JPH0228454Y2 - - Google Patents

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JPH0228454Y2
JPH0228454Y2 JP15500083U JP15500083U JPH0228454Y2 JP H0228454 Y2 JPH0228454 Y2 JP H0228454Y2 JP 15500083 U JP15500083 U JP 15500083U JP 15500083 U JP15500083 U JP 15500083U JP H0228454 Y2 JPH0228454 Y2 JP H0228454Y2
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JP
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wind
heating element
temperature
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air
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JP15500083U
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JPS6074058U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、リードスイツチ、永久磁石および感
温磁性体からなる温度スイツチと発熱体とを組み
合わせた送風検知装置に関する。
この種の送風検知装置は、リードスイツチと永
久磁石と感温磁性体とを組み合わせた温度スイツ
チの感温磁性体に近接または隣接して発熱体を配
置した構成であり、通風路に設置される。定格風
速があるときは、発熱体の熱が送風によつて放散
されるので感温磁性体の温度はそのキユリー点未
満であり、磁石からの磁束が感温磁性体により短
絡されリードスイツチの接点部に流れず、したが
つてリードスイツチの接点は開離状態にある。送
風が止まると、送風による熱放散が行われず、感
温磁性体がキユリー点以上に加熱されて常磁性を
呈し、磁石からの磁束がリードスイツチの接点部
を流れるのでリードスイツチの接点が閉成状態と
なる。
通常、電源装置などの強制送風冷却を行う場
合、フアンを連設してこれらフアン毎に上記の送
風検知装置を設置する。ところが、このように連
設したフアンの1台に異常が生じ回転が停止した
場合、停止したフアンには、他の正常なフアンか
らの送風がまわり込み、このまわり込みの風によ
つて本来は検知動作をしなければならない送風検
知装置が動作しないことがある。このまわり込み
の風は、正常時の風の方向とは逆の方向であるの
で、従来このような不都合をさける手段として、
送風検知装置の風下(背面)側に一方の側縁にお
いて軸支され、順方向の送風の風圧により回動す
る逆風遮断部材を設けていた。しかし、このよう
な遮断部材では風圧により応動させるために大
きい面積が必要であり大きな取りつけスペースを
とる。順方向の風の流れに対して抵抗を持つて
いるので送風検知装置へ流れるべき風量が制限さ
れる等の欠点がある。また構造上、取りつけ方向
には制限があるうえ、遮断部材に復帰手段(ばね
など)を設けた場合、取付けの向きに制限がなく
なるけれども構造が複雑となる欠点がある。
本考案は、温度変化にしたがつて形状が可逆的
に変化しうる可逆型形状記憶合金を用いて、上述
の従来の欠点を解決した送風検知装置を提供する
ことを目的とする。
以下、図面を用いて説明する。
第1図a,bは従来の送風検知装置を示し、図
aは順方向の風があたつている場合、図bは逆方
向の風があたつている場合を示す。
図において、1はリードスイツチ、2は形感
温磁性体、3は永久磁石、4は発熱体、5は基
板、6は逆風遮断板である。
第1図aでは逆風遮断板6が順方向の風圧をう
けて風圧と自重とのつり合つた角度にて静止して
いる。この間、送風検知装置の発熱体4は風によ
つて冷却され、従つて感温磁性体2はそのキユリ
ー温度以下に保たれ、永久磁石3からの磁束の大
部分は感温磁性体2に流れ込み、よつてリードス
イツチ1の接点はオフとなつている。
第1図bの風が逆方向の場合は、逆風遮断板6
は基板5に密着し、風は発熱体4をさけて回り込
むため発熱体4の温度が上昇し、従つて感温磁性
体2がキユリー温度以上となる。このことにより
永久磁石3の磁束の大部分がリードスイツチ1の
リードへ流れ込み、従つてリードスイツチ1の接
点はオンとなり、送風が異常であることを検知す
る。
このような従来装置では、逆風遮断板6の面
積は大きい風圧を受けるように大としており、取
りつけスペースを広くとる必要がある。順方向
の風の流れに対して逆風遮断板6は風抵抗を持つ
ている。取りつけ方向の制約をうける等の欠点
がある。
第2図a,bに本考案による送風検知装置の一
実施例を示し、図aは順方向の風を受けている場
合、図bは逆方向の風を受けている場合を示す。
図において、1はリードスイツチ、2は感温磁
性体、3は永久磁石、4は発熱体、5は基台、7
は可逆型形状記憶合金製の逆風遮断板で母相への
変態点ASで曲面体となり、マルテンサイト変態
点MSで平板体となるようにされている。8は逆
風遮断板7の端部を保持している突出台である。
送風検知装置としての動作は変らないので、説明
は省略する。
第2図aにおいて、順方向の風は発熱体4を冷
却し、一方、放熱された熱をもつた熱風が逆風遮
断板7にあたつてその温度を上昇させ、周囲温度
25〜30℃よりも40〜50℃だけ逆風遮断板7の温度
を上昇させる。ここで、可逆型形状記憶合金製の
逆風遮断板7の母相への変態点ASは60〜70℃に
あらかじめ設定してあり、従つて順方向の送風が
続く間、逆風遮断板7は形状記憶効果を呈して第
2図aのごとくわん曲し、送風検知部分への送風
を十分可能とさせる。この状態では、発熱体4は
十分冷却され、よつて感温磁性体2がキユリー点
未満でリードスイツチ1の接点はオフとなつてい
る。
一方、送風が逆方向(第2図b)となると、逆
風遮断板7への発熱体4からの放散による熱風が
停止し、逆風遮断板7の温度が低下しマルテンサ
イト変態点MS(30〜40℃)より低下し、逆風遮断
板7はもとの平板の状態にもどる。このことによ
り、発熱体4への送風が遮断されて発熱体4の温
度が上昇し、感温磁性体2がそのキユリー温度以
上となり、よつてリードスイツチ1の接点がオン
となり、送風が異常であることを検知する。な
お、逆風遮断板7は発熱体4からの熱輻射をわず
かに受けるが、突出台8の距離をある程度長くと
ることにより、その分の温度上昇を極力おさえる
ことが可能である。
このように、本考案による逆風遮断板は、風の
方向に対する熱流の方向を検知して動作する原理
であり、従つて従来のような風に対する抵抗を
示さない。発熱体近傍のみに遮断板をおけばよ
く、したがつてその面積は従来装置よりも大幅に
小さくでき、取りつけスペースが狭くできる。
取りつけ方向に制約されない等の利点がある。
第3図は本考案の他の実施例で、風が順方向に
あたる場合について示している。20は形感温
磁性体、30は永久磁石、40は正特性サーミス
タ、9,91は電極、50はケース、71,72
は可逆型形状記憶合金製の逆風遮断板、81,8
2は突出台である。動作原理は第2図a,bと同
様であり、この場合、逆風遮断板71,72が両
サイドに開くような構成としている。
以上、本考案によれば、従来よりも小型で取り
つけスペースをとらず、また風抵抗を大幅に低減
することができ、更に取りつけ方向に制約されな
い使い易い送風検知装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは従来の送風検知装置を示し、図
aは順方向の風を受けている場合、図bは逆方向
の風を受けている場合についてそれぞれ示してい
る。第2図a,bは本考案の第1の実施例を示
し、図aは順方向の風を受けている場合、図bは
逆方向の風を受けている場合について示してい
る。第3図は本考案の第2の実施例を順方向の風
を受けている場合について示す。 図中、1はリードスイツチ、2,20は感温磁
性体、3,30は永久磁石、4は発熱体、5は基
板、6は逆風遮断板、7,71,72は可逆型形
状記憶合金製の逆風遮断板、8,81,82は突
出台、50は基台。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リードスイツチ、永久磁石および感温磁性体か
    らなる温度スイツチと発熱体とを組み合わせてな
    る送風検知装置において、温度変化にしたがつて
    形状が変化する可逆型形状記憶効果をもつ合金材
    よりなる逆風遮断板を装置の背面の前記発熱体の
    近傍に間隙をもたせて設けてなり、該逆風遮断板
    は、前記発熱体が風下側となる逆風に対しては風
    を垂直に受けて前記発熱体に対する風流を阻止
    し、前記発熱体が風上側となる順風に対しては風
    方向と平行に延在して前記発熱体に対する風流を
    解放する形状に変形するものであることを特徴と
    する送風検知装置。
JP15500083U 1983-10-07 1983-10-07 送風検知装置 Granted JPS6074058U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15500083U JPS6074058U (ja) 1983-10-07 1983-10-07 送風検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15500083U JPS6074058U (ja) 1983-10-07 1983-10-07 送風検知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6074058U JPS6074058U (ja) 1985-05-24
JPH0228454Y2 true JPH0228454Y2 (ja) 1990-07-31

Family

ID=30342448

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JP15500083U Granted JPS6074058U (ja) 1983-10-07 1983-10-07 送風検知装置

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JPS6074058U (ja) 1985-05-24

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