JPH0226549B2 - - Google Patents

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JPH0226549B2
JPH0226549B2 JP7918985A JP7918985A JPH0226549B2 JP H0226549 B2 JPH0226549 B2 JP H0226549B2 JP 7918985 A JP7918985 A JP 7918985A JP 7918985 A JP7918985 A JP 7918985A JP H0226549 B2 JPH0226549 B2 JP H0226549B2
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JP
Japan
Prior art keywords
plating
coated steel
baking
sided coated
steel plate
Prior art date
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Expired
Application number
JP7918985A
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English (en)
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JPS61238368A (ja
Inventor
Wataru Hotsuta
Nobukatsu Komatsu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は鋼板表面の片側のみに塗装を施す片面
塗装鋼板の製造方法に関するもので、詳しくは塗
装をしない面(鉄面側)の表面処理方法に関する
ものである。近年耐食性に優れた自動車用鋼板と
してジンクロメタル、ウエルコート等の片面にの
み塗装を施した片面塗装鋼板の需要量が増大して
いる。これらの片面塗装鋼板の製造工程において
は、塗装の乾燥、硬化のため240〜280℃で焼付処
理を施している。このため非塗装面である鉄面も
酸化されるので、次の様な問題が生じる。 酸化により表面外観を損ねる。 後工程における化成処理性が劣化する。 塗装後耐食性が悪化する。 等である。 (従来の技術と問題点) 片面塗装鋼板の製造工程における鉄面側の酸化
を防止する方法として、鉄面にフラツクス等のマ
スキング剤を塗布する方法が考案されている(例
えば特開昭58−186474)。 この方法は塗装鋼板の焼付乾燥に先がけて鉄面
側に水溶性フラツクスを塗布し、焼付乾燥後、強
制的に水冷してフラツクスの分解残留物を完全に
除去するものである。しかし、この処理方法はフ
ラツクスの塗布装置を必要とすること、またフラ
ツクスの除去も焼付温度の変化により大きく左右
されるので必ずしも十分に達成出来ない欠点があ
つた。 (発明の目的) 本発明は従来のフラツクス等の塗布方法を用い
ることなく鉄面の酸化を抑制して、しかも焼付け
温度の高低にさほど左右されない新しい方法につ
いて見出した。 (発明の構成) 本発明の要旨とするところは、鉄板表面の片側
に塗装を施して、該鋼板を焼付け乾燥を行う片面
塗装鋼板の製造方法において、非塗装面側に予め
付着量0.1〜5.0g/m2のメツキをしてから塗装、
焼付け乾燥を行い、その後非塗装面側に付着させ
たメツキ付着物を電解処理により剥離除去するこ
とを特徴とする片面塗装鋼板の製造方法である。 特に、本発明は非塗装面である鉄面に予め薄メ
ツキを施こし、鉄面が塗装後の乾燥、焼付け時に
高温の酸化雰囲気にさらされるので、これを保護
するものである。また塗装後、鉄面側のメツキ皮
膜を電解剥離で除去することにより、表面外観の
向上のみならず鉄面側の後工程での化成処理性の
向上を行うものである。 従つて、本発明において、メツキ付着量を0.1
〜5.0g/m2と限定したのは、0.1g/m2未満では
メツキの均一性を確保することが難しく、部分的
なメツキ厚不足は、乾燥焼付時のデンパー発生と
なりうるからである。また、5.0g/m2超では電
解剥離に要する電気量が大きくなりすぎ、効率が
著しく低下するばかりか、メツキ皮膜が部分的に
残存し表面性状を劣化させるからである。尚、好
ましくは0.1〜2.0g/m2である。 本発明における薄メツキ組成としてはZnメツ
キ、Zn合金メツキの何れか、或は複合メツキが
好ましい。 本発明におけるメツキ付着物を剥離除去する方
法としては、中性塩溶液中での電解処理であり、
電解処理液としてはリン酸塩、又は硫酸塩を主成
分とする水溶液が好ましい。その主な理由とし
て、酸では剥離後に鉄面が侵かされて性能が劣化
するからであり、メツキ剥離後の鉄面保護のため
には、中性塩溶液中の電解処理が望ましい。特に
後工程での化成処理性の向上ためにはリン酸塩溶
液を使用することが望ましい。 次に、塗装後の焼付け、乾燥温度の鉄面の酸化
膜厚との関係を第2図、第3図に示す。この図に
示すように酸化膜は230℃以上になると著しく増
加する傾向にある。本発明法の場合230℃〜300℃
に設定し、高速通板することも可能である。な
お、300℃超では塗装膜の劣化が起こり、塗装面
の性能が低下するために好ましくない。 (実施例) 第1図は鋼板の連続メツキラインに塗装工程を
組込んだ実施例装置の全体概要図を示すもので、
第1図において、鋼板1は脱脂、酸洗などのメツ
キ前処理工程2及び電気メツキ工程3を通る。メ
ツキ工程3で非塗装面にもメツキを施す。メツキ
後鋼板1は塗装前処理工程4、塗装装置5、焼付
炉6、冷却装置7を通つた電解処理装置8を通板
し、非塗装面のメツキを剥離する。 この処理工程において、板巾900〜1200mmの鋼
帯を連続通板し、メツキ工程3でZnメツキ或は
Zn−Ni合金メツキを行い、その後通常の自動車
用鋼板とし用いられる塗装を用いた例を第1表に
示す。 第1表において、No.4〜No.7、No.9〜No.12は本
発明法で、No.1〜No.3、No.8、及びNo.13は比較法
である。比較法のうちNo.1、No.2は鉄面側に薄メ
ツキを全く施されないものであり、No.3、No.8は
薄メツキを施したが、その付着量が指定量より低
く外れたものである。またNo.13はメツキ付着量が
多すぎるものである。 この実施例の場合非塗装置である鉄面側にメツ
キ付着量を0.1〜5.0g/m2の範囲とした場合、表
面外観、化成処理性および、メツキ皮膜の剥離性
とも損うところがなく良好であつた。
【表】 (発明の効果) 本発明法により塗装焼付により鉄面性能の低下
を防止し、良好な鉄面性能を有する片面塗装鋼板
を安定して製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例装置の全体を示す概要図
である。第2図は焼付温度と酸化膜厚との関係を
示し、第3図は酸化膜厚と鉄面外観評点との関係
を示す図である。 1……鋼板、2……メツキ前処理工程、3……
メツキ工程、4……塗装前処理工程、5……塗装
装置、6……焼付炉、7……冷却装置、8……電
解処理装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鋼板表面の片側に塗装を施して、該鋼板を焼
    付け乾燥を行う片面塗装鋼板の製造方法におい
    て、 非塗装面側に予め付着量0.1〜5.0g/m2のメツ
    キをしてから塗装、焼付け乾燥を行い、その後非
    塗装面側に付着させたメツキ付着物を電解処理に
    より剥離除去することを特徴とする片面塗装鋼板
    の製造方法。 2 メツキ付着物を剥離除去する電解処理液をリ
    ン酸塩、硫酸塩の何れか又は両方を主成分とする
    水溶液を用いることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項の片面塗装鋼板の製造方法。 3 塗装後の焼付け乾燥温度を230〜300℃とする
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項の片面塗
    装鋼板の製造方法。 4 塗装面側及び非塗装面側に施すメツキ組成を
    Znメツキ、Zn合金メツキ、の何れか或は複合メ
    ツキとすることを特徴とする特許請求の範囲第2
    項の片面塗装鋼板の製造方法。
JP7918985A 1985-04-16 1985-04-16 片面塗装鋼板の製造方法 Granted JPS61238368A (ja)

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JPS61238368A JPS61238368A (ja) 1986-10-23
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