JPH02275170A - 自動変速機の一方向クラツチの潤滑装置 - Google Patents

自動変速機の一方向クラツチの潤滑装置

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JPH02275170A
JPH02275170A JP1095302A JP9530289A JPH02275170A JP H02275170 A JPH02275170 A JP H02275170A JP 1095302 A JP1095302 A JP 1095302A JP 9530289 A JP9530289 A JP 9530289A JP H02275170 A JPH02275170 A JP H02275170A
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clutch
drum
planetary gear
way clutch
race
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JP1095302A
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Takao Taniguchi
孝男 谷口
Kazuo Tsukamoto
一雄 塚本
Masahiro Hayabuchi
正宏 早渕
Koji Noda
耕司 野田
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0467Elements of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
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    • F16H57/043Guidance of lubricant within rotary parts, e.g. axial channels or radial openings in shafts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、発進装置と遊星歯車装置を備えた自動変速機
の一方向クラッチの潤滑装置に関する。
[従来の技術] 自動変速機は、発進装置と複数列の遊星歯車装置を備え
1発進装置からの入力を遊星歯車列を構成する要素に伝
達する経路と、遊星歯車列の要素を固定して反力を受け
る経路と、遊星歯車列の要素から出力を取出す経路とを
摩擦係合要素によって選択的に切換えることで異なる変
速比をもつ変速段を構成するとともに、変速段の切換え
を達成する。
例えば、自動車関係の技術文献である5AE84130
4には、本発明の自動変速機と同様に、複列の遊星歯車
列をもつ基本遊星歯車列と、単列の遊星歯車列をもつ補
助遊星歯車列とを組合せて前進4速後進1速の変速段を
もつ自動変速機が開示されている。この自動変速機にお
いては、摩擦係合要素としてクラッチ2個、ブレーキ3
個、方向クラッチ1個を使用する。一方向クラッチは1
速段と後進段で係合するが、1速段では反力を受ける経
路中に介在し、後進段では動力を伝達する経路中に介在
する。
変速段の構成と切換えを円滑に達成するためには多くの
摩擦係合要素を装備することが望ましくて、特に一方向
クラッチは、回転方向に応じて自動的に係合、解放する
ことと、ねじりHrVに対する吸収作用を有するので、
円滑な切換えを達成する。
上記の自動変速機にあっては、この一方向クラッチの特
性は1速から2速への切換え時にのみ利用できる。
一方面クラッチは、充分な潤滑を必要とするが、特にフ
リー回転をする際にはスプラグとレースとの間で摺動す
るので、その必要性が高い。
変速段の切換えを円滑にするために、より多くの一方面
クラッチを装備すると、使用頻度の高い変速段において
フリー回転状態となる場合が生ずる。
自動変速機のコンパクト化を図るために、摩擦係合要素
の部材等の外周側に一方面クラッチを配設すると、潤滑
油の供給が困難になることも起こる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、クラッチドラムのインナシリンダを変速機の
ケースに固定する部材により堅実に支持するとともにイ
ンナシリンダの外周部に一方面クラッチを配設すること
によりコンパクト化を図り、ケースに固定する部材から
一方面クラッチに対して強制潤滑を達成する装置を提供
するものである。
[課題を解決するための手段] 以上に説明した課題を解決するために、本発明は、遊星
歯車装置を収容するケース(300)と後壁部(330
)に固着する段付円筒状の後部支持部材(350)と、
後部支持部蓋材(350)の外周部がインナシリンダ(
742)及びこれと一体の軸部材(760)を支持する
ドラム(740)と、ドラム(740)内に配設するク
ラッチ(15)と、軸部材(760)の外周部がブツシ
ュ(764)を介して支持するクラッチ(15)のハブ
(730)に連結するインナレース(700)と、イン
ナレース(700)の外周部に配設するドラム(740
)のアウタシリンダ(746)に連結するアウタレース
(710)を有する一方面クラッチ(32)を備え、 後部支持部材(350)に設ける潤滑油供給用の油路(
352)および油孔(352a)と、軸部材(760)
に設ける油孔(760a)と、ブツシュ(764)に設
ける油孔(764a)と、インナレース(700)に設
ける油孔(700a)を備えた構成を有する。
[作用] 以上の手段を備えることにより、変速機のケース(30
0)に固着する後部支持部材(350)から一方向クラ
ッチ(32)に対して強制的に潤滑が行われる。
なお、上述の()の符号は図面と対照するものであるが
、何ら構成を限定するものではない。
[実施例〕 以下、図面に基いて本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明を実施する自動変速機の断面図、第2
図はスケルトンを示すもので、まず、第2図を参照して
全体の概要を説明する。
自動変速機1は1発進装置2と遊星歯車装置を有する変
速機3を備えるが、発進装置2としては本実施例に示す
トルクコンバータの他にも、流体継手、電磁クラッチ、
多板式クラッチ、遠心クラッチ等の適宜の手段を選択す
ることができる。
発進装置2は、エンジンの駆動を受けて回転するフロン
トカバー202の後部に連結されるリヤカバー204.
リヤカバー204の内周壁面に形成されたポンプインペ
ラ206を有し、ポンプインペラ206に対向して配設
されたタービンランナ208はタービンシェル210に
保持され、タービンシェル210はその内周部で発進装
置2の出力部材であるとともに変速機3の入力部材であ
る入力軸240に連結される。ポンプインペラ206と
タービンランナ208との間にはステータ214が配設
され、ステータ214の内周部は−方向クラッチ216
のアウタレースに連結されるとともに、一方向クラッチ
216のインナレースは固定部材である支持筒230の
外周部にとりつけられる。フロントカバー202とター
ビンシェル210との間にはフロントカバー202とタ
ービンシェル210とを直結するロックアツプクラッチ
220を配設する。
変速機3の遊星歯車列は、基本遊星歯車列4aと補助遊
星歯車列4bとを備える。基本遊星歯車列4aは、第1
及び第2のシンプルプラネタリギヤセット110,12
0を備え、第1のシンプルプラネタリギヤセット110
のキャリヤ113と第2のシンプルプラネタリギヤセッ
ト120のリングギヤ125を連結するシンプソン形の
遊星歯車列である。補助遊星歯車列4bは、1列のシン
プルプラネタリギヤセット130を備え、サンギヤ13
1を固定してリングギヤ135の入力をキャリヤ133
に出力する減速装置とサンギヤとリングギヤに入力を与
え、キャリヤに出力するいわゆるスプリットタイプの減
速装置の機能を有する。
本自動変速機は、摩擦係合要素として5個のクラッチ、
3個のブレーキ、3個の一方向クラッチを装備するが、
摩擦係合要素と遊星歯車列の各要素との結合関係は次の
とおりである。
変速機3の入力軸240は、第1のクラッチ11のドラ
ムに接続し、第1のクラッチ11のハブは第1の中間軸
610を介して第1のシンプルプラネタリギヤセット1
10のリングギヤ115に連結する。第1のクラッチ1
1のドラムは第2のクラッチ12のハブを兼ね、第2の
クラッチ12のドラムは第2の中間軸620を介して第
1のシンプルプラネタリギヤセット110のサンギヤ1
11に連結する。第2のクラッチ12のドラムは第4の
クラッチ14のドラムとも連結し、第4のクラッチ14
のハブは第3の中間軸630を介して第2のシンプルプ
ラネタリギヤセット120のキャリヤ123に連結する
。第4のクラッチ14のドラムは第3のクラッチ13と
ともに第1の一方向クラッチ31のアウタレースに連結
する。第3のクラッチ13のドラムと第1の一方向クラ
ッチ31のインナレースは第4の中間軸640を介して
第2のシンプルプラネタリギヤセット120のサンギヤ
121に連結する。第3のクラッチ13のドラム外周部
には第2のブレーキ22を配設する。
第1のシンプルプラネタリギヤセット]、 10のキャ
リヤ113は第2のシンプルプラネタリギヤセラ1〜1
20のリングギヤ125に連結するとともに、第1の連
結部材150を介して補助遊星歯車列4bを構成する第
3のシンプルプラネタリギヤセット130のリングギヤ
135と一体となる。
第2のシンプルプラネタリギヤセラl−120のキャリ
ヤ123は第2の連結部材160を介して第2の一方向
クラッチ32と第5のクラッチ15のハブに連結する。
第2の一方向クラッチ32のアウタレースは、その外周
に配設する第3の一方向クラッチ33のインナレースを
兼ね、このレースは第5のクラッチ15のドラムと一体
となって第3のシンプルプラネタリギヤセット130の
サンギヤ131に連結する。第5のクラッチ15の外局
部に第1のブレーキ21を配設し、第3の一方向クラッ
チ33のアウタレースを変速機のケースの内壁に固着す
る。
第3のシンプルプラネタリギヤセット130のキャリヤ
133は出力軸800に接続する。
第1図は第2図で説明したスケ用1〜ンをもつ自動変速
機の具体的な構造を示す断面図である。
自動変速機1を構成する発進装置2は流体伝動装置であ
って、エンジン側(以下、エンジン側を「前側」とする
)に開口するハウジング200の内部に収容される。エ
ンジンの駆動を受けて回転するフロントカバー202の
後部にはりャカバー204が一体にとりつけられる。リ
ヤカバー20−の内周壁面にはポンプインペラ206が
形成され、ポンプインペラ206に対向して配設された
タービンランナ208はタービンシェル210に保持さ
れる。タービンシェル210はその内周部で連結部材2
11を介して発進装置2の出力部材であるとともに変速
機3の入力部材である入力軸240に連結される。ポン
プインペラ206とり−ビンランナ208との間にはス
テータ214が配設され、ステータ214の内周部は一
方向クラッチ216のアウタレース215に連結される
とともに、一方向クラッチ216のインナレース217
は支持筒230の前端外周部にとりつけられる。フロン
トカバー202とタービンシェル210との間にはロッ
クアツプビス1−ン222をもつロックアツプクラッチ
220を配設する。
ハウジング200の後部には変速機3の構成要素を収容
する円筒状のケース300が連結されるが、ハウジング
200と変速機のケース300の接合部にはオイルポン
プカバー250と仕切板270を介してオイルポンプハ
ウジング260をとりつける。オイルポンプハウジング
260内には外歯歯車262と内歯歯車264から成る
内接m車ポンプが収容され、外歯歯車262の内周部は
りャカバー204と一体の軸266に連結される。
オイルポンプカバー250の中心部は、後方へ向けて突
出する円筒状の支持部252を形成し、この支持部25
2の内周部に支持筒230の後部外周部を圧入固定する
支持筒230はその内周部の2つの支点で入力軸を支持
し、入力軸の後端部は径方向に拡がるフランジ部を形成
する。フランジ部の外周部は第1のクラッチドラム41
0に連結される。第1のクラッチドラム410の内部に
は第1のクラッチ11が収容され、第1のクラッチ11
を操作するピストン420を配設する。
第1のクラッチドラム410の後側は後向きに開口する
が、ドラム410の前側にクラッチハブ430を固着し
、対向して配設する第2のクラッチドラム440との間
に第2のクラッチ12とピストン450を収容する。第
2のクラッチドラム440の内周側はシリンダ部材46
0と一体であり、このシリンダ部材460はオイルポン
プカバー250の支持部252により回転自在に支持さ
れる。シリンダ部材460の前端部には第4のクラッチ
14とピストン480を収容する第4のクラッチドラム
470を連結する。
第4のクラッチドラム470は、連結部材490を介し
て第1の一方向クラッチ31のアウタレース540に連
結する。第4のクラッチ14のハブ500は第3の中間
軸630に連結する。アウタレース540とその外周側
に配設する第3のクラッチトラム520との間に第3の
クラッチ13を設け、クラッチドラム520内にピスト
ン530を収容する。第3のクラッチドラム520の外
周部にはバンド式の第2のブレーキ22を設け、クラッ
チドラム520のインナシリンダ側は第1の一方向クラ
ッチ31のインナレース510と一体となる。
人力軸240の後端内周部は、ベアリングを介して第1
の中間軸610の先端外周部を支持する。
第1の中間軸610の後端外周部は、ベアリングを介し
て出力軸800の先端内周部により支持される。入力軸
240及び出力軸800は変速機のケース300に堅実
に支持されるので、これらの軸により支持する第1の中
間軸610の支持剛性も高くなる。
第1の中間軸610の外周部は円筒状の第2の中間軸6
20を2点支持し、第2の中間軸620の外周部は円筒
状の第3の中間軸630を2点支持する。第3の中間軸
630の外周側に同心的に配設する第4の中間軸640
は、変速機のケース300の内部の中央部にとりつける
中央支持部材310の内周部により支持する。この中央
支持部材310の中心部は、ケースの前方及び後方へ突
出する円筒部に形成され、前方へ突出する円筒部の外周
部にリング部材320を圧入し、リング部材320の外
周部で第3のクラッチドラム520のインナシリンダの
内周部を回転自在に支持する。
第1の中間軸610の前端部は第1のクラッチ11のハ
ブ405に連結し、第2の中間軸620の前端部は第2
のクラッチ12のクラッチドラム440に連結する。第
3の中間軸630の前端部は第4のクラッチ14のハブ
500に連結し、第4の中間軸の前端部は第3のクラッ
チ13のドラム520と一体の第1の一方向クラッチ3
1のインナレース510に連結する。4重構造をもつ中
間軸は中央支持部材310を貫通して後側に延び、第1
の中間軸610の後端外周部は出力軸800の先端内周
部で支持される。変速機のケース300の後部には、後
部壁330を形成し、この後部壁330の内周部に後部
支持部材350を挿入して固着する。この後部支持部材
350は、変速機のケース300の内部前方へ向けて突
出する円筒部を備え、円筒部の外径は前方へ向けて順次
外径が細くなる複数の段付部に形成される。支持部材3
50の円筒部の前端内周部は出力軸800のl′lij
部外周部を支持する。
変速機のケース300の後端部にインロウ係合部360
を介して同心的に嵌合する後部ケース370の後端の内
周部は、ベアリングを介して出力軸800の後部外周部
を支持する。したがって、出力軸800は2つの支点で
確実に支持され、第1の中間軸610は、前述したよう
に、その前後端部を入力軸240と出力軸800で確実
に支持される。
第2図のスケルトンでも説明したが、4重構造をもつ中
間軸610,620,630,640と出力軸800と
の連結部の外周部には3列のシンプルプラネタリギヤセ
ットが、第2.第1.第3の順序で配設される。
第1の中間軸610の後端部には連結部材615を介し
て第1のシンプルプラネタリギヤセット110のリング
ギヤ115がとりつけられる。第2の中間軸620の後
端部には第1のシンプルプラネタリギヤセット110の
サンギヤ111がとりつけられ、ピニオンのキャリヤ軸
113は第2のシンプルプラネタリギヤセット120の
リングギヤ125と連結する。第2のシンプルプラネタ
リギヤセット120のキャリヤ軸123の一端部は第3
の中間軸630に連結し、他端部は第2の連結部材16
0を介して第2の一方向クラッチ32のインナレース7
00に連結する。
第4の中間軸640の後端部には第2のシンプルプラネ
タリギヤセット120のサンギヤ121を形成する。第
2のシンプルプラネタリギヤセットのリングギヤ125
は、第1の連結部材150を介して第3のシンプルプラ
ネタリギヤセット130のリングギヤ135と一体とな
る。
第1の連結部材150の外側に配設する第2の連結部材
160の外周部には、多板式の第73のブレーキ23を
配設し、ピストン550を中央支持部材310の後側の
壁面内に収容する。
第2の連結部材160に結合するインナレース700の
外周側にスプラグとアウタレース710を配設して第2
の一方向クラッチ32を構成する。
このアウタレース710の外周側にはさらに他のスプラ
グとアウタレース720を配設して第3の一方向クラッ
チ33を構成する。すなわちレース710はアウタレー
スとインナレースを兼用する部材であって、2個の一方
向クラッチ32と33の中間に介在するので1本明細書
中ではミドルレース710と称する。インナレース70
0はクラッチハブ730と一体となり、ミドルレース7
10は第5のクラッチドラム740に連結する。第5の
クラッチドラム740内に第5のクラッチ15とピスト
ン750を収容する。
第3の一方向クラッチ33のアウタレース720の外周
部はケース300の内周面にスプライン係合し、第5の
クラッチドラム740の外周部にはバンド式の第1のブ
レーキ21を配設する。
第5のクラッチドラム740に一体のインナシリンダと
一体の軸部材760は、その内周部を後部支持部材35
0の外周部で支持するとともに、その先端部に第3のシ
ンプルプラネタリギヤセラ1〜130のサンギャヤ13
1をとりつける。
第3のシンプルプラネタリギヤセット130のピニオン
を支持するキャリヤの軸133は、出力軸800の前端
部に形成した連結部に支持される。
この出力軸800の後部ケース370内の外周部には、
パーキング用のギヤ810とスピードメータ用ドライブ
ギヤ830がとりつけられ、パーキング用のギヤ810
の外側にはギヤ810に結合する爪820を配設する。
出力軸の後端部には連結部材850をナツト855で固
着する。
変速機のケース300と後部ケース370の内部の要部
には回転部材の回転数を検出する回転センサ305,3
06を配設して摩擦係合要素を制御するための情報を得
る。
変速機のケース300の底部には図示しない油圧制御装
置をとりつけ、オイルパンを兼ねるカバー309で覆う
本発明の自動変速機は以上のように、摩擦係合要素とし
て5個のクラッチと、3個のブレーキと、3個の一方向
クラッチを備えて前進5速後進1速を達成するが、第1
表は各変速段における各N擦係合要素の係合状態を示す
第1表中で0印は摩擦係合要素が係合することを示し、
(0)印はエンジンブレーキ時に係合することを示す。
なお、4A速段は4速と同じ変速比をもち、5速へ変速
される直前に出現する変速段である。
本発明は以上のような構造を有する自動変速機の一方向
クラッチの配設構造と潤滑油の供給装置に関するもので
あって、以下、その具体的な構造を第3図に基いて説明
する。
変速機のケース300の後壁部330の内周部にインロ
ウ係合により固着する後部支持部材350は、ケース内
部へ突出する円筒形状をしており、その前端内周部でベ
アリングを介して出力軸800を支持する。後部支持部
材350の外周部は、ベアリングを介して第5のクラッ
チ15を収容するクラッチドラム740のインナシリン
ダ742を支持する。インナシリンダ742の前部は円
筒状の軸部材760を形成し、その前端内周部にはスプ
ライン763を介して第3のシンプルプラネタリギヤセ
ットのサンギヤ131を連結する。
クラッチドラム740のアウタシリンダ746の外周部
にはバンド式の第1のブレーキ21を配設する。第5の
クラッチ15はドラム740内に挿入するピストン75
0により操作するが、第5のクラッチ15のハブ730
は、前部が半径方向で内方へ延在し、前端外周部に形成
するスプライン732を介してインナレース700に連
結する。
インナレース700は、第2の連結部材160により基
本遊星歯車列に連結するが、インナレース700の内周
部は、スリーブ744を配し、クラッチドラム740の
インナシリンダ742と一体の軸部材760の外周部に
より支持する。
クラッチドラム740のアウタシリンダ746の前端内
周部に形成するスプライン747にはミドルレース71
0に連結する部材712のスプラインが係合する、イン
ナレース700とミドルレース710の間にスプラグ等
を挿入し、第2の一方向クラッチ32を構成する。ミド
ルレース32の外周側にアウタレース720を配設し、
ミドルレース32の間にスプラグ等を挿入し、第3の一
方向クラッチ33を構成する。アウタレース720の外
周部はスプライン722を形成し、変速機のケース30
0の内周部に係合、固着する。
第1表から明らかなように、第3のシンプルプラネタリ
ギヤセットのサンギヤ131及びこれにインナシリンダ
742を介して連結するクラッチドラム740は、前進
の1速段、2速段、3速段及び後進段で静止して反力を
受ける。これらの変速段では反力を受ける経路にかかる
トルクも大きくなり、経路を構成する部材の支持剛性に
配慮する必要がある。
本発明においては、クラッチドラム740のインナシリ
ンダ742を後部支持部材350により堅固に支持する
ので、充分な支持剛性を得ることができる。そして本発
明では、遊星歯車列とクラッチドラム740との間に第
2の一方向クラッチ32を配設することによりスペース
の有効利用を図る。
即ち、第2の一方向クラッチ32は、そのインナレース
700が第2の連結部材160を介して基本遊星歯車列
の出力要素と連結されるとともに第5のクラッチ15の
ハブと一体であり、アウタレース710は第5のクラッ
チ15のハブと一体であり、アウタレース710は第5
のクラッチ15のドラム740と一体となるものである
従って、この第2の一方向クラッチ32を基本及び補助
遊星歯車列とクラッチを収容するドラムとの間に配設す
ることにより軸方向及び半径方向のコンパクト化を図る
ことができる。
しかしながら、上述した配設構造にすると、補助遊星歯
車列の一要素であるサンギヤ131と連結するクラッチ
ドラム740のインナシリンダ742と一体の軸部材7
60の外周側に第2の一方向クラッチ32を配設するこ
とにより5第2の一方向クラッチ32の支持と潤滑が問
題となる。
第2の一方向クラッチ32のインナレース700をイン
ナシリンダ742と一体の軸部材760の外周部でブツ
シュ744を介して支持することによりインナレース7
00の支持とセンタリングを同時に達成する。
第2の一方向クラッチ32への潤滑装置として、後部支
持部材350に潤滑油用の油路352を設け、その前端
部に半径方向の油孔352aを設ける。ドラム740の
インナシリンダ742と一体の軸部材760にも、上記
油孔352aに対向する半径方向の油孔760aを形成
する。インナシリンダ742と一体の軸部材760の外
周部はブツシュ764を介してインナレース700を支
持するので、ブツシュ764にも環状の油路及び半径方
向の油孔764aを設け、さらにインナレースに設ける
環状の油路及び半径方向の油孔700aを連通する。
この潤滑装置により、インナシリンダ742と一体の軸
部材760が静止するときにも強制的に第2の一方向ク
ラッチ32を潤滑することができる。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように、多段の変速段をもつ自動自動変
速機の変速段の切換え用のクラッチのドラムを変速機の
ケースの後部に固着する支持部材により支持する構成と
したので、ドラムの支持剛性が高い、そして、クラッチ
が操作する遊m歯車列とクラッチドラムとの間に一方向
クラッチを配設してスペースの有効利用を図り、一方向
クラッチのインナレースをドラムのインナシリンダと一
体の軸部材で支持し、軸部材とこれを支持する支持部材
に設ける油路を介してケース側から強制的に潤滑するの
で、常時充分な潤滑油を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する自動変速機の断面図、第2図
は本発明を実施する自動変速機の概要を示す説明図、 第3図は要部の部分断面図である。 1・・・・・・自動変速機。 2・・・・・・発進装置。 15・・・・・・第5のクラッチ。 32・・・・・・第2の一方向クラッチ、300・・・
・・・ケース。 350・・・・・・後部支持部材、 352・・・・・・油路。 700・・・・・・インナレース。 700a・・・・・・油孔、 710・・・・・・アウタレース、 730・・・・・・ハブ、 740・・・・・ドラム、 760・・・・・・軸部材、 760a・・・・・・油孔、 764・・・・・・ブツシュ。 764a・・・・・・油孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、発進装置と遊星歯車装置を備えた自動変速機におい
    て、 遊星歯車装置を収容するケースの後壁部に固着する段付
    円筒状の後部支持部材と、後部支持部材の外周部がイン
    ナシリンダ及びこれと一体の軸部材を支持するドラムと
    、ドラム内に配設するクラッチと、軸部材の外周部がブ
    ッシュを介して支持するクラッチのハブに連結するイン
    ナレースと、インナレースの外周部に配設するドラムの
    アウタシリンダに連結するアウタレースを有する一方向
    クラッチを備え、 後部支持部材に設ける潤滑油供給用の油路および油孔と
    、軸部材に設ける油孔と、ブッシュに設ける油孔と、イ
    ンナレースに設ける油孔を備えて成ることを特徴とする
    自動変速機の一方向クラッチの潤滑装置。
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