JPH02276608A - 皮膜状プラスチック成形品の製造方法 - Google Patents

皮膜状プラスチック成形品の製造方法

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JPH02276608A
JPH02276608A JP9852889A JP9852889A JPH02276608A JP H02276608 A JPH02276608 A JP H02276608A JP 9852889 A JP9852889 A JP 9852889A JP 9852889 A JP9852889 A JP 9852889A JP H02276608 A JPH02276608 A JP H02276608A
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plastic
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mold surface
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Yukitaka Watanabe
渡辺 幸任
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、皮膜状プラスチック成形品の製造方法に関
する(のである。
(従来技術) 皮膜状プラスチック成形品の製造方法として、特開昭6
2−3711号公報等に記載されているスラッシュ成形
法がある。そのスラッシュ成形法は、プラスチックパウ
ダーあるいはプラスチゾルを加熱型内に投入して加熱型
面に層状に付着し、その付着プラスチック層を型面保有
熱によりゲル化して型面にプラスチック皮膜を形成し、
その後冷却して該プラスチック皮膜を型面から剥離する
ことにより、型面形状の転写された皮膜状プラスチック
成形品を得る方法である。
このスラッシュ成形法は、精緻な表面形状からなるプラ
スチック皮膜を容易に得られる点で優れた方法であり、
自動車のヘッドレスト用表皮、アームレスト用表皮等の
製造方法として多用されている。
ところで、前記スラッシュ成形法において欠くことので
きない型および付着プラスチック層の加熱は、従来、型
内部または型外面に循環パイプを配管し、その循環パイ
プに加熱オイル等の熱媒体を循環させることにより、あ
るいは型外部からバーナーで加熱することにより、また
は型を加熱オイル等に漬けることによりなされている。
しかしそれらの加熱は、いずれも型の外方向から型面を
加熱するものであるため、次のような問題がある。すな
わち型面に付着したプラスチック層は、型面と接する表
面については型面の保有熱により直接加熱されるが、型
面反対側の裏面については、付着プラスチック層内を伝
わって来る前記型面保有熱により間接的に加熱されるだ
けであるため、加熱不足あるいは加熱の不均一を生じ、
ゲル化不良をおこし易いことである。特に厚みの大なる
皮膜状成形品の場合、あるいは付着プラスチックが発泡
して発泡プラスチック層からなる皮膜を形成する場合、
更には付着プラスチックが二層以上の場合には、前記裏
面のゲル化不良を生じ易く、良好な物性の皮膜状成形品
を得られないことが多い。
そこで本出願人は、前記ゲル化不良を無くすため、先に
特願昭63−234560号において、付着プラスチッ
ク層のゲル化時に型面からの加熱に加えて、該付着プラ
スチック層を裏面側から遠赤外線ヒーターで加熱するこ
とを提案しな。
しかし、型面は所望の凹凸形状とされるものであるため
、該型面の付着プラスチック層裏面を前記ヒーターによ
り加熱しようとしても、型面の凹凸形状等によりヒータ
ーの熱が直接届かない部分があり、付着プラスチック層
裏面のゲル化あるいは発泡を良好に行うことができない
場合がある。
しかも遠赤外線ヒーターを用いるため、設備の複雑化、
および費用の増大化を来し、効率の良い方法とは言いが
たかった。
(発明が解決しようとする課題) この発明は上記の点に鑑み、スラッシュ成形法における
型面の付着プラスチック層のゲル化あるいは発泡を均一
に行え、良好な物性の皮膜状プラスチック成形品を、容
易、安価に得られる皮膜状プラスチック成形品の製造方
法を提供せんとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、この発明は、加熱型面にプラ
スチックパウダーあるいはプラスチゾルを層状に付着さ
せ、該付着プラスチック層を型面保有熱によりゲル化さ
せて、型面形状の転写されたプラスチック皮膜を形成す
る皮膜状プラスチック成形品の製造方法において、プラ
スチックパウダーあるいはプラスチゾルを型面に付着さ
せた後、型開口部に表面が鏡面からなる反射体を対向さ
せ、該反射体により型内放射熱を付着プラスチック層に
向けて反射し、該付着プラスチック層を型面および型内
方の両側から加熱してゲル化を行うこととしたのである
(作用) 型面保有熱は、その一部が、型面の付着プラスチック層
を型面から直接加熱するのに用いられ、残りが型内に放
射される。型内に放射された熱は、型開口部に対向する
反射体の鏡面により反射されて、型面の付着プラスチッ
ク層裏面を照射し、該付着プラスチック層を裏面側から
加熱する。これにより、付着プラスチック層は型面側と
裏面側の両面から加熱され、ゲル化が良好になされる。
特に付着プラスチック層の厚みが大で、型面からの加熱
が裏面まで伝達しがたい場合でも、反射体からの反射熱
により該付着プラスチック層裏面が加熱されるため、該
裏面がゲル化不良になることがない。
その結果、ゲル化不良により生じる物性低下等を防ぐこ
とができ、良好な皮膜状プラスチック成形品が得られる
しかも、反射体の形状を型面とほぼ相似形とすることに
より、反射体からの反射熱を型面の付着プラスチック層
裏面に満遍なく照射でき、均一なゲル化を行うことがで
きる。
(実施例) 第1図ないし第4図は、この発明の一実施例に係るもの
で、プラスチックパウダーを用いて皮膜状プラスチック
成形品を製造する際の製造工程を示す断面図である。以
下、その工程図を用いてこの発明の一実施例を説明する
まず、第1図のように、所定形状の型面10aが形成さ
れたスラッシュ成形型lOの開口部12を、軟質塩化ビ
ニル樹脂等のプラスチックパウダー14の収容されたパ
ケット16で下方から塞ぐ。成形型10は、外面に循環
パイプ18が配管されて、その循環パイプ18内を通る
加熱オイルによりあらかじめ所定温度に加熱されている
。加熱温度は、プラスチックパウダー14の種類により
異なるが、軟質塩化ビニル樹脂パウダーを用いる場合、
その軟質塩化ビニル樹脂パウダーの溶融温度よりもかな
り高い温度、例えば200℃に設定される。
次に、第2図のように成形型10およびパケット16を
180°回転させて、パケット16内のプラスチックパ
ウダー14を成形型10内に投入する。型内に投入され
たプラスチックパウダー14は、型面に堆積し、型面と
の接触部付近が、その型面の熱により層状となって型面
に付着する。
そして、第3図のように成形型10およびパケット16
を180°回転させ、前記の工程において型面に付着し
なかった余剰のプラスチックパウダー14を型10から
排出し、パケット16内に収容する。 20は型面に付
着した層状の付着プラスチックである。
その後、型10開口部からパケット16を外し、該型開
口部に第4図のように反射体22を対向させる。
反射体22は、型面に対向する表面が鏡面22aからな
るもので、アルミニウム板、鉄板、ステンレス板等の金
篤板表面を鏡面仕上げしたもの、あるいは金属板もしく
は耐熱プラスチック板表面にアルミニウム箔、ステンレ
ス箔等を貼着したもの、または鏡面塗装したもの、さら
には鏡等が用いられる。また反射体22の形状は、型面
とほぼ相似形となるよう内部に屈曲したものが好ましい
。図示においては、反射体22によって型10の開口部
を塞ぐように対向しであるが、所定距雛離して対向する
こともできる。また、反射体22は、型の上部に位置さ
せることもできる。
この間、型10は、型外面の循環パイプ18を通る熱媒
体により、続けて加熱されるとともに、必要に応じて反
射体22と一緒に回転される。この加熱により型面の付
着プラスチック層20が型面側がら直接に加熱される。
また付着プラスチック層の加熱に使われずに型内に放射
された型面保有熱の一部は、・型開口部にある反射体2
2の鏡面22aにより反射され、型面の付着プラスチッ
ク層20裏面に向けて照射され、付着プラスチック層2
0の裏面を加熱する。これにより付着プラスチック層2
0は、型面側表面と型内部側裏面の両面から直接加熱さ
れることにな、そしてその両面からの加熱により、付着
プラスチック[20は、溶融ゲル化して均一かつ緻密な
プラスチック皮膜を型面に形成する。
その後、加熱を止めて成形型を冷却した後、型面のプラ
スチック皮膜を剥がせば、型面形状が転写された所望の
皮膜状プラスチック成形品が得られる。
なお前記において型の加熱は、加熱オイルの循環に限る
ものではなく、他の方法、たとえばバーナーにより型外
面を加熱する等であってもよい。
また、付着プラスチックパウダーをソリッドと発泡プラ
スチック等の二層以上とすることもできる。更には、プ
ラスチゾルを用いて皮膜状プラスチック成形品を製造す
る場合も、該プラスチゾルを型面に付着させた後、前記
と同様にして型開口部を反射体で塞ぎ、付着プラスチッ
ク層のゲル化を図れば、所望の皮膜状プラスチック成形
品が得られる。
(効果) この発明は、スラッシュ成形法を用いて皮膜状プラスチ
ック成形品を製造する方法において、型面にプラスチッ
クパウダーあるいはプラスチゾルを付着後、型開口部に
反射体を対向させ、その反射体により型内放射熱を型内
に反射して型面の付着プラスチック層を裏面から加熱す
るものである。
そのため、付着プラスチック層を型面側と型内側の両面
から加熱することができ、該付着プラスチック層の厚み
が大であってもにゲル化することができ、良好な物性か
らなる皮膜状プラスチック成形品が得られる。
また、反射体の形状を型面とほぼ相似形とすることによ
り、付着プラスチック層の裏面全体を均一に加熱するこ
とができ、ゲル化をより均一に行うこともできる。
さらに、単に型開口部に反射体を対向させるだけでよく
、容易簡単な作業でもって、しかも経済的に物性の良好
な皮膜状プラスチック成形品を得ることができる効果も
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は、この発明の一実施例における製
造工程を示す断面図である。 10:成形型、12:型開口部、 14ニブラスチツクパウダー、16:パケット、18:
循環パイプ、20:付着プラスチック層、22:反射体
、22a:鏡面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 加熱型面にプラスチックパウダーあるいはプラスチゾル
    を層状に付着させ、該付着プラスチック層を型面保有熱
    によりゲル化させて、型面形状の転写されたプラスチッ
    ク皮膜を形成する皮膜状プラスチック成形品の製造方法
    において、プラスチックパウダーあるいはプラスチゾル
    を型面に付着させた後、型開口部に表面が鏡面からなる
    反射体を対向させ、該反射体により型内放射熱を付着プ
    ラスチック層に向けて反射し、該付着プラスチック層を
    型面および型内方の両側から加熱してゲル化を行うこと
    を特徴とする、皮膜状プラスチック成形品の製造方法。
JP9852889A 1989-04-18 1989-04-18 皮膜状プラスチック成形品の製造方法 Granted JPH02276608A (ja)

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