JPH0228463Y2 - - Google Patents

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JPH0228463Y2
JPH0228463Y2 JP1984092621U JP9262184U JPH0228463Y2 JP H0228463 Y2 JPH0228463 Y2 JP H0228463Y2 JP 1984092621 U JP1984092621 U JP 1984092621U JP 9262184 U JP9262184 U JP 9262184U JP H0228463 Y2 JPH0228463 Y2 JP H0228463Y2
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disc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、レーダ指示機の表示面上に設けら
れる方位目盛盤やカーソル板などの熱膨張率が大
きい目盛円板を回転させるレーダ指示機の目盛円
板回転機構に関する。
〔従来の技術〕
船舶などに設けられるレーダの指示機では、ブ
ラウン管の表示面上に方位盤(目盛円板)などが
設けられ、該ブラウン管によつて表示された目標
物の方位を測定するようになつている。
第6図a,bは各々このような目盛円板の1つ
である方位目盛盤の駆動部を示す正面図および断
面図である。これらの図に示す駆動部30は、ば
ね31によつて付勢されるテンシヨンローラ32
で固定ローラ33,34に常時回転自在に押し付
けられている方位目盛盤35を、この方位目盛盤
35のギヤ面36と歯合する駆動ギヤ37によつ
て回転させるものであり、自船の走行方向などに
応じて手やジヤイロの出力で前記駆動ギヤ37を
回転させれば、これによつて方位目盛盤35が回
転し、ブラウン管38の表示面を見ただけで自船
に対する目標物の方位が測定できるようになつて
いる。
ところで、このようなレーダ指示機で用いられ
る方位目盛盤35は透明度を高くしなければブラ
ウン管38の表示が見にくくなるため、通常アク
リル板が用いられているが、このアクリル板は熱
膨張率が大きいため外気温度やブラウン管38の
発熱などによつてその直径が大きく変化する。し
たがつて、温度が低下すれば、一般的に、第7図
の平面図に示すように方位目盛盤35の径が小さ
くなり、この方位目盛盤35のギヤ面36と駆動
ギヤ37のギヤ面39との歯合力が低下して駆動
力の伝達不能やバツクラツシユが不適正になるな
どの不都合が生じる。また、温度が上昇すれば一
般的に、第8図の平面図に示すように、方位目盛
盤35の径が大きくなり、この方位目盛盤35と
駆動ギヤ37との歯合力が大きくなつて駆動ギヤ
37を回せなくなつたり、方位目盛盤35のギヤ
面36が欠けたりするという問題があつた。
〔考案の目的〕
この考案は上記の事情に鑑み、温度変化などに
よつて目盛円板の径が変化しても、この目盛円板
とこれを駆動する駆動ギヤとが常に適正なかみ合
いとなるようにすることができるレーダ指示機の
目盛円板回転機構を提供することを目的としてい
る。
〔考案の構成〕
この目的を達成するためこの考案によるレーダ
指示機の目盛円板回転機構は、レーダ指示機の表
示面上に配備された目盛円板と;該目盛円板を回
転駆動する駆動部とからなるレーダ指示機の目盛
円板回転機構において:前記目盛円板とほヾ同径
で、かつ、同一材質部材で構成され、前記目盛円
板と回転中心が同じになるように配備されたダミ
ー円板と;前記目盛円板及びダミー円板の外周部
近傍に設けられた駆動ギヤと;該駆動ギヤの駆動
軸に回動自在に取り付けられた回動板と;該回動
板に回転自在に軸支され、外周部が前記駆動ギヤ
の外周部と前記目盛円板の外周部とに係合したア
イドルギヤと;該アイドルギヤの駆動軸に装着さ
れ、かつ、外周部が前記ダミー円板の外周部と接
合するガイド円板と;前記回動板を前記目盛円板
側に押圧する押圧手段とを備え、温度変化により
前記目盛円板の径が変化しても、前記ダミー円板
の外周部に接合している前記ガイド円板を介して
前記回動板を回動させることにより、前記アイド
ルギヤが常時適正な当接力で前記駆動ギヤと前記
目盛円板とに係合するようにしたことを特徴とし
ている。
〔実施例〕
以下この考案を図面に示す実施例にしたがつて
説明する。
第1図はこの考案によるレーダ指示機の目盛円
板回転機構を示す斜視図である。この図におい
て、1はレーダ指示機のブラウン管であり、この
ブラウン管1の表示面1aの上方には方位目盛が
刻まれた方位目盛盤(目盛円板)2が設けられて
いる。方位目盛盤2は、例えばアクリル樹脂など
の透明円板から成るものであり、その周縁上部に
はギヤ面2aが形成され、かつ、第2図の断面図
に示すようにその周縁下部には段差部2bが形成
されている。段差部2bは第3図に示すようにば
ね3によつて矢印A方向に付勢されるテンシヨン
ローラ4とその位置が固定された固定ローラ5,
6とに当接する部分であり、前記方位目盛盤2は
このテンシヨンローラ4によつて前記固定ローラ
5,6に押し付けられながらこれらテンシヨンロ
ーラ4、固定ローラ5,6によつて回転自在に支
持されている。また第2図に示すようにこの方位
目盛盤2と前記ブラウン管1の表示面1aとの間
にはダミー円板7が設けられている。ダミー円板
7は前記方位目盛盤2と同一材質で、かつ、ほぼ
同径の透明円板から成るものであり、前記方位目
盛盤2と同様にその周縁には段差部7aが形成さ
れ、第3図に示すように前記テンシヨンローラ
4、固定ローラ5,6とほぼ同じ位置に設けられ
たテンシヨンローラ4a、固定ローラ5a,6a
によつて矢印A方向に押されつつ回転自在に支持
されている。
また第1図に示すようにこれら方位目盛盤2、
ダミー円板7の一側部には前記方位目盛盤2を回
転させる駆動部としてのギヤ機構8が設けられて
いる。ギヤ機構8は第2図に示すようにネジ9に
よつて板10に固定された支柱11を有するもの
であり、この支柱11に形成された上下貫通孔1
2にはEリング13によつて下方への移動が禁止
された駆動軸15が回転自在に挿通されている。
駆動軸15はその上端側が前記板10から上方に
突出し、かつその最上端にツマミ16が固定され
たものであり、この駆動軸15の下端にはピン1
7bによつて駆動ギヤ(駆動車)17が固定さ
れ、かつこの駆動ギヤ17にはアイドルギヤ(ア
イドル車)18が歯合している。アイドルギヤ1
8はその周縁に前記駆動ギヤ17のギヤ面17a
と前記方位目盛盤2のギヤ面2aとに歯合するギ
ヤ面18aを有するものであり、軸19に回転自
在に取り付けられている。軸19はEリング20
およびネジ21によつて回動板22の回動端22
a側に垂設固定され、かつその下端に前記ダミー
円板7の段差部7aと接するガイド円板27が形
成されたものであり、この回動板22の先端22
b側はEリング23によつて前記支柱11の下端
に回動自在に軸支されるとともに、第3図に示す
ように板面22c上のばね掛け部24と前記支柱
11のばね掛け25とに掛けられた引張りコイル
ばね26によつて第1図に示す如く矢印B方向に
常時押圧されている。これによつて、前記アイド
ルギヤ18が前記駆動ギヤ17に歯合しながら前
記方位目盛盤2に常時歯合し、かつ前記ガイド円
板27が前記ダミー円盤7に常時当接する。
このようにこの実施例では、ダミー円盤7に接
しているガイド円板27によつて駆動ギヤ17と
方位目盛盤2とに歯合しているアイドルギヤ18
の軸心位置を変えるようにしたので、前記方位目
盛盤2の直径が変化してもこれらギヤ間のバツク
ラツシユを常に適正な値に保つことができる。
つまり、外気温などが上昇すれば第4図に示す
ように方位目盛盤2が膨張してその径が大きくな
つた場合には、これに伴つてダミー円盤7が膨張
し、前記方位目盛盤2が膨張した分だけこのダミ
ー円盤7に接しているガイド円板27が矢印C方
向に押され、これに応じて回動板22が矢印D方
向に回動する。したがつて温度が上昇しても方位
目盛盤2とアイドルギヤ18とが常に最適なかみ
合いに保持される。また、低温時には第5図に示
すように方位目盛盤2の径が小さくなるが、この
場合もこれに応じてダミー円盤7の径が小さくな
つて回動板22が矢印E方向に回動するため、ア
イドルギヤ18と方位目盛盤2との歯合力が一定
値に保たれる。
また上述した実施例では、ギヤによつて駆動力
を伝達しているがローラなどによつて駆動力を伝
達するようにしても良い。また上述したダミー円
板7は従来からある固定方位目盛盤などを利用し
ても良い。
〔効果〕
以上説明したようにこの考案によるレーダ指示
機の目盛円板回転機構は、温度変化によつてレー
ダ指示器面上に設けられる目盛円板の径が変化す
れば、これに応じてこの目盛円板と同質、同径、
同心に設けられたダミー円板の径が変化し、該ダ
ミー円板がそのの周縁部に接している円板を介し
て駆動ギヤの軸に回動自在に軸支された回動板が
ばね力に逆らつて回動し、この回動板に軸支され
たアイドルギヤが常時適正な当接力で前記駆動ギ
ヤと前記目盛円板とに接するようにしたので、温
度変化などによつて目盛円板の径が変化してもこ
の目盛円板とこれを駆動する駆動ギヤとが常に適
正なバツクラツシユとなるようにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるレーダ指示機の目盛円
板回転機構の一実施例を示す斜視図、第2図は第
1図に示す目盛円板回転機構の要部を示す断面
図、第3図は第1図に示す目盛円板回転機構の平
面図、第4図および第5図は各々第1図に示す目
盛円板回転機構を説明するための平面図、第6図
a,bは各々従来の目盛円板回転機構の平面図お
よび断面図、第7図および第8図は各々第6図
a,bに示す目盛円板回転機構を説明するための
平面図である。 2……目盛円板(方位目盛盤)、7……ダミー
円板、17……駆動ギヤ(駆動車)、18……ア
イドルギヤ(アイドル車)、22……回動板、2
6……押圧手段(引張りコイルばね)、27……
ガイド円板(円弧板)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 レーダ指示機の表示面上に配備された熱膨張率
    が大きい目盛円板2と;該目盛円板を回転駆動す
    る駆動部とからなるレーダ指示機の目盛円板回転
    機構において; 前記目盛円板とほぼ同径で、かつ、同一材質部
    材で構成され、前記目盛円板と回転中心が同じに
    なるように配備されたダミー円板7と;前記目盛
    円板及びダミー円板の外周部近傍に設けられた駆
    動ギヤ17と;該駆動ギヤの駆動軸に回動自在に
    取り付けられた回動板22と;該回動板に回転自
    在に軸支され、外周部が前記駆動ギヤの外周部と
    前記目盛円板の外周部とに係合したアイドルギヤ
    18と;該アイドルギヤの駆動軸に装着され、か
    つ、外周部が前記ダミー円板の外周部と接合する
    ガイド円板27と;前記回動板を前記目盛円板側
    に押圧する押圧手段26とを備え、温度変化によ
    り前記目盛円板の径が変化しても、前記ダミー円
    板の外周部に接合している前記ガイド円板を介し
    て前記回動板を回動させることにより、前記アイ
    ドルギヤが常時適正な当接力で前記駆動ギヤと前
    記目盛円板とに係合するようにしたことを特徴と
    するレーダ指示機の目盛円板回転機構。
JP9262184U 1984-06-22 1984-06-22 レ−ダ指示機の目盛円板回転機構 Granted JPS618880U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9262184U JPS618880U (ja) 1984-06-22 1984-06-22 レ−ダ指示機の目盛円板回転機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9262184U JPS618880U (ja) 1984-06-22 1984-06-22 レ−ダ指示機の目盛円板回転機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS618880U JPS618880U (ja) 1986-01-20
JPH0228463Y2 true JPH0228463Y2 (ja) 1990-07-31

Family

ID=30649578

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9262184U Granted JPS618880U (ja) 1984-06-22 1984-06-22 レ−ダ指示機の目盛円板回転機構

Country Status (1)

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JP (1) JPS618880U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5660850U (ja) * 1979-10-17 1981-05-23

Also Published As

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JPS618880U (ja) 1986-01-20

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