JPH02272048A - 塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 １１上立五亙光互 本発明は、耐候性・着色性・耐ブルーム性に優れた塩化
ビニル系樹脂組成物に関する。

灸泉立１倉 塩化ビニル樹脂に代表される塩化ビニル系樹脂は、透明
性・強度・経済性等にすぐれるため、フィルム・シート
・ホース等に使用され、特に農業用フィルムとしてはハ
ウスやトンネルなどに多量に使用されている。しかしな
がら、これらの塩化ビニル系樹脂製品は、屋外などの使
用において太陽光線やほこり・酸素等の影響により、硬
化や褐変劣化等のいわゆる耐候劣化を起こすことが知ら
れている。

従来よりこのような耐候性の改良剤としては、紫外線吸
収剤・ヒンダードアミン・有機リン酸エステル・有機亜
リン酸エステル等が知られており、又最近では一般式 わされる有機リン酸金属塩が耐候性に著効があることが
見出され塩化ビニル系樹脂への使用が急激に伸びている
。しかしながら、これまで使用されている有機リン酸金
属塩では。

塩化ビニル系樹脂に添加した場合、着色性・ブルーム性
に問題があった。

が　　しようとする そこで１本発明はかかる着色性・ブルーム性の改良を目
的とする。

する；めの 本発明者らは、かかる状況に鑑み鋭意研究の結果、着色
性・耐ブルーム性に悪影響を与えているのがその化合物
のかたちは明らかでないがアルカリ金属塩の量であるこ
とを見出し本発明を完成した。

詳細には、本発明は、塩化ビニル系樹脂に、アルカリ金
属塩の含有量が従来より少ない量すなわち、アルカリ金
属換算で０．５％以下である一般式（１）　　（Ｅｌ）
で表わされる化合物の少なくとも一種を含有させること
により、耐候性・着色性・ブルーム性に優れた塩化ビニ
ル系樹脂組成物を提供するものである。

（ただし、Ｒはアルキル、シクロアルキル、アリール、
アルキルアリール、アルケニル、エーテル結合含有アル
キルの多基を示し、ＭはＭ、、　Ｃａｐ　Ｓａｐ　Ｂａ
ｔ　Ｚｒｌ＋　Ａ　ｆｌ　、　Ｃ６＊Ｎ１＊　Ｃｕｐ　
Ｃｄｐ　ｐｂを示し、ｎはＭの原子価を示す、） 本発明における塩化ビニル系樹脂としては、塩化ビニル
単独重合体、あるいは塩化ビニルと酢酸ビニル・塩化ビ
ニリデン・エチレン・プロピレン・メタアクリル酸エス
テル・ウレタン樹脂との共重合体やグラフト重合体、あ
るいはこれら樹脂とのブレンド物等が挙げられる０次に
本発明で用いる有機リン酸金属塩を第１表に例示する。

また本発明で用いる、アルカリ金属塩の含有量がアルカ
リ金属換算で０．５％以下である有機リン酸金属塩の合
成法を例示すれば下記の如き方法である。

合成例１ ステアリル酸性リン酸エステル（モノ／ジ＝２．０／１
．０．酸価２２２■ＫＯＨ／ｇ）　５０　ｇと酢酸亜鉛
・（２水塩）２２ｇをエタノール３００ｓ倉中に仕込み
、８０℃で２時間反応した０反応終了後、ろ過し、　５
００ｍＱの水で水洗ののち６０℃で４８時間乾燥した。

得られたステアリルリン酸亜鉛の分析値は、Ｚｎ：１１
．６％、アルカリ金属二０．０％であった。

合成例２ 合成例１で使用したステアリル酸性リン酸エステル１．
５−と酸化面１Ｋ１２４０．をニーダ−中に仕込み、１
２０℃で１時間反応した。得られたステアリルリン潰亜
鉛の分析値は、Ｚｎ：１１．７％、アルカリ金属０．０
％であった。

（なお、七）／ジは原料中のモノエステルとジエステル
のモル比を表わす。）合成例３ 合成例１で使用したステアリル酸性リン酸エステル５ｇ
と水酸化ナトリウム０．９ｇを水ＩＱ中に仕込み、８５
℃で１時間反応した。次に水５００ｍ　Ｑを投入し反応
溶液の温度を６０℃に下げたのち、硫酸亜鉛（７水塩）
の水溶液（３０ｇ　／４００ｉｎ　Ｑ　）を滴下し、　
６０℃で１時間反応した。反応終了後、ろ過し。

５００ｍＭの水で水洗ののち６０℃で４８時間乾燥した
。

得られたステアリルリン酸亜鉛の分析値は、Ｚｏ＝１１
．６％、Ｎａ：０．３％であった。

次に従来使用されていた有機リン酸金属塩を第２表に例
示する。

第２表 又１本発明においてはその他必要に応じて、可塑剤１強
化剤、加工助剤、熱安定剤、着色防止剤。

金属石ケン、滑剤、充てん剤、顔料、有機リン酸エステ
ル、有機亜リン酸エステル、流滴剤、ブロッキング防止
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系光
安定化剤、プレートアウト防止剤、霧防止剤、エポキシ
化合物、保温性改良剤等の従来から塩化ビニル系樹脂に
用いられている添加剤を適宜使用してよいことはいうま
でもない。

ｉ＋υ劃果 側上のように１本発明によれば従来問題であった着色性
、ブルーム性が改良された。

以下実施例により具体的に説明する。

実施例１ 第３表の配合物を１８０℃のカレンダーロールで厚さ０
．２ミリのフィルムとし、さらに１８０℃のプレスで厚
さ１ミリのシートを成型した１着色性については該プレ
スシートの着色性を比較し判定した。

ブルーム性については、該ロールフィルムを温度５０℃
、湿度９０％の恒温恒温器中に１ケ月間保存したのち、
フィルム表面へのふき出しを比較判定した。

実施例２ 第４表の農ビ用配合物を１８０℃のカレンダーロールで
厚さ０．１ミリのフィルムとしたのち、温度５０℃、湿
度９０％の恒温恒温器中に１ケ月間保存し、フィルム表
面へのふき出しを比較判定した。

又、同じ配合物を１８０℃で粘着するまで混練し続け、
５分毎の色相の変化で着色性を比較判定した。

なお、第３表・第４表の着色性・ブルーム性の評価は次
のとおりである。

着色性　　　Ｏ非常に優れる ０　　優れる Δ　　普通 ×　　劣る ブルーム性　Ｏふき出しがほとんどない０　　　〃　が
少ない Δ　　　〃　が多い ×　　ふき出しが非常に多い 以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 塩化ビニル系樹脂に、アルカリ金属塩の含 有量がアルカリ金属換算で０．５％以下である一般式〔
   I 〕〔II〕で表わされる化合物の少なくとも一種を含
   有させることを特徴とする塩化ビニル系樹脂組成物。 〔 I 〕▲数式、化学式、表等があります▼ 〔II〕▲数式、化学式、表等があります▼ （ただし、Ｒはアルキル、シクロアルキル、アリール、
   アルキルアリール、アルケニル、エーテル結合含有アル
   キルの各基を示し、ＭはＭｇ、Ｃａ、Ｓｒ、Ｂａ、Ｚｎ
   、Ａｌ、Ｃｏ、Ｎｉ、Ｃｕ、Ｃｄ、Ｐｂを示し、ｎはＭ
   の原子価を示す。）