JPH02278592A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JPH02278592A
JPH02278592A JP10058389A JP10058389A JPH02278592A JP H02278592 A JPH02278592 A JP H02278592A JP 10058389 A JP10058389 A JP 10058389A JP 10058389 A JP10058389 A JP 10058389A JP H02278592 A JPH02278592 A JP H02278592A
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JP
Japan
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cover
base
resin
coating
coating film
Prior art date
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Application number
JP10058389A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sakurai
浩 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野コ 本発明は、磁気ディスク装置に関し、特に表面の発塵や
色むらの発生を抑制して、耐食性および耐候性を向」二
せしめたものである。
[従来の技術] 従来一般に、磁気ディスク装置のヘッドディスクアッセ
ンブリ(I(DA)を収容するベースおよびカバーには
、アルミダイカスト合金(ADC)が用いらており、特
に、鋳造の際に湯流れ性が良く離型性が良好である点か
ら、ADC+2合金などが多用されている。またさらに
、このアルミダイカスト合金からなるベースおよびカバ
ーの表面には、防錆処理等の必要性から、クロム酸を用
いた化成処理が行なイつれている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、」二記のADC12合金は、ソリコンを多く
含有しているため、この表面にクロム酸処理を行った場
合に、化成皮膜の表面にシリコンが浮き出してしまい、
発塵の原因となる不都合があった。また皮膜表面に、Δ
DC+2合金の場流れ模様がそのまま現れて色むらが発
生ずるなど、美観を損ねる欠点もあった。
本発明では、」二連の課題を解消し、発塵や色むらの発
生を防止し、かつ耐食性1こ優れた磁気ディスク装置を
提供することを目的としている。
[課題を解決するだめの手段」 本発明では、ヘットディスクアッセンブリ(HDA)を
収容するベースおよびカバーの表面に、樹脂塗料を電着
塗装(7たことを、解決手段とした。
以下、本発明を図面を参照して詳しく説明−4゛る。
第1図は、本発明の磁気ディスク装置のへラドディスク
アゾセンブリ(I(DΔ)を収容するベースおよびカバ
ーの一例を示すものである。
図中符号1がベース、符号2がカバーである。
このベース1およびカバー2は、ともに概略箱型形状を
存しており、それぞれ片面中央部に形成されたへこみl
a、2aと、このへこみの周囲に設(Jられた外縁部1
b、2bとを有してなるものである。
この外縁部1b、2bの上記へこみの設(〕られた側の
面は、第1図に示したようにベースIとカバー2とがそ
れぞれのへごみか互いに対峙するように合わせられた際
に、ベースIとカバー2とか接触する接触面lc、2c
とム゛るものである。
このベースjおよびカバー2は、AI)CI2合金など
のアルミダイカス)・合金(ΔDO)を用いて作られて
いる。
さらにベース1およびカバー2の表面には、樹脂塗オ(
1が電着塗装されて、塗膜3か形成さA1ている。この
塗膜3は、樹脂塗木4が、電着塗装法によって、−1,
記ベース1およびカバー2を陽極として陽極析出し、自
己綜合により塗膜3を形成してなるものである。樹脂党
利としては、アクリル系樹脂、マレイン酸系樹脂、ポリ
ブタンエノ系樹脂、ビニル重合系樹脂、エボギノ系樹脂
などが用いられる。
ljかでも高い耐食性と発塵抑制効果を発揮できる点て
、特にアクリル系樹脂塗料か好適に用いられ、アニオン
電着塗装によって塗膜3が形成される。
この塗膜3の膜厚は粕に限定されないが、通常5〜10
μ程度とされろ。またこの塗膜3は、ベース1お、];
びカバー2の表面全面に形成されてムよいか、」−記外
縁部の接触面1c、2cの少なくとも一部には、に記塗
膜3が形成されずに、第1図のようにベース1七カバー
2とが合イつ仕られた際、この塗膜3の形成されない部
分同士が互いに接触する金属接触部Δを設(プておくこ
とが望ましい。
このためには、例えば接触面1c、2a全面に塗装が施
された後に一部の塗膜を除去してもよいし、あるいは電
着塗装の際、一部をマスクして塗膜が形成されないよう
にするなどしてもよい。このようにベース1とカバー2
とが一部において互いに直接、金属接触する構造にする
ことによって、動作時にベース1とカバー2とが電気的
に連通し、常に同電位に維持できるので、ノイズに強い
磁気ディスク装置を得ることができる。
そして、このベース1およびカバー2とは、それぞれの
へこみ]a、2aが対峙するように、かつそれぞれの外
縁部の接触面1c、2cが接触するように合わせられ、
外縁部1b、2bの数箇所において、互いに螺子止めさ
れて固定されている。そしてさらにベース1とカバー2
との間に形成された空隙は、ヘットディスクアッセンブ
リを収容するヘットディスクアッセンブリ収容室4とな
っている。
このようなベース1およびカバー2と、さらにごれらの
間に収容されたl\ラッドィスクアッセンブリ(I(D
Δ)が備えられて、本発明の磁気ディスク装置か構成さ
れている。
次に、ベース1およびカバー2の表面に、上記樹脂党利
を電着塗装して塗膜3を形成する方法の一例を述べる。
まず、アルミダイカスト合金(AI)C)からダイカス
ト法で製造されたベース1およびカバー2を自動搬送装
置に取り付Jlて脱脂を行う。脱脂はノンエッヂングタ
イプのアルカリ系脱脂剤等を用いた超音波洗浄などによ
り、室温にて30秒程度行つ0 次に、水洗を2度繰り返して行い、次いでクロム酸処理
を行う。このクロム酸処理は、上記ベース1およびカバ
ー2の表面を平滑化し、塗膜3との密着性を良くする効
果を有し、濃度5〜109/a程度のクロム酸液中で、
室温で15秒程度行えばよい。
その後、2度水洗を繰り返し、さらに純水水洗を行う。
次に、樹脂塗料を用いた電着塗装を行う。この電着塗装
は、先に洗浄を行ったベースIおよびカバー2を陽極と
して水性塗料液中に浸漬し、対極との間に電流を流して
、電気化学的現象を利用して塗膜形成成分を塗着させる
ものである。ここで」―記樹脂塗利として上述のような
アクリル酸系樹脂塗料などのようなアニオン系樹脂塗料
を使用した場合には、水溶液中で水溶性の陰イオンにな
っており、陽極析出して陽極前」二で自己縮合を行い、
塗膜3を形成する。この電着塗装は、印加電圧100〜
300V程度、時間IO〜90秒程度の程度で行えばよ
く、所望の膜厚に応じて適宜条件を決定すればよい。具
体的には例えば、印加電圧I40V程度で30秒電着塗
装を行った場合に得られる塗膜の膜厚は5〜l071R
程度である。また電着塗装を行う水性塗料液は、水中、
あるいはアフ ルカリを添加してなる水中に、−に記電着樹脂塗料や中
和剤が分散されてなるものであり、さらにこれに必要に
応じて適宜の着色顔料、体質顔料、防錆剤、酸化防止剤
、分散剤などの添加剤が添加されて、使用に供される。
次いで、2度の水洗と純水水洗を繰り返して、塗膜3表
面の異物等を洗い流す。
次いで、180°Cで2分間程度乾燥させた後、」−記
自動搬送装置からこのベースIおよびカバー2を取り外
す。
ざらに、形成された塗膜3の一部を除去する。
すなわち、」−記ベースIとカバー2との接触面Ic2
cにおいて、少なくとも一部分が電気的に連通ずるよう
に、電気絶縁膜である塗膜3を除去して、直接、金属接
触させる。ただし上記クロム酸処理によって形成された
皮膜は導電性であるために、クロム酸処理皮膜を除去す
る必要はない。
尚ここでは、接触面全面に塗膜3を形成した後一部分の
塗膜を除去する例について述へたが、これ以外にも例え
ば、電着塗装の際に、塗膜を形成しない部分のみをマス
クした状態で塗装を行う方法を採ることもできる。
この、J:うに、本発明の磁気ディスク装置にあっては
、ヘットディスクアッセンブリ(T(l) A )を収
容するベース1およびカバー2の表面に、樹脂塗料を用
いた電着塗装による表面処理が施されているので、従来
のクロム酸処理等などの化成処理が施されたものに比へ
て、アルミダイカスト合金(ADC)中のノリコンを塗
膜3内に完全に封じ込むことができろために塗膜3表面
が発塵したり色むらが発生したりする懸念がなく、美観
を維持ずろことができろうえに、防錆などの耐食性ら良
好となる。またこのような電着塗装によれば、樹脂塗料
のまわり込みが良く、微細な凹部などにも完全な塗膜3
を形成することができる。また目的に応じて、樹脂塗料
の色を適宜選択することにより用途に応じた外装処理が
可能となる利点もある。
[実施例] (実施例) ベースおよびカバーをノンエッヂングタイプのアルカリ
脱脂剤により超音波洗浄を30秒間行って脱脂した後、
2度の水洗を繰り返し行った。次に、濃度79/Cのク
ロム酸液中に、15秒間これを浸漬して、クロム酸処理
を行った。その後2度の水洗を繰り返し行い、樹脂塗料
の電着塗装を行った。樹脂塗料にはアクリル系樹脂を用
い、アニオン系電着塗装を行った。電着を行う条件は、
印加電圧140V、時間30秒とした。この電着塗装に
より得られた塗膜の厚さは5〜10μ屑であった。さら
に2度の水洗と純水洗浄を行い、180℃で2分間乾燥
させた。次いで、得られた塗膜のベースおよびカバーの
接触部位の一部を除去したのち、このベースとカバーと
が、互いにこの塗膜除去部分において金属接触するよう
に接合さ且た。
(比較例) 実施例において樹脂塗ネ1の電着塗装を行う代イつりに
、クロム酸処理を行った以外は、実施例と同様にして、
ベースおよびカバーの処理を行った。
(試験例) 実施例および比較例のベースおよびカバーの表面に、そ
れぞれ塩水を噴霧させて、時間経過に伴う表面状態の変
化を顕微鏡観察した。
実施例のベースおよびカバーの表面は、240時間経過
後も、その表面状態に異常は認められなかった。
これに対して、比較例のベースおよびカバーの表面は、
48時間後でも、表面が発塵し、また色むらの発生も認
められた。
[発明の効果] 以」二説明したように、本発明の磁気ディスク装置は、
ヘッドディスクアッセンブリを収容するベースおよびカ
バーの表面に樹脂塗料を電着塗装したものであるので、
耐食性および耐候性に優れ、またアルミダイカスト合金
中のシリコンを塗膜内に完全に封じ込めることができる
ため、塗膜表面にシリコンに起因した発塵や色むらの発
生を抑制でき、美観を損ねる懸念がない。またこの電着
塗装によれば、樹脂塗料のまわり込みが良く、微細な凹
部などにも完全な塗膜が形成される。また目的に応じて
、樹脂塗料の色を適宜選択することにより用途に応した
外装処理が可能となる利点もある。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明の磁気ディスク装置におけるヘッドデ
ィスクアッセンブリを収容するベースおよびカバーの一
例を示す概略断面図である。 ベース、IC・・接触面、 カバー 20  接触面、 ・・塗膜、 ヘットディスクアッセンブリ収容室、 金属接触部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヘッドディスクアッセンブリを収容するベースお
    よびカバーの表面に、樹脂塗料が電着塗装されて塗膜が
    形成されたことを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. (2)上記ベースおよびカバーがアルミダイカスト合金
    よりなる請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  3. (3)上記ベースとカバーとが互いに接触する接触面の
    少なくとも一部分を除く表面に、上記塗膜が形成された
    請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  4. (4)上記樹脂塗料がアクリル系樹脂塗料であり、かつ
    電着塗装がアニオン系電着塗装である請求項1に記載の
    磁気ディスク装置。
JP10058389A 1989-04-20 1989-04-20 磁気ディスク装置 Pending JPH02278592A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019160378A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 日本電産株式会社 ベースユニット、ディスク駆動装置、ベースユニットの製造方法、およびディスク駆動装置の製造方法

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