JPH02269782A - 塗料用エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

塗料用エポキシ樹脂組成物

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JPH02269782A
JPH02269782A JP8973689A JP8973689A JPH02269782A JP H02269782 A JPH02269782 A JP H02269782A JP 8973689 A JP8973689 A JP 8973689A JP 8973689 A JP8973689 A JP 8973689A JP H02269782 A JPH02269782 A JP H02269782A
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JP
Japan
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epoxy resin
moles
curing agent
mannich base
formaldehyde
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JP8973689A
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Shigeo Mine
峰 繁夫
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビスフェノールA型固型エポキシ樹脂を主剤
とし、フェノール類、ホルムアルデヒド及びポリアミン
を反応させてなるマンニッヒ塩基をエポキシ樹脂硬化剤
とする塗料用エポキシ樹脂組成物に関する。 本発明の
塗料用エポキシ樹脂組成物は、メタノール、エタノール
、イソプロピルアルコール等のアルコール類、ベンゼン
、トルエン、キシレン、ガソリン、灯油等の石油系炭化
水素、45%苛性ソーダ水溶液、ラード、パーム油トー
ル油脂肪酸等の動植物油及び脂肪酸等を貯蔵する鋼製タ
ンクやこれらを搬送するタンカー等の内面及び外面被覆
塗装に用いられる。
〔従来技術〕
一般に、エポキシ樹脂塗料は多種塗料と比べて鋼構造物
やコンクリート構造物等への付着性の良さや、耐アルカ
リ性、耐溶剤性、耐食性、耐水性等の耐薬品性の良さか
ら、鉄やコンクリート塗装に用いられているが、低温硬
化性に欠けるという欠点がある。 このため、冬季の工
事は見送られているのが現状である。これらの塗料には
、ビスフェノールA型エポキシ樹脂を主剤とし、硬化剤
に予めエポキシ樹脂と脂肪族ポリアミンとを反応させた
、いわゆるアミンアダクトやダイマー酸と脂肪族ポリア
ミンとを反応させたポリアミドアミンの使用が以前から
行われている。 しかしながら、これらの塗料系は耐性
が不十分であり、塗膜への浸透力が強いメタノールへの
耐性、及び多種の薬品に対する更に長期にわたる耐性を
得るために、主剤のエポキシ樹脂としてフェノールノボ
ラック樹脂を使用(特公昭54−9612) したり、
硬化剤としてフェノールノボラック或いはクレゾールと
ポリアミンとの反応生成物を使用(特開昭62−100
517) したすすること等が試みられているが、冬季
塗装に耐える塗料組成物はまだ得られていない。
大型鉄構造物及びコンクIJ −ト構造物への全季節を
通しての塗装が可能で、且つ、メタノールや各種薬品に
対する長期にわたる耐性を有する塗料の出現が待ち望ま
れている。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、年間を通して塗装が可能で、しかも耐
薬品性、とくに浸透力の強いメタノールにさえも長期耐
性を有する塗料組成物を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、ビスフェノールA型固型エポキシ樹脂を主剤
とし、フェノール類、ホルムアルデヒド及びポリアミン
を反応させてなるマンニッヒ塩基をエポキシ樹脂硬化剤
とする塗料用エポキシ樹脂組成物において、硬化剤とし
てポリアミン100モル当たりのホルムアルデヒドのモ
ル数をY軸に、ポリアミン100モル当たりのフェノー
ル類のモル数をX軸とした場合、直線y=x+60と直
線y=x+20にはさまれた範囲で、且つXが100〜
210モルの範囲の硬化剤を用いることを特徴とする塗
料用エポキシ樹脂組成物である。
本発明において硬化剤であるマンニッヒ塩基の原料のフ
ェノール類、ポリアミンとしてはそれ自体公知のものを
使用し得るが、フェノール類としては、石炭酸、o−、
m−、p−クレゾール、p−tert−ブチルフェノー
ル及びノニルフェノールからなる群から選ばれる少なく
とも一種が特に好ましく、ポリアミンとしては、メタキ
シリレンジアミン、ジエチレントリアミン及びトリエチ
レントリアミンからなる群から選ばれる少なくとも一種
が特に好ましい。 反応条件はマンニッヒ塩基を製造の
ための一般的な条件が採用される。
本発明において硬化剤として用いる特定のマンニッヒ塩
基の合成に際し、直線y=x+60よりホルムアルデヒ
ドを多く配合すると、合成時にゲル化を生じ、マンニッ
ヒ塩基を得ることができない。直線y−x+20より少
ないホルムアルデヒドの配合では)マンニッヒ塩基を得
ることはできるが、分岐点が多く、また低分子量となり
、その結果、固型エポキシ樹脂に配合しても低温硬化性
及び長期間にわたる各種薬品に対する耐性が劣る結果と
なる。
フェノール量Xは100〜210、好ましくは100〜
200である。フェノール量が100モルより小さい範
囲では、マンニッヒ塩基中の未反応フェノール微か大と
なり、溶剤浸漬時に未反応フェノールが溶剤に溶出し好
ましくない。また、フェノール量が210モルより大に
なると、架橋点が少ないため十分な網状化が図れず、所
期の塗膜性能を得ることができない。
硬化剤の添加量は、通常、主剤であるエポキシ樹脂のエ
ポキシ基1当量に対して、硬化剤であるマンニッヒ塩基
の活性水素0.7〜1.2当童、最も好ましくは0.9
〜1.0当量である。
本発明の塗料用エポキシ樹脂組成物には、一般に使用さ
れる溶剤、顔料、添加剤等が適宜、添加される。
本発明の塗料用エポキシ樹脂組成物は、常温ないし常温
以下の温度で硬化が可能な、即ち年間を通して塗装可能
な被覆組成物であり、この組成物から得られる塗膜の性
能は、鋼板並びにコンクリート面への付着性に優れるば
かりでなく、メタノ−ルや、高濃度アルカリ(45%苛
性ソーダ)、ベンゼン、トルエン、キシレン、ガソリン
、灯油等の石油系溶剤、エタノール、イソプロピルアル
コール等のアルコール類、MIBK等のケトン類、ラー
ド、未精製パーム油、トール油脂肪酸等の動植物及び脂
肪酸類等に対する耐性に優れると共に、メタノール、ガ
ソリン、キシレン、パーム油、海水等の交互浸漬にも耐
え、長期間にわたり塗膜のはがれ、膨潤、軟化、塗面の
ふくれ(ブリスター)の発生成いは素地鉄面からのサビ
の発生等の欠陥を生ぜず、優れたものである。
〔実施例等〕
以下に実施例等をあげて説明する。
エナメルの製造 エポキシ当量475の固型エポキシ樹脂を予めキシレン
樹脂で希釈したエポキシ樹脂(商品名エピコート 10
01X75、シェル化学社製)100部にベンガラ(商
品名5R−410、利根産業製) 20部、タルク(商
品名MS、日本タルク社製)80部、溶剤(トルエン/
MIBK/イソプロピルアルコール〔重量比〕−3/2
/1) 50部を配合した後、ボールミルを用いて一昼
夜混練し、固型分70%のエナメルを得た。 顔料を混
練した、この主剤のエポキシ当量は1580、粘度は7
8ボイズ/25℃であった。
マンニッヒ型硬化剤(1)〜(3)、A−Cの合成フェ
ノール141g (1,5モル)とメタキシリレンジア
ミン136g (1モル)とを反応容器に仕込み、窒素
ガス気流下で80℃へ昇温した。 昇温後、37%ホル
マリン162g (2モル)を1時間かけて滴下し、滴
下後、還流温度(93℃)へ昇温し、1時間反応を行っ
た。ついで、2時間かけて150℃へ昇温させながら生
成水を留去し、150〜160℃で1時間保持した。 
理論量の水(138cc)を留去させた後、120℃に
昇温し、混合溶剤(トルエン/n−ブタノール=171
重量比)を用いて、固型分が60%になるように溶剤を
加えて希釈(200g) L、硬化剤(1)を得た。
また、フェノール、メタキシリレンジアミン、37%ホ
ルマリンの配合量を各々188g (2モル)、136
g(1モル) 、194g(2,4モル)に変えた以外
は上記の硬化剤(1)の製造法と同様にして硬化剤(2
)を製造した。
また、フェノールをp−tert−ブチルフェノール1
80g (1,2モル)に変え、メタキシリレンジアミ
ン136g(1モル)、37%ホルマリン122g (
1,5モル)を配合した以外は上記の硬化剤(1)の製
造法と同様にして硬化剤(3)を得た。
ダイマー酸390g (0,67モル)とトリエチレン
テトラミン146g (1モル)とを反応容器に仕込み
、窒素ガス気流下で180℃に昇温し、その温度を1時
間保った。ついで、200℃で1時間、220℃で1時
間、と段階的に昇温させながら生成水を留去し、最終的
には230℃に保持して酸化0.5になるまで反応を進
め、硬化剤A(比較例1で使用)を得た。
ジエチレントリアミン103g (1モル)を反応容器
に仕込み、窒素ガス気流下で60℃に昇温した。
キシレンで希釈した固型エポキシ樹脂(エビコー)10
01X75) 633g(0,5モル)を1時間かけて
滴下した後、120℃に1時間保持して反応を完結させ
、固型分が50%になるようにキシレンとn−ブタノー
ル〔キシレン/n−ブタノール(重量比)=1/1 :
]を加えて希釈し、硬化剤B(比較例2で使用)を得た
フェノール141g (1,5モル)とメタキシリレン
ジアミン136g (1モル)とを反応容器に仕込み、
窒素ガス気流中で80℃に昇温した後、37%ホルマリ
ン81g(1モル)を1時間かけて滴下した。滴下後、
硬化剤(1)の製造法と同じ操作を行い硬化剤C(比較
例3で使用)を得た 得られた硬化剤(1)〜(3)、及び硬化剤A−Cの性
状を次表(第1表)にまとめて記載した。
実施例1〜3、比較例1〜3 塗装及び硬化方法 あらかじめ、5℃、80%RHの環境に保った室内に、
顔料を配合した前記の主剤(エナメル)と各種の硬化剤
(硬化剤(1)〜(3)を各々実施例1〜3に、硬化剤
A−Cを各々比較例1〜3に使用)とを所定量、少なく
とも作業の2時間前に入れ、5℃、80%RHの条件下
で手早く撹拌した後、グリッドブラスト処理した熱間圧
延鋼板に150μmの間隙を有するドクターブレードを
用いて塗布した。この鋼板の上に、翌日、300μmの
ドクターブレードを使用して重ね塗りを行い、この環境
下で7日間硬化させた。塗膜厚(計算値)は230〜2
50μmであった。
塗膜物性の試験方法 硬化性を比較するため、重ね塗りを終わった16時間後
に、歩行テストを行うと共に、鉛筆硬度試験を塗布1日
、4日、7日後に行った。その結果を第2表に示す。
耐薬品性試験 5℃、80%R1+の環境で1+7日間(下塗りの翌日
に重ね塗りした後、7日間)硬化させた塗板を室温又は
60℃の恒温槽中で各種薬品に1年間、浸漬し、塗膜状
態を観察した。 その結果を第3表に示す。
〔発明の効果〕
本発明によれば、大型鋼構造物やコンクリートの被覆に
使用する場合、季節を問わず塗装することが可能で、且
つ、被塗装物を長期にわたり保護することができる塗料
用エポキシ樹脂組成物が提供される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ビスフェノールA型固型エポキシ樹脂を主剤とし
    、フェノール類、ホルムアルデヒド及びポリアミンを反
    応させてなるマンニッヒ塩基をエポキシ樹脂硬化剤とす
    る塗料用エポキシ樹脂組成物において、硬化剤としてポ
    リアミン100モル当たりのホルムアルデヒドのモル数
    をY軸に、ポリアミン100モル当たりのフェノール類
    のモル数をX軸とした場合、直線y=x+60と直線y
    =x+20にはさまれた範囲で、且つxが100〜21
    0モルの範囲のマンニッヒ塩基を用いることを特徴とす
    る塗料用エポキシ樹脂組成物
  2. (2)フェノール類、ホルムアルデヒド及びポリアミン
    を反応させてなるマンニッヒ塩基であって、ポリアミン
    100モル当たりのホルムアルデヒドのモル数をY軸に
    、ポリアミン100モル当たりのフェノール類のモル数
    をX軸とした場合、直線y=x+60と直線y=x+2
    0にはさまれた範囲で、且つxが100〜210モルの
    範囲の、エポキシ樹脂硬化剤
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001152085A (ja) * 1999-11-24 2001-06-05 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 重防食塗料組成物
US7244793B2 (en) * 2003-09-26 2007-07-17 Illinois Tool Works Inc. Adhesive compositions
JP2018065929A (ja) * 2016-10-19 2018-04-26 日本ペイント株式会社 二液混合形塗料組成物

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