JP2673601B2 - 2層よりなるスポンジゴムの製造方法 - Google Patents
2層よりなるスポンジゴムの製造方法Info
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- JP2673601B2 JP2673601B2 JP2185509A JP18550990A JP2673601B2 JP 2673601 B2 JP2673601 B2 JP 2673601B2 JP 2185509 A JP2185509 A JP 2185509A JP 18550990 A JP18550990 A JP 18550990A JP 2673601 B2 JP2673601 B2 JP 2673601B2
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- sponge rubber
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、表層に小発泡層を持つ2層よりなるスポン
ジゴムの製造方法に関するものである。
ジゴムの製造方法に関するものである。
<従来の技術> 従来、一つの材質で表層と内層とで気泡サイズ・密度
の異なる2層よりなるスポンジゴムを製造することは不
可能であった。
の異なる2層よりなるスポンジゴムを製造することは不
可能であった。
<発明が解決しようとする課題> 以上のようなことから、本発明者は一つの材質で表層
と内層とで気泡サイズ・密度の異なる2層よりなるスポ
ンジゴム製造するための条件・処理方法、特に加硫炉へ
導入するに先立って行う予熱について模索・検討した。
と内層とで気泡サイズ・密度の異なる2層よりなるスポ
ンジゴム製造するための条件・処理方法、特に加硫炉へ
導入するに先立って行う予熱について模索・検討した。
本発明は、上記課題を解決した表層に小発泡層を持つ
2層よりなるスポンジゴムの製造方法を提供することを
目的としている。
2層よりなるスポンジゴムの製造方法を提供することを
目的としている。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するために、本発明に係る表層に小発
泡層を持つ2層よりなるスポンジゴムの製造方法は、押
出し成形機1により押出し成形された同一配合のゴム材
料の未加硫未発泡ゴム4を加硫炉3で加硫発泡させるに
先立って、気泡サイズ・密度の異なる内外2層の形成を
必要とする面4aのみを局部的にしかも該面4a全面に均一
に予熱する赤外線発熱体等の熱源5の背面に、断面放射
物状等の反射板6を設置し、その部分を所定温度に一定
時間保持し、表層が気泡径50〜80μ且つ内層が気泡径15
0〜250μの2層よりなるスポンジゴムの製造法である。
泡層を持つ2層よりなるスポンジゴムの製造方法は、押
出し成形機1により押出し成形された同一配合のゴム材
料の未加硫未発泡ゴム4を加硫炉3で加硫発泡させるに
先立って、気泡サイズ・密度の異なる内外2層の形成を
必要とする面4aのみを局部的にしかも該面4a全面に均一
に予熱する赤外線発熱体等の熱源5の背面に、断面放射
物状等の反射板6を設置し、その部分を所定温度に一定
時間保持し、表層が気泡径50〜80μ且つ内層が気泡径15
0〜250μの2層よりなるスポンジゴムの製造法である。
<作用> 上記のように構成された表層に小発泡層を持つ2層よ
りなるスポンジゴムの製造方法は、予熱によって表層部
のゴムのスコーチ及び発泡のタイミングを調整可能にな
り、内層に比べて緻密で小径の気泡の表層を持つスポン
ジゴムを製造することが出来る。
りなるスポンジゴムの製造方法は、予熱によって表層部
のゴムのスコーチ及び発泡のタイミングを調整可能にな
り、内層に比べて緻密で小径の気泡の表層を持つスポン
ジゴムを製造することが出来る。
<実施例> 実施例について図面を参考に説明すると、1は押出し
成形機、2は予熱機であって、コンベヤー2a及びヒータ
ー2bよりなる。3は加硫炉、4は処理する同一配合のゴ
ム材料の未加硫未発泡ゴム成形物である。ヒーター2bは
気泡サイズ・密度の異なる内外2層の形成を必要とする
面4aのみを局部的に、しかも面4a全面に亙って均一に予
熱することができるように、赤外線発熱体等の熱源5の
背面に、該熱源5を焦点とする断面放物線状の反射板6
を配設したが、これに限定されるものではない。
成形機、2は予熱機であって、コンベヤー2a及びヒータ
ー2bよりなる。3は加硫炉、4は処理する同一配合のゴ
ム材料の未加硫未発泡ゴム成形物である。ヒーター2bは
気泡サイズ・密度の異なる内外2層の形成を必要とする
面4aのみを局部的に、しかも面4a全面に亙って均一に予
熱することができるように、赤外線発熱体等の熱源5の
背面に、該熱源5を焦点とする断面放物線状の反射板6
を配設したが、これに限定されるものではない。
さらに具体的に説明すると、押出し成形機1によって
押出し成形された同一配合のEPDMゴム材料の未加硫未発
泡ゴム4をコンベヤー2aに、ヒーター2bに気泡サイズ・
密度の異なる内外2層の形成を必要とする面4aを向けて
載せて、面4aのみを局部的に予熱しながら移送する。
押出し成形された同一配合のEPDMゴム材料の未加硫未発
泡ゴム4をコンベヤー2aに、ヒーター2bに気泡サイズ・
密度の異なる内外2層の形成を必要とする面4aを向けて
載せて、面4aのみを局部的に予熱しながら移送する。
処理条件は以下の通りである。
押出しスピード 4m/min 押出し直後のゴム温度 80℃ 予熱後のゴム温度 125℃(保持時間約1分) ヒーター: 赤外線発熱体 2本 出力 2kw 台数 2台 加熱炉: 熱風式 温度 230℃ その結果、厚さ1.0mm、気泡径50〜80μの緻密な表層と
気泡径150〜250μの内部層の2層よりなるスポンジゴム
が得られた。
気泡径150〜250μの内部層の2層よりなるスポンジゴム
が得られた。
なお、表層部の気泡径・厚みはゴムの予熱到達温度及
びその保持時間を変えることにより調整可能である。こ
れは、予熱によって表層のゴムのスコーチ及び発泡のタ
イミングを調整することが可能になったことによるもの
でるある。
びその保持時間を変えることにより調整可能である。こ
れは、予熱によって表層のゴムのスコーチ及び発泡のタ
イミングを調整することが可能になったことによるもの
でるある。
その他、発泡のタイミングを調整可能であることを利
用して、製品に対して曲り癖を付けること、曲りの無い
製品4bを作ることも出来る。
用して、製品に対して曲り癖を付けること、曲りの無い
製品4bを作ることも出来る。
<発明の効果> 本発明は、以上説明したように構成されているため、
従来不可能とされていたところの同一配合のゴム材質で
表層と内層とで気泡サイズ・密度の異なる2層からなる
スポンジゴムを製造することが可能となった。
従来不可能とされていたところの同一配合のゴム材質で
表層と内層とで気泡サイズ・密度の異なる2層からなる
スポンジゴムを製造することが可能となった。
第1図は本発明の実施例を示す第2図のA−A拡大断面
図、第2図は本発明の工程概要図、第3図は本発明によ
る製品の断面図である。 1……押出し成形機 2……予熱機 2a……コンベヤー 2b……ヒーター 3……加硫炉 4……未加硫未発泡ゴム 4a……面 4b……製品 5……ヒーター 6……反射板
図、第2図は本発明の工程概要図、第3図は本発明によ
る製品の断面図である。 1……押出し成形機 2……予熱機 2a……コンベヤー 2b……ヒーター 3……加硫炉 4……未加硫未発泡ゴム 4a……面 4b……製品 5……ヒーター 6……反射板
Claims (1)
- 【請求項1】押出し成形機(1)により押出し成形され
た同一配合のゴム材料の未加硫未発泡ゴム(4)を加硫
炉(3)で加硫発泡させるに先立って、気泡サイズ・密
度の異なる内外2層の形成を必要とする面(4a)のみを
局部的に、しかも該面(4a)全面に均一に予熱する赤外
線発熱体等の熱源(5)の背面に、断面放射線状等の反
射板(6)を設置し、その部分を所定温度に一定時間保
持し、表層が気泡径50〜80μ且つ内層が気泡径150〜250
μの2層よりなるスポンジゴムの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2185509A JP2673601B2 (ja) | 1990-07-14 | 1990-07-14 | 2層よりなるスポンジゴムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2185509A JP2673601B2 (ja) | 1990-07-14 | 1990-07-14 | 2層よりなるスポンジゴムの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0473133A JPH0473133A (ja) | 1992-03-09 |
JP2673601B2 true JP2673601B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=16172031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2185509A Expired - Fee Related JP2673601B2 (ja) | 1990-07-14 | 1990-07-14 | 2層よりなるスポンジゴムの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2673601B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59187835A (ja) * | 1983-04-09 | 1984-10-25 | Toyoda Gosei Co Ltd | スポンジゴム製のウェザストリップ及びその製造方法 |
-
1990
- 1990-07-14 JP JP2185509A patent/JP2673601B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0473133A (ja) | 1992-03-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |