１は凹入部１９の
側壁２３を貫通し、側壁２３に設けられたねじ孔に固定
されるが、締付けねじ２１を回すことによって突出の程
度を調整することができる。　締付けねじ２１のｕ２２
は締付けねじ２１を回す際に用いる。

締付けねじ２１を側壁２３のねじ孔２４から出て来させ
る方向に回すと、締付けねじ２１は、楔形傾斜面１４ａ
を備えたスロット１３の横に設けられている締付は面１
８を押圧する。　楔形傾斜面１４ａはスロット１３の内
部に設けられているので、つまり掘り下げであるので、
締付けねじ２１の頭２２に調整用の器具をはめ込むのは
容易である。　本発明では楔形傾斜面１４ａをこのよう
に設けることとしたので、それと金形をなすように締付
は部材３に形成した長手方向の突出部１６が楔形傾斜面
１４ａに接していない時には、基礎部材２を容易に工具
保持用凹入部１９に着脱することができる。　締付は部
材３を基礎部材２に接触させて締付けねじ４を締めると
、楔形傾斜面１４ａすなわち接触面１４（第１図参照）
によって、締付は力の成分１７が作り出される。　締付
は力の成分１７は、第３図に矢印で示しである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による保持具と、その一部である板状
部材とを示す分解斜視図で、板状部材は、交換可能なカ
ッターを締めつけて保持している。第２図は、第１図に示した工具カセットを組み立てた状
態を示す斜視図、第３図は、本発明による保持具の基礎
部材をはめ込んだタレット・ヘッドを示す部分切取前面
図である。２は基礎部材、１３はスロット、Ｊ４は接触面、１４ａ
は接触面、１８は締付は面、１９は凹入部、２０はタレ
ット・ヘッド、２１は締付けねじ、２２は締付けねじの
頭である。特許出願人　チンネル　ゲーエムベーハー　ブレチシオ
ンズベルクツオイゲ代理人　　　弁理士　池　１）定　夫１　、（ＦＩＧ、
　３

Claims

【特許請求の範囲】１、基礎部材と、１個または複数個の締付け手段によっ
て基礎部材の表面に固定し得る締付け部材とを備え、基
礎部材と締付け部材とが接触する複数の接触面が楔形傾
斜面を形成し、工具が基礎部材と締付け部材との間で締
めつけられると、上記複数の接触面のうちの少くとも１
つによって、工具支えに対して半径方向に向きを有する
締付け力の成分が作り出されるような、工具支えの工具
保持用凹入部、特にタレット・ヘッドの工具保持用凹入
部に固定される工具保持具において、接触面（１４また
は１４ａ）が基礎部材（２）の溝（１３）の内部に設け
られていることを特徴とする、工具保持具。２、接触面（１４）が基礎部材（２）のスロット（１３
）の側壁として形成されていることを特徴とする、請求
項１に記載の工具保持具。３、上記の溝を、Ｖ字形の断面を持ったスロット（１３
）として形成し、このＶ字形断面の両方の足のうち、半
径方向に見て外側にある方（１４）を接触面（１４ａ）
とすることを特徴とする、請求項１または同２に記載の
工具保持具。４、締付けねじ（２１）の頭（２２）を接触させるため
の締付け面（１８）を、工具支え（２０）と溝（１３）
との間に設けてあり、上記の頭（２２）が凹入部（１９
）の中へ突出していることを特徴とする、請求項１ない
し同３のうちのいずれか１つに記載の工具保持具。