JPH0227305A - 耐熱性光学繊維 - Google Patents

耐熱性光学繊維

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JPH0227305A
JPH0227305A JP63176996A JP17699688A JPH0227305A JP H0227305 A JPH0227305 A JP H0227305A JP 63176996 A JP63176996 A JP 63176996A JP 17699688 A JP17699688 A JP 17699688A JP H0227305 A JPH0227305 A JP H0227305A
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JP
Japan
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optical fiber
reaction
refractive index
metal alkoxide
polysiloxane
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Pending
Application number
JP63176996A
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English (en)
Inventor
Yuichi Fukui
福居 雄一
Takemoto Kamata
健資 鎌田
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は可捧性に優れ、耐熱性のきわめて優れた光学繊
維に関する。
〔従来技術〕
従来、光学繊維としては、広い波長にわたつて優れた光
伝送性を有する無機ガラス系のものが知られている。し
かしガラス繊維は加工性が悪(、曲げ応力に弱いばかり
でな(高価であることから合成樹脂を基体とする光伝送
性繊維が開発されている。合成樹脂製の光学繊維は屈折
率が大きく、かつ光透過性が良好な重合体の心部、及び
これよりも屈折率が小さく、かつ透明な重合体の鞘部か
らなっている。光透過性の高い心成分重合体としては無
定形の材料が好ましく、ポリメタクリル酸メチルあるい
はポリスチレンが一般に使用されている。これら心成分
重合体のうち、ポリメタクリル酸メチルは透明性、力学
的性質、熱的性質、耐候性等に優れ、高性能プラスチッ
ク光学繊維の心材として工業的に用いられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしポリメタクリル酸メチルを心としたプラスチック
光伝送繊維も、可撓性は充分ではなく、直径が1111
11以上になると剛直で折れやすいものであり、大容量
の光を送るライトガイド等の大口径であることが要求さ
れる用途においては充分な特性を発揮することができな
い。またポリメタクリル酸メチルのガラス転移温度は1
00℃であるため、使用環境条件が?00℃以上になる
と、使用することができず、光伝送性繊維の用途が限定
される。さらにポリシロキサンを心成分とする光学繊維
は、特開昭61−259203号公報に示されているよ
うに可撓性は優れているが、架橋触媒例えば白金触媒、
添加剤などのために光伝送損失が大きいという欠点があ
る。一方、末端シラノールポリジメチルシロキサンをテ
トラエトキシシランと80℃以上の温度で反応させるこ
とにより得られた可撓性の透明材料は、ポリマー・プレ
チン14.557〜564 (1985)及びマクロモ
レキュールズ20.1622〜1530 (1987)
に開示されているが、これはディスク状成形物であり、
透明性の定量的な記載がないが、この条件では、相分離
成分が生成し良好な透明体が得られに(い。
本発明者らは、可撓性に優れ、耐熱性及び光伝送性能が
大幅に向上した光学繊維を開発するため、検討した結果
、本発明に到達した。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、金属アルコキシドと末端シラノール基含有ポ
リシロキサンとの反応により得られ、光学的相分離のほ
とんど無い液状前駆体の硬化処理物を心成分とし、心成
分屈折率より0.01以上低い屈折率を有する重合体を
鞘成分とする光学繊維であって、波長650nmにおけ
る光伝送損失が700 dB/km以下であることを特
徴とする耐熱性光学繊維である。
本発明に用いられる金属アルコキシドは、公知の合成法
、例えば塩化水銀を触媒として、チタン、シリカ等の金
属とアルコールを直接反応させる方法、金属の塩化物と
アルコールによる反応、あるいは直接的な合成が困難な
場合にはアルコールの交換による合成などの方法で製造
することができる。アルコキシドを合成できる金属であ
れば、い、ずれの金属でも用いることができる。
末端シラノール基含有ポリシロキサンは、アルキル基例
えばメチル基、エチル基など、フェニル基等の置換基を
有していてもよい。また、2種以上の異なった置換基を
有していてもよい。
ポリシロキサンの屈折率は置換基の種類によって調節す
ることができる。フェニル基の含有量が多いほどポリマ
ーの屈折率が高くなり、逆にメチル基又はエチル基の含
有量が多くなるほど、ポリマーの屈折率が低くなり、さ
らにトリフルオロプロピル基のような弗素化アルキル基
があるとポリマーの屈折率は−そう低(なる。末端シラ
ノール基含有ポリシロキサンの重合度は1〜5000特
に1〜1000が好ましい。末端シラノール基含有ポリ
シロキサンの重合度が5000を超えると反応基の濃度
が小さくなり、かつ粘度が増大して均質な反応が困難と
なる。
金属アルコキシドと末端シラノール基含有ポリシロキサ
ンの反応は、水及び触媒の存在下に行われる。水の使用
量は、金属アルコキシドに対し4倍モル以下が好ましい
。触媒としては例えば塩酸、硫酸、硝酸などの無機酸、
酢酸、しゆう酸などの有機酸を用いることができる。塩
基性触媒も用いることができるが、塩酸などの強酸が好
ましい。
本反応は溶剤の不在下に行うこともできるが、溶剤例え
ばアルコールの存在下に行うことが好ましい。反応があ
る程度進行してから反応液を濃縮するため、溶剤の一部
又は全部を除去してもよい。反応温度は一60〜+70
℃であって、反応系がゲル化しない範囲である。この温
度範囲で反応させることにより、光学的相分離のほとん
ど無い液状前駆体が得られる。なお光学的相分離の有無
は可視レーザー光線を照射して調べることができる。
この液体混合物を攪拌すると、金属アルコキシドが水に
より加水分解され、この加水分解されたもの同士あるい
は加水分解物と末端シラノール基含有ポリシロキサン、
あるいは末端シラノール基含有ポリシロキサン同士が脱
水重縮合反応により、高分子量化していき、ついには無
機と有機が分子分散された架橋ゲル体になる。
本発明に用いられる鞘成分は心成分の屈折率より0.0
1以上低い屈折率を有し、実質的に透明なものであれば
よい。熱可塑性重合体、架橋性重合体等の重合体が可撓
性の観点から好ましいが、石割成分である金属アルコキ
シドとポリシロキサンの重合体なども屈折率を選択する
ことによって用いることができる。屈折率の差が0.0
1未満では、得られる光学繊維の開口数が小さいばかり
でなく、伝送損失がきわめて大きくなる。また鞘成分の
屈折率が心成分の屈折率より大きくなると光は全く伝送
されないためである。
本発明の光学繊維の鞘成分に用いられる低屈折率熱可塑
性重合体としては、例えば下記の化合物が挙げられる。
ポリテトラフルオロエチレン(ndl、 65 ) 、
テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニル
エーテル共重合体(ndl−34〜1.36)、テトラ
フルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体
(、n(li、 34)、ポリクロロトリフルオロエチ
レン(ndl。
425)、テトラフルオロエチレン/エチレン共重合体
(n、11.40 ) 、ポリビニルフルオライド(n
6.1.42 )、ポリビニリデンフルオライド(nd
 1.47 ) 、テトラフルオロエチレン/ビニリデ
ンフルオライド共重合体(ndl、 58〜1.42)
など。そのほか各種の弗化アルキルメタクリレートの(
共)重合体(ndl、 38〜1.48 )、ポリビニ
リデンフルオライドとポリメチルメタクリレートの混合
物(l1d1.45〜1.48 )等の弗素系ポリマー
 ポリ−4−メチル−1−ペンテン(na 1.46 
) 、ポリメチルメタクリレート(ndl、49)等も
心材の屈折率が高い場合には使用できる。
鞘材を架橋性重合体で形成するためには、熱重合又は光
重合の可能なモノマーで心材表面を被覆したのち、架橋
硬化させればよい。
本発明の光学繊維の心部の径は、従来の光学繊維の範囲
5〜3000μmでもよ(、また3000μmよりさら
に太く50■程度とすることもできる。鞘層は1μm以
上の厚さが光の全反射のために必要となるが、鞘層の厚
さの上限は使用目的に応じて適宜選択することができる
本発明の光学繊維を製造する方法としては、心成分とし
て金属アルコキシドと末端シラノール基含有ポリジメチ
ルシロキサンを反応させた液状前駆体と鞘成分重合体と
を同時に心−鞘同心円状に押し出したのち、硬化させる
方法、心成分の金属アルコキシドを末端シラノール基含
有ポリジメチルシロキサンと反応させ、糸状に賦形して
硬化させたのち、鞘成分重合体を被覆する方法、鞘成分
重合体を中空糸状に賦形し、その中に心成分の液状前駆
体を吸引あるいは圧入したのち、硬化させ、光学繊維と
する方法等が挙げられる。
これらの心成分の液状前駆体は賦形する前に0.05〜
10μm好ましくは0.05〜1μmの孔径を有するメ
ンブレンフィルターで濾過することが好ましい。なお可
視レーザー光線を照射して輝点がほとんど観察されない
前駆体を用いることが光学繊維の伝送損失を低下させる
ためには必要である。また中空糸を用いる方法では中空
糸の内壁はできるだけ平滑なもの、断面が真円に近いも
のを用いることが好ましい。
〔発明の効果〕
本発明の光学繊維は従来のプラスチック光学繊維に比べ
て著しく優れた柔軟性及び耐熱耐久性を有する低損失光
学繊維であり、きわめて過酷な環境下におかれても、数
百メートルの光通信が可能な光学繊維である。
実施例1 テトラエトキシシラン13g、末端シラノール基含有ポ
リジメチルシロキサン(分子量1700)13g、水2
.25N、エタノール27.85g及び塩酸(HCIを
35%含有) o、 55 gを激しく混合攪拌し、反
応開始後室温で60分反応させたのちエタノールを大部
分蒸発させることによりゾル状の反応生成物を得た。こ
の反応生成物に可視レーザー光線を照射したところ、輝
点はほとんど観察されなかった。四弗化エチレン−六弗
化エチレン共重合体からなり外径6n、内径2flの中
空糸の中に、孔径0.2μmのポリテトラフルオロエチ
レン製フィルターで精密濾過した前記の溶液を窒素圧下
に注入し、−昼夜室温で架橋ゲル化反応させ、20mの
光学繊維を得た。この光学繊維の650 nmにおける
光伝送損失は500 dB/kmであった。この光学繊
維を200℃で200時間加熱しても、また−50℃で
200時間冷却しても光伝送損失は変化しなかった。
実施例2 鞘材中空糸としてポリテトラフルオロエチレンを用い、
そのほかは実施例1と同様にして光学繊維を得た。この
光学繊維の光伝送損失は、650 nmで320 dB
/kmであった。
実施例3 実施例1で示した組成の心成分用前駆体を濃縮し、紡糸
可能粘度に到達したのち、ノズルから押し出し連続的に
乾燥固化させ11mの心繊維を得た。この心繊維にポリ
−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルメタク
リレート(ndl、69)のアセトン溶液を被覆し光学
繊維を得た。
この光学繊維のコア径は1m舅、クツラド厚みは50μ
mで光伝送損失は650 nmで500 dB/kmで
あった。
比較例1 市販のポリメタクリル酸メチルを心としたプラスチック
光学繊維(糸径1龍、光伝送損失650 dB/km 
、 650 nmの波長の光による)を120℃で1時
間加熱すると伝送損失は、950 o as / km
まで増大し、糸径が1.2〜1.4龍に変化した。
比較例2 シフエエルジメチルシロキサンコホリマーメチルハイド
ロジエンジメチルシロキサンフボリマー及び塩化白金酸
の混合物を、実施例1で用いた四弗化エチレン−六弗化
プロピレン共重合体中空糸に注入し、150℃で硬化さ
せた。
得られた光学繊維の光伝送損失は650 nmで500
0 dB / kmであった。
比較例3 テトラエトキシシラン12.48g、末端シラノール基
含有ポリジメチルシロキサン15.52g1水2.25
g、テトラヒドロフラン4g、2−プロパツール16g
及び塩酸(HCIを0.33I含有)を80℃で20分
間加熱し、ゾル状の反応生成物を得た。この反応生成物
に可視レーザー光線を照射したところ、多数の輝点が観
察された。得られた反応生成物を実施例1と同様にして
光学繊維を得た。
得られた光学繊維の光伝送損失は650 nmで100
0 dB / kmであった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 金属アルコキシドと末端シラノール基含有ポリシロキサ
    ンとの反応により得られ、光学的相分離のほとんど無い
    液状前駆体の硬化処理物を心成分とし、心成分屈折率よ
    り0.01以上低い屈折率を有する重合体を鞘成分とす
    る光学繊維であつて、波長650nmにおける光伝送損
    失が700dB/km以下であることを特徴とする耐熱
    性光学繊維。
JP63176996A 1988-07-18 1988-07-18 耐熱性光学繊維 Pending JPH0227305A (ja)

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JP63176996A JPH0227305A (ja) 1988-07-18 1988-07-18 耐熱性光学繊維

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5015444A (en) * 1987-09-25 1991-05-14 Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. Plate type reformer
JP2003183399A (ja) * 2001-12-25 2003-07-03 Nippon Electric Glass Co Ltd 無機・有機ハイブリット材料とその製造方法
JP2008523392A (ja) * 2004-12-09 2008-07-03 ケーエルエー−テンカー テクノロジィース コーポレイション 複数入射角分光散乱計システム

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