JPH02271136A - 光ビーム走査機構の支持構造 - Google Patents

光ビーム走査機構の支持構造

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JPH02271136A
JPH02271136A JP1091052A JP9105289A JPH02271136A JP H02271136 A JPH02271136 A JP H02271136A JP 1091052 A JP1091052 A JP 1091052A JP 9105289 A JP9105289 A JP 9105289A JP H02271136 A JPH02271136 A JP H02271136A
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JP1091052A
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Toru Itakura
板倉 亨
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は光ビーム走査機構の支持構造に関し、−層詳細
には、例えば、放射線画像記録再生システムの光ビーム
走査機構を振動吸収体を介して車両等に設置することに
より、前記システムの輸送時および記録再生動作時にお
いて、外部からの衝撃および振動が前記画像読取部に伝
達されるのを防止すると共に、輸送時の前後におけ、る
光ビーム走査機構の固定支持あるいは固定支持解除等の
作業を省略可能とした光ビーム走査機構の支持構造に関
する。
[発明の背景] 最近、蓄積性蛍光体を用いて被写体の放射線透過像を得
る放射線画像記録再生システムが本出願人によって開発
され、・これに関連して多数の特許出願(例えば、特開
昭55−12429号、同55−103472号、同5
5−116340号、同55−87970号等)がなさ
れている。これらの技術を用いた放射線画像再生システ
ムは、特に、医療分野に広汎に普及しつつある。
ここで、蓄積性蛍光体とは、放射線(X線、α線、β線
、T線、電子線、紫外線等)を照射すると、この放射エ
ネルギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光を照射す
ることにより蓄積されたエネルギに対応した強度で輝尽
発光する蛍光体をいう。
すなわち、放射線画像記録再生システムは前記蓄積性蛍
光体を利用したもので、人体等の放射線画像等を、−旦
、この蓄積性蛍光体からなる層を有するシートに記録し
、このシートをレーザ光等の励起光で走査して輝尽発光
光を生じさせ、得られた輝尽発光光を光電的に読み取っ
て画像信号を得、この画像信号に所定の画像処理を施し
た後、写真感光材料等の記録材料、表示手段であるCR
T等に可視像として出力させるものである。
ところで、このようなシステムは移動可能な検診車に搭
載し、集団検診に適用されることが本来有するシステム
の機能が最大限に発揮出来、病気、例えば、ガン等の早
期発見および早期治療につながるのは論を待たないとこ
ろである。
この場合、前記システムを構成する画像読取部は画像を
光学的に読み取るための光ビーム走査機構を有するため
、特に、外部からの振動を吸゛収すべく防振手段を構じ
る必要がある。このような防振手段として、例えば、前
記光ビーム走査機構をばね等の弾性部材を介して支持す
るようにしたものがある。
然しなから、従来の防振手段は装置の動作時のみを対象
として設計されており、システムの輸送中に発生する振
動が画像読取部に伝播するのを充分に抑制することが出
来ず、その結果、画像読取部の損傷および読取動作への
障害が生起する懸念が存在する。それを回避するために
、例えば、システムの輸送時の前後において光ビーム走
査機構を固定したり、固定解除したりする機構が必要と
なる。この場合、固定あるいは固定解除のための作業が
煩わしいだけでなく、構成も複雑化する欠点がある。
[発明の目的] 本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、光ビーム走査機構の動作時は勿論、輸送時に発
生する衝撃および振動を抑制して光ビーム走査機構の損
傷を防止すると共に、正確な読取動作を確保することを
可能とした光ビーム走査機構の支持構造を提供すること
を目的とする。
[目的を達成するための手段] 前期の目的を達成するために、本発明は光源からの光ビ
ームをシートに対して走査することで画像情報の記録あ
るいは読み取りを行う光ビーム走査機構にふいて、当該
光ビーム走査機構を振動の高周波成分を吸収する。第1
の弾性部材と、前記第1弾性部材とは独立に配設される
ダンパ部材と、前記ダンパ部材に直列に接続される第2
の弾性部材とを用いて基台上に支持することを特徴とす
る。ここで、振動の高周波成分とは約15七以上の周波
数成分を示すものである。
[実施態様] 次に、本発明に係る光ビーム走査機構の支持構造につい
て好適な実施態様を挙げ、添付の図面を参照しながら以
下詳細に説明する。
第1図において、参照符号10は本実施態様に係る光ビ
ーム走査機構の支持構造が適用される画像読取装置を具
備する検診システムを示す。
当該検診システム10は自動車11に搭載される放射線
画像情報記録システム12と、検診センター等に設置さ
れる放射線画像情報再生システム14を含む。
すなわち、当該検診システム10は自動車に搭載される
放射線画像情報記録システム12において得られた画像
情報を検診センターにおいて放射線画像情報再生システ
ム14を用いて可視像として再生し、この可視像に基づ
いて診断を行うものである。以下、当該検診システム1
0の構成を説明する。
前記放射線画像情報記録システム12は放射線画像撮影
部16と、放射線画像読取部18とから構成される。前
記放射線画像撮影部16はX線源16aから被写体Pに
照射されるX線の透過像を撮影台16bの蓄積性蛍光体
に記録する。前記放射線画像読取部18はX線の透過像
が記録された蓄積性蛍光体を所定の条件下に光電的に読
み取りデジタル信号に変換する画像読取装置20と、デ
ジタル信号に変換された画像信号をM積する画像蓄積装
置22(例えば、光デイスクファイル装置)とから構成
される。
前記放射線画像情報再生システム14は、前記画像蓄積
装置22の画像信号が蓄積された光ディスクからこの画
像信号を読み出す光デイスクファイル装置24と、この
画像信号を可視像として出力する画像出力装置26(例
えば、レーザブリンク)と、この画像信号を可視像とし
てCRT上に表示するCRT表示装置28とから構成さ
れる。
次に、第2図に自動車11に搭載される放射線画像情報
記録システム12の中、放射線画像読取部I8の全体図
を示す。なお、当該放射線画像読取部18は、画像読取
装置20および画像蓄積装置22の動作制御や画像蓄積
装置22に蓄積される画像信号を可視像として表示する
コンソール30を含む。
第3図は画像読取装置20の概略断面構成を示す。この
場合、本実施態様に係る光ビーム走査′機構は筐体32
内に収納されている。前記筐体32内にはX線の透過像
が記録された蓄積性蛍光体シートSを装填する装填部3
4と、当該装填部34から前記蓄積性蛍光体シートSを
1枚ずつ取り出す枚葉部36と、この蓄積性蛍光体シー
トSを第1の搬送路38によって搬送し、当該第1搬送
路38から蓄積性蛍光体シートSを取り込み蓄積性蛍光
体シー)Sに記録されたX線の透過像を光電的に読み取
りデジタル信号に変換する光ビーム走査機構部40と、
この蓄積性蛍光体シートSを第2の搬送路42によって
搬送し、当該第2搬送路42から蓄積性蛍光体シートS
を取り込み蓄積性蛍光体シートSに記録されたX線の透
過像の残像を消去する消去部44と、このM積性蛍光体
シートSを第3の搬送路46によって搬送し再び撮影に
供するため一時的にストックするトレー48とから実質
的に構成される。
このように構成される画像読取装置20は放射線画像撮
影部16によって蓄積性蛍光体シートSに記録されたX
線の透過像を前記光ビーム走査機構部40によって光電
的に読み取りデジタル信号に変換し、このデジタル信号
を画像蓄積装置22に送給すると共に、前記X線の透過
像を光学的に消去して、この蓄積性蛍光体シートSを再
び撮影に供するという機能を有する。
次に、前記光ビーム走査機構部40について詳述する。
前記光ビーム走査機構部40は筐体32内の底部50に
底部50からの振動を吸収する振動吸収体52コ乃至5
2dを介して支持台54上に設置される。この場合、前
記支持台54は略方形状を呈しており、少なくとも前記
支持台54の四つの角部に振動吸収体52a乃至52d
を配設することが均衡のとれた支持構造となる。
光ビーム走査機構部40には前記第1搬送路38から蓄
積性蛍光体シー)Sを取り込みこの蓄積性蛍光体シート
Sを読取位置に搬送するガイド板56および副走査搬送
ベルト58が設けられている。この副走査搬送ベルト5
8は読み取られた蓄積性蛍光体シー)Sを前記第2搬送
路42に搬送する。
前記副走査搬送ベルト58の上方には蓄積性蛍光体シー
トSに記録されたX線の透過像を読み取る光学走査機構
60が配設される。当該読取光学走査機構60はレーザ
光源62を含み、このレーザ光源62のレーザ光導出側
にはレーザ光64を反射するミラー66が設けられて詣
り、このミラー66によって反射されたレーザ光64は
ガルバノメータミラー68に至る。このガルバノメータ
ミラ  。
−68は高速揺動によって前記レーザ光64を1次元的
に偏向する機能を達成する。ガルバノメータミラー68
によって1次元的に偏向されたレーザ光64の光路中に
は走査レンズ69が配され、さらに、走査レンズ69を
通ったレーザ光64をWl性蛍光体シー)Sに指向させ
るための反射ミラー70が設けられる。
レーデ光64の蓄積性蛍光体シー)S上の走査位置には
主走査線に沿って光ガイド74が配設され、前記光ガイ
ド74の上部にフォトマルチプライヤ76が装着される
。なお、光ガイド740入射端に走査線をはさんで対向
して集光用反射ミラー72が設けられている。前記フォ
トマルチプライヤ76には信号処理回路78が接続され
る。前記フォトマルチプライヤ76によって得られた電
気信号は前記信号処理回路78に送られ、信号処理が行
われた後、デジタル信号として前記画像蓄積装置22に
送給される。
次に、第4図aおよびbに光ビーム走査機構部40が設
置される支持台54と、筐体32内の底部50との間に
介在する振動吸収体52a乃至52dの構成を示す。こ
の場合、第4図すは第4図aの図中、円で囲繞したA部
の拡大図である。なお、他の振動吸収体52b乃至52
dの構成も当該振動吸収体52aと同じ構成であるので
その構成の説明は省略する。
図から容易に諒解されるように、当該振動吸収体52a
は第1の弾性部材としてのゴム製でテーバ状の防振ゴム
80aと、オイルダンパ82aと、第2の弾性部材とし
てのゴム硬度10°程度の発泡ゴムからなる緩衝材84
aとから構成される。
前記防振ゴム80aは前記支持台54と筐体32内の底
部50との間に配設され、その上端部が支持台54に螺
着される。また、前記オイルダンパ82aは前記防振ゴ
ム80aに並設される。オイルダンパ82aは下方向に
突出するロッド83aを有し、このロッド83aの下端
部と前記底部50との間には緩衝材84aが介装される
。ここで、前記振動吸収体52aの中、ゴム製の防振ゴ
ム80aは、前記光ビーム走査機構部40の読取動作中
に発生する比較的高い周波数の振動を吸収する。前記オ
イルダンパ82aは前記防振ゴム80aに生ずる共振に
基づく振動を打ち消すように作用する。
また、緩衝材84aはオイルダンパ82aから光ビーム
走査機構部40に伝わる比較的高い周波数の振動を吸収
する作用をなす。
本実施態様に係る光ビーム走査機構の支持構造が適用さ
れる検診システム10は基本的には以上のように構成さ
れるものであり、次にその作用並びに効果について当該
検診システム10の動作と関連付けて説明する。
第1図において、放射線画像情報記録システム12を搭
載した自動車11が、例えば、遠隔地あるいは会社等の
集団検診のために現地に赴く際、自動車11の移動中、
衝撃および振動が当該放射線画像情報記録システム12
に伝達される。ここで、第3図に示すように、前記支持
台54と筐体32内の底部50との間には振動吸収体5
2a乃至52dが介在されており、前記振動吸収体52
a乃至52dを構成する防振ゴム80a乃至80dが衡
撃および高い周波数成分の振動を好適に吸収している。
さらに、オイルメンバ82a乃至82 d iよび緩衝
材84a乃至84dによって防振ゴム80a乃 −至8
0dに発生ずる共振が減勢されることで低い周波数成分
の振動も吸収される。従って、自動車11の移動時にお
ける衝撃および振動は光ビーム走査機構部40に対して
伝達することがなく、当該機構部40の損傷等の問題が
回避されることになる。
次に、前記自動車11が現地に到着し、放射線画像情報
記録システム12の動作が開始され、被写体P(以下、
被検者Pという)に放射線画像撮影部16のX線源16
aから被検者Pに照射されたX線の透過像が蓄積性蛍光
体シー)Sに記録される。
一方、X線の透過像が記録された蓄積性蛍光体シートS
は画像読取装置20の装填部34にセットされる。枚葉
部36は前記装填部34から蓄積性蛍光体シートSを1
枚ずつ取り出し第1搬送路38を介して光ビーム走査機
構部40に供給する。
光ビーム走査機構部40は前記第1搬送路38から蓄積
性蛍光体シー)Sを取り込み、この蓄積性蛍光体シー)
Sをガイド板56および副走査搬送ベルト58によって
読取位置に搬送する。その際、前記副走査搬送ベルト5
8の上方に配設される光学走査機構60はレーザ光源6
2からレーザ光64を射出し、レーザ光64はミラー6
6を介してガルバノメータミラー68に至る。この場合
、前記ガルバノメータミラー68は高速で揺動している
ので、前記レーザ光64は前記ガルバノメータミラー6
8によって1次元的に所定角度反射偏向され、走査レン
ズ69、反射ミラー70を介してM積性蛍光体シー)S
上を走査することになる。前記レーザ光64は前記ガル
バノメータミラー68によって走査方向に所定角偏向さ
れ蓄積性蛍光体シー)S上を走査することにより蓄積性
蛍光体シートSから放出される輝尽発光光を直接あるい
は集光用反射ミラー72を介して光ガイド74に入射さ
せ、フォトマルチプライヤ76によって電気信号に変換
して信号処理回路78に送給する。
前記信号処理回路78は前記電気信号をデジタル信号と
して前記画像蓄積装置22に送給する。前記画像蓄積装
置22は前記信号処理回路78からの画像情報であるデ
ジタル信号を取り込み、例えば、光ディスク等に蓄積記
録する。
ここで、光学走査機構60に外部からの振動(特に高い
周波数を有するもの)が伝達されると、前記振動によっ
て前記ガルバノメータミラー68がぶれを起こし正確な
読取動作の妨げとなる。これに対して本実施態様では光
ビーム走査機構部40を防振ゴム80a乃至80dと、
オイルダンパ82a乃至82dと、緩衝材84a乃至8
4dを有する振動吸収体52a乃至52dを介して支持
している。この場合、被検者Pや作業者が前記自動車1
1内を歩行することで生ずる比較的高周波の振動(約1
5h以上)は前記振動吸収体52a乃至52dを構成す
る防振ゴム80a乃至80dによって吸収されるため、
前記光ビーム走査機構部40に伝達されることがない。
この結果、振動の影響を受けない高精度な画像記録が可
能となる。
次に、副走査用搬送ベルト58は読取終了後の蓄積性蛍
光体シートSを前記第2搬送路42に搬送する。前記第
2搬送路42はこの゛蓄積性蛍光体シートSを消去部4
4に搬送し、蓄積性蛍光体シー)Sに記録されたX線の
透過像を光学的に消去する。そして、記録されたX線の
透過像が消去されたM積性蛍光体シートSは第3搬送路
46によってトレー48に搬送され、前記蓄積性蛍光体
シートSを一時的にストックし、再び撮影に供される。
撮影が終了すると、前記自動車11は検診センターに戻
り、放射線画像情報記録システム12にふいて得られた
画像情報が検診センター等に設置される放射線画像情報
再生システム14の光デイスクファイル装置24によっ
て読み出され、当該画像情報を画像出力装置26(例え
ば、レーザプリンタ)あるいはCRT表示装置28に可
視像として出力する。そして、当該可視像は診断に供さ
れることになる。
以上のように、自動車11に搭載される放射線画像情報
記録システム12において、N積性蛍光体シートSに記
録されたX線の透過像を光電的に読み取りデジタル信号
に変換する画像読取装置20を構成する光ビーム走査機
構部40を筐体32の底部50に振動吸収体52a乃至
52dを介して設置した。このため、X線の透過像の読
取動作中に限らず、自動車11の移動中等に発生する前
記画像読取装置20に伝達される衝撃および振動は前記
振動吸収体52a乃至52dを構成する防振ゴム80a
乃至80dによって吸収され、オイルダンパ82a乃至
82dおよび緩(封材84a乃至84dによって防振ゴ
ム80a乃至80dに発生する共振が威勢されることで
抑制される。
第5図は本実施態様に係る光ビーム走査機構の支持構造
としての振動吸収体の第2の実施態bpを示す。参照符
号90aは振動吸収体を示す。
当該振動吸収体90aはコイルばね92aと、オイルダ
ンパ94.aと、ゴム硬度10°程度の発泡ゴムからな
るEHj材96aとを有する。なお、支持台54に取着
される他の振動吸収体90b乃至90dの構成も当該振
動吸収体90aと同じ構成であるので、その構成の説明
は省略する。
前記コイルばね92aは前記支持台54と筐体32内の
底部50との間に配設され前記支持台54の両端部に螺
着されるねじ部材98aを介して取着される。また、前
記オイルダンパ94aは底部50に指向して延在するロ
ッド95aを有し、このロッド95aの先端部と前記底
部50との間には前記緩衝材96aが配設される。
前記振動吸収体90aの中、コイルばね92aは、防振
ゴム80aの場合と同様に、前記光ビーム走査機構部4
0の読取動作中に発生する比較的高い周波数の振動を吸
収する。一方、前記オイルダンバ94aおよび緩衝材9
6aは前記コイルばね92aの共振振動を打ち消すよう
に作用する。
ここで、本実施態様に係る光ビーム走査機構の支持構造
の更なる理解のため第6図および第7図を参照しながら
説明する。
第6図に種々の振動吸収体の構造を示し、第7図には前
記種々の振動吸収体の構造の実験データを示す。
第6図において、振動吸収体として (a)  防振ゴム100のみを使用した場合、ら) 
コイルばね102のみを使用した場合、(C)  コイ
ルばね102およびオイルダンパ104を使用した場合
、 (d)  コイルばね102およびオイルダンパ104
とゴム製緩衝材106との組み合わせを使用した場合、 を夫々示す。以下、第6図(a)乃至(d)の構造に対
する実験結果を記載する。
第7図に示されるように、 (a)  共振周波数および共振のピークが共に高い。
ら)共振周波数が低くなり、(a)に比較してより低い
周波数から防振領域に入っている。
高周波域における減衰率も大きい。しかし、共振のピー
クは高い。
(C)  共振のピークは小さくなる。しかし、高周波
域における減衰率が小さくなり周波数によっては増振領
域に入るところがある。
(d)  本実施態様に係る振動吸収体の構成並びに構
造である。高周波域における減衰率はい)に及ばないも
のの(a)に比較してより低い周波数から防振領域に入
っている。
しかも、共振のピークも低いことから均衡のとれた防振
が可能である。
以上のように本実施態様に係る光ビーム走査機構の支持
構造としての振動吸収体によれば、X線の透過像の読取
動作中に限らず、自動車11の移動中に発生する前記画
像読取装置20に伝達される振動は振動周波数の広範囲
にわたって吸収可能であることが容易に理解されよう。
なお、本実施態様における光ビーム走査機構の支持構造
はばね定数の異なる複数の弾性部材を組み合わせて光ビ
ーム走査機構の底部と支持台間に配置して光ビーム走査
機構を設置するようにしたものであるが、光ビーム走査
機構の側部と筐体間に弾性部材を設けることにより水平
方向の振動に対する耐震性を上げることも可能である。
また、本実施態様においては画像読取装置の光ビーム走
査機構を挙げて説明したが、画像記録装置における光ビ
ーム走査機構に対しても適用可能である。さらにまた、
本実施態様における支持構造は移動時における固定手段
が不要であるため、検診システムをさらにコンパクト化
することが出来る。なお、移動台に載置し、病院内で運
搬可能な検診システムに適用することも可能である。
[発明の効果] 本発明によれば、以下に記載されるような効果が得られ
る。
すなわち、本発明ではシステムを設置する際、弾性部材
とダンパを組み合わせてなる振動吸収体を用いて光ビー
ム走査機構を支持するように構成している。このため、
前記弾性部材ダンパの相乗効果により、振動周波数の広
範囲にわたって防振が可能となる。従って、システムの
動作時は勿論、システムの輸送時に発生する振動を抑制
することが出来る。これlごよって、システムに大きな
衝撃並びに振動が伝達されることがなく正確な読取動作
に寄与出来、また、システムの損傷等をも回避すること
が可能となる。
さらに、本発明に係る弾性部材はシステムの輸送時に発
生する振動を吸収することが出来るため、従来のように
システムの輸送の毎に光ビーム走査機構のロックおよび
ロック解除等の作業を必要とせず、システムの操作性が
向上する効果が得られる。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並び
に設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る光ビーム走査機構の支持構造が適
用される検診システムの全体構成図、第2図は第1図に
示す検診システムの中、自動車に搭載される画像読取部
の概略斜視図、第3図は第2図に示す画像読取部の中、
光ビーム走査機構を内蔵する画像読取装置の概略説明図
、 第4図(a)およびら)は本発明に係る光ビーム走査機
構の支持構造の第1実施態様を示す図、第5図は本発明
に係る光ビーム走査機構の支持構造の第2実施態様を示
す図、 第6図は光ビーム走査機構の支持構造の例を示す図、 第7図は第6図に示す支持構造の実験データを示すグラ
フである。 10・・・検診システム 12・・・放射線画像情報記録システム14・・・放射
線画像情報再生システム18・・・放射線画像読取部 
20・・・画像読取装置32・・・筐体 40・・・光ビーム走査機構部 50・・・底部 528〜52d・・・振動吸収体 54・・・支持台      60・・・光学走査機構
68・・・ガルバノメータミラー 80a・・・防振ゴム 82a〜82d・・・オイルダンパ 83a・・・ロッド     84a〜84d・・・緩
衝材90a・・・振動吸収体 92a〜92d・・・コイルばね 94a・・・オイルダンパ  95a〜95d・・・ロ
ッド96a・・・緩衝材     98a〜98d・・
・ねじ部材FIG、6 防振領A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光源からの光ビームをシートに対して走査するこ
    とで画像情報の記録あるいは読み取りを行う光ビーム走
    査機構において、当該光ビーム走査機構を振動の高周波
    成分を吸収する第1の弾性部材と、前記第1弾性部材と
    は独立に配設されるダンパ部材と、前記ダンパ部材に直
    列に接続される第2の弾性部材とを用いて基台上に支持
    することを特徴とする光ビーム走査機構の支持構造。
JP1091052A 1989-04-10 1989-04-10 光ビーム走査機構の支持構造 Pending JPH02271136A (ja)

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