JPH02269659A - 液状の物質を受け入れるためのしぼみ得る容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は、液状の物質を受け入れるための、特に透析濃
縮物を受け入れるための、プラスチックフィルムからな
る、しぼみ得る容器であって、容器を充填するための充
填接続片と、容器から内容物を取り出すための取出し接
続片と、少なくとも一つのハンドルとを有する容器に関
する。

〔従来技術および解決しようとする課題〕この種の容器
は知られていて、−ａに種々の使用に適することも実証
されている。しかじながら、この使用は日常の範囲のま
たは技術的範囲のまたはこれらの両方のそのような容器
に制限される。

しかしながら、医学や医学工学の知覚できる範囲で、特
に透析機械のための透析濃縮物の運送、保管および準備
場所と関連してならびに透析濃縮物のための容器の廃棄
処理と関連して、今日までそれ自体明らかでない理由か
ら周知の容器がなおほとんど利用されてない。明らかな
ことは、知覚できる、特に透析濃縮物のような薬学の物
質を、そのような容器を用いて取り扱うことには潜伏す
る偏見があることである。

透析濃縮物の運送と保管のために、今日もなお、しかも
もっばら比較的大きな束のために、ねじキャップを介し
て近づき得る堅くて強い缶が利用されている。必要の場
合には、そのときねしキャップを取り去り、そして透析
機械と連結された取出し槍を缶の中にまたは透析濃縮物
の中に浸す。しかしながら、この取扱はそれ自体と共に
二三の問題をもたらす。

何と言ったところで、比較的大きい固い缶の廃棄処理は
問題である。開業医や多数の並行した透析ステーション
で中間貯蔵が生じ、その際この缶は無菌の理由からその
都度−度しか用いることができない。

その缶は、充填のためにおよび利用するために開けて、
取出し槍を導入できなければならない。そのとき、異物
質が透析濃縮物に達して二次汚染を引き起こす危険があ
る。

とかくするうちに、廃棄処理の疑問に関して、すなわち
缶の場合の大きなごみ容積を考慮して、一つまたは多数
のフィルム層からできているフィルム袋も知られるよう
になった。しかしながら、このフィルム袋は比較的小さ
い容積にのみ適している。なぜなら、容積が増加すると
共に、落下または衝突の負荷に関して溶接継ぎ目の強度
が不都合に影響を受け、従って漏洩の危険が存在するか
らである。さらに、この周知のフィルム袋には、その形
状不安定性により簡単に透析機械に止めることができな
いという欠点がある。それどころか、そのフィルム袋は
適当なハンガー手段および補完的な注入スタンドを介し
て透析機械にまたは別の注入スタンドに懸けなければな
らない。それと共に、最後に、ロールの上に立っている
透析機械の運動半径が著しく狭められる。

本発明が基礎とする課題は、液体状の物質の、特に透析
濃縮物の取扱のために、取扱が簡単で無菌であり、所定
の位置に持ってくるのが簡単であり、かつ廃棄処理が簡
単である、冒頭に述べた種類の容器を開発することにあ
る。

〔課題を解決するための手段〕

上記の課題を解決するには、冒頭に述べた種類の容器に
おいて、ハンドルが、充填接続片および／または取出し
接続片を一体化された構成部品として有するようにすれ
ばよい。

そのとき、換言すれば、容器の内容物、例えば透析濃縮
物の取り出しと共に、長さと幅について決められた基礎
面を変えずに、それ自体で潰れる、いわゆるしぼみ得る
容器を問題にしている。それと共に、容器は、その基礎
面を適当に選択したときに、透析機械の通例の送出し装
置に止めることができ、その際容器がこの基礎面の上に
それ自体で潰れる。そのとき、使用されるプラスチック
の材料の強さは、強烈な機械的負荷（衝突、落下）のと
きに容器が密封状態のままであるように選択しなければ
ならない。

プラスチック材料としては、良好な変形可能性、安定度
および問題のない廃棄処理を有する材料、例えばＬＤＰ
Ｅ　（低密度ポリエチレン）またはＬＬＤＰＥ（線系低
密度ポリエチレン）を選択するのが好ましい。

本発明による容器の発展または特別な形成は従属項の対
象である。そのとき、特に大事なのは、運送するための
一つまたは二つのハンドルを有する上記の容器を、一つ
または複数のハンドルが充填接続片および／または取出
し接続片を一体化された構成部品として含むように改変
することである。そのとき、取出し接続片がゴム栓と閉
鎖蓋により閉鎖され、その際閉鎖蓋がリング溝を介して
金属リングを介在させた状態で取出し接続片に載せられ
、そして誘導溶接によりこれと緊密に結合される。付加
的に、取出し接続片は、本物の安全装置と考えられる密
封膜を有する。

〔実施例〕

以下、本発明を図面により詳細に説明する。

第１図は直方体の容器１を示し、この容器の角は円くさ
れかつ長さａと幅すにより決められた容器の基礎面は支
承面（左図）として一定であって、内容物を取り出した
ときも変わらない。

第１図の側面図によれば、容器の高さＣは種々の容積、
例えば６．８または１０リツトルに対応して段階がつけ
られている（Ｌ６．Ｌ８．ＬＩＯ）。この容器は透析機
械に止められて、内容物取り出しと共にしぼむ。

容器ｌは、その両端面にそれぞれ一つのハンドル３また
は４を有し、このハンドルはまず第一に簡単な運送に役
立ち、場合によっては適当なハンガーに、例えば注入ス
タンドに固定するのに役立つ。これに関して、事情によ
っては、一つのハンドルを設けるだけでも充分である。

ハンドルは、端面に関して中央に配置される。

本発明による容器の特別な形成では、ハンドルの一つ、
例えばハンドル４を、一体化された構成部品として充填
接続片５と取出し接続片６を含むように考案するように
する。ハンドル、充填接続片および取出し接続片は、容
器を製造するときに成形される。充填接続片と取出し接
続片は、製造過程後閉塞されるかまたはカプセルに包ま
れる。この状態で、容器が殺菌されて、充填ステーショ
ンへ、例えば製薬工場に届けられる。

充填のために充填接続片５が切り取られ、そして充填後
、それが一方では緊密に閉塞されかつ他方ではしぼみ可
能性を考慮して最小の残余容積のみを有するようにそれ
自体周知の方法で溶接される。

取出し接続片６は、前述したように、同様にまず閉塞さ
れる。それから、充填ステーションで閉鎖蓋７が取りつ
けられるが、この閉鎖蓋は、容器を一方では緊密にかつ
無菌に閉鎖し、かつ他方では取出し槍を用いて特別な仕
方で内容物を取り出すように形成されている。材料的に
は、閉鎖蓋は容器に、従って取出し接続片に対応して適
合させる。

取出し接続片６を第２図に断面で示す。この取出し接続
片は、自由な端面の下方にリング状のくびれ部ををする
。この開放した端面がら、取出し接続片にゴム弾性的な
材料の、例えばゴムの栓８が挿入されており、しかもこ
の栓が上記のくびれ部に近接しかつ自由な端面に対して
後ろにあるように挿入されている。それから、栓８を越
えて突出している取出し接続片のカラーの上には、閉鎖
蓋７が置かれている。この閉鎖蓋はぐるりと回っている
リング溝２を有し、このリング溝には、閉鎖蓋７を取り
つける前に金属リング１２、例えば不銹鋼製のリングが
嵌めこまれる。それから、金属リングの誘導加熱により
、閉鎖蓋７が取出し接続片の自由な端面と緊密にかつ堅
く溶接される。このようにして、閉鎖蓋７は取出し接続
片６を緊密に閉鎖する。

閉鎖蓋７と栓８の間に本物の閉鎖体として密封膜９が入
れられ、この密封膜は取出し接続片６に対して閉鎖蓋７
により押しつぶされる。さて、容器１の内部から透析濃
縮物を取り出す場合には、取出し槍を密封膜９と栓８を
通して突き刺して容器１に導入する。それ故、取出し槍
は、透析中堅（かつ衛生的に密封状態で囲まれている。

好ましい実施例によれば、栓８は刻印されたスリット８
′を有し、このスリットは栓８の上側にも下側にも存在
することができる。それと共に、取出し槍がいっそう容
易に導入され、かつ栓８に予応力を加えたときにはなお
いっそう良く密封される。さらに、栓８のこの構想の根
底において、取出し槍の取り出し後容器ｌが再び緊密に
閉鎖されるという利点も生ずる。このことは、容器の廃
棄処理を考慮すると完全に本質的な要素である。

取出し接続片６のさらに続く形成では、例えば閉鎖Ｍ７
にコード接続片ＩＯを設けることを提案する。これは、
内容物に応じて、例えばアセテートまたは重炭酸塩が容
器ｌに含まれているかどうかに応じて、種々の内側横断
面を有する。それと共に、取出し槍の容量が特別な横断
面であると取り違えを排除できる。

取出し接続片６の構造的形成により、常に正しい透析濃
縮物を用いかつ汚染なく取り出すことができることが確
保される。

ハンドル３．４および充填接続片５または取出し接続片
６の具体的な形成に関しては、種々の形成変形例が考え
られる。例えば、ハンドルと充填および取出し接続片は
容器の二つの側に点対称に相対することができる。さら
に、二つのハンドルを配置して、一方に充填接続片を他
方に取出し接続片を一体化することも考えられる。また
、充填接続片をハンドルに一体化し、かつ取出し接続片
を例えば容器の側方に取りつけることもできる。

取出し接続片６の構造的形成を考慮して、前述したリン
グ状のくびれ部と容器１の内部への移行個所との間に自
由空間１１が残っており、この自由空間に取出し槍が潜
ることをなお注意しなければならない、従って、内容物
の取出し中容器がしぼんだときに、落ち込む容器壁が取
出し槍の先端に対して保護されるので、このようにして
汚染が全く生ずることができない。

【図面の簡単な説明】

第１図は二つのハンドルならびに充填接続片と取出し接
続片を有する本発明による容器を原理的に示した二つの
概略図、第２図は第１図の取出し接続片の拡大部分断面
図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）液状の物質を受け入れるための、特に透析濃縮物
   を受け入れるための、プラスチックフィルムからなる、
   しぼみ得る容器であって、容器（１）を充填するための
   充填接続片（５）と、容器から内容物を取り出すための
   取出し接続片（６）と、少なくとも一つのハンドルとを
   有する容器において、ハンドル（４）が、充填接続片（
   ５）および／または取出し接続片（６）を一体化された
   構成部品として有することを特徴とする容器。 （２）充填接続片（５）と取出し接続片（６）が同一の
   ハンドル（４）に一体化されていることを特徴とする、
   請求項１に記載の容器。 （３）容器（１）の端面にそれぞれ一つのハンドル（３
   、４）を有し、その際充填接続片（５）が一方のハンド
   ルに、かつ取出し接続片（６）が他方のハンドルに一体
   化されていることを特徴とする、請求項１に記載の容器
   。 （４）取出し接続片（６）が、ゴム弾性的な材料からな
   る栓（８）により閉鎖されることを特徴とする、請求項
   １から請求項３までのうちのいずれか一つに記載の容器
   。 （５）栓（８）が、取出し槍をいっそう容易に導入する
   ために部分的に弱められ、特にスリットをつけられるこ
   とを特徴とする、請求項４に記載の容器。 （６）取出し接続片（６）が、外方に向かって開放した
   、容量の特別なコード接続片（１０）を有することを特
   徴とする、請求項１から請求項５までのうちのいずれか
   一つに記載の容器。 （７）取出し接続片（６）が閉鎖蓋（７）により閉鎖さ
   れ、この閉鎖蓋は、ぐるりと回っているリング溝（２）
   を介して取出し接続片の自由な端面に形状拘束的に置か
   れ、かつこれと緊密に結合されることを特徴とする、請
   求項１から請求項６までのうちのいずれか一つに記載の
   容器。 （８）リング溝（２）には金属リング（１２）が嵌めこ
   まれ、取出し接続片（６）と閉鎖蓋 （７）の間の結合が金属リングの誘導加熱により実施さ
   れることを特徴とする、請求項７に記載の容器。