JPH02283423A - 光情報記憶媒体用基板成型用ロール型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、光ディスク等の高密度情報記憶媒体の基板に
プリフォーマット信号の凹凸やトラッキンタ信号の為の
案内溝の凹凸を形成するために使用する光情報記憶媒体
用基板成型用ロール型に関するものである。

［従来の技術］ 従来、上記光情報記憶媒体用基板の製造は、インジェク
ション成型、あるいはコンプレッション成型等の方法か
行われているか、この方法ては基板の平面度、平滑度か
充分てなく、またそり、気泡の混入等か発生し易く、こ
のために光による情報の検出が著しく阻害される問題か
ある。この様な問題をさけるためには製造時の温度、圧
力の条件出しや、型の精度、気泡の発生防止等に非常に
困難が伴い、また大きい装置を必要とし費用は莫大とな
る。さらに、コンプレッション成型においては、枚葉処
理であるため、後工程が繁雑て生産性が悪い問題かある
。

他方、プラスチックの平板は、気泡もなく平滑で均一な
板か容易に製造されているので、このプラスチックの平
板にスタンパを密着させて圧力な加え、凹凸を転写する
方法も提案されているが、平板の盤面全体に圧力をかけ
るには、非常に大きな圧力を必要とする。

これを解決する方法としで、押出し機から押出されたプ
ラスチックシートを、スタンパを密着させた成型ローラ
と加圧ローラの間を通せば、小さい圧力てスタンパ−の
凹凸をプラスチックシートに刻み込む事かてき、その後
中心穴及び外周をトリミングすれば、小さな装置で手軽
に光情報記憶媒体用基板を得ることかできる。この方法
においては、ローラにスタンパを取り付ける方法としで
、スタンパの一方をネジて押えてローラに固定し、他方
を機械的に引っ張り、テンションを加えなからローラに
巻きつけ固定する方法や接着剤て固定する方法がある。

［発明か解決しようとする課題］ しかしなから、ローラとスタンパを密着させる為に、上
記の様にスタンパの一方をネジて押えてローラに固定し
、他方を機械的に引っ張り、テンションを加えなからロ
ーラに巻きつけて固定する方法は、ローラとスタンパの
間に隙間か出来やず〈平面性等に欠点かあった。さらに
、形成された隙間のためにローラとスタンパ間の熱伝導
か不均一となり、凹凸の転写かうまくいかなくなる欠点
かあった。

また、ローラの鏡面に接着剤を用いてスタンパを固定す
る方法においては、スタンパの凹凸の転写性を良くする
ためにローラの表面か鏡面となっているために、場合に
よっては接着剤の接着性か十分てない欠点があった。

本発明は、この様な従来技術の欠点を改善するためにな
されたものてあり、鏡面ロールにスタンパを固定してな
り、光情報記憶媒体用基板に連続的に凹凸状の信号を形
成する成型用ロール型においで、鏡面ロールとスタンパ
を強固に密着させて固定した光情報記憶媒体用基板成型
用ロール型を提供することを目的とするものである。

［課題を解決するための手段］ 即ち、本発明は、鏡面ロールにスタンパを固定してなり
、光を用いて記録再生する光情報記憶媒体用基板に凹凸
状の信号を形成する成型用ロール型においで、表面に凹
凸の付いている部分の裏面を鏡面に、表面に凹凸の付い
ていない部分の裏面を粗面に形成したスタンパを、鏡面
ロールに接着剤を介して接着してなることを特徴とする
光情報記憶媒体用基板成型用ロール型である。

以下、本発明の詳細な説明する。

第１図は、本発明の光情報記憶媒体用基板成型用ロール
型（以下、成型用ロール型と記す）の−例を示す模式的
断面図である。同第１図においで、本発明の成型用ロー
ル型３は、スタンパ１３を鏡面ロール１１に接着剤１２
を介して接着して固定してなり、前記スタンパ１３はそ
の表面に凹凸１４の付いている部分の裏面を鏡面の鏡面
部１５に形成され、また表面に凹凸１４の付いていない
部分の裏面を粗面の粗面部１６に形成され、そのスタン
パの鏡面部１５および粗面部１６を接着剤１２を用いて
鏡面ロール１１に接着してなるものである。

本発明の成型用ロール型は成型ローラとして使用される
ために、シート成型する時に高温にする必要かある。例
えば、ポリカーボネー１への場合、１２０〜１５０°Ｃ
である為、接着剤１２としては耐熱性かそれ以上のもの
か必要であり、そのような接着剤としては、エポキシ樹
脂やシアノアクリレート等か用いられる。

接着剤の厚みは、なるべく薄い方か接着力か強く、厚み
ムラも少なく、シートの平面性、耐久性に優れている。

そのために接着剤の厚みは５０μｍ以下か望ましい。

次に、第２図は、電鋳て作製した信号に応した凹凸の付
いたスタンパを示す説明図である。スタンパには特に限
定することなく通常の金属を用いることかてきるが、そ
の中でニッケルか好ましい。スタンパの厚みは、厚すぎ
るとローラ径を大きくしなければならなくなり、装置か
大きくなる。また、薄ずぎるとスタンパの腰かなくなり
折れやすくなる。そのためにスタンパの厚みは、５０〜
５００　ｇｌが適当である。

第２図に示すように、スタンパには、凹凸部１７の凹凸
のついている部分と平面部の凹凸のついていない部分か
ある。凹凸部１７の裏面は、凹凸の転写性を良くするた
めに鏡面にする必要かある。この鏡面部１５の表面粗さ
はＩｐｍ以下か望ましい。１μｍをこえるとスタンパの
表面の凹凸の転写性が悪くなる。また、平面部の裏面は
接着剤の接着力を向上させるため表面粗さを大きくする
必要かある。このような効果を出すためには、粗面部１
６の表面粗さを１０μｍ以上にする必要かある。なお、
表面粗さは、タリサーフ（テーラホフソン社製）て測定
した値を表わす。

このようなスタンパを製作するには、具体的には、ガラ
ス原盤にレジストを塗布しで、レーザーてパターンを露
光、現像してから、ニッケルをスパッタて成膜し、次に
電鋳て所定の厚みまてニッケルを析出させる。こうして
得られたガラス付スタンパを裏面研磨て鏡面に仕上げし
、凹凸のある部分をテープ等てカバーする。その後、裏
面を化学研磨や砂吹きまたはサンドペーパー等でカバー
されている所以外を粗面にする。次に、スタンパをガラ
スから剥離することにより、所定のスタンパか得られる
。

このようにして作製されたスタンパに接着剤を塗布し、
鏡面ロールに密着させ、接着剤を硬化させることにより
成型用ロール型を得ることか出来る。

第３図は、本発明の成型用ロール型を使用してプラスチ
ックの平板に凹凸を転写する状態を示す説明図である。

同図においで、ｌは押出し機、２はポリカーボネート等
の熱可塑性樹脂シート、３は成型ローラである本発明の
成型用ロール型、４及び５は鏡面の加圧ローラ、６は引
取機である。

成型用ロール型３と加圧ローラ４の間隙、及び成型用ロ
ール型３と加圧ローラ５の間隙は、熱可塑性樹脂シート
２の表面に成型用ロール型３の凹凸が充分に転写し得る
様に調整可能となっている。

しかるとき、押出し機１から押出された熱可塑性樹脂シ
ート２は、軟化した状態て成型用ロール型３と加圧ロー
ラ４及び成型用ロール型３と加圧ローラ５に挿入され、
成型用ロール型の凹凸と鏡面の加圧ローラ４及び５の鏡
面か熱可塑性樹脂シート２に逐次転写されで、図の右方
向に矢印の如く移動して転写を完了する。この様にしで
、本発明の成型用ロール型を用いて第３図に示すように
、押出しシートを成型すると、樹脂シー１〜に良好な凹
凸か得られる。

［作用］ 本発明の成型用ロール型は、鏡面ロールにスタンパを固
定してなり、該スタンパの表面に凹凸の付いている部分
の裏面を鏡面に、表面に凹凸の付いていない部分の裏面
を粗面に形成し、スタンパを鏡面ロールに接着剤を介し
て接着することにより、粗面部の接着力か向上し、鏡面
ロールとスタンパを強固に密着させて固定することかで
きる。

［実施例］ 以下、実施例を示し本発明をさらに具体的に説明する。

実施例１ 鏡面仕上げした２５０）φ、厚さ１０ｎ＋ｍのガラス原
盤にフォトレジストＡＺ−１，３００（ヘキストシャバ
ン社製）を１　［］　Ｏｎ　ｒｎの厚みに塗布し、レー
ザーカッティングマシーンで外径１３０１１１１１１φ
、内径５０ｎ＋ｍφの範囲てトラックやアドレス等の凹
凸パターンを描き、現像処理後、凹凸パターン上にＮｉ
をスパッタて１１００ｎの厚みに成膜し、さらに電鋳し
てＮｉを３００μｍの厚みに付着させた後、裏面を鏡面
研磨し表面粗さを０．５　μｍに仕上げた。

次に、凹凸パターンの付いている部分にシリコーンテー
プを貼りカバーした後、ニッケルエツチング液（水：硝
酸＝　ｌ　：　１’）を入れたビーカーに、ガラス原盤
か付いたスタンパを浸漬してエツチングして粗面化を施
したところ、表面粗さは２０μｍになった。その後、ス
タンパをガラス原盤から剥離しで、シリコーンテープを
除去したところ、カバーした所は鏡面のままであった。

このスタンパを耐熱性エポキシ樹脂て鏡面ロールに接着
し成型用ロール型を作成した。得られた成型用ロール型
の鏡面ロールからのスタンパの剥離強度を調べたところ
、全面鏡面のスタンパは３ｋｇ／ｃｍ２であるのに対し
、本発明におけるスタンパは１０ｋｇ／ｃｎ＋２であっ
た。

さらに、この成型用ロール型を第３図の装置の成型用ロ
ール型として用いで、ポリカーボネートの樹脂を押出し
て基板を作製したところ、極めて長寿命であった。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明の成型用ロール型によれば
、スタンパの情報信号を表わす微細な凹凸パターンが形
成された面の非記録域の裏面な粗面化することにより、
鏡面ロールにスタンパを接着剤で接着する際、鏡面ロー
ルとスタンパを強固に密着させて固定することかでき、
接着力が大きいために部分的に剥離することもなく、長
時間の運転にも耐えられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の成型用ロール型の一例を示す模式的断
面図、第２図は電鋳て作製した信号に応じた凹凸の付い
たスタンパを示す説明図および第３図は本発明の成型用
ロール型を使用した光情報記憶媒体用基板の製造方法に
用いる装置の一例を示す説明図である。 １・・・押出し機 ２−・・熱可塑性樹脂シー ３−・・成型用ロール型 ６・・・引取機 １２・・・接着剤 １４・・・凹凸 １６・・・粗面部 ト ４．５・・・加圧ローラ １１・・・鏡面ロール １３・・・スタンパ １５・−・鏡面部 １７・・・凹凸部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）鏡面ロールにスタンパを固定してなり、光を用い
   て記録再生する光情報記憶媒体用基板に凹凸状の信号を
   形成する成型用ロール型において、表面に凹凸の付いて
   いる部分の裏面を鏡面に、表面に凹凸の付いていない部
   分の裏面を粗面に形成したスタンパを、鏡面ロールに接
   着剤を介して接着してなることを特徴とする光情報記憶
   媒体用基板成型用ロール型。
2. （２）スタンパの裏面の鏡面部の粗さが１μｍ以下で、
   スタンパの裏面の粗面部の粗さが１０μｍ以上である請
   求項１記載の光情報記憶媒体用基板成型用ロール型。