JPH02275896A - 6―フルオロー△↑1’↑5―3―ケトステロイドおよびその製造方法 - Google Patents

6―フルオロー△↑1’↑5―3―ケトステロイドおよびその製造方法

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JPH02275896A
JPH02275896A JP2076552A JP7655290A JPH02275896A JP H02275896 A JPH02275896 A JP H02275896A JP 2076552 A JP2076552 A JP 2076552A JP 7655290 A JP7655290 A JP 7655290A JP H02275896 A JPH02275896 A JP H02275896A
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    • C07J71/001Oxiranes
    • C07J71/0015Oxiranes at position 9(11)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、6−フルオロ−Δ1・’−3−ケトステロイ
ドおよびその製造方法に関する。本発明の6−フルオロ
−Δ1・5−3−ケトステロイドは6α−フルオロ−Δ
8−−3−ケトステロイド製造用の中間体として有用で
ある。
ジフロランンニ酢酸塩、フルオシ/ロン、フルオシ/ロ
ン、アセトニド、フロオシノニド、バラメサゾン、フル
ブレドニンロンなどの6α−フルオロ−Δ1°4−3−
ケトステロイド類は、主として局所的な抗炎症剤として
薬理学的価値がある。
現在の技術では6α−フルオロ−Δ1・4−3−ケトス
テロイド類を生成する為にはΔ1−説水素化する前にス
テロイドの6β−フルオロ基をエピマー化することが必
要とされている。例えば、米国特許第3.980.77
8号、第3,014,938号、第3,126.375
号およびJ 、 Aa+、 ChewSoc、82,4
00−1(1960)参照。
Δl+4−3−ケトステロイドの6β−位置にフッ素原
子をエピマー化出来ることが最も望ましいことである。
しかし、本発明以前にはこの過程を完成する為の方法が
知ら収でいなかった。
この過程を完成しようと試みたが成功しなかったと報告
した人は他に何人かあった。例えば、D、H,R,Ba
rton等はNouveau Journal DeC
hi+nie I 、  315(1977)にΔI+
4 3−ケドーステロイドの6β−位置にフッ素原子を
エピマー化しようと試みたが成功しなかったと報告した
。B artonは6β−フルオロΔ1.4 3−ケト
ステロイドのエピマー化を試みるのにトリフェニルメチ
ルリチウムを使った。そしてエピマー化を達成する代り
にそのフッ素原子を除去してしまった。本発明はこの問
題を解決するものである。
H,J 、  RingoldとS、  K、  Ma
lhotraはTetrahedron Letter
s 669 (1972)の中でΔ4−3−ケトステロ
イドの脱共役結合(deconjugation)を報
告した。しかしその著者等はΔ1・′−3−ケトステロ
イドを脱共役結合化する事は出来なかったと報告したく
672頁参照)。
E、  L、  5hapiro等はS teroid
s 3.183(1964)の中でΔl、S  3−ケ
トステロイドを得る為のΔ$・4−3−ケトステロイド
の脱共役結合化を報告した。しかしその反応体はC−6
位にフッ素原子を含んでいなかった。前記B arto
nは6β−フルオロΔ1・4−3−ケトステロイドを脱
共役結合化するための試みを報告した。そして彼は脱共
役結合化を達成する代りに脱離が生じたことを報告した
。本発明の中間体を用いる方法はこの問題を解決し、6
β−フルオロ−Δ1・4−3−ケトステロイドの脱共役
結合化を可能にした。
米国特許第4,188,322号のクレームは最初にア
セチル化又はエーテル化によって対応する3−エノール
誘導体を作り、次に適当なハロゲン化剤と反応させて9
β、11β−エポキシΔ1−−3−ケトステロイドの6
α−位置にフッ素原子を挿入する方法である。
英国特許第2,018,258号は米国特許第4.18
8,322号の方法と事実上同じ方法を開示している。
米国特許第4,188,322号と英国特許第2.01
8,258号の二法と本発明との違いは前二者の方法は
ステロイドにフッ素原子を導入するのにα−配位で直接
C1−位置に導入するのに対して、本発明の方法では反
対の配位すなわちβ配位でC6−位置にフッ素原子を導
入し続いてα−位置にエピマー化するものである。本発
明の中間体を用いる方法のもう1つの利点はC5−ケト
基をエノールエーテル又はエステルとして保護する必要
がないことである。
ボーランド特許第85,557号明細書に公表されてい
る方法は酸である異性化剤を使って6βフルオロΔ1−
−3−ケト−11ニオキシ化ステロイドをそれに対応す
る6α−フルオロΔ1−3−ケトー1,1−オキシ化ス
テロイドに異性化する方法である。本発明の中間体を用
いる方法では酸剤ではなくて塩基剤を使って6β−Δ1
・4−3−ケトステロイド(IV’)を対応する6α−
フルオロΔ1・4−3−ケトステロイドに転換できる。
更に本発明の中間体を用いる方法は11−オキシ化ステ
ロイドを必要としない。
すなわち、6β−フルオロ−Δ1・4−3−ケトステロ
イドを脱共役剤と反応させて脱共役し、(2)停止剤で
停止して、本発明の中間体である式■の6−フルオロ−
Δ1・’−3−ケトステロイドを生成し、(3)この6
−フルオロ−Δ1・5−3−ケトステロイドを異性化剤
と反応させて異性化し、(5)酸で中和することからな
る。ここで式中のRoおよび二二二は下記のように定義
される。
本発明はまた、式■の6−フルオロ−Δ1・5−3−ケ
トステロイドを生成する過程も提供する。
本発明の中間体を用いる方法によるとΔ1・4−3−ケ
トステロイドの6β−位置でフッ素原子の0エピマー化
を行い6α−フルオロエピマーにすることができる。最
も代表的な抗炎症剤はΔ■・4−3−ケトステロイド類
であり更にいくつかのものは6α−位にフッ素原子を持
っている。本発明以前は6α−フルオロ−Δ1・4−3
−ケトステロイドの6α−位置にあるフッ素原子はΔ1
二重結合より先にステロイドの中に導入しなければなら
なかった。従って本発明は6α−フルオロ−6軍−3−
ケトステロイド類の合成に非常な柔軟性を与えることに
なる。
図式A 図式Aは当業者によく知られている方法によってごく一
般的なΔ1−−3−ケトステロイドを出発物質6β−フ
ルオロ−Δ1・4−3−ケト(■)1こ転換しうること
を示している。Δ1・4−3−ケトステロイドを対応す
るΔl+8 3−ケトステロイド(n)に脱共役結合化
し、次にN−ノ\ロアミドおよびフッ化水素でハロゲン
化して5α−ノ\ロー6β−フルオロー3−ケトステロ
イド(III)を得、どれを基脱離することにより所望
の出発物質6β−フルオローΔ1°′−3−ケト(rV
)を生成する。
また6β−フルオロ−Δ暴・4−3−ケトステロイド(
IV)は当業者にはよく知られている。例えばり、 H
,R,Barton、 Nouveau Journa
l DeChimie  1.315(1977)とR
、)(、Hesse。
l 5rael J ournal of Chemi
stry 17 、60(197B)参照)。
本発明の中間体を用いる方法が行われるのは環へおよび
Bであるので、6β−フルオロ−Δ1−3−ケトス、テ
ロイド(、N”)の図は環へとBを主1こ示し、それ以
外の部分も含んだ完全なステロイドを示していない。環
Cの中のC1とC0の間にある一=は環Cが次に示すよ
うな型の置換基を持つ事ができることを意味している。
すなわち9β、11β−エポキシ、Δ1C1)、11β
−ヒドロキシ、11−ケト、11α−ヒドロキシ、9α
−フルオロ−11β−ヒドロキシ、および置換基なしく
C,とCI+に水素原子がつく)である。環Cの置換は
9β、11β−エポキシまたはΔ0(■)が好ましい。
更に9β、11β−エポキシがより好ましい。同様に6
β−フルオロΔI−−3−ケトステロイド(IV)の化
学構造式は環り又はC、、−側鎖を明示していない。例
えば図式Eを見るとわかるようにIJilDには実施可
能な非常に沢山の異なる型がありCIV−側鎖にも実施
可能な多くの変化があるためである。重要な点は図式E
に示されているようにC16、CIV、C!。および/
またはC!Iに水酸基がある場合、水酸基が保護される
ことである。水酸基保護基の使用(形成と離脱)はこの
技術に熟練した人々には良く知られている。
6β−フルオロ〜Δ寡・4−3−ケトステロイド(IV
)は二つの異なるが類似した製造方法によって所望の6
α−フルオロ−Δ1・4−3−ケトステロイド(V[)
に転換することができる。一つはエピマー化をし、次に
その塩基を酸で中和する2または3工程で行なうone
 −pot方法である。もう一つは先づ第一段階として
6β−フルオロ−へ1・4−3−ケトステロイド(IV
)を脱共役結合化し、次に急冷して6−フルオロ−Δ1
s−3−ケトステロイド(V)中間体を単離し、次に異
性化することにより6α−フルオロ−Δ寡・4−3−ケ
トステロイド(Vl)を製造するというtwo−pot
方法である。
two−pot製造方法(図式A)では6β−フルオロ
−Δ1・4−3−ケトステロイドを脱共役剤と反応させ
て脱共役する。この特使われる脱共役剤は0RbO、ア
セチリドまたはRαRβNOもしくはこれらを生成する
ものからなるグループから選ばれた強塩基であり、Rb
は炭素原子数1〜4のアルキルである。RαとRβは同
じ時と異なる時があり、水素原子、炭素原子数1〜4の
アルキル基、シクロヘキシル基またはフェニル基である
。脱共役剤はメトキシド、エトキシド、又は三級−ブト
キシドからなるグループから選ばれるのが望ましい。好
ましいジアルキルアミド類はジエチルアミドとジ−イソ
プロピルアミドである。もし脱共役剤の範囲をこえる強
塩基がメタノール中で使用された場合、強塩基によって
メタノールからメトキシドがその場で発生して作用物質
となるので、oRbO等を生成するものも使用される。
その場で脱共役剤を生成することは脱共役剤を6β−フ
ルオロ−Δ1・4−3−ケトステロイド(IV)と混合
することと等価である。一般に非プロトン性溶媒が脱共
役に反応に使われる。非プロトン性溶媒が使われるのは
脱共役剤によって生成し中間生成物エルレートをプロト
ン化しないからである。望ましい溶媒としては、例えば
THF、DMSO。
ジオキサン、DMF、テトラメチル−尿素、ジメチルア
セトアミド、三級−ブタノールなどがあげられる。三級
−ブタノールと三級アミルアルコールは両方共プロトン
性溶媒であるが、二ル−トをプロトン化しないので溶媒
として適当である。
溶媒が三級−ブタノールの時はステロイドの1当量に対
し約lO当量の脱共役剤が使われる。もしもっと少量が
使われるとコストは節約になるが反応時間はより長くな
る。もし10当量より多くの量が使われた場合その反応
は更にコスト高になるけれども反応は更に早(進む。脱
共没後その反応は停止剤と反応させることにより停止さ
せる。この停止剤は陽子を供給しエルレートをプロトン
化する化合物である。停止剤としては例えば酢酸、塩化
アンモニウム水溶液、硫酸、塩酸、リン酸及び水が含ま
れる。停止剤としては酢酸又は塩化アンモニウム水溶液
が良い。停止後もし希望であればその6−フルオロ−Δ
1・’−3−ケト中間体(V)を単離することができる
。6−フルオロ−Δ+、s  3−ケト中間体(V)は
異性化剤と反応させることにより異性化して6α−フル
オロ−Δ14 3−ケトステロイド(Vl)を製造する
のに有用である。異性化剤には0RbOまたはヒドロキ
シド、もしくは0RbOまたはヒドロオキシドを生成す
る手段からなる群から選ばれた化合物が含まれる。メタ
ノール中でナトリウムジエチルアミドを使用するとそこ
にメトキシドを生成し、それ故メトキシドと同等になる
ので、0RbOまたはヒドロキシドを生成する手段も包
含される。異性化剤が陽子を除去し、異性化が行なわれ
、そしてステロイドがプロトン性溶媒から陽子を獲得す
る。したがって好ましい異性化剤はメタノール中のメト
キシドおよびエタノール中のエトキシドである。このt
wo−pot法は20〜256で行なわれ、実施例1と
参考例1で例示されているようにTLCによって確認す
ることができる。
異性化剤は酸で中和される。この酸は酢酸、塩酸、硫酸
、リン酸および塩化アンモニウムからなる群から選ばれ
るのが望ましい。異性化剤を中和する代りに反応混合物
を水で希釈することもでき、そしてステロイドを当業者
によく知られているように例えば濾過または抽出により
回収することができる。
6β−フルオロ−Δ+、a  3−ケトステロイド(1
’V’)はone−pot法により3段階か2段階を経
て希望する6α−フルオロ−Δ宜・4−3−ケトステロ
イド(Vl)にエピマー化することができる。3段階の
製造方法は6β−フルオロ−Δ1・4−3−ケトステロ
イド(■)を次の群から選ばれる溶媒の存在下で脱共役
剤と反応させる。溶媒はTHF、DMSOlDMF、ジ
エチルアセトアミド、ジオキサン、三級−ブタノールお
よび三級アミルアルコールからなる群から選ぶ。脱共役
剤はoRbO。
アセチリド、RαRβNOまたは0RbO、アセチリド
、RαRp NGを生成する手段からなる群から選ばれ
る。脱共役剤はメトキシド、エトキシドまたは三級−ブ
トキシドであることが好ましい。
ステロイド(IV’)と脱共役剤との反応終了後、Rb
−OHで表わされる一級または二級アルコールとステロ
イド反応混合物を混合する。脱共役剤と一級または二級
アルコール(Rb−OH)との反応によって、その場に
異性化剤を生成する。その反応が完結した時、その塩基
を次の群から選ばれた酸と反応して中和する。酸は酢酸
、塩酸、硫酸、リン酸および塩化アンモニウムからなる
群から選ぶのが好ましい。中和する代りに反応混合物を
前記した如(希釈することもできる。
別法としては、one −pot法を二つの段階で行な
うことができる。第一はステロイド(IV)を−級また
は二級アルコール(Rb−OH)の存在下で脱共役剤と
混合し、次に前に説明したように酸で中和するか水で希
釈する。
両方のone−pot法とも反応は20〜25°で行な
われ、TLCで確認される。
図式Aに示されているtwo−pot法またはone−
pot法のどちらにおいても、6β−フルオロ−Δ1・
4−3−ケトステロイド(IV)を所望の6α−異性体
(Vl)に転換する為には環Cの置換基は9β、11−
エポキシドかΔ5T11lであることが好ましい。さら
に望ましいのはその置換基が9β、11β−エポキシで
ある。何故なら未知の予想外の理由によって、その反応
がより早く進むからである。例えば9β、11β−エポ
キシド(■)のメタノール(メトキシド)中でのエピマ
ー化反応が2〜4時間で完了するのに対し、もし9β、
11β−エポキシドがないと同じ反応が約80〜90時
間を要する。
本発明の中間体を用いる方法は6β−フルオロ−Δ1・
4−3−ケトステロイド(IV)から6α−フルオロ−
Δ算−−3−ケトステロイド(Vl)を製造するのに有
用である。ここで使った6β−フルオロ−Δ1・4−ケ
トステロイド(IV)は簡単に手に入れられるΔl・4
−3−ステロイド類(1)から容易に得ることができる
6α−フルオロ−Δ14 3−ケトステロイド(IV)
の官能基は、局所的抗炎症活性をもつので有用とされる
多くのステロイド類と共通である。これらの局所性抗炎
症ステロイド類には例えばジフロラソンニ酢酸塩、フル
オシノニド、フルオシノロンアセトニド、バラメサゾン
、フルプレドニソロン、フルオニルトロンなどが含まれ
る。これらの化合物に11α−ヒドロキシ、16α−ヒ
ドロキシ、または9α−フルオロ基のような種々の官能
基を導入すること、アセトニドを生成すること、9α−
フルオロ−11β−ヒドロキシにΔ9(11を転換する
ことは、当業者に公知であるように6α−フルオロ基を
導入する前か後かのいずれかで行なわれる。
例えば、本発明の中間体を用いる方法は6β−フルオロ
−17α、20.21−トリヒドロキシ−16β−メチ
ルプレグナー14,9(11)−)ジエン−3−オン2
0.21−アセトニド(■°)から出発して6α−フル
オロ−17α、20.21−トリヒドロキシ−16β−
メチルプレグナー14゜9(11)−)ツエン−3−オ
ン−20,21−アセトニド(■′)を製造する(実施
例1〜2a参照)。
この6α−フルオロ−Δ14 3−ケトステロイド(■
°)は公知の方法(図式B)によって抗炎症剤として市
販されているジフルオラソンニ酢酸塩に転換される(米
国特許筒3.980.778号)。アセトニドを除去し
て(米国特許筒3.725.392号、実施例9〜11
)、20.21−ジヒドロキシステロイド(■°)を形
成し:21−ベンゾエート(■′)を形成しく米国特許
筒3,725,392号、実施例12);20−ヒドロ
キシを酸化して2〇−ケトステロイド(■″)を米国特
許筒3.725.392号、実施例13の方法によって
生成し;11β−ヒドロキシ−9α−ブロモ化合物(X
’)を生成しく米国特許筒3,725,392号、実施
例15);エポキシド(X[’)を生成しく米国特許筒
3.725.392号、実施例16);オルトエステル
(XIo)を生成する(米国特許筒3,147,249
号)。またこれは米国特許筒3,152,154号の製
造方法によって17−アセテート(XI’ )を生成し
、また公知方法によってジアセテート(Xff’ )を
生成し、米国特許筒3.980.778号の実施例8の
製造方法によってエポキシドを開いてジフルオランンニ
酢酸(XV)とする。
図式B 図式B (続き) 図式B (続き) 図式B (続き) 図式C 図式D (続き) 図式り 図式E 図式Bは一般的な製造方法(図式A)を利用して、C環
にΔ81111−官能基のあるステロイドに対して本発
明の中間体を用いる方法を行なった場合に、特定の6α
−フルオロ−Δ1°4−3−ケトーステロイド(■′)
が有用であることを示している。
6β−フッ素原子を6α−フッ素原子に転換した後で一
般的方法によりΔ61111−二重結合をブロモヒドリ
ン(X’)、エポキシド(X[’)に転換し、次に所望
の9α−フルオロ−11β−ヒドロキシ−cl官能基(
XV’ )にする。図式CはC環にある9β、11β−
エポキシド(E)官能基に行なう本発明の中間体を用い
る方法を一般的に示している。
本発明の中間体を用いる方法によって製造しようとして
いる生成物の一つは゛シフ0ラソンニ酢酸塩、すなわち
6α、9α−ジフルオロ−11β。
17α 21−トリヒドロキシ−16β−メチルプレグ
ナー14−ジエン−3,20−ジオン17゜21−ジア
セテート(XV’ )である。出発物質は6β−フルオ
ロ−17α、20.21−)ジヒドロキシ−16β−メ
チルプレグナー14,9(11)−トリエン−3−オン
−20,21−アセトニド(■″)である。
図式AおよびBの方法によって出発物質(■′)からジ
フルオラソンニ酢酸塩(XV”)を生成するために、6
−フッ素原子をエピマー化して(■と■)所望の環Aお
よびBにおける6α−フルオロ−へ1−−3−ケト官能
体を得、次に(図式B)その側鎖を所望の17α、21
−ジヒドロキシ−20−オン(Vl’−IX’)に変え
Δ6111に重結合を9β。
11β−エポキシド(IX’−XI’)に転換し、側鎖
を最終の型である17α、21−ジヒドロキシ−20−
オフ、17.21−ジ7セテ−ト(XI’−Xff’)
に転換し、エポキシを開いて所望の9α−フルオロ−1
1β−ヒドロキシ環C官能体を得る(Xff’ −XV
’)。
同じ出発物質(■゛)から図式Cの方法によって同じジ
フルオラソンニ酢酸塩を生成するために、図式りの製造
方法にしたがって側鎖を所望の17α、21−ジヒドロ
キシ−20−オン−21−アシレート(IV’−IXβ
°)に変え、Δm′1に重結合を9β、11β−エポキ
シド(IXβ″=E′)に転換し、そして側鎖の21−
エステルを加水分解して(℃″)を得る。この(′A1
’)はまったく図式Bの化合物と同じであり、実施例1
2に示されている。
次に化合物(M′)を図式Bと同じ方法でジフルオラソ
ンニ酢酸塩に転換する。したがって本発明の方法によっ
て出発物質(■°)は二つの異なった方法でジフルオロ
ソンジアセテート(XV’ )に変えることができる。
この二つの製造方法は最後の部分(XI”−xv’ >
が同じであるため幾分か重複している。
最初の部分は、一方の製造方法ではエピマー化する前に
エポキシドを作るのに対し、もう一つの製造方法ではエ
ポキシドを作る前に6β−フッ素原子をエピマー化する
点が異なっている。両方の方法とも所望の結果を得る。
下記の定義と説明は、発明の詳細な説明と特許請求の範
囲の両方を含む本明細書全体に使われている術語類に対
するものである。
すべての温度は摂氏1度である。
TLCは薄層クロマトグラフィーを示す。
THFはテトラヒドロフランを示す。
THPはテトラヒドロピラニルを示す。
DMS○はジメチルスルフオキシドを示す。
DMFはジメチルホルムアミドを示す。
SSBはヘキサン類の異性体混合物を示す。
DMACはジメチルアセトアミドを示す。
5alineは塩化ナトリウムの飽和水溶液を示す。
対の溶媒が使われる時は、溶媒の割合は容積/容積(v
/v)が使われる。
Rはメチルまたはエチル。
R5は塩素または臭素原子。
Roは水素またはフッ素原子。
RBは水素原子またはメチルかヒドロキシ基。
Rltはメチルまたはフェニル。
R1+はメチルまたはフェニル。
Rbは炭素原子数1〜5のアルキル基。
Rαは水素原子、炭素原子数1〜4のアルキル基、シク
ロヘキシル基、フェニル基。
Rβは水素原子、炭素原子数1〜4のアルキル基、シク
ロヘキシル基、フェニル基。
〜は付加基がαまたはβのどちらの配位でも可能である
ことを示す。
■は単結合(置換基なし)または二重結合[ΔI(I+
ゝコ、9β−11β−エポキシ、11−ケト、または1
1β−ヒドロキシである。
゛″炭素数O〜○のアルキル”という語が使われている
時は、それはその場合に存在する異性体を含む意味であ
る。
これ以上の説明をしなくても、当業者であればこれまで
の説明で本発明を最大限に実施することが可能であると
確信する。したがって次にあげる特定の実施例および参
考例は単なる例であって前記説明をいかなる方法にも限
定するものではない。
実施例1 6−フルオロ−17α、20.21−トリヒドロキシ−
16β−メチルプレグナー1,5,9(11)−トラエ
ン−3−オン20.21−ア七トニド(V)6β−フル
オロ−17α、20.21−トリヒドロキシ−16β−
メチルプレグナー14,9(If)トリエン−3−オン
20.21−アセトニド(■、109)と三級ブチルア
ルコール(25i+12)の混合物を窒素中で20〜2
5°で撹拌する。カリウム三級ブトキシド溶液(20%
、16xff)を上記混合物に加え、TLCで反応を監
視しながら20〜25°でさらに撹拌する。90分間撹
拌後、反応混合物を酢酸水溶液(20%、63x12)
で処理し、次に水(100z12)の入っている分離ロ
ートに移す。
この混合物をエチル酢酸(2X50112)で抽出する
このエチル酢酸抽出物を集めて重炭酸カリウム水溶液(
10%、2 X t OOxQ>テ洗滌し、水(100
1ので洗滌し、塩化ナトリウムの半飽和水溶液(801
12)で洗滌する。次に無水硫酸マグネシウム上で乾燥
し、そして50°に加温しながら減圧下で蒸発乾燥する
。その残留物をアセトンで処理し、その結果残ったスラ
リーを濾過する。この残留物を冷アセトンで洗滌し、7
0°減圧下で乾燥すると、融点188〜1926の表題
化合物が得られる。
参考例1 6α−フルオロ−17α、20.21−トリヒドロキシ
−16β−メチルプレグナー14,9(11)−トリエ
ン−3−オン−20,21−アセトニド(■″) lOxQメタノールに実施例1の6−フルオロ−17α
、20.21−トリヒドロキシ−16β−メチルプレグ
ナー1,5,9(11)−トリエン−3−オン20.2
l−7−1rl−−−)’(V)0.40gを加えたス
ラリーをナトリ・ラムメトキシド(0,0109)で処
理し、20〜25c′窒素下で撹拌する。反応はTLC
によって監視する。80分撹拌後、反応混合物に酢酸の
メタノール溶液(10%)を加えて停止させる。このス
ラリーを減圧によって小容積に濃縮する。濃縮されたス
ラリーを冷却し、濾過する。固体を0°に冷却したメタ
ノールで手早く洗滌し、60°、減圧下で乾燥すると、
融点232〜234°の表題化合物が得られる。
証i皿土且 6α−フルオロ−17α、20.21−トリヒドロキシ
−16β−メチルプレグナー14,9(11)トリエン
−3−オン20.21−アセトニド(■゛) メタノール(241Q)と6β−フルオロ−17α20
.21−トリヒドロキシ16β−メチルプレグナー14
,9(11)−1−リエンー3−オン20゜21−アセ
トニド(■、1.09)の混合物を20〜2B’で撹拌
する。THFにカリウムt−ブトキシド(14,5m1
2)を加えたものを加えて撹拌する。
24時間後生成物(VI)を出発物質(IV)の50:
50混合物をTLCによって観察する。
90時間後TLCによって測定してみると、反応は95
%以上完成している。次にこの反応混合物を参考例1と
同様に処理する。
楚雪男名 6α−フルオロ−17α、20.21−トリヒドロキシ
−16β−メチルプレグナー14,9(11)−トリエ
ン−3−オン(■゛) 一般的には米国特許第3,725.392号の方法に従
い、ただし出発物質を6α−フルオロ−17α、20.
21−トリヒドロキシ−16β−メチルプレグナー14
,9(11)−トリエン−3−オン20.21−アセト
ニド(Vl’、参考例1)とし、それ以外は格別の変更
なしに行なって、表題化合物を得る。
参考例2a 6α−フルオロ−17α、20.21−トリヒドロキシ
−16β−メチルプレグナー14,9(11)−トリエ
ン−3−オン(■°) 6β−フルオロ−17α、20.21−)ジヒドロキシ
−16β−メチルプレグナー14,9(11)−トリエ
ン−3−オン20.21−アセトニド(■、309)、
THF(90*0およびt−ブチルアルコール(30m
□の混合物を20〜25°で撹拌する。
カリウムt−ブトキシドのTHF溶液(20%、105
112)を加えてその混合物を撹拌する。10分後反応
混合物を15°まで冷却する。メタノール(60xQ)
を加える。この時反応温度は25°まで上昇する。混合
物を15分間撹拌し、次に水(60xのを加えたものを
加え、この混合物を1時間還流する。水(60ff12
)を加えた混合物を減圧下で容積301112にまで濃
縮する。このスラリーを0〜5°に冷却し、濾過する。
固型物を60R12の水で4回、100+Cの水で1回
洗滌する。この固体を50°で減圧下で乾燥すると表題
化合物が得られる。
参考例3 6α−フルオロ−17α、20.21−トリヒドロキシ
−16β−メチルプレグナー1、4、9(11)−トリ
エン−3−オン−21−ベンゾエート(■゛)一般的に
いえば米国特許第3.725,392号さらに詳しくは
実施例12の製造方法に従って製造する。出発物質は6
α−フルオロ−17α。
20.21−)リヒドロキシー16β−メチルプレグナ
ー14,9(11)−トリエン−3−オン(■゛、参考
例2)であるが、それ以外は方法を変えないで表題化合
物を得る。
参考例4 6α−フルオロ−17α、21−ジヒドロキシ16β−
メチルプレグナー14,9(11)−トリエン−3,3
0−ジオン−21−ベンゾエート(IX’) 一般的にいえば米国特許第3.725.392号さらに
詳しくは実施例13の製造方法に従って製造する。出発
物質を6α−フルオロ−17α。
20.21−トリヒドロキシ−16β−メチルプレグナ
ー14,9(11)−トリエン−3−オン21−ベンゾ
エート(■゛、参考例3)とする以外は方法を変えない
で化合物を得る。
参考例5 9α−ブロモ−6α−フルオロ−11β。
17α、21−1−ジヒドロキシ−16β−メチルプレ
グナー14−ジエン−3,20−ジオン21−ペンゾλ
−1−(X’) 一般的にいえば米国特許第3.725.392号さらに
詳しくは実施例15の製造方法に従って製造する。出発
物質を6α−フルオロ−17α。
20−ジヒドロキシ−16β−メチルプレグナー14,
9(11)−ト+)xン−3,20−ジオン、2I−ベ
ンゾエート(X’、参考例4)とする以外は方法を変え
ずに表題化合物を得る。
参考例6 6α−フルオロ−1フα、21−ジヒドロキシ−16β
−メチル9β、11β−オキシドプレグナ−14−ジエ
ン−3,20−ジオン(XI”)一般的にいえば米国特
許第3,725,392号さらに詳しくは実施例16の
製造方法に従って製造するが9α−ブロモ−6a−フル
オロ−11β。
17α、21−トリヒドロキシ−16β−メチルプレグ
ナー14−ジエン−3,20−ジオン21−ベンゾエー
ト(X’、参考例5)から出発し、それ以外は格別の変
化なしに表題化合物を得る。
!二■ユ 17α、2l−(1’−メトキシ)−エチルデンジオキ
シ−6α−フルオロ−16β−メチル−9β。
11β−オキシドプレグナ−14−ジエン−3゜20−
ジオン(XI’) 一般的にいえば米国特許第3,147,249号の製造
方法に従い、ただし6α−フルオロ−17α、21−ジ
ヒドロ牛シー16β−メチル9β。
11β−オキシドプレグナ−14−ジエン3.20−ジ
オン(X[’ 、参考例6)とメチルオルトアセテート
と反応させて表題化合物を得る。
参考例8 6α−フルオロ−17α、21−ジヒドロキシ−16β
−メチル9β、11β−オキシドプレグナ−14−ジエ
ン−3,20−ジオン17−アセテートOJ′) 一般的にいえば米国特許筒3,147,249号の製造
方法に従い、ただし6α−フルオロ−I7α、21−ジ
ヒドロ手シー16β−メチル9β、11β−オキシドプ
レグナ−14−ジエン−3,20−ジオン(XI’、参
考例6)とメチルオルトアセテートと反応させて表題化
合物を得る。
参考例9 6α−フルオロ−17α、21−ジヒドロキシ−16β
−メチル−9β、11β−オキシドプレグナ−14−ジ
エン−3,20−ジオン17゜21−ジアセテート(X
ff”) 6α−フルオロ−17α、21−ジヒドロキシ−16β
−メチル−9β、11β−オキシドプレグナ−14−ジ
エン−3,20−ジオン17−アセテ−1−(XF、参
考例8)をアセチルクロライドおよびピリジンと加熱す
ると表題化合物を得る。
参考例10 6α、9α−ジフルオロ−11β、17α、21−トリ
ヒドロキシ−16β−メチルプレグナー14−ジエン−
3,20−ジオン、17.20−ジアセテート(XV’
、米国特許筒3.980,778号) 米国特許筒3,980,778号の実施例8の製造方法
によって6α−フルオロ−【7α、21−ジヒドロキシ
−16β−メチル−9β、11β−オキシドプレグナ−
14−ジエン−3,20−ジt/17.21−ジ7セf
−ト(Xff’、参考例9)を表題化合物に転換する。
参考例11 6α−フルオロ−17α、20.21−)リヒドロキシ
ー16β−メチル−9β、11β−オキシドプレグナ−
14−ジエン、3.20−ジオン(XI’ ) 工程1 6β−フルオロ−17α、20.21−)リヒドロキン
ー16β−メチルプレグナー14,9(11)−トリエ
ン−3−オン(■β°) 参考例2の一般的製造方法に従い、ただし6β−フルオ
ロ−17α、20.21−)ジヒドロキシ16β−メチ
ルプレグナー14,9(11)−)リエンー3−オン2
0.21−アセトニド(■゛)を出発物質とし、それ以
外は格別の変更なしに6β−フルオロ−17α、20.
21−)ジヒドロキシ−16β−メチルプレグナー14
,9(11) −トリエン−3−オンを得る。
工程2 6β−フルオロ−17α、20.21−)ジヒドロキシ
−16β−メチルプレグナー14,9(11)−トリエ
ン−3−オン、21−ベンゾエート(■β°) 参考例6の一般的製造方法により、ただし6β−フルオ
ロ−17α、20.21−1−ジヒドロキシ16β−メ
チルプレグナー14,9(11)−トリエン−3−オン
(■β°、工程l)を出発原料とし、それ以外は格別に
変更なしに6β−フルオロ−17(Z、20.21−)
リヒl’o+シー16/9−メチルプレグナー14,9
(11)−1−リエンー3−オン、21−ベンゾエート
を得る。
工程3 6β−フルオロ−17α、21−ジヒドロキシ−16β
−メチルプレグナー14,9(11) −トリエン−3
,20−ジオン、21−ベンゾニー1−(IX β°) 参考例7に示した一般的製造方法により、ただし6β−
フルオロ−17α、20.21−)ジヒドロキシ−16
β−メチルプレグナー14,9(11)−トリエン−3
−オン21−ベンゾエート(■β°、工程2)を出発原
料とし、それ以外は格別の変更なしに6β−フルオロ−
17α、21−ジヒドロキシ−16β−メチルプレグナ
ー14,9(11)−トリエン−3,20−ジオンを得
る。
工程4 9α−ブロモ−6β−フルオロ−11β。
l7α、21−)ジヒドロ半シー16β−メチルプレグ
ナー14−ジエン−3,20−ジオン21−ベンゾエー
ト(Xβ°) 参考例8の一般的製造方法に従い、ただし6β−フルオ
ロ−17α、21−ジヒドロ半シー16β−メチルプレ
グナー14,9(11)−1−ツエン−3,20−ジオ
ン21−ベンゾエート(IXβ゛、゛工程3)を出発物
質とし、それ以外は格別の変更なしに9α−ブロモ−6
β−フルオロ−11β。
17α、21−1−ジヒドロ半シー16β−メチルプレ
グナー14−ジエン−3,20−ジオン21−ベンゾエ
ートを得る。
工程1 6α−フルオロ−17α、21−ジヒドロキシ−16β
−メチル−9β、11β−オキシドプレグナ−14−ジ
エン−3,20−ジオン(X[”)9α−ブロモー6β
−フルオロ−11β、17α、21−)ジヒドロ半シー
16β−メチルプレグナー14−ジエン−3,20−ジ
オン−21〜ペンツエート(Xβ°、工程4)を3°で
メチレンクロリド(106x12)およびメタノール(
222112)と−緒に撹拌する。THFに溶かしたカ
リウム−三級ブトキシドのTHF溶液(20%、575
*Q)をそのステロイド混合物に加える。この時温度は
3°から1161ご上る。L、75時間撹拌後、反応混
合物を20〜25°に混め、そしてTLCにより測定す
るとエピマー化は完了したようにみえる。
このスラリーを容積164xQにまで濃縮する。
水(1001ff)を加え、その結果生じたスラリーを
減圧下で16411!に濃縮する。水(431mのをゆ
っくり加えてその結果生じたスラリーを5°に冷却し、
濾過する。固体を水で洗滌し、55°、真空下で乾燥す
ると表題化合物が得られる。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次式: ▲数式、化学式、表等があります▼ の6−フルオロ−Δ^1^,^5−3−ケトステロイド
    。 [式中、■は単結合または二重結合を意味し;R_9は
    水素またはフッ素; R_9_−_1は水素であるか、またはR_1_1_−
    _1およびR_1_1_−_2のうち一方と一緒になっ
    てC_9およびC_1_1間にエポキシを形成する;た
    だし、C_9およびC_1_1間が二重結合の場合、R
    _9_−_1は存在しない;R_1_1_−_1および
    R_1_1_−_2は共に水素であるか、あるいはR_
    1_1_−_1およびR_1_1_−_2は一緒になっ
    て=O基を形成し、あるいは、R_1_1_−_1およ
    びR_1_1_−_2のうち一方は水素であって他方は
    R_9_−_1と一緒になってC_9およびC_1_1
    間にエポキシを形成し、あるいはR_1_1_−_1お
    よびR_1_1_−_2のうち一方はβ−ヒドロキシ基
    であって他方は水素である;ただし、C_9およびC_
    1_1間が二重結合の場合、R_1_1_−_1および
    R_1_1_−_2のうち一方は水素であって他方は存
    在しない;▲数式、化学式、表等があります▼ はD環およびC_1_7側鎖が次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ からなる群から選ばれるものであることを意味する(式
    中、Rはメチルまたはエチル、R_1_6は水素原子ま
    たはメチルまたはヒドロキシル基、THPはテトラヒド
    ロピラニルであり、〜は付加基がα配位またはβ配位の
    いずれかであることを示す。)]
  2. (2)C環の■が9β、11β−エポキシド、Δ^9^
    (^1^1^)−二重結合、11β−ヒドロキシ、11
    −ケト、11α−ヒドロキシまたは9α−フルオロ−1
    1β−ヒドロキシである特許請求の範囲第(1)項記載
    の化合物。
  3. (3)C環の■が9β、11β−エポキシドまたはΔ^
    9^(^1^1^)−二重結合である特許請求の範囲第
    (1)項記載の化合物。
  4. (4)6−フルオロ−17α,20,21−トリヒドロ
    キシ−16β−メチルプレグナー1,5,9(11)−
    トリエン−3−オン20,21−アセトニドである特許
    請求の範囲第(1)項記載の化合物。
  5. (5)1)次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ の6β−フルオロ−Δ^1^,^4−3−ケトステロイ
    ド(IV)を脱共役剤と反応させて脱共役結合化し、2)
    停止剤で停止化し、そして 3)6−フルオロ−Δ^1^,^5−3−ケトステロイ
    ド(V)を単離することからなる次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ の6−フルオロ−Δ^1^,^5−3−ケトステロイド
    の製造方法。 [式中、■は単結合または二重結合を意味し;R_9は
    水素またはフッ素; R_9_−_1は水素であるか、またはR_1_1_−
    _1およびR_1_1_−_2のうち一方と一緒になっ
    てC_9およびC_1_1間にエポキシを形成する;た
    だし、C_9およびC_1_1間が二重結合の場合、R
    _9_−_1は存在しない;R_1_1_−_1および
    R_1_1_−_2は共に水素であるか、あるいはR_
    1_1_−_1およびR_1_1_−_2は一緒になっ
    て=O基を形成し、あるいは、R_1_1_−_1およ
    びR_1_1_−_2のうち一方は水素であって他方は
    R_9_−_1と一緒になってC_9およびC_1_1
    間にエポキシを形成し、あるいはR_1_1_−_1お
    よびR_1_1_−_2のうち一方はβ−ヒドロキシ基
    であって他方は水素である;ただし、C_9およびC_
    1_1間が二重結合の場合、R_1_1_−_1および
    R_1_1_−_2のうち一方は水素であって他方は存
    在しない;▲数式、化学式、表等があります▼ はD環およびC_1_7側鎖が次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ からなる群から選ばれるものであることを意味する(式
    中、Rはメチルまたはエチル、R_1_6は水素原子ま
    たはメチルまたはヒドロキシ基、THPはテトラヒドロ
    ピラニルであり、〜は付加基がα配位またはβ配位のい
    ずれかであることを示す。)]
  6. (6)脱共役剤がORb^■、アセチリドまたはRaR
    βN^■もしくはORb^■、アセチリドまたはRaR
    βN^■を生成する手段(ここで、RαおよびRβは同
    一または異なり、水素原子、炭素数1〜4のアルキル、
    シクロヘキシルおよびフェニルであり、Rbは炭素数1
    〜5のアルキルである。)からなる群から選ばれる特許
    請求の範囲第(5)項記載の製造方法。
  7. (7)脱共役剤がメトキシド、エトキシドまたは第三級
    ブトキシドもしくはこれらを生成する手段からなる群か
    ら選ばれる特許請求の範囲第(6)項記載の製造方法。
  8. (8)溶媒が第三級ブタノール、THF、 DMSO、ジオキサン、DMF、テトラメチル尿素およ
    びジメチルアセトアミドからなる群から選ばれる特許請
    求の範囲第(5)項記載の製造方法。
  9. (9)脱共役剤および溶媒が第三級ブタノールに第三級
    ブトキシドを加えたものである特許請求の範囲第(8)
    項記載の製造方法。
  10. (10)停止剤がプロトン供給化合物である特許請求の
    範囲第(5)項記載の製造方法。
  11. (11)停止剤が酢酸、塩化アンモニウム水溶液、硫酸
    、塩酸、リン酸および水である特許請求の範囲第(8)
    項記載の製造方法。
  12. (12)停止剤が酢酸または塩化アンモニウム水溶液で
    ある特許請求の範囲第(9)項記載の製造方法。
  13. (13)6−フルオロ−Δ^1^,^5−3−ケトステ
    ロイド(V)が6−フルオロ−17α,20,21−ト
    リヒドロキシ−16β−メチルプレグナー1,5,9(
    11)−トリエン−3−オン20,21−アセトニドで
    ある特許請求の範囲第(5)項記載の製造方法。
  14. (14)C環の■が9β、11b−エポキシド、Δ^9
    ^(^1^1^)−二重結合、11β−ヒドロキシ、1
    1−ケト、11α−ヒドロキシまたは9α−フルオロ−
    11β−ヒドロキシである特許請求の範囲第(5)項記
    載の製造方法。
  15. (15)C環の■が9β、11β−エポキシドまたはΔ
    ^9^(^1^1^)−二重結合である特許請求の範囲
    第(5)項記載の製造方法。
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