JPH02282053A - 返信用封筒入り連続封筒組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、返信用封筒を一体として有する封筒、とくに
、送信用の封筒の下紙を返信用封筒の下紙とするように
し、中間の用紙を１枚省略し得、製造効率、コスト、印
字適正化などが良好な返信用封筒入り封筒組立体に関す
るものである。

（従来の技術） 従来、多くの封筒（以下、単に封筒というときは、返信
用封筒を意味する）は、１枚の用紙を折畳み、封誠片を
設けた開口部を有するように接着して形成しなり、多層
用紙の縁を接着して形成したりして製造されたものであ
り、又、返信用封筒をいれたものも実用化されている。

しかして、この返信用封筒が、別個に製造された既製の
封筒をそのまま利用したものであったり、返信用封筒を
形成する複数の用紙を一体的に組込んだ封筒組立体も知
られている。（英国特許第１２３７８５９号）又、２枚
以上の用紙を組込んで、その中の１枚に接着剤層を設け
、ミシン目の切取り線を設けて受信人がミシン目に沿っ
て接着された部分を分離するようにした組立体も知られ
ている。（欧州特許第１４３６２２号） （発明が解決しようとする課題） しかしながら、既製の封筒を返信用封筒として同封され
ている場合には、受信人、発信人ともに取扱いがやっか
いであり、一体的に組込んだ方式のものでは、製造効率
ひいてはコストの面あるいは印字処理の際の効率などに
改善が要望されている。

本発明は、返信用封筒入り封筒組立体の改良された構造
を得、さらに、改良された返信用封筒と、印刷、タイプ
ライタ−あるいは手書きで印字された各種情報を容易に
提供し得、受取ることができ、返信を容易に返信用封筒
に入れて返送でき、送られた情報に対する応答を発信人
に送り返し、それを発信人による処理し得る能力のある
ものとして備えることができる返信用封筒入り封筒組立
体を得ることによって前記問題を解決することを目的と
するものである。

（課題を解決するための手段） 本発明者は、前記問題を解決し、前記目的を達成するた
めには、封筒の下紙をそのまま返信用封筒の下紙として
利用し、接着剤層とミシン目の設定を工夫することによ
って目的を達し得ることを見出して本発明を完成するに
至った。すなわち、本発明は、互いに固着させた複数の
ウェブからなる返信用封筒を組込んだ連続組立体におい
て、印字手段によって印字し得る封筒上紙と、封筒上紙
の下に置かれ受信人が受取る情報を印字し得る少なくと
も１枚の第１の中間紙と、第１の中間紙の下に置かれ返
信用封筒の上紙となる第２の中間紙と、第２の中間紙の
下に置かれ返信用封筒の下紙となる封筒下紙とよりなり
、引裂き用の切離手段を層域内に設けた接着剤層を封筒
下紙に形成し、その内側の接着剤層で第２の中間紙と接
着して返信用封筒を形成し、外側の接着剤層で封筒上紙
と接着して封筒を形成し、切離手段を封筒組立体を各個
に切離し得、開封し得るように形成してなる返信用封筒
入り封筒組立体である。

本発明において使用するウェブは、縦方向に連続して長
い−巻きの紙であって、その幅は、封筒の長い辺の長さ
に相当する寸法のものとする。

接着剤としては、通常の接着剤、あるいは加圧、加熱に
より接着する接着剤等を用いればよく、封緘片部分には
、粘着剤とこれをおおう剥離紙と当接した構成としても
よく、あるいは、再湿性接着剤を塗布して構成してもよ
い。

切離手段としては、通常、ミシン目を通常行なわれる方
法で形成したものでよい。

本発明の返信用封筒入り封筒組立体（以下、組立体とい
う）は、複数のウェブからなり、最上層は、印刷機、タ
イプライタ−１手書きなどによって印字し得る封筒上紙
であり、その下の層は、受信人に提供する各種情報を記
載し得る第１の中間紙であり、その下の層は、２枚のウ
ェブを重ねた複合ウェブからなる部分でその１枚は、第
２の中間紙であり、他の１枚は、封筒下紙であって、こ
れらが返信用封筒となる部分である。

しかして、封筒上紙には、複写材を、封筒上紙に印字さ
れた情報をすぐ下にある第１の中間紙の少なくとも一部
分に複製できるように、かつ、選択的に印字できるよう
に配置することが好ましいが、必ずしも常に設ける必要
はない。又、複合ウェブの１枚のウェブには、封緘片が
設けられ、そこには保護帯で保護されているか、又は、
加湿によって接着能力を発揮し得るような接着剤層が設
けられ、２枚のウェブを接着する接着剤層は、封緘片を
除く３方を接着するように設けられ、その接着剤層は、
２本の線状に２つの分離部分に分割され、その間にミシ
ン目を設け、内側の接着剤層で２枚のウェブが接着され
、外側の接着剤層で封筒上紙と接着し得るように形成す
ることが好ましい。

（実施例） 次に、添付の図面に基づいて本発明の実施例を述べる。

第１図は、本発明組立体の一実施例を各層の一部を折返
して各層の面及び裏面を露出して示す平面図、第２図は
、第１図に示す組立体の各層を分離し一部は折返して裏
面をも示すようにした平面図である。

１は、返信用封筒入り封筒組立体であって、複数の層〈
２．３．４及び５で示す）からなっているものである。

すなわち、６は、縦方向縁部であって、複数の層（２，
３，４及び５）に、それぞれの縦方向（以下、ウェブの
長手方向を縦方向という）両側に設けられている。７は
、移送孔であって、複数の層（２，３，４及び５）のそ
れぞれの縦方向縁部６に、縦方向に１列に設けられ、組
立体１を各情報を印字するために印字装置への供給を容
易にすることができる。８は、切離し線であって、移送
孔７を含む縦方向縁部６を切離し器などによって、この
線に沿って切離して分離するときの目安として移送孔７
より内側に設定されるものであり、必ずしも目視し得る
ものでなくてもよい。９は、横方向ミシン目であって、
組立体１の縦方向に所定の長さに相当する間隔をおいて
第１図に示すように上下２本がウェブの横幅全体にわた
ってそれぞれ設けられ封筒の前縁及び後縁となる。

次に、複数の層（２，３，４及び５）の各層の構成例を
述べる。すなわち、第１層である封筒上紙２は次ぎのよ
うにされている。１０は、縦方向ミシン目であって、封
筒上紙２の両側の切離し線８より内側にウェブの全長手
方向にわたってそれぞれ設けられている。１１は、横ミ
シン目であって、前・後縁をなす横方向ミシン目９の内
側に少し間隔をおいて左右両側の縦方向ミシン目１ｏの
間にわたってそれぞれ設けられている。１２は、宛先印
字域であって、封筒の宛先の住所、氏名などを印字する
区画として、封筒上紙２の中央部分に通常は設定し、必
要ならば、この部分区画に相応する裏面に複写材１２ａ
を備えておき宛先印字域１２に印字したとき封筒上紙２
の下の層に複写できるようにすることも可能である。２
５は、接着剤帯であって、前記のような接着剤を封筒上
紙２の裏面に、切離し線８と縦方向ミシン目１０との間
に位置するように縦方向にそれぞれ設け、封筒上紙２の
下側の層３と接着し得るようにされている。次に、第２
Ｍである第１の中間紙３は次のようにされている。

すなわち、１０ａは、縦ミシン目であって、封筒上紙２
の縦方向縁部６及び移送孔７に相応するようにそれぞれ
がウェブの両長手力向端側に設けられ、両側の移送孔７
の内側に封筒上紙２の縦方向ミシン目１０に合致する位
置にそれぞれ設けられている。

１３は、打抜き部であって、封筒上紙２の両側の横ミシ
ン目１１に相応する位置あるいはやや内側に、両縦ミシ
ン目ｔｅａの間にわたってそれぞれ打抜かれ、上下の打
抜き部１３によって前縁と後縁が形成され、その間に各
種情報を記載し得るようになっている。なお、打抜き部
１３として打抜かず封筒上紙２と同形としてもよい。又
、この第１の中間紙３は、１枚だけとは限られず必要に
応じて必要枚数を互いに接着し得るようにして設置し得
るものであり、受信人に提供される各種情報を印字し得
るだけでなく、たとえば、調査書などとしても使用し得
、必要事項を記入の上、発信人へ返却し各種データをと
ることなどにも使用することができる。次に、第３層で
ある第２の中間紙４は次のようにされている。すなわち
、１４は、縦ミシン目であって、第１の中間紙３の縦ミ
シン目１０ａ及び封筒上紙２の縦方向ミシン目１０と合
致する位置に、封筒上紙２の移送孔７に合致するように
設けられた移送孔７の内側にそれぞれ設けられている。

１５は、打抜き部であって、第１の中間紙３の打抜き部
１３に合致するように同様に縦ミシン目１４の間にわた
ってそれぞれ設けられ、上下の打抜き部１５によって前
縁及び後縁を形成するが、打抜き部１３と同様に必ずし
も、前記のように設ける必要はない。

１６は、接着剤帯であって、前記のような接着剤を使用
して第２の中間紙４の一方の縦ミシン目１４の内側（こ
の例では左側）に前・後縁の間にわたって裏面に設け、
下にある第４層である封筒下紙５と接着するようにされ
ている。１γは、折り線であって、接着剤帯１６の反対
側の縦ミシン目１４の内側に間隔をおいて前・後縁の間
にわたって設けられ、縦ミシン目１４と折り線１７とに
よって封緘片１８を形成する。１９は、接着剤帯であっ
て、封緘片１８の裏面に前・後縁の間にわたって前記の
ような接着剤を使用して形成し、他の部分への接着を保
護するなめに全面にわたって保護帯２０を被せて保護し
ておく。又は、両面接着剤の片面を接着し他面の保護帯
をそのまま保護帯２０としてもよく、あるいは、加湿す
ることによって接着能力を発現し得るような接着剤を使
用して形成してもよい。このように形成した第２の中間
紙４は、複合ウェブの一方の面を形成するもので返信用
封筒の上紙となり、この面に返信宛先をあらかじめ印字
しておくことができる。最後に、第４Ｎである封筒下紙
５は、封筒上紙２と同形に形成され、次のようにされて
いる。すなわち、２１は、縦方向ミシン目であって、各
縦方向ミシン目１０、各縦ミシン目１０ａ、１４と合致
する位置に、ウェブの長手方向に同様にそれぞれ設けら
れている。２２は、横ミシン目であって、封筒上紙２の
横ミシン目１１と合致するように同様な位置関係で設け
られている。２３は、横ミシン目であって、横ミシン目
２２の内側に間隔をとって平行に設けられている。２４
は、縦ミシン目であって、縦方向ミシン目２１の内１則
に、第２の中間紙４の封緘片１８と同じ幅もしくはやや
広い幅で折り線１７と合致する位置かやや内側に両側の
横ミシン目２２の間にわたって設けられている。２３ａ
は、接着剤層であって、前記のような接着剤を使用して
、横ミシン目２２と横ミシン目２３との間に形成される
が、図示するように破線状の空間又は間隙を設けたもの
が好ましく、この接着剤層２３ａによって第２の中間紙
４と接着するようになっている。２３ｂは、接着剤層で
あって、横ミシン目２２と横方向ミシン目９の間に、そ
れぞれ接着剤層２３ａと同様に形成され、封筒上紙２と
接着するようになっている。

このように第２の中間紙４の接着剤帯１６、接着剤層２
３ａによって第２の中間紙４と封筒下紙５とが接着して
返信用封筒が形成され、接着剤層２３ｂによって封筒上
紙２と封筒下紙５とが接着して前記返信用封筒中りの封
筒を形成するものである。

本発明組立体はこのように構成されているので、第２層
の第１の中間紙３に必要事項を記載して各層を重ね合わ
せて組立てた後、移送孔７を利用して印刷機へ供給して
宛先印字域１２に住所・氏名などを印字する。この際、
必要に応じて転写材２０が設けられていれば第２の中間
紙３上に同様な住所・氏名その他が複写される。その後
、たとえばバースター又は分離機構によって横方向ミシ
ン目９及び切離し線８に沿って分離して１単位の組立て
られた封筒として発送される。

これを受取った受信人は、縦方向ミシン目１０゜２１、
縦ミシン目１１ａ、１４に沿って折曲げて切離し易くし
て縦方向縁部６の残りの部分を除き、同様にして横ミシ
ン目１１．２２に沿って引裂いて開封し、内容物を取出
す。次で、第１の中間紙３の記載にしたがって、それが
請求書であれば相当金額を、調査用であればそれに回答
し、第２の中間紙４及び封筒下紙５によって形成されて
いる返信用封筒中に挿入し、縦ミシン目２４に沿って端
部を切離して、第２の中間紙４の封緘片１８を封筒下紙
５の外面方向に折り線１７に沿って折曲げ、保護帯２０
を剥がして接着剤帯１９によって封緘し返送する。

返送されてきた返信用封筒を受取った元の発信人は、開
封し、封入物を取出して適合した処理をするといったよ
うに使用することができる。

このように、本発明組立体は、たとえば、−最大が許認
可などの取得のために使用する調査票を発送する機関な
どで、許認可取得資格の有無を決定するのに必要な事項
を印刷して、それに回答してもらうような調査票の発送
や返送に使用するような場合に好適であり、その他の目
的にも有効に利用し得るものである。

（発明の効果） 本発明は、必要事項を記載し得る中間紙とともに、発信
用封筒の下紙をそのまま返信用封筒の下紙として利用し
て返信用封筒を形成するようにして一体として内包し、
接着剤層及びミシン目などを適切に設けたものであるか
ら、返信用封筒が確実に容易に形成し得、必要情報の伝
達、回答などを適確に行ない得るものであり、用紙の省
略、製造効率、コスト、印字の適切化などを良好になし
得るなど優れた効果が認められる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明組立体の一実施例を各層の一部を折返
して各層の面及び裏面を露出して示す正面図、第２図は
、第１図に示す組立体の各層を分離し一部は折返して裏
面をも示すようにした平面図である。 １・・・封筒組立体、２・・・封筒上紙（第１層）、３
・・・第１の中間紙（第２層）、４・・・第２の中間紙
（第３層）、５・・・封筒下紙（第４層）、６・・・縦
方向縁部、７・・・移送孔、８・・・切離し線、９・・
・横方向ミシン目、１０．２１・・・縦方向ミシン目、
１１．２２．２３・・・横ミシン目、１２・・・宛先印
字域、１２ａ・・・転写材、１３、１５・・・打抜き部
、１０ａ、　１４．２４−縦ミシン目、１６、１９．２
５・・・接着剤帯、１７・・・折り線、１８・・・封緘
片、２０・・・保護帯、２３ａ、　２３ｂ・・・接着剤
層。 特許出願人　　ムーア、ビジネス、フォームス、インコ
ーボレーテッド

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）互いに固着させた複数のウェブからなる返信用封筒
   を組込んだ連続封筒組立体において、印字手段によって
   印字し得る封筒上紙と、封筒上紙の下に置かれ受信人が
   受取る情報を印字し得る少なくとも１枚の第１の中間紙
   と、第１の中間紙の下に置かれ返信用封筒の上紙となる
   第２の中間紙と、第２の中間紙の下に置かれ返信用封筒
   の下紙となる封筒下紙とよりなり、引裂き用の切離手段
   を層域内に設けた接着剤層を封筒下紙に形成し、その内
   側の接着剤層で第２の中間紙と接着して返信用封筒を形
   成し、外側の接着剤層で封筒上紙と接着して封筒を形成
   し、切離手段を封筒組立体を各個に切離し得、開封し得
   るように形成してなることを特徴とする返信用封筒入り
   連続封筒組立体。