JPH02281851A - 復調装置 - Google Patents

復調装置

Info

Publication number
JPH02281851A
JPH02281851A JP1101813A JP10181389A JPH02281851A JP H02281851 A JPH02281851 A JP H02281851A JP 1101813 A JP1101813 A JP 1101813A JP 10181389 A JP10181389 A JP 10181389A JP H02281851 A JPH02281851 A JP H02281851A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
symbol
signal
difference
psk
received
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1101813A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2903539B2 (ja
Inventor
Yoshimi Kenjo
見上 喜美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP1101813A priority Critical patent/JP2903539B2/ja
Publication of JPH02281851A publication Critical patent/JPH02281851A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2903539B2 publication Critical patent/JP2903539B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は送受間の取り決めに従って2N相にPSK変調
された被変調波を復調する復調装置に関する。
〔従来の技術〕
データをディジタル変調して伝送する方式のうち、伝送
効率と帯域利用率がよくノイズに対しても強いのでよく
使用される変調方式に、PSK(Phase 5hif
t・にeying)変調方式がある。これは、伝送され
るデータを搬送波の位相変化により変調する方式である
。すなわち、送信するデータをNビットずつの組に区切
ると、その各々の組が取り得る値は21′種類存在する
。例えば、N=2ビットの各組み合わせはOO”Ol”
11″“lO”の4通りである。これらNビット単位の
情報を、基準となる位相に対し位相が異なる2N種類の
搬送波に各々1対1で割り当てて伝送する。
このため、1回の変調すなわち1回の位相変化で同時に
多重の情報を伝送できる。すなわち、送信信号を、Nビ
ット単位に分割したNチャネルの符号列に変換し、この
符号列に応じた位相に変調して伝送する。そして受信側
では、基準位相に対する受信信号の位相状態を検出する
ことにより受信シンボルをtI調す・る方式である。
第7図は位相変化の差異による方式の違いを4相式、8
相式について示したものである。第7図Δは4相式、同
図Bは8相式について示す。
この図に示す円は、Nビット単位の各データに対応する
各搬送波の位相を単位ベクトルで表わした場合、この単
位ベクトルの終点が描く単位円を示す。この単位円の外
周に表わした数字がNビット単位の各組のデータである
。第7図Aでは互いに隣り合うデータと2π/2”すな
わち90°の位相差が、同図Bでは45°の位相差があ
る。同図で示す基準とは、基準となる搬送波の位相のこ
とで、この位相から何度搬送波の位相を進めるか、遅ら
せるかという場合の基準位相を意味する。ただし、この
基準位相をどのようにとるかは任意である。なお、以下
の説明の便宜のため、Nビット単位の各組に対し、送信
シンボルとして番号0.1.2.3・・・・・・を付与
し、これを各単位円の内側に示した。
以上の方法によりPSK変調を行うが、このPSK変調
信号には送信側の基準位相に関する情報が含まれていな
いため、これを何らかの手段により受信側に伝送するか
、または受信側が基準位相を知らずに復調することがで
きる必要がある。
基準位相を受信側に伝送する方法の1つとして、差動符
号変調が従来用いられている。差動符号変調は1タイム
スロツト前の送信シンボルの位相を基準位相とする変調
であり、基準となる位相が変化する変調である。すなわ
ち、1タイムスロツト前の送信シンボルと次に伝送した
い送信シンボルとの2N進法による和分演算をし、これ
を次の送信シンボルとして伝送するものである。一方、
受信側では1タイムスロツト前に受信した搬送波の位相
を基準とし、この基準位相との位相差から受信データを
再生する。すなわち、受信シンボルと1タイムスロツト
前の受信シンボルとの21′進法による差分演算をする
ことにより受信データを再生するものである。
一例として、4相PSKについて説明する。4相PSK
は、Nが2であり2ビツトの符号で示される4個の送信
シンボル″00″ “Ol”11“10″を保有し、2
2すなわち4進法による和分および差分演算を行うもの
である。各送信シンボルについては第7図Aに従う。
データ”0101100111″を送信する場合、これ
を2ビット単位で“01”01”10”01″ “11
″と分割すると、それぞれ送信シンボル“1”1”3”
1″ “2”が対応する。このデータの1タイムスロツ
ト前の送信シンボルが例えば“3″であったとすると、
引き続き“1”を伝送するためには、送信シンボル“3
”の位相を基準とし、これと送信シンボル“1″に対応
する位相差の送信シンボルを伝送する。すなわち、1タ
イムスロツト前の送信シンボル“3”と、次に伝送した
い送信シンボル“1”との4進法による和分演算をして
求まる送信シンボル“0” (3+1=0)が次の送信
シンボルとなる。更にl”を送る場合、“0”との和分
演算により送信シンボル”1“ (0+1=1)を伝送
する。引き続き送信シンボル“3”1”2”と送るには
、同様に1タイムスロツト前の送信シンボルとの間で和
分演算をして、受信側では受信シンボルの位相と1タイ
ムスロツト前の受シンボルの位相との位相差を求め、こ
の位相差に対応する送信シンボルを再生する。すなわち
、1タイムスロツト前の受信シンボルと4進法による差
分演算をすることによって受信データを再生する。
例えば、受信タイミングによる位相のずれにより送受間
のシンボル差が、4進法による差分演算の結果3であっ
たとする。この場合、先の送信シンポル“3”0”1″
C“l”3”は受 信側では“2”3″ “0”3″ “0”2”という順
に受信する。これらを1タイムスロツト前の受信シンボ
ルと差分演算(3−2=1、〇−3=1.3−0=3.
0−3=1.2−0=2)すれば、送信シンボルと同じ
“1”1″ “3”“1″ “2″が求まる。このシン
ボルにより、PSK変調前の元のデータ“010110
0111”が再生される。
しかし、変復調で誤りを生じた場合、例えば受信側で送
信シンボルを“2”3″ “0″ “0(誤り)”0”
2″という順に誤って受信すると、“1”l”0 (誤
り)  “0 (誤り)”2”と差分演算され、2タイ
ムスロツトに誤りが拡大する。またこれを再生したデー
タも、“01010  (誤り)000  (誤り)1
1”というように2ビツトの誤りを生じる。すなわち、
差動符号変調方式は伝送路に誤りを生じた場合、■タイ
ムスロット分余分に誤りが拡大するという欠点があり、
所要C/N (、搬送波対雑音電力比)の増加を伴い、
更に誤り訂正符号と組み合わせた場合に誤り訂正効果を
十分に引き出せないという欠点がある。
この欠点を解消する方法に、差動符号変調を用いず、変
調信号にチャネル識別符号を挿入する変調方式がある。
送信側、受信側の双方で無線フレーム信号とチャネル識
別符号を予め取り決めておき、送信側は送信データの始
めにこの取り決めた無線フレーム信号とチャネル識別符
号を挿入して伝送する。一方、受信側では復調信号が反
転しているか否かを無線フレーム信号から、チャネルの
入れ替わりをチャネル識別記号からそれぞれ判断するこ
とにより受信データを再生するものである。
第8図は、4相PSKでチャネル識別符号を挿入した場
合の変調および復調の方法について説明するためのもの
である。
4相PSKのビット数Nは2であるが、説明の便宜上、
2ビツトごとに分割されたデータの最初のビットを1チ
ヤネル、2ビツト目を2チヤネルとする。各チャネルご
とに無線フレーム信号として“01101″を付加する
。また、1チヤネルのチャネル識別符号として“0口”
を、2チヤネルのチャネル識別符号として“01”を付
加するものとする。この場合第7図Aから、送信データ
の送信シンボルは“0”2”2“0” 2”O”3″となり、これをPSK変調して伝送する。
受信側では、任意に決めた基準位相と比較して求めた位
相差からPSK復調をする。復調した結果、受信シンボ
ル″3″ 1”1” 32 “l”3”2”の順に受信
したとする。すると第8図Bの各チャネルに示すように
、2チヤネルは“1001011”  1チヤネルは“
0110101τと復元される。これを送信側との間で
予め取り決めである無線フレーム信号、チャネル識別符
号と比較する。2チヤネルは無線フレーム信号が“0”
から“1″に、“l”から“0”に反転しているので、
チャネル識別符号の反転を戻すと“00”となり1チヤ
ネルを示している。またlチャネルは無線フレーム信号
が非反転なので、そのままのチャネル識別符号は“01
”であるから2チヤネルを示している。従って、これ以
後に続く受信データは、2チヤネルを全て反転させてl
チャネルとし、1チヤネルをそのまま2チヤネルとする
ことによって復調することができる。
ここで、フレーム信号を検出するためのフレーム同期回
路は、2つのチャネルに対して反転、非反転の同期判定
が必要となるので、全部で4個使用する。
第9図は8相PSKでチャネル識別符号を挿入した場合
の変調および復調の方法について説明するためのもので
ある。
第9図へに示すように、各チャネルの無線フレーム信号
を”01101″とし、またlチャネルのチャネル識別
符号を“00”、2チヤネルのチャネル識別符号を01
”、3チヤネルのチャネル識別符号を11”と取り決め
たとする。この場合の送信シンボルは、第7図Bから“
0”“5”5″ “0”5″′ “3″ “4”となり
、これを伝送する。
受信側では、任意に設定した基準位相に対して受信シン
ボル“2”  ”?’″ 7”2” 7”“5”6”の
順に受信したとすると、各チャネルは第9図已に示すよ
うに復元される。これを4相のときと同様に、送信側と
取り決めた無線フレーム信号、チャネル識別符号と比較
する。3チヤネルは無線フレーム信号が反転し、チャネ
ル識別符号は反転を戻すと“01”となり2チヤネルを
示している。2チヤネルは無線フレーム信号が非反転で
、チャ5ネル識別符号は“tt′″と3チヤネルを示し
ている。また、1チヤネルは無線フレーム信号が反転し
、チャネル識別符号は反転を戻すと“00”であるから
1チヤネルを示している。従って、受信側ではこれ以後
続く受信データを、3チヤネルは全て反転して2チヤネ
ルとし、2チヤネルはそのまま3チヤネルとし、lチャ
ネルは全て反転してそのまま1チヤネルとすることによ
って復調することができる。
この場合のフレーム同期回路は、4相PSKと同様に、
3つのチャネルに対して反転、非反転の同期判定が必要
となるので、全部で6個のフレーム同期回路を使用する
しかし、先の送信シンボルを受信側で“2”“7” 7
′″ “2”7″5″ 6”の順に受信しなかった場合
、以下に説明するようにチャネル識別符号は意味を持た
なくなり、復調ができなくなる。
第9図Cは、先の送信シンボルを受信側で任意に設定し
た基準位相に対して′3”0” 0″“3”0”677
″という順に受信した場合の各チャネルの復調信号を示
したものである。
3チヤネルは無線フレーム信号が反転し、チャネル識別
符号は反転を戻すと“11′となり3チヤネルを示して
いる。ところが、2チヤネルおよび1チヤネルの無線フ
レーム信号は送信側と取り決めた無線フレーム信号とは
全く異なるデータを出力するため、反転、非反転の区別
がつかず、従ってチャネル識別符号も意味を持たなくな
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上説明したように、従来のPSK変調された被変調波
を復調する復調装置は次の欠点があった。
すなわち、差劾符号変關方式では、1タイムスロツト前
の情報から受信データを再生する記憶形の演算を行うた
め、伝送路に誤りが生じた場合に1タイムスロット余分
に誤りが拡大するという欠点があった。
チャネル識別符号を挿入する方式は、フレーム信号を検
出するためのフレーム同期回路が2N個必要であるため
、装置が大型化してしまうという欠点があった。また、
Nが3以上の多相PSKではチャネル識別符号が意味を
持たなくなり、受信データの再生が困難となるという欠
点があった。
そこで本発明の目的は、誤りが拡大せず、かつNが2以
上の多相PSKに右いても装置を大型化することなく復
調することができる復調装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の復調装置は、(i)Nビットの符合化シンボル
で示される長さMのフレーム信号のうち所定番目の符号
化シンボルを除いて2N 進法による和分演算がされた
信号と、データとして送信される送信データ信号とを多
重化した多重化信号から21個の位相にPSK変調され
たPSK変調信号を受信する信号受信手段と、(ii)
この信号受信手段で受信したPSK変調信号からNビッ
ト符号で示される受信シンボルを復調するPSK復調手
段と、(iii )このPSKtjE調手段で復副手段
受信シンボルの21進法による差分演算をする差分演算
器と、(iv)この差分演算器の演算により得られる復
号化信号からフレーム信号を検出するフレーム信号検出
手段と、(V)このフレーム信号検出手段で検出したフ
レーム信号の所定番目の受信シンボルから送受間のシン
ボル差を推定するシンボル差推定手役と、(vi)この
シンボル差推定手段で推定した送受間のシンボル差に応
じて復調シンボル列を符号変換することによって受信デ
ータの再生を行う受信データ再生手段とを具備している
すなわち本発明は、予め送受間で取り決めたフレーム信
号、変調方法で送出された信号を受信し、受信側では受
信した信号を差分演算することによりシンボル差に関係
なく同一となるので、差分演算後のシンボルからフレー
ム信号を検出する。
一方、検出したフレーム信号のうち送信側で差分演算し
なかった箇所の受信シンボルから送受間シンボル差を推
定し、このシンボル差に応じて受信データの再生を行う
ものである。
〔実施例〕
以下、実施例につき本発明の詳細な説明する。
第2図は、本発明の復調装置の一実施例で受信するPS
K変調信号を送信する変調装置について、その構成をブ
ロックで示したものである。
変調装置11はフレーム信号発生器13を備えている。
フレーム信号発生器13から出力されるフレーム信号1
5a% 15b、15cはフレームタイマ17と和分演
算器19で第1番目のシンボルを除いて和分演算される
。和分演算器23で和分演算された後の符号化フレーム
信号21a、21b、2ICは多重器23に供給される
ようになっている。多重器23は送信データ25a、2
5b、25cに符号化フレーム信号21を各チャネルに
対応させて多重化し変調信号27a、27b、27cを
PSK変調器に供給する。PSK変調器29は変調信号
27を2N相のPSK変調し、PSK変調信号31を変
調装置11から送出するようになっている。
第1図は、第2図の変調装置11から送出されるPSK
変調信号を復調する本発明の一実施例におけるtI調装
置の構成をブロックで示したものである。
復調装置41は、変調装置11から送出されるPSK変
調信号31を受信するPSK復調信号受信器43と、受
信した信号を同期搬送波45を層重位相波として位相検
波するPSKI調器47を具備している。差分演算器4
9は、PSKtI調器47から復調信号51a、51b
、51cの供給を受け、復調信号のシンボルで8進法に
よる差分演算を行い、復号化信号53a、53b、53
Cをフレーム検出器55に供給する。フレーム検出器5
5は、復号化信号53からフレーム信号の同期判定を行
い、フレーム信号を、検出したときのみ信号“1”を同
期信号57として出力する。フレーム同期判定は、送受
間で予め取り決めたフレーム信号の第1番目のシンボル
を除いたM−1すなわち7シンボルを検証対象として行
われるようになっている。
復調装置41はまた、シンボル差推定部61を備えてい
る。シンボル差推定部61は、復調信号51を8シンボ
ル遅延させる遅延回路63と、この遅延回路から供給さ
れる8シンボル前の復調信号およびフレーム検出器55
から供給される同期信号57からシンボル差を演算する
演算回路65とから構成されている。演算器65で推定
したシンボル差に基づき出力されるシンボル差信号67
a、67b、67cに基づいて符号変換器69では復調
信号511% 51b% 51Cから受信データ7ta
、 71b、Ticを再生するようになっている。
次に、このように構成された変調装置11と本実施例の
復調装置41の間で行われるデータの送受信について説
明する。
第3図は送信側と受信側の双方にて予め決定されている
フレーム信号15、および所定の同期搬送波45の異な
る同期状態で出力された復調信号を表わしたものである
変調装置11はNが3の変調、すなわち8相PSK変調
を行う。フレーム信号発生器13は、第3画人で示すよ
うな予め送受間で取り決めた3チヤネル、2チヤネル、
1チヤネルの3ビツトで示される8シンボル長のフレー
ム信号15aS 15b、15cを出力する。これらフ
レーム信号15は、フレームタイマ17により第1番目
のシンボルが除かれ、残りの7シンボルのみ1タイムス
ロツト前の符合化シンボルと8進法による和分演算が和
分演算器19で行われる。和分演算器19から出力され
る和分演算後の符号化フレーム信号2ta、21bs 
21cは、多重器23で25a125b、25cの3ビ
ツトで示される送信データ25に多重化される。多重化
後の状態を示したものが第3図Bである。多重化された
後の変調信号27a、27b、27CはPSK変調器2
9に入力されて、PSK変調信号31が変調装置11か
ら送出される。
第4図は8相式のグレイ符号を表わしたもので、送信シ
ンボルの符号配置を示す。
PSK変調器29は、このグレイ符号に従って多重化後
の変調信号27のPSK変調を行う。第4図に示すグレ
イ符号は第7図已に対応したもので、位相の検出時に隣
り合った位相として誤検出する可能性があるため、誤っ
ても1ビツトのエラーですむような組み合わせとなって
いる。なお、4相式の場合には、第7図Aに対応したグ
レイ符号を用いることが望ましい。
第1図に示す変調装置11で変調されたPSK変調信号
31は、PSK変調信号受信装置43で受信する。この
受信信号31は、同期搬送波45を基準位相波としてP
SK復調器47で位相検波され、復調信号51a、5t
b、51Cを出力する。この復調信号51a、51b、
51Cは各々3チヤネル、2チヤネル、1チヤネルの信
号に対応する。同期搬送波45は、受信したPSK変調
信号31に対して23すなわち8つの同期状態が存在し
、各々異なった復調信号をそれぞれ出力する。
第3図Bの送信シンボル“05277744″が変調装
置11から伝送され、これを復調装置41のPSK変調
信号受信器43で受信し、PSK復調器47により受信
シンボルで“05277744”と復調したとする。こ
の場合、復調信号51は第3図Cに示すように変調信号
27と同じになる。一方、復調装置41が受信シンボル
3の状態から“30522277″と受信したとすると
、復調信号51は第3図りのようになる。この場合、各
チャネルとも変調信号27とは異なった復調信号51が
出力されている。従って、次のようにして信号を復調す
る。
差分演算器49では、復調信号51のシンボルについて
2 w、すなわち8進法による差分演算を行い、複合化
信号53 a、 53 b、 53 cを出力する。す
なわち、PSK復調器47で復調された復調信号のシン
ボル“30522277″は差分演算(3−X=Y、0
−3=5.5−0=5.2−5=5.2−2=0.2−
2=0、?−2=5、?−7=0)されて、復号化信号
のシンボルが“Y5550050″と求められる。ここ
で復調信号の男1番目のシンボル“3”の前に受信した
送信データXは、シンボルで0〜7のいずれかである。
従って、Yも0〜7までの任意の値である。
第5図は、PSK変調信号受信器43でPSK変調信号
31を受信した際の送受間のシンボル差に対する復調信
号51と複合化信号53の関係を示したものである。
この図で示されるように、差分演算器49で差分演算さ
れた後の復号化信号53は、第1番目のシンボルを除い
た全てのシンボルが送受間シンボル差に関係なく予め取
り決めたフレーム信号と同じである。従って、フレーム
検出器55は、この復調信号“30522277”を取
り込み、第1番目のシンボルを除いた残り7シンボルを
フレーム検出の対象としてフレーム同期判定を行う。7
シンボルのフレーム信号を検出すると、フレーム検出器
55は同期信号57を演算器65に出力する。
遅延回路64は復調信号を8シンボル遅延させて演算器
49に供給する。すなわち、フレーム検出器55で第8
番目のシンボルの同期判定の終了により演算回路65に
同期信号57が供給されると、第5図で示す復調信号の
第1番目のシンボルが8シンボル遅延して遅延回路63
から供給される。演算回路65では同期信号を受信した
ときに遅延回路から供給された復調信号のシンボル、す
なわち受信したフレーム信号の第1番目のシンボルに基
づき送受間のシンボル差を推定する。送受間のシンボル
差は、遅延回路から供給されたフレーム信号の°第1番
目のシンボルと、予め送受間で取り決めたフレーム信号
の第1番目のシンボルとの間で8進法による差分演算を
行うことにより推定する。ただし、本実施例のように送
受間で第1番目のフレーム信号を0”とした場合には、
遅延回路から供給されるシンボルがそのまま送受間シン
ボル差となるので、以上のような演算は不要となる。
第6図はt!j調信号51a、51bN 51Cから受
信データ71a、7 lb、71cに変換する場合の変
換テーブルを示す。
演算器65で推定された送受間シンボル差に基づいて符
号変換器69では、PSK復調器から供給される復調信
号52 a、 52 b、 53 cを符号変換し、受
信データ71a、71b、71cを再生する。第6図に
、示す変換テーブルは、例えば図示しないROM (R
ead 0nly Memory)  に記憶される。
以上説明した実施例では8相にPSK変調変調されたデ
ータの復調について説明したが、4相の場合についても
同様にして復調することができる。
また、以上説明した実施例ではフレーム信号をシンボル
で“0550050”としたが、フレーム信号の内容と
その長さおよび多重化の方式は特に限定されるものでは
ない。更に、1フレームの長さも任意であり、無線フレ
ーム信号および多重化の方式と共に送信側と受信側の双
方にて予め決定しておくものである。
〔発明の効果〕
このように本発明によれば、データを誤って受信した場
合でも誤りが拡大することなく高品質に受信できる。従
って、雑音等が多い伝送路でデータを伝送する場合に特
に効果が高く、誤り訂正を付加する場合の差動符号化器
と誤り訂正符号化器の併用による誤り訂正の符号化利得
低下に対する配慮が不要となり、理想状態に近い符号化
利得となる。
また、Nが2の場合のみならず3以上の場合のPSK変
調信号であっても復調することができる。
更ニ、フレーム検出回器のフレーム同期回路は1つでよ
く、また符号変換器も複雑な計算を必要とするものでは
なく、ROM等によるテーブル変換で簡易に対応するこ
とができるので、回路や部品の増加が極めて少ない。従
って、装置を小型化することができるため、半固定型の
復調装置に適する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の一実施例を説明するためのも
のであり、このうち第1図は送信装置で8相PSK変調
を行った信号を復調する本発明の一実施例を示す復調装
置のブロック図、第2図は8相PSK変調を行う変調装
置のブロック図、第3図は送信側と受信側の双方にて予
め決定されているフレーム信号、および所定の同期搬送
波に基づく異なる同期状態で復調された復調信号を表わ
した図、第4図は8相式のグレイ符号について表わした
図、第5図はPSK変調信号受信器でPSK変調信号を
受信した際の送受間のシンボル差に対する復調信号と複
合化信号の関係を示した対応図、第6図は復調信号を受
信データに変換する場合の変換テーブルを示す対応図、
第7図〜第9図は従来技術を説明するためのものであり
、このうち第7図は位相変化の差異による方式の違いを
4相式、8相式について示した図、第8図は4相PSK
でチャネル識別符号を挿入した場合の変調および復調の
方法を示した図、第9図は8相PSKでチャネル識別符
号を挿入した場合の変調および復調の方法を示した図で
ある。 41・・・・・・復調装置、 43・・・・・・PSK変調信号受信器、45・・・・
・・同期搬送波、47・・・・・・PSK復調器、49
・・・・・・差分演算器、55・・・・・・フレーム検
出器、61・・・・・・シンボル差推定部、 69・・・・・・符号変換器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 Nビットの符合化シンボルで示される長さMのフレーム
    信号のうち所定番目の符号化シンボルを除いて2^N進
    法による和分演算がされた信号と、データとして送信さ
    れる送信データ信号とを多重化した多重化信号から2^
    N個の位相にPSK変調されたPSK変調信号を受信す
    る信号受信手段と、この信号受信手段で受信したPSK
    変調信号からNビット符号で示される受信シンボルを復
    調するPSK復調手段と、 このPSK復調手段で復調した受信シンボルの2^N進
    法による差分演算をする差分演算器と、この差分演算器
    の演算により得られる復号化信号から前記フレーム信号
    を検出するフレーム信号検出手段と、 このフレーム信号検出手段で検出したフレーム信号の前
    記所定番目の受信シンボルから送受間のシンボル差を推
    定するシンボル差推定手段と、このシンボル差推定手段
    で推定した送受間のシンボル差に応じて復調シンボル列
    を符号変換することによって受信データの再生を行う受
    信データ再生手段 とを具備することを特徴とする復調装置。
JP1101813A 1989-04-24 1989-04-24 復調装置 Expired - Lifetime JP2903539B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1101813A JP2903539B2 (ja) 1989-04-24 1989-04-24 復調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1101813A JP2903539B2 (ja) 1989-04-24 1989-04-24 復調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02281851A true JPH02281851A (ja) 1990-11-19
JP2903539B2 JP2903539B2 (ja) 1999-06-07

Family

ID=14310570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1101813A Expired - Lifetime JP2903539B2 (ja) 1989-04-24 1989-04-24 復調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2903539B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002030075A1 (fr) * 2000-10-05 2002-04-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Emetteur de donnees numeriques, procede de codage d'une ligne de transmission et procede de decodage

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002030075A1 (fr) * 2000-10-05 2002-04-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Emetteur de donnees numeriques, procede de codage d'une ligne de transmission et procede de decodage
US7190728B2 (en) 2000-10-05 2007-03-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Digital data transmitter, transmission line encoding method, and decoding method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2903539B2 (ja) 1999-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02299344A (ja) 多相psk復調器
JPH10112695A (ja) スペクトル拡散パルス位置変調通信方式
JPS61184014A (ja) 時分割多元接続通信における初期接続方式及び装置
US4128828A (en) Differential detection systems with non-redundant error correction
US5923701A (en) Spread spectrum pulse position modulation system
US6041074A (en) Spread spectrum pulse position modulation system
US6891906B1 (en) Demodulator, clock recovery circuit, demodulation method and clock recovery method
JPH06205062A (ja) 遅延検波回路
US4291408A (en) System for monitoring bit errors
JP2000068972A (ja) Ofdm変復調方法及びofdm変復調回路
US4888792A (en) Multi-level quadrature amplitude modulation and demodulation system
JPH02281851A (ja) 復調装置
JPH06120995A (ja) ディジタル無線用受信機のフレーム同期回路
JPH02272943A (ja) 復調装置
JPH06232930A (ja) クロック再生回路
JP3479036B2 (ja) クロック再生装置
JPH02119353A (ja) 復調装置
JPH08107430A (ja) 復調装置
JPS59200547A (ja) 回線品質監視方式
JPS62180634A (ja) フレ−ム同期方式
JP3561595B2 (ja) Rds受信装置
JP2944153B2 (ja) 復調基準位相曖昧度除去方式
JPH10290265A (ja) 無線受信機
JP5445600B2 (ja) デジタルデータ送信装置、デジタルデータ受信装置及びデジタルデータ伝送システム
JPH0637833A (ja) ディジタル信号検出回路