JPH02280968A - 高速水平すみ肉ガスシールドアーク溶接方法 - Google Patents

高速水平すみ肉ガスシールドアーク溶接方法

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JPH02280968A
JPH02280968A JP10013489A JP10013489A JPH02280968A JP H02280968 A JPH02280968 A JP H02280968A JP 10013489 A JP10013489 A JP 10013489A JP 10013489 A JP10013489 A JP 10013489A JP H02280968 A JPH02280968 A JP H02280968A
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忠雄 斎藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は溶接構造物における水平すみ肉ガスシールドア
ーク溶接法に関し、特に高速溶接が可能でかつ溶接作業
性に優れた2電極高速すみ肉ガスシールドアーク溶接法
に関するものである。
従来の技術 近年各種溶接構造物の建造において、ガスシールドアー
ク溶接法が溶接能率の向上が図れることから各分野で急
速にその適用が増大している。中でも全溶接長に占める
水平すみ肉溶接の比率が極めて高い造船や橋梁等の分野
では、水平すみ肉溶接の高速化が、溶接のトータルコス
ト低減の観点から、現在の最大の課題となっている。
水平すみ肉溶接は現在その簡便性から1電極による施工
が最も一般的であるが、1電極法で水平すみ肉溶接の高
速化を図ろうとすると、溶接ビー1外観拳形状が著しく
劣化したり(アンダーカット、凸ビード)、シカツブプ
ライマー塗装鋼板の場合はビットやブローホールが多発
するという問題があり現状では最大70〜80cys/
armの溶接速度が限界である。
従って1 m/s+in以上の溶接速度を達成するため
には必然的に電極数を増やした多電極溶接法を採用する
ことが必要となる。多電極による高速溶接については従
来より盛んに研究されており、サブマージアーク溶接に
おいては例えば■特開昭60−240382号、■特開
昭83−18870号など多くの提案がなされているが
、これらサブマージアーク溶接の場合はフラックスの散
布、回収が必要で溶接装置が大型化せざるを得ないこと
、溶接入熱が大きいため歪みが発生し易く特に水平すみ
肉溶接においては溶接条件が限定されるなどの問題があ
る。
一方ガスシールドアーク溶接においては例えば■特開昭
58−88378号、■特開昭83−154287号な
どが提案されている。前者は複数のフラックス入りワイ
ヤを用いて極間を200〜50軸麿とした交流MTG溶
接法であり、後者は複数本のメタルコアードワイヤを用
いてCO2又はAr −GO2雰囲気で高速溶接するも
のであるが、それぞれ溶接能率およびビード外観・形状
の点で問題が残っ、ている。
発明が解決しようとする課題 本発明はこのような事情に着目してなされたものであっ
て、溶接速度1 m/層i1以上の高速水平すみ肉溶接
において、従来技術の欠点を解消し、ビード形状やアー
ク安定性などの溶接作業性が良好でかつビット・ブロー
ホール等の溶接欠陥の少ない高速水平すみ肉ガスシール
ドアーク溶接方法を提供することを目的とするものであ
る。
課題を解決するための手段 本発明に係る高速水平すみ肉ガスシールド7−り溶接方
法の構成は、下記のものである。
(り少なくとも後行電極にルチール系の7ラツクス入り
ワイヤを用い、先行電極と後行電極のアーク発生点の間
隔をlO〜40v++にしてlプールを形成せしめ、先
行電極および後行電極のワイヤ径が1.2〜4.0層■
の範囲でかつ先行電極のワイヤは後行電極のワイヤ径以
下とすると共に、溶接線方向の傾斜角度が先行電極を0
〜25°の後退角、後行電極を0〜25°の前進角とし
、かつ先行電極の電流値(AL )と後行電極の電流値
(AT )の比(At、/AT)を1.0〜1.9で溶
接することを特徴とする高速水平すみ肉ガスシールドア
ーク溶接方法。
(2)前記ルチール系フラックス入りワイヤがワイヤ重
量比で下記成分とすることを特徴とする(1)記載の高
速すみ肉ガスシールドアーク溶接方法。
TiO2; 3.7〜7.2 wt% 脱酸剤         :!、7〜6.0wt%酸化
物(Ti02を含めて)  ;9.f1%it%以下金
属弗化物(F換算値で)  : 0.01〜0−28w
t%金属炭酸塩(14換算値で) ; 0.01〜0.
37wt%作用 本発明者等は2電極による高速水平すみ肉溶接のど−ド
形成について種々実験を重ねた結果、次のような知見を
得て本発明を完成したものである。
(1)溶接速度1 m/sin以上の高速水平すみ肉溶
接において、脚長4mm以上の安定したすみ円し゛−ド
を得るためには、電極間隔を短くして1プールを形成さ
せることが必要である。
(2)さらにTft極間の溶融プールを安定化させる溶
接条件(電流配分、電極角度、極間、ワイヤ径等)の選
定がビード形状を支配する。
(3)またビード外観・形状の観点から少なくとも後行
電極にはスラグ生成量の多いルチール系フラックス入す
ワイヤの適用が最も好ましい。
本発明は上記知見に基づいて完成したものであり、以下
に本発明について詳細に説明する。
第1図は溶接線方向の溶融プール断面図を示し、先行電
極1と後行電極2はそれぞれ電極角度3.4に傾は極間
距離5に保って配置する。先行電極のアーク6により生
じた溶融金属は先行電極の強力なプラズマ気流により後
方へ吹かれるが、後行電極のアーク7により前向きの力
を作用させて電極間に湯溜まり8を形成させ後行電極後
方の溶融プール9の後退を制御する。
この結果アンダーカット等の欠陥のないすみ肉ビード1
0が得られる。この場合少なくとも後行電極にルチール
系フラックス入りワイヤを採用すれば生成スラグ11の
作用によりビード形状が更に良好になる。この電極間の
湯溜まりの安定形成と使用ワイヤの選定が良好なビード
を形成するためのポイントである。
先行電極と後行電極のアーク発生点の間隔を10〜40
mmとしたのは上記電極間の湯溜まりを安定形成させる
ためである。先行および後行電極のアーク発生点の間隔
が1軸層未満であると湯溜まりが形成されず、見掛は上
l電極溶接と同様の溶融プール形態となりl m/si
n以上の高速溶接ではアンダーカットが発生すると共に
、アークの相互干渉によりスパッターが多発するので採
用出来ない。
一方40mmを超えると先行電極による溶融金属が凝固
した上に後打電極のアークを発生させることになってい
わゆる2プールとなり、湯溜まりが形成されずど一ド形
状が劣化する。
また、先行電極のワイヤ径(DL)および後行電極のワ
イヤ径(DT )を1.2〜4.Ors腸としかつDL
≦D丁と限定したのは次の理由による。すなわちワイヤ
径が1.2層厘未満では目標の脚長(4am以上)を得
るためにはかなりの高速でワイヤ送給せざるをえずアー
クが不安定になり易いと共に、ワイヤの狙い位置の範囲
が極端に狭くなるため安定した湯溜まりが形成されない
、一方4.0 amを超えるとビード形成の上では問題
ないものの、ワイヤ剛性が高くなって送給不良になり易
くまた装置が大型化し汎用性に欠ける。従って画電極の
ワイヤ径とも !、2〜4.Ota腸の範囲とする。
また2電極すみ肉溶接における先行電極と後行電極の役
割は、先行電極で滲込みを確保し、後行電極で平滑なビ
ードを形成せしめることにあるが、先行電極のアークよ
り後行電極のアークに広がりを持たせることによって、
電極間の湯溜まりが安定し良好なビードが形成されるこ
とが判った。
そのため後述する各電極の電流配分と共にワイヤ径の組
み合わせが重要である。すなわち先行電極のワイヤ径D
Lを後行電極のワイヤ径り丁より大きくするか同じにす
ることが必要である。後行電極径が先行電極径より小さ
いと、アークの広がりが小さく湯溜まりが安定しないた
めビード形成が不安定になる。従って、先行電極のワイ
ヤ径DLと後行電極のワイヤ径り丁の関係はDL≦D丁
とする。
次に電極の角度であるが、電極間の湯溜まりを安定形成
させるためには先行電極角度を溶接線方向に対し0〜2
5′″の後退角、後行電極角度を0〜25°の前進角と
する。先行電極角度が25′″超の後退角であると電極
後方への溶融金属流が強過ぎて後行電極アークによる湯
溜まりが形成されず、また前進角になると安定した湯溜
まりが形成しに〈〈又滲込みが不足する。
さらに後行電極が後退角であると後行電極アークの溶融
金属流堰止め効果が小さくなるため湯溜まりが安定せず
、25@超の前進角では電極間の溶融プール高さが変動
し安定した湯溜まりの形成は期待できない、従って先行
電極角度を溶接線方向に対しO〜25′の後退角、後行
電極角度を0〜25゜の前進角とする。
また各電極の電流配分が良好なビードを形成させるため
に重要な要件である。すなわち前述したように1プール
を形成する2電極すみ肉溶接においては、先行電極で溶
は込みを確保し、°後行電極で平滑なビードを形成させ
るのがポイントであるから、先行電極の電流値(AL 
)は高電流で、後行電極の電流値(A↑)は比較的低電
流に設定する必要がある。
これら電流配分については種々実験を重ねた結果、AL
/A丁が1.0未満であると相対的に後行電極のアーク
力が強くなり、電極間の溶融プールが不安定で湯溜まり
が形成されずビード形状が劣化することが判った。また
AL/ATが1.3を超えると先行電極のアークによる
電極後方への溶融金属流が強くなりすぎ、電極間の湯溜
まりが不安定になって劣悪なビードとなった。従って、
先行電極の電流値と後行電極の電流値の比(AL/AT
)は1.0〜1.0の範囲とした。
なお電圧については先行電極は極力低電圧に設定した方
が十分な溶は込みを確保できると共に。
後行電極のアークが相対的に広がって湯溜まりが安定す
るため先行電極は極力低電圧に設定するのが好ましい。
さらに電源極性は上記構成要件を満足していれば、DC
−DC,DC−AC,AC−DC,AC−ACいずれの
組み合わせも採用できるが、アーク安定性の点でDC−
DCの組み合わせが最も好ましい。
ざらにビード外観、ビード形状およびスラブ剥離性など
溶接作業性を良好にするためには、少なくとも平滑なビ
ードを形成する役割を有する後行電極はルチール系のフ
ラックス入りワイヤを使用する必要がある。後行電極が
ルチール系以外のフラックス入りワイヤ(例えばメタル
系)やソリッドワイヤではスラグ被包性が悪くなリスラ
グによるピートモ消化効果が期待できないためなじみの
良好なビードが得られない、従って後行電極はルチール
系のフラックス入りワイヤを使用する。
この場合後行電極がルチール系フラックス入りワイヤで
あれば、先行電極はメタル系フラックス入りワイヤ、ソ
リッドワイヤまたは後行電極と同じルチール系フラック
ス入りワイヤいずれのワイヤも使用できる。すなわち先
行電極がスラグ生成績の少ないメタル系フラックス入り
ワイヤやソリッドワイヤであっても後行電極のルチール
系フラックス入りワイヤのスラグの効果でビード形状が
改善され、また先行がルチール系フラックス入りワイヤ
の場合はスラグ生成量が更に多くなって平滑なビード形
成に有効であり最も好ましいワイヤの組み合わせである
シールドガスは通常C02を使用するがアーク安定性を
高めるAr−CO2も使用できる。特に先行電極がソリ
ッドワイヤの場合はアーク安定性の点マAr −CO2
ガスが好ましい。
2電極水平すみ自溶接方法を上記構成とすることにより
1m/鵬in以上の溶接速度においても良好なすみ肉ビ
ードが形成され、水平すみ肉溶接の高能率化が達成され
る。しかし特にシ璽ツブプライマー塗装鋼板の溶接にお
いて問題となるピット。
ブローホール等の溶接欠陥を防止するためには。
ルチール系フラックス入りワイヤの構成成分を規定する
必要がある。
上記ビット、ブローホールの低減を図る上で特に望まし
いルチール系フラックス入りワイヤの構成成分は、Ti
O2; 3.7〜7.2賛t%、脱酸剤:1.7〜6.
0wt%、酸化物(Ti02を含めて);9.8wt%
以下、金属弗化物(F換算値で) ; 0.01〜0.
28wt%、金属炭酸塩(C02換算値で);0.01
〜0.37%11%である。
以ドにルチール系フラックス入りワイヤの成分限定理由
を述べる。
TiO2をワイヤ重量比で3.7〜7.2 wt%添加
するのはアークの安定化とスラグ被包性を良好にするた
めである。3.7 wt%未満ではアーク安定化効果が
期待できずスパッタが多発したり、スラグ被包性が劣化
してビード形状が凸形状となる。一方7.2 wt%を
超えると特に2電極とも本ワイヤを使用する場合にスラ
グ過多になってスラグ巻き込みが発生し易くなるので、
TiO2はワイヤ重量比で3.7〜7.2賢t%に限定
する。
脱酸剤としてはSi、 Mn、 AQ、 Ti、 Mg
等を添加できるが、その添加量は!、7〜6.0wt%
が適当である。 1.? wt%未満では脱酸不足とな
るため溶接金属は多孔質となりX線性能が劣化する。一
方6.Owt%を超えて添加すると脱酸性元素が溶接金
属に多量に歩留まるため溶接金属が硬くなり、衝撃靭性
と耐割れ性の低下をきたす、このため脱酸剤は1.7〜
6.0wt%に限定する。これら脱酸剤は単体で添加し
てもよく合金形態で添加してもよい。
酸化物としては主成分であるTiO2以外に5i02、
Al2O2、MgO、ZrO2,FeO、Nano、 
 K2Oなどスラグ剤、アーク安定剤として添加できる
が、TiO2を含めた酸化物が9.8 wt%を超える
とスラグ過多になってスラグ巻き込みを生じたり、スラ
グ剥離が劣化すると共にビード表面にガス圧痕が生じ易
くなる、従ってTiO2を含めた酸化物はL8 wt%
以下とする。
金属弗化物はスラグの粘性を調整してすみ肉ビードをよ
り平滑化し、母材とのなじみを良好にする作用がある。
また後述の金属炭酸塩と共に溶融金属の攪拌作用を有し
、ピット、ブローホールの原因となるプライマー熱分解
ガスの放出を促進してピット、ブローホールの低減に効
果がある。金属弗化物がF換算値で0.01wt%未満
では上記効果が認められず、 0.28wt%を超える
とスラグの流動性が過剰となってビード形状が劣化する
と共にアークが不安定になるので金属弗化物の添加量は
F換算値で0.01〜0.28wt%とする。なお金属
弗化物としてはLi、 Ha、 K、 Mg、 Ca、
 Al1等の弗化物が用いられる。
金属炭酸塩は上記金属弗化物と同様、溶接中に分解1発
生したCO2が溶融金属を攪拌し、ピット、ブローホー
ルの原因となるガスの放出を促進してこれら溶接欠陥を
低減する作用を有する。この効果は金属弗化物と複合添
加するとさらに向上する。金属炭酸塩の添加量がCO2
換算値で0.01wt%未満ではピット、ブローホール
の低減に大きな効果がなく、逆に0.37wt%を超え
るとアークが不安定になったり、スパッターが多発する
ので金属炭酸塩の添加量はCO2換算値で0.01〜0
.37wtとする。なお金属炭酸塩としてはに、 Ca
、 Sr、 Ha。
Ba、 Mg、 Li等の炭酸塩が使用できる。
以上がルチール系フラックス入りワイヤの主要構成であ
るが、その低溶接金属の機械的性質を向上させるためN
i、 Cr、 No、 Bなどの合金元素が添加でき、
溶着速度を高める目的で鉄粉をも添加できる。
またワイヤの断面形状は特に制限はなく第2図に示した
いずれの形状も採用できるが(12は外皮金属、 13
はフラックスを示す、)、ワイヤの送給性、直進性の良
好なシームレスタイプ(第2図。
d)が高速すみ肉溶接には最適である。
以下に本発明を実施例により更に具体的に説明する。
実施例 実施例1(無塗装鋼板の水平すみ肉溶接)外皮材として
極軟鋼(C; 0.05%、Si ; 0.01%、M
n ; 0.29%、P ; 0.014X%、S ;
 0.010りを用い、第2図(d)の断面を有する第
1表のフラックス入りワイヤおよび第2表のソリッドワ
イヤを使用して、第3図に示す無塗装鋼板(SN−41
A、t  =  12.7+sm、  W= 100 
 脂層、 H= 75m厘、 長さ=  1000+u
+)を、第4図COs、02.φ3.φ2=45゜n、
 、  n2 =3mm)および第4表に示す溶接条件
にて、両側同時水平すみ肉溶接(シフト無しの両側同一
溶接条件)を実施した。
その結果を第4表の中に示した。第4表の溶接性能にお
ける0、0、Δはそれぞれ非常に良好。
良好、不良を示す、第4表の結果から明らかなように、
本発明は!、5m/win 〜2.Om/winの高速
溶接においてもアーク安定性およびビード形状Φ外観が
良好であった。一方比較例は何れもビード形状・外観が
劣悪であった。
実施例2(プライマー塗装鋼板の水平すみ肉溶接)第1
表、第2表および第3表に示すワイヤを用いて、第5図
に示す無機ジンクプライマー塗装鋼板(膜厚20μmに
塗装、鋼種及びサイズは実施例1と同じ)を、第4図お
よび第5表に示す溶接条件にて両側同時水平すみ肉溶接
(シフト無しの両側同一溶接条件)を実施した。
その結果を第5表の中に示した。なお、第3表のルチー
ル系フラックス入りワイヤの外皮および断面はいずれも
第1表のフラックス入りワイヤと同じである。また第5
表の溶接性能における@、0、Δはそれぞれ非常に良好
、良好、不良を示し、ピット数についてはビード両側に
発生したピットを溶接長1m当たりに換算して示してい
る。
第5表の結果から1本発明はアーク安定性およびビード
外観・形状が良好であると共にルチール系フラックス入
りワイヤの構成成分を規定することにより、プライマー
塗装鋼板の高速水平すみ肉溶接において、ピット発生を
大幅に低減できることが明らかになった。
(以下余白) 発明の詳細 な説明したように1本発明により、アーク安定性、ビー
ド形状・外観が良好であると共に、プライマー塗装鋼板
の水平すみ肉溶接においてもピット等の溶接欠陥を低減
できる。高速水平すみ肉ガスシールドアーク溶接方法が
得られた。溶接の高能率化、省力化に大きく寄与するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における溶接線方向の溶融プール断面図
、第2図はフラックス入りワイヤの断面1′4、第3図
は無塗装鋼板の試験片断面図、第4図は実施例における
トーチ角度および狙い位置を示す側面図、第5図はプラ
イマー塗装鋼板の試験片断面図である。 l・命・先行電極ワイヤ、2拳−・後行電極ワイヤ、3
・・・先行電極角度、4・・・後行電極角度、5・・・
電極間隔、6・・・先行電極のアーク、7・・―後行電
極のアーク、8・・・湯溜まり、9・・・溶融プール、
10・・・すみ肉ビード、11・・・生成スラグ、 1
2・・・外皮金属、 13・・・フラックス、14・・
・プライマ15・・・先行電極、!6ψ・・後行電極。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも後行電極にルチール系のフラックス入
    りワイヤを用い、先行電極と後行電極のアーク発生点の
    間隔を10〜40mmにして1プールを形成せしめ、先
    行電極および後行電極のワイヤ径が1.2〜4.0mm
    の範囲でかつ先行電極のワイヤ径は後行電極のワイヤ径
    以下とすると共に、溶接線方向の傾斜角度が先行電極を
    0〜25゜の後退角、後行電極を0〜25゜の前進角と
    し、かつ先行電極の電流値(A_L)と後行電極の電流
    値(A_T)の比(A_L/A_T)を1.0〜1.9
    で溶接することを特徴とする高速水平すみ肉ガスシール
    ドアーク溶接方法。
  2. (2)前記ルチール系のフラックス入りワイヤの成分が
    ワイヤ重量比で下記成分とすることを特徴とする請求項
    (1)記載の高速水平すみ肉ガスシールドアーク溶接方
    法。 TiO_2;3.7〜7.2wt% 脱酸剤;1.7〜6.0wt% 酸化物(TiO_2を含めて);9.6wt%以下金属
    弗化物(F換算値で);0.01〜0.26wt%金属
    炭酸塩(CO_2換算値で);0.01〜0.37wt
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