JPH02281506A - 架橋ポリエチレンケーブルの剥離性外部半導電層 - Google Patents

架橋ポリエチレンケーブルの剥離性外部半導電層

Info

Publication number
JPH02281506A
JPH02281506A JP10254889A JP10254889A JPH02281506A JP H02281506 A JPH02281506 A JP H02281506A JP 10254889 A JP10254889 A JP 10254889A JP 10254889 A JP10254889 A JP 10254889A JP H02281506 A JPH02281506 A JP H02281506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
layer
cross
vinyl acetate
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10254889A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Nitta
仁田 眞
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP10254889A priority Critical patent/JPH02281506A/ja
Publication of JPH02281506A publication Critical patent/JPH02281506A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野) 本発明は、架橋ポリエチレン絶atカケープルの被覆材
として用いられる半導電層に係り、特に、機械的強度、
耐熱性(高温物性、高温架橋性)に優れ、かつ、剥離性
に極めて優れた架橋ポリエチレンケーブルの剥離性外部
半導電層に関する。 [従来の技術] 近年1合成樹脂を用いて被覆する絶縁電線が多くなって
きている。このような絶縁材の使用目的は、構造材とし
ての目的を兼ねている場合も多いが、導体から電気的に
絶縁する点に主眼が匝かれている。しかし、電気的絶縁
性が優れていても耐熱性が悪かったり、加工がしにくか
ったり、価格が高くなってしまったり、施工の作業性が
悪くなってしまっては絶縁材としての使用に耐えなくな
ってしまう。このため、絶縁材料としては、電気的特性
が良好であることは勿論のこと、この電気的特性が良好
であることに加えて材料力学的な強さや耐熱性、加工の
し易さ、価格、施工のし易さなどが選択の重要な基準と
なっている。 そこで、一般に、架橋ポリエチレン絶縁層カケープル1
(但し、線心)は、第1図に示す如く導体2の上に内部
半導電層3を被覆し、その上に絶縁体4を被覆し、この
絶縁体4の上に外部半導電層5を被覆して構成されてい
る。この架橋ポリエチレン絶縁層カケープル1の外部半
導電層5は、従来のテープ型に代わって押出被覆型が採
られている。このように外部半導電層5が押出被覆され
るのは、絶縁体4と外部半導電層5の界面を平滑にする
と共に密着させて架橋ポリエチレン絶縁型カケープル1
の耐電圧特性を向上させるためである。 しかし、この押出被覆による外部半導電層5は。 架橋ポリエチレン絶縁型カケープル1の接続及び端末処
理作業を行う際など、絶縁体4から容易に剥ぎ取れるこ
とが要求される。このため、最近では、この外部半4電
層5と絶縁体4との剥離強度(接着強度)を低下させる
研究が行われている。 そして、日本国内においては、外部半導電層の剥離強度
は、ユーザー規格としては、例えば、4kgf/12.
7mm以下(低剥離強度)が要求されている。 この外部半導電層5の低剥離強度化のひとつの主要な方
法としては、絶縁体4を構成する(架橋)ポリエチレン
との間の分子間力を小さくする方法がある。このために
、剥離性外部半導電層のマトリックス樹脂としては、溶
解パラメータ(SP値二5olubility Par
ameter)の差の大きいエチレン−酢酸ビニル共重
合体樹脂が用いられている。このエチレン−酢酸ビニル
共重合体樹脂をアセチレンブラックや通常良く用いられ
る導電性ファーネスブラックによって導電化し、4kg
f/12.711n(低剥離強度)以下程度の剥離強度
とするためには、酢酸ビニル含有量を少なくとも40重
量%を超えるものにする(例えば、特公昭61−209
70号に示す如く、酢酸ビニル含有量55重量%以上)
ことが必要である。 (発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のエチレン−酢酸ビニル共重合体樹
脂を用いた剥離性外部半導電層にあっては、40重量%
を超えた量のWP酸ビニルを含有しているため、外部半
導電層の弾性係数、あるいは引張強度等の機械的強度が
所望の強度値より低下してしまうという問題点を有して
いる。このため、剥離性外部半導電層そのものに所謂腰
がなくなってしまい、例えば、外部半導電層に要求され
る50℃程度の高温下での剥ぎ取り作業を行う場合、外
部半導電層が伸びて千切れてしまい剥離作業が非常に難
しくなるという問題点を有している。 また、従来のエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂を用い
た剥離性外部半導電層にあっては、40重量%を超えた
量の酢酸ビニルを含有しているため、外部半導電層の軟
化点が低くなり、架橋ポリエチレンケーブル製造(押出
し成形架橋)時において、コンパウンドのホッパー内で
のブロッキングさらには、ドラム巻き後の外部半導電層
同志の貼り付き、あるいは巻圧によって架橋ポリエチレ
ンケーブルの外形に変形を来すという問題点を有してい
る。 さらに、従来のエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂を用
いた剥離性外部半導電層にあっては、40重量%を超え
た量の酢酸ビニルを含有しているため、高温分解(30
0’CI度以上)によって脱酢酸量が多くなり、この脱
酢酸量の多少によって最近多く用いられている高温での
乾式架橋の場合の架橋温度(製造線速)が極端に制限さ
れてしまうという問題点を有している。 本発明は、機械的強度、耐熱性(高温物性、高温架橋性
)に優れ、かつ、剥離性に極めて優れた架橋ポリエチレ
ンケーブルの剥離性外部半導電層を提供することを目的
としている。 【課題を解決するための手段l 一般に、カーボンブラックの導電性付与効果は。 その粒子径が小さい程、また、表面積が大きいほど高く
なる傾向に有り1通常電カケ−プルの半導電層組成物の
導電性付与のために用いられる導電性カーボンブラック
(CF : Conductive FurnaceB
lack )は、平均粒子径が15〜30mμ程度で。 比表面積が100rrf/g以上のものが主である。 具体的には例えば、CABOT (株)製のパルカンX
C−72,平均粒子径が30mμ、比表面積254 g
 / gなどがある。 ここで1本発明者は、エチレン−酢酸ビニル共重合体を
マトリックス樹脂とする外部半導?It6の組成と架橋
ポリエチレン絶縁体との剥離性の関係について詳細に検
討した。その結果、導電性を付与するカーボンブラック
の種類、特にオイルファーネスブラックについては、平
均粒子径と剥離強度の間に強い相関関係があることを明
らかにした。 すなわち、本発明者は、第1表の例に示す如く、オイル
ファーネスブラックの平均粒子径が小さいほど、絶縁体
との接着力は高く、逆に平均粒子径が大きくなる程、剥
離強度が低くなることを確認した。また、本発明者は、
オイルファーネスブラックの比表面積については、必要
4電性を付与できる範囲内で小さい方が剥離強度を低く
するために、好ましいことを明らかにした。 以上の点に鑑みて本発明をするに至った。すなわち、本
発明は、酢酸ビニル含有量30〜40重量%の範囲にあ
るエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂100重量部に対
して、平均粒子径30〜52mμ、比表面積100m/
g以下であるオイルファーネスブラックを4o〜80重
量部配合して構成したものである。このオイルファーネ
スブラックは5合成樹脂組成物に導電性を付与し、半導
電性化する役割を果たしている。 なお、この架橋ポリエチレンケーブルの剥離性外部半導
電層には、必要に応じ、架橋剤、老化防止剤、滑剤など
が添加される。 このように、導電性付与のためのカーボンブラックとし
て特定のオイルファーネスブラックを用い、酢酸ビニル
の含有量を30〜40重量%の範囲に抑えることによっ
て、機械的強度、耐熱性(高温物性、高温架橋性)、剥
離性を向上したのが本発明の組成である。 【作用1 上記のように構成される架橋ポリエチレンケーブルの剥
離性外部半導ffi層にあっては、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体樹脂100重量部に対して、平均粒子径30
〜52mμ、比表面積loom/g以下であるオイルフ
ァーネスブラックを40〜80重量部配合しているため
、電カケープルの半導電層に必要な導電性(体積抵抗率
10’Ω−■以下程度)を得ることができる。 このように配合するオイルファーネスブラックの平均粒
子径を52mμ以下としたのは、オイルファーネスブラ
ックの平均粒子径が52mμ以上になると、カーボンブ
ラック自体の導電性付与効果が低下し、予定していた電
カケープルの半導電層に必要な導電性(体積抵抗率10
’Ω−■以下程度)を付与できなくなるからである。ま
た、オイルファーネスブラックの配合量を40〜80重
量部としたのは、40重量部未満では予定していた電カ
ケープルの半導電層に必要な導電性(体積抵抗率10’
Ω−■以下程度)を得られず、また、80重量部を超え
て配合すると、導電性はよくなるが、溶融粘度が上昇し
、押出し成形性が悪化すると共に機械的物性も低下して
しまうからである。 架橋ポリエチレンケーブルの剥離性外部半導電層の場合
、溶融粘度の上昇は、早期架橋(スコーチ)を引き起こ
す要因ともなる。 また、上記のように構成される架橋ポリエチレンケーブ
ルの剥離性外部半導電層にあっては、導電性付与のため
に配合するカーボンブラックに平均粒子径30〜52m
μ、比表面積100rrf/g以下である特定のオイル
ファーネスブラックを用いているため、酢酸ビニル含有
量40重量%以上のエチレン−酢酸ビニル共重合体をマ
トリックス樹脂として用いることなく、剥駈強度をコン
トロールして剥離強度の低下(4kgf/12,7an
以下)を達成することができ、剥離性付与のためにその
他の添加剤を加える必要がない。なお、電カケープルの
半導電層の導電性付与カーボンブラックとして、極めて
一般的なものにアセチレンブラックがあり、このアセチ
レンブラックは、その平均粒子径が40mμ前後、比表
面積が65 m / gであるが所望の低剥離強度が得
られないので本発明の対象からは除外される。 さらに、上記のように構成される架橋ポリエチレンケー
ブルの剥離性外部半導電層にあっては、エチレン−酢酸
ビニル共重合体の酢酸ビニル含有量を30〜40重量%
の範囲にあるものを用いているため、高温分解(3oO
℃程度以上)による脱酢酸量を少なくすることができ、
この脱酢酸量を少なくできることにより、架橋ポリエチ
レンケーブルの剥離性外部半導電層の架橋温度を高くす
ることができ、製造線速を向上することができる。 また、この脱酢酸量を少なくすることができるため、脱
酢酸による外部半導電層の上に巻形される銅遮蔽テープ
の変色を低減することができる。 このようにエチレン−酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル
含有量を30〜40重量%とじたのは。 マトリックス樹脂として用いるエチレン−酢酸ビニル共
重合体の酢酸ビニル含有量が30重量%を下回ると、剥
離強度の低下を図ることのできるオイルファーネスブラ
ックといえども4kgf/12゜7IIIn以下の剥離
強度を達成できなくなってしまい、また、エチレン−酢
酸ビニル共重合体の酢酸ビニル含有量が40重量%を上
回ると、高温分解(3o o ”c程度以上)による脱
酢酸量が多くなり、架橋ポリエチレンケーブルの剥離性
外部半導電層の架橋温度を高くすることができなくなり
、製造線速を向上することができなくなってしまい、さ
らに、外部半導電層の軟化点が低くなり、架橋ポリエチ
レンケーブル製造(押出し成形架橋)時において、コン
パウンドのホッパー内でのブロッキングさらには、ドラ
ム巻き後の外部半導電層同志の貼り付き、あるいは巻圧
によって架橋ポリエチレンケーブルの外形に変形を来す
という問題があるからである。 このように、架橋ポリエチレンケーブルの剥離性外部半
導電層を酢酸ビニル含有量30〜40重量%の範囲にあ
るエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂100重量部に対
して、平均粒子径30〜52mμ、比表面積100m2
/g以下であるオイルファーネスブラックを40〜80
重量部配合して構成することにより、外部半導電層の機
械的強度が向上し、扁温時においてもこれを保持し、例
えば、50℃程度の高温下での剥ぎ取り作業性も極めて
容易なものとすることができる6 【実施例】 以下1本発明の実施例について説明する。 本実施例において基本となる架橋ポリエチレンケーブル
の剥離性外部半導電層は、酢酸ビニル含有量30〜40
重量%の範囲にあるエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂
100重量部に対して、平均粒子径30〜52mμ、比
表面積100rrr/g以下であるオイルファーネスブ
ラックを40〜80重量部配合して構成したものである
。 本実施例においては、第1表に掲げる各種組成について
実際のケーブル試作(6KV−CV  100−130
0℃乾式架橋)を行って、実施例、比較例の特性評価を
行った。 これらの実施例に基づく架橋ポリエチレンケーブルの外
部半導電層と、比較例の電カケープルの外部半導電層と
のそれぞれについて体積抵抗率試!!! (ASTM 
 D991)、剥離強度[kgf/12.7思〕、高温
(50℃)での剥離性、押出成形加工性のそれぞれに対
する比較結果を第1表に示しである。 なお1本実施例及び比較例に配合されている架橋剤とし
て具体的には、例えば、〔2,5−ジメチル−2,5−
ジー(t−ブチルパーオキシ)−ヘキシン−3〕、老化
防止剤として具体的には。 例えば、(4,4’−チオビス−(6−t−ブチル−m
−クレゾール)〕である。 この第1表中の体積抵抗率(ASTM  D991)に
おいては、体積抵抗率の値が105Ω−印以下を○とし
、10S Ω−■を超えた場合をXとして表わしている
。この体積抵抗率の値を10sΩ−an以下としたのは
1体積抵抗率の値が1o5Ω−のを超えると、半導電層
としての作用を最大限に発揮させることができなくなっ
てしまうからである。 また、第1表中の剥離強度(kgf / ]、 2.7
mm)に才?いては、剥離力が4 kg f / 12
 、7 nl11以下の場合、その剥離強度の値を示し
、4kgf/12゜7mを上回った場合を×として表し
ている。この剥離強度は、外部半導電層を下層の絶縁体
層から剥離するためにどのくらい力を要するかを表すも
ので、日本国内でのユーザー規格にて一般に要求されて
いる値である。 また、第1表中の高温(50℃)での剥離性は。 外部半導電層を50℃の高温下で剥離した際、下層の絶
縁体層から剥離のために引っ張った外部半導電層が伸び
千切れることなく剥離できたものをOとし、剥離のため
に引っ張った外部半導電層が伸び千切れてしまいうまく
剥離できなかったものを×として表している。この高温
(50℃)での剥離性は、架橋ポリエチレンケーブルの
使用条件によっては、高温(50℃)雰囲気中に配線さ
れることがあり、このような高温(50℃)条件下でも
ケーブルの接続及び端末処理作業を行う際に、引っ張っ
た外部半導電層が伸び千切れることなく。 下層の絶縁体層から容易に剥離できるかを表すものであ
る。 さらに、第1表中の押出成形加工性は、スムーズに押出
し加工ができる場合をOとし、スムーズに押出し加工が
できない場合の内、コンパウンドブロッキング、表面粘
着があるものを×1として表し、押出流動性が悪いもの
を×2として表している。この押出加工性は、材料の溶
融粘度、スコーチ(早期架橋)などと関連し、外部半1
!!X電WJを押出し機でPfAI&一体の上に押し出
す加工の良否を判断したものである。電カケープルの外
部半導1π層が絶縁体からの剥離性がよくても、電力ケ
ーブルの合成樹脂被覆材は、押出し機によって押出し被
覆していくものであり、押出加工性が悪いと、電カケー
プルの品質に影響してしまう。 第1表中、実施例1.2.3.4.5のそれぞれは、体
積抵抗率(ASTM  D991)、剥離強度(kgf
/12.7mm) 、高温(50℃)での剥離性、押出
成形加工性、のそれぞれに対して合格あるいは良好(0
)を示している。 これに対し、比較例1、比較例3.比較例4、比較例5
、比較例9は、体積抵抗率(ASTMD991)、高温
(50℃)での剥離性、押出成形加工性、のそれぞれに
対して合格あるいは良好(0)であるも、剥離強度(k
gf/ 12.7+nn〕においては、4kgf712
.7inを超えてしまい不合格(×)の結果が生じてい
る。 また、比較例2は、体積抵抗率(ASTM  D991
)、においては、合格(O)し、剥離強度(kgf/1
2.7on)についても、1kgf/12゜7m+ 〜
2kgf/12.7mmと合格(0)するも、高fL(
50℃)での剥離性については、50℃で外部半導IC
FF材料が軟らかくなってしまい不可(×)の結果が、
また、押出成形加工性についても、コンパウンドブロッ
キング、表面粘着があり不可(×1)の結果が生じてい
る。 さらに、比較例6は、体積抵抗率(ASTMD991)
については1合格(o)し、剥離強度(kgf/12.
7n+n+)についても、3kgf/12゜7n+m〜
4kgf/12.7mmと合格(0)するも、高温(5
0℃)での剥離性については、50’Cで外部半導電層
が軟らかくなってしまい不可(×)の結果が、また、押
出成形加工性についても、コンパウンドブロッキング、
表面粘着があり不可(×1)の結果が生じている。 またさらに、比較例7は、体積抵抗率(ASTM  D
991)、高温(50℃)での剥離性については、それ
ぞれに対して合格(o)し、剥に強度[kgf/12.
7画]についても、3kgf712.7mm〜4kgf
/12.7rfrnと合格(○)するも、押出成形加工
性については、押出流動性が悪く不可(×2)の結果が
生じている。 さらにまた、比較例8は、高温(50°C)での剥離性
、押出成形加工性については、それぞれに対して合格(
0)し、剥離強度(kgf/12.7m〕についても、
2kgf/12.7m+〜3kgf/12.7mmと合
格(0)するも1体砧抵抗率(AS T M  D 9
91 )については、105Ω−■を超えてしまい不可
(X)の結果が生じている。
【発明の効果】
本発明の外部半導電層は、酢酸ビニル含有量30〜40
重量%の範囲にあるエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂
100重量部に対して、平均粒子径30−52 m p
、比表面積100rrr/g以下であるオイルファーネ
スブラックを40〜80重量部配合して構成されている
ので、4kgf/12゜7m以下の剥離強度を得られる
と共に、弾性係数、あるいは引張強度等の機械的強度を
向上することができ、例えば、50℃程度の高温下にお
いてもこの機械的強度を保持しつつ、剥ぎ取る際に片伸
びして千切れるということがなく、剥ぎ取り作業性を極
めて容易にすることができる。 また、本発明の外部半導電層は、酢酸ビニル含有量30
〜40重量%の範囲にあるエチレン−酢酸ビニル共重合
体樹脂100重量部に対して、平均粒子径30〜52m
μ、比表面積100rrr/g以下であるオイルファー
ネスブラックを40〜80重量部配合して構成されてい
るので、軟化温度の低下を防止することができ、軟化点
が低くなることによって生じる架橋ポリエチレンケーブ
ル製造(押出成形架tS)時におけるコンパウンドのホ
ッパー内でのブロッキング、ドラム巻き後の外部半導電
層同志の貼り付き、また巻圧による架橋ポリエチレンケ
ーブルの外形に変形を防止することができる。 さらに、本発明外部半導電層は、酢酸ビニル含有量30
〜40重量%の範囲にあるエチレン−酢酸ビニル共重合
体樹脂100重量部に対して、平均粒子径30〜52m
μ、比表面積Loom/g以下であるオイルファーネス
ブラックを40〜80重量部配合して構成されているの
で、高温分解(300℃程度以上)によって生じる脱酢
酸量を増加させることがなく、脱酢酸量の増加による架
橋温度(製造線速)の制限を受ける高温乾式架橋の場合
における架橋温度(製造線速)を高くすることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的な架橋ポリエチレン絶縁型カケープルを
示す断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酢酸ビニル含有量30〜40重量%の範囲にある
    エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂100重量部に対し
    て、平均粒子径30〜52mμ、比表面積100m^2
    /g以下であるオイルファーネスブラックを40〜80
    重量部配合してなる架橋ポリエチレンケーブルの剥離性
    外部半導電層。
JP10254889A 1989-04-21 1989-04-21 架橋ポリエチレンケーブルの剥離性外部半導電層 Pending JPH02281506A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10254889A JPH02281506A (ja) 1989-04-21 1989-04-21 架橋ポリエチレンケーブルの剥離性外部半導電層

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10254889A JPH02281506A (ja) 1989-04-21 1989-04-21 架橋ポリエチレンケーブルの剥離性外部半導電層

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02281506A true JPH02281506A (ja) 1990-11-19

Family

ID=14330300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10254889A Pending JPH02281506A (ja) 1989-04-21 1989-04-21 架橋ポリエチレンケーブルの剥離性外部半導電層

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02281506A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04311729A (ja) * 1991-04-09 1992-11-04 Mitsubishi Cable Ind Ltd  電力ケーブルの製造方法
JPH0615219U (ja) * 1992-07-27 1994-02-25 住友電気工業株式会社 ウレタン樹脂被覆電線

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04311729A (ja) * 1991-04-09 1992-11-04 Mitsubishi Cable Ind Ltd  電力ケーブルの製造方法
JPH0615219U (ja) * 1992-07-27 1994-02-25 住友電気工業株式会社 ウレタン樹脂被覆電線

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6395989B2 (en) Cross-linkable semiconductive composition, and an electric cable having a semiconductive coating
JP2008130367A (ja) 高電圧キャブタイヤケーブル
JP2012074382A (ja) 剥離型半導性シールドおよびこのための組成物
JP2008021456A (ja) 高電圧キャブタイヤケーブル
US6858296B1 (en) Power cable
JPH039140B2 (ja)
JP6429123B2 (ja) 送電ケーブル
JPS6120970B2 (ja)
WO2010023972A1 (ja) 絶縁電線およびワイヤーハーネス
CN103545045A (zh) 一种具有可剥离半导电外屏蔽材料的高压电缆结构
JPH02281506A (ja) 架橋ポリエチレンケーブルの剥離性外部半導電層
KR100949633B1 (ko) 박리성 수가교 반도전 수지 조성물 및 이를 이용하여제조된 절연전선
JP6098497B2 (ja) ノンハロゲン難燃樹脂組成物を用いたlanケーブル
JP2000319464A (ja) 半導電性樹脂組成物及び架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブル
JP2000030535A (ja) 含ふっ素エラストマ被覆電線・ケーブル及びその製造方法
JP3088055B2 (ja) 電力ケーブルの半導電層用組成物
JP4533506B2 (ja) 化学架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブル外部半導電層用剥離性半導電性樹脂組成物
JPS583327B2 (ja) 絶縁被覆を有する電気導体の製造方法
JP6564258B2 (ja) 半導電性樹脂組成物およびこれを用いた電力ケーブル
JP5202853B2 (ja) 導体もしくは光ファイバの被覆材、絶縁電線もしくはケーブル、および光ファイバコードもしくは光ケーブル
JP2724494B2 (ja) 半導電性組成物、及び電力ケーブルの剥離性外部半導電層
JP2002245866A (ja) レントゲンケーブル
JPH11329077A (ja) 半導電層用組成物及び電力ケーブル
JPH10172347A (ja) 架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブルの半導電層用組成物
JP2014154477A (ja) 電力ケーブルの製造方法