JPH02282141A - 給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の事務機
において、用紙を供給する給紙装置に関する。

従来の技術 従来、給紙ローラに対向させて用紙を積層状態で収納す
る給紙カセットを設け、最上層の用紙を給紙ローラに圧
接させて用紙を一枚ずつ分離して供給し、また、給紙カ
セット以外の用紙を使用する時は、手差案内板により用
紙を一枚ずつ供給するようにした給紙装置が多用されて
いる。

発明が解決しようとする課題 従来の手差案内板は、用紙を一枚ずつしか挿入すること
ができないので作業性が悪い。これは、手差案内板が定
位置で固定的に取付けられるからである。ここで、第６
図に示すように、手差案内板５０に複数枚の用紙５１を
積層した場合、最上層の用紙５１と中間層の用紙５１と
最下層の用紙５１とでは積層方向の位置が異なる。中間
層の用紙５１のレベルをフィードローラ５２とリバース
ローラ５３との間に一致させると、最上層の用紙５１は
フィードローラ５２に接触し、最下層の用紙５１はリバ
ースローラ５３に接触し、最上層の用紙５１の送り量と
最下層の用紙５１の送り量とを等しくすることが困難で
ある。

課題を解決するための手段 給紙ローラに対向させて用紙を積層状態で収納する給紙
カセットを設け、前記用紙を前記給紙ローラに圧接させ
るようにした給紙装置において、前記給紙カセットと前
記給紙ローラとの間に用紙を積層状態で支える手差案内
板を進退自在に設け、前記手差案内板の先端に補助手差
案内板を前記給紙ローラに対向する方向に起伏自在に連
結し、前記補助手差案内板を前記給紙ローラ側に押圧す
る押圧手段を設けた。

作用 給紙カセット内の用紙以外の用紙を使用する時は、給紙
カセットと給紙ローラとの間に手差案内板を位置させ、
給紙カセット内の用紙を押圧手段により給紙ローラに接
触させ、手差案内板上の用紙の枚数が少なくなるに従い
補助手差案内板を給紙ローラ側に変位させることができ
る。これにより、手差案内板上に多数枚の用紙を積層し
て給紙作業を能率的に行うとともに、最上層の用紙のレ
ベルを一定に維持して均一な送り量をもって給紙するこ
とができる。

実施例 本発明の一実施例を第１図ないし第５図に基づいて説明
する。第５図は複写機、ファクシミリ、プリンタ等の事
務機の筐体の内部の一部を示すもので、図中、１はフレ
ームを構成する側板で、側しか図示しないが側板ｌは左
右で相対向するように配設されているものである。これ
らの側板Ｉには給紙カセット２が着脱自在に装着されて
いる。

この給紙カセット２は第１図ないし第４図に示すように
、上面開口のカセットケース３に多数枚の用紙４を積層
する載置板５をヒンジ６により起伏自在に装着したもの
で、カセットケース３の下面と前面とに形成した開口部
７には押圧手段である押圧板８が挿入されている。この
押圧板８の基部には駆動部（図示せず）に連結されて往
復回動する角軸９が固定されている。また、前記側板ｌ
には、前記給紙カセット２の前方上部に位置する給紙ロ
ーラｌＯと、この給紙ローラ１０の前方に位置するフィ
ードローラ１１と、このフィードローラの下部に対向す
るリバー３０−ラ１２とが回転自在に保持されている。

しかして、左右方向にスライドする一対の用紙ガイド１
３を有する手差案内板１４と補助手差案内板１５とが支
軸１６により回動自在に連結されている。第５図に示す
ように、この手差案内板１４の両側にはビン１７が立設
され、これらのビン１７は前記側板ｌに回動自在に保持
されている。

また、側板ｌには前記補助手差案内板１５の回動遊端側
の両側から突出するビン１８を摺動自在に保持する案内
溝１９が形成され、これらの案内溝１９の先端には上方
に屈曲する凹部２０が形成されている。さらに、前記手
差案内板１４の上部−側には突部２１が形成され、この
突部２１により光路が遮られる光電検出器２２が一方の
側板ｌに固定されている。

さらに、第１図ないし第４図に示すように、前記補助手
差案内板１５には、一端がこの補助手差案内板１５の上
面から弾発的に突出して用紙の圧力で回動する検出レバ
ー２３と、この検出レバー２３の他端の動作を検出する
ことによって手差案内板１４上の用紙の有無を検出する
用紙セット検出器２４とが設けられている。さらに、前
記給紙ローラ１０の近傍には、反時計方向に付勢されて
支軸２５を中心に回動する検出レバー２６と、この検出
レバー２６の突片２７，２８により光路が遮断される充
電変換型の用紙位置検出器２９，３０とが設けられてい
る。なお、前記検出器２２゜２４．２９．３０の検出信
号に制御される駆動部（図示せず）が前記角軸９に連結
されている。

このような構成において、第１図は給紙カセット２内の
用紙４を供給する状態を示す縦断側面図である。すなわ
ち、角軸９は駆動部に駆動されて押圧板８とともに反時
計方向に回動するため、押圧板８に押圧された載置板５
が用紙４を押し上げる。この時、検出レバー２６が用紙
４に押されて時計方向に回動し、用紙位置検出器２９が
突片２７を検出して押圧板８の駆動部を制御し、これに
より、押圧板８の回動範囲を定めて給紙ローラｌＯ及び
フィードローラ１１に対して用紙４の高さ位置を最適な
位置に定める。

給紙カセット２内の用紙４以外の用紙を使用する時は、
ピン１７を中心として第２図に示すように手差案内板１
４を時計方向に回動する。この時、手差案内板１４の下
部が前方に変位するため、補助手差案内板１５の両側の
ピン１８が側板ｌの案内溝１９に案内されて前方に移動
する。すなわち、手差案内板１４は垂直姿勢から後傾姿
勢に倒伏され、補助手差案内板１５は支軸１６を中心に
回動しながら給紙カセット２の前部と給紙ローラ１０と
の間に変位する。この時、光電検出器２２はオフとなり
、この信号により駆動部が押圧板８を角軸９とともに時
計方向に回動させる。すなわち、給紙カセット２の用紙
４と載置板５とは下方に変位する。この状態で手差案内
板１４と補助手差案内板１５との上に他の用紙３１を積
層状態で載せることができる。この状態では、第３図に
示すように、検出レバー２３が用紙３１の圧力で回動し
、この検出レバー２３の動きを用紙セット検出器２４が
検出し、その検出信号により、第４図に示すように、駆
動部が押圧板８を角軸９とともに反時計方向へ回動させ
る。この押圧力は載置板５と給紙カセット２の用紙４と
を介して補助手差案内板１５と検出レバー２６とに伝達
され、補助手差案内板１５が用紙３１を給紙ローラ１０
に接触させ、用紙セット検出器３０は検出レバー２６の
突片２８を検出する。角軸９を駆動する駆動部は用紙セ
ット検出器３０の検出信号により動作が制御され、これ
により、補助手差案内板１５の用紙３１の高さが適正位
置に維持される。この用紙３１は必要に応じて給紙ロー
ラ、１０により一枚ずつ送り出され、補助手差案内板１
５上の用紙３１の枚数が減少すると用紙位置検出器３０
の検出信号が変わるので、この検出信号により駆動部が
駆動される。

これにより、手差案内板１４上の用紙３１の枚数が少な
くなるに従い補助手差案内板１５を給紙ローラ１０側に
変位させることができる。この時、ピン１８は案内溝１
９の奥で上方に向けて形成された凹部２０に位置するた
め、補助手差案内板Ｉ５の上方への動きが妨げられるこ
とはない。したがって、手差案内板１４上に多数枚の用
紙３１を積層して給紙作業を能率的に行うとともに、最
上層の用紙３１のレベルを一定に維持して均一な送り量
をもって給紙することができる。なお、手差案内板１４
上の用紙の両側は用紙ガイド１３により案内される。こ
れらの用紙ガイド１３は用紙３１の幅に応じて位置の調
節が可能である。さらに、給紙カセット２の用紙４を押
圧する押圧板８を利用して手差案内板１４上の用紙３１
を給紙口−ラ１０に押圧することができるため、部品点
数を少なくすることができる。

発明の効果 本発明は上述のように構成したので、給紙カセット内の
用紙以外の用紙を使用する時は、給紙カセットと給紙ロ
ーラとの間に手差案内板を位置させ、給紙カセット内の
用紙を押圧手段により給紙ローラに接触させ、手差案内
板上の用紙の枚数が少なくなるに従い補助手差案内板を
給紙ローラ側に変位させることができ、これにより、手
差案内板上に多数枚の用紙を積層して給紙作業を能率的
に行うとともに、最上層の用紙のレベルを一定に維持し
て均一な送り量をもって給紙することができ、さらに、
給紙カセットの用紙と補助手差案内板とを給紙ローラ側
に押圧する押圧手段を設けることにより、給紙カセット
の用紙を押圧する押圧手段を利用して手差案内板上の用
紙を給紙ローラに押圧することができるため、部品点数
を少なくすることができる等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は本発明の一実施例を示すもので、
第１図は給紙カセットの用紙を使用する状態を示す縦断
側面図、第２図及び第３図は手差案内板を給紙カセット
と給紙ローラとの間に進出させる過程を示す縦断側面図
、第４図は手差案内板上の用紙を使用する状態を示す縦
断側面図、第５図は手差案内板の支持構造を示す斜視図
、第６図は従来例を示す側面図である。 ２・・・給紙カセット、４・・・用紙、８・・・押圧手
段、１０・・・給紙ローラ、１４・・・手差案内板、１
５・・・補助手差案内板、２９．３０・・・用紙位置検
出器、３１・・・用紙

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、給紙ローラに対向させて用紙を積層状態で収納する
   給紙カセットを設け、前記用紙を前記給紙ローラに圧接
   させるようにした給紙装置において、前記給紙カセット
   と前記給紙ローラとの間に用紙を積層状態で支える手差
   案内板を進退自在に設け、前記手差案内板の先端に補助
   手差案内板を前記給紙ローラに対向する方向に起伏自在
   に連結し、前記補助手差案内板を前記給紙ローラ側に押
   圧する押圧手段を設けたことを特徴とする給紙装置。 ２、給紙カセットの用紙と補助手差案内板とを給紙ロー
   ラ側に押圧する押圧手段を設けたことを特徴とする請求
   項１記載の給紙装置。 ３、給紙ローラの近傍に最上層の用紙の位置を検出する
   用紙位置検出器を設けたことを特徴とする請求項１又は
   ２記載の給紙装置。 ４、用紙位置検出器を押圧手段の駆動部に接続したこと
   を特徴とする請求項３記載の給紙装置。