JPH02269243A - 移動天井 - Google Patents

移動天井

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JPH02269243A
JPH02269243A JP1088083A JP8808389A JPH02269243A JP H02269243 A JPH02269243 A JP H02269243A JP 1088083 A JP1088083 A JP 1088083A JP 8808389 A JP8808389 A JP 8808389A JP H02269243 A JPH02269243 A JP H02269243A
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ceiling
roof
moving
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winches
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JP1088083A
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Tatsuji Kudo
工藤 立治
Takashi Itami
伊丹 孝
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Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野)。
本発明はアーチ梁を備える開閉式ドーム屋根やその他の
大架構構造物の内部に取り付け、取り外しが簡単にでき
る移動天井に関する。
(従来の技術) 従来の大空間施設などの大架構構造物においては、一般
的に屋根の下に壁は勿論のこと天井を設けていないのが
普通であった。特に、運動競技場等に適用しているドー
ム式開閉屋根では開口率を上げるために、あるいは開放
感をよくするために開口部上方には梁を設けないように
考えているものもあるが、目的の多用性や屋根の支持構
造の安定性を考えてアーチ梁を設けているものもある。
(発明が解決しようとする課題) しかし、場合によっては演奏会や催し物によって二次的
に天井や壁を必要とする場合があり、大空間施設などの
大架構構造物の使用範囲を広げるためには、容易に取り
付け、取り外しができる移動可能な天井が望まれていた
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、大架
構構造物の梁を利用した二次的な天井を構成し、大空間
施設の多様な使用目的に対応できる移動天井の提供を目
的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明の移動天井は大架構構
造物の梁に適宜の間隔でウィンチを設け、該ウィンチで
巻回支持するワイヤーで膜、吸音材等から成る天井材を
吊持したのである。また、前記天井材は前記ワイヤーで
吊持したハンガーレールに、ターンバックルを介して移
動可能に設けた軸材で支承した。
(作 用) ウィンチから巻き出したワイヤーの先に天井材を取り付
け、このウィンチを操作してワイヤーを巻き上げ巻き下
げすることによって床面から天井材までの高さを調整し
、またこのワイヤーの先にハンガーレールを取り付けた
ときにはターンバックル付きの軸材をハンガーレールに
沿って移動させることにより天井材を上下方向の高さ以
外にハンガーレール方向へ任意に移動させ得る。床面か
ら天井材までの高さはそれぞれターンバックルで調整修
正が可能である。
(実施例) 以下、本発明の好適な実施例について図面を参照にして
詳細に説明する。
重ね上下移動式の開閉屋根を用いたドーム屋根に本発明
の移動天井を適用した場合を第1図に示している。
この開閉屋根はアーチ梁1の上に上下に重なる移動屋根
2を支持させたもので、屋根が開くときには移動屋根2
がドーム屋根の下の方を構成する固定屋根3の上に重な
るように移動するものである。移動天井4はアーチ梁1
に間欠的に取り付けた電動ウィンチ5から垂らしたワイ
ヤー6で支持する吊り金具7で吊持しており、電動ウィ
ンチ5でワイヤー6を巻き上げ下げすることにより上下
に移動する。また天井4で覆う部分を他の部分と分ける
ためにその両端には、仕切用のカーテン8を吊り下げて
いる。
さらに、移動天井4の横ぶれを防止する目的でその外周
部には間欠的に横つなぎ材9を設け、これをアーチ梁1
の基部に張設している。
電動ウィンチ5は通常の物で良く、念のために第2図に
示すように、アーチ梁1に基台10をボルトで止めてい
る。またその構成はモータとウィンチドラム11との間
にネガティブブレーキ機能を備えた減速器12を介設し
たものである。
移動天井4の支持構造であるが、これについては第3図
および第4図に示す。まず、移動天井4は空気を封入し
た袋状の長尺な空気膜13の両端を互いに丁番同士で回
動自在に連結し、丁番を構成する軸はターンバックル1
5を中間位置に設けて長さが若干調整可能な吊りボルト
16で支持しているものである。吊りボルト16はハン
ガーレール17にてレール17の軸方向に摺動自在に係
止し、かつハンガーレール17はワイヤー6の端部に先
端が鉤状に折れ曲りだ吊り金具18にて支持している。
移動天井4の端部を支持する構造は、ハンガーレール1
7の端部をターンバックル19と引張りバネ20とを直
列に接続した横つなぎ材9でアーチ梁1の基部に引張る
ようにして固定している。
すなわち、まず移動天井4の端部をそのまま横つなぎ材
9で斜め下方へ牽引して固定するとともに、ハンガーレ
ール17の端部はそのまま横つなぎ材9で水平に牽引支
持すると同時に、もう一つの横つなぎ材9を斜め下方に
張設するようにしている。
以上説明した空気膜13の移動天井4は極めて軽く、ア
ーチ梁1に負担させる荷重を必要最少限にとどめ得る。
そして、それぞれの電動ウィンチ5およびターンバック
ル15にてその高さや角度を自由に選べる。例えばそれ
ぞれのワイヤー6の巻き出し長さを違えたとしても空気
膜13同士を連結する連結点は丁番14同士になってい
るので、上下に屈曲するような天井面を選んだりするこ
とが当然可能であると同時に水平にすることも可能で、
その場合の水平度はターンバックル15で調整ができる
のである。
次に別の実施例に係る移動天井4aを第5図に示す。こ
の移動天井4aは吸音板などの板状の天井部材を吊りボ
ルト21で山形鋼などによる吊り金具22に吊り下げた
ものであって、互いを回動自在に連結するとともに、吊
り金具22の上面およびアーチ梁1には間欠的にシーブ
23を配し、アーチ梁1および吊り金具22のそれぞれ
のシーブ23間に互い違いにワイヤー6をかけ回し、ウ
ィンチ5のウィンチドラム11から巻きだしたワイヤー
6の先端はそれぞれアーチ梁1の方に固定している。こ
の固定端部を説明の便宜上固定端部24としている。従
って、ワイヤー6をウィンチ5にて巻き取ると、一端が
アーチ梁1に固定した固定端部24になっているので、
移動天井4aは全体的に上に持ち上げられる。またそれ
ぞれの電動ウィンチ5の巻き上げ速度や巻き取り量を変
化させると移動天井4aはそれぞれをつないだ連結点2
5を中心に屈曲し、変化に富んだ天井面を提供する。こ
の実施例によれば、ウィンチ5の数を少なくすることが
できる。
さらに、音響効果をよくするために、あるいは特定の領
域であるステージ部分だけを覆う天井などを構成するの
には第6図や第7図の実施例のようにしてもよく、ステ
ージ26の上の方を覆うように移動天井4を部分的に設
けたものである。これは移動天井4に限らず移動天井4
aでもよいのであるが、この実施例の移動天井4は吊り
ボルト16の長さをだんだんに長くするような構成にし
て、ステージ26の後背部の方を特に長くして移動天井
4の端部がステージ26の後の方を囲むようないわば、
壁のような役割をなすようにして音響効果をよくするよ
うにしたものである。勿論、吊りボルト16の長さで調
整するのではなく、ワイヤー6の長さを変えることによ
ってみてもよいが、この場合には空気[13を自由に移
動させにくくなる。従ってこの第6図の実施例ではハン
ガーレール17を水平にして移動しやすいようにしてい
る。また、空気膜13は互いに回動自在に丁番同士で連
結した構造なので吊りボルト16を一方に滑らせながら
空気膜13を丁番同士のところから折り曲るようにして
一端に折りたたみ得る)&造になっている。それ故に、
通常はステージ26の後の方に移動天井4を収納してお
くことが可能になる。また、空気膜13の代わりに第7
図に示すように吸音版27を使用し、間欠的に照明器具
28を配設してもよい。この場合、吸音版27は複数枚
を縦横に接続して一つの大きな板に構成し、これを互い
に屈曲自在に丁番同士でつなぐようにしてもよいのであ
る。
第8図乃至第10図は別の実施例に係る移動天井4bを
示し、この移動天井4bはへ方に広げたつなぎ金物に同
心円状にチューブ状の空気膜29を取り付けたものでそ
のつなぎ金物の任意の点に吊り金具18を配し、この吊
り金具18をワイヤー6で吊持している。すなわち、そ
れぞれ半径を異にするチューブ状の空気膜を同心円状に
平面的に広がるように接続して円板状の移動天井4bを
形成している。この移動天井4bを吊持しているワイヤ
ー6の吊り下げ長さをアーチ梁1の頂部において一番長
くとり、それからアーチ梁1の基端部方向へ向けて漸次
に短くするようにして移動天井4bを水平にしたのが第
10図(A)の状態である。またアーチ梁1の曲率に合
わせて移動天井4bが半球形状になるようにワイヤー6
の長さを同じくしたのが第10図(B)に示す実施例で
あって、移動天井4bは半球形になっている。第10図
(C)はアーチ梁1の最上部方向においてワイヤー6の
巻き出し長さを一番長くとり、順次にアーチ梁1の基端
部方向へ向けてワイヤー6の巻き出し長さを極端に短く
したものであって、このようにワイヤー6の長さを調整
すると移動天井4bは中心点が一番下に垂れ下がって摺
鉢状になる。
第6図の実施例のように移動天井4bにし照明器具28
を取り付けることができる。
(効 果) 以上詳細に説明したように本発明の移動天井は、大架構
構造物の梁に適宜の間隔で設けたウィンチがあり、この
ウィンチで巻回支持するワイヤーにて天井材を吊持して
いるので、ウィンチのワイヤー巻き出し長さを変えたと
きに天井材が上下に移動し、天井材下方の空間ボリュー
ムを変えることができる。また、天井材は膜や吸音材な
どからなるので、音響効果を配慮した天井を簡易に構成
できると同時に、大架構構造物の梁に負担させる荷重も
最少限に抑え得る。特に、吸音効果は天井の高さとも関
係があるので、この点においてもワイヤーの長さを変え
て微妙な音響的調整を可能にしている。
さらに天井材はワイヤーで吊持したハンガーレ−ルにタ
ーンバックルを介して移動可能に設けた軸材で支承して
いるので、天井材を水平にするときなど、天井材の微妙
な凹凸をターンバックルで調整し解消できる効果がある
。また、ハンガーレールを使用しているので、移動天井
を水平方向に移動させることもできる。従って大架構構
造物の中に望む範囲あるいは位置に天井を臨時的に構成
することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は開閉式ドーム屋根に実施した場合の移動天井を
示す断面図、第2図はそのアーチ梁に取り付けた電動ウ
ィンチの状態を示す側面図、第3図は移動天井の細部を
示す側面図、第4図は移動天井の端部の支持手段を示す
側面図、第5図は別の移動天井を例示する側面図、第6
図はさらに別の移動天井4を示す側面図、第7図は移動
天井に他の器具を配置した場合を説明するための見上げ
図、第8図はさらに別の移動天井の実施例を示す平面図
、第9図は第8図の実施例を示す説明図、第10図(A
)はその一つの状態として水平になった場合を示す側面
図、第10図(B)は第10図(A)に示す移動天井を
曲面形にした場合を示す縦断面図、第10図(C)は第
10図(A)に示す移動天井を捨鉢状にした場合を示す
縦断面図である。 1・・・アーチ梁 3・・・固定屋根 5・・・電動ウィンチ 7・・・吊り金具 9・・・横つなぎ材 11・・・ウィンチドラム 13・・・空気膜 15・・・ターンバックル 17・・・ハンガーレール 19・・・ターンバックル 21・・・吊りボルト 23・・・シーブ 25・・・連結点 27・・・吸音板 2・・・移動屋根 4・・・移動天井 6・・・ワイヤー 8・・・カーテン 10・・・基 台 12・・・減速器 14・・・丁 番 16・・・吊りボルト 18・・・吊り金具 20・・・引張りバネ 22・・・吊り金具 24・・・固定端部 26・・・ステージ 28・・・照明器具 第 図 第2図 第6図 1F!7図 り3 と6 第8図 第9図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)大架構構造物の梁に適宜の間隔でウインチを設け
    、該ウインチで巻回支持するワイヤーで膜、吸音材等か
    ら成る天井材を吊持したことを特徴とする移動天井。
  2. (2)前記天井材は前記ワイヤーで吊持したハンガーレ
    ールに、ターンバックルを介して移動可能に設けた軸材
    で支承したことを特徴とする請求項1記載の移動天井。
JP1088083A 1989-04-10 1989-04-10 移動天井 Expired - Lifetime JP2606360B2 (ja)

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