JP2879375B2 - 発泡樹脂成形体の熱板成形方法 - Google Patents

発泡樹脂成形体の熱板成形方法

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、発泡樹脂成形体の熱板成形方法、詳しくは
発泡樹脂シートや発泡樹脂シートと合成樹脂フィルムと
を積層一体化した積層シートを、熱板成形することによ
って即席食品などの容器やその蓋などの合成樹脂成形
体、あるいはそれらの容器や蓋と形状が類似した合成樹
脂成形体に成形する方法に関する。
背景技術 従来、即席麺や弁当類などを入れることに用いられる
比較的底の浅い容器や蓋を非発泡の樹脂成形体で作る場
合、非発泡の合成樹脂シートを真空圧空成形するという
方法が一般的に採用されていた。
真空圧空成形方法では、加熱ゾーンを経ることにより
成形可能温度に加熱された非発泡の合成樹脂シートを成
形ゾーンに送り込み、成形ゾーンにおいて非発泡の合成
樹脂シートを所望の形状に成形するという工程が行われ
る。非発泡の合成樹脂シートはその内層部分に気泡を有
していないので表裏両面間での熱伝導性が良好である。
そのため、非発泡の合成樹脂シートを対象とするのであ
れば、上記の真空圧空成形方法である程度シャープで高
精度の成形が可能である。
ところで、上記したような容器や蓋については、容器
に注いだ熱湯の温度が容器や蓋を持った手に伝わりにく
くなる程度の断熱性の要求されることが多々ある。この
要求に応えるためには、容器や蓋を発泡樹成形体で作る
ことが有効である。
そこで、内層部分の存在する気泡によって優れた断熱
性を発揮する発泡樹脂シートを対象として上記した真空
圧空成形方法を適用することが考えられた。
しかしながら、真空圧空成形方法を適用して発泡樹脂
シートを容器や蓋に成形すると、次のような問題点が知
見された。すなわち、軟化ゾーンで成形可能温度に発泡
樹脂シートの全厚部分を加熱すると、軟化した発泡樹脂
シートが垂れ下がったり屈曲したりすることがあり、そ
のような形態で発泡樹脂シートが成形ゾーンに送り込ま
れると、発泡樹脂シートの成形予定箇所が成形型に対し
位置ずれして発泡樹脂シートの適正箇所に発泡樹脂成形
体を成形することができなくなる。即席麺などの容器や
蓋では、その表面に印刷表示を施すことが多く、通常は
発泡樹脂シートに印刷表示を施した合成樹脂フィルムが
積層一体化されているので、上記のように発泡樹脂シー
トの適正箇所に発泡樹脂成形体を成形することができな
くなるような事態が起こると、最終成形品である容器や
蓋の印刷表示箇所が正規の位置からずれてしまう。
このような状況のもとで、本願発明者は種々研究を重
ねた結果、発泡樹脂シートや、発泡樹脂シートと合成樹
脂フィルムとでなる積層シートは、熱板成形方法、すな
わち熱板で加熱した発泡樹脂シートや積層シートをその
加熱位置で直ちに成形することのできる熱板成形方法を
用いて成形すれば、容器や蓋のような凹凸のある合成樹
脂成形体を成形しても上記シートの成形予定箇所が成形
型に対して位置ずれしなくなり、シートの適正箇所に合
成樹脂成形体が成形されるという事実を突き止めた。
ところで、発泡樹脂シートは内層部分に存在する気泡
のために優れた断熱性を有している。そのため、熱板成
形に際し、その成形ゾーンで発泡樹脂シートを熱板に沿
わせて片面側から加熱するだけでは、その厚さによって
は熱板の熱が発泡樹脂シートの他面側にまで十分に伝達
しないという事態が起こり得る。そのような状態のまま
熱板と成形型との間に配備した発泡樹脂シートを熱板成
形すると、細部についてきめ細かにシャープで高精度の
成形がなされにくい。この点を改善するためには、熱板
による加熱温度を高めたり加熱時間を長くしたりするこ
とが考えられるけれども、加熱温度を高めると発泡樹脂
シートの2次発泡が顕著に起こって合成樹脂成形体に表
面荒れが生じる原因になり、加熱時間を長くすると1サ
イクルの成形に要する時間が長くなって量産化の障害に
なる。上記した積層シートについても同様のことがいえ
る。
そこで、発泡樹脂シートや積層シートから成形される
容器や蓋などの発泡樹脂成形体の細部の成形を、それに
要求される程度にきめ細かくシャープに高精度で熱板成
形することができ、しかも2次発泡に伴う表面荒れを生
じにくくしかも容易に量産化が可能になる方法を鋭意研
究した結果、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、発泡ポリスチレン樹脂シートな
どの発泡樹脂シートを熱板成形することによって容器や
蓋などの発泡樹脂成形体を成形することを基本とし、そ
の場合に、発泡樹脂成形体の細部についてきめ細かくシ
ャープで高精度の成形が可能で、しかも表面荒れを生じ
ずに量産化が容易に可能になる発泡樹脂成形体の熱板成
形方法を提供することを目的とする。
発明の開示 本発明に係る発泡樹脂成形体の熱板成形方法は、成形
ゾーンに送り込まれた発泡樹脂シートをその成形ゾーン
に設置された熱板と成形型との間に配備し、その発泡樹
脂シートの片面を上記熱板に沿わせてその発泡樹脂シー
トを片面側から加熱すると共に、その発泡樹脂シートの
片面側と他面側との間に差圧を生じさせてその発泡樹脂
シートを上記成形型の成形面に沿わせることによって成
形する発泡樹脂成形体の熱板成形方法において、成形ゾ
ーンの手前に設けられた予熱ゾーンで発泡樹脂シートを
他面側から加熱してその発泡樹脂シートを予熱し、予熱
した後の発泡樹脂シートを上記成形ゾーンに送り込む、
というものである。
この熱板成形方法によると、成形ゾーンに送り込まれ
る発泡樹脂シートは、予熱ゾーンで他面側から加熱され
ることにより予熱が行われており、そのように予熱され
ている発泡樹脂シートが成形ゾーンで熱板により片面側
から加熱される。そのため、発泡樹脂シートの片面側と
他面側との間に差圧を生じさせてその発泡樹脂シートを
成形型の成形面に沿わせることによって成形する段階で
は、全厚部分に熱が十分に伝達した発泡樹脂シートが成
形型の成形面に忠実に沿う。これにより、発泡樹脂成形
体が、細部についてもきめ細かくシャープで高精度に成
形される。そして、成形された最終成形品が熱湯を注ぐ
ような用途に使われる場合には、熱湯を加えてもその成
形品が変形しにくい。
上記の方法を採用することにより、発泡樹脂シートの
加熱温度を高くする必要がなくなるので発泡樹脂成形体
が表面荒れを生じず、また、発泡樹脂シートの加熱時間
を長くする必要がないので量産化が容易に可能になる。
上記の方法を行うに際し、予熱ゾーンでの発泡樹脂シ
ートの加熱による予熱を、遠赤外線ヒータの輻射熱で行
うようにすると、加熱の影響が発泡樹脂シートの他面だ
けでなくその内層部分にも短時間で及ぶので、短時間で
発泡樹脂シートの予熱が十分に行われるようになる。
また、発泡樹脂シートの予熱温度をその発泡樹脂シー
トのガラス転移点より低い温度にすると、発泡樹脂シー
トが徒に軟化して垂れ下がりや屈曲を起こすおそれがな
い。
本発明において、発泡樹脂シートとしては発泡ポリス
チレン樹脂シートを好適に採用することができる。発泡
ポリスチレン樹脂シートは断熱性に優れているので、熱
湯を注いで調理するような即席食品などの容器やその蓋
などの合成樹脂成形体を成形するのに適する。
発泡樹脂シートとして発泡ポリスチレン樹脂シートを
採用することができる。発泡合成樹脂シートはその厚さ
を0.3〜0.95mmにしておくことが望ましい。即席食品の
容器や蓋を成形する場合の発泡合成樹脂シートの好まし
い厚さは0.5〜0.9mmであり、最も好ましい厚さは0.65〜
0.85mmである。発泡合成樹脂シートが厚すぎると、予熱
や成形に時間がかかって成形サイクル時間を量産化レベ
ルまで速められないおそれがある。逆に、発泡ポリスチ
レン樹脂シートが薄すぎると、発泡合成樹脂成形体とし
ての容器や蓋に満足のいく断熱性が得られなくなる。
上記したような発泡樹脂成形体の熱板成形方法は、発
泡樹脂シートと合成樹脂フィルムとでなる積層シートに
もそのまま適用することができ、その適用によって同様
の作用が奏される。
図面の簡単な説明 図1は本発明に係る発泡樹脂成形体の熱板成形方法を
行うための予熱ゾーンと成形ゾーンとを示した説明図で
ある。
図2Aは発泡樹脂シートを熱板と成形型との間に配備し
た状態の説明図である。
図2Bは発泡樹脂シートを熱板で加熱する工程の説明図
である。
図2Cは発泡樹脂成形体を成形する工程の説明図であ
る。
図2Dは離型した発泡樹脂成形体の説明図である。
図3は発泡樹脂成形体としての蓋とその蓋が装着され
る容器を示す概略斜視図である。
図4は蓋と容器の一部を拡大した断面図である。
図5は積層シートから成形した発泡樹脂成形体として
の蓋の一部を拡大した断面図である。
発明を実施するための最良の形態 図1に本発明に係る発泡樹脂成形体の熱板成形方法を
行うための予熱ゾーンAとそれに隣接して設けられた成
形ゾーンBとを示してある。予熱ゾーンAは成形ゾーン
Bの手前に設けられており、予熱ゾーンAに送り込まれ
た発泡樹脂シート1が、その予熱ゾーンAで予熱された
後、成形ゾーンBに送り込まれる。
予熱ゾーンAには、遠赤外線ヒータでなる加熱ユニッ
ト2が設けられている。成形ゾーンBには、熱板3と成
形型4とが設けられている。これらの熱板3や成形型4
は、給気装置または吸引装置に接続された通気孔(不図
示)を有しており、それらの通気孔を通して給気したり
吸引したりすることによって熱板3と成形型4との間に
配備された発泡樹脂シート1の片面11側と他面12側との
間に差圧を生じさせ、その差圧によって発泡樹脂シート
1を成形型4の成形面41に沿わせることができるように
なっている。
本発明による熱板成形方法では、発泡樹脂シート1が
最初に予熱ゾーンAに送り込まれる。予熱ゾーンAに送
り込まれた発泡樹脂シート1は、加熱ユニット2の輻射
熱によって他面12側から加熱される。加熱ユニット2に
は遠赤外線ヒータが用いられているので、それによる加
熱の影響は、発泡樹脂シート1の他面12だけでなくその
内層部分にも短時間で及び、そのために短時間で発泡樹
脂シート1の予熱が十分に行われる。
予熱ゾーンAで予熱された発泡樹脂シート1は成形ゾ
ーンBに送り込まれ、熱板3と成形型4と間に配備され
る 図2A〜図2Dは即席麺容器の蓋を成形ゾーンAで成形す
る工程を説明的に示したものである。なお、図1の成形
型4と図2A〜図2Dの成形型4とはその成形面41の形状が
異なっているけれども、これは図1や図2A〜図2Dで成形
型4を説明図に示してあるにすぎず、実際の成形型4の
成形面41を忠実に示したものではないからである。
上記蓋を成形するための発泡樹脂シート1には、厚さ
0.3〜0.95mmで発泡倍率が1.5〜8倍の発泡ポリスチレン
樹脂シートが用いられている。図1で説明したように予
熱ゾーンAで予熱された発泡樹脂シート1が成形ゾーン
Bに送り込まれる。そして、成形ゾーンBに送り込まれ
た発泡樹脂シート1が図2Aのように熱板3と成形型4と
の間に配備される。次に、図2Bのように熱板3と成形型
4とで発泡樹脂シート1が挟まれ、成形型4側から矢印
のように吹き出したエアで発泡樹脂シート1の片面11を
熱板3に沿わせてその発泡樹脂シート1を片面11側から
加熱することにより、その発泡樹脂シート1を成形可能
温度に加熱する。このような加熱を行った後、図2Cのよ
うに熱板3側からエアを吹き出すことによって発泡樹脂
シート1の片面11側と他面12側との間に差圧を生じさ
せ、その差圧の作用で軟化した発泡樹脂シート1を成形
型4の成形面41に密着状態に沿わせて複数の蓋20を発泡
樹脂シート1の複数箇所に同時成形する。そして、図2D
のように離型した後、個々の蓋体2を発泡樹脂シート1
から打ち抜く。
この方法において、予熱ゾーンAでの発泡樹脂シート
1の予熱温度はその発泡樹脂シート1のガラス転移点よ
り低い温度、具体的には50℃程度にしてある。また、成
形ゾーンBでの熱板3による発泡樹脂シート1の加熱温
度は100〜140℃程度であり、加熱開始から成形終了まで
の時間は6秒である。図2Cで説明した発泡樹脂シート1
の片面11側と他面側12との間の差圧は3〜5kg/cm2であ
る。
以上説明した方法では、発泡樹脂シート1を用いてい
るけれども、発泡樹脂シート1に合成樹脂フィルムを積
層した積層シートを用いることもできる。積層シート
は、発泡樹脂シートの厚さが0.3〜0.95mmで、合成樹脂
フィルムの厚さが15〜80μmであることが望ましい。合
成樹脂フィルムは蓋20に印刷表示を付することに役立つ
ほか、その蓋20を形成している発泡樹脂シート1の強度
を補って割れなどを抑制することにも役立つ。
この方法で成形した蓋20は、注湯調理中の保温性に優
れ排湯時に火傷を負う危険がなくなるのみならず、嵌合
部のような細部についてもきめ細かくシャープで高精度
に成形され、しかも量産化できるものとなる。
図3は、即席食品、具体的には“即席焼きそば”や、
“即席麺”に使われる容器10と、上述した本発明方法に
よって成形された蓋20とを示している。容器10は、高発
泡倍率(10倍程度)の発泡ポリスチレン樹脂や発泡ポリ
プロピレン樹脂で作られている。
蓋20は、その周縁部の嵌合用突片部21を、容器10側の
蓋受け部15に嵌合することによって容器10に装着され
る。そして、装着状態を確実にするために、上記嵌合用
突片部21に係合凸条22を内向きに形成し、この係合凸条
22が上記蓋受け部15に係合するようにしてある。また、
蓋20は、上記蓋受け部15を嵌入状に収容するための中空
枠部23をその外周部に膨出状に有していると共に、その
中空枠部23の2つの対角コーナ部に注排湯や通気に利用
される小開口24とそれを塞ぐための切起し片25が設けら
れ、さらに、内容物の商品名などを立体的に表示するた
めの膨出部26や、上記中空枠部23の内側片部の所定箇所
に小突起27などが設けられている。上記した嵌合用突片
部21、係合凸条22、中空枠部23、小突起27などは、蓋20
の細部に相当しており、これらの細部がきめ細かくシャ
ープで高精度に成形されている。
図5は上記した積層シートを用いて本発明方法により
成形した蓋20の一部を示してある。同図において、1は
発泡樹脂シート、5は合成樹脂フィルムである。この蓋
20において、嵌合用突片部21、係合凸条22、中空枠部2
3、小突起27などの細部がきめ細かくシャープで高精度
に成形されている。
産業上の利用可能性 本発明による発泡樹脂成形体の熱板成形方法は、予熱
ゾーンで発泡樹脂シートや積層シートの他面側を加熱す
ることにより予熱した後、予熱された発泡樹脂シートの
片面側を成形ゾーンで加熱した後、成形するものである
から、成形時に発泡樹脂シートの全厚部分に十分に熱が
伝達している。そのため、細部についても、きめ細かく
シャープで高精度の成形が可能になるばかりでなく、成
形のためのサイクル時間も短時間になって量産化が容易
に可能になる。
そして、予熱ゾーンでの予熱を遠赤外線ヒータの輻射
熱で行うようにすることにより、成形のためのサイクル
時間をさらに短縮することが可能になる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 9:00 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 51/00 - 51/46 B29C 44/00 - 44/60 B29C 43/00 - 43/58

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形ゾーンに送り込まれた発泡樹脂シート
    をその成形ゾーンに設置された熱板と成形型との間に配
    備し、その発泡樹脂シートの片面を上記熱板に沿わせて
    その発泡樹脂シートを片面側から加熱すると共に、その
    発泡樹脂シートの片面側と他面側との間に差圧を生じさ
    せてその発泡樹脂シートを上記成形型の成形面に沿わせ
    ることによって成形する発泡樹脂成形体の熱板成形方法
    において、 成形ゾーンの手前に設けられた予熱ゾーンで発泡樹脂シ
    ートを他面側から加熱してその発泡樹脂シートを予熱
    し、予熱した後の発泡樹脂シートを上記成形ゾーンに送
    り込む発泡樹脂成形体の熱板成形方法。
  2. 【請求項2】予熱ゾーンでの発泡樹脂シートの加熱によ
    る予熱を、遠赤外線ヒータの輻射熱で行う請求の範囲第
    1項に記載した発泡樹脂成形体の熱板成形方法。
  3. 【請求項3】発泡樹脂シートの予熱温度がその発泡樹脂
    シートのガラス転移点より低い温度である請求の範囲第
    2項に記載した発泡樹脂成形体の熱板成形方法。
  4. 【請求項4】発泡樹脂シートが発泡ポリスチレン樹脂シ
    ートである請求の範囲第1項に記載した発泡樹脂成形体
    の熱板成形方法。
  5. 【請求項5】発泡樹脂シートが発泡ポリスチレン樹脂シ
    ートである請求の範囲第2項に記載した発泡樹脂成形体
    の熱板成形方法。
  6. 【請求項6】発泡樹脂シートの厚さが0.3〜0.95mmであ
    る請求の範囲第4項に記載した発泡樹脂成形体の熱板成
    形方法。
  7. 【請求項7】発泡樹脂シートの厚さが0.3〜0.95mmであ
    る請求の範囲第5項に記載した発泡樹脂成形体の熱板成
    形方法。
  8. 【請求項8】成形ゾーンに送り込まれた発泡樹脂シート
    と合成樹脂フィルムとでなる積層シートをその成形ゾー
    ンに設置された熱板と成形型との間に配備し、その積層
    シートの片面を上記熱板に沿わせてその積層シートを片
    面側から加熱すると共に、その積層シートの片面側と他
    面側との間に差圧を生じさせてその積層シートを上記成
    形型の成形面に沿わせることによって成形する発泡樹脂
    成形体の熱板成形方法において、 成形ゾーンの手前に設けられた予熱ゾーンで積層シート
    を他面側から加熱してその積層シートを予熱し、予熱し
    た後の積層シートを上記成形ゾーンに送り込む発泡樹脂
    成形体の熱板成形方法。
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