JPH02269877A - 釣り糸用の改質モノフィラメントの製造法 - Google Patents

釣り糸用の改質モノフィラメントの製造法

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JPH02269877A
JPH02269877A JP1088718A JP8871889A JPH02269877A JP H02269877 A JPH02269877 A JP H02269877A JP 1088718 A JP1088718 A JP 1088718A JP 8871889 A JP8871889 A JP 8871889A JP H02269877 A JPH02269877 A JP H02269877A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、滑り性、防汚性、耐摩耗性などの性質を改良
したモノフィラメント等の成形物およびその製造法に関
するものである。
従来の技術 釣り糸は、遠投に際しての飛距離を上げたり、根ずれ・
岩ずれによる損傷を防止したりするために、滑り性、耐
摩耗性等が良いことが望まれる。
従来釣り糸としては、ナイロンモノフィラメントが汎用
されており、そのほかポリエステルモノフィラメント、
フロロカーボン系ポリマーモノフィラメントなども使わ
れているが、これらの素材でできた釣り糸目体は滑り性
や耐摩耗性が不足している。
そこで釣り糸に滑り性や耐摩耗性を付与する方法として
、釣り糸用のモノフィラメントの成形時に有機ケイ素系
樹脂を配合して成形する方法(たとえば特開昭60−8
1313号公報)、釣り糸用のモノフィラメントを有機
ケイ素系樹脂やフッ素系樹脂の分散液と接触させて表面
から樹脂成分を浸透させる方法(たとえば特開昭60−
190266号公報、特開昭60−224885号公報
)が提案されている。
発明が解決しようとする課題 モノフィラメントの成形時に有機ケイ素系樹脂(あるい
はフッ素系樹脂)等の改質樹脂を配合して成形する方法
は、これらの樹脂の添加量が少ないときには期待するほ
どの滑り性等の改良効果が得られず、一方滑り性等が発
現するほどに改質樹脂の添加量を増すと、成形操作が困
難になるのみならず、製品モノフィラメントの強度が低
下して糸切れを生じやすいという問題が生ずる。
この点、モノフィラメントを有機ケイ素系樹脂やフッ素
系樹脂の分散液と接触させて表面から樹脂成分を浸透さ
せる方法は、モノフィラメントの強度を低下させずに滑
り性等を付与することが期待できる。
ところが、このような接触法を採用する場合、その浸透
速度は必ずしも速くないので、モノフィラメントを連続
的に上記分散液でコーティングする方法によっては分散
液の浸透が充分になされず、その結果、所期の滑り性等
が得られないか、あるいはたとえ滑り性等が得られても
、実際に釣り糸に使用すると短時間の使用(たとえば1
日の使用)で効果が消失してしまうという裏態を招く。
所期の滑り性等を付与するためには、モノフィラメント
を有機ケイ素系樹脂やフッ素系樹脂の分散液の浴に含浸
すると共に、浴温を常温よりはかなり高い温度に設定し
、かつ含浸時間を長くとるというバッチ法を採用しなけ
ればならないが、このことはモノフィラメントをオンラ
インで処理することが難しいことを意味する。
本発明は、このような状況に鑑み、滑り性、防汚性、耐
摩耗性などの性質を永続的に付与したモノフィラメント
等の成形物を提供すること、しかもこのような改質成形
物を連続的処理により得ることを可能にした製造法を提
供することを目的になされたものである。
課題を解決するための手段 本発明の改質成形物は、フッ素系樹脂または/および有
機ケイ素系樹脂からなる改質樹脂が、成形物の内部側が
疎で表面側が密となるように。
成形物中に疎密状態に分布していることを特徴とするも
のである。この場合、成形物中に疎密状態に分布してい
る改質樹脂が、該改質樹脂の分散液に由来するものであ
ることが特に望ましい。
このような改質成形物は、典型的には、熱可塑性樹脂に
フッ、素糸樹脂または/および有機ケイ素系樹脂からな
る改質樹脂の分散液を少量内添して成形すると共に、得
られた成形物を、フッ素系樹脂または/および有機ケイ
素系樹脂からなる改質樹脂の分散液と接触させることに
より製造される。
ここで熱可塑性樹脂としては、ポリアミド、ポリエステ
ル、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、フロロカーボン
系ポリマー(ポリフッ化ビニリデン等)、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリアセタール、ポリフェニレンオキサイド、
ポリスルホン、ポリカーボネート、ポリスチレン、AB
S樹脂、ポリウレタン、ポリメチルメタクリレート、ビ
ニルアルコール共重合体をはじめとする種々の溶融成形
可能な熱可塑性樹脂があげられる。釣り糸用には、ポリ
アミド、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニ
ル、フロロカーボン系ポリマーが重要である。
フッ素系樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレン、
テトラフルオロエチレン−フルオロアルキルビニルエー
テル共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオ
ロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキ
サフルオロプロピレン−バーフルオロアルキルビニルエ
ーテル共重合体、テトラフルオロエチレン−エチレン共
重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン、クロロトリ
フルオロエチレン−エチレン共重合体、ポリビニリデン
フルオライド、ポリビニルフルオライドなどが例示でき
、場合によりフッ素系ゴムも用いることができる。これ
らの中では、テトラフルオロエチレンのホモポリマーま
たはコポリマーが特に好ましい。
有機ケイ素系樹脂としては、ポリジメチルシリコーン、
ポリメチルフェニルシリコーン、ポリメチルビニルシリ
コーン、ポリメチルフェニルビニルシリコーン、アルキ
ル変性シリコーン、アルキッド変性シリコーン、エポキ
シ変性シリコーン、アクリル変性シリコーン、ポリエス
テル変性シリコーン、フェノール変性シリコーン、メラ
ミン変性シリコーン、ウレタン変性シリコーンなどが例
示される。
フッ素系樹脂と有機ケイ素系樹脂とを比較すると、滑り
性等の付与の点でフッ素系樹脂の方が格段に好ましい、
従って、実用上は改質樹脂としてフッ素系樹脂を単独で
用いるか、フッ素系樹脂と有機ケイ素系樹脂とを併用す
ることが望ましい。
上記フッ素系樹脂または/および有機ケイ素系樹脂から
なる改質樹脂は、好ましくは、水または/および有機溶
剤中に分散した分散液の形態で内添用および接触用に用
いられる。殊に、水を主たる媒体として用いた水性分散
液が重要である。
分散液の調製にあたっては、各種の7ニオン系、ノニオ
ン系、カチオン系あるいは両性界面活性剤を配合して改
質樹脂を均一に分散させる。水性分散液の場合も適当な
量の有機溶剤を併用することが好ましい、界面活性剤お
よび溶媒を最適なものに設定することにより、分散液中
における改質樹脂の均一かつ安定な分散が図られる上、
内添、接触いずれの場合にも、成形物中への改質樹脂の
分散、浸透が円滑となり、しかも内添した改質樹脂と表
面側から浸透した改質樹脂との相互作用を生ずるように
なる。
分散液には、そのほか、ワックス、光沢剤、安定剤、紫
外線吸収剤、PH調節剤、多価アルコール、柔軟剤、粘
度調節剤どを配合することができる。
内添目的、つまり熱可塑性樹脂に上記改質樹脂の分散液
を配合して成形に供するときは、熱可塑性樹@100重
量部に対し、フッ素系樹脂分散液の場合は0.0001
〜1重量部程度(好ましくは0.0002〜0.2重量
部程度)、有機ケイ素系樹脂の場合は0.001〜5重
量部程度(好ましくは0.002〜2重量部程度)を配
合する9分散液の添加量が余りに少ないときは所期の滑
り性付与等の効果が得られず、分散液の添加量が余りに
多いときは、成形性を阻害したり、成形物の強度を低下
させたりするおそれがある。
分散液中の固形分の濃度は0.2〜70重量%程度の範
囲に設定し1分散液中の改質樹脂の濃度は0.2〜50
重量%程度の範囲に設定するのが有利であるが、必ずし
もこの範囲に限られるものではない。
分散液の内添にあたっては、予め分散液の添加潤度の高
いマスターバッチを作っておき、これを分散液を添加し
ていない熱可塑性樹脂に配合することが有利である。
溶融成形法としては、射出成形法、押出成形法、圧縮成
形法、カレンダー成形法等が採用される。溶融成形時(
マスターバッチ製造のための溶融成形時を含む)に際し
ては、分散液の配合に基く揮発分を除去するために、ベ
ント式の押出機や混練機を用いることが望ましい。
成形物の形状は、モノフィラメント、フィルム、シート
、パイプ、ロッド、各種部品形状など任意であり、その
用途も任意である。釣り糸用やラケット用のモノフィラ
メントは、本発明の用途の最も典型的なものの一つであ
る。
接触目的、つまり、上記分散液を内添して成形して得た
成形物を上記分散液と接触させるとき ・も1分散液中
の固形分の濃度は0.2〜70重量%程度の範囲に設定
し、分散液中の改質樹脂の濃度は0.2〜50重量%程
度の範囲に設定するのが有利であるが、必ずしもこの範
囲に限られるものではない。
接触方法としては、含浸法、コーティング法などが採用
される。オンラインで接触できるコーティング法を採用
することもできる点が本発明の特長の一つでもある。
接触時の分散液め温度は、常温ないし70℃程度が適当
である。接触を加圧または減圧条件下に行うこともでき
る。
接触を複数回行うこともできる0分散液に染料を添加し
て、染色を同時に行うこともできる。
作用および発明の効果 上記のようにして得られた改質成形物にあっては、フッ
素系樹脂または/および有機ケイ素系樹脂からなる改質
樹脂が、成形物の内部側が疎で表面側が密となるよ与に
疎密状態に分布している。
第1rl!Jは本発明の改質成形物の模式的断面図であ
り、(1)は成形物、散点で示した(2)は改質樹脂で
ある。(2)のうち(2a)は、成形物(1)の内部側
の疎に分布した改質樹脂であり、内添した分散液に由来
している。(2)のうち(2b)は、成形物(1)の表
面側の密に分布した改質樹脂であって、接触した分散液
の浸透に由来するものを主とし、内添した分散液に由来
するものも加わっている。
なお、第2図は内添法による成形物の模式的断面図、第
3図は接触法による成形物の模式的断面図である。
本発明の改質成形物にあっては、内添量を少なくしてい
るので成形操作に支障を与えず、強度にもほとんど影響
を与えない、また滑り性等に直接の影響を与える表面側
は、改質樹脂が密に分布しているので、すぐれた滑り性
等を備えている。
そして1分散液由来のフッ素系樹脂または/および有機
ケイ素系樹脂からなる改質樹脂がこのような特殊の疎密
状態に分布しているので1表面側の改質樹脂は内部側の
改質樹脂の存在により引き寄せられて容易には消失せず
、また過酷な条件下での使用(たとえば水中での使用)
によりたとえ表面側の改質樹脂が徐々に失われることが
あっても、それに応じて内部側の改質樹脂が表面側に移
行し、効果が永続する。つまり、表面側に密に分布して
いる改質樹脂と内部側に疎に分布している改質樹脂とは
互いに連係作用を示し、両者の協力関係により効果の永
続性が保たれるのである。
本発明の改質成形物は、滑り性、防汚性、耐摩耗性、・
摺動性等の性質がすぐれており、またその効果が永続す
るので、極めて有用である。
実  施  例 次に実施例をあげて本発明をさらに説明する。
以下1部」、1%」とあるのは、重量基準で表わしたも
のである。
、1    1〜3 実施例1(内添+コーティング品)。
ナイロン6パウダー100部をタンブラ−に投入し、そ
の上から下記め組成のフッ素系樹脂水性分散液0.03
部を噴霧した。
タンブラ−の雰囲気を170〜180℃に保って約5分
間混合を行い、ついでこの混合物を押出機に供給して溶
融混練し、グイからストランド状に押し出すと共にペレ
タイザーに導いてベレット化した。
このようにして得られたマスターバッチベレッ)10部
をナイロン6のナチュラルベレッ)90部と混合して、
常法により溶融押出および延伸を行い、直径0.28腸
腸(3号)の釣り画用のモノフィラメントを成形した。
成形性は極めて良好であった。
続いて、このモノフィラメントを走行させる間に下記組
成の温度40〜45℃のフッ素系樹脂水性分散液をコー
ティングし、不織布に接当させて表面に付着している分
散液を拭き取り、温度60〜70℃の熱風乾燥機中を通
過させて乾燥した。
得られたモノフィラメントの断面を染色して顕微鏡で観
察したところ、第1図に示したように、改質樹脂が、成
形物の内部側が疎で表面側が密となる疎密状態に分布し
ていた。
比較例1(無改質品) 直径0.28m謬のナイロン6モノフィラメントからな
る市販の釣り糸を用いた。
比較例2(内部量) 実施例1におけるフッ素系樹脂水性分散液コーチインク
前のモノフィラメン)l用いた。
得られたモノフィラメントの断面を染色して顕e鏡で観
察したところ、改質樹脂は第2図に示したように分布し
ていた。
比較例3(コーテイング品) 直径0.281腸のナイロン6モノフィラメントからな
る市販の釣り糸に、実施例1と同様にしてフッ素系樹脂
水性分散液をコーティングした。
得られたモノフィラメントの断面を染色して顕微鏡で観
察したところ、改質樹脂は第3図に示したように分布し
ていた。
〈評価方法および結果〉 海釣り歴25年の甲および20年の乙の2名により、下
記の実験を行った。
実施例1および比較例1〜3の釣り糸を用い。
まずランダムな順序で地上で各10回遠投して平均飛距
離を求めた。ついで海水に向けてランダムな順序で各1
0回ずつ計40回遠投し、最初の1〜10回の平均飛距
離と31〜40回の平均飛距離を測定した。なお実施例
1の釣り糸については、日を変えてさらに計200回海
水に向けての遠投を行い、最後の20回の平均飛距離を
測定した。
また、各段階の釣り糸を指で触って、傷のつき具合を、
A:傷なし、B:傷はぼなし、C:傷あり、D:著しい
傷あり、の4段階で評価した。
■、当初品の傷の程度 甲     −と。
実施例I      A     A 比較例1〜3A     A 2、地上での遠投距離(10回の平均)甲     −
と。
実施例1    90m   84m 比較例1    76m   70m 比較例2    76m   71m 比較例3    88m、  80m 3、ト記l終了後の傷の程度 一里一  ニニー 実施例I      A     A 比較例IA−BA−B 比較例2ANBA−B 比較例3      A     A 4、海水への遠投距離(1〜10回の平均)−ツー  
−ニー 実施例1    89m   82m 比較例1    71m   66m 比較例2    72 m   66 m比較例3  
  80 m   74 m5、上記4終了後の傷の程
度 一里一  −二− 実施例I      A     A 比較例IB−CB−C 比較例2    BNc  BNc 比較例3     8     B 6、海水への遠投距離(31〜40回の平均)−ツー 
 −二− 実施例1    88m   80m 比較例1    65m   57m 比較例2    66m   56m 比較例3    68 m   57 m7、丘記6終
了後の傷の程度 一ツー  −二− 実施例I      A     A 比較例I      CC 比較例2      CC 比較例3B−CB−C 8、海水への遠投距離(追加の181〜200回目の平
均) 一甲−1 実施例1    84 m   74 m9、上記8終
了後の傷の程度 上記の結果から、実施例1の釣り糸は滑り性がすぐれて
いる上、傷がつきにくく、6日間程度の使用が可能であ
ることがわかる。
これに対し比較例1および2の釣り糸は、滑り性が不足
し、1日程度しか使用できない、一方比較例3の釣り糸
は、使用当初の滑り性は良好であるが、効果の持続性が
不足することがわかる。
−24〜6 実施例2(内添+コーティング品) ナイロン6/66パウダー100部をタンブラ−に投入
し、その上から下記の組成の有機ケイ素系樹脂水性分散
液0.5部を噴霧した。
タンブラ−の雰囲気を170〜180℃に保って約5分
間混合を行い、ついでこの混合物を押出機に供給して溶
融混練し、グイからストランド状に押し出すと共にペレ
タイザーに導いてベレット化した。
このようにして得られたマスターパッチベレット10部
をナイロン6/66のナチュラルベレット90部と混合
して、常法により溶融押出および延伸を行い、直径0.
28層璽の釣り画用のモノフィラメントを成形した。成
形性は極めて良好であった。
続いて、このモノフィラメントを走行させる間にL記と
同じ組成の温度的40℃の有機ケイ素系樹脂水性分散液
をコーティングし、不織布に接当させて表面に付着して
いる分散液を拭き取り、温度60〜70℃の熱風乾燥機
中を通過させて乾燥した。
比較例4(無改質品) il径0.28mmのナイロン6/66モノフィラメン
トからなる市販の釣り糸を用いた。
比較例5(内添品) 実施例2における有機ケイ素系樹脂水性分散液コーティ
ング前のモノフィラメントを用いた。
比較例6(コーテイング品) 直[0、28履■のナイロン6/66モノフィラメント
からなる市販の釣り糸に、実施例2と同様にし゛て有機
ケイ素系樹脂水性分散液をコーティングした。
〈評価方法および結果〉 実施例2および比較例4〜6の釣り糸を用いて、実施例
1の場合と同様にして評価を行った。
l、当初品の傷の程度 一ツー  −ニー 実施例2      A     A 比較例4〜6    A     A 2、地上での遠投距離(10回の平均)−里−1 実施例2    85m   78m 比較例4    76m   71m 比較例5    76m   72m 比較例6    84 m   76 m3、海水への
遠投距離(1〜10回の平均)−里−1 実施例2    82m   76m 比較例4    71m   67m 比較例5    70m   65m 比較例6    74m   69m 4、海水への遠投距離(31〜40回の平均)甲   
  −と。
実施例2    78m   71m 比較例4    64m   57m 比較例5    63m   57m 比較例6    65m   58m 5、上記4終了後の傷の程度 一ツー  −こ− 実施例2      B     B 比較例4CC−D 比較例5CC−D 比較例6CC−D 上記の結果から、実施例2と比較例4〜6との対比にお
いても、実施例1と比較例1〜3との対比の場合と同様
の傾向が見られることがわかる。ただし、データ自体は
相対的に低下している。
夷1」LL二A ポリエステル七ノフィラメント(実施例3)およびフロ
ロカーボン系ポリマーモノフィラメント(実施例4)に
ついても、実施例1と同様にしてフッ素系樹脂水性分散
液の内添およびコーティングを行い、水中浸漬後の滑り
性を測定したところ、未改質量、内添量、コーテイング
品に比し顕著にすぐれた滑り性の持続効果が得られた。
丈m二1 ポリプロピレン板(実施例5)、ポリ塩化ビニル板(実
施例6)、ABS樹脂板(実施例7)につき、実施例1
と同様にしてフッ素系樹脂水性分散液の内添およびコー
ティングを行い、水中浸漬後の滑り性を測定したところ
、未改質量、内添量、コーテイング品に比し顕著にすぐ
れた滑り性の持続効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の改質成形物の模式的断面図である。 第2図は内添法による成形物の模式的断面図である。 第3図は接触法による成形物の模式的断面図である。 (1)・・・成形物、(2)・・・改質樹脂、(2a)
・・・内部側の疎に分布した改質樹脂、(2b)・・・
表面側の密に分布した改質樹脂 第1図  第2図 a 第3図 b

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、フッ素系樹脂または/および有機ケイ素系樹脂から
    なる改質樹脂が、成形物の内部側が疎で表面側が密とな
    るように、成形物中に疎密状態に分布している改質成形
    物。 2、成形物中に疎密状態に分布している改質樹脂が、該
    改質樹脂の分散液に由来するものである請求項1記載に
    改質成形物。 3、成形物がモノフィラメントである請求項1または2
    記載の改質成形物。 4、熱可塑性樹脂にフッ素系樹脂または/および有機ケ
    イ素系樹脂からなる改質樹脂の分散液を少量内添して成
    形すると共に、得られた成形物を、フッ素系樹脂または
    /および有機ケイ素系樹脂からなる改質樹脂の分散液と
    接触させることを特徴とする改質成形物の製造法。
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