JPH02265731A - ポリオレフィン―植物繊維系組成物の押出し成形方法 - Google Patents
ポリオレフィン―植物繊維系組成物の押出し成形方法Info
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- JPH02265731A JPH02265731A JP1086522A JP8652289A JPH02265731A JP H02265731 A JPH02265731 A JP H02265731A JP 1086522 A JP1086522 A JP 1086522A JP 8652289 A JP8652289 A JP 8652289A JP H02265731 A JPH02265731 A JP H02265731A
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Landscapes
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はポリオレフィン−植物繊維系組成物の押出し成
形方法に関する。本発明の方法により得られたポリオレ
フィン−植物繊維系組成物の押出し成形品は、建材、産
業資材等の用途に用いられる。
形方法に関する。本発明の方法により得られたポリオレ
フィン−植物繊維系組成物の押出し成形品は、建材、産
業資材等の用途に用いられる。
[従来の技術およびその問題点]
ポリオレフィン−植物繊維系組成物の成形方法としては
、圧縮成形法、トランスファー成形法、射出成形法およ
び押出し成形法があるが、長尺製品を得る場合には、押
出し成形法が採用される。
、圧縮成形法、トランスファー成形法、射出成形法およ
び押出し成形法があるが、長尺製品を得る場合には、押
出し成形法が採用される。
この押出し成形法は、スクリューを内蔵するシリンダー
内でポリオレフィン−植物繊維系組成物を加熱溶融しつ
つ混練したのち、所定の断面形状を有する成形ダイから
押出し、所定形状に賦形された前記組成物を前記成形ダ
イと同軸上にあるが、所定間隔(通常は3〜20cm)
をおいて設けられたサイジングダイ内を通過させ、サイ
ジングダイのジャケット部に供給された冷却水により冷
却して所定の寸法形状にサイジングして目的とする成形
品を得るものであるが、この従来の押出し成形法は以下
のような欠点があった。
内でポリオレフィン−植物繊維系組成物を加熱溶融しつ
つ混練したのち、所定の断面形状を有する成形ダイから
押出し、所定形状に賦形された前記組成物を前記成形ダ
イと同軸上にあるが、所定間隔(通常は3〜20cm)
をおいて設けられたサイジングダイ内を通過させ、サイ
ジングダイのジャケット部に供給された冷却水により冷
却して所定の寸法形状にサイジングして目的とする成形
品を得るものであるが、この従来の押出し成形法は以下
のような欠点があった。
(1)植物繊維が成形温度(200℃付近)で分解し酸
性ガスを生成し、この酸性ガスや植物繊維に吸着してい
る水分の蒸発により気泡の多い製品となり、必要な強度
、剛性等の物性値が得られない。
性ガスを生成し、この酸性ガスや植物繊維に吸着してい
る水分の蒸発により気泡の多い製品となり、必要な強度
、剛性等の物性値が得られない。
(2)成形品の表面が殆んどつや消しの状態になってし
まい、射出成形品のような表面が滑らかで、光沢のある
製品が得られない。
まい、射出成形品のような表面が滑らかで、光沢のある
製品が得られない。
従って本発明の目的は、ポリオレフィン−植物繊維系組
成物を押出し成形してその成形品を得るに際して、上記
(1)および(2)の問題点を解消したポリオレフィン
−植物繊維系組成物の押出し成形方法を提供することに
ある。
成物を押出し成形してその成形品を得るに際して、上記
(1)および(2)の問題点を解消したポリオレフィン
−植物繊維系組成物の押出し成形方法を提供することに
ある。
[目的を達成するための手段]
本発明者らは、上記目的を達成するために研究を重ねた
結果、ポリオレフィン−植物繊維系組成物の押出し成形
に際して、成形ダイから押出された、所定形状に賦形さ
れたポリオレフィン−植物繊維系組成物を、成形ダイと
同軸上に成形ダイに接触して設けられたサイジングダイ
において、前記の賦形されたポリオレフィン−植物繊維
系組成物の温度に応じて、80〜140℃の間の所定温
度に制御することにより、ポリオレフィン−植物繊維系
組成物の押出し速度と冷却速度との調和がとれるため、
前記ポリオレフィン−植物繊維系組成物が加圧されたま
ま冷却され押出されるので、植物繊維の分解による酸性
ガスの生成や、水分の蒸発が抑えられ、高密度、高強度
、高剛性を有し、かつ表面が滑らかな光沢のある成形品
が得られることを見い出し、本発明を完成した。
結果、ポリオレフィン−植物繊維系組成物の押出し成形
に際して、成形ダイから押出された、所定形状に賦形さ
れたポリオレフィン−植物繊維系組成物を、成形ダイと
同軸上に成形ダイに接触して設けられたサイジングダイ
において、前記の賦形されたポリオレフィン−植物繊維
系組成物の温度に応じて、80〜140℃の間の所定温
度に制御することにより、ポリオレフィン−植物繊維系
組成物の押出し速度と冷却速度との調和がとれるため、
前記ポリオレフィン−植物繊維系組成物が加圧されたま
ま冷却され押出されるので、植物繊維の分解による酸性
ガスの生成や、水分の蒸発が抑えられ、高密度、高強度
、高剛性を有し、かつ表面が滑らかな光沢のある成形品
が得られることを見い出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、スクリューを内蔵するシリンダー内
でポリオレフィン−植物繊維系組成物を加熱溶融しつつ
混練したのち、所定の断面形状を有する成形ダイから押
出し、次にサイジンクダイを通して冷却したのち成形品
を得る、ポリオレフィン−植物繊維系組成物の押出し成
形方法において、成形ダイから押出され、所定形状に賦
形されたポリオレフィン−植物繊維系組成物を、成形ダ
イと同軸上に成形ダイに接触して設けられたサイジング
ダイにおいて、前記の賦形されたポリオレフィン−植物
繊維系組成物の温度に応じて、80〜140℃の間の所
定温度に制御することを特徴とする、ポリオレフィン−
植物繊維系組成物の押出し成形方法を要旨とするもので
ある。
でポリオレフィン−植物繊維系組成物を加熱溶融しつつ
混練したのち、所定の断面形状を有する成形ダイから押
出し、次にサイジンクダイを通して冷却したのち成形品
を得る、ポリオレフィン−植物繊維系組成物の押出し成
形方法において、成形ダイから押出され、所定形状に賦
形されたポリオレフィン−植物繊維系組成物を、成形ダ
イと同軸上に成形ダイに接触して設けられたサイジング
ダイにおいて、前記の賦形されたポリオレフィン−植物
繊維系組成物の温度に応じて、80〜140℃の間の所
定温度に制御することを特徴とする、ポリオレフィン−
植物繊維系組成物の押出し成形方法を要旨とするもので
ある。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明において成形材料として用いられるポリオレフィ
ン−植物繊維系組成物は、ポリエチレン、変性ポリエチ
レン、ポリプロピレン、変性ポリプロピレン等のポリオ
レフィンの少なくとも一種に、木材パルプ、木粉、もみ
がら、リンター、リンターパルプ、微細粉された新聞紙
、雑誌、ダンボール等の故紙等の植物繊維の少なくとも
一種を配合してなるものであり、ポリオレフィンと植物
繊維との比率は特に限定されないが、40〜60重量%
のポリオレフィンと60〜40重量%の植物繊維とから
なるものを用いるのが好ましい。
ン−植物繊維系組成物は、ポリエチレン、変性ポリエチ
レン、ポリプロピレン、変性ポリプロピレン等のポリオ
レフィンの少なくとも一種に、木材パルプ、木粉、もみ
がら、リンター、リンターパルプ、微細粉された新聞紙
、雑誌、ダンボール等の故紙等の植物繊維の少なくとも
一種を配合してなるものであり、ポリオレフィンと植物
繊維との比率は特に限定されないが、40〜60重量%
のポリオレフィンと60〜40重量%の植物繊維とから
なるものを用いるのが好ましい。
本発明のポリオレフィン−植物繊維系組成物の押出し成
形方法に用いられる押出し機は、ホッパー、スクリュー
、シリンダー、駆動装置、加熱ユニットを備えた通常用
いられている押出し機(例えばスクリューの長さと径の
比(L/D)−10〜35、圧縮比(CR) =1.
5〜4゜0)が、そのまま使用される。
形方法に用いられる押出し機は、ホッパー、スクリュー
、シリンダー、駆動装置、加熱ユニットを備えた通常用
いられている押出し機(例えばスクリューの長さと径の
比(L/D)−10〜35、圧縮比(CR) =1.
5〜4゜0)が、そのまま使用される。
この押出し機の出口側に、成形ダイか設けられ、この成
形ダイは目的とする成形品の形状に応じた断面形状を有
する。
形ダイは目的とする成形品の形状に応じた断面形状を有
する。
押出し機および成形ダイにおけるポリオレフィン−植物
繊維系組成物の温度は、ポリオレフィンの種類や成形品
の寸法および形状などによって異なるが、−船釣には1
80〜230℃である。その理由は、180℃未満では
、ポリオレフィン−植物繊維系組成物が固化してしまい
、一方、230℃を超えると、ポリオレフィンや植物繊
維の劣化が起るからである。
繊維系組成物の温度は、ポリオレフィンの種類や成形品
の寸法および形状などによって異なるが、−船釣には1
80〜230℃である。その理由は、180℃未満では
、ポリオレフィン−植物繊維系組成物が固化してしまい
、一方、230℃を超えると、ポリオレフィンや植物繊
維の劣化が起るからである。
本発明のポリオレフィン−植物繊維系組成物の押出し成
形方法によれば、前記成形ダイの同軸上に成形ダイに接
触してサイジングダイが設けられ、前記成形ダイから押
出され、所定形状に賦形されたポリオレフィン−植物繊
維系組成物は、このサイジングダイにおいて、前記の賦
形されたポリオレフィン−植物繊維系組成物の温度に応
じて、80〜140℃の間の所定温度に制御される。温
度を80〜140℃に限定した理由は、80℃未満では
ポリオレフィン−植物繊維系組成物の固化が急激に進み
成形品が押出されなくなってしまい、一方、140℃を
超えると冷却不足で成形品の表面から溶融組成物が出て
きて製品とはならないからである。また成形ダイを出た
賦形ポリオレフィン−植物繊維系組成物の温度に応じて
、前記80〜140℃の間の所定温度に制御する理由は
、上述したように押出し速度と冷却速度との調和をとり
、これによってポリオレフィン−植物繊維系組成物の加
圧での冷却を図り、また植物繊維の分解による酸性ガス
の生成ならびに植物繊維に吸着した水分の蒸発を抑え、
高密度、高強度、高剛性を有し、かつ表面が滑らかな光
沢のある成形品を得るためである。
形方法によれば、前記成形ダイの同軸上に成形ダイに接
触してサイジングダイが設けられ、前記成形ダイから押
出され、所定形状に賦形されたポリオレフィン−植物繊
維系組成物は、このサイジングダイにおいて、前記の賦
形されたポリオレフィン−植物繊維系組成物の温度に応
じて、80〜140℃の間の所定温度に制御される。温
度を80〜140℃に限定した理由は、80℃未満では
ポリオレフィン−植物繊維系組成物の固化が急激に進み
成形品が押出されなくなってしまい、一方、140℃を
超えると冷却不足で成形品の表面から溶融組成物が出て
きて製品とはならないからである。また成形ダイを出た
賦形ポリオレフィン−植物繊維系組成物の温度に応じて
、前記80〜140℃の間の所定温度に制御する理由は
、上述したように押出し速度と冷却速度との調和をとり
、これによってポリオレフィン−植物繊維系組成物の加
圧での冷却を図り、また植物繊維の分解による酸性ガス
の生成ならびに植物繊維に吸着した水分の蒸発を抑え、
高密度、高強度、高剛性を有し、かつ表面が滑らかな光
沢のある成形品を得るためである。
[実施例コ
以下実施例により本発明の詳細な説明するが、本発明は
この実施例に限定されるものではない。
この実施例に限定されるものではない。
実施例1
第1図に本実施fa11で用いた押出し成形装置を示す
。この押出し成形装置は、成形材料供給のためホッパー
1と、ホッパー1より供給された成形材料を収容するシ
リンダー2と、シリンダー2内の成形材料を加熱溶融す
るためのヒーター3と、シリンダー2内の成形材料を混
練しつつ成形ダイに導くスクリュー4とからなる押出し
機に、この押出し機を出た成形材料を成形するための成
形ダイ5と、成形ダイ5を出た成形材料が所定形状を保
持することができる程度にまでサイジングするサイジン
グダイ6とが設けられている。そして成形ダイ5の右端
部とサイジングダイ6の左端部とは接触して設けられて
いる。なお矢印7および8は、サイジングダイ6のジャ
ケット部に供給される温度調節用熱媒体の入口及び出口
である。
。この押出し成形装置は、成形材料供給のためホッパー
1と、ホッパー1より供給された成形材料を収容するシ
リンダー2と、シリンダー2内の成形材料を加熱溶融す
るためのヒーター3と、シリンダー2内の成形材料を混
練しつつ成形ダイに導くスクリュー4とからなる押出し
機に、この押出し機を出た成形材料を成形するための成
形ダイ5と、成形ダイ5を出た成形材料が所定形状を保
持することができる程度にまでサイジングするサイジン
グダイ6とが設けられている。そして成形ダイ5の右端
部とサイジングダイ6の左端部とは接触して設けられて
いる。なお矢印7および8は、サイジングダイ6のジャ
ケット部に供給される温度調節用熱媒体の入口及び出口
である。
成形材料として、ポリプロピレン樹脂(宇部興産側源J
130G)30重量%、変性ポリプロピレン樹脂(宇部
興産観製TX283)20重量%、木材バルブ45重量
%及び水酸化マグネシウム5重量%からなるポリオレフ
ィン−植物繊維系組成物を溶融混練し、ベレット化した
ベレットを使用した。
130G)30重量%、変性ポリプロピレン樹脂(宇部
興産観製TX283)20重量%、木材バルブ45重量
%及び水酸化マグネシウム5重量%からなるポリオレフ
ィン−植物繊維系組成物を溶融混練し、ベレット化した
ベレットを使用した。
このベレットをホッパー1よりシリンダー2に供給した
。シリンダー2の口径は30mmであった。シリンダー
2に供給された成形材料を、ヒーター3で加熱溶融しつ
つ、スクリュー4により混練し成形ダイ5に導いた。ス
クリュー4として、L/D (長さと径の比)が22、
CR(圧縮比)が3.5のものを用い、スクリュー回転
数を18rpmに設定した。またシリンダー2の温度は
180℃から230°Cの範囲で温度勾配をもたせた。
。シリンダー2の口径は30mmであった。シリンダー
2に供給された成形材料を、ヒーター3で加熱溶融しつ
つ、スクリュー4により混練し成形ダイ5に導いた。ス
クリュー4として、L/D (長さと径の比)が22、
CR(圧縮比)が3.5のものを用い、スクリュー回転
数を18rpmに設定した。またシリンダー2の温度は
180℃から230°Cの範囲で温度勾配をもたせた。
次に成形材料を第2図に示すような断面形状を有する、
建材の廻り縁成形用の断面形状を有する成形ダイ5を通
して所定形状に成形したのち、成形ダイと同軸上に成形
ダイに接触して設けられた、成形ダイ5と同一の断面形
状を有するサイジングダイ6に導いた。このサイジング
ダイ6における温度は、■松井製作所製温度調節機MC
ll−15Aを用いて135°Cの一定温度に厳密に制
御された。
建材の廻り縁成形用の断面形状を有する成形ダイ5を通
して所定形状に成形したのち、成形ダイと同軸上に成形
ダイに接触して設けられた、成形ダイ5と同一の断面形
状を有するサイジングダイ6に導いた。このサイジング
ダイ6における温度は、■松井製作所製温度調節機MC
ll−15Aを用いて135°Cの一定温度に厳密に制
御された。
サイジングダイ6を出た押出し成形品(建材の廻り縁)
は、表面が滑らかな光沢を有し、その切断面を観察して
も気泡が殆ど認められず、見掛は上も高密度であること
が判明した。
は、表面が滑らかな光沢を有し、その切断面を観察して
も気泡が殆ど認められず、見掛は上も高密度であること
が判明した。
次に得られた押出し成形品を10100X15X3の試
験片に切り出し、密度、曲げ強度、曲げ弾性率、シャル
ピー衝撃強度、線膨張係数を測定した。その結果を表−
1に示す。表−1より明らかなように、本実施例の押出
し成形品は、密度、曲げ強度、曲げ弾性率、シャルピー
衝撃強度、線膨脹係数の全ての点で後記比較例1の押出
し成形品よりもはるかに優れており、建材、産業資材と
して好適に使用されることが判明した。
験片に切り出し、密度、曲げ強度、曲げ弾性率、シャル
ピー衝撃強度、線膨張係数を測定した。その結果を表−
1に示す。表−1より明らかなように、本実施例の押出
し成形品は、密度、曲げ強度、曲げ弾性率、シャルピー
衝撃強度、線膨脹係数の全ての点で後記比較例1の押出
し成形品よりもはるかに優れており、建材、産業資材と
して好適に使用されることが判明した。
このように本実施例の押出し成形品が優れた特性を有す
るのは、成形ダイ5を出た成形材料を、成形ダイに接触
するサイジングダイ6において一定の温度に制御して冷
却するからである。
るのは、成形ダイ5を出た成形材料を、成形ダイに接触
するサイジングダイ6において一定の温度に制御して冷
却するからである。
なお、上記実施例において、サイジングダイは断熱材を
介在させることなく成形ダイに接触して設けられたが、
成形ダイとサイジングダイとの間の熱移動を防止するた
め、両者間に薄い断熱材を介在させることもできる。
介在させることなく成形ダイに接触して設けられたが、
成形ダイとサイジングダイとの間の熱移動を防止するた
め、両者間に薄い断熱材を介在させることもできる。
比較例1
成形ダイの同軸上に成形ダイから3cmの間隔をおいて
サイジングダイを設けたことおよびサイジングダイに温
度調節機を設けず、ポリオレフィン−植物繊維系組成物
を、サイジングダイのジャケット部に冷却水を通すこと
により、10〜30℃の温度範囲で冷却したことを除き
実施例1と同様に実施して押出し成形品(建材の廻り縁
)を得たが、得られた押出し成形品は、表面がつや消し
の状態で、充填度不良のもろいものであることが目視に
より確認された。
サイジングダイを設けたことおよびサイジングダイに温
度調節機を設けず、ポリオレフィン−植物繊維系組成物
を、サイジングダイのジャケット部に冷却水を通すこと
により、10〜30℃の温度範囲で冷却したことを除き
実施例1と同様に実施して押出し成形品(建材の廻り縁
)を得たが、得られた押出し成形品は、表面がつや消し
の状態で、充填度不良のもろいものであることが目視に
より確認された。
また実施例1の押出し成形品と同様にして、1100X
15X3aの試験片について密度、曲げ強度、曲げ弾性
率、シャルピー衝撃強度、線膨脹係数を測定したが、表
−1より明らかなようにいずれの点でも実施例1に比べ
て極めて劣る結果が得られた。
15X3aの試験片について密度、曲げ強度、曲げ弾性
率、シャルピー衝撃強度、線膨脹係数を測定したが、表
−1より明らかなようにいずれの点でも実施例1に比べ
て極めて劣る結果が得られた。
(以下余白)
表−1
(注1)
サンプルに歪みゲージを張り付け、室温(23℃)で零
調整し、63℃の恒温槽に入れて、平衡状態になった時
の変位量を測定して、それを温度差で割って求めた。
調整し、63℃の恒温槽に入れて、平衡状態になった時
の変位量を測定して、それを温度差で割って求めた。
[発明の効果]
以上の通り、本発明によれば、高密度、高強度、高剛性
、低膨張係数を有し、しかも表面が滑らかで光沢のある
ポリオレフィン−植物繊維系成形品を押出し成形により
得ることができる。上記の特性は建材や産業資材分野に
おいて要求される特性であり、得られた成形品は建材や
産業資材分野において広く用いられる。
、低膨張係数を有し、しかも表面が滑らかで光沢のある
ポリオレフィン−植物繊維系成形品を押出し成形により
得ることができる。上記の特性は建材や産業資材分野に
おいて要求される特性であり、得られた成形品は建材や
産業資材分野において広く用いられる。
第1図は実施例1で用いた押出し装置の概略図、第2図
は実施例1で用いた成形ダイの断面形状図である。 1・・・ホッパー 3・・・ヒーター 5・・・成形ダイ ア・・・熱媒体入口
は実施例1で用いた成形ダイの断面形状図である。 1・・・ホッパー 3・・・ヒーター 5・・・成形ダイ ア・・・熱媒体入口
Claims (1)
- (1)スクリューを内蔵するシリンダー内でポリオレフ
ィン−植物繊維系組成物を加熱溶融しつつ混練したのち
、所定の断面形状を有する成形ダイから押出し、次にサ
イジングダイを通して冷却したのち成形品を得る、ポリ
オレフィン−植物繊維系組成物の押出し成形方法におい
て、成形ダイから押出され、所定形状に賦形されたポリ
オレフィン−植物繊維系組成物を、成形ダイと同軸上に
成形ダイに接触して設けられたサイジングダイにおいて
、前記の賦形されたポリオレフィン−植物繊維系組成物
の温度に応じて、80〜140℃の間の所定温度に制御
することを特徴とする、ポリオレフィン−植物繊維系組
成物の押出し成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1086522A JP2752145B2 (ja) | 1989-04-05 | 1989-04-05 | ポリオレフィン―植物繊維系組成物の押出し成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1086522A JP2752145B2 (ja) | 1989-04-05 | 1989-04-05 | ポリオレフィン―植物繊維系組成物の押出し成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02265731A true JPH02265731A (ja) | 1990-10-30 |
JP2752145B2 JP2752145B2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=13889321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1086522A Expired - Fee Related JP2752145B2 (ja) | 1989-04-05 | 1989-04-05 | ポリオレフィン―植物繊維系組成物の押出し成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2752145B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2754477A1 (fr) * | 1996-10-14 | 1998-04-17 | Eco Nord | Procede de fabrication d'un materiau issu du recyclage et materiau issu du procede |
WO2001054884A1 (en) * | 2000-01-26 | 2001-08-02 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Molded article from thermoplastic composite material and method for producing the same |
CN103101186A (zh) * | 2012-11-15 | 2013-05-15 | 昆山圣源机械有限公司 | 校圆装置 |
-
1989
- 1989-04-05 JP JP1086522A patent/JP2752145B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2754477A1 (fr) * | 1996-10-14 | 1998-04-17 | Eco Nord | Procede de fabrication d'un materiau issu du recyclage et materiau issu du procede |
WO2001054884A1 (en) * | 2000-01-26 | 2001-08-02 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Molded article from thermoplastic composite material and method for producing the same |
US6716522B2 (en) | 2000-01-26 | 2004-04-06 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Molded article from thermoplastic composite material and method for producing the same |
CN103101186A (zh) * | 2012-11-15 | 2013-05-15 | 昆山圣源机械有限公司 | 校圆装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2752145B2 (ja) | 1998-05-18 |
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